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2020/02/10

PETRONAS Le Tour de Langkawi 2020 第4ステージ

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[上:第1ステージの落車の影響が響き、増田選手はステージ29位でフィニッシュ]
[下:ゲンティンハイランドを制したRIVERA SERRANOがステージ優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMAPNY
 
 
 
 
 
2月7日(金)〜14日(金)の8日間にわたり、UCI-2.Proのステージレース「ツール・ド・ランカウイ」が開催されています。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
鈴木龍
西村大輝
小野寺玲
中村魁斗
 
2月10日(月)に、第4ステージが行われました。
 
 
 
 
 
UCI-2.Proのステージレース「ツール・ド・ランカウイ」のクイーンステージとなる第4ステージがプトラジャヤからゲンティンハイランドまでの156.1kmで開催され、超級山岳のゲンティンハイランドでの登坂勝負を制したアンドローニ・ジョカトーリ-シデルメクのRIVERA SERRANOがステージ優勝。10秒差の2位でゴールしたチーム・サプラサイクリングのCELANOが個人総合時間でトップに立ちました。
 
宇都宮ブリッツェンは、個人総合時間争いの重大な局面であるゲンティンハイランドでの登坂勝負にエースの増田選手をいい位置で送り込むため、レース中盤からアシスト陣がメイン集団のコントロールに加わってレースを展開。いい位置で増田選手をゲンティンハイランドの登坂勝負に送り込むことに成功しますが、第1ステージの巻き込まれ落車で負った怪我の状態が思わしくない増田選手は本来の力強い上りでの走りを見せることはできず。ステージ29位でフィニッシュし、個人総合時間も26位に浮上するにとどまりました。
 
 
 
ついに迎えた、ツール・ド・ランカウイのクイーンステージ。
 
第4ステージはプトラジャヤをスタートし、ゲンティンハイランドで山頂フィニッシュを迎える156.1km。これまで幾多の名勝負を生んできた超級山岳ゲンティンハイランドは、登坂距離20km超、平均勾配7.4%を誇り、個人総合時間争いに大きな動きを生むことは間違いありません。
 
宇都宮ブリッツェンは、昨年に日本ナショナルチームで出場した際に5位でフィニッシュしている増田選手の上位進出が、今大会最大にして唯一のミッション。第1ステージで巻き込まれ落車した際の怪我の回復具合に不安はあるものの、ミッション達成に向けてレースを進めていくことになります。
 
そのため、チームはゲンティンハイランドの登坂勝負にいい位置で増田選手を送り込むべく、中盤からは集団コントロールに加わり前方のポジションを確保してレースを展開。ゲンティンハイランドでの登坂勝負ではエース増田選手の登坂力にすべてをかけるプランでレースに臨みました。
 
 
プトラジャヤをスタートしたレースは、序盤のアタック合戦の後に14名の逃げ集団が形成される展開に。その中には中間スプリント狙いや山岳賞狙いの選手に混ざって個人総合時間を狙う選手も数名含まれており、油断ならないメンバー構成になります。
 
BATTISTELLA、SVENDGAARD(NTTプロサイクリング)
VENCHIARYTTI(アンドローニ)
GAUTIER、LE BON、LECROQ(B&Bホテルズ)
RAJOVIC(NIPPO)
FIELD、VAN DER MERWE(ブリッジレーン)
JONES(ARA)
FERRARI(SSOIS MIOGEE)
MOHD ZARIFF(サプラ)
EYOB(トレンガヌ)
BOARDMAN(ワイルドライフ)
メイン集団
 
一方のメイン集団は、個人総合時間争いの有力選手を含むこの逃げを警戒。リーダーチームのヴィノ・アスタナ・モータースが先頭に立って2分以内にタイム差を保ってコントロールを開始します。
 
すると、逃げ集団からは今大会に入って連日逃げを見せているFIELD選手(ブリッジレーン)が単独で先行。レースは1名の先頭、追走集団、メイン集団という展開になります。
 
しかし、快調に逃げていたFIELD選手(ブリッジレーン)が3級山岳の下りでクラッシュ。バイク交換の間に追走集団にパスされてしまい、1名ドロップして12名になった集団が先頭の逃げ集団という展開になります。
 
その後、レースは12名の逃げ集団とメイン集団という展開のまま進んでいき、レースはほぼ中間地点に設定された補給所付近へ。この頃になるとNIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスと協調して宇都宮ブリッツェンも集団コントロールに加わり、逃げ集団吸収に向けてペースコントロールする展開になります。
 
するとここで、中村選手(宇都宮ブリッツェン)とともに集団コントロールに加わっていた鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)に機材トラブルが発生。チームカーの素早いサポートでレースに復帰したものの、レース関係車両の車列をかわしながら集団復帰をせねばならず、少なからず脚にダメージを負って集団復帰を果たすことになります。
 
少しずつ人数を減らす逃げ集団に対し、NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスと宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団は着実にタイム差を縮めていき、最後は鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)と中村選手(宇都宮ブリッツェン)の2名になりながらも逃げ集団を吸収目前というところまで持ち込んでゲンティンハイランドの登坂勝負を迎えることになります。
 
すると、2018年のランカウイ総合勝者であるOVECHIKIN選手(トレンガヌ)が満を時してアタック。この動きをきっかけに、登坂勝負の幕が開けることになります。
 
先行するOVECHIKIN選手(トレンガヌ)に対し、メイン集団からは個人総合時間上位を狙う選手たちが追走に出る展開に。増田選手(宇都宮ブリッツェン)もその中にはいって追走を続けますが、第1ステージでの巻き込み落車でおった怪我の影響からか次第に遅れてしまいます。
 
12名にまで絞られた追走集団は、人数を減らしながらOVECHIKIN選手(トレンガヌ)を追走。最終的にRIVERA SERRANO選手(アンドローニ)とCELANO選手(サプラ)がOVECHIKIN選手(トレンガヌ)をキャッチし、パス。最後はCELANO選手(サプラ)を僅かに振り切ったRIVERA SERRANO選手(アンドローニ)が超級山岳ゲンティンハイランドを制してステージ優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、エースの増田選手が落車で負った負傷の影響に苦しみながらも粘りの走りを続けてフィニッシュしたものの、その順位は29位と目標としていた上位には残念ながら届かず。初日から不運に見舞われ続けた今大会の悪いイメージを払拭できないままにレースを終えました。
 
 
清水監督コメント
「今日のステージ、やれることはチームでしっかりやってトライした結果ですので、受け止めるしかないと思います。目標には到達しませんでしたが、第1ステージから厳しい状況に追い込まれた中で、やれることをやってくれた皆んなには感謝しています。増田選手本人は口には出しませんが第1ステージの落車の影響はかなり大きく、それでもネガティブな発言はせずに走ってくれて、よくやってくれたと思います。個人総合成績に関しては非常に厳しい状況になってしまいましたが、まだステージは残っていますし、違うトライであったり狙えるものであったりをしっかりと考えて、残りのステージを戦っていきたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆[リザルト
[PETRONAS Le Tour de Langlawi 2020 - UCI-2.Pro - 4th Stage - 156.1km - ]
1位 RIVERA SERRANO Kevin (アンドローニ・ジョカトーリ-シデルメク) 4h18m55s
2位 CELANO Danilo (チーム・サプラサイクリング) +10s
3位 OVECHIKIN Artem (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +43s
4位 FICARA Pierpaolo (チーム・サプラサイクリング) +1m17s
5位 PACHER Quentin (B&Bホテルズ-ヴィタルコンセプト) +1m17s
6位 RAILEANU Cristian (チーム・サプラサイクリング) +1m40s
7位 中根英登 (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) +1m56s
8位 FORTUNATO Lorenzo (ヴィーニ・ザブ・KTM) +2m00s
9位 FEDOROV Yevgeniy (ヴィノ・アスタナ・モータース) +2m07s
10位 QUINTERO NORENA Carlos Julian (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +2m07s
29位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +7m07s
42位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +11m23s
59位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +16m36s
111位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +30m43s
117位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +37m06s
出走=120名/完走=117名
 
◆個人総合時間 第4ステージ終了時
1位 CELANO Danilo (チーム・サプラサイクリング) 14h08m28s
2位 FEDOROV Yevgeniy (ヴィノ・アスタナ・モータース) +30s
3位 OVECHIKIN Artem (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +35s
4位 PACHER Quentin (B&Bホテルズ-ヴィタルコンセプト) +1m13s
5位 FICARA Pierpaolo (チーム・サプラサイクリング) +1m13s
6位 RAILEANU Cristian (チーム・サプラサイクリング) +1m36s
7位 中根英登 (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) +1m52s
8位 FORTUNATO Lorenzo (ヴィーニ・ザブ・KTM) +1m56s
9位 QUINTERO NORENA Carlos Julian (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +1m03s
10位 BONGIORNO Francesco Manuel (ヴィーニ・ザブ・KTM) +2m16s
26位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +8m17s
37位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +11m28s
70位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +25m17s
82位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +30m39s
102位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +37m02s
 
◆個人総合ポイント賞 第4ステージ終了時
1位 WALSCHEID Maximilian Richard (NTTプロサイクリング) 34P
2位 JONES Taj (ARAプロサイクリング・サンシャインコースト) 28P
3位 FEDOROV Yevgeniy (ヴィノ・アスタナ・モータース) 23P
4位 ORKEN Ahmet (チーム・サプラサイクリング) 21P
5位 BOUGLAS Georgios (SSOIS MIOGEEサイクリングチーム) 20P
6位 MINALI Riccardo (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) 19P
 
◆個人総合山岳賞 第4ステージ終了時
1位 MOHD ZARIFF Muhamad Nur Aiman (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 30P
2位 RIVERA SERRANO Kevin (アンドローニ・ジョカトーリ-シデルメク) 15P
3位 FIELD Rylee (チーム・ブリッジレーン) 14P
4位 CELANO Danilo (チーム・サプラサイクリング) 12P
5位 OVECHIKIN Artem (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 10P
6位 PACHER Quentin (B&Bホテルズ-ヴィタルコンセプト) 10P
 
◆チーム総合時間 第4ステージ終了時
1位 チーム・サプラサイクリング 42h28m19s
2位 トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム +4m52s
3位 タイランドコンチネンタルサイクリングチーム +9m20s
4位 ヴィノ・アスタナ・モータース +10m24s
5位 ヴィーニ・ザブ・KTM +13m05s
6位 チーム・ホンコンチャイナ +15m47s
13位 宇都宮ブリッツェン +32m08s
※出場チーム=21チーム
 
 
 
 
 
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[西村選手と中村選手がホテルをチェックアウトし出発に備える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[勝負のクイーンステージを迎えた増田選手も出発の準備を進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[いまだ体調不良が続く鈴木龍選手が静かに出発の時間を待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[選手たちがスタート地点まで自走で向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[自走してきた選手たちがスタート地点に到着]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートサインで登壇する選手たち。昨年5位の増田選手の知名度は高い]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスと協調して集団コントロールを開始]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[機材トラブルに見舞われた鈴木龍選手は、この後コントロールに復帰]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[今できる最大限の走りをした増田選手がフィニッシュに姿を現す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[第1ステージの巻き込まれ落車がなければ…とたら・ればを言いたくなる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[献身的に増田選手をサポートした鈴木譲選手は37位でフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[貴重な山岳アシストとしての期待に応える働きを見せた西村選手も遅れてフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[集団コントロールでチームに貢献した中村選手が最後の力を振り絞ってゴール]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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