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2016/09/28

JPT第18戦 JBCF まえばし赤城山ヒルクライム

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[上:勝負どころで落車してしまたものの、3位表彰台を確保した増田選手]
[下:圧巻の登坂力を見せたプジョルが貫禄の優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9月25日(日)に、2016年のJプロツアー第18戦となる「JBCFまえばし赤城山ヒルクライム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲





2016年のJプロツアー第18戦となる「JBCFまえばし赤城山ヒルクライム」が、群馬県前橋市の前橋合同庁舎から赤城山総合観光案内所にわたる全長20.8kmの公道コースで開催され、終盤に圧倒的な登坂力を見せたTeam UKYOのオスカル・プジョルが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤の有力選手のみが残る先頭集団に増田選手と堀選手が入ってレースを展開しましたが、残り1.5kmという所で増田選手が痛恨の落車を喫してしまい、その後追い上げたもののプジョル選手には届かず3位。堀選手もフィニッシュでシマノレーシングチームの湊選手差され5位。

チームランキング首位はポイント差を詰められながらもキープしたものの、増田選手のルビーレッドジャージはこのレースで2位に入ったマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオ選手に奪い返されてレースを終えました。

前日のまえばしクリテリウムに続き、Jプロツアー初開催となった「まえばし赤城山ヒルクライム」。群馬県前橋市の前橋合同庁舎から赤城山総合観光案内所までの20.8kmのコースは標高差1,313m、平均勾配6.4%、最大勾配9.4%、前半は緩やかな勾配でほぼ直線、後半は厳しい勾配の九十九折という構成で、やはり登坂力に優れたクライマー系の選手に有利なレースと言えます。

宇都宮ブリッツェンは、上りに強い増田、堀、雨澤、飯野の4選手を終盤の勝負要員に前半の緩斜面区間は阿部、大久保、小野寺の3選手がレースを作り、後半の勝負どころでは第12戦みやだ高原ヒルクライムの時のように選手たちが好連携を見せて強力な外国人選手勢に打ち勝つということをイメージしてレースに臨みました。

パレードを終えてリアルスタートが切られると、ホームチームである群馬グリフィンの選手がファーストアタックを仕掛ける形でレースの幕が開けます。

すかさずそのアタックに選手たちが反応していき先頭は5名となりますが、この動きはメイン集団が落ち着いて吸収します。

その後、宇都宮ブリッツェン勢とマトリックスパワータグ勢が先頭に立ってペースをコントロールし始めたことでメイン集団は落ち着きを見せるかと思われましたが、すかさず阿曽(光)選手(キナンサイクリング)がアタックし、単独で抜け出す展開となります。

その後、木村選手(シマノレーシング)や屋部選手(フィッツグルーン)、ハビエル選手(ヴィクトワール広島)らが次々とアタックを仕掛けて先行する選手へブリッジを試みますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が中心に宇都宮ブリッツェン勢がコントロールするメイン集団が吸収します。

すると、これから勾配が厳しくなっていく8.9km地点の第1給水所を過ぎた段階でアベラストゥリ選手(Team UKYO)がアタックして単独で抜け出し、メイン集団からリードを奪う展開となります。

強力なスプリントに加え、山岳でも目立った動きを見せるアベラストゥリ選手(Team UKYO)でしたが、程なくして30名程度にまで人数を減らしたメイン集団が吸収します。

その後、15.1km地点となる第2給水所を過ぎたメイン集団は人数を少しずつ減らしながらも集団のまま進行。トリビオ選手(マトリックスパワータグ)や畑中選手(Team UKYO)がアタックを仕掛けて抜け出しを図りますがすかさず集団が吸収します。

レースも残り3kmを切る頃になると、先頭集団は登坂力に自信を持つ12名ほどにまでブラッシュアップ。最終局面を迎えることとなります。

すると、残り2.5km地点を通過しようかというところでプジョル選手(Team UKYO)が強烈なアタックを仕掛け、集団をグングン引き離しにかかります。

この動きに、集団からは日本人トップの登坂力を持つ増田選手(宇都宮ブリッツェン)がすかさず反応して追走に入ると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)と個人ランキングを争うトリビオ選手(マトリックスパワータグ)も当然のように続く展開となります。

ところが、残り1.5km地点を通過しようかというタイミングで、先行するプジョル選手(Team UKYO)に追いつけるという確信を持ってペダルを踏み続けていた増田選手(宇都宮ブリッツェン)がウェットな路面でスリップし、まさかの落車。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)はすぐさま起き上がってレースに復帰しますが、当然ながらプジョル選手(Team UKYO)とのタイム差が開いたばかりか、トリビオ選手(マトリックスパワータグ)にも先行を許してしまう展開となります。

結局、レースは強烈なアタックから独走に持ち込んだプジョル選手(Team UKYO)がリードを保ったままフィニッシュし、優勝。痛恨の落車を喫してしまった増田選手(宇都宮ブリッツェン)は、ルビーレッドジャージを争うトリビオ選手(マトリックスパワータグ)にも先行を許してしまうこととなる3位でフィニッシュ。トリビオ選手(マトリックスパワータグ)にジャージを奪い返されてレースを終えました。

清水監督コメント

「最終的に、今日のレースは増田選手が頂上付近という重要な局面で落車してしまい、もったいなかったなという気持ちもありますが、それも含めてレースだとも感じています。ただ、増田選手本人としてはプジョル選手に追いついて勝負をできる感触はあったということなので、その感触を希望の種にしてこの後のレースもしっかりと戦っていってもらえればと思います。ですが、上りを得意とする残る選手たちが思っていた以上に走れなかったと感じていまして、この後に上りが厳しいレースが続くということもありますし、もう一度それぞれの選手の状態を再確認し、修正できる点は修正して、本来の力がしっかりと出せるようにしていきたいと思います。どちらかと言えば厳しい上りのレースの方が我々にチャンスがあると思っていたので、ポイントを詰められたとい結果は本当に残念ですが、しっかりと仕切り直してこの後のレースを戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第1回 JBCF まえばし赤城山ヒルクライム - JPT第18戦 - 20.8km - ]

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 56m29s 22.09km/h

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +10s

3位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +33s

4位 湊諒 (シマノレーシングチーム) +34s

5位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +36s

6位 畑中勇介 (Team UKYO) +39s

7位 田窪堅次 (マトリックスパワータグ) +40s

8位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +42s

9位 森本誠 (イナーメ信濃山形) +44s

10位 西村大輝 (シマノレーシングチーム) +55s

15位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +1m44s

18位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m20s

21位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +3m03s

32位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m01s

47位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +6m01s

89位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +12m30s

出走=118名/完走=116名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 11,976P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 11,848P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 7,802P

4位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 6,914P

5位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 6,106P

6位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 5,726P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 31,384P

2位 Team UKYO 30,506P

3位 マトリックスパワータグ 24,610P

4位 シマノレーシングチーム 15,836P

5位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

6位 那須ブラーゼン 10,774P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)




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[まだ夜も明けきらない時間からスタートに向けて各チームのスタッフが準備を始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[会場に到着してすぐ、阿部選手が出走サインを行う]
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[6時55分という早い時間でのスタートに向け、選手たちはそれぞれのやり方で身体を目覚めさせる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[昇り始めた朝日が予報通りに気温が高くなる1日を予感させる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタート時間に合わせて、ローラーでアップを開始する選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ルビーレッドジャージを着る増田選手が穏やかな笑顔を見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[U23ランキングのトップを走る小野寺選手はジャージの色と合ったニューサングラスを初着用]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース当日は一般ライダーも参加するイベントも同時開催。3,000人もの参加者が集まった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[肌寒さが予想されたフィニッシュ地点にも日の光が降り注ぎ気温が上がる]
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[落車によって勝利のチャンスを失ってしまった増田選手が3位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[フィニッシュ手前で湊選手にかわされた堀選手は5位という結果に悔しさを滲ませる]
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[少しずつかつての姿を取り戻しつつある飯野選手は15位。次戦の輪島で完全復活を誓う]
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[フィニッシュ後、救護では落車で負った傷の治療をする増田選手の姿があった]
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[今シーズン高い位置で安定したパフォーマンスを見せる鈴木譲選手は18位]
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[早いスタート時間の影響で身体が起きるまで時間を要してしまった雨澤選手は21位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[自分の想像よりも上れず32位でゴールした小野寺選手が、痙攣してしまった脚を伸ばす]
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[序盤に仕事をこなし、マイペースで上り切った阿部選手がフィニッシュ後に笑顔を見せる]
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[阿部選手同様に序盤で脚を使った大久保選手も自分のペースでゴールにたどり着いた]
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[落車後も諦めずに3位表彰台をキープしたことで、チームランキング首位は守った]
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[ルビーレッドは失ったものの、ピュアホワイトは小野寺選手がキープ。増田選手とトリビオ選手の争いは、まだまだ続きそうだ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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