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2017/03/22

JPT第1戦 JBCF 宇都宮クリテリウム

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[上:当初プランの変更を余儀なくされ、大集団ゴールスプリントへ向けて陣形を整える宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:チームメートの盤石のアシストを得た吉田隼人が開幕戦勝利を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月18日(土)に、2017年のJプロツアー第1戦となる「JBCF宇都宮クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
馬渡伸弥
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志



2017年のJプロツアー開幕戦となる「第4回JBCF宇都宮クリテリウム」が、栃木県宇都宮市の清原工業団地内特設周回コースで開催され、大集団ゴールスプリントを制したマトリックスパワータグの吉田隼人が優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは昨年の開幕戦同様に序盤から積極的にアタックを仕掛けて逃げを作り、そのまま逃げ切りでの勝利を狙いましたが、大集団ゴールスプリントに持ち込みたいチーム勢の守りを崩すには至らず。

その後、第2プランとして用意していた大集団ゴールスプリントでの動きでも連携がうまく噛み合わず、鈴木譲選手の5位が最上位という結果でレースを終えています。

いよいよ迎えた、2017年のJプロツアー開幕戦。

今年も、開幕戦の舞台となったのはチームの地元である宇都宮市。4回目の開催となる宇都宮クリテリウムで長いシーズンの幕が開けることになりました。

昨年、3度目の正直で同レースを制した宇都宮ブリッツェンは、今年も積極的にアタックを仕掛けて逃げを作り、選手を選別しながら後方からどんどんブリッジをかけていって数的有利な状況にして逃げ切り勝利を狙うプランを選択。

万が一、大集団ゴールスプリントになった際は最終周回に入る段階からトレインを組んでポジションを上げ、シケインで先頭に出てからは増田選手や鈴木譲選手が中心となって小野寺選手を引き連れてゴールスプリントに送り出すという第2プランも用意して重要な地元開幕戦に臨みました。

華々しいセレモニーが行われた後にスタートしたレースは、直後から激しいアタックの応酬が続く展開となります。

宇都宮ブリッツェンも若手選手勢を中心となって積極的にアタックを仕掛けていきますが決定的な逃げは決まらず、レースはハイペースな展開のまま周回を重ねていくこととなります。

4周回目に入ると阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて集団から飛び出しますが、この動きも集団が吸収。その後も各チームの選手が入れ替わり立ち替わりアタックを仕掛けて集団から飛び出しては吸収されるという展開が続きます。

レースも折り返しとなる10周回目を迎える頃になると、有力チームの中では逃げを作って勝負をしたい宇都宮ブリッツェンとシマノレーシング、集団をまとめて大集団ゴールスプリントに持ち込みたいマトリックスパワータグとキナンサイクリングという構図が少しずつ鮮明に。どちらが主導権を握ることができるかによって展開が大きく変わる状況となります。

結局、有力チーム勢の異なるふたつの思惑が交錯することとなったレースは、宇都宮ブリッツェンが望む逃げ切りの展開ではなく、大集団ゴールスプリントでの勝負が濃厚な展開になります。

残り4周回を迎える頃になると、宇都宮ブリッツェンも大集団ゴールスプリントを意識して各選手が集団前方に固まり始めてこの後の展開に備える状況を作り始めます。

しかし、最終局面を迎える段階になると新チームゆえの連携不足が少しずつ出始め、最終周回に入る段階では選手が少しバラけた状態となってしまいます。

その最終局面で抜群の連携を見せたのがマトリックスパワータグ。土井選手(マトリックスパワータグ)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)が抜群の動きで吉田選手(マトリックスパワータグ)を引き連れて先頭でシケインを抜けて残り1kmを通過。ゴールスプリントでもチームメートの絶妙なアシストを受けた吉田選手(マトリックスパワータグ)が自慢のスプリントを炸裂させて見事に優勝を飾りました。

一方、最終周回で若干選手たちがバラけてしまった宇都宮ブリッツェンは、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を引き連れて何とかゴールスプリントに送り込もうとしますが埋もれてしまい不発。単騎でゴールスプリントに臨んだ鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)の5位が最上位という、ほろ苦い結果で地元での開幕戦を終えました。

清水監督コメント

「今日は悔しい結果のレースとなってしまいました。チームは全員が良く動いてくれて、思っていた通りの力はあったと思うのですが、新チームになったところでの選手それぞれの動きを上手く合わせきれなかったのが今日の敗因かと思います。今日のレースは逃げようと思って動いていったんですが、逃げを作るテクニックのある動きもできず、最後のゴールスプリントになった時の集まり方、並び方も上手くいきませんでした。その部分に関しては、自分もチームの力を過信してしまっていたと思いますし、新しいチームでのオープニングレースということもあって難しい部分がありましたね。ただ、初戦でこれだけいろいろな課題が炙り出されたので、それを一つひとつ修正していければいい形のレースを作っていけるんじゃないかと思います。本当に皆んなが良く動いてくれていたので、力はあるなとあらためて確認することができました。今日のレースはもう過去のことにして、明日は気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[第4回JBCF宇都宮クリテリウム - JPT第1戦 - 60.0km - ]

1位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 1h19m41s 45.16km/h

2位 雨乞竜己 (KINAN Cycling Team) st

3位 住吉宏太 (愛三工業レーシングチーム) st

4位 水谷翔 (シマノレーシングチーム) st

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

6位 渡邊翔太郎 (愛三工業レーシングチーム) st

7位 大前翔 (東京ヴェントス) st

8位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

9位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) st

10位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +01s

19位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +02s

30位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +03s

65位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +20s

78位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m07s

出走=100名/完走=88名

◆2017Jプロツアー 個人ランキング

1位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 100P

2位 雨乞竜己 (KINAN Cycling Team) 75P

3位 住吉宏太 (愛三工業レーシングチーム) 65P

4位 水谷翔 (シマノレーシングチーム) 55P

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 50P

6位 渡邊翔太郎 (愛三工業レーシングチーム) 45P

◆2017Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 154P

2位 宇都宮ブリッツェン 122P

3位 愛三工業レーシングチーム 119P

4位 KINAN Cycling Team 93P

5位 シマノレーシングチーム 91P

6位 東京ヴェントス 54P

ルビーレッドジャージ 吉田隼人 (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 水谷翔 (シマノレーシングチーム)


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[ついに迎えた2017Jプロツアー開幕戦。スタッフ陣がチームピット手際よく準備する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[会場に到着した選手たちは早速、午前に行われる予選に向けてウォーミングアップを開始する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[予選1組には増田・阿部・雨澤・岡の4選手が出走]
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[アジア選手権での落車による怪我も癒えた雨澤選手が集団内の好位置をキープする]
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[トレーニング中の落車で負った指の怪我が心配される阿部選手も杞憂とばかりに好走を見せる]
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[予選1組出場の4選手とも危なげなく決勝進出を決める]
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[予選2組には鈴木譲・飯野・馬渡・小野寺の4選手が出走]
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[今季に完全復活を果たしたい飯野選手が安定した走りを見せる]
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[Jプロツアー初レースとなる馬渡選手も臆することなく集団でポジションをキープする]
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[予選2組目の4選手も無事に決勝進出を決める]
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[決勝に向け、予選を走った感触をすり合わせながらミーティングが行われる]
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[清水監督からもライバルチームの的確な情報が与えられる]
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[ホームチームとあり、ステージサインでも一際大きな声援を受ける]
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[場内MCにアナウンスされ最初にコースインする選手たち]
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[キッズたちと紀念撮影を終えた選手たちにはまだ笑顔が見られる]
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[長いシーズンの初戦の火蓋が切って落とされた]
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[小野寺・馬渡の若手選手勢が序盤から集団前方で積極的な動きを見せる]
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[同じく若手の雨澤選手は、集団内で少しずつその存在感が増している]
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[久しぶりのJプロツアーとなった岡選手がレースを動かそうと積極的に動く]
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[阿部選手がアタックを仕掛けるも、すぐにマトリックスパワータグのチェックを受ける]
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[若手に負けじと集団内で積極的な動きを見せる飯野選手]
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[チームリーダーとして戦況を見極めながらの走りを続ける増田選手]
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[岡選手がアタックに反応して飛び出し、集団から若干のリードを奪う]
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[雨澤選手が先行する選手たちにブリッジを試みるも、マトリックスパワータグ安原選手がすかさずチェック]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[馬渡選手もデビューレースとは思えない落ち着いた走りを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[飯野選手が集団からの抜け出しを図るも同調は得られず]
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[膝に少し不安を抱える鈴木譲選手は集団内で様子を見ながらの走りを続ける]
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[現時点で自分にできることを探しながら集団内で次の動きに備える馬渡選手]
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[レースは後半戦に突入しても一つの集団のまま進んでいく]
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[大集団ゴールスプリントが濃厚となる展開の中、現状とこの先のシュミレーションが重要になる]
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[15周回目のスプリントポイントを鈴木譲選手が獲得]
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[当初のプランから大集団ゴールスプリントへの変更を見据えて増田選手が次の展開を考えながら走る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴールスプリントに向けて少しずつチームで固まり始める宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[チームメートの完璧なアシストを受けた吉田選手が先行してゴールスプリントとなる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木譲選手が周回賞を獲得して表彰台には上がったものの、宇都宮ブリッツェンには悔しい開幕戦となった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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