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2016/11/23

JCX第5戦 関西シクロクロス マキノラウンド(UCI-C2)

Makino_top_01
Makino_top_02
[上:序盤のミスを帳消しにしようと決死の追走を見せる小坂選手]
[下:今シーズンの好調を証明する走りで沢田選手が危なげなく優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


11月20日(日)に、ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第5戦となる「関西シクロクロスマキノラウンド(UCI-C2)」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手と、宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手がエントリー。




ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ第5戦となる「関西シクロクロス第4戦マキノラウンド(UCI-C2)」が滋賀県高島市のマキノ高原で開催され、今季ここまで好調を維持するブリヂストンアンカーの沢田時が圧巻の強さを見せて優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロス(CX)チームの小坂光選手は序盤から先頭パックでレースを展開したものの、3周回目のV字キャンバーの進入口でまさかの転倒を喫して後退。その後持ち直して追撃を続けましたが先頭をひた走る沢田選手には届かず、2位でレースを終えました。

また、宇都宮ブリッツェンの阿部選手は33番手のスタートから一気にジャンプアップして7位でレースを終えています。

国内シクロクロスシーズンは、今回の関西シクロクロスマキノラウンドから続くUCIレースと全日本選手権という前半戦の山場を迎えました。ここからは国内有力選手勢のほとんどがスタートリストに名を連ね、大一番である全日本選手権に向けて自身の仕上がりとライバルたちの状態を探り合うこととなります。

今回のマキノラウンドは、東日本で圧倒的な強さを誇る小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)と、西日本で無敵状態の沢田選手(ブリヂストンアンカー)が今シーズン初めて同じレースを走ることもあり、2人の仕上がり具合と同時に現時点でどちらが強いのか?ということに注目が集まります。

レースはスタートから、先に挙げた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)と沢田選手(ブリヂストンアンカー)が先頭に立ち、レースのイニシアチブを握る形で幕を開けます。

2周回目に入る段階になると先頭は早速、6名ほどの選手に絞られる展開に。

沢田(ブリヂストンアンカー)

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

丸山(BOMA)

前田(弱虫ペダル)

織田(弱虫ペダル)

武井(FORZA)

その後方は選手のシャッフルがかなり続き阿部選手(宇都宮ブリッツェン)も少しずつですが順位を上げる展開となります。

3周回目に入ると、先頭からは沢田選手(ブリヂストンアンカー)と小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)の2名が先行し、2名の先頭パックを形成。その15秒ほど後方に前田選手(弱虫ペダル)が単独で続く展開となります。

すると、その3周回目のV字キャンバーへの収入口で、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が雨の影響でスリッピーになっていた路面で前輪を滑らせて転倒。さらにレース復帰にも若干手間取ってしまい、沢田選手(ブエイヂストンアンカー)に単独で先行を許して4周回目へと入っていきます。

沢田(ブリヂストンアンカー)

↓ 27秒

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

↓ 22秒

前田(弱虫ペダル)

ちょうどその頃、後方では阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が着実にポジションを上げ9番手に。さらに前の選手を目がけてペダルを踏み続ける状況となります。

その後、5周回目に入ると先頭の沢田選手(ブリヂストンアンカー)と小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)とのタイム差は45秒に拡大。沢田選手(ブリヂストンアンカー)が独走態勢をさらに確実なものとします。

残り3周回となる6周回目になると、2番手を走っていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)に後方から前田選手(弱虫ペダル)がジワジワと迫り、遂にはパックに。追いついた前田選手(弱虫ペダル)はその勢いのまま小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)から若干先行。小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は3番手に順位を落としてしまう展開となります。

沢田(ブリヂストンアンカー)

↓ 1分06秒

前田(弱虫ペダル)

↓ 2秒

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

その頃になると、着実に順位を上げていた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は7番手に。さらに前方の選手を射程圏内にとらえます。

3番手にまでポジションを下げてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、ここでもう一度気合を入れ直してレースを展開。先行していた前田選手(弱虫ペダル)を捕らえてパックとなると、そのまま前田選手(弱虫ペダル)を置き去りにして単独2番手に。また、7番手を走っていた阿部選手(宇都宮ブリッツェンCX)も前を走る選手と合流し5番手パックを走る展開で最終周回へと入っていきます。

沢田(ブリヂストンアンカー)

↓ 1分13秒

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

↓ 15秒

前田(弱虫ペダル)

小坂(スワコレーシング)

宮津(PAX)

丸山(BOMA)

阿部(宇都宮ブリッツェン)

結局、レースは終始先頭をキープした沢田選手(ブリヂストンアンカー)が後続に1分以上の差をつけて危なげなく優勝。小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は終盤の追い上げも虚しく2位でレースを終えることに。

また、5番手パックにまでポジションを挙げた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)も、シクロクロスでは経験値に優る選手たちにテクニカル区間で差をつけられてしまい7位という結果でレースを終えました。

小坂選手コメント

「今日は全日本選手権を占う意味でも重要なレースだったので、とにかく勝つという気持ちでレースに臨みました。序盤は沢田選手の様子を見ながら落ち着いてレースを進めていましたが、ひとつのミスですべてを失ってしまった感じです。そこで一気に集中を切らせてしまったのが大きな反省点ですが、その後、もう一度切り替えて2位争いをしっかりと制することができたので、完全に悪いイメージで終わったというイメージではありません。でも、かなり悔しい気持ちが残っていますので、次週の野辺山では絶対にいい結果を残してリベンジしたいと思っています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[関西シクロクロス マキノラウンド - UCI-C2 - JCX第5戦 - C1 60m - ]

1位 沢田時 (ブリヂストンアンカー) 59m37s 20.3km/h

2位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +1m13s

3位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +1m43s

4位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) +2m09s

5位 宮津旭 (PAX RACING) +2m21s

6位 丸山厚 (BOMA RACING) +2m46s

7位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +2m47s

8位 兼子博昭 (スワコレーシングチーム) +3m39s

9位 伊澤優大 (岩井商会RACING) +3m53s

10位 合田正之 (Cycle club 3UP) +4m12s

出走=68名/完走=20名





Makino_01
[前日に会場入りし、早速、試走を始める小坂選手と阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_02
[初めてとなるマキノのコースを確かめながらタイヤのチョイスをメカニックと相談する阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_03
[小坂選手はパーツを交換したバイクのポジション出しをしながら試走を続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_04
[コースを一周してはポジションを微調整。メカニック陣も迅速に対応する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_05
[レース当日は濃い霧がコースを覆い、時折雨もパラつく天候。メカニック陣がチームピットの準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_06
[スタート時間に合わせてウォーミングアップを開始する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_07
[全日本選手権出場圏内のランキングを確保したい阿部選手が念入りにアップを行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_08
[全日本選手権前のUCIレース3連戦の初戦を良いイメージで終えたい小坂選手も積極的に脚を回す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_09
[準備を終えた小坂選手は、引き締まった表情でスタート地点へと向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_10
[スタートラインに整列した小坂選手が今シーズン初顔合わせとなる沢田選手と言葉を交わす]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_11
[5列目からのスタートとなる阿部選手はジャンプアップでの好リザルトを狙う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[沢田選手が良いダッシュを見せるも、小坂選手も落ち着いてスタートを切る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[序盤の混戦をうまく避け、2番手でテクニカル区間へと向かう小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[午前のレースでさらに荒れたキャンバーを慎重にクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[同じキャンバー区間を阿部選手はセーフティにバイクを担いでクリア]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[6名の先頭パックで落ち着いてシケインをクリアしていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[着実にポジションを上げる阿部選手にピットのメカニック陣からもゲキが飛ぶ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先頭パックから抜け出した沢田選手と小坂選手が新たに先頭パックを形成する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[次々に前方の選手をかわしていく阿部選手が一気にポジションを上げる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2名の先頭パックが早々に勝負の人数を絞ろうと後続を引き離しにかかる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_21
[互いに得意な区間で前に出る展開が続いていたが…]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANYMakino_22
[小坂選手がキャンバー区間で落車し遅れる。右半身を泥だらけにしながらの追走が始まった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[一方の阿部選手は、一桁順位が見える位置までポジションを上げる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[落車とその後の処理で気持ちが折れかけた小坂選手が、何とか立て直そうとペダルを踏み続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[しかし、走りにキレが戻らず、後方から前田選手がジワジワと迫る状況となる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[順調にポジションを上げる阿部選手は一桁順位に]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前田選手にかわされ3位にポジションを落とした小坂選手のプライドに少しずつ火がつき始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[表情に生気が戻った小坂選手が2番手の前田選手に猛追を仕掛ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前田選手をパスして再び2番手となった小坂選手が意地の走りを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手は5番手パックにまで順位を上げて終盤の工房に備える展開]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[走りにキレが戻った小坂選手が遥か離れてしまった沢田選手を目がけて追走を続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先行する沢田選手のさらに先にある全日本チャンピオンを見据えて気持ちのこもったレースを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_33
[何とか立て直して次につながるレースを見せた小坂選手が2位でフィニッシュする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_34
[最後の舗装路スプリントでひとつでも順位を上げようともがいた阿部選手は7位でフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Makino_35
[悔しい結果のレースとなったが、しっかり気持ちを切り替えて次戦に臨むしかない]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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