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2020/09/30

2020 JPT第10戦 広島森林公園ロードレースDay-1

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[上:キンテロと2名で集団から抜け出した増田選手が最終周回に入る]
[下:増田選手を振り切ったレオネル・キンテロがうれしい来日初勝利]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
9月26日(土)に、2020年のJプロツアー第10戦となる「広島森林公園ロードレースDay-1」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
鈴木龍
堀孝明
西村大輝
小野寺玲
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー第10戦となる「広島森林公園ロードレースDay-1」が広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、レース終盤に宇都宮ブリッツェンの増田成幸と2名で抜け出したマトリックスパワータグのレオネル・キンテロが最後のホームストレートで増田選手を振り切って来日初となる優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは最終局面の勝負で増田選手が振り切られてしまったものの2位表彰台を死守。さらに阿部選手が6位、西村選手が9位に入り、3選手をしっかりトップ10に送り込んでチームランキング首位をキープしています。
 
 
 
 
 
前戦の西日本ロードクラシックからおよそ1カ月の期間を経て開催となった、今回の第10戦。
 
会場となったのは、前戦でも使用された広島県中央森林公園の12.3kmの難易度の高いサーキットコースが再び熱戦の舞台となります。
 
今年のJプロツアーもこの日を含めて残り5戦ということもあり、少しずつ年間ランキング争いにも注目が集まる時期。個人、チームともにランキング首位に立つ宇都宮ブリッツェンも、その座を守り切ることができるかが重要なポイントとなります。
 
前戦の第9戦で阿部選手が劇的な逃げ切り勝利を飾り同コースに好印象を持ったまま広島県入りしたチームは、チームランキングを意識して3選手が必ず上位に入ることを大前提に設定。このレースからシマノレーシングやマンセボ選手(マトリックス)が出走しこれまでとは異なる構図になることも予想されるため、展開をしっかりと見極めてレースを進めていくことを確認してレースに臨みました。
 
レースがスタートすると、早速のアタック合戦の中から小森選手(マトリックス)が単独で抜け出す展開に。さらにそこに、風間選手(シマノ)と門田選手(ヒンカピー・リオモ)が次々にブリッジをかけ、3名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
小森(マトリックス)
門田(ヒンカピー・リオモ)
風間(シマノ)
メイン集団
 
するといきなり、メイン集団内で鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が他選手に接触されてしまいバイクトラブルを抱えてしまう事態に。ニュートラルサポートも受けられず、なんとかスタート・フィニッシュ地点に戻ってきたもののそのままリタイア。早々に1人メンバーを失ってしまいます。
 
それでも、宇都宮ブリッツェンは逃げ集団を容認したメイン集団の先頭に立ってコントロールを開始。次の展開に向けて集団を落ち着かせる動きを見せます。
 
その後、レースは3名の逃げ集団と宇都宮ブリッツェンに代わって那須ブラーゼンがコントロールするメイン集団という展開で周回を重ねていく時間が続きましたが、逃げ集団のペースが一瞬緩んだ5周回目にタイム差が縮まってたことでメイン集団もペースアップ。宇都宮ブリッツェンやBSサイクリングもペースアップに加わったことで、6周回目には3名の逃げ集団を吸収してレースは振り出しに戻ります。
 
レースも折り返しという段階で振り出しに戻ったレースは再び、アタック合戦に。その中から4名の選手が抜け出して先行する展開になりますが、その後先行していた選手も2名ずつに分かれる状態になります。
 
新城(キナン)
阿曽(eNShare)
織田(弱虫ペダル)
畑中(UKYO)
メイン集団
 
しかし、この2名ずつの先行も、マンセボ選手(マトリックス)の的確な指示でマトリックスパワータグ勢がメイン集団のペースメイクをしたことであえなく吸収。人数を減らしながらも、集団は再びひとつになります。
 
ひとつになった集団では、なおもマトリックスパワータグ勢がペースメイクする展開が続き、上りを中心にペースアップが繰り返されたことで集団は少しずつその人数を減らしていく展開に。先頭は20名ほどまで絞り込まれた状態で、レースは残り2周回を迎えることになります。
 
残り2周回となる11周回目に入ると、先頭集団からキンテロ選手(マトリックス)がアタック。この動きに増田選手(宇都宮ブリッツェン)と山本大喜選手(キナン)が反応して合流しますが、少しして山本大喜選手(キナン)がドロップ。先頭は増田選手(宇都宮ブリッツェン)とキンテロ選手(マトリックス)の2名という状態で最終周回へと突入します。
 
最終周回に入ると、先頭の2名とその後方の集団とのタイム差は少しずつ開いていく状況になり、勝負は先頭の2名に絞られることに。
 
この状況を受け、増田選手(宇都宮ブリッツェン)は持ち味の登坂力を活かして三段坂で攻撃を仕掛け若干のリードを奪うことに成功しますが、その後の下り区間でキンテロ選手(マトリックス)も粘って増田選手(宇都宮ブリッツェン)にジョイン。勝負はホームストレートに持ち込まれることになります。
 
最終コーナーをクリアしてホームストレートに入った2名。すると、残り300mでキンテロ選手(マトリックス)がスプリントを開始。増田選手(宇都宮ブリッツェン)もすぐさま反応して番手につこうとしますが、その勢いには差があり先行を許してしまうことに。
 
ここまで強さの片鱗をうかがわせる走りを見せてはいたものの、なかなか勝利に手が届かなかったキンテロ選手(マトリックス)がうれしい来日初優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、優勝にこそ手が届かなかったものの増田選手がしっかり2位表彰台を確保。さらに、前戦の優勝から好調を維持する阿部選手が6位、少しコンディション維持に苦心しながらも西村選手が9位に入り、しっかりとトップ10に3選手を送り込んでレース終了。
 
この結果、プロリーダージャージは小野寺選手から増田選手に移ったものの、個人・チームともにランキング首位をキープしています。
 
 
清水監督コメント
「今日は少しトラブルはありながらも、チームとして上手く立ち回ってレースを進めていきましたが、力及ばずという感じだったかな、と。増田選手も勝利の可能性を探ってスプリントに持ち込ませないように攻めてくれたのですが、最後は結局スプリントになってしまって2位という結果になるも良くやってくれたと思います。マンセボ選手が戻ってきたことでマトリックスパワータグがガラリと変わったなと感じましたし、さらに小林海選手も加入したことで強力になったなとも感じました。レースとしては新しい構図が生まれて、またひとつやり甲斐が増えたなぁと感じています。チームとしてもいい形は作れていますので、明日のレースは今日の半分の距離と短いですが良さを発揮しながら優勝を狙いたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆リザルト
[広島森林公園ロードレースDay-1 - JPT第10戦 - 147.6km - ]
1位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) 3h43m11s 39.67km/h
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +05s
3位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +28s
4位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +32s
5位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) +41s
6位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +42s
7位 徳田優 (チームブリヂストンサイクリング) +42s
8位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +45s
9位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +1m21s
10位 阿曽圭佑 (eNShare Racing Team) +1m24s
14位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +1m48s
32位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +6m53s
45位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +16m08s
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
出走=119名/完走=49名
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1,820P
2位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 1,748P
3位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) 1,739P
4位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) 1,705P
5位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 1,702P
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1,587P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 6,396P
2位 キナンサイクリングチーム 4,861P
3位 マトリックスパワータグ 4,546P
4位 愛三工業レーシングチーム 3,807P
5位 Team UKYO 2,909P
6位 Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team 2,641P
 
プロリーダージャージ 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[選手より先行してスタッフ陣が会場入り。チームピットを設営する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スペアタイヤの空気圧を1本ずつ丁寧に調整する曽我部メカ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[選手たちが到着次第すぐに作業できるよう塩川メカが計測チップを準備する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[清水監督はレースで使用する無線を用意しながら選手たちを待ち受ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[爽やかな秋晴れが広がる中、選手たちがスタートラインに整列する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[147.6kmと長丁場のレースがスタートする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[逃げ集団を容認したメイン集団を宇都宮ブリッツェンがコントロール]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[他チームにコントロールを任せ集団前方の好位置をキープする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[各チーム選手を出し合う中、宇都宮ブリッツェンは大久保選手がペースアップに加わる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[プロリーダージャージの小野寺選手がペースが上がるメイン集団内で上りをクリア]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[チーム全体のバランスを見ながら常に適切な走りを見せる鈴木譲選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[調子が良いにも関わらず単独落車で遅れてしまった堀選手はその後レースを降りた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と阿部選手がメイン集団前方で展望所へ向かう上りをクリアしていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[集団ペースアップの仕事を果たした大久保選手が集団から遅れてゴールを目指す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[幾つかに分断した先頭集団に増田、阿部、小野寺の3選手が入る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[先頭集団を追う西村選手はほどなくして先頭集団に合流する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[増田選手とキンテロ選手を見送った集団に阿部、西村、小野寺の3選手が残って次の展開に備える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[最後にキンテロ選手に振り切られてしまったが増田選手が2位でフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[5位争いのスプリントで6位となった阿部選手が首を傾げながらフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[今季一番調子が悪かったながらも9位とシングルリザルトでフィニッシュした西村選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt10_21
[好きではない広島森林公園のコースに苦しみながらも小野寺選手は14位]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt10_22
[要所でチームが勝つための最善の走りを見せた鈴木譲選手が遅れてフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt10_23
[中盤のペースアップできっちり仕事を果たした大久保選手も遅れてフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt10_24
[強力外国人選手に引けをとらない強さを見せた増田選手が2位表彰台を死守した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt10_25
[小野寺選手から引き継ぐ形で増田選手がプロリーダージャージを獲得]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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