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2019年4月

2019/04/24

2019 JPT Round2 第3戦 西日本ロードクラシック

Jpt3_top01
Jpt3_top02
[上:最終盤にできた先頭集団内で岡選手がレースを進める]
[下:最終局面で岡選手を振り切ったオールイスアルベルト・アウラールが独走で2勝目をマーク]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
4月21日(日)に、2019年のJプロツアー第2ラウンド(第3戦)となる「JBCF西日本ロードクラシック広島大会」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。
 
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
堀孝明
小野寺玲
岡篤志
 
 
 
 
 
2019年のJプロツアー第3戦となる「JBCF西日本ロードクラシック」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、レース終盤にできた7名の先頭集団から最終周回で抜け出したマトリックスパワータグのオールイスアルベルト・アウラールが、最後は宇都宮ブリッツェンの岡篤志を振り切って独走勝利。早くも今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。
 
 
宇都宮ブリッツェンは、レース序盤にできた逃げ集団に阿部選手が予定通りに入ったもののパンクで遅れてしまいましたが、その後に選手たちが自らの好判断でレースを動かして軌道修正。中盤から終盤にかけては鈴木龍、小野寺、岡の3選手が先頭集団に入ってレースを展開し、最後は岡選手が優勝したアウラール選手と一騎打ちの状態に持ち込みましたが力負け。それでも、きっちり2位でレースを終えました。
 
 
開幕戦となった修善寺2連戦から、およそ1カ月の期間が空いての再開となった2019年のJプロツアー。
 
その開幕2連戦では良いところなく完敗という結果になった宇都宮ブリッツェンでしたが、その後のUCI(国際自転車競技連合)公認の国際レース「ツール・ド・とちぎ」やJCF(日本自転車競技連盟)主催のチャレンジサイクルロードレースで浮上のきっかけを掴んだ感がある中で、今回の第3戦を迎えることになります。
 
とはいえ、強力な外国人選手勢を中心にライバルチームも好調を維持しており、簡単に勝利を手にできる状況という訳にはいかず、彼らの力を上手く利用する、もしくは、彼らに実力を発揮させないように立ち回るレース運びをすることも重要になります。
 
そんな状況下で、宇都宮ブリッツェンは心身のバランスが復活してきた岡選手をエースに、今シーズンJプロツアー初勝利を狙うプランを選択。
 
序盤のアタック&チェックを阿部選手と小坂選手が担い、逃げに乗ってレースを作る。有力選手が逃げに乗るようであれば鈴木譲選手や鈴木龍選手らも逃げに乗っていく。岡選手は今レースででプロトン内最強と予想されるマトリックスパワータグのオールイス選手の動きを逃さずにレースを展開することを前夜のミーティングで確認した上でレースに臨みました。
 
 
レースは1周回目から激しいアタック合戦となりますが、その中から平塚選手と徳田選手(ともにBSサイクリング)の2名が先行する展開に。この2名にブリッジをかける動きに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかり反応して6名の逃げ集団を作ることに成功します。
 
阿部(宇都宮ブリッツェン)
平塚、徳田(BSサイクリング)
安原(マトリックス)
入部(シマノ)
豊田(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
一方のメイン集団は、地元開催レースでしっかりと見せ場を作りたいヴィクトワール広島が先頭に立ってコントロールを開始。長丁場のレースということを考慮すると、レースはこの状態で一旦落ち着くかと思われました。
 
しかし、5周回目になると逃げ集団で快調にレースを進めていた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクトラブル。すぐにニュートラルから車輪を受け取ってレースに復帰しますが逃げ集団からは遅れてしまい、メイン集団に戻るという判断を下すことになります。
 
そうなると、有力チームの選手が入った逃げ集団に選手を送り込んでいない宇都宮ブリッツェンは不利な状態に。メイン集団を引く理由があり、しっかりとペースを上げられるチームがどれだけいるかということを考えると、早めに手を打たなければ手遅れになってしまう状況と言えます。
 
そんな状況を打破しようと、宇都宮ブリッツェンは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と小坂選手(宇都宮ブリッツェン)の2名がヴィクトワール広島のコントロールに加わって、メイン集団のペースアップを図ります。しかし、なかなか思うようにタイム差が縮まりません。
 
すると、この展開をどうにか打開すべく鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を伴ってアタックを仕掛け、先行する逃げ集団への合流を試みます。
 
この動きで活性化したメイン集団は一旦崩壊し、バラバラの状態に。人数を減らしながら逃げ集団を吸収し、50名弱の集団にブラッシュアップされる展開となります。
 
すると、50名弱に絞られたメイン集団では、中間スプリント賞を狙う動きの中から10名の逃げ集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンはその中に鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が入ることに成功します。
 
鈴木龍、岡(宇都宮ブリッツェン)
トリビオ、オールイス(マトリックス)
木村、湊(シマノ)
平塚(BSサイクリング)
前田(弱虫ペダル)
中村(那須ブラーゼン)
紺野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
有力選手が入ったこの逃げに対し、後方のメイン集団からはブリッジをかけようとする選手数名が飛び出す展開に。この動きに小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかり反応し、最終的に12名の先頭集団が形成される展開となります。
 
鈴木龍、小野寺、岡(宇都宮ブリッツェン)
トリビオ、オールイス(マトリックス)
入部、木村(シマノ)
平塚、石橋(BSサイクリング)
前田(弱虫ペダル)
中村(那須ブラーゼン)
紺野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
有力選手が数多く入った先頭集団は後方のメイン集団とのタイム差を広げていき、残り3周回を前にして逃げ切りが濃厚な状況に。最多の3名を送り込んでいる宇都宮ブリッツェンにとっては願ってもない状況と言えます。
 
しかし、最後の中間スプリント賞に向けた動きの中でオールイス選手(マトリックス)が先行する形になるとすぐに鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が反応しますが、この動きをトリビオ選手(マトリックス)がしっかりとチェック。
 
1対2で数的有利となった状況で鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)は揺さぶりをかけられて脚を削られ、また、先行した3名を追うために後方では小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭を引いて脚を削っていて、あまり良いとは言えない状況になります。
 
すると、オールイス選手(マトリックス)とトリビオ選手(マトリックス)の先行する2名を追いたい追走集団が崩壊してしまう事態となり、脚が残っていた岡選手(宇都宮ブリッツェン)と木村選手(シマノ)の2名が先頭にジョイン。遅れて平塚選手(BSサイクリング)も合流して先頭は5名になります。
 
さらに後方から入部選手(シマノ)と石橋選手(BSサイクリング)が合流して7名となった先頭集団は、攻撃を仕掛け合いながらも決定的に崩壊することはなく、レースは遂に最終周回を迎えることになります。
 
最終周回に入ると、まだまだ余力がありそうな印象のオールイス選手がアタックを仕掛けて単独で先行する展開に。一瞬遅れて追走に入った岡選手(宇都宮ブリッツェン)がなんとか追い付き、一騎打ちの状態になります。
 
しかし、この時点で脚の残り具合と力の差が明確に出ており、三段坂でのオールイス選手(マトリックス)の攻撃に岡選手(宇都宮ブリッツェン)は対応することができず。
 
そのまま独走状態をキープしたオールイス選手(マトリックス)が今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。
 
三段坂で引き離されてしまった岡選手(宇都宮ブリッツェン)も決死の追走を見せましたが追いつくことはできず、2位でフィニッシュしてレースを終えました。
 
 
清水監督コメント
「負けました。オールイス選手が強かった、というひと言に尽きるレースだったと思います。チームとしては予定通りにレースを運んでくれて。阿部選手が逃げに乗ってくれ、後半に向けてレースを作っていくという状況だったのですが、パンクで遅れてしまって。それでも、チームでしっかりと連携して機能して、新しい動きを作って最終的に勝ち逃げになる先頭に3選手を送り込んで最後に岡選手に繋げるというキレイな流れを作れたと思います。最後も岡選手がオールイス選手と一騎打ちの状態を作って、レース前に話していた通りの展開に持ち込むことができたのですが、完全に力負けという印象です。このコースは力と展開力の両方が求められるということは戦前から話していたと思います。その中で個々の力を合わせたチーム力で展開を作って、その上でこういう結果なので、次に向けてさらなるレベルアップと展開を手繰り寄せる力をつけていかなければなと感じています。今日も遠く広島県まで応援に来てくださったファンの方もいらっしゃって、ありがとうございました!引き続き応援、よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆[リザルト
[第53回JBCF西日本ロードクラシック広島大会 - JPT第3戦 - 147.6km - ]
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 3h41m53s  39.91km/h
2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +13s
3位 平塚吉光 (チームブリヂストンサイクリング) +58s
4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +58s
5位 木村圭佑 (シマノレーシング) +1m00s
6位 入部正太朗 (シマノレーシング) +1m01s
7位 石橋学 (チームブリヂストンサイクリング) +1m03s
8位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +2m42s
9位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +2m51s
10位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +3m14s
16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +4m59s
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
出走=92名/完走=37名
 
◆2019Jプロツアー 個人ランキング
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 1,531P
2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 870P
3位 横山航太 (シマノレーシング) 825P
4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 791P
4位 平塚吉光 (チームブリヂストンサイクリング) 791P
6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 721P
 
◆2019Jプロツアー チームランキング
1位 マトリックスパワータグ 4,016P
2位 シマノレーシング 2,206P
3位 チームブリヂストンサイクリング 1,468P
4位 宇都宮ブリッツェン 1,398P
5位 Tean UKYO 1,337P
6位 弱虫ペダルサイクリングチーム 772P
 
プロリーダージャージ オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
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[レース前日、飛行機で広島入りした選手たちと陸路組のスタッフがレース会場で合流]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[膝痛で出場を見合わせていた堀選手が今シーズン初出場。膝にテーピングをして試走に向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小坂選手がシクロクロスでもしのぎを削る前田選手とコースを試走する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[夕食後に翌日のレースに向けてのミーティングが行われ、プランが決まっていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[レース当日は朝から快晴に恵まれ、それに伴って気温も上昇]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[上昇する気温を考慮して、スタッフ陣も多めのドリンクを用意して選手たちをサポートする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[チームプレゼンに臨む選手たちに遠方まで駆けつけたファンからの声援が飛ぶ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて選手たちがローラーでアップを開始する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[選手たちがアップする様子を確認する清水監督]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタートラインに整列した選手たちがスタートの瞬間を待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[2周回目に形成された逃げ集団に阿部選手がしっかり入ってレースを展開する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[残る選手はヴィクトワール広島がコントロールするメイン集団でまとまって前方をキープ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[膝に不安がある堀選手も、無理のない範囲できっちり仕事をこなす]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[パンクで遅れた阿部選手がメイン集団に戻り、立て直しを余儀無くされる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団から鈴木譲選手と小野寺選手が飛び出して攻撃を開始する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[シャッフルされた集団から鈴木龍選手と岡選手を含む10名の選手が先行する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[シャッフルのきっかけを作った鈴木譲選手と小野寺選手がメイン集団で一旦脚を休め体制を整える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団をペースアップする仕事を終えた阿部選手と小坂選手が後方の集団で堪える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団から先頭にブリッジした小野寺選手が集団のペースを作る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[オールイス選手の攻撃に鈴木龍選手が反応するも、トリビオにすかさずチェックされる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手を含むメイン集団が先行する集団を追うもその差は縮まらない]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[マトリックスコンビの攻撃に反応した岡選手が5名の先頭集団でレースを展開する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[脚を使ったタイミングでの動きに対応できずに遅れた鈴木龍選手と小野寺選手が前を追う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[7名になった先頭集団が互いを牽制し合いながら最終周回に入る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[最後の最後でわずかに力が及ばなかった岡選手が2位でフィニッシュする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[レースを動かす攻撃から先頭集団でのけん引まで働き尽くした小野寺選手が8位でゴール]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[マトリックスコンビに脚を使わされて遅れてしまった鈴木龍選手は9位でフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[司令塔としてレースを動かし、一旦はチームに有利な状況を作った鈴木譲選手がフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[勝利には届かなかったがチームの連携は高まっている。勝利は近い]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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2019/04/10

第44回チャレンジサイクルロードレース大会

Crr_top01
Crr_top02
[上:残り1周回を独走した岡選手がチーム今シーズン初勝利をもたらした!]
[下:昨シーズンに続き、岡選手がチーム1勝目。このまま勝利を重ねていきたいところだ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
4月7日(日)に、「第44回チャレンジサイクルロードレース大会」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の3名がエントリー。
 
鈴木譲
鈴木龍
岡篤志
 
 
 
 
 
国内レースシーズンの本格到来を告げる「第44回チャレンジサイクルロードレース」が、厳しいアップダウンで知られる日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催され、男子最高峰のA-Eカテゴリーで宇都宮ブリッツェンの岡篤志選手が終盤から独走して優勝を飾りました!
 
 
国内シーズンの本格到来を告げるレースとして知られると同時に、その長い歴史の中で数々の名勝負が繰り広げられてきたチャンレンジサイクルロードレース。30位以内の選手には全日本選手権への出場資格が与えられることもあって、何とか出場資格をものにしたいクラブチーム系の選手が多くを占める中、シマノレーシングやチームブリヂストンサイクリング、愛三工業レーシングなどのUCIコンチネンタルチーム勢も出場。選手層も厚みがある状態での開催となりました。
 
そんな中、宇都宮ブリッツェンは同レースに鈴木譲・鈴木龍・岡の3選手がエントリー。少人数ということもあり明確なチームプランは立てず、各選手が自身の勝ちパターンに持ち込むレース運びをして勝利を目指します。
 
レースはスタートから激しいアタック合戦が繰り広げられる展開に。宇都宮ブリッツェンも各選手が集団前方でアタック&チェックを繰り返しながらレースを進めていく展開になります。
 
激しいアタック合戦が続いた影響もあり、周回を重ねるごとに集団の人数はブラッシュアップされ、先頭集団は30名前後にまで絞られる状況。宇都宮ブリッツェンは3選手がしっかりその中に入ってレースを進めていきます。
 
レースも折り返しを迎える頃になると、前日に山梨県甲府市で開催された信玄公ロードレースで単独落車した選手に刈り取られる形で落車した鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が、その影響からか膝に痛みを感じるとのことで大事をとってレースを降りる事態に。宇都宮ブリッツェンは残る2名で勝負に挑まなければならない状況になります。
 
その後、レースは鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)の2名を含む18名の先頭集団と、それを追う20名ほどの追走集団という展開に。
 
途中3名の選手が先頭集団にブリッジをかけようと追走集団から飛び出した以外レースの大勢は変わらず、残り周回を減らしていく状況が続きます。
 
すると、レースも残り3周回という段階で、先頭集団で米谷選手(LEOMO Bellmare)がペースアップ。この動きで先頭集団がふたつに割れ、前方は岡選手(宇都宮ブリッツェン)を含む4名の選手に絞られて残り2周回を迎えることになります。
 
岡(宇都宮ブリッツェン)
木村(シマノレーシング)
前田(弱虫ペダルサイクリングチーム)
米谷(LEOMO Bellmare)
才田(LEOMO Bellmare)
森本(イナーメ信濃山形)
鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)含む集団
 
4名の先頭集団は協調して最終局面まで向かうかと思われましたが、下り区間を自分のペースで下っていた岡選手(宇都宮ブリッツェン)が期せずして単独で先行する形となり、岡選手(宇都宮ブリッツェン)はここで覚悟を決めて独走勝利を狙う判断を下して先行することになります。
 
結局、最後まで後続を寄せ付けることなく走り切った岡選手(宇都宮ブリッツェン)は独走で優勝。2016年の堀選手に続き、歴史あるレースの勝者にその名を刻みました。
 
 
清水監督コメント
「今日のレースは各選手が持ち味を発揮して走ってもらえればと思っていましたので、自由に走ってもらいました。その中で、鈴木龍選手はコンディションは良さそうだったのですが途中で膝の痛みを訴えたので大事をとってレースを降りました。鈴木譲選手は序盤から積極的にレースを展開してくれて、次のレースにしっかりとつながるようなレースをしてくれました。岡選手もコンディションが悪いと言いながらもレースの中でしっかりと修正しながら整えて勝つというのは初めてのことだと思うので、ひとつ良い経験になったのではないかと感じています。何はともあれ今日の岡選手の勝利がチームとして今季1勝目になりましたし、昨年に引き続き中心となって今後も頑張ってくれることを期待しています。今日も静岡県まで応援に駆けつけてくださった皆さん、また、勝利を待っていてくださった皆さん、ありがとうございました!次のレースも勝利を目指して頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
 
岡選手コメント
「今日のレース、チームプランとしてはフリーで自由に走って良いということだったのですが、個人的にはコンディションに自信がなかったこともあって前半からガンガンいくというよりは、うまく走って脚を溜めて結果を得るということにフォーカスしてレースに臨みました。序盤に集団が割れてしまった時は脚を使って追いつきましたが、その後は脚を溜めることを意識しながら走っていました。イナーメ信濃山形の選手が積極的に先頭を引いてレースを作ってくれたので逃げ切りが濃厚になり、残り3周回に入る手前でアタックがかかって僕を含む6名が先行する形になりました。その後、そこから2名がドロップして僕と木村選手、前田選手、米谷選手の4名になって、脚のあるメンバーなのでこれで決まるな、と。幸いそこまで脚を溜めることができていたので余裕もある中で、最終周回に入る前の下りを先頭で下っていたら後ろが離れてしまったので、そのまま行くことにして結果的に勝つことができました。Jプロツアーではいい走りができなかったので、まずは1勝を挙げることができてホッとしています。この後も広島からJプロツアーが再開して、またレベルの高い戦いになると思います。今度はしっかりと走れるように、きっちりリベンジできるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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◆リザルト
[第44回チャレンジサイクルロードレース大会 - A-E - 69.0km - ]
1位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 1h51m29s  37.13km/h
2位 木村圭佑 (シマノレーシング) +30s
3位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +31s
4位 米谷隆志 (LEOMO Bellmare Racing Team) +34s
5位 才田直人 (LEOMO Bellmare Racing Team) +1m20s
6位 森本誠 (イナーメ信濃山形) +1m34s
7位 住吉宏太 (愛三工業レーシングチーム) +1m56s
8位 平塚佑亮 (群馬グリフィン) +1m57s
9位 エンリック・ルバース (Yamanakako Cyclisme Formation) +1m57s
10位 河田恭司郎 (イナーメ信濃山形) +2m02s
12位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m06s
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
出走=103名/完走=38名
 
 
 
 
 
Crr_01
[レース前日、鈴木龍選手と岡選手が信玄公ロードレースに参加。岡選手がステージで抱負を語る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[JR甲府駅前の大観衆の中、魅せる走りで観衆を沸かせた鈴木龍選手と岡選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_03
[快晴に恵まれたレース当日、鈴木譲選手も含めた3選手が会場に到着する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[いつも通りの落ち着いた表情でスタートを待つ鈴木譲選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_05
[前日に巻き込まれた落車の影響はないという鈴木龍選手もスタートラインに整列する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_06
[少し心身のバランスを崩している印象の岡選手もスタートの瞬間を待つ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_07
[東京五輪に向けて改修が進むメインスタンドを背に選手たちがスタートを切る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_08
[序盤のアタック合戦に鈴木龍選手が積極的に絡むも、前日の落車の影響は隠せずDNF]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_09
[危険な逃げに反応して岡選手がブリッジをかける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_10
[鈴木譲選手も戦況を見ながら集団前方を位置取る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_11
[4名の先頭集団にしっかりと入って岡選手がレースを進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_12
[鈴木譲選手も後方集団で次の動きに対応できるように走る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_13
[図らずも独走態勢となった岡選手が最終周回に入る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_14
[残り1周回をきっちり逃げ切った岡選手が単独でフィニッシュに姿を現す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_15
[序盤から積極的にレースを動かし続けた鈴木譲選手も好調を感じさせてフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Crr_16
[勝利した岡選手を清水監督と鈴木譲選手が祝福する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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