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2020/03/04

2020 Tour de Taiwan 第4ステージ

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[上:集団スプリントに挑んだ鈴木龍選手が9位でフィニッシュする]
[下:大集団スプリントを制したエリック・ヤンが今大会2勝目となるステージ優勝を飾った]
©︎Satoru Kato
 
 
 
 
 
3月1日(日)〜5日(木)の5日間にわたり、UCI-.2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
鈴木龍
西村大輝
中村魁斗
 
3月4日(水)に、第4ステージが行われました。
 
 
 
 
 
UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」の第4ステージが屏東縣政府から大鵬灣國家風景區管理處までの181.6km(パレード区間含む)で開催され、最後は大集団ゴールスプリントになった勝負をエレベート-ウェビプレックス・プロサイクリングのエリック・ヤンが制して今大会2勝目となるステージ優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、増田選手がボーナスポイントを獲得して個人総合順位を上げることを狙い中間スプリントポイントに挑みましたが不発。最後の大集団ゴールスプリントに挑んだ鈴木龍選手が9位とシングルリザルトでフィニッシュしてレースを終えました。
 
この結果、個人総合は増田選手が25位、鈴木龍選手が15位。最後のジャンプアップのチャンスに挑むべく、明日の最終ステージに臨むことになります。
 
 
 
 
 
今年のツール・ド・台湾も、残すところ2ステージとなりました。
 
第4ステージは、屏東縣政府をスタートし大鵬灣國家風景區管理處にフィニッシュする、今大会最長の181.6km(パレード区間含む)。
 
コースは屏東縣政府をスタートしておよそ80km南進。國立海洋生物博物館で折り返し復路に入り、最後に西に進路をとって大鵬灣國家風景區管理處にフィニッシュするレイアウト。細かいアップダウンはあるものの、基本的に平坦基調で集団ゴールスプリントになることが濃厚なコースと言えます。
 
今ステージは中間スプリントポイントが82.9kmと132.0km、150.3kmの3回、4級山岳が140.1kmと164.5kmの2回設定されており、ともに僅差となっている個人総合を意識したボーナスタイム争いや個人総合山岳賞争いが激化することが予想されます。
 
 
前日の第3ステージで増田選手の個人総合ジャンプアップを狙った宇都宮ブリッツェンは、1級山岳での集団絞り込みや終盤の増田選手の抜け出しを狙って積極的にレースを進めたものの、集団を崩すことができずに最も望んでいなかった集団ゴールスプリント勝負に挑むことに。
 
その結果、個人総合時間で増田選手が22位と前日からふたつ順位を上げるにとどまり、鈴木龍選手も14位とトップ10から後退することになりました。
 
ただ、第3ステージ終了時点で15位から40位までは同タイムのトップと22秒差、トップ10圏内の選手とも数秒しか離れていないこともあり、中間スプリントポイントやフィニッシュでボーナスタイムを獲得できれば、まだまだ逆転は可能な状況と言えます。
 
そんな中で迎える今ステージで、チームはわずかに残る個人総合逆転の可能性に全力でチャレンジすることを選択。増田選手が中間スプリントポイントでのボーナスタイム獲得を目指し、自身が積極的に逃げに乗っていく。集団のままで通過となった際も、チームメートがしっかりとアシストしてスプリントに挑むということを確認してレースに臨みました。
 
 
屏東縣政府をパレードスタートしたレースは、正式スタートが切られると早速、宇都宮ブリッツェンと同様の思惑を持つチームが多いこともあって激しいアタック合戦の展開に。その熾烈さから落車も発生する混沌とした展開が続きます。
 
このアタック合戦は結局、この日ひとつ目の中間スプリントポイントである82.9kmまで続くことに。そのままボーナスタイムを懸けたスプリント勝負になります。
 
宇都宮ブリッツェンも増田選手のために果敢にこの勝負に挑んでいきましたが及ばず。ボーナスタイム獲得とはいかず、残る2回の中間スプリントポイントに懸けることになります。
 
ひとつ目の中間スプリントポイントを終えたレースは、そこで緩んだ瞬間で飛び出した9名の選手が先行。この動きは集団に吸収されますが、今度は数名の選手が飛び出して最終的に5名の逃げ集団が形成されることに。ようやくレースは落ち着きを見せることになります。
 
FERNANDEZ CRUZ(NIPPO) 総合29位 +22s
RAPP(リンコウ) 総合19位 +22s
NOBLE(メミル) 総合55位 +7m53s
WHITE(ブリッジレーン) 総合3位 +12s
SIMPSON(エレベート) 総合8位 +19s
メイン集団
 
一方のメイン集団は、リーダーチームのセントジョージ・コンチネンタル、個人総合2位のFENG選手を擁するチャイニーズタイペイが中心となってコントロールを開始。吸収のタイミングを計りながらペースメイクする状況になります。
 
その後、レースは5名の逃げ集団がふたつの中間スプリントポイントを先頭で通過。この時点で、宇都宮ブリッツェンとしてはこの日でのボーナスタイム獲得の可能性はフィニッシュが残るのみとなります。
 
レースも残り10kmを切った頃になると、着実にタイム差を縮めていたメイン集団が最後まで単独で逃げ続けていたSIMPSON選手(エレベート)を吸収。そのカウンターで抜け出したROBERGE選手(エレベート)も吸収し、勝負はそのまま大集団でのゴールスプリントに持ち込まれることになりました。
 
この大集団ゴールスプリント勝負を制したのは、チームメートが終盤まで見せ場を作ったYOUNG選手(エレベート)。第1ステージに続く今大会2勝目となるステージ優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、ボーナスタイム獲得を巡って中間スプリントポイントでの争いに臨んだ後は、メイン集団内でレースを展開。最後の大集団スプリントに単騎で挑んだ鈴木龍選手が9位でフィニッシュ。
 
個人総合では増田選手がトップから22秒差で変わらず25位。ゴールスプリントでシングルリザルトを残した鈴木龍選手が15位で明日の最終ステージを迎えることに。
 
明日の最終ステージは中間スプリントポイントが3回設定されており、再びボーナスタイム獲得を目指してレースを進めることになります。
 
 
清水監督コメント
「みんなよく目標に向けて動いてくれました。他のチームも我々とやりたいことは同じということもあって、長いアタック合戦が続く珍しい展開となりました。ゴールスプリントに向けて鈴木龍選手が良い番手を取ってくれましたが、最後は囲まれてしまいました。ランカウィでは増田選手の総合狙いがあったのでなかなかスプリントに向けての動きが取れませんでしたが、初めて形になったと思います。まだ理想の形には遠いですが、今日はみんなよく動いてくれたと思います。結果が伴わないのが悔しいところですが、次につながる1日でした。最終日も今日と同じような展開になるでしょう。秒差の争いでスプリンターの争いになっているのですが、少しでも上位に食い込めるようにしたいです」
 
Text:Satroru Kato、Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Special Thanks:Porte au Village
 
 
 
 
 
◆[リザルト
[2020 Tour de Taiwan - UCI-2.1 - 4th Stage - 174.3km - ]
1位 YOUNG Eric (エレベート-ウェビプレックス・プロサイクリング) 3h44m59s
2位 REGUIGUI Youcef (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) st
3位 WHITE Nicholas (チーム・ブリッジレーン) st
4位 GROSU Eduard-Michael (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) st
5位 CHEN Chien Liang (ミメル・プロサイクリング) st
6位 NOVARDIANTO Jamalidan (PGNロード・サイクリングチーム) st
7位 SUREDA MOREY Jaume (ブルゴスBH) st
8位 PENALVER ANIORTE Manuel (ブルゴスBH) st
9位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) st
10位 OTHMAN Muhamad Afiq Huznie (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) st
25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st
40位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st
46位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) st
72位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +13s
出走=83名/完走=83名
 
◆個人総合時間 第4ステージ終了時
1位 CAVANAGH Ryan (セントジョージ・コンチネンタル・サイクリングチーム) 11h54m13s
2位 WHITE Nicholas (チーム・ブリッジレーン) +02s
3位 FENG Chun Kai (チャイニーズタイペイ・サイクリングチーム) +11s
4位 SUREDA MOREY Jaume (ブルゴスBH) +13s
5位 REGUIGUI Youcef (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +13s
6位 中根英登 (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) +13s
7位 HILL Benjamin (チーム・ブリッジレーン) +17s
8位 FERNANDEZ Delio (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) +18s
9位 SIMPSON George (エレベート-ウェビプレックス・プロサイクリング) +18s
10位 CULEY Marcus (チーム・サプラ・サイクリング) +19s
15位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +21s
25位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +22s
26位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +22s
29位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +22s
61位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +10m52s
 
◆個人総合ポイント賞 第4ステージ終了時
1位 YOUNG Eric (エレベート-ウェビプレックス・プロサイクリング) 49P
2位 WHITE Nicholas (チーム・ブリッジレーン) 47P
3位 SUREDA MOREY Jaume (ブルゴスBH) 42P
4位 REGUIGUI Youcef (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 29P
5位 PENALVER ANIORTE Manuel (ブルゴスBH) 29P
6位 GROSU Eduard-Michael (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) 22P
 
◆個人総合山岳賞 第4ステージ終了時
1位 MAIKIN Roman (カンボジア・サイクリング・アカデミー) 22P
2位 ORAM James (ブラックスポーク・プロサイクリング・アカデミー) 18P
3位 CULEY Marcus (チーム・サプラ・サイクリング) 16P
4位 CAVANAGH Ryan (セントジョージ・コンチネンタル・サイクリングチーム) 15P
5位 POLIVODA Oleksandr (SSOISミオギー・サイクリングチーム) 15P
6位 DUMOURIER Florian (コロンビア・サイクリング・アカデミー) 15P
 
◆チーム総合時間 第4ステージ終了時
1位 メミル・プロサイクリング 35h43m45s
2位 ブルゴスBH st
3位 リンコウ・アドヴァリクス・サイクリングチーム st
4位 トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム st
5位 Team UKYO st
6位 ブラックスポーク・プロサイクリング・アカデミー st
8位 宇都宮ブリッツェン st
※出場チーム=17チーム
 
 
 
 
 
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[スタート前のチームプレゼンテーションでインタビューに応える鈴木龍選手]
©︎Satoru Kato
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[会場MCの掛け声でガッツポーズを見せる宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©︎Satoru Kato
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[増田選手と西村選手がスタートラインへと向かう]
©︎Satoru Kato
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[記念撮影の要望に気軽に応じる鈴木譲選手]
©︎Satoru Kato
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[集団でのゴールスプリント勝負を意識してポジション取りを開始する選手たち]
©︎Satoru Kato
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[中村選手と鈴木譲選手がリザルトを狙う増田選手と鈴木龍選手を引き上げる]
©︎Satoru Kato
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[フィニッシュが近づくに連れて少しずつポジションを前方に上げていく]
©︎Satoru Kato
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[スプリントで周りを囲まれ抜け出せなかったが鈴木龍選手は9位でフィニッシュ]
©︎Satoru Kato
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[序盤からアタック合戦に加わるなど働き続けた西村選手も集団内でフィニッシュ]
©︎Satoru Kato
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[思惑通りに進まなかったレースを振り返りながら増田選手と鈴木譲選手がチームカーに向かう]
©︎Satoru Kato
Tdt4_11
[なかなか思うようにはいかない、それでも、チャレンジを続けるしかない]
©︎Satoru Kato
 

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