« NTN presents 2018 Tour of Japan 第3ステージ | トップページ | NTN presents 2018 Tour of Japan 第5ステージ »

2018/05/24

NTN presents 2018 Tour of Japan 第4ステージ

Toj4_top01
Toj4_top02
[上:岡選手が大集団ゴールスプリントに挑んだが及ばず、10位でフィニッシュ]
[下:ステージ優勝を飾ったミッヘル・ライムは新人賞ジャージも獲得した]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY




5月20日(日)〜27日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

5月23日(水)に、第4ステージが開催されました。




◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら




このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
鈴木龍
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志





UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第4ステージが、ハイスピード系コースとして知られている岐阜県美濃市の1周21.3kmの公道サーキットコースで開催され、例年通りの大集団ゴールスプリントを制したイスラエル・サイクリング・アカデミーのミッヘル・ライムがステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、最後の大集団ゴールスプリントに向けた位置取りで鈴木譲選手が岡選手を引き連れ先頭から2番目の好位置で最終コーナーをクリアしましたが、その後はエーススプリンターを発射しようとするチーム勢のトレインに左右から被されて埋もれてしまい、岡選手が10位でフィニッシュ。

個人総合時間でも、岡選手は前日からひとつ順位を落としてしまい6位に。また、個人総合時間での上位を狙う雨澤選手はトップと同タイムの集団内できっちりゴールして、明日から本格化する個人総合時間争いを迎えることになりました。

2018年のツアー・オブ・ジャパンも折り返しとなる第4ステージを迎えました。

宇都宮ブリッツェンはここまで、第2ステージでダブルエースの片翼である増田選手を失ってしまうという悲しみを味わい、そして第3ステージで3選手が落車に巻き込まれるトラブルにも見舞われましたが、目標のひとつであるステージ優勝をひとつ成し遂げ、もうひとつにして最大の目標である個人総合時間でも岡選手が5位、雨澤選手が16位の好位置につける状況。

そんな中で迎えるこの第4ステージは、KOMが設定される唯一の上りと下りを除いて基本的に平坦のレイアウト。例年、スプリンターを抱えるチーム勢がステージ優勝を狙うスプリンターステージとして知られています。

宇都宮ブリッツェンはこの後に続く南信州、富士山、伊豆の個人総合時間争いの山場に向け、個人総合時間を争う選手が逃げに乗る場合を除いては基本的に集団内で脚を温存して回復に重きを置くことに。大集団のゴールスプリントになった場合は鈴木龍、小野寺、岡の3選手の中で調子が良い選手でスプリントにトライするというプランでレースに臨みました。

うだつの上がる町並みをパレードスタートし、長良川を渡って正式スタートが切られたレースは早速、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開に。

アタックと吸収が繰り返される中、20kmを過ぎようかという段階になると、5名の逃げ集団が形成される展開となります。

小石(チーム右京)

木村(シマノレーシング)

新城(キナンサイクリング)

阿曽(愛三工業)

草場(日本ナショナル)

メイン集団

山岳賞狙いの選手と個人総合時間争いに絡まない選手で構成された逃げ集団ということもあり、メイン集団はこの逃げを容認。リーダーチームのバーレーン・メリダがコントロールを開始してレースは落ち着きます。

その後、5名の逃げ集団とメイン集団との最大で5分にまで拡大。降り注ぐ雨が選手たちを苦しめるものの、レース自体は穏やかな展開のまま終盤戦を迎えることになります。

そんな中、4周回目に設定されたこの日2度目の山岳ポイントを終えると、逃げの中で山岳賞狙いの選手たちが目的を果たして明らかにペースダウン。これを嫌った新城選手(キナンサイクリング)と阿曽選手(愛三工業レーシング)が3選手を切り離して2人で逃げる展開となります。

新城(キナンサイクリング)

阿曽(愛三工業レーシング)

メイン集団

一方のメイン集団は、残り距離が50kmを切ろうかという段階から少しずつペースアップを開始。5周回目に入る段階で逃げ集団とのタイム差を2分30秒に縮め、吸収するタイミングを計りながらペースを上げていく状況が続きます。

新城(キナンサイクリング)

阿曽(愛三工業レーシング)

↓  2分30秒

メイン集団

最終周回に入ると、逃げ集団とメイン集団とのタイム差はついに1分を切り、なおもタイム差が縮まっていって吸収も時間の問題という状況になります。

すると、このタイミングでチェン選手(HKSI)がメイン集団からアタックを仕掛けて単独で飛び出して逃げの2名にジョインしますが、最後の上り口の手前で集団に吸収され、集団はひとつになって最終局面へと向かうことになります。

ここで、宇都宮ブリッツェンは鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が痛恨のパンク。また、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)も前日の落車の影響もあって調子が上がらないということで、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)の2人でゴールスプリントに向けて連携することに。

最後の上りに入った集団ではゴールスプリントに向けた位置取りを意識するチーム勢がペースを上げて集団前方をキープする状況に。この動きで集団がタテに伸びた状態で下りへと入っていきます。

下りに入る頃には、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)はしっかりポジションを前方に上げて最後のストレートに向けて態勢を整える状況となります。

すると、下り切ったT字路の90度コーナーで先頭を走っていたチーム・イルミネートの選手がオーバースピードでコースアウト。鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が2番手、岡選手(宇都宮ブリッツェン)が3番手で最終コーナーをクリアして、フィニッシュへと続く1kmのストレートへと入ることになります。

ホームストレートへと入った集団では、ゴールスプリントへ向けた位置取り争いが本格化。宇都宮ブリッツェンも鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が何とかポジションを死守しようと奮闘しましたが、2人で隊列を組む格上のチームに対抗することはできず、左右から被されて埋れてしまう状況に。

それでも、岡選手(宇都宮ブリッツェン)が密集の中でスプリント勝負に挑み、10位でフィニッシュ。

ゴールスプリントの場面ではチーム力の差を見せつけられはしたものの、宇都宮ブリッツェンは全選手ともに脚を使い切ることなくステージを終え、翌日から始まる個人総合時間争いの山場へと挑むことになりました。

清水監督コメント

「今日のステージは各チームともにゴールスプリント狙いのスプリントステージということもあり、宇都宮ブリッツェンとしても岡選手と鈴木譲選手を中心にゴールスプリント勝負に挑みました。2人ともいい番手で最終コーナーをクリアしてくれはしたのですが、そこに枚数を残せなかったということに尽きる、という結果になってしまったと感じてます。最後の上りに入る手前で鈴木龍選手がパンクで遅れてしまって、彼には不運が続いてしまっていて自分としても凄く悔しいですね。ただ、鈴木譲選手と岡選手がいい番手で最終コーナーに入れたということはポジティブに捉えて、これからもトライしていきたいと思います。今日は雨のレースでしたが全員が落車もなく無事にゴールしてくれたので、また明日からしっかりと戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY





Logo
シクロワイアードの記事は[こちら





◆[リザルト

[NTN presents 2018 Tour of Japan - UCI-2.1 - 第4ステージ 美濃 - 139.4km - ]

1位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) 3h23m59s  41.0km/h

2位 レイモンド・クレダー (チーム右京) st

3位 マルティン・ラース (チーム・イルミネート) st

4位 大久保陣 (チームブリヂストンサイクリング) st

5位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) st

6位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) st

7位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) st

8位 アンソニー・ジャコッポ (ベネロング・スイスウェルネスCT) st

9位 パク・サンホン (LXサイクリング・チーム) st

10位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) st

40位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

52位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) st

53位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st

87位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +4m31s

出走=87名/完走=87名

個人総合時間 第4ステージ終了時

1位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) 9h28m23s  39.4km/h

2位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +05s

3位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) +08s

4位 イアン・ビビー (JLTコンドール) +09s

5位 サム・クローム (ベネロング・スイスウェルネスCT) +17s

6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +17s

7位 ロビー・ハッカー (チーム右京) +20s

8位 ベンジャミ・プラデス (チーム右京) +23s

9位 中根英登 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +26s

10位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +26s

16位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +31s

37位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m57s

44位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m03s

65位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +10m33s

個人総合ポイント賞 第4ステージ終了時

1位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) 58P

2位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) 55P

3位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) 50P

4位 レイモンド・クレダー (チーム右京) 35P

5位 イアン・ビビー (JLTコンドール) 27P

6位 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) 26P

個人総合山岳賞 第4ステージ終了時

1位 草場啓吾 (日本ナショナルチーム) 15P

2位 小石祐馬 (チーム右京) 13P

3位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) 10P

4位 ダミアン・モニエ (愛三工業レーシングチーム) 6P

5位 阿曽圭佑 (愛三工業レーシングチーム) 5P

6位 新城雄大 (キナンサイクリングチーム) 3P

チーム総合時間 第4ステージ終了時

1位 チーム右京 28h26m22s

2位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ +01s

3位 キナンサイクリングチーム +05s

4位 バーレーン・メリダ +11s

5位 JLTコンドール +20s

6位 イスラエル・サイクリング・アカデミー +27s
7位 宇都宮ブリッツェン +44s





Toj4_01
[観光スポットでもあるうだつの上がる町並みにチームカーと選手が集結する]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_02
[スタート前には地元キッズがダンスで選手たちを歓迎してくれた]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_03
[選手たちが用意された捕食をジャージに入れスタートの準備をする]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_04
[前日の落車の影響が心配される鈴木龍選手が無線を取り付ける]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_05
[用意したハリセンとコースターは観戦客に好評ですぐに売り切れとなった]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_06
[第2ステージの勝利で雨澤選手の注目度もアップ。サインを求められる回数も増えた]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_07
[たくさんの子どもたちがパレードする選手とチームカーを見送る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_08
[バーレーン・メリダがコントロールする集団がこのステージ唯一の上りを上る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_09
[集団中ほどを陣取る岡選手が上り区間をクリアして下りに入る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_10
[鈴木龍選手と小野寺選手も集団中ほどで上りをクリアしていく]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_11
[個人総合のライバルの動きを警戒しながら雨澤選手は集団後方で待機]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_12
[サイクリングモードのメイン集団が長良川沿いの平坦路を進む]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_13
[メイン集団のペースが上がり続ける中、ゴールスプリントに挑むために集団前方をキープする岡選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_14
[鈴木譲、鈴木龍、小野寺の3選手は集団中ほどからポジションを上げていき最終局面に挑む]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_15
[残り200mを切り、エーススプリンター陣が加速を始める]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_16
[岡選手がスプリントに挑むも両サイドから被せられて埋れてしまう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_17
[岡選手のために先頭集団でアシストをし続けた鈴木譲選手もフィニッシュ]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_18
[落車の影響を考慮してセーフティな1日でゴールした小野寺選手がチームカーに向かう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_19
[最後の最後にまたしてもパンクでチャンスを失った鈴木龍選手が悔しさを露わにしてチームカーに戻ってくる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_20
[すぐにダウンをして次の宿泊地に向かう。雨がステージレースをさらに厳しいものにする]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj4_21
[翌日からの3ステージで個人総合時間ジャンプアップを果たしたい雨澤選手がダウンで疲労を溜め込まないようにする]

|

« NTN presents 2018 Tour of Japan 第3ステージ | トップページ | NTN presents 2018 Tour of Japan 第5ステージ »