« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »

2019年3月

2019/03/27

ツール・ド・とちぎ 2019 第3ステージ

Tdt3_top01
Tdt3_top02
[上:総合逆転を目指しスプリントする岡選手がステージ3位表彰台を獲得]
[下:第3ステージ優勝のレイモンド・クレダーが逆転で個人総合優勝も達成した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
3月22日(金)〜24日(日)の3日間にわたり、UCI2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」が開催されました。
3月24日(日)に第3ステージが開催されました。
◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら
このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志
UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」の第3ステージがJR烏山駅~足利市総合運動公園の150kmのラインレースで開催され、11名に絞られた小集団のゴールスプリントを制したTeam UKYOのレイモンド・クレダーがステージ優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、終盤の勝負どころでできた11名の先頭集団に岡選手が入ってレースを展開。最後のゴールスプリント勝負でも良い番手に入りましたがキープすることができずにひと伸びが足りずステージ3位と、何とか表彰台は確保。また、個人総合時間でも前日の10位から4位に順位を上げてレースを終えました。
 

この結果、最終成績は個人総合時間とポイント賞がクレダー、山岳賞がアンガス・ライオンズ(オリヴァーズ・リアルフードレーシング)、U23賞のホワイトジャージがライアン・シュルト(オリヴァーズ・リアルフードレーシング)、チーム総合時間はマトリックスパワータグが獲得して全日程を終了しました。

 
 
 
いよいよ最終となる第3ステージを迎えた「ツール・ド・とちぎ」。
 
第3ステージはツール・ド・とちぎの代名詞とも言えるラインレースでの開催で、JR烏山駅をスタートしてさくら市、矢板市、塩谷町、日光市、鹿沼市、栃木市、佐野市を駆け抜けて足利市の足利市総合運動公園にフィニッシュする150.0km。
 
レース前半から中盤はアップダウンが連続する区間が続き、鹿沼市に入って峠をひとつ越えるとその後は下り基調になるものの、ゴール20kmほど手前には最大斜度18%の箇所もある羽鶴峠があり、そこでの争いが順位に大きな影響を与えることが予想されます。
 
宇都宮ブリッツェンは、前日までで個人総合時間トップと10秒差の10位につける岡選手のステージ優勝、そして大逆転での個人総合時間優勝を最大にして唯一の目標に最終ステージに臨みました。
 
 
 
レースは正式スタートが切られた直後から激しいアタック合戦の展開になりますが、序盤の30km地点に最初の中間スプリントポイントがあることから個人総合時間上位選手を抱えるチーム勢も強い緊張感と高い集中力を持ってすべてのアタックに対処。ひとつの集団のままで最初の中間スプリントポイントを迎えます。
 
中間スプリントポイントが近付くにつれ、宇都宮ブリッツェンは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、小坂選手(宇都宮ブリッツェン)らが中心となって隊列を組み、岡選手(宇都宮ブリッツェン)を引き連れて集団前方へ。
 
好連携で岡選手(宇都宮ブリッツェン)を発射したいところでしたが、その岡選手(宇都宮ブリッツェン)がはぐれてしまいスプリントをできず。それでも発射台の鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)がそのままスプリントして先頭通過。岡選手(宇都宮ブリッツェン)のライバルとなる選手にボーナスタイム3秒を取らせないことには成功します。
 
最初の中間スプリントポイントを終えたレースは、6名の逃げ集団とメイン集団という展開になり落ち着きを見せます。
 
山本元(キナンサイクリング)
西尾憲(那須ブラーゼン)
木村(シマノレーシング)
パク(LXサイクリング)
佐藤(日本大学)
マルタ(オリヴァーズ)
↓ 約2分
メイン集団
リーダーチームのマトリックスパワータグがコントロールするメイン集団は、6名の逃げ集団とのタイム差を2分程度に保ってレースを進める時間が続きますが、1回目の山岳ポイントを終えると少しずつペースを上げて逃げ集団とのタイム差を詰めていく展開になります。
 
そして、2回目の山岳ポイントとなる羽鶴峠の手前で、ついにメイン集団は逃げ集団を吸収。勝負どころと予想される地点を前にレースは振り出しに戻ります。
 
ひとつになって山岳ポイントの上りに入った集団からは、山岳賞ジャージを確定させたいライオンズ選手(オリヴァーズ)が単独アタックを仕掛けて抜け出し、その動きに個人総合時間3位につけるダイボール選手(サプラ)が反応したことで集団はペースアップしバラけた状態になって下りへと入っていきます。
 
峠を下り終えてもプッシュを続けるダイボール選手(サプラ)に対し、後方では有力選手がそろう10名の追走集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンは岡選手(宇都宮ブリッツェン)がきっちりその中に入ります。
 
ダイボール(サプラ)
岡(宇都宮ブリッツェン)
マンセボ、トリビオ、アウラール(マトリックス)
クレダー、ハッカー(UKYO)
横山(シマノレーシング)
パク(LXサイクリング)
サラモティンス(インタープロ)
バルカン(サルカノ・サカリヤ)
 
10名の追走集団有利かと思われる状況でしたがダイボール選手(サプラ)が驚異的な走りを見せてタイム差はなかなか縮まらず、2回目となる最後の中間スプリントポイントを通過した後に、ようやくダイボール選手(サプラ)を吸収して11名の集団となります。
 
11名となった集団はゴールスプリント勝負で思惑が一致したことで大きな動きもなく、レースは残り1kmを迎えることになります。
 
すると、数的有利な状態にあるTeam UKYOはハッカー選手(UKYO)がクレダー選手(UKYO)を、マトリックスパワータグはマンセボ選手(マトリックス)とトリビオ選手(マトリックス)がアウラール選手(マトリックス)をぞれぞれアシストした状態で最終コーナーへ。
 
ここで、岡選手(宇都宮ブリッツェン)は一番スプリント力があるのはクレダー選手(UKYO)だと判断してその番手にポジションをとりますが、最終コーナー手前でパク選手(LXサイクリング)に被せられてしまい、スプリントのかけ出しのタイミングが少し遅れてしまう事態に。
 
その間に、インから抜群のコーナリングでアウラール(マトリックスパワータグ)をかわしたクレダー選手(UKYO)が先頭に立ってそのままフィニッシュ。見事にステージ優勝を飾ったばかりか、獲得したボーナスタイムで個人総合時間でもトップに立ち、大逆転で個人総合時間優勝を飾りました。
 
かけ出しのタイミングが遅れてしまった岡選手(宇都宮ブリッツェン)は、持ち直したところからフルもがきを開始。先行するクレダー選手(UKYO)とアウラール選手(マトリックス)を追いましたがわずかに及ばずステージ3位でレースを終えました。
 
この結果、ボーナスタイムを獲得した岡選手(宇都宮ブリッツェン)は個人総合時間で前日の10位から4位にジャンプアップ。個人総合大逆転優勝と、そのために必要なステージ優勝という目標は果たせませんでしたが、表彰台とUCIポイント獲得という最低限の結果を手にして全日程を終了しました。
 
 
清水監督コメント
「今日は岡選手のステージ優勝と個人総合時間での逆転を目指してトライした結果、ステージ3位と個人総合4位と目標には届きませんでした。ただ、最大の目標には届きませんでしたが、しっかりと結果を残してくれたとは思っています。各選手ともにレース前半からきっちりと各自の役割を遂行してくれ、良い状況に持ち込んでくれたということはポジティブに捉えたいですね。今回、レースは3日間でしたが、その前からモチベーションを上げるような発言をしてきました。というのも、選手たちのコンディションも良いとは言えない状況ではあったので、3日間を戦っていく中で必死にコンディションを上げていくということも重要なお題目でしたし、その点は皆んな良くやってくれたと思います。初日からいきなりタイム差がついてしまった状況から巻き返すために、3日間の中で全員がモチベーションを上げてドンドン攻める姿勢を見せてくれました。もちろん地元なので優勝したいという気持ちも強かったですし、優勝できなかったことは残念なのですが、巻き返す力強さを新たに手に入れられたのは収穫だったと思います。3日間、寒い中にも関わらずたくさんの応援ありがとうございました。地元でのレースというのはやはり、皆さんの声援のおかげで熱くなりますし、3日間上り調子で戦い抜くことができました。次の地元レースは5月の宇都宮になりますので、その時も変わらぬ応援、よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
Logo
シクロワイアードの記事は[こちら
◆[リザルト
[Tour de Tochigi 2019 - UCI-2.2 - 3rd Stage 150.0km - ]
1位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 3h35m27s 41.9km/h
2位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) st
3位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) st
4位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) st
5位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) st
6位 オヌル・バルカン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) st
7位 横山航太 (シマノレーシングチーム) st
8位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st
9位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) st
10位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラサイクリング) st
13位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s
25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s
34位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s
58位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +4m41s
69位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +6m16s
出走=81名/完走=73名
 
◆個人総合時間 第3ステージ終了時
1位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 6h17m33s 42.5km/h
2位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) +02s
3位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラサイクリング) +07s
4位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +13s
5位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) +14s
6位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +21s
7位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +21s
8位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) +22s
9位 オヌル・バルカン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) +25s
10位 横山航太 (シマノレーシングチーム) +27s
16位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +1m30s
18位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +1m32s
23位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m34s
60位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +6m43s
67位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +8m59s
 
◆個人総合ポイント賞 第3ステージ終了時
1位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 51P
2位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 39P
3位 マリス・ボグダノヴィッチ (インタープロサイクリングアカデミー) 30P
4位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) 29P
5位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) 26P
6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 22P
 
◆個人総合山岳賞 第3ステージ終了時
1位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアルフードレーシング) 14P
2位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) 8P
3位 佐藤健 (日本大学) 7P
4位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 5P
5位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラサイクリング) 5P
6位 ゴン・ヒョソク (LXサイクリングチーム) 5P
 
◆チーム総合時間 第3ステージ終了時
1位 マトリックスパワータグ 18h53m32s
2位 Team UKYO +1m30s
3位 チーム・サプラサイクリング +2m10s
4位 LXサイクリングチーム +2m27s
5位 宇都宮ブリッツェン +2m33s
6位 サルカノ・サカリヤ・BBチーム +2m35s
Tdt3_01
[前日から一転、快晴に恵まれ気温も上がりそうな予感が朝から漂う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_02
[個人総合大逆転に向けた勝利の方程式を常に考える清水監督がスタート前の準備に追われる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_03
[勝負どころとなるポイントをPCを使って鈴木龍選手と岡選手に伝える清水監督]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_04
[エースとして結果が求められる岡選手に細谷マッサーがスタートオイルを施す]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_06
[前日に続き、この日もホームチームとしてたくさんの声援を受ける中で登壇]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_07
[今大会最長となる150kmのレースのスタートが切られる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_08
[1回目の中間スプリントを鈴木龍選手が獲得、ライバルが3秒獲得するチャンスを摘み取る]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_09
[中間スプリントの後に形成された6名の集団が逃げる展開が続く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_10
[リダーチームのマトリックスパワータグがコントロールするメイン集団のペースが上がり始める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_11
[エースの岡選手を守るようにまとまって集団前方をキープする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_12
[2回目の山岳ポイントを前にメイン集団の位置取り争いも激しくなる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_13
[最終コーナーで番手を取られた岡選手が巻き返しを図ってスプリントするも届かなかった]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_14
[望む結果を手にできなかった岡選手がハンドルを叩いて悔しさを露わにする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_15
[後続集団のスプリント勝負に臨んだ鈴木龍選手は13位でフィニッシュ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_16
[目標には届かなかったが、ステージを重ねるごとにチームとしての連携は高まった]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_17
[ステージ表彰式で表彰台という最低限の結果を手にした岡選手が笑顔を見せる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt3_18
[3日間にわたって熱い声援を送ってくれたファン・サポーターとともにチームは進化を続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

|

2019/03/23

ツール・ド・とちぎ 2019 第2ステージ

Tdt2_top01
Tdt2_top02
[上:逃げにしっかり入ってボーナスタイムを獲得した岡選手]
[下:大集団ゴールスプリントを制したボグダノヴィッチがステージ優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

3月22日(金)〜24日(日)の3日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」が開催されています。

 

 

 

 

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

 

 

 

 

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志

 

 

 

 

UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」の第2ステージが栃木県矢板市の道の駅やいたをスタート・フィニッシュ地点とする1周14.8kmの公道特設周回コースで開催され、大集団によるゴールスプリント勝負を制したインタープロサイクリングアカデミーのマリス・ボグダノヴィッチがステージ優勝を飾りました。この結果、個人総合時間は前日の第1ステージで2位につけていたマトリックスパワータグのオールイス・アルベルト。アウラールが首位に立ち、名誉あるグリーンジャージに袖を通しました。

 

宇都宮ブリッツェンは、中盤にできた逃げ集団に岡選手が入ってレースを展開し、2回目の中間スプリントポイントを1位で通過してボーナスタイム3秒を獲得。個人総合時間の順位は10位と第1ステージ終了時から変わりはないものの、1位とのタイム差を8秒に縮め日本人選手最上位となって明日の最終ステージを迎えることに。

 

また、ステージ最後の大集団ゴールスプリントではその手前からチームメートで連携して鈴木龍選手を発射するべく隊列を組んだものの、各チームが主導権を奪い合う中で隊列が崩れてしまい万全の態勢で鈴木龍選手を発射はできず。鈴木龍選手はステージ8位と、こちらも明日の最終ステージでの優勝に再挑戦することになります。

 

 

個人タイムトライアルで行われた前日の第1ステージの結果を受けて迎えた第2ステージ。

 

個人総合時間で1位から6位までが4秒差にひしめき合っていること、今日の第2ステージから本格的なロードレースとなることを考えると、まだまだ順位が大きく変動する可能性があります。

 

前日の第1ステージで日本人選手2番手となる10位に入った岡選手を擁する宇都宮ブリッツェンは、その岡選手の個人総合時間でのジャンプアップと鈴木龍選手のゴールスプリントでのステージ優勝という、ふたつのミッションにチャレンジすることを選択。岡選手は序盤から逃げに乗って中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぐこと、ゴールスプリントに向けた動き出しから隊列、発射のタイミングなどを前夜のミーティングでしっかり確認してレースに臨みました。

 

道の駅やいたをスタートし、ニュートラル区間を経てリアルスタートが切られたレースは早速、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開になります。しかし、各チームともに有力選手が起こすアクションには厳しいマークをしていることもあり、決定的な逃げが決まらない状態が続きます。

 

そうこうするうちに、メイン集団はリーダーチームのサプラ・サイクリングがコントロールを開始。その後方には個人総合2位のアウラール選手(マトリックスパワータグ)擁するマトリックスパワータグが続く状況となります。

 

レースも4周回目に入ると、ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード)が単独アタック。この動きは集団によって吸収されますが、そのカウンターで飛び出したヒョソク選手(LXサイクリング)に岡選手(宇都宮ブリッツェン)が反応。この2名に2名の選手がジョインし、さらに後方から次々に選手が合流して、最終的に13名の逃げ集団が形成される展開になります。

 

岡(宇都宮ブリッツェン)
椿(キナンサイクリング)
ダイボール(サプラ)
チェン(HKSI)
バルカン(サカルノ・サカリヤ・BB)
ハッカー(UKYO)
サラモティンス、石原(インタープロ)
アウラール(マトリックス)
徳田(BSサイクリング)
中田(シマノレーシング)
ヒョソク(LXサイクリング)
ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード)

メイン集団

 

個人総合リーダーのダイボール選手(サプラ)と2位のアウラール選手(マトリックス)と総合上位の選手を含み、なおかつ有力チームのほとんどの選手が入ったこの逃げをメイン集団は容認。逃げに選手を送り込んでいない那須ブラーゼンなどがメイン集団をコントロールする形となります。

 

岡(宇都宮ブリッツェン)
椿(キナンサイクリング)
ダイボール(サプラ)
チェン(HKSI)
バルカン(サカルノ・サカリヤ・BB)
ハッカー(UKYO)
サラモティンス、石原(インタープロ)
アウラール(マトリックス)
徳田(BSサイクリング)
中田(シマノレーシング)
ヒョソク(LXサイクリング)
ライオンズ(オリヴァーズ・リアル・フード)
↓ 2分
メイン集団

 

そうした中で迎えた2回目の中間スプリントポイント。逃げ集団内でボーナスタイム獲得に向けた動きが活性化する中、岡選手(宇都宮ブリッツェン)も積極的にその争いに加わっていき、見事にトップ通過。ボーナスタイム3秒を獲得して、レースは5周回目へと入っていきます。

 

メイン集団は那須ブラーゼンが先頭に立ってペースアップを試みるものの、前を行く13名の逃げ集団とのタイム差はなかなか縮まらず。有力選手が多数含まれる逃げ集団の陣容を考えれば、このまま逃げきりの可能性も出てくる状況となります。

 

するとここで、シマノレーシングとBSサイクリングが選手を出し合ってメイン集団のペースアップを開始。両チームのエーススプリンターである黒枝兄弟でのスプリントに持ち込むために動きを見せ始めます。

 

さらにこの動きに、Team UKYOも同調。一気にメイン集団のペースが上がり、逃げ集団とのタイム差がみるみるうちに縮まっていく展開になります。

 

レースも終盤の7周回目に入ると、逃げ集団とメイン集団とのタイム差はごくわずかとなり、同周回の終盤についに逃げ集団をキャッチ。勝負はゴールスプリントに持ち込まれることが濃厚となって、レースは最終周回へと入ることになります。

 

最終周回に入ると、散発的なアタックは見られたもののゴールスプリントに向けてペースを上げるメイン集団を出し抜くまでには至らず。スプリント勝負に挑みたいチーム勢がきっちりと隊列を組んで先頭を奪い合う展開になります。

 

宇都宮ブリッツェンも鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)のゴールスプリント勝負に向けて、小坂選手(宇都宮ブリッツェン)、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)の3名が他チームの隊列に対して一歩も引かない位置取り争いを演じて集団先頭付近をキープ。そのままホームストレートへと雪崩れ込んでいきます。

 

するとここで、宇都宮ブリッツェン3名の隊列から鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)がはぐれてしまう緊急事態。しかし、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が抜群の判断で鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)を引き上げ、有力選手の番手で鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)を発射します。

 

万全の状態からではないものの好位置でスプリントを開始した鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)でしたが、両サイドから選手に被されてしまい接触。落車という最悪の状態はなんとか回避できたものの、先行する選手たちには及ばず7位でフィニッシュ。惜しくもステージ優勝を飾ることはできませんでした。

 

清水監督コメント
「今日は事前に立てたプラン通りに動くことができたと思います。まずはひとつ目の目標だったボーナスタイムの獲得ですが、ライバルチームも積極的な動きを見せる中で岡選手がしっかりボーナスタイムを獲得してくれました。順位は変わらないかもしれませんが、各チームともに攻めていった中で我々も攻めての結果なのでいいレースはできたと思います。もうひとつの目標であるステージ優勝に関しては、鈴木龍選手のゴールスプリントに向けてチームで連携して動いたのですが、各チームの力が拮抗していることもあって先頭に出切ることができず、鈴木龍選手を引き上げ切ることができなかったかな、という印象です。形としてはいいレースができたので、明日もう一度チャレンジするために、この後、皆んなで話し合って個人総合逆転とステージ優勝にトライしたいと思います。今日も寒い中にも関わらず応援いただき、ありがとうございました!」

 

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Logo_2
シクロワイアードの記事は[こちら

 

 

 

 

◆[リザルト
[Tour de Tochigi 2019 - UCI-2.2 - 2nd Stage - 114.6km - ]
1位 マリス・ボグダノヴィッチ (インタープロサイクリングアカデミー) 2h38m31s 43.3km/h
2位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) st
3位 黒枝士揮 (チームブリヂストンサイクリング) st
4位 アフメット・オルケン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) st
5位 パク・サンホン (LXサイクリング・チーム) st
6位 山本大喜 (キナンサイクリングチーム) st
7位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) st
8位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) st
9位 ロビー・ハッカー (Team UKYO) st
10位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) st
18位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st
26位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) st
50位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) st
56位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st
78位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +3m46s
出走=88名/完走=81名
 
◆個人総合時間 第2ステージ終了時
1位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 2h42m15s  43.3km/h
2位 マリス・ボグダノヴィッチ (インタープロサイクリングアカデミー) +01s
3位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラ・サイクリング) +01s
4位 マリオ・ヴォクト (チーム・サプラ・サイクリング) +02s
5位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +4s
6位 パク・サンフン (LXサイクリング・チーム) +05s
7位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) +05s
8位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) +05s
9位 ライアン・シュルト (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +05s
10位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +08s
19位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +13s
22位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +14s
26位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +15s
32位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +18s
78位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +4m09s
 
◆個人総合ポイント賞 第2ステージ終了時
1位 マリス・ボグダノヴィッチ (インタープロサイクリングアカデミー) 30P
2位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 20P
3位 オールイス・アルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 18P
4位 アレクセイス・サラモティンス (インタープロサイクリングアカデミー) 17P
5位 アフメット・オルケン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) 16P
6位 黒枝士揮 (チームブリヂストンサイクリング) 16P
 
◆個人総合山岳賞 第2ステージ終了時
1位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) 7P
2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 5P
3位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) 5P
4位 ゴン・ヒョソク (LXサイクリング・チーム) 5P
5位 石原悠希 (インタープロサイクリングアカデミー) 4P
6位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 3P
 
◆チーム総合時間 第2ステージ終了時
1位 チーム・サプラ・サイクリング 8h07m01s
2位 オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング +05s
3位 マトリックスパワータグ +10s
4位 LXサイクリング・チーム +23s
5位 Team UKYO +23s
6位 宇都宮ブリッツェン +23s
 
Tdt2_01
[中里メカが整備したスペアバイクがチームカーのルーフキャリアに取り付けられる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_02
[チェックアウトしてきた選手たちが自走でスタート地点へと向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_03
[会場に着いた選手たちが順番に、細谷マッサーにオイルを施してもらう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_04
[ステージサインで他チームよりひときわ大きな声援が飛ぶのは地元チームならでは]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_05
[鈴木譲選手がスタート地点に向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_06
[スタート・フィニッシュ地点手前に頼もしいレッドゾーンが出来上がった]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_07
[昨日から一転、凍えるような寒さの中でレースがスタートした]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_08
[序盤は決定的な逃げが決まらず、激しいアタック合戦が続く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_09
[少しずつロード仕様の身体になってきている小坂選手が集団前方で次の動きに備える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_11
[岡選手を含む13名の逃げ集団が協調しながら周回を重ねる]
©︎Satoru Kato
Tdt2_10
[小野寺選手も集団前方をきっちりキープして次の展開に対応できるよう準備する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_12
[13名の逃げ集団が狭い農道区間を進む]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_13
[一気にペースの上がったメイン集団前方を阿部、小坂、小野寺の3選手を中心にキープする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_14
[逃げ集団を吸収したメイン集団内ではスプリントに向けた位置取り争いが激化する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_15
[ブリッツェントレインが他チームに一歩も引かない走りで先頭をキープする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_16
[最終周回に入り、阿部、小坂、小野寺の3名がペースをさらに上げる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_17
[勝利を託される鈴木龍選手は集団内でギリギリまで脚を温存する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_18
[両サイドから挟まれてしまった鈴木龍選手は落車を避けるために一瞬遅れてしまい7位]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Tdt2_19
[スプリントの場面を振り返りつつもダウンをし、すぐに次の宿泊先へ向かう]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

|

ツール・ド・とちぎ 2019 第1ステージ

Tdt1_top01
Tdt1_top02
[上:チーム最終走者の岡選手が最速タイムを目指してスタートを切る]
©︎Nobumnichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
[下:ステージ優勝を飾ったベンジャミン・ダイボールがグリーンジャージに袖を通す]
©︎3rdTdT


3月22日(金)〜24日(日)の3日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」が開催されています。


◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら


このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志


3回目の開催となるUCI-2.2のステージレース「ツール・ド・とちぎ」の第1ステージが、栃木県真岡市の井頭公園で開催され、3分45秒77の最速タイムを叩き出したチーム・サプラ・サイクリングのベンジャミン・ダイボールがステージ優勝。名誉ある個人総合リーダーの証であるグリーンジャージに袖を通しました。

宇都宮ブリッツェンは上位進出が期待された岡選手がトップと10秒差、日本人選手では2番手となる10位でトップ10入り。また、残る選手もトップから12秒~22秒のタイム差につけて、明日から始まるロードレースに備えることになります。

清水監督コメント

「戦前から強力な外国人選手が多いなと思っていたのですが、その印象通りに上位を占められたなという印象です。その中で岡選手が10位に入り、先週から持ち直してきたことを示してくれましたし、各選手の表情も戻ってきていると感じました。個人タイムトライアルでの今の実力がこの位置だと思いますし、日本人選手だけで見れば上位に数多くの選手を送り込めているので、やはり戦うべき相手は外国人選手勢なのだと思っています。今の実力差を素直に認めることで明日と明後日にやるべきことも見えてきましたので、個人総合でのジャンプアップとステージ優勝を目指し、しっかりと組み立てて戦っていきたいと思います」


Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Logo

シクロワイアードの記事は[こちら


◆[リザルト
[Tour de Tochigi 2019 - UCI-2.2 - 1st Stage ITT - 3.0km - ]
1位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラ・サイクリング) 03m45s77  47.8km/h
2位 オールイス・アルベルト・アウラール・サナブリア (マトリックスパワータグ) +00s88
3位 マリオ・ヴォクト (チーム・サプラ・サイクリング) +00s97
4位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +02s36
5位 パク・サンフン (LXサイクリング・チーム) +03s91
6位 ライアン・シュルト (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +04s15
7位 近谷涼 (チームブリヂストンサイクリング) +07s18
8位 アレクセイス・サラモンティス (インタープロサイクリングアカデミー) +07s95
9位 アフメット・オルケン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) +09s
10位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +09s72
18位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +12s05
25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +13s90
27位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +14s25
34位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +16s88
47位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +21s36
出走=88名/完走=88名

◆個人総合時間 第1ステージ終了時
1位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラ・サイクリング) 03m45s  48.0km/h
2位 オールイス・アルベルト・アウラール・サナブリア (マトリックスパワータグ) +01s
3位 マリオ・ヴォクト (チーム・サプラ・サイクリング) +01s
4位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +03s
5位 パク・サンフン (LXサイクリング・チーム) +04s
6位 ライアン・シュルト (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) +04s
7位 近谷涼 (チームブリヂストンサイクリング) +07s
8位 アレクセイス・サラモンティス (インタープロサイクリングアカデミー) +08s
9位 アフメット・オルケン (サルカノ・サカリヤ・BBチーム) +09s
10位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +10s
18位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +12s
25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +14s
27位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +15s
34位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +17s
47位 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) +22s

◆個人総合ポイント賞 第1ステージ終了時
1位 ベンジャミン・ダイボール (チーム・サプラ・サイクリング) 10P
2位 オールイス・アルベルト・アウラール・サナブリア (マトリックスパワータグ) 9P
3位 マリオ・ヴォクト (チーム・サプラ・サイクリング) 8P
4位 アンガス・ライオンズ (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) 7P
5位 パク・サンフン (LXサイクリング・チーム) 6P
6位 ライアン・シュルト (オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング) 5P

◆チーム総合時間 第1ステージ終了時
1位 チーム・サプラ・サイクリング 11m28s
2位 オリヴァーズ・リアル・フード・レーシング +05s
3位 マトリックスパワータグ +10s
4位 LXサイクリングチーム +17s
5位 Team UKYO +23s
6位 宇都宮ブリッツェン +23s

Tdt1_01

[前夜のミーティングで今レースでの目標が再確認される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_02

[レース当日、会場の井頭公園は朝から晴天に恵まれ気温も上昇]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_03

[ショートTTはあまり得意とは言えない小野寺選手が引き締まった表情を見せる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_04

[チームテントにはこの後のタイムスケジュールが貼られる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_05

[エアロヘルメットを念入りに調整する鈴木譲選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_06

[試走時間になり鈴木龍選手が早速試走を開始する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_07

[阿部選手もスタート台から試走を開始]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_08

[得意のエアロフォームでコースインしていく岡選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_09

[地元レースとあり、チームプレゼンではひと際大きな声援が飛んだ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_10

[出走時間が早い選手たちがローラーでアップを始める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_11

[出走が後ろの阿部選手と岡選手は監督とともに開会セレモニーに出席]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_12

[チーム第1走者の小坂選手がスタートする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_13

[小坂選手は47位でフィニッシュ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_14

[第2走者の鈴木龍選手が呼吸を整えてスタートを待つ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_15

[鈴木龍選手はトップと15秒差の25位でフィニッシュ]

©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

Tdt1_16

[スタート前のルーティンをする小野寺選手がスタートを切る]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_17

[小野寺選手はトップと12秒差の18位でフィニッシュ]

©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

Tdt1_18

[チーム第4出走の鈴木譲選手が落ち着いた表情でスタート]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_19

[鈴木譲選手はトップと14秒差の25位]

©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

Tdt1_20

[上位進出を狙いたい阿部選手が集中した表情でスタートを待つ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_21

[思うようにタイムが伸びなかった阿部選手はトップと17秒差の34位]

©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

Tdt1_22

[チーム最終走者の岡選手がスタートの瞬間を待つ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Tdt1_23

[岡選手は日本人選手2番手となる10位でフィニッシュ]

©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

Special Thanks Porte au Village


|

2019/03/20

2019 JPT Round1 第2戦 JBCF修善寺ロードレース Day2

Jpt2_top01
Jpt2_top02
[上:メイン集団内で次の展開に備えてまとまって走る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:格の違いを見せつける走りでフランシスコ・マンセボがチームメートとワンツーフィニッシュを決めた]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

3月17日(日)に、2019年のJプロツアー第2戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay2」が開催されました。

 

 

 

 

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

 

 

 

 

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志

 

 

 

 

2019年のJプロツアー第2戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay2」が厳しいアップダウンで知られる日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催され、マトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボがチームメートのアイラン・フェルナンデスとワンツーフィニッシュを達成。マトリックスパワータグは嬉しい開幕2連勝となりました。

宇都宮ブリッツェンはレース中盤にできた逃げ集団に岡選手が、その後にできた有力選手がそろう追走に鈴木龍選手が入り、レース後半に向けて勝利に向けた動き出しを見せ始めましたが、その矢先にメイン集団が全員タイムアウトになるという異例の事態に。その後、岡選手と鈴木龍選手もタイムアウトになってしまい、全員がタイムアウトによりリタイアというまさかの結果でレースを終えました。

開幕戦となったDay1に続き、日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催されることになった第2戦。前日は60kmで開催されましたが、この日は倍の120kmで争われます。

勝利でシーズンの好スタートを切りたかった宇都宮ブリッツェンでしたが、開幕戦でマトリックスパワータグやTeam UKYOの強力外国人選手の個の力の前に屈する形となってしまい、久しぶりの完敗。

その反省を踏まえて臨むこの日の第2戦は、強力外国人選手の動きに鈴木龍選手が序盤から同調していって先待ちの態勢を作り、その動きに必ず他のチームメートも一緒に乗る。有力日本人選手の動きには阿部・小坂・小野寺・岡の4選手が対応し、鈴木譲選手が後半の動きに備えるという役割分担を決め、なんとか勝利を掴み取るべくレースに臨みました。

レースはスタート直後から、前日同様に有力チームの外国人選手を中心に激しいアタック合戦が繰り広げられる展開。各チームがアタック&チェックを繰り返しながらレースが進んでいきます。

3周回目になると、岡選手(宇都宮ブリッツェン)を含む9名の選手が集団から先行。有力チームの選手が満遍なく入ったことで逃げが決まりレースが落ち着くかと思われましたが、5周回目に入ると前日のDay1を制したオールイス選手(マトリックスパワータグ)を含む6名の選手がブリッジをかけ、逃げ集団は15名となります。

有力選手勢がブリッジをかけて各チームの人数バランスが崩れた逃げ集団に対し、メイン集団は数的不利になったチーム勢が中心となってペースを上げてこの逃げを吸収。集団はひとつになります。

7周回目になると、ひとつになった集団から湊選手(シマノレーシング)が単独アタック。この動きに反応した11名の選手が合流し、新たに12名の逃げ集団が形成されます。

岡(宇都宮ブリッツェン)

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

吉岡、横塚(UKYO)

メイン集団

シマノレーシングが4名と大人数なものの有力チームの選手が軒並み入ったこの逃げを、序盤からのアタック合戦で疲労の色が見えたメイン集団は容認。じわじわとタイム差が開き始め、レースも折り返しを迎える頃には3分程度にまでその差が開くことになります。

すると、メイン集団からは有力チームの強力外国人選手を多数含む8名の選手が飛び出して追走集団を形成する展開に。鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)がその中に入って少しずつ逃げ集団とのタイム差を縮めにかかる状態となります。

岡(宇都宮ブリッツェン)

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

吉岡、横塚(UKYO)

鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)

オールイス、トリビオ(マトリックス)

ハッカー、クローム、プラデス(UKYO)

孫崎(BSサイクリング)

前田(弱虫ペダル)

メイン集団

有力選手が揃った追走集団は、ゴールまでの周回数を計算しながら周回を重ねるごとに少しずつ逃げ集団とのタイム差を詰めていく状態。また、メイン集団も追走を潰さないように注意しつつもタイムアウトにならないよう、宇都宮ブリッツェン勢がペースをコントロールしながらレースを進め、逃げ集団にジワリジワリとプレッシャーがかかっていく状況が形成されていきます。

すると、逃げ集団ではこの状況を察知したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)がアタックしてペースアップを開始。この動きに反応したチームメートのフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)と吉岡選手(Team UKYO)が反応して先頭は3名となります。

マンセボ、フェルナンデス(マトリックス)

吉岡(UKYO)

岡(宇都宮ブリッツェン)

湊、横山、木村、中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)

横塚(UKYO)

鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)含む追走

メイン集団

すると、逃げ集団が活性化してペースが上がったことが災いし、意志を持ってタイム差をコントロールしていたメイン集団にタイムアウトが宣告されるという異例の事態が発生。

そればかりか、敢えてジワジワと、それでも着実にタイム差を縮めていた追走集団に対してもタイムアウトが宣告されてしまう異常事態となり、宇都宮ブリッツェンは全員がタイムアウト。予想だにしない結末でレースが終わってしまいました。

コース上に残された選手は、わずか11名。

その11名からも1人、また1人と選手が減っていき、最終的に最後まで先頭を快走したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)が、チームメートのフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)とワンツーフィニッシュを達成。

勝利したマンセボ選手(マトリックスパワータグ)の実力に疑いの余地はないものの、異例のタイムアウト宣告がなければ違った展開と結果もあったのでは…と感じさせる、後味の悪い完走者6名のレースとなりました。

 

清水監督コメント

「昨日に続き、今日も不本意な結果のレースとなってしまい残念です。チームとしては鈴木龍選手が前半動いて鈴木譲選手が後半というパターンで、少ない人数ながらもチームでまとまってやっていこうという形だったのですが思った通りにはならず、後半に巻き返すという状況になりました。岡選手が逃げに乗ってくれていましたしメイン集団には有力チームの有力選手も多数残っていて、レース後半の彼らの動きに鈴木龍選手を送り込むことも成功したのですが、タイムアウトを取られてしまうという不本意な結果となりました。このタイムアウトという判断はマトリックスパワータグの安原監督、Team UKYOの桑原監督と話してみても、あのタイミングでタイムアウトの判断をすべきではなかったという認識を共有しました。というのも、レース後半に入って主要チームの主要メンバーが動き始めた段階で、タイム差も縮まり始めていた状況でした。この状況はチーフコミッセールにも話した上でご確認もいただき、タイムアウトにするべきではなかったというお言葉をいただきました。タイムアウトの判断がなくても、おそらく1位、2位の順位まで追いつくのは難しかった可能性の方が高いのですが、確実にタイム差は縮まっていっていたので、レース運営自体に納得のいかないところとなってしまいました。今シーズン、JBCFさんの方で会場など素晴らしい演出をしてくれ今後に向けて素晴らしいスタートを切ったと思うのですが、同時に、適切なレース運営のもとに成り立った『強化』という部分にもJBCFさんはきちんとフォーカスしていかなければいけないと思いますし、我々も惜しまずに協力していきたいと思っています。チームとしては各選手ともそれなりにいいコンディションで臨めていると思っていましたし、多少のバラつきはあれどもしっかりと走れていたと思います。ただ、ちょっと噛み合わせが悪かったかなと思います。ツール・ド・とちぎに向けていい刺激が入ったと思いますので、気持ちを切り替えて地元で頑張ります。ありがとうございましいた!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

Logo

シクロワイアードの記事は[こちら

 

 

 

 

◆[リザルト

[第2回JBCF修善寺ロードレースDay2 - JPT第2戦 - 120.0km - ]

1位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) 3h24m09s

2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

3位 横山航太 (シマノレーシング) +4m06s

4位 吉岡直哉 (Team UKYO) +5m34s

5位 中田拓也 (シマノレーシング) +7m41s

6位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +7m52s

DNF 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)

出走=105名/完走=6名

 

◆2019Jプロツアー 個人ランキング

1位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 870P

2位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) 645P

3位 横山航太 (シマノレーシング) 600P

4位 吉岡直哉 (Team UKYO) 565P

5位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 541P

6位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 430P

◆2019Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 2,216P

2位 Team UKYO 1,337P

3位 シマノレーシング 1,126P

4位 弱虫ペダルサイクリングチーム 772P

5位 チームブリヂストンサイクリング 208P

6位 宇都宮ブリッツェン 138P

プロリーダージャージ アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ)

ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

 

 

 

Jpt2_01

[先に会場入りした清水監督と中里メカが準備したチームピットに選手たちも到着する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_02

[チームプレゼンで前日のリベンジを果たす勝利を狙いたいと語る鈴木譲選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_03

[スタートに向けてローラーでしっかり身体に刺激を入れる選手たち]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_04

[前日から倍の120kmになったレースがスタートする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_05

[前日も逃げに乗った小野寺選手が序盤から積極的にアタック合戦に加わっていく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_06

[心強いレッドゾーンからの声援を受けて序盤の攻防に臨む宇都宮ブリッツェンの選手たち]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_07

[岡選手と鈴木譲選手が有力選手たちの攻撃に反応していく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_08

[鈴木龍選手も有力選手の動きをチェックしながらレースを進める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_09

[中盤に入り、岡選手を含む11名の逃げ集団がようやく形成される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_10

[序盤から攻防が続いたこともあり、メイン集団は逃げを容認してペースダウン]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_11

[阿部選手と小坂選手もメイン集団内で一旦脚を休めて次の展開に備える]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_12

[逃げ集団内の岡選手が得意の低いフォームで下り区間をクリアしていく]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_13

[メイン集団から飛び出した追走集団に鈴木龍選手がきっちりと入る]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_14

[下りでタテに長く伸びたメイン集団がホームストレートへと向かう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_15

[この日も最低限の仕事をして遅れる小坂選手。少しでも早い段階でロード仕様になることに期待]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_16

[各選手の動きに目を配りながらメイン集団内の危険な流れを察知する鈴木譲選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_17

[前日は突然の痙攣で不完全燃焼だった阿部選手もこの日は快調な走りを見せる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_18

[補給所では中里メカが選手たちにドリンクなどを用意してサポートする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_19

[逃げ集団とのタイム差を計りながら着実にタイム差を縮めていく追走集団]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_20

[タイムアウトにならないよう宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団だったが…]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt2_21

[不可解な判定による全員タイムアウトに、チームピットにも重い空気が流れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

|

2019 JPT Round1 第1戦 JBCF修善寺ロードレース Day1

Jpt1_top01_1
Jpt1_top02_1
[上:メイン集団のペースを上げて逃げ集団の吸収を試みる宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:Jプロツアーデビュー戦で強さを見せつけたオールイス・アルベルトが初優勝を飾った]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

3月16日(土)に、2019年のJプロツアー第1戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay1」が開催されました。

 

 

 

 

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

 

 

 

 

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
小野寺玲
岡篤志

 

 

 

 

2019年のJプロツアー開幕戦となる第1戦「修善寺ロードレース」が、厳しいアプダウンで知られる日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットで開催され、中盤にできた逃げ集団が最終周回まで逃げ切る展開に。最後はその逃げ集団からさらに飛び出した3名での争いを制したマトリックスパワータグの新外国人選手、オールイス・アルベルトが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、勝ち逃げとなった逃げ集団に小野寺選手が入ってレースを展開しましたが、ライバルチームが逃げに複数人入った状況を考慮して、終盤から鈴木譲選手と岡選手がメイン集団をけん引してペースアップ。鈴木龍選手でのスプリント勝負に持ち込もうとしましたが、逃げ集団からさらに飛び出した3名の選手を捕らえることはできず、鈴木龍選手の22位が最高位という結果でレースを終えました。

 

ついに開幕を迎えた、2019年のJプロツアー。

今年の開幕戦の舞台となったのは、厳しいアップダウンが選手たちを苦しめる難コースとして知られる静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター5kmサーキット。これから始まる長いシーズンを占う上で、格好のコースと言えます。

創設11年目、新たな10年のスタートを切る宇都宮ブリッツェンはJプロツアー連覇という目標に向け、昨シーズン同様に開幕戦から好成績を残して勢いに乗りたいところ。

しかし、昨シーズンも熱戦を繰り広げたマトリックスパワータグは強力な外国人選手と経験豊富な日本人選手を、BSサイクリングも実力のある日本人選手を積極的に補強し、シマノレーシングも各選手が順調な仕上がり。

また、2015年と2016年に圧倒的なチーム力でチーム総合連覇を達成したTeam UKYOが3年ぶりにJプロツアーに復帰するなど、ライバルチーム勢も虎視眈々と覇権奪還を狙う状況。

加えて、宇都宮ブリッツェンはキャプテンの増田選手が日本ナショナルの一員としてツール・ド・台湾に出場するために不在。オフトレーニング中に発症した膝痛の回復具合が思わしくない堀選手が大事を取って出場をキャンセルしたことで、6人での出走と戦前から決して簡単な戦いではないことが予想される状況です。

そのため、宇都宮ブリッツェンは集団をまとめて鈴木龍選手でのゴールスプリントで勝利を狙うことを第1プランとしつつ、マトリックスパワータグやTeam UKYOの強力な外国人選手勢の動きに注意を払い、彼らが入る逃げにはチームから鈴木譲・鈴木龍・岡の3選手の誰かを含む同数の選手を送り込んで対応していくことを確認してレースに臨みました。

レースはスタートから、有力チームの選手たちが積極的にアタック合戦を繰り広げていく展開となり、数名の選手が集団から飛び出しては吸収される状態が繰り返される出入りの激しい状況が続きます。

宇都宮ブリッツェンも鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に危険なアタックをしっかりとチェックしながらレースを進めていきます。

すると、レースも折り返しを過ぎた7周回目に8名の逃げ集団が形成される展開となります。

小野寺(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ、オールイス(マトリックス)

中田(シマノレーシング)

平塚、石橋(BSサイクリング)

ハッカー、クローム(UKYO)

メイン集団

有力チームのほとんどが選手を送り込んだ逃げ集団ということもあり、メイン集団はこの逃げを容認して一旦ペースダウン。すぐに1分程度のタイム差がつく展開となります。

その後しばらくは8名の逃げ集団とメイン集団という展開でレースが進んでいきますが、このままの状態でレースが進んでいくと小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を逃げに送り込んでいるとはいえ、強力な外国人選手を2名ずつ逃げ集団に送り込んでいるマトリックスパワータグとTeam UKYOが圧倒的に有利な状況。

そこで宇都宮ブリッツェンとしては、当初のプラン通り鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)のゴールスプリント勝負にすべく、この状況を打破しようとメイン集団のペースを上げて逃げ集団を吸収することを試みる展開となります。

しかしこのタイミングで、強力な集団けん引役となるべき阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は脚が痙攣してしまいドロップ。シクロクロスからロードに移行したばかりでコンディションが上がっていない小坂選手(宇都宮ブリッツェン)も集団内で苦しげな表情を見せていたこともあり、最終局面のアシストとなるべき鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)の2名がメイン集団の先頭に立ってペースアップをすることになります。

鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)がけん引するメイン集団は、周回を重ねるごとに逃げ集団とのタイム差を縮めていき、最終周回に入る段階でその差は20秒という状況となります。

最終周回に入ると、メイン集団が逃げ集団を吸収するのは時間の問題という状況になりますが、そのタイミングで逃げ集団からオールイス選手(マトリックス)とハッカー選手(UKYO)、クローム選手(UKYO)の3名が飛び出し、そのまま後続を寄せ付けずにホームストレートへ。

最後はUKYOの2名を相手にしながら上手く立ち回ったオールイス選手(マトリックス)が3名での争いを制して見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、最終局面のアシスト役となるはずだった鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が集団けん引の末にドロップし、鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が単騎で勝負に挑む状況。逃げ集団で逃げていた小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が最後の力を振り絞って鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)を引き上げましたが、先行した3名には届かず。

最終的に鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が22位でフィニッシュしたのが最高位という厳しい結果で、創設11年目のシーズン開幕戦を終えました。

 

清水監督コメント

「シーズン開幕戦ということで我々も万全の準備をしてレースに臨みましたが、結果的に失敗レースとなってしまいました。前評判の段階からTeam UKYOとマトリックスパワータグの外国人選手が強力なことは分かっていて、彼らに対して後手を踏まないようにしていたのですが、決まった勝ち逃げに小野寺選手しか乗せられずにタイミングを外してしまったのが全てだったかな、と。そこから立て直して、鈴木譲選手と岡選手のほぼ2名のみで先頭の8名を吸収しかけて、鈴木龍選手も単独で先行した3名にあと少しで届くというところまでトライしたのですが…。ああいった状況だったので『勝つか、負けるか』の勝負をして、一歩届かなかったかなという印象です。残念ながらリザルトでは誰も上位に入れませんでしたが、この『勝つか、負けるか』というギリギリの勝負を続けていかなければ今年の目標とするところには到底及ばないので、これからもこういう勝負はしていかなければと思っています。各選手ともに感触は良かったですし、チームとしても人数が少ないながらに初戦でチームとしてできることをしっかりできたというのは良かったと思うので、明日も厳しい戦いになるのは変わりはありませんが、しっかりと勝ちを意識したレースをやっていきたいと思います。レースを見ていなかった方は、リザルトがなくてどうしたんだ?と思われているかもしれませんが、安心してください。長いシーズンを戦うため、各選手の目標を達成するためにしっかりと立て直していきますので、変わらぬ応援をよろしくお願いします!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

 

 

 

Logo

シクロワイアードの記事は[こちら

 

 

 

 

◆[リザルト

[第2回JBCF修善寺ロードレース - JPT第1戦 - 60.0km - ]

1位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 1h40m56s

2位 ロビー・ハッカー (Team UKYO) st

3位 サム・クローム (Team UKYO) +05s

4位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) +08s

5位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +08s

6位 ベンジャミ・プラデス (Team UKYO) +09s

7位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) +09s

8位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +09s

9位 湊諒 (シマノレーシング) +09s

10位 横塚浩平 (Team UKYO) +10s

22位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +31s

24位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +31s

44位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +3m01s

52位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

出走=106名/完走=59名

2019Jプロツアー 個人ランキング

1位 オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ) 540P

2位 ロビー・ハッカー (Team UKYO) 340P

3位 サム・クローム (Team UKYO) 295P

4位 レイモンド・クレダー (Team UKYO) 250P

5位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 225P

6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 205P

6位 ベンジャミ・プラデス (Team UKYO) 205P

2019Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 925P

2位 Team UKYO 885P

3位 弱虫ペダルサイクリングチーム 500P

4位 シマノレーシング 315P

5位 チームブリヂストンサイクリング 205P

6位 LEOMO Bellmare Racing Team 136P

7位 宇都宮ブリッツェン 135P

プロリーダージャージ オールイス・アルベルト (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

 

 

Jpt1_01_1

[レース前日に現地入り。着いて早々に中里メカが選手たちのバイクを準備する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_02_1

[準備を整えた選手たちが移動で固まった身体をほぐしにトレーンングに向かう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_03_1

[夕食後には翌日のレースに向けたミーティングが行われ、レースプランが話し合われた]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_04_1

[2021年の新リーグ発足に向けて会場の演出も昨シーズンまでとは異なる雰囲気に]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_05_1

[前年総合優勝の宇都宮ブリッツェンを先頭に選手たちがスタートラインに整列する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_06_1

[序盤のアタック合戦に鈴木譲選手が対応し、危険な選手のアタックをチェックする]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_07_1

[阿部選手と鈴木龍選手も集団前方で次の展開に備える]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_08_1

[激しい攻撃の応酬に下り区間では集団もタテに長く伸びる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_09_1

[鈴木譲選手を含む数名の選手が飛び出すもメイン集団に吸収される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_10_1

[レース中盤に入り小野寺選手を含む8名の逃げ集団が形成される]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_11

[逃げを容認したメイン集団は一旦落ち着きを見せるも、すぐに追走を開始する]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_12

[追走を開始し始めたタイミングで貴重なけん引役の阿部選手が脚を痙攣し遅れてしまう]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_13

[数的不利の逃げ集団内で上手く立ち回りながら少しでも脚を温存しようと努める小野寺選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_14

[岡選手と鈴木譲選手が先頭でペースを上げるメイン集団が逃げ集団に少しずつ迫る]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_15

[勝利を託される鈴木龍選手は集団前方で脚を温存させながらレースが動く瞬間を待つ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_16

[終盤に入り、逃げ集団内でも勝利に向けた駆け引きが繰り広げられ始める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_17

[久しぶりのロードレースとなった小坂選手が最低限の役割を果して集団から遅れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_18

[逃げ集団内で孤軍奮闘を続ける小野寺選手の表情にも疲れの色が見え始める]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_19

[岡選手が最後の力を振り絞って逃げ集団吸収のためにペースを上げる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_20

[捨て身のペースアップで脚を使い切った鈴木譲選手がメイン集団から遅れる]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_21

[逃げ集団から先行した3名にわずかに届かなかった鈴木龍選手が小野寺選手とともにフィニッシュ]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

Jpt1_22

[メイン集団のけん引でアシストした岡選手に感謝と勝利できなかった詫びを伝える鈴木龍選手]

©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

|

« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »