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2020/02/09

PETRONAS Le Tour de Langkawi 2020 第3ステージ

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[上:増田選手を中心にチームでまとまってふたつ目の山岳ポイントに向かう]
[下:集団ゴールスプリントを制したヴァルシャイドがステージ優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
2月7日(金)〜14日(金)の8日間にわたり、UCI-2.Proのステージレース「ツール・ド・ランカウイ」が開催されています。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
鈴木龍
西村大輝
小野寺玲
中村魁斗
 
2月9日(日)に、第3ステージが行われました。
 
 
 
 
 
UCI-2.Proのステージレース「ツール・ド・ランカウイ」の第3ステージがテルメローからクアラルンプールまでの162.5kmで開催され、残り40kmに設定された今大会最初の1級山岳で集団が一度は崩壊したものの最後にまとまり大集団のゴールスプリントに。この勝負を制したNTTプロサイクリングのマックス・ヴァルシャイドがステージ優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、翌日に控えるクイーンステージを見据えて山岳での有力チームの動きに注意を払いながらレースを展開。1級山岳の下りで痛恨のパンクを喫して遅れてしまった西村選手を除く増田、鈴木譲、鈴木龍、中村の4選手がきっちりタイム差なしのメイン集団内でゴールしてレースを終えました。
 
また、前日の第2ステージの最後に落車した小野寺選手は負傷を押して気丈にスタートラインに立ちましたが、序盤から中盤にかけてチームのために働いたところでリタイア。残念ながらレースを去ることになりました。
 
 
 
 
 
連日、宇都宮ブリッツェンにとっては苦しい戦いが続く初出場のツール・ド・ランカウイ。
 
第1ステージではエース増田選手の落車、第2ステージでは鈴木龍選手が体調不良、小野寺選手が落車とアジア指折りのステージレースの洗礼を受けているとも言える状況です。
 
そして、この日の第3ステージからは山岳ステージがスタート。増田選手の個人総合上位を諦めていない宇都宮ブリッツェンにとっては正念場となる数ステージを迎えることになります。
 
山岳ステージの最初となる第3ステージは、テメルローからマレーシアの首都クアラルンプールへと向かう162.5km。36.9km地点と74.5km地点にある3級山岳をクリアしたのち、120.2km地点の1級山岳を越えてフィニッシュするレイアウトです。
 
1級山岳の上りは勾配の変化があり一筋縄ではいかないのに加え下りもテクニカルで、大会前に主催者から注意するようにとのお達しが出たとのこと。それだけに、上りで勝負を仕掛けて下りを攻め、そのまま逃げ切りでタイムを奪おうとする選手が出てくる可能性もあります。
 
宇都宮ブリッツェンは、この1級山岳に増田選手がいい位置で入れるように残る選手がポジションを確保することを意識しながら、上りに強い選手を抱える有力チームの逃げにはしっかりとチェックを入れていくことを確認してレースに臨みました。
 
 
テメルローをスタートしたレースは正式スタートが切られると早速のアタック合戦に。程なくして7名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
PELICCHI(バルディアーニ)
LE BON(B&Bホテルズ)
FIELD(ブリッジレーン)
VAN AERT(PGN)
DONOHOE(ARA)
BOUGLAS(SSOIS MIOGEE)
MOHD ZARIFF(サプラ)
メイン集団
 
逃げ集団を見送ったメイン集団は、前日に引き続きリーダーチームのヴィノ・アスタナ・モータースがコントロールを開始。6名に人数を減らした逃げ集団とのタイム差を4分以内に保ちながらレースを進めていきます。
 
その後、レースは6名の逃げ集団とヴィノ・アスタナ・モータースがコントロールするメイン集団という展開のまま進んでいき、ふたつの3級山岳とひとつの中間スプリントポイントをクリア。いよいよ、今大会最初の1級山岳を迎えることになります。
 
1級山岳に入ると、逃げ集団からはFIELD選手(ブリッジレーン)がアタック。単独で先行してKOMを通過。一方のメイン集団は山岳に強い選手を多数揃えるトレンガヌINC.TSGサイクリングがペースアップを開始して逃げ集団を吸収しながらKOMをクリア。テクニカルな下りへと入っていきます。
 
宇都宮ブリッツェンも、前日の落車を押して出走してチームのために序盤から中盤を走ってリタイアした小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を除く5選手がメイン集団内で1級山岳をクリア。そのまま下りへと入っていきましたが、ここで西村選手(宇都宮ブリッツェン)が前輪をパンクしてしまい無念のドロップ。残った4選手がメイン集団でフィニッシュに向かうことになります。
 
1級山岳の下りを終えると、レースは1名の先頭と2名の追走、そしてメイン集団という展開になります。
 
FIELD(ブリッジレーン)
↓ 40秒
PACHER(B&Bホテルズ)
FICARA(サプラ)
↓ 50秒
メイン集団
 
その後、追走の2名が先頭のFIELD選手(ブリッジレーン)に合流し、先頭は3名に。一方のメイン集団は今大会唯一のUCIワールドチームであるNTTプロサイクリングが先頭に立って追走する展開になります。
 
レースも残り10kmを切る段階になると、メイン集団が先行していた逃げの3名を吸収。レースは振り出しに戻り、残り距離を考えると集団でのゴールスプリント勝負になることが濃厚になります。
 
予想通りに大集団でのゴールスプリントになった勝負を制したのは、ヴァルシャイド選手(NTTプロサイクリング)。チームに今大会初となるステージ優勝をもたらしました。
 
宇都宮ブリッツェンは、増田、鈴木譲、鈴木龍、中村の4選手がきっちりとメイン集団内でフィニッシュ。また、前輪のパンクで遅れてしまった西村選手もグルペットでしっかりとゴールし、5名の選手で明日のクイーンステージとなる第4ステージを迎えることになります。
 
 
清水監督コメント
「今日も引き続き暑い中でのレースになりました。我々としては終盤の1級山岳に集中して臨み、各選手ともに調子の良さを確認できて明日のクイーンステージにつなげられたかなと感じています。ただやはり、昨日の落車の影響が大きかった小野寺選手は、チームのために少しでも貢献しようと今日も出走し、十分に働いてくれたと思います。まだシーズンは長いので、小野寺選手にはここで一旦休んでもらって、また次の目標に向かってもらえればと思います。明日はいよいよクイーンステージを迎えます。各選手のコンディションもここまでで上がってきていますので、しっかりと成績を狙っていきたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆[リザルト
[PETRONAS Le Tour de Langkawi 2020 - UCI-2.Pro - 3rd Stage - 162.5km - ]
1位 WALSCHEID Maximilian Richard (NTTプロサイクリングチーム) 3h51m42s
2位 MINALI Riccardo (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) st
3位 ORKEN Ahmet (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) st
4位 BOUGLAS Georgios (SSOIS MIOGEEサイクリングチーム) st
5位 LONARDI Giovanni (バルディアーニ・CSF・ファイザネ) st
6位 COWAN Alexander (ワイルドライフジェネレーション・プロサイクリング) st
7位 NOVARDIANTO Jamalidin (PGNロードサイクリングチーム) st
8位 PACIONI Luca (アンドローニ・ジョカトーリ-シデルメク) st
9位 ABDUL HALIL Mohamad Izzat Hilmi (マレーシアナショナルチーム) st
10位 WARD Tristan (チーム・ブリッジレーン) st
15位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) st
49位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st
65位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st
70位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) st
98位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +8m45s
DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
出走=122名/完走120名
 
◆個人総合時間 第3ステージ終了時
1位 FEDOROV Yevgeniy (ヴィノ・アスタナ・モータース) 9h47m56s
2位 BOONRATANATHANAKORN Thurakit (タイランドコンチネンタルチーム) +09s
3位 WALSCHEID Maximilian Richard (NTTプロサイクリングチーム) +1m17s
4位 ORKEN Ahmet (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +1m22s
5位 MOHD ZARIFF Muhamad Nur Aiman (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) +1m22s
6位 JONES Taj (ARAプロサイクリング・三シャインコースト) +1m23s
7位 VAN AERT Bernard Benyamin (PGNロードサイクリングチーム) +1m27s
8位 BOUGLAS Georgios (SSOIS MIOGEEサイクリングチーム) +1m28s
9位 FIELD Rylee (チーム・ブリッジレーン) +1m29s
10位 CAHYADI Aiman (PGNロードサイクリングチーム) +1m32s
30位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m33s
47位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +1m33s
66位 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン) +1m33s
68位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m47s
91位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +10m18s
 
◆個人総合ポイント賞 第3ステージ終了時
1位 WALSCHEID Maximilian Richard (NTTプロサイクリング) 34P
2位 FEDOROV Yevgeniy (ヴィノ・アスタナ・モータース) 21P
3位 ORKEN Ahmet (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 21P
4位 BOUGLAS Georgios (SSOIS MIOGEEサイクリングチーム) 20P
5位 JONES Taj (チーム・ブリッジレーン) 19P
6位 MINALI Riccardo (NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス) 19P
 
◆個人総合山岳賞 第3ステージ終了時
1位 MOHD ZARIFF Muhamad Nur Aiman (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 16P
2位 FIELD Rylee (チーム・ブリッジレーン) 10P
3位 MOREY Drew (トレンガヌINC.TSGサイクリングチーム) 6P
4位 PACHER Quentin (B&Bホテルズ-ヴィタルコンセプト) 4P
5位 DONOHOE Alistair (ARAプロサイクリング・三シャインコースト) 3P
6位 BOUGLAS Georgios (SSOIS MIOGEEサイクリングチーム) 2P
 
◆チーム総合時間 第3ステージ終了時
1位 ヴィノ・アスタナ・モータース 29h27m10s
2位 タイランドコンチネンタルチーム +03s
3位 バルディアーニ・CSF・ファイザネ +1m17s
4位 ワイルドライフジェネレーション・プロサイクリング +1m17s
5位 NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス +1m17s
6位 チーム・ブリッジレーン +1m17s
15位 宇都宮ブリッツェン +1m17s
※出場チーム=21チーム
 
 
 
 
 
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[この日はスタート地点まで130kmの移動があるため、朝からスタッフ陣が慌ただしく動く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[長距離移動を経て、スタート地点に到着した選手たちが準備を進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[前日の最終局面で落車した小野寺選手も負傷を押してスタートすることを決断]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手の脚には落車で負った怪我を治療した跡が無数に]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートサインを終え、壇上で集まった観客に手を振る選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[序盤の中間スプリントポイントを集団後方で過ぎる鈴木譲選手と鈴木龍選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[中村選手と怪我を押して走る小野寺選手も集団後方で落ち着いてレースを展開]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ひとつ目の3級山岳を慌てずにクリアしていく鈴木譲選手と増田選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[体調不良に苦しむ鈴木龍選手も痛みをこらえながら3級山岳を進む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[注意すべき1級山岳まで消耗を最小限に抑える走りをする西村、小野寺、中村の3選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[チームに少しでも貢献できる走りをした小野寺選手は、残念ながらこの後にレースを降りた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[アップダウン区間を進むメイン集団がタテに長く伸びる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[リーダーチームがコントロールするメイン集団でまとまって走る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[集団前方で1級山岳をクリアした鈴木譲選手がテクニカルな下りへと向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[初日の落車の影響は残るものの、増田選手も集団前方で1級山岳をクリア]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[補給を運ぶなどチームのために働きながら、中村選手も集団内で1級山岳を越えていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[集団内で1級山岳をクリアした西村選手だったが、この後の下りでパンクし遅れてしまう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Ltdl3_19
[翌日のクイーンステージに向けてきっちりと集団内でフィニッシュした増田選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[フィニッシュ後すぐに水分を補給しながらレースを振り返る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Ltdl3_21
[復帰が難しいタイミングのパンクでタイムを失ってしまった西村選手を清水監督が労う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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