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2020/10/28

2020-2021 JCXナショナルシリーズ第1戦 茨城シクロクロス取手ステージ

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[上:単独3番手の苦しい状況の中、諦めることなくペダルを踏み続ける小坂選手]
[下:終盤にチームメートの前田を振り切った織田聖がJCXシリーズ開幕戦を制した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
10月25日(日)に、2020-2021年のJCXナショナルシリーズの開幕戦となる第1戦「茨城シクロクロス取手ステージ」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから小坂光と鈴木龍がエントリー。
 
 
 
 
 
2020-2021シーズンのJCXナショナルシリーズの開幕戦となる第1戦「茨城シクロクロス取手ステージ」が茨城県取手市の小貝川リバーサイドパークで開催され、序盤からアグレッシブにレースを進めて主導権を握り続けた弱虫ペダルサイクリングチームの織田聖が、最後はチームメートの前田公平を振り切って2018年に続き優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンの小坂光は、序盤はワンツーフィニッシュを決めた弱虫ペダルコンビと3名で先頭パックを形成する走りを見せましたが少しずつ離されてしまい、中盤以降は単独3番手でレースを進めてそのまま3位でフィニッシュ。惜しくもシーズン開幕戦で勝利を挙げることはできずにレースを終えました。
 
 
 
 
 
遂に開幕した2020-2021シーズンのJCXナショナルシリーズ。
 
今シーズンは全9戦が予定されていたJCXナショナルシリーズでしたが、野辺山と宇都宮の計4戦の中止が既に発表されており全5戦での争いに。選手たちにとっては、一戦一戦が例年以上に重要なレースになります。
 
それは、2シーズンぶりのシリーズチャンピオン獲得、そして、3年ぶりの全日本チャンピオン奪還を狙う宇都宮ブリッツェンの小坂選手にとっても同じこと。
 
ロードレースでも強さを見せた弱虫ペダルの前田選手と織田選手という強敵はいるものの、開幕戦から勝利を狙ってレースに臨みました。
 
レースは小坂選手(宇都宮ブリッツェン)がホールショットを決めて幕を開け、その後、先頭は5名のパックが形成される展開になります。
 
小坂(宇都宮ブリッツェン)
前田、織田(弱虫ペダル)
斎藤(RIDELIFE GIANT)
積田(SNEL)
 
2周回目になると、先頭パックでは織田選手(弱虫ペダル)が攻撃を仕掛けて単独で先行する展開になりパックが崩壊。小坂選手(宇都宮ブリッツェン)と前田選手(弱虫ペダル)が追走パックを形成して織田選手(弱虫ペダル)を追う展開になります。
 
織田(弱虫ペダル)
小坂(宇都宮ブリッツェン)
前田(弱虫ペダル)
 
しかし、3周回目に入ると追走パックも崩壊し、前田選手(弱虫ペダル)が先行する展開に。小坂選手(宇都宮ブリッツェン)は単独3番手をそうこうする展開になります。
 
その後、先頭は前田選手(弱虫ペダル)が織田選手(弱虫ペダル)に合流し、弱虫ペダルの2名が順調にペース刻む状況。また、後方の4番手集団は5名のパックで追走する状況になり、舗装路も多く集団有利のスピード系コースで単独3番手を走る小坂選手(宇都宮ブリッツェン)にとっては、かなり厳しい状況になります。
 
それでも、小坂選手(宇都宮ブリッツェン)は粘りの走りを見せ、先頭パックにはじりじりとタイム差を広げられはしたものの、後方の追走パックにはタイム差を詰めさせず。
 
開幕戦勝利という最高の結果を手にすることはできませんでしたが、しっかりと追い込む形で自身の走りを発揮して3位でレースを終えました。
 
 
小坂選手コメント
「いよいよシクロクロスシーズンが開幕しました。僕自身は怪我から復帰してロードレース3レースとデジタルジャパンカップを走って、パフォーマンスは怪我前の状態に戻りつつある状態で今日の開幕戦を迎えました。レースは予想通り弱虫ペダルの2名がシケインでついた差を利用してペースアップしていく展開となり、そのペースについていくことができませんでした。ハイスピードなコースだったので何人かで協力して前を終えればと思いましたが、今後のレースも見据えて一人で追うことを決めて最後まで踏み続けました。結果は3位でしたが、今回のレースでまたさらに調子も上がったと思うので、来週以降に向けて前向きな気持ちで臨めると思います。全日本選手権まで時間が短いので、集中してこの1カ月を過ごしたいと思います。応援ありがとうございました!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆リザルト
[茨城シクロクロス取手ステージ - JCXナショナルシリーズ第1戦 - ME 60m - ]
1位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 1h03m47s 25.87km/h
2位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +15s
3位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +1m31s
4位 島田真琴 (ペダル) +2m11s
5位 斎藤朋寛 (RIDELIFE GIANT) +2m18s
6位 加藤健悟 (臼杵レーシング) +2m30s
7位 合田正之 (AX cyclocross team) +2m42s
8位 兼子博昭 (スワコレーシングチーム) +2m48s
9位 川野碧己 (慶應義塾大学自転車競技部) +2m50s
10位 鈴木来人 (BonneChance Asia Cycling) +2m51s
22位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +4m20s
出走=82名/完走=33名
 
 
 
 
 
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[会場に到着してコース試走をした小坂選手がメカニック陣と意見をすり合わせる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[シクロクロス初帯同となる塩川メカが廣瀬メカから貪欲に知識を吸収する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて小坂選手がウォーミングアップを開始する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[前回のレースで2位だった小坂選手が2番目に召集される]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートラインに整列した小坂選手が全日本チャンプの前田選手と談笑する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート直前、会場が一瞬の静寂に包まれる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ホールショットを決めた小坂選手が先頭でレースをスタートさせる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[5名の先頭パックで主導権を握るべく小坂選手がポジションを上げる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[単独で先行した織田選手を前田選手とパックになって追いかける小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[シケインを軽快にクリアする小坂選手だがバニーホップを繰り出す弱虫ペダル勢に遅れをとる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[苦しそうな表情を見せながらも単独3番手で先行する選手を追いかける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[先行する選手にジリジリと離される展開になるも、眼光は鋭いまま]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[廣瀬メカからもタイム差を含めた的確な指示が飛ぶ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[後方から迫る5名の追走パックとのタイム差を縮めさせない走りを見せる小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[先行する2選手にタイム差を離される展開ながら、先を見据えてしっかりと追い込む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[抜群のボディバランスとバイクコントロールでマッドな箇所もクリアしていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[このレースでは苦しい単独の展開を逆手にとってしっかりと身体を追い込み続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jcx1_18
[弱虫ペダルコンビに差をつけられてしまったが、きっちり3位でフィニッシュし表彰台を確保]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[いよいよ始まったシクロクロスシーズン。ここから巻き返せるかに注目だ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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