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2017/10/25

JAPANCUP CRITERIUM

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[上:格上のチームに臆することなく集団内でポジションをキープする選手たち]
[下:落車の影響を受けずにロングスプリントを決めたカノラが優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




10月21日(土)に、UCI-クリテリウムの「ジャパンカップクリテリウム」が開催されました。



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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
鈴木譲
阿部嵩之
小野寺玲
岡篤志





アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP」のプレレースとなる「JAPANCUP CRITERIUMS」が宇都宮市中心部に設定された1周2.25kmの周回コースで開催され、最終局面の落車をかい潜ってロングスプリントで抜け出したNIPPO・ヴィーニファンティーニのマルコ・カノラが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、前週のJプロツアー第20戦「おおいたいこいの道クリテリウム」でワンツーフィニッシュをするに至ったゴールスプリントに向けた連携を発揮して、鈴木譲→岡→阿部→小野寺とつなぐゴールスプリントでの勝利に照準を絞ってレースを展開。最終周回に入るとワールドツアーチーム勢の牙城を崩す抜群の連携を見せてポジションを上げ、最終コーナーをクリアした段階で阿部選手と小野寺選手が良い番手につける理想的な状況を作り出します。しかし、その後に斜行した選手と接触して落車した選手に小野寺選手が巻き込まれてしまいスプリントできず。けん引役の阿部選手がそのまま走り切って8位でレースを終えました。

また、このレースが宇都宮ブリッツェンで最後のレースとなる鈴木真理キャプテンは、チームプランとは別に3回設定されているスプリント賞を狙っていき、見事に3回目のスプリント賞を獲得して表彰台に上がりました。

今年で8回目の開催を迎えるジャパンカップクリテリウム。

今年も、昨年のジャパンカップ25周年記念レースの際に設定された、1周2.25kmの周回コースで争われることとなりました。

レースがスタートすると早速、クリテリウムスペシャルライダーズのメンバーとして久しぶりの来日を果たしたハース選手(クリテリウムスペシャルライダーズ)がファーストアタックを決めて集団から先行します。

しかし、このアタックは集団が吸収。その後も激しいアタックの応酬が繰り返されて選手が代わる代わる飛び出していきますが、別府選手(トレック・セガフレード)の3連覇を狙うトレック・セガフレード勢が早速集団コントロールを開始してアタックをことごとく潰していきます。

そんな中、1回目のスプリント賞は鈴木選手(BSアンカー)が獲得します。

その後も、石上選手(JAPANナショナル)や畑中選手(Team UKYO)など、数名ずつアタックを仕掛けて飛び出していく展開が続きますが、これらの動きはトレック・セガフレード勢がきっちりとコントロールする集団が吸収します。

しかし9周回目に入ると、ヴィス選手(BMCレーシング)が抜け出し、集団から5秒程度のリードを奪って単独で逃げる展開となります。

しかし、この逃げも次の10周回目には集団が吸収。カウンターで飛び出した山本選手(キナンサイクリング)のアタックも潰されてしまいます。

その後も散発的にアタックはあるものの、トレック・セガフレード勢がきっちり集団をコントロールして決定的な逃げが決まらない展開が続き、周回数だけが減っていく状況が続きます。

そして迎えた、最後の最後のスプリント賞。タイミングを見極めて集団前方に上がった鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)がチームメートが集団コントロールする別府選手(トレック・セガフレード)にスプリント賞を獲りに行く旨をひと声かけると、別府選手(トレック・セガフレード)もそれを容認し、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントを開始します。

鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)のスプリントに中村選手(クリテリウムスペシャルライダーズ)が反応してスプリントを開始しますが、まったく衰えていない鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)のスプリントが上回り最後の周回賞を獲得。表彰台の権利を獲得して、レースはついに終盤戦を迎えることになります。

残り2周回となる14周回目に入ると、集団内でもゴールスプリントに向け、コントロールするトレック・セガフレードの後方を陣取ろうと、ワールドツアーチームを中心に激しい位置取り争いが勃発。

宇都宮ブリッツェンも鈴木譲、阿部、岡の3選手がエースである小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)のために格上のチームがひしめく集団内での位置取り争いに果敢に加わっていき、レースはいよいよ最終周回を迎えることとなります。

最終周回に入ると、まずは岡選手(宇都宮ブリッツェン)がペースの上がる集団内でポジションを上げる動きを見せて鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)へ。

鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)も激しい位置取り争いに屈することなく最終コーナーをクリアして、残る2選手に勝負を託すことになります。

勝負を託された阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は、チームメートたちの好アシストもあり、7、8番前後の番手で最後のストレートに入り、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)をリードアウト。後は小野寺選手を発射するのみという状況になります。

しかし、ここで右から左へとラインを変えようと斜行する選手の後輪に前輪がハスった岡本選手(JAPANナショナル)が落車。すぐその後方にいた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は辛うじて避けますが小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は避け切れずにそのまま落車してしまいます。

レースはそのまま、落車の影響を免れた選手たちのゴール勝負に。ここで、タイミング良くロングスプリントを仕掛けたカノラ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が先行し、そのままフィニッシュ。見事に優勝を飾りました。

エーススプリンターを落車で失ってしまった宇都宮ブリッツェンは、リードアウト役だった阿部選手がそのままゴールスプリント勝負に挑みましたが及ばず、8位でフィニッシュ。何とも形容しがたい後味の悪さでレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースは、すべて落車で台無しになってしまったなぁという印象です。正直、岡選手のコンディションが悪かったので最後の番手を変えたりもしましたが、岡選手もしっかりやってくれて、その後の鈴木譲選手もしっかりと阿部選手につないでくれ、阿部選手もしっかりとリードアウトを果たそうとしたのですが…。う~ん、まぁ本当に落車が悔やまれますね。決して番手も悪くなかったし、残念です。でも、これがレースなので、認めて次にまたチャレンジするしかないな、と。ただ、今年これだけ可能性のあるポジションをとれて、しっかりとしたレースができましたので、来年また優勝を目指していきたいと思います。そして、最後に真理キャプテンが予定通りにしっかりとスプリント賞を獲得してくれました。元々は真理選手と一緒に練習していた後輩の別府選手が華を持たせてくれたというのは良かったですし、実際に真理選手もスプリントで実力を示して、今でも走れるということを見せてくれました。本来は走れるけれど、病気のことがあってレースを走れないという状況なので、病気が治るのを待っていたいですし、治ったらまた一緒にやりたいなと思います。今日は雨にもかかわらず例年以上にアツい応援をいただき、ありがとうございました!明日も頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




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◆[リザルト

[JAPANCUP CRITERIUMUS - 宇都宮市大通り - 33.75km - ]

1位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 43m57s 46.1km/h

2位 フアン・ホセ・ロバト・デル・ヴァジェ (チーム・ロットNL・ユンボ) +01s

3位 ブラム・ヴェルテン (BMCレーシングチーム) +01s

4位 雨乞竜己 (キナンサイクリングチーム) +01s

5位 ベンジャミン・ヒル (アタッキ・チーム・グスト) +01s

6位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) +01s

7位 下島将輝 (那須ブラーゼン) +01s

8位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +01s

9位 小坂光 (クリテリウムスペシャルライダーズ) +01s

10位 アレックス・ハウズ (キャノンデール・ドラパック・PCT) +04s

51位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +26s

63位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +55s

70位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +2m53s

DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)

出走=74名/完走=70名



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[レース前日のプレゼンテーションではホームチームならではの大声援が飛んだ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[生憎の雨の中コースインし、パレード走行する宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チームカーの清水監督と田村メカも沿道からの声援に応える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[パレード走行を終えた選手たちがスタートラインに集結し、スタートの瞬間を待つ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートと同時に飛び出していく選手たちに小野寺選手も続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[プロトンに流れる雰囲気を感じ取りながらレースを展開する鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ウェットな路面を考慮して、選手たちが慎重に180度コーナーをクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[大分でのレースから体調を崩している岡選手も集団内の好位置をキープする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木真理選手は絶対に落車できない状況とレースの流れを考え、集団後方で落ち着いた走りを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[トレック・セガフレードのコントロールを崩すチャンスを窺う他チームが横に大きく広がる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[勝負を託される小野寺選手を守るように、鈴木譲選手が集団内で位置取りする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[BMCレーシングのヴィスが単独で飛び出して5秒程度のリードを奪う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[単独で逃げたヴィスだったが、およそ1周回で集団に吸収される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手に続き阿部選手がエースの小野寺選手を守りながら走る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[この日最後となる3度目のスプリント賞を鈴木真理選手が見事に獲得する!]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レースも終盤に入り、小野寺選手の集中力も少しずつ高まっていく]
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[鈴木譲選手を先頭にブリッツェントレインが最終周回に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手を落車で失い、けん引役の阿部選手が8位でフィニッシュする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[体調不良ながらもきっちり最終コーナーでのアシストをこなした岡選手がフィニッシュ]
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[想定外の結末を迎えてしまったことに顔をしかめながら鈴木譲選手がフィニッシュする]
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[プラン通りにスプリント賞を獲得した鈴木真理選手がチームカーに戻る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[落車でスプリントすらできずにレースを終えた小野寺選手が悔しさをにじませる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[宇都宮ブリッツェンでのラストレースできっちり結果を残した鈴木真理選手が表彰を受ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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