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2017/07/26

JPT第11戦 JBCF みやだクリテリウム

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[上:ゴールスプリントに向けて隊列を組んで最終局面に備える宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:圧巻のスプリントでマトリックスパワータグの吉田隼人が開幕戦以来の2勝目を挙げた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



7月23日(日)に、2017年のJプロツアー第11戦「JBCFみやだクリテリウム」が開催されました。


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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志




2017年のJプロツアー第11戦となる「JBCFみやだクリテリウム」が、長野県上伊那郡宮田村の変化に富んだ1周3.2kmの特設公道サーキットコースで開催され、12名に絞られたゴールスプリント勝負をマトリックスパワータグの吉田隼人が制し、今シーズンJプロツアー2勝目を挙げました。

宇都宮ブリッツェンは小集団での逃げ切りと集団ゴールスプリントの両方に対応できるようにプランを立ててレースに臨み、集団ゴールスプリントが濃厚なレース展開になってからは雨澤選手~阿部選手とつないで最後は鈴木譲選手が小野寺選手を牽引してゴールスプリントに送り出します。小野寺選手も抜群のスプリントを見せて一時は先頭に躍り出ますが、最後の最後で優勝した吉田選手に差されて2位。また、3位には鈴木譲選手が入り、最も悔しい2位、3位表彰台でレースを終えています。

前日の第10戦「みやだ高原ヒルクライム」ではマトリックスパワータグの圧倒的なチーム力の前に雨澤選手が2位に入るにとどまった宇都宮ブリッツェン。今レースも、マトリックスパワータグの動き方次第で柔軟にレースプランを切り替えて戦っていくことを選択。

積極的に逃げを作る展開であればスプリント力に優れる鈴木譲選手と小野寺選手を含む複数人で逃げに乗っていく。まとめて集団スプリントを狙う展開であれば小野寺選手でのゴールスプリントで勝負というふたつのプランを持ってレースに臨みました。

天気予報通りに雨がパラパラと降る中でスタートが切られた決勝レースは序盤こそ激しいアタック合戦となりますが、すぐさまマトリックスパワータグ勢が集団の先頭を固めてコントロールを開始する展開となります。

その後、宇都宮ブリッツェンやシマノレーシングが攻撃を仕掛けてマトリックスパワータグのコントロールを崩そうとする場面は見られたものの、圧倒的なチーム力を見せるマトリックスパワータグの牙城を崩すには至らず。

逆に、マトリックスパワータグの集団コントロールがハイペースを刻んだこともあり、集団からは次々と選手がこぼれ落ちていく展開となります。

結局、マトリックスパワータグが終始集団をコントロールした状態のままレースは終盤へ。その頃になると集団の人数も20名を切るまでに絞られることとなります。

この段階になると、どのチームも集団スプリントに向けて態勢を整える状態となり、宇都宮ブリッツェンもまずは雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が集団先頭に立ってチームメートのための牽引を始める展開となります。

この後は、当初の予定であれば鈴木譲選手~阿部選手とつないで小野寺選手で勝負というプランの宇都宮ブリッツェンでしたが、膝の負傷から復帰して間もない阿部選手(宇都宮ブリッツェン)はこの段階で脚が攣り始めてしまっており、最後のリードアウトを果たせない状態。それを察知した鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手を引き連れて最終周回をこなすこととなります。

最終周回に入ると、集団内は位置取り争いが激化。残り1kmを切って最終コーナーへと向かうストレートへ入ると、その争いはさらに激しくなっていきます。

小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を引き連れる鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)もスペースを上手く見つけて立ち回っていきますが、反対に被せられてコースを閉められてしまう状況となります。

その状況の中、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が好判断を見せてコースを閉められた逆サイドから最終コーナーをクリア。そのままスプリントへと挑むこととなります。

ゴールスプリントになると小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が持ち前のスプリント力で集団の先頭に躍り出てフィニッシュラインを目指しますが、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を上回るスプリント力を見せた吉田選手(マトリックスパワータグ)がフィニッシュ直前で小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を差し切り、今シーズンJプロツアー2勝目となる優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、フィニッシュ直前で差されてしまった小野寺選手が惜しくも2位、態勢を立て直してスプリント勝負に挑んだ鈴木譲選手が3位でフィニッシュ。最も悔しい表彰台を獲得してレースを終えました。

清水監督コメント

「ゴールスプリント勝負というのは一瞬の判断力が必要とされる場面が多いもので、今日はその判断力の差で負けてしまったかなという印象です。皆んなで本当に我慢して最終局面に持ち込むところまでいったのですが…。強いて言えばもう一枚、余裕が欲しかったかなというところです。前日のヒルクライムで素晴らしい走りを見せた飯野選手が今日はチームの動きについて来られず、リードアウト役の阿部選手もまだ本調子ではなかったこともあって雨澤選手が牽引をして鈴木譲選手がリードアウトをする形になってしまったのが、想定していたよりも一枚足りない状況となってしまって小野寺選手が早がけのスプリントをすることにつながってしまったな、と。決してスプリントで力が劣っているとは思っていないので、今日は本当に最後の詰めの部分が厳しくなってしまったなという印象です。その結果が2位、3位ということで、う~ん、悔しいですね。来週もまたクリテリウムがありますし、今日のような展開になる可能性もあるので、また挑戦したいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY





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◆[リザルト

[第9回JBCFみやだクリテリウム - JPT第11戦 - 48.0km - ]

1位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 1h12m57s 39.47km/h

2位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

4位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) st

5位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

6位 秋田拓磨 (シマノレーシングチーム) st

7位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +01s

8位 ビビアン・ボルン (イナーメ信濃山形) +02s

9位 横塚浩平 (LEOMO Bellmare Racing team) +04s

10位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) +04s

13位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +12s

15位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +21s

17位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +38s

出走=50名/完走22名

◆2017Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1,553P

2位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) 1,015P

3位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 841P

4位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 834P

5位 田窪堅次 (マトリックスパワータグ) 666P

6位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) 641P

◆2017Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 3,640P

2位 宇都宮ブリッツェン 2,685P

3位 シマノレーシングチーム 2,268P

4位 那須ブラーゼン 1,515P

5位 愛三工業レーシングチーム 1,480P

6位 KINAN Cycling Team 1,187P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 田窪堅次 (マトリックスパワータグ)





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[予報通りの厚い雲が覆うレース会場に到着する選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[予選1組目、僅かの差で馬渡選手が決勝進出を逃してしまう厳しい結果に]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[予選2組目は全選手が予選を通過し、5名で午後の決勝レースに臨むことになった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤選手らランキング上位選手を先頭に選手たちがスタートラインに整列する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴールスプリント勝負を託される小野寺選手が気負うことなくスタートを待つ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前日のヒルクライムで好走を見せた飯野選手はこの日も走りでチームに貢献したいところ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[落ち着いてスタートを切る鈴木譲選手のリーダーシップに期待がかかる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[コンディション次第でチームプランが変わることもあり、阿部選手も引き締まった表情でスタートを切る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤からレースをコントロールするマトリックスパワータグの後方を争う展開]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手を先頭にチームでまとまってポジションをキープする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[有力チーム勢が先頭を固めたことで集団が伸び、後方では選手たちが次々に千切れていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[他チームに割り込ませないように隊列を崩さずチームでまとまって走る時間帯が続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前日も好走を見せた雨澤選手が積極的に攻撃とチェックを繰り返す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手と小野寺選手も勝ち逃げを作ろうとするが、マトリックスパワータグのコントロールが続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース中盤に入ると飯野選手が隊列から集団後方に遅れてしまう展開となる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[持ち前の牽引力と経験値でチームメートのためにポジションをキープする阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[集団ゴールスプリントが濃厚な展開に小野寺選手のボルテージも上がっていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[マトリックスパワータグの強烈なコントロールで集団は20名ほどに絞られる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤選手が集団先頭に立って牽引する形でレースは最終周回へ入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[得意のロングスプリントで一時は先頭に立った小野寺選手だったが、惜しくも吉田選手に差され2位]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最低限の仕事は果たしたが、早い段階でトップフォームを取り戻すことが期待される阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[きっちりと仕事を果たして勝負を託した雨澤選手が遅れてフィニッシュする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[あまり仕事ができずに遅れてしまった飯野選手は好不調の波をなくすことが急務となる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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