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2017年6月

2017/06/28

第86回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース

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[上:完走者20名のサバイバルレースを雨澤選手が7位で終える]
[下:残り2周回を単独で逃げ切る強さを見せたTeam UKYOの畑中勇介が初の全日本王者に輝いた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


6月25日(日)に、全日本選手権ロードレースが開催されました。


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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志



ロードレースの日本チャンピオンを決める「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」男子エリートが青森県階上町に設定された1周14.0kmの公道特設周回コースで開催され、残り2周回から単独で飛び出したTeam UKYOの畑中勇介が見事に逃げ切り優勝。嬉しい全日本選手権初優勝を飾り、栄光のナショナルチャンピオンジャージに袖を通しました。

宇都宮ブリッツェンは、U23カテゴリーながらも実力的には十分な雨澤選手を軸に同じくU23の岡選手、そして鈴木譲選手での勝利を目指してレースを展開。最終的に有力選手のみに絞られた集団に雨澤選手が残りましたが、複数人を残すライバルチームを相手に孤軍奮闘したものの7位でレースを終えました。

ロードレーサーであれば誰もが一度は夢見るナショナルチャンピオンジャージ。その着用者を決める年に一度のビッグレース、全日本選手権ロード男子エリートの日がついにやって来ました。

今年は、UCIワールドチームに所属する別府史之選手(トレック・セガフレード)が2014年以来久しぶりに同レースに出場。プロコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニも5名の選手が出場するなど、日本王者を決めるに相応しいハイレベルな戦いが繰り広げられることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、病気療養中のエース増田選手の欠場に加えて、トーレーニング中の落車で膝を強打し2日前の個人タイムトライアルをキャンセルした阿部選手がロードも欠場。鈴木譲・飯野・馬渡・雨澤・小野寺・岡の6選手でこの頂上決戦に臨むことに。頼もしいエース格に成長した雨澤選手を軸に、サバイバルな展開であれば雨澤選手自らが勝負。逆にある程度の人数が残る展開になった際は鈴木譲選手か岡選手でゴールスプリント勝負。レース序盤から中盤にかけては飯野選手と小野寺選手が危険な動きに対応し、馬渡選手は勝負を託される3選手をサポートするというプランでレースに臨みました。

およそ5kmのニュートラル区間を過ぎて正式スタートが切られたレースは早速、別府選手(トレック・セガフレード)がいきなり選手をふるい落とそうと積極的な走りを見せ、この動きにつられるように集団全体がハイペースで進んでいく展開となります。

すると、ひとつ目の上り区間を終えた下りで別府選手(トレック・セガフレード)を積極的に追っていた堀選手(ブリヂストンアンカー)が落車。この落車が集団前方での発生だったため、チームメートでディフェンディングチャンピオンの初山選手(ブリヂストンアンカー)や内間選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)などの有力選手も多数含む大規模落車へと発展してしまいます。

宇都宮ブリッツェンも岡選手(宇都宮ブリッツェン)がこの落車に巻き込まれてしまい、鎖骨を骨折する重傷で無念のリタイア。いきなり、5人での戦いを強いられる状況となってしまいます。

落車を回避した集団からは窪木選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が単独で飛び出して若干のリードを奪う形となりますが、この動きは集団が吸収します。

すると今度は、高木選手(東京ヴェントス)がアタックを仕掛けて集団から単独で飛び出す展開に。一時は40秒程度のリードを奪った高木選手(東京ヴェントス)のこの逃げも5周回目に入る頃には集団に吸収されます。

その後、レースはしばらくひとつの集団のまま進んでいきますが、6周回目に入ると今度は西村選手(シマノレーシング)がアタックを仕掛けて単独で集団からリードを奪う展開となります。

西村(シマノレーシング)

↓ 1分5秒

メイン集団

しかし、西村選手(シマノレーシング)のこの逃げも、7周回目に入る頃には集団に吸収されて再びひとつの集団になります。

レースも折り返しとなる8周回目に入ると、アップダウンの厳しいコースレイアウトもあってか、メイン集団は40名ほどに人数を減らす状況。宇都宮ブリッツェンは鈴木譲・飯野・馬渡・雨澤の4選手がきっちり残り、序盤から中盤までの与えられた役割をきっちり果たした小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が少しずつ集団から遅れ始めます。

9周回目に入ると、アタック&チェックが続く集団内の流れの中からタイミングで雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)を含む4名の逃げ集団が形成される展開となります。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

鈴木(BSアンカー)

椿(キナンサイクリング)

才田(レオモベルマーレ)

↓ 47秒

メイン集団

レースもまだ7周回を残す段階で集団に戻るには微妙なタイム差をつけ始めた逃げに入ってしまった雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は、勝負を仕掛けるにはまだ早いということを十分に理解しており、上り区間では極力脚を使わず、下り区間で積極的にローテーションを回す「省エネ」で逃げ続ける

ことを選択。

一方のメイン集団は最初こそ積極的に逃げ集団を追おうとする動きがあったものの、次第に優勝候補筆頭である別府選手(トレック・セガフレード)の存在を各チームが意識する状態に。別府選手(トレック・セガフレード)が集団先頭に出てペースをあげればペースが上がり、後ろに下がれば追走のペースも下がる微妙な状態となり、10周回目に入っても逃げ集団とのタイム差が一向に縮まらない状態が続きます。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

鈴木(BSアンカー)

椿(キナンサイクリング)

才田(レオモベルマーレ)

↓ 2分20秒

メイン集団

レースも残り5周回となる11周回目に入ると、ようやくメイン集団も追走のペースを上げ始めて逃げ集団とのタイム差を縮めていきます。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

鈴木(BSアンカー)

椿(キナンサイクリング)

才田(レオモベルマーレ)

↓ 1分40秒

メイン集団

残り4周回となる12周回目に入ると、ついにメイン集団が逃げ集団を吸収。レースは振り出しに戻って勝負どころを迎えることとなります。

この頃になると、集団の人数は25名ほどにまで絞られる展開。宇都宮ブリッツェンは鈴木譲・雨澤の2選手が残り、ここまで献身的に2選手をサポートした馬渡選手(宇都宮ブリッツェン)が勝負を託して少しずつ遅れていきます。

振り出しに戻った集団では、激しいアタックの応酬が繰り広げられる状況が続き、残り3周回となる13周回目に入ると、集団が幾つかに分断される展開となります。

その後、幾つかに分断された集団は合流と分断を繰り返しながら、最終的に5名の先頭が形成される展開に。

レースはそのまま残り2周回となる14周回目に。するとここで、畑中選手(Team UKYO)がアタックを仕掛けて単独で抜け出し、後続とのタイム差をどんどん広げていく展開となります。

単独で先行する畑中選手(Team UKYO)の後方では、数名ずつに分かれていた選手たちがまとまり10名ほどの集団に。宇都宮ブリッツェンは雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が何とかその中に残って最終局面を迎えることとなります。

すると、10名の追走集団から入部選手(シマノレーシング)が単独で飛び出し、畑中選手(Team UKYO)への追走を開始します。

畑中(Team UKYO)

↓ 40秒

入部(シマノレーシング)

↓ 1分

雨澤(宇都宮ブリッツェン)含む10名

程なくして、追走に出ていた入部選手(シマノレーシング)は集団に吸収されますが、単独で逃げ続ける畑中選手(Team UKYO)はタイム差を1分40秒程度に保ちながらなおも逃げ続ける展開が続きます。

そして、畑中選手(Team UKYO)は後続とのタイム差を2分にして遂に最終周回へ。追走を続ける集団も最終周回に入ると別府選手(トレック・セガフレード)、入部選手(シマノレーシング)、西村選手(シマノレーシング)の3名が飛び出して先行する畑中選手(Team UKYO)を追う展開となります。

しかし、ここで別府選手(トレック・セガフレード)がまさかの落車で脱落。追走はシマノレーシングの2選手となります。

落車によって遅れてしまった別府選手(トレック・セガフレード)は雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)を含む集団にもかわされてしまいますが、すぐさまレースに復帰すると猛烈な勢いで先行する選手たちへ追走を開始します。

ちょうどその頃になると、追走集団から小林選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)と木村選手(シマノレーシング)が抜け出して前を行く選手たちに追走を仕掛ける状況となります。

後続の目まぐるしいレース展開とは裏腹に、先頭を走る畑中選手(Team UKYO)は着々と残り距離を少なくしていく状況。結局、残り2周回を単独で逃げ切った畑中選手(Team UKYO)が独走勝利を飾り、自身初となる全日本チャンピオンに輝きました。

宇都宮ブリッツェンは、畑中選手(Team UKYO)の後方で激しい争いを繰り広げていた集団内に雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が残り、最後は8名ほどの集団での2番手争いゴールスプリント勝負に挑み、7位でフィニッシュ。本人とチームが目標としていた優勝には惜しくも手が届きませんでしたが、エースに相応しい粘りの走りを見せてレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースはニュートラル区間が終わって正式スタートが切られて早々に岡選手が落車に巻き込まれるトラブルから始まって、正直、岡選手には期待していましたし、ただでさえ人数が少ないところで更に人数を減らす形で立ち回らなければいけなくなって難しいレースとなってしまいました。結局、最後は雨澤選手が一人になってしまって、手数が足りなかったかなという印象です。そんな人数が少ない中でも、選手たちは自分たちの動きを少ない人数なりにやり切ろうとしてくれて、よく動いてくれたと思います。ただ、勝つためには、岡選手の落車を他の選手たちがどの程度すぐに理解できていたかということが重要だと感じています。たら・ればの話になりますが、岡選手が落車して更に人数が減ったことで一歩引く形でレースを進めることができていれば、勝利が手に届く範囲にいくことはできたのではないかと思います。まぁ、宇都宮ブリッツェンというチームはそれを良しとはしませんし、やはり積極的にいって勝ちたいですし。予定通りの動きを、5人で6人分の動きをしてくれましたし、本当に良くやってくれました。全日本選手権ということでどうしても勝ちたかったのですが、他のチームもこのレースに勝つためにコンディションも整えて人数もそろえてきた中で、我々もしっかりと戦えたのではないかな、と。優勝した畑中選手はいつもスプリントで勝つ印象でしたが、今日のような独走で2分差をつけて勝つという今までにない走りを見せつけてくれて。本当に素晴らしい走りだったので、完敗です。ナショナルチャンピオンジャージ獲得はまた先になってしまいましたが、来年、全員をそろえてもう一度戻ってきたいと思います。遠方まで応援に来ていただき、ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




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◆[リザルト

[第86回全日本自転車競技選手権大会ロードレース - 男子エリート - 210.0km - ]

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 5h32m46s 36.96km/h

2位 別府史之 (TREK Segafredo) +1m43s

3位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +1m44s

4位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1m44s

5位 西村大輝 (シマノレーシングチーム) +1m44s

6位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +1m45s

7位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +1m45s

8位 平井栄一 (Team UKYO) +1m47s

9位 湊諒 (シマノレーシングチーム) +1m48s

10位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +1m56s

16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +8m36s

DNF 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)

出走=119名/完走=20名






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[年に一度のビッグレース、全日本選手権の会場に選手たちが到着する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[検車を受けた雨澤選手が出走サインを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲・飯野・小野寺の3選手がスタートに合わせてアップを開始する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[エースを担うことになる雨澤・岡の2選手も黙々とアップを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートへ向けて準備を進める選手たちをメリダのバイクが待ち受ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[210kmにおよぶ日本チャンピオンを決める戦いがスタート]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[落ち着いた表情でスタートを切った岡選手だったが、直後の不運な落車でレースを去ることになった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[単独逃げを追うメイン集団前方で飯野選手と小野寺選手がプラン通りの動きを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤選手も落ち着いた表情でメイン集団前方をキープ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[単独逃げを追うメイン集団内では静かな主導権争いが繰り広げられる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[テクニカルな下り区間でタテに伸びた集団が上り区間へと向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[上り区間での攻撃にしっかりと対応していく飯野選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[小野寺選手もプラン通りに集団前方で危険な攻撃をチェックする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[早々に岡選手を失ったチームのバランスを考えながら走る鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[直前のトレーニングの効果もあり、アップダウンの厳しいコースにしっかり対応する馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤から中盤の動きを任される飯野選手も積極的な走りを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最終局面までできるだけ脚を温存したい雨澤選手はセーフティな走りを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[周回を重ねるごとに人数を減らすメイン集団がのどかな田園風景を駆け抜ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤から積極的に攻撃に対応していた小野寺選手が中盤に入り遅れ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[時をほぼ同じくして、飯野選手も遅れ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[流れで逃げに乗ることになった雨澤選手を含む4名の逃げ集団が形成される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[意志がまとまらないメイン集団内で馬渡選手が次の展開に備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[何とか粘りたかった小野寺選手だったが、残念ながらタイムアウトとなった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[我慢の走りを続けていた飯野選手もタイムアウトでDNFとなった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げ続ける4名の逃げ集団内で、できる限り省エネの走りを心がける雨澤選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[複数人を残すチーム同士の攻防が続くメイン集団内で冷静な走りを見せる馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げが吸収された後の展開を想定しながらの走りを続ける鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げが吸収された後のアタック合戦に鈴木譲選手がしっかり反応していく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団に吸収された雨澤選手は脚を休ませつつも次の展開に備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ペースアップしたメイン集団から遅れてしまった馬渡選手が別府選手らと集団復帰を試みる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[人数が絞られたメイン集団には鈴木譲選手と雨澤選手の2名のみが残る展開に]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[断続的にかかるアタックに雨澤選手がしっかり反応していく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団から遅れてしまった馬渡選手も我慢の走りを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[残り2周回となったレースで畑中選手が単独で集団から飛び出す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[畑中選手を追走する集団で何とか粘りの走りを続ける雨澤選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手もその後方の集団で先行する集団と畑中選手を追う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース中盤まで献身的な走りで貢献した馬渡選手だったが、2周回を残してDNFとなった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[追走集団で踏ん張り続ける雨澤選手が最終周回に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[追走集団からは遅れてしまった鈴木譲選手も最終周回へと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レッドゾーンからの大声援を受けながら雨澤選手が2位争いのスプリント勝負に挑む]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[有力選手のゴールスプリントでわずかに及ばず雨澤選手は7位でフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[長く厳しい戦いを走り終えた雨澤選手を阿部選手と曽我部マネージャーが迎える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チームカーの陰で自分の走りに対しての悔しさを爆発させる雨澤選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム、そして自分自身の期待に応えられなかった悔しさは、しばらく収まることはなかった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[単騎で粘りの走りを続けた雨澤選手を清水監督が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[遠く青森県まで応援に駆けつけてくれたファン・サポーターに感謝の言葉を伝える選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤選手は感謝の言葉に続いて、来年の全日本選手権でのリベンジを誓った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2017/06/23

全日本選手権個人タイムトライアルロードレース大会

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[上:エリート初出場ながらポテンシャルの高さを感じさせる走りを見せる小野寺選手]
[下:レース終盤にかけて一気にタイムを縮める貫禄を見せた西薗が個人TT連覇を達成]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

6月23日(金)に、タイムトライアルの日本チャンピオンを決める「全日本選手権個人タイムトライアルロードレース大会」が開催されました。


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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
小野寺玲
岡篤志



2017年の個人タイムトライアル日本チャンピオンを決める「第21回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」が青森県階上町に設定された1周13.0kmの公道特設周回コースで開催され、男子エリートでは終盤にラップタイムを大幅に縮めたブリヂストンアンカーサイクリングチームの西薗良太が2位に15秒のタイム差をつけて優勝。昨年の優勝に続き、見事に連覇を達成してナショナルチャンピオンジャージを手にしました。

鈴木譲・小野寺玲・岡篤志の3選手が男子エリートに出場した宇都宮ブリッツェンは、小野寺選手と岡選手が全3周回で争われるレースの序盤から暫定1位、2位のタイムを刻む好走を見せましたが、最終ラップで大幅にタイムを縮めてきた西薗選手とマトリックスパワータグ佐野選手にタイムを上回られ、惜しくも小野寺選手が3位、岡選手が4位となりましたが、U23最終年に敢えて出場した男子エリートでトップ選手たちと肩を並べる成績を残しました。

長時間を高速域で走りきることができ、独走力に優れる選手たちがしのぎを削る個人タイムトライアル。全日本選手権は、そんなTTマンたちの頂点を決める、年に一度のビッグレースです。

今年のレース会場となったのは、青森県階上町に設定された1周13.0kmの公道特設周回コース。男子最高峰のエリートカテゴリーはこのコースを3周回する39.0kmで争われました。

宇都宮ブリッツェンは昨年同レースで3位と4位に入った鈴木譲・阿部の2選手に加え、U23カテゴリーの小野寺選手と岡選手も今年はエリートカテゴリーにエントリー。しかしながら、阿部選手は直前のトレーニング中に落車をしてしまい膝を強打。レース前日になっても痛みと腫れが引かない状況だったため無念の欠場となり、3名の選手がレースに臨むこととなりました。

第2ウェーブでの出走となった3選手は序盤から好走を見せ、全員が上位をうかがえるタイムで周回を重ねていきます。

特に、2月のアジア選手権U23個人タイムトライアルで優勝しアジアチャンピオンに輝いた小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)、そして岡選手(宇都宮ブリッツェン)のU23コンビがエリートカテゴリーの多くの選手を上回る走りで、彼らがフィニッシュした時点で暫定ワンツーの状態で後からゴールする4選手を待つ状態となります。

しかし、最終的に個人タイムトライアルでは表彰台の常連とも言える佐野選手(マトリックスパワータグ)と、昨年の同レース覇者で2012年にも同レースを制している西薗選手(ブリヂストンアンカー)にタイムを上回られ、惜しくも3位と4位。初出場となるエリートカテゴリーで小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が3位表彰台を獲得してレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースを振り返ってみると、鈴木譲選手は最初の突っ込みは良かったのですが、その後は本領が発揮できず沈んでしまったという印象です。それでも上位に入ってくれていますので、しっかりと回復してもらって明後日のロードで頑張ってもらいたいと思います。今回、U23の選手2名をエリートに出場させましたが、本気でタイトルを狙っていただけに勝たせてやりたかったなという気持ちです。客観的に見ても3位、4位という結果は想定内だったので、優勝できず悔しいです。業界全体の評価としても、チャンピオンの西薗選手と15秒差の3位となった小野寺選手はすごく評価されるところだと思います。小野寺選手もTTが好きで一生懸命やっていますが、西薗選手のようにいろいろなことを積み重ねて1秒2秒を削っていくという作業をやっている訳ではありません。そういった意味では未完の大器という部分は見せられたのではないかと思います。U23カテゴリーの21歳の選手が3位という結果は評価が高いと思いつつも、悔しかったですね。明後日のロードでは同じくU23の雨澤選手も控えていますので、若手の勢いを力に変えつつ、ロードレースでも優勝をもう一度目指したいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




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◆[リザルト

[第21回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会 - 男子エリート - 39.0km - ]

1位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 49m39s76 47.11km/h

2位 佐野淳哉 (マトリックスパワータグ) +15s28

3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +16s65

4位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +21s85

5位 小林海 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +1m02s25

6位 渡邊翔太郎 (愛三工業レーシングチーム) +1m19s93

7位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +1m26s69

8位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m27s54

9位 石橋学 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1m32s85

10位 加藤達也 (PARABOLA イワイ シーガル) +1m55s63

出走=29名/完走=29名



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[会場入りした選手たちが早速、ウォーミングアップを始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[少しずつ気温が上がる中、黙々とアップを続ける3名の選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[エリートカテゴリーでのレースに向け、集中した表情を見せる岡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ローラーでのアップの合間にストレッチでしっかり身体をほぐす小野寺選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ディスクホイール特有の風切り音が威勢良くチームピットに響く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[無駄な空気抵抗を減らすように曽我部マネージャーがゼッケンを選手の背中に取り付ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[既に走り終えた選手たちのタイムを考慮して目標タイムが設定される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[この日のために調子を上げていた阿部選手は無念の欠場。切り替えて次の目標を見据える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[U23アジアチャンピオンの実力を見せたい小野寺選手がスタート台で集中した表情を見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート台で気持ちを落ち着かせるように目を閉じて集中を高める岡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム内最終出走の鈴木譲選手もオンコースする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2周回目に入る段階で前の走者を射程にとらえる小野寺選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート直後にメーターが吹き飛ぶトラブルに遭うも、伴走車からの情報を頼りに走る小野寺選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[1周回目終了時点で暫定2位のタイムをマークし、さらにペースを上げようとする岡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手も1周回目を順調に終え、さらなるタイム短縮を目指す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[暫定トップタイムに立ち続ける小野寺選手が最終ラップに入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2周回目でラップタイムを落としてしまった岡選手も最終ラップに入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[思うようにタイムが伸びない苦しい状況の鈴木譲選手も最終ラップに入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[各選手のラップタイムとタイム差をフィニッシュ地点に陣取る清水監督が迅速に伴走車に伝える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最後の力を振り絞って暫定トップタイムでフィニッシュする小野寺選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2周回目でのタイムロスが響く結果となった岡選手も懸命の表情でフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[望むような走りができなかった鈴木譲選手は8位のタイムでフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[エリート初出場で3位表彰台を獲得した21歳の小野寺選手を清水監督が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[国内有数のTTマンに迫る走りを見せた小野寺選手が表彰台で笑顔を見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2017/06/14

JPT第6戦 JBCF 那須ロードレース

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[上:最後のゴールスプリントに向けて脚を残しつつの走りを心がける小野寺選手]
[下:ゴールスプリントを制した鈴木龍がうれしいJプロツアー初勝利を手にした]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


6月11日(日)に、2017年のJプロツアー第6戦となる「JBCF那須ロードレース」が開催されました。


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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志





2017年のJプロツアー第6戦となる「JBCF那須ロードレース」が栃木県那須町の那須町役場周辺に設定された1周7.1kmの公道特設周回コースで開催され、最終的に17名にまで絞られた先頭集団でのゴールスプリント勝負を制したブリヂストンアンカーサイクリングチームの鈴木龍が優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは17名の先頭集団に阿部、雨澤、小野寺の3選手が入ってレースを展開。最後のゴールスプリント勝負に小野寺選手が挑みましたがわずかに及ばず3位でレースを終えています。

前日に引き続いての開催となった、Jプロツアー初開催の那須2連戦。第6戦の舞台となったのは栃木県那須町の那須町役場前をスタート・フィニッッシュ地点に設定された1周7.1kmの特設公道周回コース。

コースは、前半が2015年の全日本選手権コースの一部を使用する下り基調、中盤は里山の景色が美しい平坦区間、後半は斜度6%ほどの急坂を上った後はダラダラと緩やかな上りが続いてフィニッシュに向かうというレイアウト。

厳しい上りやテクニカルな下りもないため難易度は比較的低め。レース展開自体が厳しいものにならなければ、スプリンターたちによる迫力の上りゴールスプリントが見られる展開となることが予想されます。

前日の第5戦「那須塩原クリテリウム」で悔しさの残る2位、3位という結果だった宇都宮ブリッツェンは、この日も積極的に攻撃を仕掛ける攻めの姿勢でレースを進めていくプランを選択。スプリント力のある鈴木譲、小野寺の2選手を中心に複数の選手が逃げに入って逃げ切りを第一目標に、集団ゴールスプリントにもつれた際は最後の上り区間を全員で弾いて集団を伸ばし、最後は阿部→岡とつないで小野寺選手で勝負というプランでレースに臨みました。

大勢の観客が詰めかけた那須町役場前をスタートしたレースは、最初の下り区間でいきなり大規模な落車が発生。救急車がコース内に入らざるを得ない状況となったため、一時中断の決断が下されます。

コースクリアになり、周回数を2周回減らす形でレースが再開されたのはおよそ40分後。この中断がレースにどのような影響を及ぼすかにも注目が集まることとなります。

再開されたレースはしばらくひとつの集団のまま進んでいくものの、ハイペースで進むこともあって後方では選手が次々と遅れていく展開に。

すると、集団の中から14名の選手が抜け出し、メイン集団から30秒程度のリードを奪う展開となります。

阿部、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

佐野、吉田(マトリックスパワータグ)

原田(愛三工業レーシング)

入部、木村(シマノレーシング)

椿(キナンサイクリング)

吉岡、下島(那須ブラーゼン)

高木(東京ヴェントス)

中村(イナーメ信濃山形)

鈴木、モニエ(BSアンカー)

↓ 約30秒

メイン集団

ランキング上位チームの選手が均等に複数人入ったこの逃げをメイン集団は容認。タイム差は一気に1分30秒程度にまで広がる展開となります。

しばらく14名の逃げ集団とメイン集団という形のままレースは進んでいきますが、レースも折り返しとなる6周回目に入る頃になるとメイン集団からは追走の動きが出始め、最終的に5名の追走集団が形成される展開となります。

阿部、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

佐野、吉田(マトリックスパワータグ)

原田(愛三工業レーシング)

入部、木村(シマノレーシング)

椿(キナンサイクリング)

吉岡、下島(那須ブラーゼン)

高木(東京ヴェントス)

中村(イナーメ信濃山形)

鈴木、モニエ(BSアンカー)

↓ 20秒

小野寺(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ(マトリックスパワータグ)

早川(愛三工業レーシング)

湊(シマノレーシング)

初山(BSアンカー)

メイン集団

程なくして、追走の5名は先頭を走る14名の逃げ集団に合流。先頭は19名の集団となります。

阿部、雨澤、小野寺(宇都宮ブリッツェン)

佐野、トリビオ、吉田(マトリックスパワータグ)

早川、原田(愛三工業レーシング)

入部、湊、木村(シマノレーシング)

椿(キナンサイクリング)

吉岡、下島(那須ブラーゼン)

高木(東京ヴェントス)

中村(イナーメ信濃山形)

初山、鈴木、モニエ(BSアンカー)

メイン集団

逃げ集団にランキング上位の有力チームに加えて強力なブリヂストンアンカーの選手が複数人数入ったこともあり、先頭を引く必要があり、かつ組織力のあるチームがいなくなったメイン集団は一気にペースダウン。逃げ集団とのタイム差はみるみる開いていき、ついにはそのままタイムアウトでレース終了という事態になってしまいます。

コース上に先頭集団の19名しかいなくなってしまったレースは終盤戦に。19名からまずは原田選手(愛三工業レーシング)が遅れ、先頭は18名に。

さらに、11周回目に入る段階になると吉田選手(マトリックスパワータグ)と湊選手(シマノレーシング)の2名が遅れ、先頭は16名となります。

16名の先頭集団の中でスプリント力があるのは、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)、入部選手(シマノレーシング)、下島選手(那須ブラーゼン)、鈴木選手(BSアンカー)など。逆に絶対的エーススプリンター吉田選手(マトリックスパワータグ)を失うこととなったマトリックスパワータグは苦しい状況となります。

16名の集団のまま最終周回に入ったレースは、途中で抜け出しを狙う動きが何度かあったものの決まらず、ひとつの集団のままフィニッシュに続く最後の上り区間へと入ってきます。

そして、レースも残り500mを迎えようかという段階になると、ゴールスプリントに向けた動きが活性化することとなります。

その中で抜群の動きを見せたのがブリヂストンアンカー勢。全日本チャンピオンの初山選手(BSアンカー)が鈴木選手(BSアンカー)を引き連れ、先頭に立って集団のペースを上げていくと、集団はタテ長に。

宇都宮ブリッツェン勢も阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手を引き連れてすぐにその後ろを取って追いかけ、初山選手(BSアンカー)が鈴木選手(BSアンカー)を発射するタイミングで小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を発射して勝負を託す展開となります。

勝負を託された小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は懸命のもがきで先行する鈴木選手(BSアンカー)を捲りに行きますが、中盤の追走で脚を使ってしまっていた分わずかに及ばず。最後はトリビオ選手(マトリックスパワータグ)にも差されて3位でフィニッシュ。

2日連続で表彰台には上がったものの、悔しい連続3位という結果でレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースも選手たちは最終的には勝ちパターンのレース展開に持ち込んでくれたのですが、純粋に優勝したブリヂストンアンカーの鈴木選手が強かったなという印象です。強いて言うのであれば、今日のレースでエースになるであろう小野寺選手が最初の逃げに乗って、落ち着いてレースを進めることができていればもう少しチャンスが広がったのかなという気もしています。ですが、できることはやって形も作って、チャンスはあった中での勝負だったので仕方がないとしか言いようがないですね。逃げに乗るということは宝くじのような部分もありますし、ハズレくじを引いても修正してということを選手たちはしっかりやってくれて、勝ちパターンに持っていってくれました。調子も良かったのでいけるかなと思ったのですが…。まぁ、でも本当に仕方がないですね。また練習して強くなって、やり返すしかないですね。今回は地元開催レースということで何としても勝ちたかったのですし、選手たちのコンディションも上がってきていて自分たちでレースを作って面白いレースはできたのですが、あとは本当に勝ちだけです。今シーズンはまだ地元開催レースもあるので、またそこに照準を合わせて勝ちを狙いに行きたいと思います。変わらず応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第1回JBCF那須ロードレース - JPT第6戦 - 85.2km - ]

1位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 2h50m05s 30.05km/h

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st

4位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +01s

5位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +02s

6位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +03s

7位 初山翔 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +06s

8位 椿大志 (KINAN Cycling Team) +06s

9位 高木三千成 (東京ヴェントス) +07s

10位 佐野淳哉 (マトリックスパワータグ) +07s

13位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +29s

14位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +35s

DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)

出走=120名/完走=19名

◆2017Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 885P

2位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 689P

3位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 459P

4位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) 449P

5位 大前翔 (東京ヴェントス) 434P

6位 土井雪広 (マトリックスパワータグ) 428P

◆2017Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 2,184P

2位 宇都宮ブリッツェン 1,233P

4位 シマノレーシングチーム 1,044P

3位 愛三工業レーシングチーム 1,011P

5位 那須ブラーゼン 780P

6位 東京ヴェントス 720P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)




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[この日のポディウムインタビューでは前日の悔しい敗戦の借りを返す勝利を誓った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて全員が念入りにウォーミングアップをする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[地元3チームとリーダーチームのマトリックスを先頭に選手たちがスタートラインに並ぶ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート直前、かつての走りを取り戻したい飯野選手が集中した表情を見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[1周回目の下りで起きた大規模落車の影響でレースはいきなりニュートラルから一時中断される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース再開後にできた14名の逃げ集団に、この日も阿部選手と雨澤選手が入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げを容認したメイン集団が田園風景を抜けて上り区間に向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前日に引き続き、雨澤選手が逃げ集団の先頭を積極的に引く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団から攻撃を仕掛ける初山選手の動きに鈴木譲選手と小野寺選手が反応する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[上り区間を進む逃げ集団内で阿部選手が少し苦しげな表情を見せる]
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[ペースが一向に上がらないメイン集団も上り区間に差しかかる]
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[ピュアホワイトジャージを着る岡選手が追走の動きに注意を払って集団前方をキープする]
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[逃げ集団に小野寺選手か岡選手を何とか送り込むタイミングを図る鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[トリビオ選手の飛び出し反応した小野寺選手が追走集団として逃げ集団に迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[追走集団も見送りさらに動きが止まったメイン集団内で次の展開に備える馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[順調にペースを刻む逃げ集団が木々に覆われた上りを進む]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[完全にサイクリングになってしまったメイン集団は全員が足切りという事態となる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[後方から合流した小野寺選手の脚を少しでも休ませるために雨澤選手が献身的にローテーションに加わる]
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[地元栃木県でのレース、いつも以上に大きなレッドゾーンがフィニッシュ地点手前で選手を鼓舞する]
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[2日連続で逃げる阿部選手を先頭に最終回へと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤、小野寺のブラウ出身コンビも勝負の最終周回へと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[勝利を託された小野寺選手が三つ巴のゴールスプリントの末に3位となる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[この日も強烈に逃げ集団を牽引した雨澤選手が役割を果たしてフィニッシュする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[同じく役割をきっちりと果たした阿部選手もフィニッシュを迎える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[お世話になった那須で恩返しの勝利とはいかなかったが、小野寺選手は表彰台を獲得]
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[ピュアホワイトジャージをキープした岡選手はこの日もバク転を披露し会場を沸かせた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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JPT第5戦 JBCF 那須塩原クリテリウム

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[上:積極的な動きを見せて逃げ集団へと入る岡選手]
[下:老獪なレース運びを見せたトリビオが見事に優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


6月11日(土)に、2017年のJプロツアー第5戦となる「JBCF那須塩原クリテリウム」が開催されました。



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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志




2017年のJプロツアー第5戦となる「JBCF那須塩原クリテリウム」が栃木県那須塩原市の那須塩原駅西口に設定された1周2.3kmの公道特設周回コースで開催され、最終盤に7名の逃げ集団から抜け出した2名の中からさらに抜け出したマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオが逃げ切り勝利。今シーズンJプロツアー2勝目を挙げました。

宇都宮ブリッツェンはレース中盤にできた8名の逃げ集団に阿部、雨澤、岡の3選手が入って有利な展開を手にし、最後のスプリントポイントのタイミングで飛び出した岡選手がそのまま独走に持ち込もうとしましたがトリビオ選手に反応されてしまい、そのまま2名で逃げ切る展開に。しかし、最後の最後でトリビオ選手の老獪な走りに屈して2位。また、後方のメイン集団のゴールスプリントの先頭を小野寺選手が取って3位となったものの、悔しい2位、3位でレースを終えました。

4月23日(日)のJプロツアー第4戦から1カ月以上の中断期間を経て再開された2017年のJプロツアー。

今シーズン初開催となる第5戦「JBCF那須塩原クリテリウム」は、栃木県那須塩原市のJR那須塩原駅西口という好立地の公道を完全に封鎖して作られた1周2.3kmの特設周回コースが舞台となります。

T字型に設定されたコースには3カ所の180度コーナーと2カ所の直角コーナーがあり、常にストップ&ゴーが繰り返されるレイアウト。集団前方を維持していなければどんどん脚を削られて生き残れないタフなコースと言えます。

宇都宮ブリッツェンはツール・ド・熊野に出場した鈴木譲・阿部・飯野・馬渡の4選手に加え、U23日本代表の欧州遠征から帰国した雨澤・小野寺・岡の3選手が合流し、久しぶりに7名のメンバーでの出走となりました。

午前に行われた予選を全員が通過した宇都宮ブリッツェンは、積極的に攻撃を仕掛けていく攻めのレースプランを選択。少人数の逃げが形成されてその中に鈴木譲・阿部・小野寺・岡の誰かが複数で乗った場合は逃げ切りで勝負。大集団のゴールスプリントに持ち込まれた場合は阿部→岡とつないで小野寺選手で勝負というふたつのプランを持って、今シーズン初勝利を目指してレースに臨みました。

一度は止んでいた雨がスタート直前から再び降り出す中で幕を開けたレースは、序盤から有力チーム勢が無用な落車やトラブルを避けるために集団前方をキープしようとしたためにハイペースな展開となり、集団はタテ長に伸びる状況。

そのため、レースもまだ序盤の段階で、集団の人数は早くも3分の2ほどにまで削られる展開となります。

その後も有力チームの選手たちが先頭を固めてハイペースのままレースは進んでいきますが、宇都宮ブリッツェンも遅れてしまった馬渡選手(宇都宮ブリッツェン)以外の選手たちはしっかり先頭付近をキープしてレースを進めていきます。

レースも折り返し付近となる11周回目を終える頃になると、集団はスタート時の半分ほどの人数にまで削られる展開に。15周回目に入る頃になると8名の逃げ集団が形成される展開となります。

阿部、雨澤、岡(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ、フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

大久保(BSアンカー)

渡邊(愛三工業)

秋田(シマノレーシング)

メイン集団

逃げ集団に最大の3名を送り込んだ宇都宮ブリッツェンは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が入っていることもあり、当然逃げ切りを狙ってペースを上げようとしますが、エーススプリンターの吉田選手(マトリックスパワータグ)がメイン集団にいるマトリックスパワータグ勢は積極的にローテーションに加わらずに様子を伺う展開となります。

一方のメイン集団は、吉田選手(マトリックスパワータグ)での大集団ゴールスプリントを狙うマトリックスパワータグ勢がコントロールを開始。逃げ集団での逃げ切りを狙いたい宇都宮ブリッツェンと、その逃げを吸収して大集団ゴールスプリントに持ち込みたいマトリックスパワータグの追いかけっこの状態となります。

レースも残り周回が少なくなってくると、逃げ集団では欧州遠征でも素晴らしい結果を残してきた雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が強烈な牽引を見せ、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)の脚を温存させつつメイン集団とのタイム差もキープする「漢」の走りを見せます。

一方、メイン集団ではコントロールしていたマトリックスパワータグのアシスト陣が少しずつその人数を減らしていき、少しずつ逃げ集団の逃げ切りの可能性が見えて来る展開となります。

すると、20周回目に設定された最後のスプリントポイントを獲りにいったタイミングで逃げ集団から若干先行する形となった岡選手(宇都宮ブリッツェン)が独走に持ち込もうとそのままペースを上げます。

しかし、岡選手(宇都宮ブリッツェン)のこの動きにトリビオ選手(マトリックスパワータグ)がすかさず反応して2名が先頭を形成する展開となります。

岡(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ(マトリックスパワータグ)

阿部、雨澤含む追走5名

メイン集団

先頭の2名の間では、このまま逃げ切りたい岡選手(宇都宮ブリッツェン)が積極的に先頭を引き、トリビオ選手(マトリックスパワータグ)はあまり積極的に先頭を引かない展開が続きます。

すると、残り2周回となる22周回目の中盤で脚を温存していたトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が狙い澄ましたアタックを決め、岡選手(宇都宮ブリッツェン)から若干リードを奪います。

結局、最後までそのわずかなリードを守り切ったトリビオ選手が前戦の第4戦に続いて今シーズン2勝目となる優勝。逆に岡選手(宇都宮ブリッツェン)にとってはわずかな差を詰め切れない悔しい2位となりました。

そして、最後まで逃げを吸収できなかったメイン集団は3位争いのゴールスプリント勝負となり、その先頭を小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が取って3位。津宮ブリッツェンにとっては非常に悔やまれる2位、3位となりました。

清水監督コメント

「今日のレースはチームとして盤石の体制で素晴らしいレースをしてくれましたが、最後の残り4周回から3周回にかけての1周が勝負を分けたなという印象です。“勝ちたい”という一心でやっていたことが、最後に勝負を託した岡選手の若さが出てしまったことにつながったてしまったのかな、と。岡選手自身も自信があったのだと思いますし、勝ちたい気持ちが前面に出て積極策になってしまったのだとも思います。本来であればそのまま逃げ集団でのゴールスプリントというところだったのですが、それを崩してもう一段上手というか、自分の強さをアピールして勝つという戦法にいってしまったのが、トリビオ選手にとっては好都合だったなという印象です。ただ、チームとしては実力は見せられましたし、皆んなの組織力・展開力は素晴らしいものがありました。今日は地元の栃木ですごく勝ちたいという皆んなの気持ちが上回ってしまった部分がありましたが、もう一度反省する部分はしっかり反省して、明日もう一度実力を発揮して勝利を収めたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMANY



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◆[リザルト

[第1回JBCF那須塩原クリテリウム - JPT第5戦 - 52.9km - ]

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1h11m46s 44.21km/h

2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +03s

3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +13s

4位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) +14s

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +14s

6位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +14s

7位 土井雪広 (マトリックスパワータグ) +14s

8位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +15s

9位 田窪堅次 (マトリックスパワータグ) +15s

10位 岸崇仁 (那須ブラーゼン) +15s

17位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +26s

18位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +27s

19位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +29s

DNF 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン)

出走=99名/完走=33名

◆2017Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 673P

2位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 651P

3位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 443P

4位 大前翔 (東京ヴェントス) 431P

5位 土井雪広 (マトリックスパワータグ) 419P

6位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) 396P

◆2017Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 1,858P

2位 宇都宮ブリッツェン 943P

3位 愛三工業レーシングチーム 863P

4位 シマノレーシングチーム 836P

5位 KINAN Cycling Team 694P

6位 那須ブラーゼン 668P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)



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[前夜のミーティング。久しぶりに7名の選手がそろってレースプランなどが話し合われた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[全員が危なげなく予選を通過し、ポディウムインタビューで声援に応える選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[少し前から降り始めた雨もあがった中、スタートに向けて準備を進める選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[地元の1チームとしてコールされ、まとまってコースインする選手たちがスタートラインに向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート直前に再び降り出した雨が激しく降る中、レースの幕が切って落とされた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手が序盤から集団前方を陣取って攻撃とチェックを繰り返す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨は上がったが、まだウェットな路面の180度ターンを慎重にクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ストップ&ゴーが繰り返される厳しいレース展開に堪らず集団から遅れてしまう馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[大集団ゴールスプリントになれば勝利を託される小野寺選手は集団前方でレースを展開する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チームリーダーとして持ち味である冷静さを常に発揮する鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ハイペースなレースが続くことで集団がタテに長く伸びる展開が続く]
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[中盤から少し苦しさを覚えていた飯野選手が、何とか集団に食らいつく走りを見せる]
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[逃げを確実なものにしようと雨澤選手がペースを上げる]
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[メイン集団に残った3選手は次の展開に備えてまとまって走る]
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[U23日本代表の欧州遠征で逞しさを増した雨澤選手が逃げ集団を積極的に牽引する]
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[最後のスプリントポイントを獲った岡選手がそのままの勢いで集団から飛び出す]
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[逃げ集団の阿部選手がスローパンクのために車輪を交換し、ニュートラルを使ってレースに復帰する]
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[飛び出しに追いついてきたトリビオ選手に岡選手が回るように要求するも、トリビオ選手は前に出ず]
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[一向に前に出ようとしないトリビオ選手を置き去りにしようとペースを上げる岡選手]
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[しかし、逆にトリビオ選手にタイミングよくアタックを仕掛けられ岡選手は置き去りにされてしまう]
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[後方のメイン集団では残った選手たちがゴールスプリントに向けて集団内で隊列を整える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最後はあと僅かというところまで迫ったが、岡選手は悔しさの残る2位でフィニッシュ]
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[3位争いのゴールスプリントでは小野寺選手がしっかり先頭を獲った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴール後、悔しい敗戦を喫した岡選手の走りを清水監督が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2位、3位という最も悔しい表彰台となってしまったが、若手選手の実力を見せることはできた]
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[この日2位となった岡選手は個人ランキングでU23トップに立ち、ピュアホワイトジャージを奪い返した]
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2017/06/07

ツール・ド・熊野 第3ステージ

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[上:ポイント賞ジャージ獲得に向けて決死の逃げを見せる阿部選手]
[下:レースのほぼすべてを単独で逃げ切ったモニエがステージ優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

6月1日(木)〜4日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されました。

4日(日)に、第3ステージが開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の4名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥






UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第3ステージが、テクニカルかつハイスピードな太地半島の周回コース(1周10.0km)で開催され、1周回目から単独で逃げ続けたブリヂストンアンカーサイクリングチームのダミアン・モニエがレースのほとんどを単独で逃げ切ってステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは3人での出走とはなりましたが、残された持って帰れるもの(ポイント賞ジャージとステージ優勝)を貪欲に狙う積極的なレースを選択。レース中盤に8名の逃げ集団に入った阿部選手が途中に設定された2回のスプリントポイントをしっかりと獲得し、その後9位でフィニッシュ。個人総合ポイントで首位を奪い返し、見事にポイント賞ジャージを獲得しました!

総合成績は、個人総合時間=ホセヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、個人総合ポイント=阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、個人総合山岳賞(タブリーズ・シャハルダリ・チーム)、ヤングライダー賞=田窪賢次(マトリックスパワータグ)、チーム総合時間=キナンサイクリングチームという内容で全日程を終了しています。

クイーンステージとなった前日の第2ステージ熊野山岳の結果、個人総合時間争いはトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が2位のプジョル選手(チーム右京)に43秒差をつける形で迎えた最終日の第3ステージ。

ここ数年、第3ステージで個人総合時間大逆転という波乱は起きていませんが、プジョル選手(チーム右京)の連覇を狙うチーム右京や、46秒差で3位につけるM・ガルシア選手(キナンサイクリング)で地元レース個人総合時間優勝を目指すキナンサイクリングの2チームが積極的に攻撃を仕掛けて大逆転を狙うかどうかに注目が集まります。

それら2チームを迎え撃つ形となるマトリックスパワータグは、第2ステージまでで佐野選手(マトリックスパワータグ)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)の2選手を失っており、戦力的に手薄なのは否めない状態。展開次第では一波乱あることが予想される状態と言えます。

そんな状況の中、前日の第2ステージで馬渡選手(宇都宮ブリッツェン)を失い3人となってしまった宇都宮ブリッツェンは、個人総合ポイントで3位につける阿部選手(宇都宮ブリッツェン)に逆転の可能性が残されていることを考慮し、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)のポイント賞ジャージ奪還とステージ優勝という残されたふたつの持って帰れるものを獲ることを目標に設定。20kmと50kmに設定されたふたつのスプリントポイントとゴール時の順位で与えられるポイントを着実に獲得し、狙えるようであればそのままステージ優勝にもトライするというプランで最終ステージに臨みました。

レースはスタート直後から、各チームの様々な思惑が絡み合う中で激しいアタックの応酬となります。

すると、その中からモニエ選手(BSアンカー)が単独で飛び出し、集団からリードを奪う展開となります。

個人総合時間争いに絡まない選手ということもあり、集団はこの単独逃げを容認。タイム差は30秒程度に広がります。

モニエ(BSアンカー)

↓ 30秒

メイン集団

その後、単独で逃げるモニエ選手(BSアンカー)が2周回完了時に設定されたホットスポットを先頭で通過してスプリントポイントを獲得。その後方のメイン集団では阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭でホットスポットを通過し、全体で2番手通過の選手に与えられる3ポイントを獲得。この時点で個人総合ポイント首位のトリビオ選手(マトリックスパワータグ)とのポイント差を縮めます。

<1回目のホットスポット後の順位>

1位 トリビオ(マトリックス) 37P

2位 阿部(宇都宮ブリッツェン) 34P

3位 プジョル(チーム右京) 31P

その後も、単独で逃げ続けるモニエ選手(BSアンカー)とメイン集団という形のままレースは進んでいきますが、メイン集団ではアタックと牽制が繰り返されてかなり混沌とした状態が続きます。

レースも折り返しとなる5周回目に入ると、メイン集団からは入部選手(シマノレーシング)が単独で飛び出し、逃げるモニエ選手(BSアンカー)へのブリッジを試みる展開に。するとそこに7名の選手が反応し、8名の追走集団が形成されます。

モニエ(BSアンカー)

↓ 30秒前後

阿部(宇都宮ブリッツェン)

入部(シマノレーシング)

早川(愛三工業)

R・ガルシア(キナンサイクリング)

アベラストゥリ(チーム右京)

石橋(BSアンカー)

土井(マトリックス)

ノアレス(セブンイレブン)

↓ 30秒前後

メイン集団

レースは単独逃げ、8名の追走、メイン集団という形のままこの日2回目、最後のホットスポットへと向かっていきます。

ホットスポットを先頭で通過したのは、当然ながら単独で逃げ続けるモニエ選手(BSアンカー)。注目の2番手通過は阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が決死のもがきで死守。さらに3ポイントを追加してトップのトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と並ぶこととなります。

<2回目のホットスポット後の順位>

1位 トリビオ(マトリックス) 37P

2位 阿部(宇都宮ブリッツェン) 37P

3位 プジョル(チーム右京) 31P

トップのトリビオ選手(マトリックスパワータグ)とポイントで並んだ阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は、このまま追走集団がモニエ選手に追いつけなくとも、メイン集団からリードを奪ってゴールできればポイント賞ジャージ獲得が濃厚に。唯一の不安事項は同じく追走集団に入っている入部選手(シマノレーシング)との着順の差によって生じるポイント差のみとなります。

その後もレースは単独で逃げ続けるモニエ選手(BSアンカー)、8名の追走集団、メイン集団という方のまま進んでいき、終盤戦へと入っていきます。

逃げと追走集団の中で個人総合時間争いに絡んできそうな上位選手は、トップから2分10秒遅れの早川選手(愛三工業レーシング)ですが、追走集団とメイン集団とのタイム差は1分前後に保たれており、このままゴールすれば個人総合時間上位陣の順位は動きません。

このタイム差が当然伝わっているメイン集団では、土井選手(マトリックスパワータグ)が逃げのチェックで追走集団に入っているマトリックスパワータグ勢が吉田選手(マトリックス)とホワイトジャージを着る田窪選手(マトリックスパワータグ)の2人だけではコントロールしきれず、リーダージャージを着るトリビオ選手(マトリックスパワータグ)自らが集団コントロールに加わる場面も見られるようになります。

また、その頃になると、このままのタイム差でゴールされると個人総合時間5位のポルセイェディゴラーホル選手(タブリーズ)と6位のダビデノク選手(タブリーズ)が早川選手(愛三工業レーシング)に順位を逆転される恐れのあるタブリーズ・シャハルダリ勢が集団コントロールに加わり、メイン集団のペースアップを開始します。

タブリーズ・シャハルダリ勢がコントロールに加わったことでペースアップしたメイン集団は、少しずつ8名の追走集団とのタイム差を縮めていきます。

こうなると状況的に厳しくなるのは、追走集団内にいる阿部選手(宇都宮ブリッツェン)。メイン集団に吸収されて大集団ゴールスプリントとなると、ゴール時のスプリントポイント獲得が今より不確実なものになってしまいます。

その後レースも残り2周回を切る段階になると、単独で逃げるモニエ選手(BSアンカー)と追走集団とのタイム差は広がり、モニエ選手(BSアンカー)の逃げ切り勝利が濃厚な状況に。注目は追走集団をメイン集団が吸収するかどうかとなります。

逃げ続ける阿部選手(宇都宮ブリッツェン)含む追走集団と、追うメイン集団。

最終周回に入るとそのタイム差は20秒を切るほどにまで縮まりますが、追走集団は何とか吸収されることなくフィニッシュへと姿を現します。

こうなると、重要なのは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と入部選手(シマノレーシング)の着順。

入部選手(シマノレーシング)が2位でゴールし、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が8位以下でゴールという結果だとポイントを逆転されることになります。

ポイント賞ジャージを懸けたゴールスプリントの結果は、入部選手(シマノレーシング)が4位、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が9位。この結果、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントポイントを44ポイントまで伸ばしてトップとなり、第2ステージで失ったポイント賞ジャージを奪還しました!

また、レースはそのほとんどを逃げ続けたモニエ選手(BSアンカー)が逃げ切ってステージ優勝。追走集団の後方ではメイン集団が大集団でゴールし、トリビオ選手(マトリックスパワータグ)がリーダージャージを守り抜いて終了しました。

清水監督コメント

「今日のレースはポイント賞ジャージを奪い返すということを第一目標に、その流れでステージ優勝や逃げ切りを考えていくというプランで臨みました。本当に難しいレースで、総合系の逆転を狙いたいチーム、単純にステージ優勝を狙いたいチームの動きが複雑に絡み合って完全にペースが上がりきらなかったりと、状況判断が重要な場面が続きました。それでも、全日程で逃げ続けた阿部選手は疲労も相当蓄積していたでしょうが、最後に有言実行でポイント賞ジャージを奪い返してくれて、まずは良かったなと思います。レース前から4人出走で“何ができるんだ?”と思われていたり“ただ完走するだけなのでは?”と言われたりもしましたが、チームとしては4人でもできることをやって何かを必ず持って帰ろうという話をしていました。今回はコンディション的に上がってきたということもあって阿部選手中心でのレースとなりましたが、皆んながしっかりとやってくれた結果だと思います。4人で第1ステージでのUCIポイント獲得とポイント賞ジャージ獲得という結果は、本当に良くやってくれたな、と。そのひと言に尽きるという感じです」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[19th Tour de Kumano - UCI-2.2 - 3rd Stage 太地半島 - 100.0km - ]

1位 ダミアン・モニエ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 2h27m15s 40.7km/h

2位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) +38s

3位 土井雪広 (マトリックスパワータグ) +38s

4位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +38s

5位 石橋学 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +38s

6位 リカルド・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +38s

7位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +38s

8位 エドガー・ノアレス・ニエト (セブンイレブン・ロードバイク・フィリピンズ) +40s

9位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +40s

10位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) +44s

25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +44s

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

出走=65名/完走=48名

◆個人総合時間 第3ステージ終了時

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 7h41m59s 42.0km/h

2位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) +43s

3位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +46s

4位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +48s

5位 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +53s

6位 イリヤ・ダビデノク (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +56s

7位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) +1m02s

8位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +1m22s

9位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +2m04s

10位 ペーラポル・チャウチャンクワン (タイ・コンチネンタルCT) +2m15s

15位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

39位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10m21s

◆個人総合ポイント 第3ステージ終了時

1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 44P

2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 40P

3位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 37P

4位 ダミアン・モニエ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 35P

5位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) 31P

6位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) 28P

◆個人総合山岳賞 第3ステージ終了時

1位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) 22P

2位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 15P

3位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 10P

4位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) 7P

5位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 4P

6位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 3P

◆チーム総合時間 第3ステージ終了時

1位 キナンサイクリングチーム 23h09m10s

2位 タブリーズ・シャハルダリ・チーム +3m29s

3位 マトリックスパワータグ +8m18s

4位 チーム右京 +8m28s

5位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +8m50s

6位 タイ・コンチネンタル・サイクリングチーム +11m58s



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[最終ステージ、3人となってしまったが何かを持ち帰るため念入りにアップをする選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最終ステージに個人総合逆転を狙うのか、清水監督がチーム右京桑原氏に探りを入れる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[できるだけ早い段階での完全復活を目指したい飯野選手が出走サインを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前日の第2ステージでDNFとなった馬渡選手はここからの成長を誓って先輩たちのアップを見守る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ポイント賞ジャージ奪還のために序盤からフルスロットルで動けるよう阿部選手のアップにも熱が入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[常に自然体でいる姿がチームに落ち着きを与える鈴木譲選手がいつも通りに準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[集中した表情でスタートの瞬間を待つ飯野選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[漁港沿いの道を進むメイン集団でポジションを上げていく宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[KOMへと続く上りでメイン集団はタテに長く伸びる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げができるタイミングを逃さないようメイン集団前方に位置取る阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[同じくメイン集団内で次の動きに備える鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤から苦しそうな表情を見せていた飯野選手はこの後レースを降りた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[8名の追走集団にきっちり入り、ポイントを争う選手たちから先行する阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手にとって危険な動きを潰せるよう、鈴木譲選手がメイン集団内で目を光らせる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[この日2回目のホットスポットを追走集団先頭で通過した阿部選手が合計ポイントでトップタイとなる!]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[後方からチームカーで上がってきた清水監督がレースやポイント争いの状況を阿部選手に伝える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[タブリーズ勢がコントロールしてペースアップしたメイン集団が追走集団とのタイム差を縮めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[個人総合ジャンプアップ、ステージ優勝、ポイント賞とさまざまな思惑が絡むも逃げ続ける追走集団]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ペースが上がるメイン集団でもしっかり前方をキープして次の展開に備える鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団が着々とタイム差を縮めてくる中なおも逃げ続ける追走集団の選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[追走集団の先頭を阿部選手が引いてレースは最終周回に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団内の鈴木譲選手も最終周回に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スプリントでもがく脚もないほど出し切った阿部選手が、それでも最後の力をふり絞ってゴールを目指す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[後方からメイン集団が迫るも何とか逃げ切った阿部選手が9位でフィニッシュする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[25位でゴールした鈴木譲選手は個人総合15位で全日程を終了した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[すべてを出し切った阿部選手はしばらく起き上がることができなかった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ハードルの高いミッションを完遂した阿部選手を清水監督が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[全ステージで逃げに乗り、ポイント賞ジャージに相応しい走りを見せた阿部選手が表彰台で笑顔を見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2017/06/03

ツール・ド・熊野 第2ステージ

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[上:風光明媚な丸山千枚田をメイン集団が進む]
[下:逃げ切ったルバがホームレースで悲願のチーム初勝利を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

6月1日(木)〜4日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

3日(土)に、第2ステージが開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の4名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥


UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第2ステージが、国内有数の厳しい山岳コースとして知られる熊野山岳コースで開催され、終盤に6名の先頭集団からキナンサイクリングチームのトマ・ルバとマトリックスパワータグのホセヴィセンテ・トリビオが抜け出し、最後はルバが先頭でフィニッシュ。チームの地元レースで見事にステージ優勝を飾りました。また、2位となったトリビオも個人総合時間で2位に43秒差をつけてトップに立っています。

宇都宮ブリッツェン勢は終盤に形成された20名ほどのメイン集団にただ1人入った鈴木譲選手が、単騎ながらもベテランらしい落ち着いた走りで何とか上手く立ち回りましたが、複数選手をそろえるチーム勢の攻撃にはついていくことができず14位。個人総合時間を15位に上げて明日の最終ステージを迎えることになります。

また、ポイント賞ジャージを着用していた阿部選手は第2ステージ終了時点で1位のトリビオ選手と6ポイント差、2位のプジョル選手とは同点となる3位につけており、最終ステージでの逆転の可能性に懸けることとなりました。


ツール・ド・熊野の個人総合時間を争う上で、最も重要なクイーンステージとなる第2ステージ。

109.3kmと距離は短いものの、風光明媚な棚田の間を縫うように駆け上がる丸山千枚田を2度、これまでも数々の名勝負を生んできた札立峠を1度上る過酷な山岳コースです。

4人での出場となる宇都宮ブリッツェンは、この日も前日の第1ステージ同様に少ない人数ながらできる最大限のことをやっていくことが大前提。ポイント賞ジャージを何とかキープしたい阿部選手と馬渡選手が序盤のアタック合戦に参戦して逃げに乗り、鈴木譲選手と飯野選手はライバルチームの総合系選手たちが本当の勝負を始めた時に何とか食らいつくことを目標にレースに臨みました。

熊野倶楽部をパレードスタートし海岸線などをパレードランしたレースは、リアルスタートが切られると早速、激しいアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。

20kmに差し掛かろうかという頃になると、10名の逃げ集団が形成される展開となります。

阿部(宇都宮ブリッツェン)

平塚(チーム右京)

トリビオ(マトリックス)

ルバ(キナンサイクリング)

西薗、モニエ(BSアンカー)

吉岡(那須ブラーゼン)

ポルハーシェミー(タブリーズ)

パク、キム(LXサイクリング)

↓ 35秒

メイン集団

個人総合系の有力選手が入ったこの逃げをメイン集団は一旦容認。リーダーチームであるシマノレーシングがコントロールを開始します。

10名の逃げ集団は25km地点に設定されているこの日唯一のホットスポットを阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭で通過。狙い通りにポイントを獲得した阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が集団に戻る姿勢を見せ少しずつ遅れていく状態で1回目の千枚田の上りへと入っていきます。

1回目の千枚田を終える頃になると、逃げ集団は8名に。千枚田でM・ガルシア選手(キナンサイクリング)が単独アタックしたことで活性化したメイン集団とのタイム差も20秒程度にまで縮まりますが、平坦区間に入るとタイム差は1分弱にまで広がり、ステージ最大の山場である札立峠を迎えることとなります。

札立峠に入ると逃げ集団、メイン集団ともにブラッシュアップされて集団はコンパクトに。下りを終える頃には逃げ集団が6名、メイン集団が20名ほどになって後半戦へと突入していきます。

平塚(チーム右京)

西薗、モニエ(BSアンカー)

トリビオ(マトリックス)

ルバ(キナンサイクリング)

ポルハーシェミー(タブリーズ)

メイン集団

レースはこのまま2回目の千枚田の上りへと入っていきますが、ここで西薗選手のために献身的に動いていたモニエ選手(BSアンカー)、続いて平塚選手(チーム右京)、さらには西薗選手(BSアンカー)が遅れ始め、先頭は3名に。

さらに、千枚田の下りでルバ選手(キナンサイクリング)とトリビオ選手(マトリックス)が先行する形となり、先頭は2名となります。

メイン集団も2回目の千枚田に入るといよいよ本格的な追走モードに。個人総合の優勝候補を抱えるチーム右京とキナンサイクリング勢が中心となってペースアップを開始します。

追走のためにペースアップしたメイン集団から昨年優勝者のプジョル選手(チーム右京)が飛び出しますが、すかさずライバルのM・ガルシア選手(キナンサイクリング)がマーク。しばらくして、先頭から遅れていたポルハーシェミー選手(タブリーズ)と西薗選手(BSアンカー)をキャッチして先頭を走る2名に対してさらに追走の勢いを強めます。

トリビオ(マトリックス)

ルバ(キナンサイクリング)

西薗(BSアンカー)

ポルハーシェミー(タブリーズ)

プジョル(チーム右京)

M・ガルシア(キナンサイクリング)

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)含むメイン集団

しかし、ディフェンディングチャンピオンの決死の追走も届かず、先頭の2名はフィニッシュへと続く最後の上りへと姿を現します。

最後は、個人総合時間1位を手中にしたトリビオ選手(マトリックス)が譲るような形でルバ選手(キナンサイクリング)が先頭でフィニッシュ。チーム創設以来、最大の目標としていたツール・ド・熊野で嬉しい初勝利を挙げました。

宇都宮ブリッツェンは鈴木譲選手が単騎ながらも上手く立ち回り、人数が絞られたメイン集団で札立峠と2回目の千枚田をクリアしましたが、その後の優勝候補勢の飛び出しには、単騎で戦い続けた疲労もあってさすがについていくことができず。同様についていくことができなかった集団の選手たちとフィニッシュへと現れ、14位でレースを終えました。

この結果、鈴木譲選手は個人総合時間で順位を15位に上げ、明日の最終ステージに臨むことに。また、このステージをポイント賞ジャージで走った阿部選手は、ステージ2位でフィニッシュしたトリビオ選手(マトリックス)に6ポイント差をつけられたものの、同4位でフィニッシュしポイント2位のプジョル選手(チーム右京)とは同点のポイント3位。逆転でのジャージ奪還の可能性に懸けて明日の最終ステージに挑むことになります。

清水監督コメント

「今日のレースは阿部、馬渡の2選手が逃げに乗ることと、鈴木譲、飯野の2選手が個人総合争いでどこまでいけるかトライすること、この2つのテーマを持ってレースに臨みました。馬渡選手は経験不足もあって序盤で動き過ぎて力を使ってしまって遅れてしまい、結果的にレースも降りることになってしまいました。阿部選手は予定通りに逃げに乗ってスプリントポイントを獲得してくれ、その後も個人総合系の選手たちにつなぐ動きもしてくれました。一方の個人総合系では、鈴木譲選手が最大の山場である札立峠を前回優勝のプジョル選手がいる集団に残ってクリアしていったのですが、昨年優勝のチーム右京と地元レースで必勝を期すキナンサイクリングの争いの中で1人で展開するのは無理があって。もちろん、昨日の阿部選手のように1人でも上手くいく場合もありますが、上手くいかない場合の方が多い中で苦しい思いをすることとなってしまいました。ただ、今まで鈴木譲選手はずっと不調を抱えてレースを走ってきていたので、改善の兆しが見えたのはプラス材料だと感じています。明日また、獲らなければいけないものがありますので、3人しかいないですが最後まで諦めずに狙っていって、何かを持って帰りたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[19th Tour de Kumano - UCI-2.2 - 2nd Stage 熊野山岳 - 109.3km - ]

1位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 2h39m46s 41.0km/h

2位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

3位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +38s

4位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) +38s

5位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +38s

6位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +38s

7位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +38s

8位 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +42s

9位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) +45s

10位 イリヤ・ダビデノク (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +45s

14位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m00s

36位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +6m58s

56位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10m31s

DNF 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン)

出走=89名/完走=65名

◆個人総合時間 第2ステージ終了時

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 5h14m00s 42.7km/h

2位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) +43s

3位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +46s

4位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +48s

5位 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +53s

6位 イリヤ・ダビデノク (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +56s

7位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) +1m02s

8位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +1m22s

9位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +2m10s

10位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +2m11s

15位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

46位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +8m33s

51位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10m29s

◆個人総合ポイント 第2ステージ終了時

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 37P

2位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) 31P

3位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 31P

4位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 25P

5位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 25P

6位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 22P

◆個人総合山岳賞 第2ステージ終了時

1位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) 22P

2位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) 15P

3位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 10P

4位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) 7P

5位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 4P

6位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 3P

◆チーム総合時間 第2ステージ終了時

1位 キナンサイクリングチーム 15h45m19s

2位 タブリーズ・シャハルダリ・チーム +42s

3位 マトリックスパワータグ +7m42s

4位 チーム右京 +8m28s

5位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +9m34s

6位 タイ・コンチネンタル・チーム +11m01s

11位 宇都宮ブリッツェン +19m19s


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[ホテルをチェックアウトした飯野選手が笑顔でチームカーへとやって来た]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[個人総合時間の優勝候補を抱えるチームの監督2人に清水監督が今日のステージの探りを入れる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[個人総合時間に向けた重要な動きを担う鈴木譲選手が細谷マッサーにオイルを塗ってもらう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤のアタック合戦から上手く逃げに乗りたい馬渡選手がスタートラインに向かう]
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[鈴木譲選手もスタートラインに整列し、パレードに備える]
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[各チームに配られた交通安全の襷をかけてパレードスタートを待つ選手たち]
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[ポイント賞ジャージを着用する阿部選手が各賞ジャージの選手たちとの記念撮影に応じる]
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[各賞ジャージの選手を先頭にパレードランがスタートする]
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[この日唯一のホットスポットを狙い通り先頭で通過した阿部選手が千枚田に差し掛かる]
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[鈴木譲選手と飯野選手がメイン集団で1度目の千枚田をクリアしていく]
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[風光明媚な千枚田の景色も、選手たちにとっては過酷以外の何物でもない]
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[メイン集団に戻った阿部選手が得意の下りで少しでも脚を休ませる]
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[阿部選手の番手で鈴木譲選手もリスクなく下りをクリアしていく]
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[飯野選手も落ち着いた様子で下りをクリアしていく]
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[狭い下りも清水監督とスバルアウトバックが人馬一体の走りで駆け抜ける]
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[序盤のアタック合戦で動き過ぎてしまった馬渡選手が遅れて千枚田の下りに入る]
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[その後も諦めることなくペダルを踏み続けた馬渡選手だったが、残念ながらレースを降りた]
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[10名ほどの集団で姿を現した鈴木譲選手がフィニッシュへと向かう]
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[14位でフィニッシュした鈴木譲選手は個人総合時間を15位に上げて翌日の最終ステージに臨む]
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[もうひと踏ん張りしたかった飯野選手は36位でフィニッシュ]
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[ポイントジャージを脱ぐことになった阿部選手だが、明日の最終ステージでの奪還を誓う]
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2017/06/02

ツール・ド・熊野 第1ステージ

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[上:逃げ集団によるゴールスプリント勝負で阿部選手が悔しい2位]
[下:シマノレーシングの入部がうれしい自身UCIレース初優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

6月1日(木)〜4日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

2日(金)に、第1ステージが開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の4名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥




UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第1ステージが、和歌山県新宮市赤木川沿いのスピード系公道サーキットコース(1周16.3km)で開催され、レース序盤にできた18名の逃げ集団がそのまま逃げ切り、最後は逃げ集団でのゴールスプリント勝負をシマノレーシングチームの入部正太朗が制して、嬉しいUCIレースでの初勝利を挙げました。

宇都宮ブリッツェンは逃げ切った18名の逃げ集団に阿部選手が入り、最後のゴールスプリントに向けて絶妙な位置取りで一度は集団先頭に躍り出る場面を作りましたが、惜しくも番手につけられた入部選手に差され2位。それでも、第1ステージ終了時点で個人総合ポイントのトップに立ち、ポイントリーダーの証であるグリーンジャージを身に纏いました!


前日のプロローグで阿部選手が5位と、惜しくも優勝に手が届かなかった宇都宮ブリッツェン。本格的なロードレースのスタートとなる今日の第1ステージでも、出走人数が少ないことを逆手に取った積極的な走りで、現時点で獲れるものを貪欲に狙うことが期待されます。

そのため、例年集団が大きく割れることを考慮して全員が集団前方をキープすることを意識しつつも、序盤の逃げに阿部、飯野、馬渡の3選手が果敢に乗っていき山岳賞ジャージ獲得にチャレンジすること、大集団のゴールスプリントになった場合は最終コーナー手前から飯野、馬渡の2選手が集団先頭に立って阿部、鈴木譲とつなぐスプリントで勝負することを確認してレースに臨みました。

新宮駅前をスタートし約18kmのパレードランでリアルスタート地点へとやって来た集団は、UCIレースを主戦場とする海外勢から学生選抜の大学生まで、普段走っているレースもレベルも全く異なる選手たちが共存する状態。加えて、第1ステージのコースはハイスピードな上に対面通行や細い集落内の道などテクニカルな区間も多く、毎年集団が大きく割れて後方に残された選手は勝負に絡めないどころかこのステージでレースを終えることもあるリスキーなコースと言えます。

そのため、熊野川温泉さつき前に設定されたスタート地点から正式スタートが切られたレースは、多くの選手やチームが安全な集団前方にポジションをキープしようと混沌とした状態のまま激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

そんな中で数名の選手が飛び出したり、集団が大きく3つに割れたりなどの動きはあったものの、集団はひとつにまとまって2周回目へと入っていきます。

すると、2周回目に入ってすぐの18km地点で11名の選手が若干先行する展開に。宇都宮ブリッツェンは当初のプラン通りその中に阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が入ってその後の動きを待つことになります。

その後、11名の逃げに向けて集団からは数名の選手が飛び出してブリッジをかけようとする展開となって3周回目へと入っていきます。

阿部(宇都宮ブリッツェン)含む11名

↓ 27秒

追走5名

↓ 50秒

追走3名

↓ 1分

メイン集団

その後、追走に出ていた選手の中から数名の選手が逃げ集団に追いつき、逃げ集団は18名と大所帯になります。

阿部(宇都宮ブリッツェン)

西薗、大久保、鈴木(BSアンカー)

佐野、トリビオ(マトリックスパワータグ)

M・ガルシア、山本(キナンサイクリング)

プジョル(チーム右京)

入部(シマノレーシング)

パク、チャ(LXサイクリング)

ポルセイェディゴラーホル、ダビデノク(タブリーズ)

チャウチャンクワン(タイ・コンチネンタル)

タルボット(セントジョージ)

フェリペ(セブンイレブン)

ヴォクト(グスト)

↓ 2分

メイン集団

大久保選手(BSアンカー)や鈴木選手(BSアンカー)、アジアチャンピオンのパク選手(LX)などステージ優勝争いに絡んできそうなスプリント力のある選手、西薗選手(BSアンカー)やプジョル選手(チーム右京)、M・ガルシア選手(キナンサイクリング)、トリビオ選手(マトリックス)、ポルセイェディゴラーホル選手(タブリーズ)など個人総合優勝争いに絡んでくる有力選手が多数はいったこの逃げは、メイン集団とのタイム差を保ったまま逃げ続けます。

一方のメイン集団は、有力チーム勢がエース級の選手たちを逃げ集団に送り込んだこともあり、しばらくコントロールするチームが現れない状態でしたが、大集団ゴールスプリントに持ち込んで勝機を見出したいセントジョージ・コンチネンタルCTとリーダーチームのアタッキ・チーム・グストがようやくコントロールを開始して逃げ集団とのタイム差を縮めに入ります。

しかし、有力選手がそろった逃げ集団とのタイム差はなかなか縮まらず、残り3周回となる5周回目の68kmを過ぎてもタイム差は1分30秒ほどある状態。

こうなると、逃げに選手を送り込んでいない国内コンチネンタルチーム勢も追走に加わらずを得ず、那須ブラーゼンや愛三工業レーシング勢がコントロールに加わってタイム差を縮めに入ります。

懸命の追走を見せたメイン集団は一時、逃げ集団とのタイム差を1分15秒程度にまで縮めますが、6周回目に入るとタイム差は1分30秒と無情にも再び開く展開に。

その後も、メイン集団が思うようにタイム差を縮められないまま、レースは最終周回となる7周回目へとはいっていきます。

逃げ集団

↓ 1分5秒

メイン集団

最終周回に入っても、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は1分程度で動かず、コースの折り返しとなる小口を逃げ集団が通過。残り距離を考えると、逃げ切りが濃厚となってきます。

すると、逃げ集団内でも勝利を狙った動きが活性化。山本選手(キナンサイクリング)の積極的なアタックから4名の選手が抜け出し、逃げ集団もふたつに割れる展開となります。

先頭4名

↓ 5秒

追走13名

↓ 約1分

メイン集団

ここで、先頭4名に取り残される形で追走集団となった13名から飛び出したのは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)。この動きに西薗選手(BSアンカー)も同調し、レースも残り2kmというところで先頭の4名の選手を吸収し、再び17名の集団にすることに成功します。

そして、レースはこのまま17名の逃げ集団が逃げ切り、勝負は17名でのゴールスプリントへ。

複数の選手を残し、かつスプリント力のある選手を抱えるチームに対し、単騎の阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は得意のコーナリングでの突っ込みで勝負をかけていくことを決断。集団が緩んだ一瞬の隙を使ってイン側から先頭に出て最後からふたつ目のコーナーをクリアしていきます。

阿部選手(宇都宮ブリッツェン)はそのままの勢いで最終コーナーもクリアし、フィニッシュに向けてスプリントを開始しますが、その番手について最終コーナーをクリアした入部選手(シマノレーシング)に最後に差し切られ、惜しくも2位。

逆に、スプリントを制した入部選手は、嬉しいUCIレース初優勝となりました。

惜しくも2位となった阿部選手(宇都宮ブリッツェン)でしたが、プロローグと第1ステージで獲得したポイントの合計で優勝した入部選手(シマノレーシング)をわずか1ポイント上回り、個人総合ポイントで首位に立ち、ポイントリーダーの証であるグリーンジャージを獲得しました。

清水監督コメント

「今日のレースは第一目標をステージ優勝に置いて、4人しか選手がいない中で唯一、阿部選手が逃げに乗ってくれました。選手が4人と言う状況なので難しいのは重々分かってはいますが、阿部選手以外にもう1人逃げに乗せたい展開ではありました。ただ、TOJからの阿部選手の調子の良さは分かっていましたので、1人でも何とかやってくれるだろうと思っていましたし、実際その通りにやってくれました。残り5kmからの展開のなかで単騎の阿部選手が動かなければならなかったのは悔やまれますが、阿部選手の良さがあったから4名の先頭を捕まえてひとつにまとまったということもあると思います。最後は同じく1人で逃げに入った入部選手とのわずかなタイミングのズレで2位になってしまったかな、と。ただ、残り5kmから阿部選手が追走のために脚を使った上で勝利するためには最終コーナーを先頭で入らなければいけないところでしたし、実際にその通りに先頭で入ってスプリントでもいい伸びを見せてくれていましたので、たら・ればにはなりますが番手が入部選手でなければ勝てた可能性もあったかなと思います。とにかく、できることはしっかりやってくれました。昨日、今日と上位に入ったことでポイント賞ジャージも獲得できましたし、戦前から言ってきた少ない人数でできることは限られるけれど、獲れるものは獲っていこうということはまずひとつ達成できたかなと思います。ただ、まだ明日、明後日とレースは続きますので、引き続き攻めていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[19th Tour de Kumano - UCI-2.2  - 1st Stage 赤木川清流 - 114.1km - ]

1位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 2h33m30s 44.5km/h

2位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

4位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

5位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) st

6位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) st

7位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

8位 チャ・ドンヒョン (LXサイクリングチーム)

9位 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) st

10位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) st

20位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m22s

25位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +1m22s

68位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +1m22s

出走=110名/完走=91名

◆個人総合時間 第1ステージ終了時

1位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 2h34m12s 44.6km/h

2位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +03s

3位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) +07s

4位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +07s

5位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +08s

6位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +09s

7位 パク・サンホン (LXサイクリングチーム) +10s

8位 チャ・ドンヒョン (LXサイクリングチーム) +11s

9位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +12s

10位 ペーラポル・チャウチャンクワン (タイ・コンチネンタルCT)

28位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m32s

50位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +1m34s

81位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +1m37s

◆個人総合ポイント 第1ステージ終了時

1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 26P

2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 25P

3位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 19P

4位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) 17P

5位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 17P

6位 鈴木龍 (ブリヂストアンカーサイクリングチーム) 12P

◆個人総合山岳賞 第1ステージ終了時

1位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 4P

2位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1P

3位 チャ・ドンヒョン (LXサイクリングチーム) 1P

◆チーム総合時間 第1ステージ終了時

1位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 7h43m05s

2位 LXサイクリングチーム +1m24s

3位 タブリーズ・シャハルダリ・チーム +1m33s

4位 キナンサイクリングチーム +1m33s

5位 マトリックスパワータグ +1m40s

6位 チーム右京 +2m44s

8位 宇都宮ブリッツェン +2m46s

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[快晴に恵まれた和歌山県新宮市。朝から田村メカと曽我部マネージャーが準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[準備を整えた選手がホテルをチェックアウトしてチームカーへとやって来る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[いつも通り自分のリズムでスタートに向けて準備を進めていく鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[数的不利を互いに補い合いながら戦うツール・ド・熊野がついに始まる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[この日も強い日差しが照りつけるため、阿部選手が日焼け止めを塗ってケアする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[初出場となるツール・ド・熊野を前にリラックスした表情を見せる馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[TOJの落車の傷も癒えてきた飯野選手が出走サインを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[各チームの監督が笑顔を見せながらも腹の探り合いをしている?]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[選手たちがパレードスタート地点の新宮駅前に集合し始める]
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1st_11
[リアルスタート地点である熊野川温泉さつきに向けてパレード走行をする選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[正式スタートが切られ、選手たちが飛び出していく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[激しいアタックの応酬に序盤から積極的に対応していく阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[集団がタテに長く伸びる状況も、しっかり集団前方でクリアする飯野選手]
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1st_15
[優勝候補を多数含む18名の逃げ集団が形成され、阿部選手がその中に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げの追走のためにさらにタテ長になるメイン集団でしっかり前方をキープする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
1st_17
[逃げが吸収され大集団ゴールスプリントになった時を考えながらメイン集団で走る鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[18名の逃げ集団の中で阿部選手の孤独な戦いが続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[TOJでのリタイアから少しずつ調子を取り戻しつつある飯野選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[しっかりと補給を受け取り最終局面に備える鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
1st_21
[初めてのツール・ド・熊野でも臆することなく集団前方をキープし続ける馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
1st_22
[逃げ集団内で1人で戦い続けた阿部選手の頑張りを清水監督と田村メカが讃える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
1st_23
[馬渡選手の最終局面での動きを鈴木譲選手が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
1st_24
[悔しさの残る2位ではあるが、4人出走でしっかりと表彰台を確保した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ポイント賞ジャージを纏った阿部選手は、獲れるものは獲りにいくというチームの姿勢を示した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ジャージ着用者が行う表彰式後の餅まきに参加する阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2017/06/01

ツール・ド・熊野 プロローグ

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[上:昨年更新した自己ベストにわずか0.5秒及ばなかった阿部選手は5位]
[下:万全ではないながらも状態を維持するベテラン2人がこの後もチームをけん引する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


6月1日(木)〜4日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

1日(木)に、プロローグが開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の4名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥



UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」のプロローグが、和歌山県新宮市の市田川沿いに設定された0.7kmのコースで開催され、アタッキ・チーム・グストのシモン・サジノックが最速タイムを叩き出してこの大会最初のリーダージャージ着用者となりました。

宇都宮ブリッツェンは前年同レースで優勝を飾った阿部選手の走りに期待がかかりましたが、大雨で完全ウェットの状態で行われた昨年よりも若干タイムを落としてしまい、5位でレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは前年優勝者の阿部選手で今年も優勝を狙っていったのですが0.5秒足りずという結果でした。昨年の完全ウェットの状態での自己ベストタイムにも0.5秒及ばずということで、気圧の関係などもあったりするのですが、0.5秒というのは本当に紙一重なところで、ギヤ一枚選択を間違えるだけでそれぐらいは変わってしまいます。なので、そういったことがあったのだろうなと思いたいですね。ただ、今日ぐらいのタイムで走れているということは調子は悪くないと思いますので、明日からの走りにも期待したいと思います。昨年はプロローグでリーダーを獲得したことで走り方を制限される部分もありましたが、今年はそういうこともありませんし、ましてや出走も4人ということなのでいろいろな動き方、今までになかった動き方を4人でやっていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



◆リザルト

[19th Tour de Kumano - UCI-2.2 - Prologue 市田川 - 0.7km - ]

1位 シモン・サジノック (アタッキ・チーム・グスト) 0m50s95 49.4km/h

2位 ケイデン・グローヴス (セントジョージ・コンチネンタルCT) +00s02

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) +00s19

4位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +00s36

5位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +00s52

6位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +00s62

7位 黒枝士揮 (愛三工業レーシングチーム) +00s75

8位 ドミニク・ペレス (セブンイレブン・ロードバイク・フィリピンズ) +00s76

9位 原田裕成 (愛三工業レーシングチーム) +00s81

10位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +00s89

16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +01s52

44位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +03s14

99位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +06s25

出走=110名/完走=110名

◆個人総合時間 プロローグ終了時

1位 シモン・サジノック (アタッキ・チーム・グスト) 0m50s 50.4km/h

2位 ケイデン・グローヴス (セントジョージ・コンチネンタルCT) st

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) +01s

4位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +01s

5位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +01s

6位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +01s

7位 黒枝士揮 (愛三工業レーシングチーム) +01s

8位 ドミニク・ペレス (セブンイレブン・ロードバイク・フィリピンズ) +01s

9位 原田裕成 (愛三工業レーシングチーム) +01s

10位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +01s

16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +02s

44位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +04s

99位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +07s

◆個人総合ポイント プロローグ終了時

1位 シモン・サジノック (アタッキ・チーム・グスト) 10P

2位 ケイデン・グローヴス (セントジョージ・コンチネンタルCT) 9P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) 8P

4位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) 7P

5位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 6P

6位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 5P

◆チーム総合時間 プロローグ終了時

1位 愛三工業レーシングチーム 2m34s

2位 チーム右京 +01s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +01s

4位 シマノレーシングチーム +01s

5位 ヴィクトワール広島 +02s

6位 セントジョージ・コンチネンタルCT +02s

9位 宇都宮ブリッツェン +03s



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[レース前夜には、翌日のスケジュールやプランなどを話し合うミーティングが行われる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
P_02
[昨年プロローグで優勝している阿部選手に、今年も優勝の期待がかかる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[プロローグの会場となる市田川沿いのチームエリアにチームピットが作られる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ツアー・オブ・ジャパンから熊野と同じ行程を旅する仲間同士の会話も弾む]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[午後になって上がり始めた気温に顔をしかめる阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[常にペースを崩さない鈴木譲選手がゆっくりと準備を始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム第1出走者として初の熊野に挑む馬渡選手が急ピッチでアップを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[出走を前に清水監督と意見を交わすベテラン2選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム第1出走となる馬渡選手がスタートを切る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[初めて走るコースにしっかり適応した走りを見せる馬渡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[馬渡選手は44位でフィニッシュし、明日から本格化するステージに備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム第2出走の飯野選手がスタート]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[TOJで負った落車の傷も癒えきらない中で最大限の走りを見せる飯野選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[思うようにタイムを伸ばせなかった飯野選手は山岳ステージでの活躍を目指す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チーム第3出走者としてスタートを切る鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[TOJからの短期間で、フレッシュとはいかずともしっかり回復をしてきた鈴木譲選手]
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[16位でフィニッシュした鈴木譲選手がこの後もチームを引っ張る]
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[自己ベスト更新が期待された阿部選手だったが、0.5秒届かなかった]
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