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2020/10/14

2020 JPT第14戦 第54回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ

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[上:年間チームランキング首位を守るために阿部選手と小坂選手が踏ん張る]
[下:優勝したマンセボを筆頭に1-2-3を決めたマトリックスパワータグが年間も制した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
10月11日(日)に、2020年のJプロツアー最終戦となる第14戦「JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の3名がエントリー。
 
阿部嵩之
小坂光
中村魁斗
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー最終戦となる第14戦「JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」が群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター6.0kmコースを30周回する180.0kmで開催され、自らの力でブラッシュアップした集団から飛び出したマトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボが優勝。2位にレオネル・キンテロ、3位にホセビセンテ・トリビオが入り、マトリックスパワータグが最終戦で有終の美を飾るワンツースリーフィニッシュでレースを終えました。
 
この結果、年間ランキングは個人がレオネル・キンテロ(マトリックス)、チームがマトリックスパワータグ、23歳未満の選手のランキングトップは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)という最終成績で、新型コロナ禍のなか変則日程で開催された2020年のJプロツアーが終了しました。
 
宇都宮ブリッツェンは、年間ランキング首位キープを目標に少数精鋭でレースに臨みましたが、頼みの綱の阿部嵩之がレース中盤に落車してしまいDNF。ただ1人集団に残った小坂光が終盤まで粘りの走りを見せたものの、最終局面のペースアップに対応することはできず48位でフィニッシュ。
 
年間ランキングは、個人が増田成幸の6位が最高位、チームランキングは最終戦で2位に順位を下げて今年のJプロツアー全日程を終了しました。
 
 
 
 
 
遂に最終戦を迎えた、2020年のJプロツアー。
 
新型コロナウイルスの感染拡大に伴いなかなか開幕することができず、ようやく開催の目処がついた7月末からここまで13戦を戦ってきました。
 
開幕戦の群馬CSC3連戦で2勝とスタートダッシュを決め、その後も3勝を積み重ねて第2戦終了後からチームランキング首位を守ってきた宇都宮ブリッツェン。
 
しかし、今レース直前のリリースで明らかにされましたが、増田選手の東京五輪出場を目指して7選手と清水監督、曽我部メカニックが10月12日にスペインで開催されるUCIレースに出場するために1日から渡欧。その間に開催されるJプロツアー3戦を阿部・小坂・中村の3選手で戦わざるを得ない状況に。
 
3日と4日に開催された大分県大分市での2連戦では、第13戦で阿部選手が単騎ながら2位に入る力走を見せはしたものの、チームランキングのポイントを詰められる中で今回の最終戦を迎えることになりました。
 
 
レースはスタート直後から激しいアタック合戦になりますが、2周回目に入ると早速3名の逃げが形成される展開になります。
 
西尾憲人(那須ブラーゼン)
風間(シマノ)
永富(群馬グリフィン)
メイン集団
 
この逃げを容認する構えを見せたメイン集団からは、前田選手(弱虫ペダル)と佐野選手(レバンテフジ)が飛び出して逃げ集団を追走。5周回目には逃げ集団に追い付き、5名の逃げ集団になります。
 
西尾憲人(那須ブラーゼン)
風間(シマノ)
永富(群馬グリフィン)
前田(弱虫ペダル)
佐野(レバンテフジ静岡)
メイン集団
 
その後、レースはメイン集団から単独で選手が飛び出す場面は何度かあったものの、基本的には5名の逃げ集団とメイン集団のまま周回を重ねていきます。
 
レースが動き始めたのは、折り返しを過ぎた17周回目。メイン集団のペースが上がり始め、逃げ集団とのタイム差が少しずつ縮まっていく展開になります。
 
すると、19周回目の下り区間で阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が前輪をスリップさせてしまい落車。さらに数名の選手を巻き込んでしまう事態となります。
 
腰を強打してしまった阿部選手(宇都宮ブリッツェン)はなんとか最後尾でレースに復帰しますが、残念ながらレースを降りることに。集団内には小坂選手(宇都宮ブリッツェン)ただ1人が残ることになります。
 
その後、勢いを増したメイン集団は21周回目に5名の逃げ集団を吸収。レースは一旦振り出しに戻ってアタック合戦になり、その中から今度は4名の選手が抜け出します。
 
西尾憲人(那須ブラーゼン)
中井(シマノ)
橋本(BSサイクリング)
佐藤(レバンテフジ静岡)
メイン集団
 
4名の逃げ集団を追うメイン集団は、マトリックスパワータグ、愛三工業レーシングチーム、キナンサイクリングチーム、シマノレーシングなどのチームが先頭で主導権を奪い合いながらペースアップする展開が続き、レースも残り3周回となる28周回目に逃げ集団を吸収。
 
このタイミングで小坂選手(宇都宮ブリッツェン)はメイン集団から遅れてしまい、宇都宮ブリッツェンとしては非常に厳しい状況に追い込まれることになります。
 
その後、活性化したメイン集団はランキング上位チームを中心に攻撃を仕掛け合いながら最終周回へ。
 
最終周回に入ると、ここまでもレースの主導権を握る時間が長かったマトリックスパワータグがそのチーム力を見せつけ、マンセボ選手(マトリックス)とキンテロ選手(マトリックス)、少し遅れてトリビオ選手(マトリックス)の3名が集団から先行してバックストレートに姿を現し、そのまま後続を寄せ付けずにフィニッシュ。
 
マトリックスパワータグは最終戦で見事にワンツースリーフィニッシュを達成し、キンテロ選手(マトリックス)の個人ランキング首位を守ると同時に、チームランキングも大逆転で首位に。完全勝利で有終の美を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、好調を維持しより多くのポイント獲得に期待がかかった阿部選手がレース中盤過ぎに落車DNFとなってしまい、8月のバンクリーグで負った怪我明けの小坂選手が単独になってしまい万事休す。
 
もともと、チームランキング首位を守るには厳しい状況の中で選手たちは精一杯戦いましたが、最終的にチームランキング2位という結果で、2020年のJプロツアー全日程を終了しました。
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆リザルト
[第54回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ - JPT第14戦 - 180.0km - ]
1位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) 4h38m10s 38.82km/h
2位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) st
3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +06s
4位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) +08s
5位 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング) +08s
6位 孫崎大樹 (チームブリヂストンサイクリング) +09s
7位 湊諒 (シマノレーシング) +09s
8位 横塚浩平 (Team UKYO) +09s
9位 河賀雄大 (eNShare Racing Team) +09s
10位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +09s
48位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +4m33s
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン)
出走=125名/完走=65名
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) 3,084P
2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 2,772P
3位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) 2,695P
4位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 2,079P
5位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 1,977P
6位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1,910P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 マトリックスパワータグ 8,316P
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332P
3位 キナンサイクリングチーム 6,311P
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558P
5位 Team UKYO 4,290P
6位 チームブリヂストンサイクリング 3,845P
 
プロリーダージャージ レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[久しぶりに朝一番のレース。会場に到着した選手たちがローラーでアップする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[チームランキング首位で前方にラインアップする宇都宮ブリッツェンの3選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート直後からレースは激しいアタック合戦に。阿部選手が集団内で戦況を見極める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[この日もスタートすることが役割だった中村選手は集団から静かに遅れてレースを降りた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[5名の逃げを容認したメイン集団が心臓破りの坂を進む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[数的不利の中、2人で連係して集団内の好位置をキープしようと試みる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[長丁場のレース、小坂選手にとってはペース配分が重要になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[好調を維持する阿部選手は少しでも上の順位でフィニッシュすることが重要]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団のペース上がり始めるのに合わせ、ポジションを上げる阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小坂選手も阿部選手同様に集団前方に上がって次の展開に備える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_12
[下りでまさかの落車を喫した阿部選手が苦悶の表情で最後尾を走るが、そのままDNF]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_13
[集団内にただ1人残ることになった小坂選手がどこまで粘れるかがカギに]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_14
[チームピットに戻った阿部選手からは、明らかに大丈夫ではない雰囲気が漂う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_15
[ペースアップが続く集団内で粘りの走りを見せる小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_16
[もう一段上がったペースアップに対応できず、遅れた選手の集団で最終周回へ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt14_17
[小坂選手は48位で何とか完走したものの、チームランキングは逆転を許す結果に]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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