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2020年7月

2020/07/29

2020 JPT第3戦 第54回JBCF東日本ロードクラシックDay-3

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[上:トリビオとのマッチスプリントを制した増田が優勝を飾る]
[下:増田はプロリーダージャージを獲得。個人、チームともに首位で次戦のホームレースを迎える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
7月25日(土)に、2020年のJプロツアー第3戦となる「JBCF東日本ロードクラシックDay-3」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
鈴木龍
堀孝明
西村大輝
小野寺玲
中村魁斗
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー第3戦となる「JBCF東日本ロードクラシックDay-3」が群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを22周回する132.0kmで開催され、7周回目に形成された逃げ集団が最後まで逃げ切る展開に。最後はその中から飛び出した宇都宮ブリッツェンの増田成幸がマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオとのマッチスプリントを制して優勝を飾りました!
 
宇都宮ブリッツェンは開幕3連戦で2勝を挙げ、チームランキングでは2位に1,200ポイント差をつけて首位。また、個人ランキングでもこの日勝利した増田が首位に立ち、両ランキングともにトップの状態でホームレースである次戦の宇都宮ラウンドを迎えることになります。
 
 
 
 
 
出場した全選手がしっかりとそれぞれの役割を果たし、完璧なコントロールからゴールスプリントに臨んだ鈴木龍、大久保、小野寺の3選手がワンツースリーフィニッシュを飾った前日の第2戦。想いをひとつにしたチームが持てる力を十二分に発揮し、宇都宮ブリッツェンの強さをあらためて示したレースになりました。
 
その余韻が色濃く残る中で迎えることになった第3戦は、開幕3連戦で最長となる132.0km。ここまでの2戦での各チーム・選手の疲労具合はもちろんのこと、ここまで望む結果を得られていないチームの逆襲にも注意が必要なレースです。
 
前日の完全勝利で勢いに乗る宇都宮ブリッツェンは、第2戦に出場せずに回復した鈴木譲選手をエースに据えて序盤から積極的にレースを展開。鈴木譲選手を含む複数名で逃げに乗っていき、戦況を見てメイン集団から残る選手が逃げ集団にジャンプしていって数的有利な状況を作って逃げ切り勝利を狙うプランでレースに臨みました。
 
 
レースはスタートから、前日同様に激しいアタック合戦の展開に。数名の選手がアタックを仕掛けては集団が吸収する出入りの激しい状況が続きます。そんな中、宇都宮ブリッツェンは小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクで遅れてしまいますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)の助けを借りて無事に集団に復帰します。
 
しかし今度は、フォローした阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が左ふくらはぎに違和感を感じる状態になってしまい、残念ながらレースを降りる決断をすることに。宇都宮ブリッツェンは序盤から、7名での戦いを余儀なくされます。
 
それでも、7周回目になるとアタック合戦の中から増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げ集団に入る展開に。この状況を見た鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げ集団に飛び乗ったことで、宇都宮ブリッツェンの3選手が入ったプラン通りの逃げ集団を形成することに成功します。
 
増田、鈴木譲、西村(宇都宮ブリッツェン)
大前(愛三工業)
トリビオ(マトリックス)
小石、武山(UKYO)
渡邊(那須ブラーゼン)
石原(ヒンカピー・リオモ)
西村(レバンテフジ静岡)
小出(JCF強化指定)
メイン集団
 
有力チームの選手が満遍なく入ったこの逃げを、メイン集団は一旦容認。その後、メイン集団からは何度か追撃を試みるアタックがかかり、最終的に2名の追走が形成される展開になります。
 
増田、鈴木譲、西村(宇都宮ブリッツェン)
大前(愛三工業)
トリビオ(マトリックス)
小石、武山(UKYO)
渡邊(那須ブラーゼン)
石原(ヒンカピー・リオモ)
西村(レバンテフジ静岡)
小出(JCF強化指定)
織田(弱虫ペダル)
佐野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
その後しばらくの間、レースは11名の逃げ集団、2名の追走、メイン集団という展開のまま周回を重ねていく状態が続きます。
 
それでも、レースも折り返しを過ぎて後半戦に入ると、メイン集団では逃げ集団を吸収したいチーム勢が選手を出し合い、ペースアップを開始。逃げ集団とのタイム差を少しずつ縮めていく展開になりますが、プラン通り逃げ切りを狙う宇都宮ブリッツェンは増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に意思の統一が図れない逃げ集団をまとめて逃げ続けます。
 
レースも残り5周回という状況になると、メイン集団ではルバ選手(キナンサイクリング)が一気に集団のペースを上げて逃げ集団を吸収する構えに。しかし、そのペースアップがあまりにも急だったため、メイン集団は幾つかに分断されることになって崩壊してしまいます。
 
それでも、追走の手を緩めないメイン集団は20名ほどにまで人数を減らしながらも逃げ集団とのタイム差を縮めていくことに。宇都宮ブリッツェンはその中に、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が入って対応していくことになります。
 
着々とタイム差を縮めていくメイン集団に対し、逃げ集団では増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)が小出選手(JCF強化指定)や西村選手(レバンテフジ静岡)らと協調してペースアップを敢行。一旦は縮小傾向だったタイム差を再び拡大させる決死の走りを見せます。
 
懸命に逃げ続ける逃げ集団と決死の追走を見せるメイン集団との勝負が繰り広げられる中、レースの残り周回は着々と少なくなっていき、30秒のタイム差で、ついに最終周回を迎えることに。
 
最終周回に入った逃げ集団では、その前から鬼気迫る一本引きを見せていた西村選手(宇都宮ブリッツェン)が最後の力を振り絞ってけん引を続けて残り3.5kmというところでドロップ。残る2選手に勝負を託すことになります。
 
逃げ集団が最後の心臓破りの坂に入ると、小石選手(UKYO)がアタックを仕掛けて抜け出しを図りますがこれは実らず。すると、頂上付近で一瞬牽制状態になった隙を見逃さずに増田選手(宇都宮ブリッツェン)が鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)のスプリントを少しでも有利にしようと単独で飛び出す展開になります。
 
しかし、増田選手(宇都宮ブリッツェン)のこの飛び出しに反応したのはトリビオ選手(マトリックス)のみ。残る選手は一瞬反応が遅れてついていくことができず、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の思惑に反して勝負はマッチスプリントに持ち込まれることになります。
 
フィニッシュラインが近付く中、勝負に徹することにした増田選手(宇都宮ブリッツェン)はトリビオ選手(マトリックス)の番手につけて冷静に対応。トリビオ選手(マトリックス)がスプリントを仕掛けるのに合わせてスプリントを開始し、フィニッシュ手前でしっかりと捲ってマッチスプリントを制しました!
 
最終局面で描いていたプランとは異なる形になってしまったものの、増田選手は2018年の第18戦秋吉台カルストレース以来となるJプロツアーでの勝利を手にすることに。同時に、久しぶりにツアーリーダーの証であるプロリーダージャージに袖を通すことになりました。
 
この日の結果で、宇都宮ブリッツェンは個人、チームともに総合ランキングトップをキープ。勢いを継続したまま、ホームレースである次戦の宇都宮ラウンドを迎えることになりました。
 
 
清水監督コメント
「今日は雨の中、本当に過酷なレースになりました。その中でチームとしてはプラン通りにレースを進めることができたのですが、3連戦最終日ということもあって各チームの追撃も激しくて、最終局面まで勝敗が分からない状況が続きました。それでも、逃げに入った増田選手、鈴木譲選手、西村選手がしっかりと勝利を手繰り寄せてくれました。きっと、増田選手と西村選手がいなければ逃げ集団は最後まで逃げきれなかったと思います。プランでは鈴木譲選手で勝負だったのですが、最終局面の攻防の中で増田選手が前に出る形になり、今日はしっかりとものにしてくれました。この3連戦ではスプリントありタフな展開ありと、チームのエネルギーを余すところなく結果に出せたと思っています。これもすべて、無観客レースにもかかわらず、ライブ中継で声援を送ってくださったファン・サポーター、スポンサーの皆さんのおかげです。生でレースを見ていただく機会はまだまだ先になってしまうかと思いますが、2週間後の宇都宮ラウンドでも頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」
 
増田選手コメント
「今日のレースは譲がエースということで、譲が僕と西村が入った逃げに合流してくれた時点で、チームとしては完全にGOという判断でした。僕と西村で譲の勝利のために逃げ集団をけん引してコントロールしていたのですが、結果的に僕が勝ってしまって。チームとして勝利は本当にうれしいことですが、個人的には譲に勝って欲しかったなというのが正直な気持ちです。メイン集団とのタイム差が縮まってきてからは僕と西村も全開で引いていたので、最終局面では本当に脚がスカスカでした。最終周回に入ってからは西村がずっと引いてくれていて、僕も代わろうと思ったんですが西村が『増田さんも温存しておいてください』と言うので、僕も最後に譲のために働こうと思って温存していました。その後、心臓破りの坂で小石選手が思いっ切りアタックを仕掛けて、自分も一番後ろでなんとか食らいついて上っていったら頂上付近で牽制が始まっていたので、行くならここしかないと思って飛び出しました。単独で飛び出せれば他の選手に追わせることができて譲に有利になると思ったんですが、後ろを振り返るとホセが来ていて。ずっと脚を温存していたホセとここで真っ向勝負をするのは得策ではないと判断して、心を鬼にしてホセの抑えに回っていたのですが、思っていたよりもホセも速いし後ろも来ないしという状況だったので、自分がもがくしかないな、と。初日に元喜にやられてもいましたし、スプリントのない僕でしたけどなんとか勝てましたね。ライブ中継という形でしたが、たくさんの声援を送ってくださったファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でレースが何カ月も中断する事態になってしまって、気付けば今年のチームで走れるのは残り数カ月になってしまいました。その残り少ない時間を大切に、昨日のような熱いレースをしたいと選手全員が思っています。今日のレースは結果的に僕が勝ってしまったのですが、今度は譲やアベタカ、陣を勝たせたいと思いますし、プロリーダージャージもそれほどこだわらずに、一つひとつのレースを戦っていきたいと思っています。次は僕たちのホームレースでもある宇都宮ラウンドで、無観客レースですが今回よりはライブ中継の電波状況も良いと思うので、ぜひ画面にかじりついて応援してもらえたらなと思います。ありがとうございました!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[第54回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-3 - JPT第3戦 - 132.0km - ]
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 3h17m47s 40.04km/h
2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st
3位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) +07s
4位 石原悠希 (Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +07s
5位 小出樹 (JCF強化指定選抜チーム) +07s
6位 小石祐馬 (Team UKYO) +08s
7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +08s
8位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) +47s
9位 畑中勇介 (Team UKYO) +47s
10位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム) +47s
16位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +47s
29位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +1m50s
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
出走=114名/完走=44名
 
[第54回JBCF東日本ロードクラシック 3日間総合特別賞]
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 7h41m38s
2位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
4位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
5位 佐藤大志 (那須ブラーゼン)
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)
7位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム)
8位 石原悠希 (Hincapié LEOMO Bellmare Racing Team)
9位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム)
10位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム)
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1,170P
2位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) 990P
3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 840P
4位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 765P
5位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 721P
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 720P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 3,300P
2位 愛三工業レーシングチーム 2,100P
3位 マトリックスパワータグ 1,890P
4位 キナンサイクリングチーム 1,650P
5位 弱虫ペダルサイクリングチーム 1,560P
6位 Team UKYO 1,471P
 
プロリーダージャージ 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[スタートに向けてアップに熱が入る選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[前日の優勝でプロリーダージャージを獲得した鈴木龍選手が先頭に整列する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[今回の3連戦最長の132kmで争われるレースがスタートする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[序盤のアタック合戦に積極的に加わっていく小野寺選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[活性化したままの集団内で冷静にレースを進める鈴木龍選手]
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[堀選手もしっかりとアタックのチェックに入り危険の芽を潰す]
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[パンクで遅れてしまった小野寺選手を阿部選手が集団に引き戻す]
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[エースを担う鈴木譲選手もメンバーをセレクトしながら逃げを試みる]
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[有力選手を含む逃げ集団を形成するアタックを仕掛ける西村選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[西村選手とともに逃げ集団に入った増田選手]
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[勝負どころと見極めた鈴木譲選手が最終便で合流して11名の逃げ集団が形成される]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ベテラン選手勢を温存し、西村選手が逃げ集団内で率先して仕事をする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ローテーションに加わりつつも、できる限り勝負に向けて脚を温存するエースの鈴木譲選手]
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[次の展開が起きたときに備えてメイン集団内でまとまって走る選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[フォア・ザ・チームの精神を貫く増田選手が逃げ集団をけん引する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と西村選手の頼れる2選手にコントロールを委ね、鈴木譲選手は脚を温存]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と西村選手が逃げ集団のペースメイクをする展開が続く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団のペースアップで遅れてしまった鈴木龍選手は残念ながらレースを降りた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ペースアップに食らいつきたかった中村選手も遅れてしまう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[粘りの走りを見せていた堀選手だったがレースを降りることに]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[逃げ集団でレースを続ける3選手に、チームの勝利が託されることになった]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[西村選手の献身的かつ強力な走りで猛追するメイン集団にタイム差を縮めさせない]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[唯一メイン集団に残った小野寺選手が力を振り絞って集団に睨みを利かせる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[プランとは異なる展開になるも、増田選手がきっちりスプリントを制する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[勝利した増田選手にチームメートが駆け寄って祝福する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[チームは3連戦で2勝を挙げ、勢いに乗った状態で次戦のホームレースに挑む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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2020 JPT第2戦 第54回JBCF東日本ロードクラシックDay-2

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[上:完璧なチームワークから発射された3選手が横並びでフィニッシュに飛び込む!]
[下:2012年以来の1-2-3フィニッシュで今シーズン初勝利を挙げた!]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
7月24日(祝・金)に、2020年のJプロツアー第2戦となる「JBCF東日本ロードクラシックDay-2」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。
 
増田成幸
阿部嵩之
大久保陣
小坂光
鈴木龍
堀孝明
西村大輝
小野寺玲
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー第2戦となる「JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-2」が、群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを10周回する60.0kmで開催され、レース中盤からメイン集団をコントロールした宇都宮ブリッツェンがレースを支配。最後まで他チームを寄せ付けずに迎えたゴールスプリント勝負では、鈴木龍、大久保、小野寺の3選手がワンツースリーフィニッシュを決めて表彰台を独占しました!
 
また、この日優勝した鈴木龍が個人ランキングトップに立ち、プロリーダージャージを獲得。チームランキングでもトップに立っています。
 
 
2020年のJプロツアー開幕ラウンドとなる群馬3連戦。開幕戦となった初日は大所帯の逃げ集団が逃げ切る展開になり、最後は三つ巴のゴールスプリント勝負を制した山本選手(キナン)が勝利を飾りました。
 
2日目となるこの日は、前日の半分の距離となる60.0kmのショートレース。距離が短いこともあり各チームともにゴールスプリント勝負を念頭に置いた戦い方を選択することが予想されます。
 
前日の開幕戦はプラン通りに事が運ばず、逃げ切った増田選手が2位という結果に終わった宇都宮ブリッツェン。この日は大久保選手と鈴木龍選手のゴールスプリント勝負一本に絞り、集団をまとめて集団スプリントに持ち込むことを確認してレースに臨みました。
 
レースはスタートと同時に、距離が短いこともあってか前日以上に激しいアタック合戦に。宇都宮ブリッツェンは小坂選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に堀選手(宇都宮ブリッツェン)、さらに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)もフォローして危険な飛び出しを潰していく展開になります。
 
2周回目になると、2名ずつ集団から飛び出していった選手が合流し、4名の逃げ集団が形成される展開に、さらに2名の選手がブリッジをかけ、最終的に6名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
山本大(キナン)
渡邊(那須ブラーゼン)
冨尾(ヴィクトワール広島)
米谷、石原(ヒンカピー・リオモ)
伊藤(レバンテフジ静岡)
メイン集団
 
その後しばらく、伊藤選手(レバンテフジ静岡)がドロップして5名になった逃げ集団とそれを追うメイン集団という展開が続きますが、レースも折り返しとなる5周回目になると逃げ集団がシャッフルされ、新たに3名の逃げ集団が形成されることになります。
 
山本大(キナン)
キンテロ(マトリックス)
門田(ヒンカピー・リオモ)
メイン集団
 
この逃げは6周回目に一旦集団が吸収しますが、再び有力選手を含む逃げ集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンは危険を察知した西村選手(宇都宮ブリッツェン)が飛び乗る展開になります。
 
山本元、山本大(キナン)
西村(宇都宮ブリッツェン)
織田(弱虫ペダル)
渡邊(那須ブラーゼン)
伊藤(愛三工業)
キンテロ(マトリックス)
西村(レバンテフジ静岡)
メイン集団
 
この頃になると、メイン集団では宇都宮ブリッツェンがゴールスプリント勝負に向けてペースアップを開始。その動きを受けて、逃げに入っていた西村選手(宇都宮ブリッツェン)も踏み止め、集団に戻る選択をとります。
 
西村選手(宇都宮ブリッツェン)がメイン集団に戻ったレースはその後、7名の逃げ集団と宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団という展開で進んでいき、最終周回の残り4kmというところで予定通りに逃げ集団を吸収。集団はひとつになってゴールスプリントに向かうことになります。
 
その後、心臓破りの坂で2名の先行を許す場面はあったものの、しっかりと枚数を残した宇都宮ブリッツェントレインの勢いは衰えることなく、先行していた選手を吸収。さらにライバルチームを並ばせることのないスピードを維持して最後のゴールスプリントへ。
 
発射台となった小野寺選手、大久保選手を追い越せる選手すらおらず、鈴木龍、大久保、小野寺の順にフィニッシュ。完璧なレース運びで、チームとしては2012年のJプロツアー石川サイクルロードレース以来となるワンツースリーフィニッシュを飾りました!
 
 
清水監督コメント
「昨日の雪辱を果たすためにチーム皆んなで意思を統一して、予想以上の結果が出たと思います。これが本当の宇都宮ブリッツェンの力なのだなぁ、とあらためて思いました。実力に関してはもちろん自信があるのですが、コロナ禍で誰もが大変なところ、選手たちも大変な想いをしていて、その中で全員でまとまって最高の結果をつかんでくれたと思います。展開云々に関しては完璧過ぎて言うことはないのですが、8名出走というレギュレーションがなければ鈴木譲選手と中村選手も走らせてやりたかったです。明日も引き続き気を緩めずに、優勝を狙っていきたいと思います。ファン・サポーターの皆さん、そしてスポンサーの皆様も新型コロナウイルスの影響で大変なことも多いとは思いますが、今日は家で最高の晩酌をしてください!ありがとうございました!」
 
鈴木龍選手コメント
「今日はゴールスプリントで勝利を狙い、逃げを先行させてメイン集団をチームでコントロールするというプランでした。序盤からペースが速く、結構な人数で強力な逃げができる展開になってしまいましたが、自分たちのコントロールがそれを上回り完璧な形でコントロールし切って、すべてにおいて完璧な形で自分がスプリントするところまでお膳立てしてもらいました。スプリントに向けては、最後の心臓破りの坂で2名抜け出す形になったのですが、増田さんが落ち着いて自分たちのペースで先頭を引いてくれて、バックストレートで飲み込む事ができて。その勢いのまま、増田さんの後に西村、玲、自分、陣さんという並びで、枚数をしっかりと残したままスプリントまでいけたので、最後までスピードが落ちずにライバルチームも上がって来られないままスプリントになりました。Jプロツアーでの勝利は一昨年のやいた片岡ロードレース以来になるので素直にうれしいですし、自分たちの今日は勝つという気持ちが前面に出たレースをできたと思います。今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあって久しぶりにレースが開催され、自分としても待ちに待ったレースになりました。ファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆様も大変な状況の中にもかかわらず応援してくださり、その応援があったからこその今日の結果だと思っています。無観客レースでしたが、レース後にたくさんの方からお祝いのメッセージをいただいていて、とてもうれしいです。この勢いのまま明日、そしてホームレースである宇都宮ラウンドでも勝ちにいきたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[第54回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-2 - JPT第2戦 - 60.0km - ]
1位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 1h24m39s 42.52km/h
2位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st
3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st
4位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) st
5位 横塚浩平 (Team UKYO) st
6位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム) st
7位 畑中勇介 (Team UKYO) st
8位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) +01s
9位 佐藤宇志 (那須ブラーゼン) +03s
10位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +03s
20位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +08s
22位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +09s
52位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m54s
70位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +7m27s
DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)
出走=114名/完走=73名
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 720P
2位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 720P
3位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 645P
4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 570P
5位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 540P
6位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 510P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 2,340P
2位 キナンサイクリングチーム 1,320P
3位 愛三工業レーシングチーム 1,290P
4位 弱虫ペダルサイクリングチーム 1,170P
5位 マトリックスパワータグ 1,110P
6位 那須ブラーゼン 901P
 
プロリーダージャージ 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[この日も小雨がパラつく天候の中、選手たちが会場入りする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[この日メンバー入りした堀選手は、このレースが今シーズン初戦になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[同じくこの日メンバー入りの阿部選手も、今シーズン初レースを迎えることになる]
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[勝利を託される大久保選手が引き締まった表情でアップを続ける]
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[60kmのショートレースの火蓋が切って落とされた]
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[プラン通り序盤のアタック合戦には小坂選手が対応していく]
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[中盤以降担当の阿部選手もアタック合戦のフォローに回る]
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[出入りの激しくなった中盤以降になると、堀選手に加え増田選手もアタックのチェックに入る]
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[有力選手を含む危険な逃げにしっかりと西村選手が入る]
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[メイン集団に残る選手たちは最終局面に向けて集団前方で固まり始める]
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[チーム判断で逃げ集団から戻った西村選手がメイン集団先頭を強烈にけん引する]
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[きれいな隊列を維持したまま、最終周回へと入っていく]
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[最後のスピードアップ役の小野寺選手が鈴木龍選手と大久保選手を発射する]
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[チームメートの完璧なアシストから発射された3選手が先頭を譲ることなくフィニッシュ]
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[チームでの完璧なレース運びをお互いに讃え合う]
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[仕事を終えて遅れてゴールした阿部選手も勝利の知らせに笑顔を見せる]
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[1-2-3フィニッシュと聞いて驚いた表情を見せる堀選手]
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[表彰式でプロリーダージャージを着た小野寺選手だったが、集計の手違いで幻に…]
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2020 JPT第1戦 第54回JBCF東日本ロードクラシックDay-1

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[上:最終盤に単独で抜け出した増田選手だったが、後続には2選手が迫る]
[下:三つ巴のゴールスプリントを制した山本元喜が優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
7月23日(木・祝)に、2020年のJプロツアー開幕戦となる第1戦「JBCF東日本ロードクラシックDay-1」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンからは以下の8名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
大久保陣
小坂光
鈴木龍
西村大輝
小野寺玲
中村魁斗
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー開幕戦となる「JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-1」が群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを20周回する120.0kmで開催され、序盤にできた逃げ集団が最後まで逃げ切る展開に。最後は3名に絞られたゴールスプリント勝負を制したキナンサイクリングチームの山本元喜が優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは勝ち逃げとなった逃げ集団に増田選手と小野寺選手が入ってレースを展開。逃げ切りが確実となった最終盤に増田選手が単独アタックを仕掛けて抜け出したものの2選手に追いつかれてしまい、最後のゴールスプリントの末に2位でゴールしました。
 
 
 
 
 
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、長らく中止や延期が続いていた2020シーズンのJプロツアーでしたが、主催のJBCFの尽力もあり、ついに開幕の時を迎えることができました。
 
開幕戦の舞台となるのは、群馬県みなかみ町にある群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットコース。数々の名勝負を生んできたこのコースを20周回する120.0kmで争われます。
 
宇都宮ブリッツェンは、この開幕戦に増田・鈴木譲・大久保・小坂・鈴木龍・西村・小野寺・中村の8選手をセレクト。スプリント力のある鈴木譲・大久保・鈴木龍の3選手を勝負要員に据え、展開に応じてW鈴木選手が逃げに乗っての逃げ切りを狙う、まとまっての大集団スプリントの際には大久保選手で勝負というプランでレースに臨みました。
 
レースは、久しぶりの実戦という選手がほとんどなことを考慮して、セーフティにローリングでスタート。リアルスタートが切られると、アタック合戦が繰り広げられる展開になります。
 
しばらくアタックと吸収が繰り返されたレースでしたが、3周回目になると13名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
小森(マトリックス)
増田、小野寺(宇都宮ブリッツェン)
前田、織田(弱虫ペダル)
ルバ、山本元、新城(キナン)
柴田、佐藤大(那須ブラーゼン)
草場(愛三工業)
佐野、海野(レバンテフジ静岡)
メイン集団
 
序盤にできた逃げということもあり、逃げ集団は一旦この逃げを容認。さらに逃げに最多の3名を送り込んだキナンサイクリングがメイン集団のコントロールをしたこともあって、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は最大で3分30秒程度にまでひらく展開になります。
 
レースも折り返しを迎えようかという頃になると、メイン集団では逃げに選手を送り込めなかったTeam UKYOが先頭に立ってペースアップを開始。逃げ集団とのタイム差を縮めにかかります。
 
しかし、勝てる選手3名を送り込んだキナンサイクリング、プランとは異なるものの実力のある増田選手と小野寺選手が入ったことメイン集団にダメージを与えられる宇都宮ブリッツェン、新規チームの初戦ということで気合いの入る佐野選手と海野選手が入ったレバンテフジ静岡など、逃げ集団にはこのまま逃げ続けたいモチベーションの高いチームが多かったこともあり、容易にメイン集団にタイム差を縮めさせない展開が続きます。
 
すると、メイン集団では先頭に立っていたTeam UKYOのアシスト陣が崩壊する事態に。入れ替わるように、マトリックスパワータグがペースアップを図って逃げ集団とのタイム差を縮める展開になります。
 
その後、逃げ集団、メイン集団ともに人数を減らしながらの追いかけっこの状態がしばらく続き、メイン集団が少しずつその差を縮めていきましたが、残り5周回を切ってもギリギリ逃げ集団を吸収できるかという状態。残り2周回を迎える頃になると、吸収は難しいというムードが流れたメイン集団がペースダウンしたこともあり、9名に人数が減った逃げ集団の逃げ切りが濃厚な状況になります。
 
すると、このタイミングで増田選手が単独アタック。逃げ集団から抜け出して若干のリードを築きますが、後方から山本選手と織田選手に追いつかれてしまい、3名でファイナルラップを迎えることになります。
 
最終周回に入ると、先頭の3名の間でも熾烈な駆け引きが繰り返されますが、誰も抜け出すことはできず。勝負は3名でのゴールスプリントに持ち込まれます。
 
そして、三つ巴のゴールスプリント勝負を制したのは山本選手。イレギュラーなシーズンとなった開幕戦で見事に優勝を飾り、今シーズン最初のプロリーダージャージ着用者となりました。
 
宇都宮ブリッツェンは、単独での逃げ切りを狙って最終局面で増田選手が勝負のアタックを仕掛けたものの実らず。最後のゴールスプリント勝負に臨むことになり、惜しくも2位でフィニッシュという結果になりました。
 
 
清水監督コメント
「結果的に作戦とは違う形で最後の勝負に臨むことになりましたが、チーム全体として全員がしっかりと動いてくれて良いレースをしたものの、結果を逃してしまったかなという印象です。前(逃げ集団)は前で勝負できる体制、後ろ(メイン集団)も万全の体制を整えうえで、最後はメイン集団が吸収してのゴールスプリントというプランで、スプリントエースを複数揃えていたながら、狙った形にならず勝利も逃したことは後ろで準備してくれていたエースたちに申し訳なかったなという気持ちです。ただ、最後の勝負に臨んでくれた増田選手もよくやってくれたと思いますし、残る選手たちもしっかりと形を作ってくれたと思います。残りの2日と宇都宮ラウンドに向けては手応えを感じることができたので、ポジティブにとらえてレースを進めていきたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[第54回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-1 - JPT第1戦 - 120.0km - ]
1位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 2h59m01s 40.21km/h
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st
3位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +01s
4位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +39s
5位 小森亮平 (マトリックスパワータグ) +39s
6位 草場啓吾 (愛三工業レーシングチーム) +39s
7位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +39s
8位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +39s
9位 佐藤大志 (那須ブラーゼン) +42s
10位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム) +2m28s
18位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +2m31s
34位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +2m46s
38位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +3m33s
39位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +4m00s
40位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +4m00s
DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)
出走=110名/完走=56名
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 600P
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 450P
3位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 390P
4位 小森亮平 (マトリックスパワータグ) 360P
5位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 330P
6位 草場啓吾 (愛三工業レーシングチーム) 330P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 キナンサイクリングチーム 930P
2位 宇都宮ブリッツェン 900P
3位 弱虫ペダルサイクリングチーム 810P
4位 マトリックスパワータグ 690P
5位 愛三工業レーシングチーム 600P
6位 那須ブラーゼン 300P
 
プロリーダージャージ 山本元喜 (キナンサイクリングチーム)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[レース前日のミーティングもマスクを着用し、最新の注意を払って行われる]
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[清水監督からは今レースの目標のほか、短い今シーズンの目標などの話もあった]
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[小雨が降る中、会場の群馬サイクルスポーツセンターに選手たちが到着]
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[スタート時間に合わせてローラーでアップをする選手たち]
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[他チームの選手と談笑するなど、気負わずスタートの瞬間を待つ鈴木譲選手]
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[今シーズン初レースとなる小坂選手も落ち着いた表情で開幕の瞬間を待つ]
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[増田選手も笑顔でスタートラインに整列する]
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[開幕戦ということを考慮し、この日はローリングスタートに]
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[序盤のアタック合戦に積極的に参加する小野寺選手]
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[アタックのチェックをする小坂選手が集団前方で心臓破りの坂をクリアする]
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[いきなりパンクに見舞われた大久保選手が同じくトラブルの畑中選手と集団復帰を目指す]
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[声援のない心臓破りの坂を選手たちが上っていく]
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[増田選手と小野寺選手が乗る逃げ集団が形成される]
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[メイン集団は逃げ集団を容認してペースダウン。タイム差が開いていく]
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[メイン集団の選手たちはまとまって集団前方を陣取る]
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[スプリントでエースを担う鈴木龍選手は、仲間を信じてメイン集団内で待機]
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[西村選手も逃げ吸収後のひと働きのためにメイン集団内で待機する]
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[逃げ集団の逃げ切りが濃厚になり、増田選手と小野寺選手に勝利が託された]
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[メイン集団内の選手も隊列を組んで集団前方をキープする]
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[単独で飛び出した増田選手だったが2選手に追い付かれ、勝負はゴールスプリントに]
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[惜しくも2位となった増田選手が笑顔なくフィニッシュする]
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[追走集団の頭をとった小野寺選手は4位でフィニッシュ]
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[ローラーでダウンを行いながら今日のレースを振り返る]
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[惜しくも勝利は挙げられなかったが、最低限の表彰台は獲得]
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