
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
2018シーズンを戦った9選手から飯野智行、馬渡伸弥、雨澤毅明の3選手が退団し、チームブリヂストンサイクリングから堀孝明選手が加入、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がロードレースチームに復帰して、2019シーズンを戦う運びとなりました。
2019シーズンの宇都宮ブリッツェンは、昨シーズンに4年ぶりの日本一を達成した選手をベースに、小坂と堀というチームの創設期から成長期を知る選手たちを加えた8名体制となります。
以下、廣瀬佳正GM及び清水裕輔監督と、選手8名体制でシーズンを戦います。
GM:
廣瀬佳正 (ひろせよしまさ/41)
監督:
清水裕輔 (しみずゆうすけ/37)
選手:
増田成幸 (ますだなりゆき/35)
鈴木譲 (すずきゆずる/33)
阿部嵩之 (あべたかゆき/32)
小坂光 (こさかひかる/30) ※2011年以来となる復帰
堀孝明(ほりたかあき/26) ※2016年以来となる復帰
鈴木龍 (すずきりゅう/26)
小野寺玲 (おのでられい/23)
岡篤志 (おかあつし/23)
※年齢は2018年12月10日現在
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◆名前:増田成幸 (ますだなりゆき)
出身地:宮城県仙台市
生年月日:1983年10月23日(35歳)
176cm/61kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2011年:全日本選手権ロードレース 5位
2011年:Jプロツアー栂池高原ヒルクライム 優勝
2011年:Jプロツアー富士山ヒルクライム 優勝
2011年:JプロツアーTTチャンピオンシップ 優勝
2011年:Jプロツアー 年間総合2位
2012年:Jプロツアー栂池高原ヒルクライム 優勝
2012年:Jプロツアー富士山ヒルクライム 優勝
2012年:全日本選手権ロードレース 2位
2012年:Jプロツアー石川ロード 優勝
2012年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) 総合4位
2012年:Jプロツアー 年間総合優勝
2013年:全日本選手権ロードレース 3位
2014年:Jプロツアー南紀白浜TTT 優勝
2014年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) 総合10位
2014年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) 総合10位
2014年:Jプロツアー富士山ヒルクライム 優勝
2014年:全日本選手権ロードレース 8位
2014年:Jプロツアー 年間総合2位
2014年:ツール・ド・おきなわ (UCI-1.2) 優勝
2015年:全日本選手権個人TT 2位
2015年:全日本選手権ロードレース 3位
2015年:JプロツアーTTチャンピオンシップ 優勝
2015年:Jプロツアー 年間総合4位
2016年:アジア選手権個人TT 4位
2016年:Tour de Taiwan (UCI-2.1) 総合15位
2016年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) 総合10位
2016年:全日本選手権個人TT 3位
2016年:全日本選手権ロードレース 5位
2016年:Jプロツアー西日本ロードDay1 優勝
2016年:Jプロツアーみやだ高原ヒルクライム 優勝
2016年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) ステージ優勝
2016年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) 総合優勝
2016年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) 山岳賞
2016年:Jプロツアーおおいたロードレース 優勝
2016年:Jプロツアー 年間総合2位
2016年:ツール・ド・おきなわ (UCI-1.2) 優勝
2017年:アジア選手権ロードレースTTT 銀メダル
2018年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) ステージ2位
2018年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 総合3位
2018年:Jプロツアー宇都宮ロードレース 優勝
2018年:JプロツアーTTTチャンピオンシップ 優勝
2018年:Jプロツアー秋吉台カルストロードレース 優勝
2018年:Jプロツアー 年間総合7位
2018年:おおいたアーバンクラシック (UCI-1.2) 8位
増田選手コメント:
「チーム創設10周年という節目の年にJプロツアーで4年ぶりに総合優勝できて、チームとしては良かったんじゃないかなと思います。個人的には甲状腺疾患のバセドウ病で療養していた状態から、ようやく身体が動くようになってきた1年でした。徐々に体調が回復してきているのも実感していますし、走れるようになってきているのをレースを通して、レースごとに感じているので、来シーズンに向けて明るい材料になったかなと思っています。来シーズンは、今年にチームとしてたくさんの勝利を挙げたぶん、さらなる期待を背負うことになると思います。だからこそ、多くの勝利を挙げた2016年の翌年、2017年のようにならないようにしなければいけないな、と。たくさんの勝利を挙げた次の年は、ベテランでも若手でもどこかに気の緩みが出てしまうことが少なからずあると思うので、そこはしっかり気を引き締めて臨むべきだと思いますし、個人的には東京五輪に向けてUCIポイントをとにかく稼ぐということにフォーカスしてやっていきたいと思っています」
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◆名前:鈴木譲 (すずきゆずる)
出身地:神奈川県川崎市
生年月日:1985年11月6日(33歳)
170cm/57kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2008年:Hong Kong Shanghai (UCI-2.2) 総合7位
2009年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) 総合9位
2010年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) 山岳賞
2010年:Tour of Fhilippines (UCI-2.2) ステージ3位
2011年:全日本選手権ロードレース 6位
2011年:Jプロツアー修善寺ロードレース 優勝
2011年:Tour de Taiwan (UCI-2.2) 総合8位
2011年:Jプロツアー 年間総合3位
2012年:Jプロツアー下総クリテリウム 優勝
2012年:西日本チャレンジロードレース 優勝
2012年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.2) 総合6位
2014年:Jプロツアー南紀白浜TTT 優勝
2014年:Jプロツアー東日本ロードクラシック 優勝
2014年:Jプロツアー 年間総合3位
2015年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) 総合6位
2015年:Jプロツアー 年間総合8位
2016年:Jプロツアー宇都宮クリテリウム 優勝
2016年:全日本選手権個人TT 4位
2016年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) ステージ3位
2016年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) 総合9位
2016年:Jプロツアーおおいたクリテリウム 優勝
2016年:Jプロツアー 年間総合5位
2017年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 総合3位
2018年:Jプロツアー沖縄ロードレース 優勝
2018年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 総合6位
2018年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) 山岳賞
2018年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) 総合4位
2018年:JプロツアーTTTチャンピオンシップ 優勝
2018年:Jプロツアー 年間総合10位
鈴木譲選手コメント:
「今シーズンはチーム全体として、年間を通して安定した結果を出せたと思います。ただやはり、年間を通して安定したパフォーマンスを出せたかというと、6月の落ち込みがどうしても目立ってしまっているな、と。来シーズンに関しては、そういう落ち込む部分をなくして、チーム全体としてもう少し安定したシーズンにしたいと思っています。個人的にも、今シーズンは6月に最大のピークを持ってくるつもりでいましたが、チーム事情もあって少し前倒しになり、ツアー・オブ・ジャパンやツール・ド・熊野にかなりの集中力を使うことになりました。来シーズン、チーム全体が安定してパフォーマンスを発揮できれば、自分としても6月にピークを持ってくることができると思います。東京五輪に向けて重要なシーズンでもあるのでツアー・オブ・ジャパンもチームとしては重視すると思いますし、自分としても5月、6月にしっかりとピークを持ってこられるよう、シーズン前半からいい勢いで6月までいきたいと思います」
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◆名前:阿部嵩之 (あべたかゆき)
出身地:北海道古字郡
生年月日:1986年6月12日(32歳)
177cm/66kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2009年:Jプロツアー飯田ロードレース 優勝
2011年:Jプロツアー輪島ロードレース 優勝
2012年:Molenbeek-Wersbeek (BEL) 優勝
2012年:Wiederweekend Buchten (NED) 優勝
2012年:Houthalen-Helchteren (BEL) 3位
2012年:Ronde van Pijnacker (NED) 3位
2013年:Jプロツアー南紀白浜TTT 優勝
2013年:Jプロツアー石川ロードレース 優勝
2013年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) 山岳賞
2014年:西日本チャンレンジロードレース 優勝
2014年:Jプロツアー南紀白浜TTT 優勝
2014年:全日本選手権個人TT 4位
2014年:Jプロツアー湾岸クリテリウム 優勝
2014年:ジャパンカップ (UCI-1.HC) 山岳賞
2014年:Jプロツアー知多半島・美浜クリテリウム 優勝
2014年:Jプロツアー 年間総合7位
2016年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) ステージ優勝
2016年:全日本選手権個人TT 5位
2017年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) ステージ2位
2017年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) ステージ2位
2017年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) ポイント賞
2017年:ジャパンカップクリテリウム 8位
2018年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) ステージ優勝
2018年:JプロツアーTTTチャンピオンシップ 優勝
阿部選手コメント:
「今シーズン、個人的には非常に苦しいシーズンとなりました。なので、来シーズンはまず怪我をせず1シーズンを走り切るという単純なことを目標にしなければいけないと思っています。レースの目標としては、ツール・ド・熊野プロローグで3勝目を挙げることをはじめ、全日本選手権個人TT、JプロツアーのTTチャンピオンシップなど個人タイムトライアル競技すべてでタイトルが獲れるようにやっていきたいと思います」
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◆名前:小坂光 (こさかひかる)
出身地:長野県佐久市
生年月日:1988年10月21日(30歳)
172cm/62kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム
戦歴:
2012年:全日本シクロクロス選手権 2位
2013年:全日本シクロクロス選手権 2位
2013-14年:JCXシリーズ 総合2位
2014年:全日本シクロクロス選手権 3位
2014-15年:JCXシリーズ 総合2位
2015年:全日本シクロクロス選手権 3位
2015-16年:JCXシリーズ 総合優勝
2016年:全日本シクロクロス選手権 3位
2016-17年:JCXシリーズ 総合2位
2017年:全日本シクロクロス選手権 優勝
2017-18年:JCXシリーズ 総合優勝
2018年:全日本シクロクロス選手権 3位
小坂選手コメント:
「運営会社からロードレースチームへの加入の打診があり、自分としてもぜひチャレンジしたいと思って加入を決断しました。8年ぶりのロードレースチームになりますし、過去の経験はあるとは言っても長いこと離れてもいました。自分としてはそういった過去は一旦忘れて、本当に新人として挑むような気持ちで、まずはしっかりチームの歯車のひとつになれるように頑張っていきたいと思っています。そして、ロードレースでの活動をまた冬のシクロクロスにつなげていきたいと思っています」
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◆名前:堀孝明 (ほりたかあき)
出身地:栃木県宇都宮市
生年月日:1992年7月1日(26歳)
175cm/56kg
2018年所属チーム:チームブリヂストンサイクリング
戦歴:
2014年:Jプロツアー U23年間総合優勝
2016年:チャレンジサイクルロードレース 優勝
2016年:ジャパンカップサイクルロードレース (UCI-1.HC) 山岳賞
堀選手コメント
「自分自身の成長を目指し、宇都宮ブリッツェンを離れるという決断をして2年間、ブリヂストンという企業チームで走ってきました。その間、外から宇都宮ブリッツェンというチームを見てきて、本当に多くの人に支えられ、愛されているチームなんだなということを再認識しました。自分も26歳で選手としてはもう若いとは言えなくなってきた状況で、この先の1年1年をどう過ごしていくか?と自問自答した時、選手なので当然勝つために走るのはもちろんですが、喜びをより多くの人と分かち合いたいという気持ちにもなって、宇都宮ブリッツェンに戻るという決断をするに至りました。来シーズンのメンバーを見ると、自分だけタイトルというものを持っていないので、Jプロツアーのどこかのレースで優勝するということをまずは目標に来シーズンは走りたいと思います。また、地元出身選手として春先のツール・ド・とちぎ、そしてジャパンカップで結果を残すことを大きな目標にしたいと思います」
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◆名前:鈴木龍 (すずきりゅう)
出身地:宮城県仙台市
生年月日:1992年9月29日(26歳)
168cm/58kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2015年:全日本選手権ロードレース 5位
2017年:Jプロツアー那須ロードレース 優勝
2017年:全日本選手権ロードレース 4位
2017年:ツール・ド・北海道 (UCI-2.2) ステージ優勝
2018年:Jプロツアー石川サイクルロードレース 優勝
2018年:Jプロツアーやいた片岡ロードレース 優勝
2018年:Jプロツアー 年間総合4位
鈴木龍選手コメント:
「今シーズンは、Jプロツアーでは優秀な成績を皆んなで収めることができたと思うのですが、UCIレースでは勝利を逃してしまったという感じのレースが多かったと思います。なので、来シーズンはUCIレースでの勝利と、あと、今シーズン一番上手くいかなかった全日本選手権でリベンジというか、再チャレンジをしたいと思います。個人的にも、全日本選手権を勝つことを一番の目標にしていきたいと思います」
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◆名前:小野寺玲 (おのでられい)
出身地:栃木県鹿沼市
生年月日:1995年9月3日(23歳)
176cm/67kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2015年:ツール・ド・熊野 (UCI-2.2) ステージ4位
2015年:ジャパンカップクリテリウム 7位
2016年:Jプロツアー奈良クリテリウム 優勝
2016年:Tour de l’Avenir (UCI-2.Ncup) 総合80位
2016年:ジャパンカップクリテリウム 6位
2016年:Jプロツアー U23年間総合優勝
2017年:アジア選手権ロードレースTTT 銀メダル
2017年:アジア選手権ロードレースU23個人TT 金メダル
2017年:全日本選手権個人TT 3位
2017年:Jプロツアー大田原クリテリウム 優勝
2017年:Jプロツアーおおいたいこいの道クリテリウム 優勝
2018年:Jプロツアー宇都宮クリテリウム 優勝
2018年:全日本選手権個人TT 4位
2018年:Jプロツアー大田原クリテリウム 優勝
2018年:JプロツアーTTTチャンピオンシップ 優勝
2018年:Jプロツアー 年間総合5位
2018年:ツール・ド・おきなわ (UCI-1.2) 5位
小野寺選手コメント:
「今シーズンは全日本選手権という大きな目標を達成することはできませんでしたが、シーズンを通して見ると自分の活躍の場も広がりましたし成績も残せたので、チームの中で必要とされる戦力になれてきたのかなと思います。来シーズンは、ロードレースで勝利を挙げるということを目標にしたいと思っています。ロードレースでアシストするのは苦ではないですし、むしろ好きな方です。チーム内の実力的に見てもアシストに回ることの方が多いと思いますが、今年のツール・ド・おきなわのように、いざ自分が勝負しなければいけないという状況になった時に、ちゃんと勝てる選手になってロードレースで勝利を挙げたいと思っています」
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◆名前:岡篤志 (おかあつし)
出身地:茨城県つくば市
生年月日:1995年9月3日(23歳)
163cm/57kg
2018年所属チーム:宇都宮ブリッツェン
戦歴:
2013年:全日本選手権ジュニア個人TT 優勝
2013年:全日本選手権ジュニアロード 2位
2014年:全日本選手権個人TT 5位
2015年:Trofeo Almar (UCI-1.Ncup) 19位
2016年:ジャパンカップオープン 優勝
2016年:Jエリートツアー 15勝
2016年:Jエリートツアー 年間総合優勝
2017年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) ステージ2位
2017年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 総合6位
2017年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 新人賞
2017年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) ステージ4位
2017年:全日本選手権個人TT 4位
2017年:Tour de l’Avenir (UCI-2.Ncup) 総合77位
2018年:Jプロツアー沖縄ロードレース 優勝
2018年:Jプロツアー修善寺ロードレース 優勝
2018年:ツール・ド・とちぎ (UCI-2.2) 総合9位
2018年:ツアー・オブ・ジャパン (UCI-2.1) ステージ5位
2018年:シマノ鈴鹿ロードクラシック 優勝
2018年:JプロツアーTTTチャンピオンシップ 優勝
2018年:おおいたアーバンクラシック (UCI-1.2) 4位
2018年:Jプロツアー 年間総合3位
岡選手コメント:
「今シーズンはJプロツアーで2勝することもできましたし、昨年と比較しても力はついてきたと思いますが、全日本選手権やツアー・オブ・ジャパンなど狙っていたレースで成績を残せなかったので、その部分では非常に悔いの残るシーズンになったと思っています。来シーズンは、自分自身の実力を伸ばすということはもちろん、しっかり成績を残せるように準備していきたいと思います。個人的には、全日本選手権を狙っていきたいと思います」