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2019/05/20

NTN presents Tour of Japan 2019 第2ステージ

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[上:リーダーチームとしてメイン集団をコントロールする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:逃げ切った3名のスプリントを制したトゥーベイがスタージ優勝しグリーンジャージを獲得]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
5月19日(日)〜26日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。
 
5月20日(月)に、第2ステージが開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志
 
 
 
 
 
UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第2ステージとなる京都ステージが京都府の京田辺市と精華町にまたがる1周16.8kmの公道特設周回コースで開催され、レース序盤にできた逃げ集団が逃げ切り。最後は3名でのゴールスプリントを制したチーム・ブリッジレーンのエイデン・トゥーベイがステージ優勝。トゥーベイは個人総合時間でもトップに立ち、名誉あるグリーンジャージに袖を通しました。
 
宇都宮ブリッツェンは第1ステージで優勝を飾った岡選手が獲得したグリーンジャージを守るためというより、最大の目標である増田選手の個人総合時間での表彰台獲得のため、集団スプリントで増田選手と岡選手がタイム差を失わずにゴールすることをこのステージの目標に設定。残る選手たちがきっちりメイン集団をコントロールし、逃げ集団のうちの3名に逃げ切りは許してしまったものの増田選手と岡選手が9秒後方の集団で安全にフィニッシュしてレースを終えています。
 
 
 
 
前日の興奮が冷めやらぬ中で迎えた、今年のツアー・オブ・ジャパン第2ステージ。
 
第1ステージでは、大柄でパワーのある外国人選手が圧倒的有利という声がある中、岡選手が自身初となるUCIレースでのステージ優勝を挙げ、個人総合時間リーダーの証であるグリーンジャージを筆頭に、ポイント賞、新人賞と3つのジャージを獲得しました。
 
そんな個人総合リーダーを抱える宇都宮ブリッツェンは、本格的なロードレースが幕を開ける今ステージを前に、あらためてチームの「増田選手の個人総合時間表彰台」という目標を確認し合いました。
 
そのため、現時点では岡選手が着用するリーダージャージを失うことになっても、増田選手が個人総合時間を争うライバル選手たちに対してタイムを失わないことが、まずは最優先事項。
 
個人総合時間に絡まない選手の逃げを先行させて集団をコントロールし、終盤にかけてはゴールスプリントに持ち込みたいチーム勢の力も利用しながら逃げ集団を吸収し、個人総合時間で上位につける増田選手と岡選手がタイムを失わずにフィニッシュするというプランでレースに臨みました。
 
 
 
セレモニーランとニュートラル走行を経て正式スタートが切られたレースは早速、激しいアタックの応酬となります。
 
宇都宮ブリッツェンも鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が中心となって危険なアタックに対してはすぐにチェックに入る動きを繰り返して逃げの選別を続けます。
 
そうこうするうちに、ザッカンティ選手(NIPPO)のアタックをきっかけに7名の逃げ集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンとしては想定していた逃げの人数より多くなってしまう事態となりましたが、当初のプラン通りに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)の2名がメイン集団の先頭に立ってペースをコントロールする展開となります。
 
ザッカンティ(NIPPO)
ポトチュキ(グスト)
トゥーベイ(ブリッジレーン)
ギロネット(インタープロ)
岡本(愛三工業)
入部(シマノ)
安原(マトリックス)
宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団
 
宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団では日本ナショナルチームも選手を出してくれ、ともに集団コントロールを行う展開に。逃げ集団とのタイム差を2分前後に保ちながら周回を重ねていきます。
 
その後、途中で逃げ集団のメンバーで岡本選手(愛三工業)とオヴェチキン選手(トレンガヌ)が入れ替わる動きはあったものの、レースは逃げ集団と宇都宮ブリッツェンと日本ナショナルチームがコントロールするメイン集団という展開のまま進んでいき、レースも残り2周回という状況に。
 
ゴールスプリントに持ち込むのであれば、そろそろメイン集団も逃げ集団とのタイム差を縮めていきたいところですが、この段階になっても宇都宮ブリッツェンのコントロールに協調するチームは日本ナショナルチーム以外ない状況。
 
この後も連日厳しいレースが続くことを考慮してか、各チームともにゴールスプリントで勝利を狙うために積極的に集団をけん引して逃げを吸収するという判断には至らなかったようで、メイン集団のペースアップはリーダーチームの宇都宮ブリッツェンに委ねられる状況となります。
 
この段階になると、最後までできれば温存したかった鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)の2名もペースアップのために使いながら、宇都宮ブリッツェンがリーダーチームとしての役割を果たしながら逃げ集団とのタイム差を縮めていく展開になります。
 
しかし、最終周回に入った段階で逃げ集団とメイン集団とのタイム差は1分15秒あり、逃げ集団の逃げ切りの可能性も高まってくる状況となります。
 
すると、逃げ集団でも勝利に向けた動きが活性化し、ザッカンティ選手(NIPPO)と入部選手(シマノ)の2名が先行、その後方からトゥーベイ選手(ブリッジレーン)が合流して先頭は3名になります。
 
結局、遅れた逃げ集団の選手たちは吸収できたものの、メイン集団は先行する3名の選手を吸収することはできず。3名のゴールスプリント勝負を制したトゥーベイ選手(ブリッジレーン)がステージ優勝。個人総合時間でもトップに立ち、名誉あるグリーンジャージに袖を通すことになりました。
 
宇都宮ブリッツェンは阿部選手と小野寺選手の後を引き受けた鈴木譲選手と鈴木龍選手も素晴らしい集団けん引を見せ、逃げ集団をあと少しで捕らえるかというところまでタイム差を短縮。最終的にトップから9秒遅れの集団に増田選手と岡選手をきっちり送り込んでレースを終了。
 
個人総合時間で岡選手が3位、増田選手が10位と好位置をキープして明日の第3ステージに臨むことになります。
 
 
清水監督コメント
「今日はリーダーチームということで、できる範囲内で増田選手と岡選手のタイムを失わないことを念頭にレースを進め、最低限の形は保てたかなと感じています。チームとしてはこの段階でリーダー守ろうと強くは思っていませんでしたし、この後の長い戦いを考慮すると一旦リーダーを手放してもいいかなという想いもありましたので、リーダーチームとしての最低限の働きをした上で明日につなげられたかなと思います。とにかく今日は、増田選手と岡選手を守って1クラスのツアー・オブ・ジャパンでコントロールの仕事をやり切ってくれた4選手の働きに感謝したいですね。リーダーチームではなくなったので、明日のステージからはまた新しい形のレースの進め方でやっていきたいと思います。今日も応援ありがとうございました!明日も繰り下がりではありますが、岡選手が新人賞ジャージを着て走るので、トップ争いの中でしっかりと戦っていきたいと思います」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[NTN presents Tour of Japan 2019 - 2nd Stage Kyoto - 103.8km - ]
1位 エイデン・トゥーベイ (チーム・ブリッジレーン) 2h41m25s  38.5km/h
2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) st
3位 フィリッポ・ザッカンティ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +02s
4位 イメリオ・チーマ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +09s
5位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) +09s
6位 フェデリコ・ズルロ (ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー) +09s
7位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) +09s
8位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +09s
9位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +09s
10位 サム・クローム (Team UKYO) +09s
19位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +09s
29位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +09s
58位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +7m53s
59位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +7m53s
83位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +9m11s
90位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +23m33s
出走=96名/完走=93名
 
◆個人総合時間 第2ステージ終了時
1位 エイデン・トゥーベイ (チーム・ブリッジレーン) 2h44m21s  38.7km/h
2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +08s
3位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +19s
4位 フィリッポ・ザッカンティ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +19s
5位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) +20s
6位 オールイス・アウラール (マトリックスパワータグ) +21s
7位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) +22s
8位 アダム・トーパリック (チーム・ザワーランド) +23s
9位 クリス・ハーパー (チーム・ブリッジレーン) +23s
10位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +23s
58位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +8m13s
59位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +8m15s
82位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +9m36s
90位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +23m54s
 
◆個人総合ポイント賞 第2ステージ終了時
1位 エイデン・トゥーベイ (チーム・ブリッジレーン) 33P
2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 21P
3位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング)
4位 フィリッポ・ザッカンティ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 16P
5位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 16P
6位 イメリオ・チーマ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 14P
 
◆個人総合山岳賞 第2ステージ終了時
1位 フィリッポ・ザッカンティ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) 10P
2位 アドリアン・ギロネット (インタープロサイクリングアカデミー) 4P
3位 安原大貴 (マトリックスパワータグ) 4P
 
◆チーム総合時間 第2ステージ終了時
1位 チーム・ブリッジレーン 8h04m33s
2位 シマノレーシングチーム st
3位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ +02s
4位 Team UKYO +09s
5位 マトリックスパワータグ +09s
6位 ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー +09s
12位 宇都宮ブリッツェン +7m54s
 
 
 
 
 
Toj2_01
[早朝から監督、メカ、マッサーがレースに向けての準備を始める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_02
[チェックアウトを済ませた選手たちがチームカーにやってくる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_03
[セレモニーランのスタート地点となる普賢寺ふれあいの駅に到着する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_04
[到着早々、細谷マッサーが選手にオイルを施す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_05
[無線が許可される1クラスのレースのため、各選手ともに無線機を携帯する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_06
[リーダージャージを着た岡選手がサインボードにサインする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_07
[引き締まった表情の小野寺選手がスタートラインに整列する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_08
[知り合いを見つけて笑顔で談笑する鈴木龍選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_10
[阿部選手がスタート地点で他チームの選手たちと談笑して待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_09
[ナショナルチームでともに活動した入部選手や小石選手と談笑する増田選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_11
[チームカーの清水監督から各選手に無線で的確な指示が飛ぶ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_12
[選手たちがセレモニーランで同志社大学のキャンパスへと向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_13
[逃げを容認し、小野寺選手と阿部選手でメイン集団のコントロールを開始]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_14
[その後方で鈴木譲選手が万が一の展開に備える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_15
[増田選手と岡選手はチームメートの働きもあって安全な集団前方をキープ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_16
[宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団がタテに長く伸びる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_17
[小野寺選手が自身の成績を度外視してメイン集団をけん引し続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_18
[経験豊富なベテラン3選手がいるのが強みであり、安心感につながる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_19
[アシストが鈴木譲選手のみになるまでリーダーチームとしての役割を果たす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_20
[仕事をやり切った鈴木龍選手と小野寺選手が集団後方で最終周回に入る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_21
[仕事を果たしメイン集団から遅れた阿部選手も最終周回へ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_22
[ジャージを手放すことになったが、岡選手は個人総合3位と好位置をキープ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_23
[ライバル勢に遅れをとることなくフィニッシュした増田選手は個人総合10位]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_24
[きっちりエース勢を集団に送り込んだ鈴木譲選手と小野寺選手が遅れてフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_25
[鈴木龍選手もきっちりと仕事を果たして遅れてフィニッシュする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_26
[最終周回でクールダウンを済ませるベテランらしい走りの阿部選手が最後尾でフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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