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2017/12/06

JCX第9戦 宇都宮シクロクロスシリーズ

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[上:3番手パックを走る小坂選手が勝負の最終周回に入る]
[下:実力通りの走りを見せたオルツが他を寄せ付けず独走勝利を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




12月3日(日)に、2017-2018年のジャパンシクロクロスシリーズの第9戦となる「宇都宮シクロクロスシリーズ(UCI-C2)」が開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の2名がエントリー。

小坂光(シクロクロスチーム)
阿部嵩之(ロードレースチーム)






2017-2018年のジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第9戦となる「宇都宮シクロクロスシリーズ(UCI-C2)」が栃木県宇都宮市の道の駅うつのみや ろまんちっく村に設定された1周2.8kmの特設周回コースで開催され、海外招待選手として来日した世界選手権U23準優勝の実力派スペイン人ライダーであるフェリペ・オルツがその実力を遺憾なく発揮する独走劇で見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手はレース中盤過ぎに3番手を走る選手に2名で合流して3番手パックを形成してレースを展開。そのまま3位争いのゴールスプリントに挑みましたがわずかに及ばず、4位でレースを終えました。

昨年、日本一のシクロクロス選手を決める舞台となった栃木県宇都宮市にある道の駅うつのみや ろまんちっく村。今年も宇都宮シクロクロスシリーズとして2日間の開催となりました。

しかも今年は、JCX第9戦にも指定された2日目の男女最高峰のカテゴリーが、UCIクラス2の国際レースとなりランクアップ。強力な海外招待選手も招聘され、よりレベルの高いレースとなることが予想されます。

1週間後に大一番である全日本シクロクロス選手権が控える中、チームの地元であるホームレースを迎えることになった宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は全日本選手権に向けての最終調整ということを念頭にしつつも、ホームチームの選手として強力な海外招待選手勢との真剣勝負に挑み、勝利を挙げることを狙ってレースに臨みました。

レースのスタートが切られると早速、海外招待選手として来日したスペインライダーで今年の世界選手権U23で準優勝を果たしたオルツ選手がポールショットを決めてせんとうでコースインしていく展開に。その後方にジョンジェワード選手(Port Adelaide CC)やクラーク選手(Squid Bikes)などの海外招待選手、竹之内選手(Toyo Frame)や小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)、前田選手(弱虫ペダル)などの日本人有力選手勢が続く展開となります。

1周回目を終えて2周回目に入る段階になると、先頭はオルツ選手がいきなり独走状態に。2番手パックにジョンジェワード選手(Port Adelaide CC)と前田選手(弱虫ペダル)、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)を含む5名ほどの選手が4番手パックを形成する展開となります。

しばらくはこの状態のままレースが進行していきますが、4周回目に入ると2番手パックと4番手パックがともに分断される展開となります。

オルツ

ジョンジェワード(Port Adelaide CC)

前田(弱虫ペダル)

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

クラーク(Squid Bikes)

ブラッドフォードパリッシュ(Gillespie Eye Care/SET coaching.com)

竹内(drawer THE RACING)

クラーク選手(Squid Bikes)とパックを形成することとなった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は協調体制をとり、先行する3番手の前田選手(弱虫ペダル)への追走を開始。1周回をかけてじわじわとタイム差を縮めていき、6周回目に入ると前田選手(弱虫ペダル)を捕らえて3番手パックを形成します。

その頃になっても、先頭を独走するオルツ選手の走りは衰えることはなく、むしろ切れ味を増した走りでグングンと後続とのタイム差を広げていく展開となります。そのため、レース後方を走る選手たちは次々と80%ルールの餌食になっていき、7周回目の段階でコース上には28名の選手しか残っていない状況となります。

結局、その後もオルツ選手は独走状態を継続し、圧倒的なタイム差を構築。最後は余裕のウイリーを見せてフィニッシュし、見事に優勝を飾りました。

レース中盤過ぎに3番手を単独で走っていた前田選手(弱虫ペダル)にクラーク選手(Squid Bikes)と合流した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、追走で使ってしまった脚を少しでも回復させるよう、落ち着いた走りで3番手パックを走る展開で、勝負の最終周回へ。

最終周回に入ると砂セクションを過ぎた三段坂の区間で前田選手(弱虫ペダル)がアタックを仕掛けて若干先行する展開となりますが、大きくタイム差が開いていくことはない状況。それを察知した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)も気持ちを切らさず落ち着いてレースを進めていきます。

少しずつ前田選手(弱虫ペダル)とのタイム差が縮まっていく中、シケインで前田選手(弱虫ペダル)がバニーホップをミスしタイムロス。この間に小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)とクラーク選手(Squid Bikes)が合流し、再び3名のパックとなってフィニッシュへと向かう展開となります。

フライオーバーを越えて芝生セクションに入ると、コーナーの処理で有利に立てると判断した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は3名のパックの先頭に立って残る2選手を引き離しにかかりますが決定的な差を構築することはできず、勝負は3名でのゴールスプリントへと持ち込まれます。

先頭でスプリントを開始した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、このタイミングで脚が痙攣してしまい満足にもがくことができない状態に。逆に、脚をしっかり残していて力強いスプリントを見せた前田選手(弱虫ペダル)に先行を許すことになり、表彰台の3位にわずかに届かない4位でレースを終えました。

小坂選手コメント

「今日のレースはスタートこそあまり上手く決まらなかったものの、しっかり先頭が見えている状態でコースインできました。途中、少しキャンバー区間でもたついてしまいましたが、その後は順当にバラけてきましたし、前を行く3選手をクラーク選手と協調して追走する形もできていたので、落ち着いてレースを進められていたと思います。前田選手に追いついてからもっと積極的に攻撃に出られれば良かったのですが、なかなかそこまでの余裕もありませんでした。ラスト1周で前田選手に離されてもシケインで追いつくことができて、最後は先頭で入って何とか3位は死守したいところでしたが、スプリントで脚が攣ってしまってもがけなかったという感じです。ただ、最後に脚が攣ってしまうまではしっかりと身体を追い込めたのは良かったと思いますし、前を追う展開になってもしっかりと集中を切らさずに追いつくというレースはできていますので、気持ち的にはいいイメージで来週の全日本選手権に挑めると思っています。今日はホームレースということで、たくさんの応援をいただき本当にありがとうございました!来週はいよいよ、日本一を決める全日本選手権です。ここ5年ずっと表彰台には上がっていますがまだ勝ちがないので、とにかく優勝しかないと思っています。引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY





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◆リザルト

[宇都宮シクロクロスシリーズ2017 - UCI-C2 - JCX第9戦 - ]

1位 フェリペ・オルツ (GINESTAR-DELKIA) 1h01m41s

2位 クリストファー・ジョンジェワード (Port Adelaide CC) +3m23s

3位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +3m28s

4位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +3m28s

5位 アンソニー・クラーク (Squid Bikes) 3m32s

6位 ケビン・ブラッドフォードパリッシュ (Gillespie Eye Care/SET coaching.com) +4m32s

7位 竹之内悠 (Toyo Frame) 4m43s

8位 横山航太 (シマノレーシングチーム) +5m

9位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 5m13s

10位 竹内遼 (drawer THE RACING) +5m23s
出走=70名/完走=11名





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[ホームレースとあり、到着早々地元メディアの取材を受ける小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[試走時間になり、阿部選手が念入りにコース試走を行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[試走を終えた小坂選手がスタートに合わせてローラーで入念なアップを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[海外招待選手に続いてコールアップされた小坂選手がスタートラインに整列する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[ホームレースの特権、心強いレッドゾーンが出来上がる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[次々と選手たちがコールアップされスタートラインに整列する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[スタート前のほんの数十秒間、会場には張り詰めた静寂が訪れる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[スタートダッシュは決まらなかったものの、まずまずの番手でスタートする小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[三段坂区間にしっかりと前方で入ってレースを展開する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[冷静に林区間をクリアする小坂選手が下りでも落ち着いた走りを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[3選手に先行を許した小坂選手が4番手パックで追走を始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[6名となった4番手パックが舗装路からキャンバー区間へと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[後方からのスタートとなった阿部選手も着実に順位を上げてキャンバー区間へ入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[4名になった4番手パックの中で小坂選手が冷静にレースを展開する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[スリッピーなキャンバー区間ではバイクを押してクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[4番手パックからクラーク選手と2名で抜け出した小坂選手がさらに前を目指す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[スリッピーな路面状況に苦戦しながらも着実に順位を上げる阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[2名の4番手パックで走る小坂選手が単独で3番手を走る前田選手に迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[先行していた前田選手をついに捕らえ3名の3番手パックが形成される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[懸命の走りを見せた阿部選手だったが完走には届かずレースを降りた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[競いながら砂区間をクリアしていく3番手パック]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[互いの脚の残り具合を確認しながら、それぞれが勝負のタイミングを探す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[3名のパックのままの状態で、勝負は最終周回へと持ち込まれる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[スプリントで脚が攣ってしまった小坂選手は前田選手に先行され4位]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY
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[野辺山から宇都宮とともに連戦した海外招待選手勢と互いの健闘を讃え合う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY

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