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2018/03/21

2018JPT第3戦 JBCF 修善寺ロードレースDay-1

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[上:序盤から岡選手も積極的に動くものの、決定的な逃げができない状況が続く]
[下:小集団のゴールスプリントを制したホセビセンテ・トリビオが今季初勝利を飾った]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY




3月17日(土)に、2018年のJプロツアー第3戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay-1」が開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
鈴木龍
馬渡伸弥
雨澤毅明
岡篤志





2018年のJプロツアー第3戦となる「JBCF修善寺ロードレースDay-1」が、上りと下りしかない難易度の高い日本CSC8kmサーキットコースで開催され、最終局面でチームメートの絶妙なアシストを受けたマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオがゴールスプリントを制して優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはレース序盤から積極的にレースを展開し、終盤には鈴木譲選手が逃げ切りを狙って単独で逃げ続ける展開を作ったものの集団に吸収され、ゴールスプリントに臨んだ岡篤志選手の4位が最高位という結果でレースを終えました。

開幕2連戦となったおきなわサイクルロードレースから3週間空いて開催された2018年のJプロツアー第3戦。舞台となった静岡県伊豆市の日本CSCでの開催は2014年以来。その時は5kmサーキットコースでの開催となりましたが、今回は厳しい上りとテクニカルな下りが3kmさらにプラスされた8kmサーキットコースでの開催となります。

沖縄開幕2連戦で見事に連勝を飾って上々のスタートを切った宇都宮ブリッツェンは、開幕3連勝を狙ってレースに臨むことになります。

しかし、鈴木龍選手、雨澤毅明選手、小野寺玲選手の3名は日本代表として出場したツール・ド・台湾からレース前日に帰国したばかりで、コンディション面に不安が残る状況。

加えて、今回の修善寺2連戦から昨年チームランキング首位のマトリックスパワータグも遂に出場するとあり、チーム内外の状況を考慮すると、3連勝が決して簡単な状況ではありません。

そんな中、宇都宮ブリッツェンはツール・ド・台湾最終ステージで体調不良となった小野寺選手が大事をとって欠場。代わって開幕2連戦を欠場していた阿部選手が今季初出場。マトリックスパワータグ、シマノレーシング、ブリヂストンサイクリング勢の動きに注意を払いながら、コースと相性の良い鈴木譲選手と岡選手を終盤まで残して勝負というプランでレースに臨みました。

レースはスタートから有力チーム勢が中心となって激しいアタック合戦が繰り広げられる展開。数名の選手が飛び出しては吸収される出入りの激しい展開が続きます。

2周回目に入ると岡選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名の選手が逃げ集団を形成しますが、程なくして集団に吸収されます。

3周回目に入ると入部選手(シマノレーシング)と村田選手(群馬グリフィン)がアタックを仕掛けて集団から抜け出し20秒程度のリードを奪いますが、その後、村田選手(群馬グリフィン)がドロップ。入部選手(シマノレーシング)が単独で先行する展開となります。

入部(シマノレーシング)

メイン集団

すると、メイン集団から柴田選手(那須ブラーゼン)がブリッジをかけようと飛び出し、さらに大久保選手(BSサイクリング)が続いて先行していた入部選手(シマノレーシング)に合流。先頭は3名となります。

その後、大久保選手(BSサイクリング)がドロップし2名となった逃げ集団は、程なくして集団に吸収されてひとつの集団となります。

その後、ひとつになった集団内ではアタックが散発するものの、どれも決定的な逃げには繋がらない状態。そうこうするうちに、コースの厳しさも相まって集団はどんどんコンパクトになっていきます。

そんな中、5周回目の終盤になると、岡選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名の選手が集団から若干先行する展開となりますが、6周回目に入ってすぐに吸収されます。

再びひとつになった集団から4名の選手が飛び出し、さらに4名の選手がブリッジ。8名の逃げ集団が形成されます。

増田、鈴木譲、岡(宇都宮ブリッツェン)

入部、黒枝(シマノレーシング)

窪木(BSサイクリング)

フェルナンデス、安原(マトリックスパワータグ)

メイン集団

有力選手が多数乗ったこの逃げは決まるかと思われましたが、警戒感を増した集団が逆に吸収。そのカウンターで今度は4名の選手が飛び出します。

鈴木譲、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

横山(シマノレーシング)

土井(マトリックスパワータグ)

メイン集団

しかし、この逃げも集団が吸収。レースはひとつの集団が少しずつ人数を減らしながら周回を重ねていく展開が続きます。

その後も数名の選手が飛び出しては吸収される展開を繰り返したレースは、8周回目に入る頃には20名程度にまで集団の人数を減らす展開に。するとここで、秋田選手(シマノレーシング)がアタックを仕掛けて単独で飛び出して集団からリードを奪います。

秋田(シマノレーシング)

10

メイン集団

単独で逃げる秋田選手(シマノレーシング)は、メイン集団とのタイム差を20秒程度に広げながら独走を続ける一方、メイン集団からはブリッジを試みて数名の選手が入れ替わり立ち替わり飛び出していく展開に。最終的に、その中から9周回目に鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が秋田選手(シマノレーシング)に合流して先頭は2名となります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

秋田(シマノレーシング)

メイン集団

2名となった逃げ集団でしたが、その後、秋田選手(シマノレーシング)がドロップ。先頭は鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)単独となります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

15

メイン集団

単独で逃げる鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)はおきなわロードレースでの逃げ切り勝利の再現を狙って独走を続けて最終周回へと入ります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

30

メイン集団

一方のメイン集団は、選手が追走に飛び出す、吸収するを繰り返しながら少しずつペースアップ。鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)とのタイム差が少しずつ縮まって行き、残り数kmというところで鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)を吸収してレースは振り出しに戻ります。

振り出しに戻った集団内では競り合いが続くものの、ひとつのままで残り1kmを通過し、勝負はゴールスプリントへと持ち込まれます。

ゴールスプリントへ向けてまず湊選手(シマノレーシング)が動きを見せると、窪木選手(BSサイクリング)がすかさず反応。その後方に横山選手(シマノレーシング)と黒枝選手(シマノレーシング)のシマノレーシング勢、岡選手(宇都宮ブリッツェン)が続く展開となります。

しかし、その後方から猛烈な勢いでスプリントを開始したトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が抜群の伸びを見せ、先行する選手たち抜き去り先頭へ出てそのままフィニッシュ。自身にとってJプロツアー今季初戦で見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、終盤の勝負要員だった鈴木譲選手が単独での逃げ切りにトライしましたが惜しくも叶わず。ゴールスプリントに挑んだ岡選手も序盤から積極的に動いていたツケが回り脚が残っておらず4位と、悔しい結果でレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースは直前までツール・ド・台湾を戦ってきていた選手たちのコンディションも考慮して、勝ちを狙えるメンバーも含めて様子を見ながらやっていこうとしていたのが裏目に出てしまって。勝ち切れる場面を逃してしまったなという印象です。鈴木譲選手と岡選手を勝負要員としてレースを戦っていき、その2名も調子が良かったのですが、大事な局面で勝負を絞りきれなかったというか。ゴールスプリントの展開を頭に入れつつ戦っていった中で、最終的にスプリントになった場面で脚を残せなかったのが勿体なかったかなという印象です。沖縄では全員がコンディションが良い状態で、今回はコンディションにバラつきがある中でチームを上手くまとめきれなかったかな、と。今日のレースからマトリックスパワータグも入ってきて様子を見ながらという部分もありましたが、今日のレースで感触はつかめました。明日の長い距離のレースはさらにハードな展開になるでしょうし、チームとしてもプランを絞って戦っていけば、このコンディションでも優勝を狙えると思っています」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY





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リザルト

[第1JBCF修善寺ロードレースDay-1 - JPT3 - P1 80.0km -

1 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 2h22m32s 33.67km/h

2 黒枝咲哉 (シマノレーシング) st

3 横山航太 (シマノレーシング) +01s

4 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +01s

5 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) 05s

6 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 06s

7 木村圭佑 (シマノレーシング) 10s

8 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 15s

9 湊諒 (シマノレーシング) 18s

10 入部正太朗 (シマノレーシング) 26s

17 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 1m04s

18 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 1m04s

20 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) 1m33s

23 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) 1m49s

55 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 13m30s

DNF 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン)

出走=106/完走=55

2018Jプロツアー 個人ランキング

1 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング) 428P

2 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 412P

3 黒枝咲哉 (シマノレーシング) 376P

4 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 348P

5 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 288P

6 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 246P

2018Jプロツアー チームランキング

1 宇都宮ブリッツェン 1,224P

2 シマノレーシング 772P

3 チームブリヂストンサイクリング 578P

4 マトリックスパワータグ 300P

5 VICTOIRE広島 297P

6 東京ヴェントス 229P

ルビーレッドジャージ 窪木一茂 (チームブリヂストンサイクリング)
ピュアホワイトジャージ 小山智也 (イナーメ信濃山形)







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[レース前日、この日に帰国した台湾組の体調も考慮したレースプランが話し合われる]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[曇天にくわえ気温も低い日本CSCにチームピットが作られる]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[準備を進める選手一人ひとりの表情を注意深く見つめる清水監督]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて選手たちがアップを開始する]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[開幕3連勝を目指し、選手・スタッフ全員で円陣を組んでスタートラインへと向かう]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[沖縄での開幕2連戦をケガで欠場した阿部選手は、調子を見ながらの出走となった]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[10周回80.0kmのレースがスタートする]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[レース序盤のアタック合戦に飯野選手がしっかり対応していく]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[激しいアタックの応酬が続くものの、決定的な逃げができない状況が続く]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ケガの回復具合を見つつ走る阿部選手を先頭に宇都宮ブリッツェン勢が集団前方をキープ]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[台湾からのハードスケジュールで疲労が蓄積する鈴木龍選手も様子を見ながらの走り]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[展開次第では勝負に絡むことが求められる飯野選手も次の展開に備える]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[台湾からの連戦となる雨澤選手が積極的に集団先頭を引く]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[調子の良さをうかがわせる積極的な走りを見せる岡選手]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ベテランらしい心得たタイミングで増田選手がアタックを仕掛ける]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ハードコースに集団は伸び縮みするものの、なかなか逃げはできない]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ここ数日から急激に冷え込んだ影響もあってか馬渡選手は遅れてしまう]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[単独逃げに合流し、そのまま独走となった鈴木譲選手が2戦連続での独走勝利を狙う]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団は牽制をかけ合いながらもペースアップして鈴木譲選手を吸収する]
©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[景気良く動き過ぎたツケが回りスプリントの脚が足りなかった岡選手が4位でフィニッシュする

©Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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