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2019/03/20

2019 JPT Round1 第1戦 JBCF修善寺ロードレース Day1

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[上:メイン集団のペースを上げて逃げ集団の吸収を試みる宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:Jプロツアーデビュー戦で強さを見せつけたオールイス・アルベルトが初優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

3月16日(土)に、2019年のJプロツアー第1戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay1」が開催されました。

 

 

 

 

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志

 

 

 

 

2019年のJプロツアー開幕戦となる第1戦「修善寺ロードレース」が、厳しいアプダウンで知られる日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催され、中盤にできた逃げ集団が最終周回まで逃げ切る展開に。最後はその逃げ集団からさらに飛び出した3名での争いを制したマトリックスパワータグの新外国人選手、オールイス・アルベルトが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、勝ち逃げとなった逃げ集団に小野寺選手が入ってレースを展開しましたが、ライバルチームが逃げに複数人入った状況を考慮して、終盤から鈴木譲選手と岡選手がメイン集団をけん引してペースアップ。鈴木龍選手でのスプリント勝負に持ち込もうとしましたが、逃げ集団からさらに飛び出した3名の選手を捕らえることはできず、鈴木龍選手の22位が最高位という結果でレースを終えました。

 

ついに開幕を迎えた、2019年のJプロツアー。

今年の開幕戦の舞台となったのは、厳しいアップダウンが選手たちを苦しめる難コースとして知られる静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター5kmサーキット。これから始まる長いシーズンを占う上で、格好のコースと言えます。

創設11年目、新たな10年のスタートを切る宇都宮ブリッツェンはJプロツアー連覇という目標に向け、昨シーズン同様に開幕戦から好成績を残して勢いに乗りたいところ。

しかし、昨シーズンも熱戦を繰り広げたマトリックスパワータグは強力な外国人選手と経験豊富な日本人選手を、BSサイクリングも実力のある日本人選手を積極的に補強し、シマノレーシングも各選手が順調な仕上がり。

また、2015年と2016年に圧倒的なチーム力でチーム総合連覇を達成したTeam UKYOが3年ぶりにJプロツアーに復帰するなど、ライバルチーム勢も虎視眈々と覇権奪還を狙う状況。

加えて、宇都宮ブリッツェンはキャプテンの増田選手が日本ナショナルの一員としてツール・ド・台湾に出場するために不在。オフトレーニング中に発症した膝痛の回復具合が思わしくない堀選手が大事を取って出場をキャンセルしたことで、6人での出走と戦前から決して簡単な戦いではないことが予想される状況です。

そのため、宇都宮ブリッツェンは集団をまとめて鈴木龍選手でのゴールスプリントで勝利を狙うことを第1プランとしつつ、マトリックスパワータグやTeam UKYOの強力な外国人選手勢の動きに注意を払い、彼らが入る逃げにはチームから鈴木譲・鈴木龍・岡の3選手の誰かを含む同数の選手を送り込んで対応していくことを確認してレースに臨みました。

レースはスタートから、有力チームの選手たちが積極的にアタック合戦を繰り広げていく展開となり、数名の選手が集団から飛び出しては吸収される状態が繰り返される出入りの激しい状況が続きます。

宇都宮ブリッツェンも鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に危険なアタックをしっかりとチェックしながらレースを進めていきます。

すると、レースも折り返しを過ぎた7周回目に8名の逃げ集団が形成される展開となります。

小野寺(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ、オールイス(マトリックス)

中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

ハッカー、クローム(UKYO)

メイン集団

有力チームのほとんどが選手を送り込んだ逃げ集団ということもあり、メイン集団はこの逃げを容認して一旦ペースダウン。すぐに1分程度のタイム差がつく展開となります。

その後しばらくは8名の逃げ集団とメイン集団という展開でレースが進んでいきますが、このままの状態でレースが進んでいくと小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を逃げに送り込んでいるとはいえ、強力な外国人選手を2名ずつ逃げ集団に送り込んでいるマトリックスパワータグとTeam UKYOが圧倒的に有利な状況。

そこで宇都宮ブリッツェンとしては、当初のプラン通り鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)のゴールスプリント勝負にすべく、この状況を打破しようとメイン集団のペースを上げて逃げ集団を吸収することを試みる展開となります。

しかしこのタイミングで、強力な集団けん引役となるべき阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は脚が痙攣してしまいドロップ。シクロクロスからロードに移行したばかりでコンディションが上がっていない小坂選手(宇都宮ブリッツェン)も集団内で苦しげな表情を見せていたこともあり、最終局面のアシストとなるべき鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)の2名がメイン集団の先頭に立ってペースアップをすることになります。

鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)がけん引するメイン集団は、周回を重ねるごとに逃げ集団とのタイム差を縮めていき、最終周回に入る段階でその差は20秒という状況となります。

最終周回に入ると、メイン集団が逃げ集団を吸収するのは時間の問題という状況になりますが、そのタイミングで逃げ集団からオールイス選手(マトリックス)とハッカー選手(UKYO)、クローム選手(UKYO)の3名が飛び出し、そのまま後続を寄せ付けずにホームストレートへ。

最後はUKYOの2名を相手にしながら上手く立ち回ったオールイス選手(マトリックス)が3名での争いを制して見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、最終局面のアシスト役となるはずだった鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が集団けん引の末にドロップし、鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が単騎で勝負に挑む状況。逃げ集団で逃げていた小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が最後の力を振り絞って鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)を引き上げましたが、先行した3名には届かず。

最終的に鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が22位でフィニッシュしたのが最高位という厳しい結果で、創設11年目のシーズン開幕戦を終えました。

 

清水監督コメント

「シーズン開幕戦ということで我々も万全の準備をしてレースに臨みましたが、結果的に失敗レースとなってしまいました。前評判の段階からTeam UKYOとマトリックスパワータグの外国人選手が強力なことは分かっていて、彼らに対して後手を踏まないようにしていたのですが、決まった勝ち逃げに小野寺選手しか乗せられずにタイミングを外してしまったのが全てだったかな、と。そこから立て直して、鈴木譲選手と岡選手のほぼ2名のみで先頭の8名を吸収しかけて、鈴木龍選手も単独で先行した3名にあと少しで届くというところまでトライしたのですが…。ああいった状況だったので『勝つか、負けるか』の勝負をして、一歩届かなかったかなという印象です。残念ながらリザルトでは誰も上位に入れませんでしたが、この『勝つか、負けるか』というギリギリの勝負を続けていかなければ今年の目標とするところには到底及ばないので、これからもこういう勝負はしていかなければと思っています。各選手ともに感触は良かったですし、チームとしても人数が少ないながらに初戦でチームとしてできることをしっかりできたというのは良かったと思うので、明日も厳しい戦いになるのは変わりはありませんが、しっかりと勝ちを意識したレースをやっていきたいと思います。レースを見ていなかった方は、リザルトがなくてどうしたんだ?と思われているかもしれませんが、安心してください。長いシーズンを戦うため、各選手の目標を達成するためにしっかりと立て直していきますので、変わらぬ応援をよろしくお願いします!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

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◆[リザルト

[第2回JBCF修善寺ロードレース - JPT第1戦 - 60.0km - ]

1位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 1h40m56s

2位 ロビー・ハッカー (Team UKYO) st

3位 サム・クローム (Team UKYO) +05s

4位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) +08s

5位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +08s

6位 ベンジャミ・プラデス (Team UKYO) +09s

7位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) +09s

8位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +09s

9位 湊諒 (シマノレーシング) +09s

10位 横塚浩平 (Team UKYO) +10s

22位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +31s

24位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +31s

44位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +3m01s

52位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

出走=106名/完走=59名

2019Jプロツアー 個人ランキング

1位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 540P

2位 ロビー・ハッカー (Team UKYO) 340P

3位 サム・クローム (Team UKYO) 295P

4位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 250P

5位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 225P

6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 205P

6位 ベンジャミ・プラデス (Team UKYO) 205P

2019Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 925P

2位 Team UKYO 885P

3位 弱虫ペダルサイクリングチーム 500P

4位 シマノレーシング 315P

5位 チームブリヂストンサイクリング 205P

6位 LEOMO Bellmare Racing Team 136P

7位 宇都宮ブリッツェン 135P

プロリーダージャージ オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

 

 

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[レース前日に現地入り。着いて早々に中里メカが選手たちのバイクを準備する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[準備を整えた選手たちが移動で固まった身体をほぐしにトレーンングに向かう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[夕食後には翌日のレースに向けたミーティングが行われ、レースプランが話し合われた]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[2021年の新リーグ発足に向けて会場の演出も昨シーズンまでとは異なる雰囲気に]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[前年総合優勝の宇都宮ブリッツェンを先頭に選手たちがスタートラインに整列する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[序盤のアタック合戦に鈴木譲選手が対応し、危険な選手のアタックをチェックする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[阿部選手と鈴木龍選手も集団前方で次の展開に備える]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[激しい攻撃の応酬に下り区間では集団もタテに長く伸びる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[鈴木譲選手を含む数名の選手が飛び出すもメイン集団に吸収される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[レース中盤に入り小野寺選手を含む8名の逃げ集団が形成される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[逃げを容認したメイン集団は一旦落ち着きを見せるも、すぐに追走を開始する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[追走を開始し始めたタイミングで貴重なけん引役の阿部選手が脚を痙攣し遅れてしまう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[数的不利の逃げ集団内で上手く立ち回りながら少しでも脚を温存しようと努める小野寺選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[岡選手と鈴木譲選手が先頭でペースを上げるメイン集団が逃げ集団に少しずつ迫る]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[勝利を託される鈴木龍選手は集団前方で脚を温存させながらレースが動く瞬間を待つ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[終盤に入り、逃げ集団内でも勝利に向けた駆け引きが繰り広げられ始める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[久しぶりのロードレースとなった小坂選手が最低限の役割を果して集団から遅れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[逃げ集団内で孤軍奮闘を続ける小野寺選手の表情にも疲れの色が見え始める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[岡選手が最後の力を振り絞って逃げ集団吸収のためにペースを上げる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[捨て身のペースアップで脚を使い切った鈴木譲選手がメイン集団から遅れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[逃げ集団から先行した3名にわずかに届かなかった鈴木龍選手が小野寺選手とともにフィニッシュ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[メイン集団のけん引でアシストした岡選手に感謝と勝利できなかった詫びを伝える鈴木龍選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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