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2019/03/20

2019 JPT Round1 第2戦 JBCF修善寺ロードレース Day2

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[上:メイン集団内で次の展開に備えてまとまって走る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:格の違いを見せつける走りでフランシスコ・マンセボがチームメートとワンツーフィニッシュを決めた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

3月17日(日)に、2019年のJプロツアー第2戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay2」が開催されました。

 

 

 

 

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志

 

 

 

 

2019年のJプロツアー第2戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay2」が厳しいアップダウンで知られる日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催され、マトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボがチームメートのアイラン・フェルナンデスとワンツーフィニッシュを達成。マトリックスパワータグは嬉しい開幕2連勝となりました。

宇都宮ブリッツェンはレース中盤にできた逃げ集団に岡選手が、その後にできた有力選手がそろう追走に鈴木龍選手が入り、レース後半に向けて勝利に向けた動き出しを見せ始めましたが、その矢先にメイン集団が全員タイムアウトになるという異例の事態に。その後、岡選手と鈴木龍選手もタイムアウトになってしまい、全員がタイムアウトによりリタイアというまさかの結果でレースを終えました。

開幕戦となったDay1に続き、日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催されることになった第2戦。前日は60kmで開催されましたが、この日は倍の120kmで争われます。

勝利でシーズンの好スタートを切りたかった宇都宮ブリッツェンでしたが、開幕戦でマトリックスパワータグやTeam UKYOの強力外国人選手の個の力の前に屈する形となってしまい、久しぶりの完敗。

その反省を踏まえて臨むこの日の第2戦は、強力外国人選手の動きに鈴木龍選手が序盤から同調していって先待ちの態勢を作り、その動きに必ず他のチームメートも一緒に乗る。有力日本人選手の動きには阿部・小坂・小野寺・岡の4選手が対応し、鈴木譲選手が後半の動きに備えるという役割分担を決め、なんとか勝利を掴み取るべくレースに臨みました。

レースはスタート直後から、前日同様に有力チームの外国人選手を中心に激しいアタック合戦が繰り広げられる展開。各チームがアタック&チェックを繰り返しながらレースが進んでいきます。

3周回目になると、岡選手(宇都宮ブリッツェン)を含む9名の選手が集団から先行。有力チームの選手が満遍なく入ったことで逃げが決まりレースが落ち着くかと思われましたが、5周回目に入ると前日のDay1を制したオールイス選手(マトリックスパワータグ)を含む6名の選手がブリッジをかけ、逃げ集団は15名となります。

有力選手勢がブリッジをかけて各チームの人数バランスが崩れた逃げ集団に対し、メイン集団は数的不利になったチーム勢が中心となってペースを上げてこの逃げを吸収。集団はひとつになります。

7周回目になると、ひとつになった集団から湊選手(シマノレーシング)が単独アタック。この動きに反応した11名の選手が合流し、新たに12名の逃げ集団が形成されます。

岡(宇都宮ブリッツェン)

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

吉岡、横塚(UKYO)

メイン集団

シマノレーシングが4名と大人数なものの有力チームの選手が軒並み入ったこの逃げを、序盤からのアタック合戦で疲労の色が見えたメイン集団は容認。じわじわとタイム差が開き始め、レースも折り返しを迎える頃には3分程度にまでその差が開くことになります。

すると、メイン集団からは有力チームの強力外国人選手を多数含む8名の選手が飛び出して追走集団を形成する展開に。鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)がその中に入って少しずつ逃げ集団とのタイム差を縮めにかかる状態となります。

岡(宇都宮ブリッツェン)

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

吉岡、横塚(UKYO)

鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)

オールイス、トリビオ(マトリックス)

ハッカー、クローム、プラデス(UKYO)

孫崎(BSサイクリング)

前田(弱虫ペダル)

メイン集団

有力選手が揃った追走集団は、ゴールまでの周回数を計算しながら周回を重ねるごとに少しずつ逃げ集団とのタイム差を詰めていく状態。また、メイン集団も追走を潰さないように注意しつつもタイムアウトにならないよう、宇都宮ブリッツェン勢がペースをコントロールしながらレースを進め、逃げ集団にジワリジワリとプレッシャーがかかっていく状況が形成されていきます。

すると、逃げ集団ではこの状況を察知したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)がアタックしてペースアップを開始。この動きに反応したチームメートのフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)と吉岡選手(Team UKYO)が反応して先頭は3名となります。

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

吉岡(UKYO)

岡(宇都宮ブリッツェン)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

横塚(UKYO)

鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)含む追走

メイン集団

すると、逃げ集団が活性化してペースが上がったことが災いし、意志を持ってタイム差をコントロールしていたメイン集団にタイムアウトが宣告されるという異例の事態が発生。

そればかりか、敢えてジワジワと、それでも着実にタイム差を縮めていた追走集団に対してもタイムアウトが宣告されてしまう異常事態となり、宇都宮ブリッツェンは全員がタイムアウト。予想だにしない結末でレースが終わってしまいました。

コース上に残された選手は、わずか11名。

その11名からも1人、また1人と選手が減っていき、最終的に最後まで先頭を快走したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)が、チームメートのフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)とワンツーフィニッシュを達成。

勝利したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)の実力に疑いの余地はないものの、異例のタイムアウト宣告がなければ違った展開と結果もあったのでは…と感じさせる、後味の悪い完走者6名のレースとなりました。

 

清水監督コメント

「昨日に続き、今日も不本意な結果のレースとなってしまい残念です。チームとしては鈴木龍選手が前半動いて鈴木譲選手が後半というパターンで、少ない人数ながらもチームでまとまってやっていこうという形だったのですが思った通りにはならず、後半に巻き返すという状況になりました。岡選手が逃げに乗ってくれていましたしメイン集団には有力チームの有力選手も多数残っていて、レース後半の彼らの動きに鈴木龍選手を送り込むことも成功したのですが、タイムアウトを取られてしまうという不本意な結果となりました。このタイムアウトという判断はマトリックスパワータグの安原監督、Team UKYOの桑原監督と話してみても、あのタイミングでタイムアウトの判断をすべきではなかったという認識を共有しました。というのも、レース後半に入って主要チームの主要メンバーが動き始めた段階で、タイム差も縮まり始めていた状況でした。この状況はチーフコミッセールにも話した上でご確認もいただき、タイムアウトにするべきではなかったというお言葉をいただきました。タイムアウトの判断がなくても、おそらく1位、2位の順位まで追いつくのは難しかった可能性の方が高いのですが、確実にタイム差は縮まっていっていたので、レース運営自体に納得のいかないところとなってしまいました。今シーズン、JBCFさんの方で会場など素晴らしい演出をしてくれ今後に向けて素晴らしいスタートを切ったと思うのですが、同時に、適切なレース運営のもとに成り立った『強化』という部分にもJBCFさんはきちんとフォーカスしていかなければいけないと思いますし、我々も惜しまずに協力していきたいと思っています。チームとしては各選手ともそれなりにいいコンディションで臨めていると思っていましたし、多少のバラつきはあれどもしっかりと走れていたと思います。ただ、ちょっと噛み合わせが悪かったかなと思います。ツール・ド・とちぎに向けていい刺激が入ったと思いますので、気持ちを切り替えて地元で頑張ります。ありがとうございましいた!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

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◆[リザルト

[第2回JBCF修善寺ロードレースDay2 - JPT第2戦 - 120.0km - ]

1位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) 3h24m09s

2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

3位 横山航太 (シマノレーシング) +4m06s

4位 吉岡直哉 (Team UKYO) +5m34s

5位 中田拓也 (シマノレーシング) +7m41s

6位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +7m52s

DNF 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)

出走=105名/完走=6名

 

◆2019Jプロツアー 個人ランキング

1位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 870P

2位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) 645P

3位 横山航太 (シマノレーシング) 600P

4位 吉岡直哉 (Team UKYO) 565P

5位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 541P

6位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 430P

◆2019Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 2,216P

2位 Team UKYO 1,337P

3位 シマノレーシング 1,126P

4位 弱虫ペダルサイクリングチーム 772P

5位 チームブリヂストンサイクリング 208P

6位 宇都宮ブリッツェン 138P

プロリーダージャージ アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ)

ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

 

 

 

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[先に会場入りした清水監督と中里メカが準備したチームピットに選手たちも到着する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[チームプレゼンで前日のリベンジを果たす勝利を狙いたいと語る鈴木譲選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[スタートに向けてローラーでしっかり身体に刺激を入れる選手たち]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[前日から倍の120kmになったレースがスタートする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[前日も逃げに乗った小野寺選手が序盤から積極的にアタック合戦に加わっていく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[心強いレッドゾーンからの声援を受けて序盤の攻防に臨む宇都宮ブリッツェンの選手たち]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[岡選手と鈴木譲選手が有力選手たちの攻撃に反応していく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[鈴木龍選手も有力選手の動きをチェックしながらレースを進める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[中盤に入り、岡選手を含む11名の逃げ集団がようやく形成される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[序盤から攻防が続いたこともあり、メイン集団は逃げを容認してペースダウン]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[阿部選手と小坂選手もメイン集団内で一旦脚を休めて次の展開に備える]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[逃げ集団内の岡選手が得意の低いフォームで下り区間をクリアしていく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[メイン集団から飛び出した追走集団に鈴木龍選手がきっちりと入る]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[下りでタテに長く伸びたメイン集団がホームストレートへと向かう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[この日も最低限の仕事をして遅れる小坂選手。少しでも早い段階でロード仕様になることに期待]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[各選手の動きに目を配りながらメイン集団内の危険な流れを察知する鈴木譲選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[前日は突然の痙攣で不完全燃焼だった阿部選手もこの日は快調な走りを見せる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[補給所では中里メカが選手たちにドリンクなどを用意してサポートする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[逃げ集団とのタイム差を計りながら着実にタイム差を縮めていく追走集団]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[タイムアウトにならないよう宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団だったが…]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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[不可解な判定による全員タイムアウトに、チームピットにも重い空気が流れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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