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2017/11/29

JCX第7戦 Rapha SUPER CROSS NOBEYAMA

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[上:スタート直後の出遅れを取り返そうと決死の追走を見せる小坂選手]
[下:欧州で長年活躍するベテランらしい走りを見せたヘケレが野辺山初日を制した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




11月25日(土)に、2017-2018年のジャパンシクロクロスシリーズ第7戦となる「Rapha SUPER CROSS NOBEYAMA(UCI-C2)」が開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。





2017-2018年のジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第7戦となる「Rapha SUPER CROSS NOBEYAMA(UCI-C2)」が長野県南佐久郡南牧村の滝沢牧場で開催され、終盤に独走態勢を構築したStevens Bikes Emilio Sportsのエミール・ヘケレが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、スタート直後の第1コーナーにオーバースピードで進入して落車してしまった選手に絡まれてしまい、16番手にまでポジションを落としてしまうことに。その後は、単独で走る時間がほとんどになりながらも驚異の追い上げを見せて5番手パックへと合流し、最後は狙いすましたアタックを決めて5位でフィニッシュしてレースを終えました。

全12戦で争われるJCXシリーズも折り返しとなる第6戦までを終了し、後半戦へと入りました。また、この時期は12月10日に開催される全日本選手権に向けてUCIレースの連戦が続く重要な期間でもあります。

そんな中で迎える第7戦・第8戦の2連戦は、今年の全日本選手権の開催地でもある長野県南佐久郡南牧村にある滝沢牧場が舞台となる「Rapha SUPER CROSS NOBEYAMA(UCI-C2)」。全日本選手権とはコースレイアウトは若干異なりますが、前哨戦的な位置づけとして全選手が臨んでくることが予想されます。

風邪明けで体調に不安を残すままで出場した前週のJCX第6戦「関西シクロクロスマキノラウンド」で独走勝利を飾り、全日本選手権へ向けて身体の土台が順調に作れていることを確認できた宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂選手も、2週間後に開催される全日本選手権をしっかり視野に入れながら、今レースでも貪欲に勝利を狙ってレースに臨みました。

海外招待選手と日本人トップ選手を先頭にスタートラインに整列した選手たちは、スタートの笛が鳴り響くとともに一斉に飛び出し、第1コーナーへと向かっていきます。

その中でも勢い良く飛び出したのは一番イン側からスタートを切ったクラーク選手(Squid Bikes)でしたが、明らかにオーバースピードと分かる速度で第1コーナーに進入したためにスリップして転倒してしまいます。

少しアウト側からスタートを切っていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は転倒したクラーク選手(Squid Bikes)の影響をもろに受けることとなってしまいストップ。いきなりポジションを落としてレースをしなければいけない状況となります。

16番手ほどにまでポジションを落としてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、集中を切らせることなくしっかり気持ちを切り替えて先行する選手たちの追走を開始。3周回目の段階で9番手にまでポジションを上げ、さらに先行する選手たちを追走する展開となります。

その頃、先頭はオーストラリアチャンピオンのヨンゲワールド(Prot Adelaide CC)が、そのすぐ後方にヘケレ選手(Stevens Bikes Emilio Sports)が続き、その後方には6名のパックが形成される展開。

さらにその後方に小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が単独で続く状況となります。

その後もレースは先頭の2名、6名の追走パック、9番手を単独走行する小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)という展開のまま進んでいきますが、懸命の追走を見せる小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)がジリジリと追走パックとのタイム差を縮めていきます。

レースも残り3周回という状況になると、先頭ではヘケレ選手(Stevens Bikes Emilio Sports)がヨンゲワールド選手(Prot Adelaide CC)をかわして先頭を独走する展開に。また、追走パックの6名も割れる展開となり、竹之内選手(Toyo Frame)とクラーク選手(Squid Bikes)の2名が抜け出す展開となります。

残り2周回に入る段階になると、これまで懸命の追走を見せていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)がついに割れた後方の追走パックに合流。使ってしまった脚を休めるようにパックの最後尾で攻撃を仕掛けるタイミングを探る展開となります。

最終周回に入っても、先頭を走るヘケレ選手(Stevens Bikes Emilio Sports)、2番手のヨンゲワールド選手(Prot Adelaide CC)、そして3番手パックの竹之内選手(Toyo Frame)とクラーク選手(Squid Bikes)という展開は変わらず。

リードを守り切ったヘケレ選手(Stevens Bikes Emilio Sports)が優勝を飾り、2位にヨンゲワールド選手(Prot Adelaide CC)、3位にクラーク選手(Squid Bikes)を振り切った竹之内選手(Toyo Frame)という結果になりました。

5番手を争う4名のパックに合流した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は1周回脚を休めた後、最終周回の舗装路区間で狙いすましたアタックを決めて3名の選手を置き去りにすると、食らいついてきた沢田選手(BSアンカー)もゴール前で振り切って5位でフィニッシュ。表彰台にこそ届きませんでしたが、絶望的な状況でも諦めない精神的な強さと追走パックに合流する肉体的な強さをしっかり見せて、野辺山2連戦の初日を終えました。

小坂選手コメント

「スタート直後にクラッシュがあってそれで一気に後退してしまったのですが、かなり調子が良かったので、最後まで集中を切らさずに少しでも前の順位でゴールできるようにと思ってレースを展開しました。先行する追走パックに追いつけるとは思っていたのですが、パックと単独で走っている自分という状況ではなかなかタイム差が縮まらなくて脚を使ってしまいました。最終的に5位争いのパックに追いつくことができて、最後も自分から積極的に仕掛けて5位という順位を取れたので、イメージ的には悪いレースではなかったな、と。今日は本当に、最初のクラッシュがなければかなりいい位置までいけたと思うので、明日はスタートもバシッと決めてしっかりと勝負をしにいきたいと思います。応援、ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATRICK COMPANY





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◆リザルト

[Rapha SUPER CROSS NOBEYAMA - UCI-C2 - JCX第7戦 - ]

1位 エミール・ヘケレ (Stevens Bikes Emilio Sports) 1h02m43s

2位 クリストファー・ヨンゲワールド (Prot Adelaide CC) +31s

3位 竹之内悠 (Toyo Frame) +51s

4位 アンソニー・クラーク (Squid Bikes) +54s

5位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +1m19s

6位 沢田時 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1m19s

7位 ギャリー・ミルバーン (SPEEDVAGEN × MAAP) +1m19s

8位 ケビン・ブラッドフォードパリッシュ (Gillespie Eye Care/SET coaching.com) +1m24s

9位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +2m11s

10位 ポール・レンデンバッハ (Melbourne Cycling League) +3m16s
出走=114名/完走=23名






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[快晴に恵まれた野辺山。到着早々メカニック陣が洗車機材をピット付近へ運ぶ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[公式試走時間になり、小坂選手もコースコンディションを確かめながら試走する]
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[想定以上のドライコンディションのため、メカニック陣とタイヤ選択に関して意見を交わす]
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[試走中には、同い年の仲間でありライバルでもある竹之内選手と談笑する場面も]
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[スタート時間に合わせてチームピットでアップを開始する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[選手招集時間が迫る中、レースの準備を整える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[招待選手とランキング上位選手を先頭に選手たちがスタートラインに整列する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[落ち着いてスタートを切った小坂選手だったが、この後に足止めを食って遅れてしまう]
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[レースに復帰した小坂選手は一気に9番手に順位を上げ、さらに前方への追走を試みる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[軽快にシケインをクリアし、前方の選手たちとのタイム差を縮める]
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[なかなかタイム差が縮まらない時間帯もあったものの、少しずつタイム差が詰まり始める]
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[スリッピーなコースに上手く適応しながらプッシュし続ける]
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[安定した走りでフライオーバーをクリアしていく]
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[レースも終盤に入り、ようやく5番手パックの背中が見え始める]
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[5番手パックを確実に射程にとらえ、追走のペースがさらに上がる]
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[5番手パックに合流し最後尾で脚を貯めながら勝負どころを探る小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[舗装路でのアタックからシケインの処理で同パックの選手を引き離し5位]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[持てる力を出し切って追走したこともあり、ゴール後小坂選手はしばらく立てなかった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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