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2019/06/12

2019 JPT Round5 第7戦 那須塩原クリテリウム

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[上:勝ち逃げとなった逃げ集団に阿部選手と鈴木龍選手が入ってレースを展開する]
[下:三つ巴のゴールスプリント勝負を制した中井唯晶がJプロツアー初優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
6月8日(土)に、2019年のJプロツアー第7戦となる「JBCF那須塩原クリテリウム」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
 
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志
 
 
 
 
 
2019年のJプロツアー第7戦となる「JBCF那須塩原クリテリウム」が栃木県那須塩原市のJR那須塩原駅西口に設定された1周2.1kmの公道特設周回コースで開催され、レース中盤過ぎにできた6名の逃げ集団が逃げ切る展開に。最後は三つ巴となったゴールスプリントを制したシマノレーシングの中井唯晶がJプロツアー初勝利となる優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、勝ち逃げとなった逃げ集団に阿部選手と鈴木龍選手が入ってレースを展開。最大のライバルになるとみられていたマトリックスパワータグのオールイスアルベルト・アウラールに脚を使わせ、スプリントでの爆発力封じることには成功しましたが、逆に一瞬の隙をシマノレーシング勢に突かれてしまい鈴木龍選手が2位でレースを終えました。
 
 
 
 
 
およそ1カ月の中断期間を経て再開されたJプロツアー。
 
再開戦となる第5ラウンドは、宇都宮ブリッツェンにとって準ホームレースと言っても差し支えのない栃木県北地域での栃木ラウンドとなり、チームとしても好結果でファン・サポーターにしっかりアピールしたいところです。
 
そんな宇都宮ブリッツェンは、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野というUCIレースの連戦で、どちらも最も名誉ある個人総合時間で優勝争いを演じる走りを披露。UCIアジアツアーのレベルでも十分以上に勝負ができることを証明しました。
 
ただ、その代償としてキャプテンの増田選手が落車に巻き込まれた際の負傷の影響で戦線離脱中で、しばらくは7名での戦いを余儀なくされることになりました。
 
そして、6名出走となる今回の那須塩原クリテリウムには、まだ本調子ではない堀選手を除く、鈴木譲、阿部、小坂、鈴木龍、小野寺、岡がエントリー。
 
クリテリウムながら例年サバイバルなレース展開になるコースであることを考慮し、序盤から中盤にかけては他の有力チームと協調してうまく回しながら集団の人数を削っていき、人数が絞られて集団内の危険度も下がったタイミングで攻撃を開始。最後は展開に応じて鈴木龍選手か岡選手で勝負というプランでレースに臨みました。
 
 
数日前から雨予報が出ていた天候も、なんとか雨が上がった状態でレースはスタートします。すると早速、激しいアタック合戦の展開に。
 
宇都宮ブリッツェンの選手たちもアタック&チェックを繰り返しながら、全選手が集団前方でリスクを回避しながらレースを進めていきます。
 
すると、レースも中盤に差し掛かろうかという段階で、12名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
阿部、鈴木龍、小野寺、岡(宇都宮ブリッツェン)
橋本、今村(BSサイクリング)
マンセボ、トリビオ、オールイス(マトリックスパワータグ)
木村、中井(シマノ)
下島(那須ブラーゼン)
メイン集団
 
4名の選手を逃げ集団に送り込んだ宇都宮ブリッツェン、強力な外国人選手3名が入ったマトリックスパワータグ、2名を送り込んだシマノレーシングはこの逃げでGOの判断となりますが、窪木選手(BSサイクリング)や黒枝選手(BSサイクリング)といったエーススプリンターを送り込めなかったブリヂストンサイクリングとしては分が悪い状況。そのため、残る選手がメイン集団の先頭に立ってペースを上げる状況になります。
 
すると今度は、逃げ集団内でも再び動きがあり、集団がふたつに割れる展開に。割れた後方の集団はメイン集団に吸収され、レースは6名の逃げ集団とメイン集団という展開になります。
 
阿部、鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
オールイス(マトリックス)
木村、中井(シマノ)
今村(BSサイクリング)
メイン集団
 
その後、レースは6名の逃げ集団とメイン集団という展開のまま進んでいき、残り10周回を切る段階になってもその差はなかなか縮まらないことから、逃げ集団の逃げ切りの可能性が高まります。
 
逃げ集団内でのスプリント勝負になると圧倒的に分が悪いブリヂストンサイクリングがメイン集団のペースを上げて追走しますが、なかなかタイム差が縮まらない状況が続きます。
 
そうこうするうちに、逃げ集団から今村選手(BSサイクリング)がドロップし、逃げ集団は5名に。後続とのタイム差を考えても、勝負はこの5名に絞られる展開になります。
 
逃げ集団5名の中で、スプリントになって圧倒的に有利なのはオールイス選手(マトリックス)。ただ、オールイス選手(マトリックス)は単騎、宇都宮ブリッツェンとシマノレーシングがそれぞれ2名ずつという状況で、ダメージを負わせてスプリントに入れば勝機は高まる状況と言えます。
 
最終周回に入る前から木村選手(シマノ)が攻撃を仕掛け、最終周回に入って阿部選手(宇都宮ブリッツェン)も攻撃を加えてオールイス選手(マトリックス)にダメージを与えた状態で、勝負は最後のスプリントへと持ち込まれます。
 
ホームストレートに姿を現した鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)はオールイス選手(マトリックス)をきっちりマークして番手に。そして、スプリントをかけ始めたタイミングにしっかりと合わせてオールイス選手(マトリックス)を捲りましたが、その後方からさらに伸びのあるスプリントを見せた中井選手(シマノ)が先行してフィニッシュ。中井選手(シマノ)はうれしいJプロツアー初勝利をなりました。
 
宇都宮ブリッツェンは、鈴木龍選手が2位と惜しくも地元レースで優勝は飾れず。それでも、狙い通りのレース展開に持ち込み、4選手をしっかりトップ10に送り込むチーム力の高さを見せたレースとなりました。
 
 
清水監督コメント
「今日は、チームとしては望む通りの展開をしっかりと作れていい形だったのですが、最後の部分でオールイス選手を見過ぎてしまったがために、中井選手に先に仕掛けられてしまいました。あと一歩というところだっただけに悔しい部分はありますが、チームとしては非常に良い感触ですし、明日は2連覇を目指して頑張りたいと思います。今日の応援をまた明日につなげて、明日も応援を力に変えて頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[第3回JBCF那須塩原クリテリウム - JPT第7戦 - 56.7km - ]
1位 中井唯晶 (シマノレーシング) 1h19m59s 42.52km/h
2位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) st
3位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) st
4位 木村圭佑 (シマノレーシング) +04s
5位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +09s
6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +44s
7位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) +44s
8位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +45s
9位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +46s
10位 横山航太 (シマノレーシング) +46s
22位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +59s
23位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +1m05s
出走=81名/完走=36名
 
◆2019Jプロツアー 個人ランキング
1位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 1,758P
2位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 1,726P
3位 横山航太 (シマノレーシング) 1,410P
4位 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング) 1,335P
5位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 1,246P
6位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 1,142P
 
◆2019Jプロツアー チームランキング
1位 チームブリヂストンサイクリング 5,248P
2位 マトリックスパワータグ 4,907P
3位 宇都宮ブリッツェン 4,698P
4位 シマノレーシング 4,681P
5位 Team UKYO 1,967P
6位 弱虫ペダルサイクリングチーム 1,569P
 
プロリーダージャージ 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング)
 
 
 
 
 
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[朝から雨が降る会場に選手たちが到着する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[地元チームとしてプレゼンテーションに出席する選手たちに多くの声援が飛んだ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ウォーミングアップを前にレースプランについてのミーティングが行われる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[久しぶりのロードレースとなる小坂選手が出走サインを行う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[プロリーダージャージの岡選手を先頭に選手たちがコースイン]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートラインに整列した選手たちがスタートの瞬間を待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[序盤のアタック合戦に阿部選手と鈴木龍選手が対応していく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[マトリックスの強力外国人選手の動きを小坂選手がすかさずチェックする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[有力選手の動きに反応した小野寺選手が集団から先行する展開になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手がいる先行集団に岡選手が単独ブリッジをかけて合流する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[常にレース全体を俯瞰で見る鈴木譲選手がチームにとって有利な展開を考えながら走る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手と岡選手のいる逃げ集団に阿部選手も合流し、さらに逃げ続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[マンセボ選手の動きを逃さずに鈴木龍選手が最終便で逃げ集団に合流する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[4名が逃げに入り有利な展開を活かして小野寺選手が逃げ集団の先頭を引く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[勝負できる鈴木龍選手と岡選手の2名が逃げ集団に入る絶好の展開になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[思惑の違いからふたつに割れた逃げの後方集団がメイン集団に吸収される]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手と鈴木龍選手を含む6名の逃げ集団が逃げ続ける展開になる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[残る4選手はメイン集団内で次の展開に備える状況に]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[今村選手がドロップして5名になった逃げ集団の逃げ切りの可能性が高まる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[前方の逃げ集団に勝負を託すことになったメイン集団はペースを落とす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[オールイス選手を完全マークしていた鈴木龍選手だったが中井選手に一瞬の隙を突かれた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[逃げ集団内で最後の仕事をした阿部選手が少し遅れて5位でフィニッシュする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[後続のメイン集団の頭と3番手を岡選手と小野寺選手がとってトップ10入りする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[翌日に備えてクールダウンしながらこの日のレースを振り返る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[地元レースで勝利はならなかったが、最低限となる表彰台は獲得した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[2位のオールイス選手と僅差ながらも岡選手はプロリーダージャージを守った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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