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2018/05/21

NTN presents 2018 Tour of Japan 第2ステージ

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[上:残り1kmから単独で抜け出した雨澤選手がUCIレース初勝利となるステージ優勝を果たす!]
[下:この日の結果で個人総合ポイント賞で首位に立った雨澤選手はブルージャージを獲得]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY




5月20日(日)〜27日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

5月21日(月)に第2ステージが開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
鈴木龍
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志





UCI-2.1のステージレース「NTN presents 2018 Tour of Japan」の第2ステージが、京都府京田辺市と精華町にまたがる1周16.8kmのアップダウンが厳しい周回コースで開催され、最終周回の残り1kmから単独で抜け出した宇都宮ブリッツェンの雨澤毅明が自身初となるUCIレースでのステージ優勝を飾りました!UCI1クラスのレースでのステージ優勝はチームとしても史上初の快挙となります!

ステージ優勝を飾った雨澤選手は個人総合ポイント賞でもトップに立ち、ポイント賞リーダーの証であるブルージャージも獲得。うれしいニュースが舞い込む一方で、最終周回の下りで落車に巻き込まれた増田選手は診断の結果を待って、翌日の第3ステージへの出走を判断する状況となっています。

 

ツアー・オブ・ジャパンのコースに組み込まれてから3年目を迎えた京都ステージ。京田辺市と精華町にまたがるエリアに設定された1周16.8kmの周回コースはアップダウンも厳しく、また、下りもテクニカルなポイントが多いため、展開次第では厳しいレースとなって個人総合時間争いにいきなり動きが出ることも予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、鈴木龍選手でのゴールスプリント勝負でステージ優勝を狙うプランを選択。個人総合時間での上位を狙う増田選手と雨澤選手の2人は総合のライバルとなる選手からタイム差を失わないように温存しつつ、危険な逃げには鈴木譲選手か岡選手が乗っていき、勝負のスプリントの場面では小野寺選手と岡選手が連携して鈴木龍選手を勝負に送り込むということを確認してレースに臨みました。

普賢寺ふれあいの駅をパレードスタートしたレースは、コースインして3kmのニュートラル区間を終えてリアルスタートが切られるといきなり、安原選手(マトリックスパワータグ)のファーストアタック決まる展開となります。

安原(マトリックスパワータグ)

メイン集団

その後、メイン集団からは追走に3名の選手が飛び出し、先行していた安原選手(マトリックスパワータグ)に合流。逃げは4名の集団となります。

安原(マトリックスパワータグ)

ブラウン(イルミネート)

木村(シマノレーシング)

草場(日本ナショナル)

↓ 1分25秒

メイン集団

逃げ集団が協調し合って快調に逃げる一方、メイン集団は積極的にコントロールをしたがるチームが現れず散発的にアタックがかかる状態。ペースも安定せず、逃げ集団とのタイム差は最大で3分30秒程度にまで開く状態となります。

その後、レースはしばらく4名の逃げ集団とメイン集団という展開のまま進んでいきますが、残り3周回を迎える頃になると、集団から2名の選手が飛び出して先行する逃げ集団を追走する展開となります。

安原(マトリックスパワータグ)

ブラウン(イルミネート)

木村(シマノレーシング)

草場(日本ナショナル)

サンダーランド(ベネロング・スイスウェルネス)

ペロー(イルミネート)

メイン集団

残り2周回になると、メイン集団もついにペースアップ。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ勢が集団先頭に立ってペースを上げ始め、先行する選手たちとのタイム差を縮めていく展開となります。

その頃になると、逃げ集団の4名と追走の2名が追い付き、逃げ集団は6名に。そのままこの日2回目のKOMへ向かう上りに差しかかると、安原選手(マトリックスパワータグ)がドロップして逃げ集団は5名となります。

ブラウン、ペロー(イルミネート)

サンダーランド(ベネロング・スイスウェルネス)

木村(シマノレーシング)

草場(日本ナショナル)

メイン集団

レースは5名の逃げ集団とペースを上げて追走するメイン集団という展開で、レースは最終周回に入ります。

最終周回に入ると、昨年の同ステージで優勝した時と同様に、上り区間でカノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)がアタック。しかし、この攻撃はライバルチーム勢も警戒していたこともあり、集団は若干タテに伸びたものの決定的な攻撃にはならず。

一方の逃げ集団からは追走から追い付いたペロー選手(イルミネート)がアタックを仕掛け、逃げ切りを狙って単独で先頭を走る状況になります。

その後、メイン集団は逃げを吸収しようとハイペースのままで下り区間へ。するとここで、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の前を走っていた選手が落車。すぐ後方を走っていた増田選手(宇都宮ブリッツェン)は避け切れずにそのまま突っ込んでしまい、巻き込まれ落車を喫してストップ。さらにその後方にいた鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)もあおりを食って遅れてしまいます。

下り区間を下りきったメイン集団は先行していた選手たちを次々と吸収して、レースは振り出しに。すると今度は、勝利に向けたアタック合戦が繰り返される展開となります。

残り2kmになると、集団からタイミング良く新城選手(バーレーン・メリダ)が強烈なアタックを仕掛けて単独で抜け出します。

するとこの動きに8名の選手が追走に飛び出し、程なくして先行していた新城選手(バーレーン・メリダ)に合流して先頭は9名になります。

先頭の9名は残り距離が少なくなったこともあり、若干牽制がかかる状態のまま残り1kmを迎えることになります。

と、ここで雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)がここからコーナーが連続する区間ということを考慮して、集団の反対側に膨らんでじわりとペースアップ。この動きを残る8名が見送る雰囲気を察知した雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)はコーナーから一気にペースを上げて単独で抜け出してリードを奪うことになります。

結局、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は僅差となりながらも最後までそのリードを守り切り、先頭でフィニッシュラインへ。大きなガッツポーズとともにフィニッシュに飛び込み、見事に自身初、チームとしてもUCI1クラスのレースでは初となるステージ優勝を飾りました!

この結果、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は個人総合ポイント賞でも首位に立ち、翌日の第3ステージはブルージャージを着用してレースに臨むことになりました。

清水監督コメント

「今日のレースはもちろんステージ優勝を狙っていたのですが、思っていた勝ち方ではないパターン、いい意味で我々を驚かせてくれるパターンでの勝利で、いいレースだったと思います。UCI1クラスのレースでの日本人の勝利というのはこれまでも数えるほどしかない中で、今年のTOJのロードレース初日で達成できたことを誇りに思います。今日は本来は鈴木龍選手のスプリント勝負でいこうという話だったのですが、思いのほか最終局面が厳しい展開になって。そこを上手く見て、判断して、積極的に動いた雨澤選手の走りが功を奏した勝利だったと思います。同時に、今日で個人総合トップになるのはまだ早いなという思いがあったのですが、その辺もうまく考えてフィニッシュしてくれたようです。今日の勝利を喜んではいますが、明日以降もレースが続くステージレースで目標は個人総合優勝なので、引き続き気を引き締めて戦っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

最後に、増田選手は落車に巻き込まれた後もレースに復帰して完走したのですが、その影響を考慮して明日のステージはDNSとなりました」

雨澤選手コメント

「今日のステージ、チームとしては鈴木龍選手で勝負するというプランでした。自分としては、個人総合を狙う立場なのでこのステージはタイム差なしで安全に走り切ることを念頭に置きつつ、龍さんのステージ優勝への動きに協力できるように走ろうと思っていました。その中で、増田さんの落車は非常に残念だったのですが、その後の展開の中で自分にチャンスがあると感じたのでチャレンジして、それがそのまま結果になって良かったなと思います。最終局面は、すごく展開に恵まれた部分もあったと思うんですよね。前日のミーティングでもスプリンターが多いからまとめてくるチームが多いんじゃないかという話だったのですが、結局まとめるチームもなくてアタック合戦が続く展開となりました。自分としては龍さんのスプリントで勝負ということを考えてそのアタックをチェックをしていて。残り2kmでの新城選手のアタックにもチェックに入ったら8名で抜け出して新城選手に合流することになりました。合流してからは牽制状態が続いていて、これはイケるんじゃないか?というチャンスがあったので動いたら抜け出せたという感じだったので、本当、展開にも恵まれた部分もあったなと思います。UCIレースでの優勝はずっと欲しかったので、うれしいですね。素直にうれしく思いますし、この勝利が自分のこれからのキャリアを考える中でも重要な勝利になるんじゃないかなぁと思います。勝ちましたが、今日からが本当のTOJのスタートであって、まだまだ厳しいステージが続きます。これからもステージ優勝のチャンスがありますし、最終的には個人総合優勝を狙っていきたいと思っていますので、気を引き締めて明日からのステージも走っていきたいと思います。引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY





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◆リザルト

[NTN presents 2018 Tour of Japan - UCI-2.1 - 第2ステージ 京都 - 105.0km - ]

1位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) 2h49m29s  37.1km/h

2位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) st

3位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) st

4位 レイモンド・クレダー (チーム右京) st

5位 オリバー・ウッド (JLTコンドール) st

6位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) st

7位 ロビー・ハッカー (チーム右京) st

8位 シモーネ・ポンツィ (バーレーン・メリダ) st

9位 新城幸也 (バーレーン・メリダ) st

10位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) st

12位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) st

18位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) st

52位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +50s

54位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +50s

87位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +10m53s

出走=94名/完走=92名

個人総合時間 第2ステージ終了時

1位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) 2h52m37s 37.3km/h

2位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +01s

3位 イアン・ビビー (JLTコンドール) +04s

4位 オリバー・ウッド (JLTコンドール) +05s

5位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) +05s

6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +05s

7位 レイモンド・クレダー (チーム右京) +06s

8位 サム・クローム (ベネロング・スイスウェルネスCT) +07s

9位 キャメロン・ベイリー (ベネロング・スイスウェルネスCT) +07s

10位 ロビー・ハッカー (チーム右京) +07s

14位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +09s

23位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +13s

40位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +58s

44位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +1m00s

87位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +11m04s

個人総合ポイント賞 第2ステージ終了時

1位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) 25P

2位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) 25P

3位 グレガ・ボレ (バーレーン・メリダ) 24P

4位 オリバー・ウッド (JLTコンドール) 20P

5位 ミッヘル・ライム (イスラエル・サイクリング・アカデミー) 17P

6位 レイモンド・クレダー (チーム右京) 15P

個人総合山岳賞 第2ステージ終了時

1位 草場啓吾 (日本ナショナルチーム) 8P

2位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) 8P

3位 コナー・ブラウン (チーム・イルミネート) 2P

チーム総合時間 第2ステージ終了時

1位 JLTコンドール 8h38m07s

2位 チーム右京 +07s

3位 宇都宮ブリッツェン +07s

4位 バーレーン・メリダ +10s

5位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ +18s

6位 キナンサイクリングチーム +23s





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[本格的にロードレースが始まる第2ステージの朝を迎えた]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手と岡選手がホテルをチェックアウトしてチームカーにやって来る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[鈴木龍選手と雨澤選手も出発の準備を整えチェックアウトを済ませる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と鈴木譲選手がチェックアウトを済ませて全員がそろい、会場へと向かう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[パレードスタート地点の普賢寺ふれあいの駅に選手たちが到着する]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[バージョンアップしたコースプロフィールが各選手のステムに貼られる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手がサインボードにサインする]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[1クラスのレースということで、各選手が無線を取り付ける]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[同志社大学チアリーディング部の皆さんが選手たちを激励する]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[パレードスタートした選手たちが同社大学のキャンパスに入る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ニュートラルスタート地点で新城選手と談笑する清水監督と雨澤選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[4名の逃げを容認したメイン集団はペースダウンして横に広がる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[穏やかなペースで進むメイン集団が九十九折りを進む]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[落ち着いた表情で集団内を走る雨澤選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[終盤戦に向けてペースアップするメイン集団内でポジションをキープする増田選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[1年間の成長を見せ、苦手意識を持っていたコースにしっかり対応する小野寺選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[この日は安全第一の雨澤選手はメイン集団内でセーフティな走り]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[エースを任される鈴木龍選手が集団内で次の展開に備える]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[集団に流れる空気の変化をしっかり読んで対応する鈴木譲選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[単独で先行した雨澤選手が先頭でホームストレートをフィニッシュに向かう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[振り返って後続の状況を確認し、勝利を確信する雨澤選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_22
[自身でも想定外の勝利に信じられないというような表情を見せる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_23
[自身初となるUCIレースでの優勝に喜びを爆発させる雨澤選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[落車に巻き込まれてしまった増田選手が遅れながらもフィニッシュへ向かう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Toj2_25
[チームにとっても初となるUCI1クラスでの勝利を生え抜きの雨澤選手が達成した!]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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