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2018/07/04

2018 JPT第11戦 JBCF 西日本ロードクラシック

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[上:不得手なコースでスプリントに挑んだ小野寺選手が3位でフィニッシュ]
[下:小集団ゴールスプリントを制した窪木一茂が優勝を飾った]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY




6月30日(土)に、2018年のJプロツアー第11戦となる「JBCF西日本ロードクラシック」が開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
鈴木龍
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志





2018年のJプロツアー第11戦となる「JBCF西日本ロードクラシック」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、小人数に絞られたゴールスプリント勝負を制したチームブリヂストンサイクリングの窪木一茂が優勝。今シーズンJプロツアー2勝目を挙げました。

宇都宮ブリッツェンは小集団のゴールスプリント勝負に挑んだ小野寺怜選手が3位、その後方集団でスプリントに臨んだ鈴木譲選手が9位、鈴木龍選手が10位と、トップ10に3選手を送り込むことは死守。優勝は飾れなかったものの、チームランキング首位はがっちりキープしてレースを終えています。

年に一度のビッグレース、全日本選手権ロードレースから、わずか1週間での開催となったJプロツアー広島2連戦。各チーム、各選手ともに、全日本選手権の結果を受けて様々な想いが交錯する中で迎えるレースとなります。

その初戦となるのは、これまでも数々の名勝負を生んできた西日本ロードクラシック。難易度の高い広島県中央森林公園に設定された12.3kmのコースを9周回する110.7kmで争われます。

前週の全日本選手権ロードレースで非常に悔しい敗戦を喫した宇都宮ブリッツェンは、シーズン後半戦へ向けてチームを立て直すための初戦と位置付け、明確なレースプランを設けずに各選手がフリーに走ることを選択。それぞれが自身の勝ちパターンに持ち込むレースを展開することで、勝利に向けたモチベーションを高めていくことを念頭にレースに臨みました。

広島県内の各地に大雨警報が出る中で行われたレースは、スタートと同時に一旦は止んでいた雨が再び激しく降る厳しいコンディションに。視界の確保も難しいほどの雨の中でテクニカルな下り区間に入った集団は、慎重になり過ぎた選手たちが中切れを起こして大きくふたつに割れる展開になります。

その中で、宇都宮ブリッツェンは出走した7選手全員がしっかりと前方集団をキープして2周回目へと入っていきます。

2周回目に入ると、集団から雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)、佐野選手(マトリックスパワータグ)、入部選手と湊選手(ともにシマノレーシング)の4名の選手が先行する展開に。その一方で、集団内での落車に巻き込まれてしまった飯野選手(宇都宮ブリッツェン)は遅れてしまう事態となります。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

佐野(マトリックスパワータグ)

入部、湊(シマノレーシング)

メイン集団

3周回目に入ると、逃げ集団からは佐野選手(マトリックスパワータグ)がドロップし、逃げは3名に。それでもメイン集団とのタイム差を拡大しようと逃げ続ける展開となります。

一方のメイン集団は、逃げに選手を送り込んでいない那須ブラーゼン勢がコントロールを開始。しかし、なかなかタイム差は縮まらず、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は最大で1分20秒程度にまで広がることになります。

レースも折り返しを過ぎて残り周回も少なくなると、メイン集団も逃げ集団の吸収に向けて本格的にペースアップを開始。コントロールも那須ブラーゼンからマトリックスパワータグとキナンサイクリングとなり、少しずつ逃げ集団とのタイム差を縮めていくことになります。

逃げ集団とメイン集団とのタイム差が少しずつ縮まっていく中、レースも残り2周回となる8周回目に入ると逃げ集団内でも入部選手(シマノレーシング)がアタックを仕掛けて雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)がそのチェックに入るなど動きが出るようになります。

そしてレースは、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)と入部選手(シマノレーシング)の2名が先行する形で最終周回へと入ります。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

入部(シマノレーシング)

湊(シマノレーシング)

メイン集団

最終周回に入ると、ここまで少しずつタイム差を縮めてきていたメイン集団がついに逃げていた2名をキャッチし、レースは最終局面を前に振り出しに戻ります。

20名程度の集団になり振り出しに戻ったレースは、最終局面に向けて活性化。その中から中西選手(キナンサイクリング)がアタックを仕掛けて単独で先行する展開に。

すると集団からは、チームメートの山本選手(キナンサイクリング)が追撃のアタック。この動きにルビーレッドジャージの窪木選手(BSサイクリング)が反応したことで集団も活性化して吸収します。

すると今度は木村選手(シマノレーシング)がアタック。この動きに山本選手(キナンサイクリング)が反応して2名が若干先行しますが、ほどなくして4名の選手が合流して6名の選手が先頭でフィニッシュへと向かう展開となります。

残り距離がわずかとなる中、勝負は6名の先頭でのゴールスプリントに。すると、タイミングを定めスプリントを開始して先行した窪木選手(BSサイクリング)が追いすがる残る選手に先頭を譲ることなく先頭でフィニッシュ。圧巻のスプリントで今シーズン2勝目となる優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは6名の先頭集団に入った小野寺選手がゴールスプリント勝負に挑みましたが、わずかに及ばず3位でフィニッシュ。その後方の集団でのスプリントで鈴木譲選手が9位、鈴木龍選手が10位に入ってレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースは激しい雨とタフなコースということもあり、地味にキツい展開のレースになりました。その中でチームとしてはうまく立ち回ったと思いますし、各選手ともにそれぞれの走り方を発揮しながらレースを進めてくれたとも思います。今日はシーズン後半戦を見据えたチームの立て直しということで、選手たちにあまりタスクを与えずある程度自由に、各自が走りたい形にした中で上手くやってくれたかなという印象です。ここからもう一度、しっかりと結果に結びつくようにチームとしてやっていきたいと思います」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY





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◆[リザルト

[第52回JBCF西日本ロードクラシック広島大会 - JPT第11戦 - 110.7km - ]

1位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) 2h46m39s  39.85km/h

2位 横山航太 (シマノレーシング) st

3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st

4位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

5位 中西健児 (KINAN Cycling Team) st

6位 山本元喜 (KINAN Cycling Team) +04s

7位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +07s

8位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +07s

9位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +08s

10位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +10s

17位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +56s

18位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +57s

37位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +11m01s

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

出走=119名/完走=64名

◆2018Jプロツアー 個人ランキング

1位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) 1,716P

2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 1,500P

3位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 1,379P

4位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 1,075P

5位 入部正太朗 (シマノレーシング) 864P

6位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 979P

◆2018Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 4,213P

2位 シマノレーシング 2,998P

3位 マトリックスパワータグ 2,871P

4位 チームブリヂストンサイクリグ 2,579P

5位 那須ブラーゼン 1,058P

6位 VICTOIRE広島 871P

ルビーレッドジャージ 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング)
ピュアホワイトジャージ 小山貴大 (シマノレーシング)





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[午前中に激しく降った雨が上がった中、選手たちが会場に到着する]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて選手たちがローラーでアップを始める]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[選手がスタートラインに整列する頃になると再び雨が降り始める]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[雨足が強くなる中でレースの幕が切って落とされた]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[序盤から積極的な動きを見せた雨澤選手が逃げ集団に入る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_06
[逃げを容認したメイン集団内で次の動きに備える宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[シマノレーシングの2選手とともに雨澤選手が逃げる状態が続く]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団内でまとまって走る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_09
[全日本選手権で勝負できなかった悔しさをぶつけるような走りで逃げ続ける雨澤選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[雨が上がり始めると、コース一面には霧が立ち込める難しいコンディション]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_11
[選手それぞれが自身の勝ちパターンにどう持ち込むか考えながら走る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_12
[雨澤選手と入部選手の2名になった逃げ集団が最終周回に入る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_13
[逃げに選手を送り込んでいないチーム勢がペースを上げるメイン集団も最終周回へ]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_14
[6名に絞られた先頭集団での小集団ゴールスプリント勝負になる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_15
[第2集団でゴールした鈴木譲選手は9位でフィニッシュ]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_16
[同じく第2集団でフィニッシュした鈴木龍選手は10位]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_17
[果敢な逃げを見せた雨澤選手は17位でのフィニッシュとなった]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_18
[復調の兆しが見え始めた岡選手は18位でフィニッシュ]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_19
[未だコンディションの向上段階にある阿部選手は、最低限の仕事を果たした上で遅れてゴールした]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Jpt11_20
[勝利には届かなかったものの、仕切り直しのレースで小野寺選手が表彰台を獲得した]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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