2019-2020 JCXシリーズ第9戦 東北CXシリーズざおうさまCUP


[上:実力を示す独走劇で今季初勝利を挙げた小坂選手がガッツポーズでフィニッシュ]
[下:今シーズンここまで苦しんだ小坂選手がようやく表彰台の中央に立った!]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
1月19日(日)に、2019-2020年のジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第9戦「東北CXシリーズざおうさまCUP(UCI-C2)」が開催されました。
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このレースに、宇都宮ブリッツェンの小坂光選手がエントリー。
2019-2020年のジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第9戦となる「東北CXシリーズざおうさまCUP(UCI-C2)」が宮城県蔵王町の蔵王町総合運動公園で開催され、1周回目終盤から独走態勢を築いた宇都宮ブリッツェンの小坂光選手が今季初勝利となる優勝を飾りました!
今シーズンのJCXシリーズも、残すところあと2戦。
ここまで接戦を演じはするものの勝利がない小坂選手にとっては、この残り2戦で何とか勝利を収めて初となるシーズン0勝という事態を避けたいところです。
今回のざおうさまCUPはUCI-C2の国際レースではあるものの、圧倒的な強さを見せ続ける前田選手と織田選手の弱虫ペダルサイクリングチーム勢をはじめ、全日本選手権で上位に入った有力選手勢のほとんどが出場を見送り。
また、参戦を表明していたチェコチャンピオンのエミル・ヘケレも諸条件が重なり出場を辞退したことで、メンバーの層としては薄い状況。それだけに、小坂選手にはチャンスどころか勝利を義務付けられたような状況と言え、小坂選手自身も当然ながら必勝を期してレースに臨みました。
レースは小坂選手(宇都宮ブリッツェン)がホールショットを決めてスタート。
その後、すぐさま小坂選手(宇都宮ブリッツェン)は集団から抜け出し、斎藤選手(RIDELIFE GIANT)と2名で先頭パックを形成する展開になります。
しかし、1周回目も終盤になると、小坂選手(宇都宮ブリッツェン)は斎藤選手(RIDELIFE GIANT)を引き離して早くも独走態勢を構築。2周回目を終える頃には、そのリードはすでに盤石のものとなります。
盤石のリードを築いた小坂選手(宇都宮ブリッツェン)ですが、その後も集中を切らすことなくレースを進めていって後続とのタイム差を着実に広げていく展開になります。
結局、最終的に2位の選手に1分以上の大差をつけた小坂選手(宇都宮ブリッツェン)は独走でフィニッシュ。勝利が義務付けられたレースで、欲すれどなかなか手に入らなかった今季初勝利を手にしました。
小坂選手コメント
「先週の愛知牧場で痛めた膝の状態はだいぶ良くなり、レースには問題ないレベルになったので優勝を狙って走りました。スタートをしっかりと決めてテクニカル区間に先頭で入ることを意識し、そこで徐々に差をつけて序盤から独走に持ち込むことができました。独走になった後も最後まで集中を切らさずに追い込み、今季初勝利をつかみ取ることができました。残るはJCX最終戦なので、最後まで集中して頑張りたいと思います。応援ありがとうございました!」
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COPANY
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[東北CXシリーズざおうさまCUP - UCI-C2 - JCX第9戦 - ME 60m - ]
1位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) 1h00m34s
2位 積田連 (SNEL CYCLOCROSS TEAM) +1m09s
3位 島田真琴 (Pedal) +1m27s
4位 合田正之 (AX cyclocross team) +1m44s
5位 斎藤朋寛 (RIDELIFE GIANT) +2m30s
6位 中間森太郎 (FRETEN) +2m53s
7位 鈴木良則 (PAXPRJECT) +3m07s
8位 後藤啓 (lipatti jewelry) +3m08s
9位 加藤健悟 (臼杵レーシング) +3m37s
10位 村山優弥 (スワコレーシングチーム) +3m45s
出走=55名/完走=24名

[当日朝に宇都宮を出発して会場入りした小坂選手が試奏の準備を進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[試走時間ではスリッピーなキャンバーを繰り返し走ってベストなラインを見極めた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[スタート時間に合わせてローラーで身体に刺激を入れる小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[スタートラインに整列し、レースの幕が切って落とされるのを待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[今シーズン好調のスタートをきっちり決めて先頭でコースインする小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[グラウンドのテクニカル区間で集団から抜け出し、余裕を持ってシケインをクリアする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[1周回目終盤に独走状態になった小坂選手が河川敷エリアを走る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[急キャンバーを難なく乗車でクリアし、後続との差を広げにかかる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[スリッピーなキャンバーをボディバランスとバイクコントロールでクリアしていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[安定した走りで格の違いを見せつける小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[レース序盤から自分自身との戦いを繰り広げる小坂選手が着々と後続とのタイム差を広げる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[レース中にも刻一刻と変わる路面状況をしっかりと見極めてレースを進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[レース終盤に入り勝利をほぼ手中にした後も集中した表情を崩さない]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[舗装路に出る階段区間での乗降もスムーズにこなす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[今シーズンここまで苦しんだ鬱憤を晴らすかのような走りを見せ続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[後続を1分以上引き離した状態で最終周回に入る小坂選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[勝利を確信してジャージのスポンサーをアピールする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[シーズン終盤になってしまったが、ようやく待望の今シーズン初勝利を挙げた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

[レース直後、苦しい時期も変わらぬサポートをしてくれた廣瀬メカと握手を交わす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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