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2020/09/02

2020 JPT第9戦 第54回JBCF西日本ロードクラシックDay-2

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[上:100km以上を逃げ切った阿部選手がスプリントを制しJプロでは6年ぶりの優勝!]
[下:猛暑の広島2連戦を走り切った小野寺選手がプロリーダージャージをキープ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
8月30日(日)に、2020年のJプロツアー第9戦となる「JBCF西日本ロードクラシックDay-2」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
西村大輝
小野寺玲
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー第9戦となる「JBCF西日本ロードクラシックDay-2」が広島県三原市の広島県中央森林公園の難易度の高い特設周回コース(1周12.3km)で開催され、1周回目に形成された5名の逃げ集団がそのまま逃げ切る展開に。最後はトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)とホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)の強力外国人選手2名とのゴールスプリント勝負を制した宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手が優勝を飾りました!
 
阿部選手の勝利は2018年のツール・ド・熊野プロローグ以来2年ぶり。Jプロツアーでの優勝は、2014年10月のJプロツアー第19戦の知多半島・美浜クリテリウム以来6年ぶりになります。
 
 
 
 
 
厳しい夏の暑さが残る中での開催となっている、2020年のJプロツアー西日本ロードクラシック。
 
初日となったDay-1は60kmほどのショートレースということもあり、中盤以降は激しい展開のレースとなりましたが、2日目のこの日は、レース距離が倍増の123.0km。前日とは異なる展開になることも大いにあり得ます。
 
前日のDay-1で西村選手が惜しくも2位と勝利には届かなかった宇都宮ブリッツェンは、この日も積極的に前、前の意識でレースを進めていくことを重視。複数の選手を逃げに送り込み、さらに後方からどんどんブリッジをかけていくサバイバルな展開に勝機を見出すプランでレースに臨みました。
 
 
しかし、レースはスタート直後にいきなり6名の逃げ集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンはその中に阿部選手が入ります。
 
阿部(宇都宮ブリッツェン)
ルバ(キナン)
トリビオ、吉田(マトリックス)
孫崎(BSサイクリング)
柴田(那須ブラーゼン)
メイン集団
 
有力チームの有力選手が入ったこの逃げ集団を、まだ序盤ということもあってメイン集団は容認。すぐに3分30秒程度にまでタイム差が開く展開になります。
 
その後レースはしばらく、吉田選手(マトリックス)がメカトラブルで5名になった逃げ集団とメイン集団という展開で進んで行きます。
 
そして、レースも折り返しを過ぎて後半戦に入ると、逃げに選手を送り込めなかったレバンテフジ静岡や愛三工業レーシング、ヒンカピー・リオモ・ベルマーレなどのチーム勢がメイン集団前方に立ってコントロールを開始。逃げ集団とのタイム差を少しずつ縮めていこうという状態になります。
 
しかし、6周回目にメイン集団内で落車が発生したことでメイン集団がいくつかに分断。宇都宮ブリッツェンも堀選手と増田選手が巻き込まれてしまったほか、大久保選手も足止めを食らってしまう展開になります。
 
堀選手(宇都宮ブリッツェン)が大事をとってリタイアする一方で、レースに復帰した増田選手(宇都宮ブリッツェン)は大久保選手(宇都宮ブリッツェン)のアシストを受けてなんとかメイン集団に復帰。ことなきを得た鈴木譲、西村、小野寺の3選手とともに次の展開に備える状況になります。
 
ところが、落車による集団分断の影響で、逃げ集団を追いかけるムードが一旦収まってしまったことで、逃げ集団とのタイム差が逆に開いてしまう状態に。残り周回数とタイム差を考慮すると、逃げ切りの可能性が出てくる展開になりました。
 
その後、レースは協調してきれいにローテーションを回す逃げ集団に対し、メイン集団はイニシアチブを握ってペースアップを図ろうとするチームが出てこず、5名の逃げ集団の逃げ切りが濃厚な状況で最終周回を迎えることに。宇都宮ブリッツェンも、阿部選手に勝利を託すことになります。
 
最終周回に入ると、まずはトリビオ選手(マトリックス)が様子を伺うようにジャブを打ち、三段坂に入ると今度はルバ選手(キナン)がペースアップ。この動きでまずは孫崎選手(BSサイクリング)が、そしてさらに柴田選手(那須ブラーゼン)が遅れてしまいますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)はしっかりと反応して最後の難所となる展望所をクリア。勝負は3名の選手によるゴールスプリント勝負に持ち込まれることになります。
 
ホームストレートに姿を現した3名の選手は、牽制し合いながらスプリントのタイミングを探る状態に。残り200mになると、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が番手につかせないように左に大きく逸れながらスプリントを開始。残る2選手は反応して番手に入ることができず、そのまま阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が雄叫びをあげながら先頭でフィニッシュ!
 
阿部選手にとっては2018年のツール・ド・熊野のプロローグ以来2年ぶり、Jプロツアーでは2014年10月の知多半島・美浜クリテリウム以来6年ぶりとなる優勝。
 
チームとしても、チームランキング首位をがっちりキープする今シーズン4勝目となりました。
 
 
清水監督コメント
「今日は走りながら展開を作っていこうというスタンスでレースをスタートさせた中で、阿部選手が上手く逃げに乗ってくれて。上りに強い外国人選手がいたこともあってこのまま行かせるか、正直、判断に迷う部分もあったのですが、阿部選手のここまでのコンディションや今日の具合を見ながらある程度任せつつレースを進めてもらいました。同時に、後ろは後ろで攻撃を仕掛けていこうという段階で落車が発生してしまったので、阿部選手に勝負を託す形になりました。阿部選手には序盤の段階から最後までしっかり残って勝負できるようにレースを展開してということは伝えていましたし、阿部選手もいつもとは違う表情をずっとしていたので、期待できると思っていました。逃げ切りが濃厚になってからは天候とも相談しながら、雨が降っていれば下りでアタックを仕掛けて、晴れていても上りさえ耐えられればいけると本人も自信を持って言ってくれ、本当に上りを耐え切ってスプリントで勝利してくれました。後ろに残ることになった選手たちも、仮に阿部選手が遅れることになればチームでメイン集団のペースアップできるぞというプレッシャーはかけていたと思いますし、チームとして良くやってくれたと思います。久しぶりの阿部選手の勝利に選手全員、そしてチーム全体が沸いているので、きっとファン・サポーターの皆さんも沸いていることと思います。今日も応援、ありがとうございました!」
 
阿部選手コメント
「久しぶりに優勝できてうれしいですし、ホッとしています。スタート直後にヌルッとアタックがかかって、反応したのがあの逃げ集団の面々で。その後、さいたまディレーブの選手と入れ替わるように那須ブラーゼンの柴田選手が合流して、そのまま逃げ続ける展開になりました。トマ選手とホセ選手がいたこともあって、最初は正直、分が悪いなぁ、嫌だなぁと思っていました。残り6周回くらいからひょっとすると逃げ切りもあるぞと思い始めてできるだけ余計なことはしないようにして、最後は自分で勝負するぞという意識は持っていました。ファン・サポーター、そしてスポンサーの皆様、大変長らくお待たせいたしました。ここ数年は怪我が多くて、いいところまでいったら怪我をしてという状態を繰り返していましたが、今年はレースが中止や延期になった期間を有効に過ごすことができたこともあって、今の良い状態もキープできていると感じています。ここまでチームの3勝をそれぞれ違う選手がしていて、自分もその勝利者クラブに入ることができたのがうれしい限りです(笑)。この後の残り少ないレースでもまた新しい勝者を出せるように頑張りたいと思っていますし、可能であれば自分も2勝目を狙いたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆リザルト
[第54回JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-2 - JPT第9戦 - 123.0km - ]
1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 3h07m02s 39.45km/h
2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st
3位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +01s
4位 柴田雅之 (那須ブラーゼン) +19s
5位 孫崎大樹 (チームブリヂストンサイクリング) +1m11s
6位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) +3m50s
7位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) +3m54s
8位 大町健斗 (JCF強化指定選抜チーム) +3m59s
9位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +4m08s
10位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) +4m15s
11位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +4m16s
18位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m20s
19位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +4m24s
28位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +6m44s
DNF 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
出走=108名/完走=39名
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 1,587P
2位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 1,498P
3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1,497P
4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1,480P
5位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 1,462P
6位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) 1,435P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 5,716P
2位 キナンサイクリングチーム 4,381P
3位 マトリックスパワータグ 3,711P
4位 愛三工業レーシングチーム 3,332P
5位 Team UKYO 2,729P
6位 弱虫ペダルサイクリングチーム 2,527P
 
プロリーダージャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[この日も気温上昇が見込まれる中、会場入りしたメカニック陣が準備を進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[応援フラッグがあることで、遠く広島の地もホームのような雰囲気に]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[着々と気温が上がっていく中、スタートラインに整列する選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートの号砲とともに飛び出していく宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手を含む5名の逃げ集団がフェンストンネルを進む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[残る選手たちはメイン集団中ほどで待機]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[協調体制がとれた逃げ集団で阿部選手が快調に逃げ続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[逃げを容認したメイン集団はペースが落ち横に広がる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[クライマーやオールラウンダーとともに三段坂をしっかりクリアしていく阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[落車で分断したメイン集団への復帰を急ぐ鈴木譲選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手と同じ集団でメイン集団復帰を目指す小野寺選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[落車に巻き込まれてしまった増田選手も鈴木譲選手らの後方の集団から復帰を目指す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[縮まりかけたタイム差が再び広がり、逃げ集団の逃げ切りが濃厚になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[落車で追い上げムードを失ったメイン集団前方でもしもの事態に備える増田選手と鈴木譲選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[最終局面で力を発揮できるようしっかりと補給を摂る阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[最終盤で3名となった先頭はスプリントに向けて牽制状態になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[残り200mで後方から阿部選手がスプリントを開始]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[反応が遅れた2選手を引き離して阿部選手がフィニッシュラインに飛び込む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[苦しい期間を乗り越えての優勝に渾身のガッツポーズを見せる阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ゴール直後のオフィシャルヒーローインタビューに応える阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団でゴールした増田選手と歓喜の抱擁をかわす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[普段はアシストしてもらう側の小野寺選手も阿部選手の優勝を喜ぶ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[新加入の西村選手も尊敬すべき先輩の勝利を心から喜ぶ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt9_25
[自身2年ぶり、Jプロツアーでは6年ぶりに表彰台の真ん中で笑顔を見せる阿部選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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