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2016年8月

2016/08/31

JPT第15戦 JBCF 維新やまぐちクリテリウム

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[上:チームメートの完璧なアシストを受けた大久保陣が豪雨のゴールスプリント勝負を制した]
[下:完璧なレースでワンツーフィニッシュを達成した宇都宮ブリッツェンがチームランキング首位をがっちりキープした]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

8月28日(日)に、2016年のJプロツアー第15戦となる「JBCF維新やまぐちクリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明


2016年のJプロツアー第15戦となる「JBCF維新やまぐちクリテリウム」が、Jプロツアー初開催となる山口県山口市のパークロード~山口市役所特設周回コースで開催され、宇都宮ブリッツェンの大久保陣が10名にまで絞られた先頭集団でのゴールスプリントを制して今シーズンJプロツアー初勝利を飾りました!

また、2位には鈴木譲選手が入り、宇都宮ブリッツェンが見事にワンツーフィニッシュを達成してレースを終えています!

前日の第14戦「JBCF藩庁門タイムトライアル」に続き、Jプロツアー初開催となった山口県での第15戦「JBCF維新やまぐちクリテリウム」。コースは山口市の中心市街地のパークロードから山口市役所の駐車場を通過し、再びパークロードに戻る1周1.3kmのショートコース。

ホームストレートが上り、バックストレートが下り基調で、山口市役所駐車場の部分でアクセントを加えたコースは比較的シンプルなレイアウトながら、展開次第では地脚がない選手は集団からふるい落とされてしまう可能性もあるコースと言えます。

そのため、宇都宮ブリッツェンはレース序盤から主導権を握って集団のペースを上げ、集団を破壊して有力選手のみが先頭に残れるハードな展開に持ち込むレース展開をイメージしてレースに臨みました。

レースがスタートすると、早速、宇都宮ブリッツェン勢が集団先頭に立ってペース上げ、攻撃を開始。その攻撃にTeam UKYOやマトリックスパワータグら有力チームやコースに適性のあるクラブチームの選手らが対応していく展開となります。

宇都宮ブリッツェン勢がハイペースで集団を引っ張る展開が続いたことで集団は大きくタテに伸び、後方に位置してしまった選手が少しずつ千切れて取り残されていく展開となります。

また、レース前から降り続く雨の影響もあり、集団中ほどでは何度か落車も発生。その度に集団はさらにタテに伸び、まだまだ序盤の6周回目に入った段階で集団は大きくふたつに割れる展開となります。

宇都宮ブリッツェンは、25名ほどに絞られた先頭集団に全選手が入ってレースを有利に展開しますが、8周回目に飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が180度コーナーで落車。ニュートラルを適用してレースに復帰しますが先頭集団からは遅れてしまいます。

レースも3分の1の10周回を過ぎる頃になると、25名ほどいた先頭集団はさらにスリム化し14名に。宇都宮ブリッツェンはその中に最大の5名の選手を送り込み、俄然有利な展開を手にすることに成功します。

人数が絞られた先頭集団内では、数的有利に立つ宇都宮ブリッツェン勢がペースを緩めることなく先頭を牽引。その動きに畑中選手(Team UKYO)やトリビオ選手(マトリックスパワータグ)ら有力選手が同調したことで、後方の集団から遅れた選手たちが次々と足切りになっていく展開となります。

その後も先頭集団はペースを落とすことなく周回を重ねる展開が続き、ついに後方集団もタイムアウトとなる展開に。レースも残り11周回となる19周回目に入る頃には、コース上にはわずか12名の選手が残されるのみというサバイバルな状況となります。

増田、鈴木譲、阿部、大久保、堀(宇都宮ブリッツェン)

畑中、住吉(Team UKYO)

トリビオ、金子(マトリックスパワータグ)

川田(ホンダ栃木)

VC福岡の選手

下島(那須ブラーゼン)

残り10周回となる20周回目に入ると、金子選手(マトリックスパワータグ)と川田選手(ホンダ栃木)がドロップし先頭は8名に。5名の選手がきっちり残る宇都宮ブリッツェンが圧倒的有利の展開となります。

先頭のメンバーを見ると、トリビオ選手(マトリックスパワータグ)はルビーレッドジャージを死守するためにランキング2位の増田選手(宇都宮ブリッツェン)に順位を上回られないよう、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の動きを常に見ている状態ということもあり、怖いのは畑中選手(Team UKYO)のみという状況。

こうなると、宇都宮ブリッツェンとしては畑中選手(Team UKYO)の脚を削るために鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)や堀選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて攻撃を開始。

この攻撃に対し、畑中選手(Team UKYO)のために対応していた住吉選手(Team UKYO)が耐え切れずにドロップ。宇都宮ブリッツェンの波状攻撃が功を奏し、畑中選手(Team UKYO)自らが対応せざるを得ない状況にまで追い込んで最終局面を迎えることとなります。

するとこの頃から、天候がさらに悪化。遠くから雷鳴がコースに近付いていくる状況となります。

レースも残り7周回となると、コース上でも稲光が確認できるほどに。残り6周回に入った段階でオーガナイザーの素早い判断によりレースの2周減が決定され、レースは残り3周回となります。

残り3周回になっても波状攻撃を仕掛ける宇都宮ブリッツェンの勢いは衰えず、畑中選手(Team UKYO)にダメージを与えながら、勝負は最終周回へと入っていきます。

最終周回に入ると、ここまでずっと増田選手(宇都宮ブリッツェン)の動きをマークしていたトリビオ選手(マトリックスパワータグ)がいきなり先頭に立ちますが、その動きは増田選手(宇都宮ブリッツェン)がすかさず抑えます。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭、次いでトリビオ選手(マトリックスパワータグ)、その後方に鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)、そして畑中選手(Team UKYO)が熾烈な位置取り争いを繰り広げながら最終コーナーを立ち上がった選手たちは、ホームストレートへ。

ホームストレートに入ると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の番手からトリビオ選手(マトリックスパワータグ)がスプリントを開始したのに対し、外から鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントを開始。

このままトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)の争いになるかと思われた大外から、抜群のスプリントを見せた大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が2選手を差し切り、見事に優勝を飾りました!

また、2位に鈴木譲選手が入り、宇都宮ブリッツェンは第7戦「奈良クリテリウム」に続いてワンツーフィニッシュを達成してレースを終えました。

清水監督コメント

「今日は大雨の厳しい天候だったにもかかわらず多くの観客の方が訪れてくれ、その中で完璧なレース運びで完璧な勝利を挙げることができました。スタートからゴールまでプラン通りに選手全員がしっかりとそれぞれの役割を果たしてくれたと思います。最後を締めてくれた大久保選手もチームのエーススプリンターとしての重責をしっかりと果たしてくれましたが、その状況を作って送り出したのは他のレースでは勝利を狙える選手たちですので、今日は本当に完璧なレースだったと思います。この2連戦で落車してしまった阿部、飯野、堀の3選手も辛い状況でしたが、しっかりと走ってくれたので、この後のレースでもしっかりと走り切ってくれると思います。遠方かつ厳しい天候にもかかわらず、現地まで足を運んで声援を送ってくださったファン・サポーターの皆さんには本当に励まされましたし、遠く宇都宮・栃木でライブ中継を観ながら念を送ってくださったファン・サポーターの皆さんに勝利を届けることができて本当に良かったと思います。ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第1回JBCF維新やまぐちクリテリウム - JPT第15戦 - 36.4km - ]

1位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 54m06s 40.35km/h

2位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

5位 畑中勇介 (Team UKYO) st

6位 住吉宏太 (Team UKYO) +01s

7位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +05s

8位 阿部嵩幸 (宇都宮ブリッツェン) +13s

9位 川田優作 (Honda栃木) +56s

10位 石井祥平 (Honda栃木) +1m03s

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

出走=74名/完走=11名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 9,956P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 9,918P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 7,034P

4位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 6,176P

5位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 6,106P

6位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 5,226P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 28,132P

2位 Team UKYO 25,994P

3位 マトリックスパワータグ 21,766P

4位 シマノレーシングチーム 12,824P

5位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

6位 NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM 10,195P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)


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[前日の落車の治療跡が痛々しい阿部選手が念入りにストレッチをしてウォーミングアップを始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ステージで行われているイベントに興味を示しつつも、鈴木譲選手はスタートまでのルーティンを崩さない]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタート前から降り始めた雨による路面への影響を確かめながらセーフティに予選をこなす鈴木譲選手と阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選中に急遽決定した今中大介賞は終盤に単独で飛び出したヴィクトワール広島の選手が獲得]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[しっかりとコース状況を確認した鈴木譲選手は集団先頭でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[落車の影響を確認しつつの予選となった阿部選手は、午後の決勝に備えて集団後方でゴール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮ブリッツェンから4選手が出走する予選2組目がスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スリッピーな180度コーナーを的確にクリアしていく宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[鈴木真理キャプテン不在の中、増田選手がリーダーとしてチームをまとめる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース前から栗村修賞がかかったことで、1組目に比べて2組目はアグレッシブなレースとなる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[市役所駐車場のスリッピーな路面で落車した堀選手は、ニュートラルのマヴィックバイクでレースに復帰]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選2組トップでゴールし栗村修賞を獲得した飯野選手は、優勝したかのようなガッツポーズでフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選と決勝のわずかな時間の中で、落車し破損した堀選手のバイクを田村メカが手際良く修理する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[午後になり、予報通りの大雨がレース会場に降り始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[決勝レースに向けて集中した表情でアップを続ける阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[勝利のみをイメージしながらスタートの瞬間を待つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨が強くなったり弱くなったりと不安定な天候の中、決勝レースがスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤から宇都宮ブリッツェン勢が集団先頭に立ってペースを上げる展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[少しずつトップカテゴリーのレースでも存在感を示し始めた飯野選手もペースアップに加わる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[阿部選手を筆頭に宇都宮ブリッツェン勢の強烈な引きによって集団がタテに長く伸びる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選では落車してしまった堀選手も集団先頭で積極的に攻撃を仕掛け続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮ブリッツェンのペースアップに集団は分断され、先頭は早くも25名程度にまで絞られる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームの司令塔として各選手の動きを確認しながらレースを進める増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[上り基調のホームストレートに入り、さらにペースを上げる宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮ブリッツェンの攻撃によって、レース中盤に差し掛かる頃には先頭は10名強にまで人数が削られる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[警戒が必要なTeam UKYO畑中選手に楽をさせないよう、宇都宮ブリッツェンの選手たちが代わる代わる攻撃を仕掛ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[豪雨に加えて雷が鳴り始めたため、レースは2周減周され残り3周回での争いに]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮ブリッツェンの波状攻撃に畑中選手のアシストである住吉選手が堪らず遅れ始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[前がはっきり見えないほどの豪雨の中、ゴールスプリント勝負が始まる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[大外から差し切った大久保選手が見事に優勝!2位にも鈴木譲選手が入った!]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[完璧なレースと結果を手にし、鈴木譲選手と大久保選手が互いの走りを讃え合う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[不運が重なりDNFとなった飯野選手だったが、栗村修賞をもらってこの表情]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/27

JPT第14戦 JBCF 藩庁門タイムトライアルinやまぐち

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[上:3位表彰台を獲得した大久保選手が歓喜のシャンパンファイトに加わる]
[下:得意のショートタイムトライアルで優勝を狙った大久保選手だったが、惜しくも3位]
photo(C):Tastuya Sakamoto/STUDIO NOUTIS

8月27日(土)に、2016年のJプロツアー第14戦「JBCF藩庁門タイムトライアルinやまぐち」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明


2016年のJプロツアー第14戦となる「JBCF藩庁門タイムトライアルinやまぐち」が、山口県山口市の山口県庁敷地内に設定された1周1.6kmの特設コースで開催され、ニールプライド南信スバルサイクリングチームのヴァラド・ジェゾンが2分21秒522の最速タイムを叩き出して優勝。チームにうれしいJプロツアー初勝利をもたらしました。

宇都宮ブリッツェン勢はショートタイムトライアルに抜群の強さを見せる阿部選手と大久保選手の上位進出に期待がかかりましたが、阿部選手は最終コーナーひとつ手前のコーナーを攻め過ぎてオーバーラン。落車して大幅にタイムを失ってしまう結果に。大久保選手も攻め過ぎが災いし落車はしなかったもののスリップでタイムを失ってしまう結果となり3位と、優勝には届かずにレースを終えました。

山口県でのJプロツアー初開催となった「藩庁門タイムトライアルinやまぐち」。レース会場となったのは山口県の行政の中心地とも言える山口県庁で、サイクル県として全国にアピールしていこうとする山口県の意気込みが感じられます。

山口県庁敷地内に設定された1周1.6kmの特設コースは県庁地下駐車場などもコースに取り入れられ、テクニカルコーナーが立て続けに選手たちの行く手を阻み、踏み切れる箇所が極端に少ないレイアウト。独走力を含めた地脚に加え、コーナーを処理するバイクコントロール力が求められるコースと言えます。

宇都宮ブリッツェンはバイクコントロール能力に優れ、ショートタイムトライアルを得意とする阿部選手と大久保選手のどちらかでの優勝を目標に、残る選手も自身の限界値の走りで上位進出を目指してレースに臨みました。

レースは序盤での出走となった水野選手(那須ブラーゼン)が2分23秒909の好タイムを記録し、しばらくホットシートを温める展開となります。

その後、今井選手(Team UKYO)が水野選手(那須ブラーゼン)のタイムを上回り暫定トップに。この後に出走する選手たちは、今井選手(Team UKYO)のタイムを目がけてスタートを切っていくこととなります。

宇都宮ブリッツェンも、チーム第3出走となった阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が今井選手(Team UKYO)のタイムを上回るペースを刻みますが、最終コーナーのひとつ手前のコーナーを攻め過ぎオーバーラン落車。大幅にタイムを落としてフィニッシュする事態となります。

その後、高木選手(那須ブラーゼン)が2分21秒556と暫定トップのタイムを叩き出し、ホットシートに座ります。

そんな中、チーム第4出走となった大久保選手(宇都宮ブリッツェン)がスタート。高木選手(那須ブラーゼン)のタイムを上回ろうかというペースで進んでいきますが、落車にこそしなかったもののスリップしてしまい、高木選手(那須ブラーゼン)のタイムにコンマ5秒届かず暫定2位となります。

高木選手(那須ブラーゼン)のタイムを上回ったのは、ジェゾン選手(ニールプライド南信スバル)。2分21秒522と高木選手(那須ブラーゼン)のタイムをわずかコンマ03秒ほど上回り暫定トップに立ちます。

その後、ジェゾン選手(ニールプライド南信スバル)のタイムを上回る選手が現れないままレースは進み、ついに個人ランキング上位選手勢が出走していくこととなります。

しかし、個人ランキング1位のトリビオ選手(マトリックスパワータグ)はパンク、ランキング3位のアベラストゥリ選手(Team UKYO)は最終コーナーで落車DNFとなりジェゾン選手(ニールプライド南信スバル)のタイムを上回るには至らず。

最終出走者となった増田選手(宇都宮ブリッツェン)も上位のタイムに肉薄しますが、惜しくも届かず4位。ジェゾン選手(ニールプライド南信スバル)が、チームにうれしいJプロツアー初勝利をもたらす優勝を飾りました。

清水監督コメント

「Jプロツアー初開催の山口県でのレースということで、会場も華やかで素晴らしい環境の中でのレースとなりました。しかし、宇都宮ブリッツェンとしては優勝を狙える絶好のチャンスだったのですが、優勝候補の阿部選手と大久保選手が攻め過ぎてしまった結果、落車やスリップでタイムを落としてしまって失敗レースとなってしまいました。ただ、そんな中でも大久保選手が3位、増田選手が4位と上位を何とか確保して、チームランキングでは2位のTeam UKYOをほんのわずかですが離すことができたので、その点に関しては良かったかな、と。落車してしまった阿部選手も、怪我の影響なく明日も走れそうなので、しっかりと集中して明日のレースで勝利を目指したいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY




◆[リザルト

[第1回JBCF藩庁門タイムトライアルinやまぐち - JPT第14戦 - 1.6km - ]

1位 ヴァラド・ジェゾン (NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM) 2m21s522 40.7km/h

2位 高木三千成 (那須ブラーゼン) st

3位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

5位 畑中勇介 (Team UKYO) st

6位 今井勇太 (Team UKYO) +01s

7位 住吉宏太 (Team UKYO) +01s

8位 水野恭兵 (那須ブラーゼン) +02s

9位 平井栄一 (Team UKYO) +02s

10位 向川尚樹 (マトリックスパワータグ) +02s

11位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +02s

36位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +09s

39位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +09s

72位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +32s

出走=75名/完走=74名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 9,216P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 9,148P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 7,026P

4位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 6,106P

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 5,336P

6位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 4,866P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 25,202P

2位 Team UKYO 24,524P

3位 マトリックスパワータグ 20,502P

4位 シマノレーシング 12,504P

5位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

6位 NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM 9,505P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)



Tt01
[サイクル県として自転車旅に力を入れる山口県で初のJプロツアー開催となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt02
[レース前のチームプレゼンテーションに飯野選手と堀選手が臨む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt03
[レースに向けて互いにゼッケンを付け合う仲の良さを見せる選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt04
[チーム第1出走となった飯野選手は2分30秒761で36位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt05
[メカトラブルでペースダウンしてしまった堀選手は39位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt06_2
[優勝候補筆頭の阿部選手だったが、攻め過ぎが災いして落車に見舞われた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt08
[常に安定した走りを見せる鈴木譲選手はトップ10にあと少しの11位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt09
[タイムトライアルでも強さを見せる増田選手は4位でフィニッシュし個人ランキングトップに迫った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Tt10
[攻め過ぎて手放してしまった優勝を、翌日のレースで貪欲に狙いに行く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/24

シマノ鈴鹿国際ロードレース

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[上:数的不利の中それぞれがきっちりと役割を果たす走りを見せた]
[下:アベラストゥリと畑中のTeam UKYO勢がワンツーフィニッシュを飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

8月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり、夏の恒例ビッグイベント「シマノ鈴鹿ロードレース」が開催されました。

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8月21日(日)に、国際ロードレースが開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の3名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣



参加延べ人数が1万人を超える夏の恒例巨大イベント「シマノ鈴鹿ロードレース」のメインレース「国際ロードレース」がスピードコースとしてお馴染みの三重県鈴鹿サーキットで開催され、大集団ゴールスプリントを制したTeam UKYOのジョン・アベラストゥリ・イザガが優勝を飾りました。また、2位には昨年の優勝者でチームメートの畑中勇介が入り、Team UKYOがワンツーフィニッシュを達成しました。

宇都宮ブリッツェンは鈴木譲、阿部、大久保と少数の3名での出走ということもあり、レース展開を見極めながら各選手が集団前方で自身の勝ちパターンを狙った動きをして優勝を狙い、大久保選手がゴールスプリント勝負の末に5位でフィニッシュしてレースを終えました。

公式レースではないものの、毎年多くの有力チームが出場する「シマノ鈴鹿国際ロードレース」。

今年もホストチームのシマノレーシングをはじめ、愛三工業レーシング、ブリヂストンアンカー、Team UKYO、マトリックスパワータグ、キナンサイクリングなどの国内有力コンチネンタルチームに加え、海外招待チームとしてGiant Alpecin、BMC Development、SEG Racingが来日し、豪華な布陣でのレースとなりました。

宇都宮ブリッツェンは、前日のチームタイムトライアルに続き鈴木譲、阿部、大久保の3選手と他チームより数的不利な状況は変わらず。そのため、各選手ともに集団前方をキープしながら自身の勝ちパターンに持ち込むチャンスを探りながらレースを展開することを意識してハイレベルなレースに臨みました。

レースはスタート直後から各チームがアタックを仕掛けあう激しい展開となりますが、決定的な逃げは決まらず2周回目へと入ります。

2周回目に入ると中根選手(愛三工業レーシング)が単独アタックを仕掛けて抜け出します。するとすぐさま大久保選手(宇都宮ブリッツェン)を含む数名の選手が反応して追走に入り、最終的に15名前後の先頭集団が形成される展開となります。

しかし、この15名前後の先頭集団も程なくして集団が吸収。集団は再びひとつになって3周回目へと入っていきます。

3周回目に入ると、西薗選手(BSアンカー)、鈴木選手(BSアンカー)、小森選手(愛三工業レーシング)、中村選手(イナーメ信濃山形)の4名が集団から飛び出したものの集団がすぐに吸収。続けてルバ選手(BSアンカー)と西薗選手(BSアンカー)が抜け出しますが、これもすぐさま集団が吸収して集団はひとつのまま4周回目を迎えます。

その後、レースは激しいアタックの応酬が繰り返され、数名の選手が飛び出しては集団に吸収される状態が続きます。阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて抜け出したり、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が自チームの選手を含まない逃げをタイミング良く潰したりと、宇都宮ブリッツェン勢も少ない人数ながら各自ができることをしっかりこなしながらレースを進めていきます。

レースも終盤に入る7周回目になると、海外招待チームのTusveld(Giant Alpecin)が単独アタック。そこに中島選手(愛三工業レーシング)が集団から単独で飛び出してブリッジをかけ、2名の逃げが形成されます。

これに対し、集団からは何度か数名の選手がブリッジをかけようと追走の動きに出ますが、その動きは集団が吸収。2名の逃げと集団という状態のままレースは進んでいきます。

Tusveld(Giant Alpecin)

中島(愛三工業レーシング)

↓ 15秒

メイン集団

残り3周回となる8周回目に入ると、2名の逃げと集団とのタイム差は30秒にまで拡大。この状況を受けてブリヂストンアンカーやマトリックスパワータグなど人数をそろえる有力チーム勢が集団前方でペースを上げ始めます。

その後、ペースを上げ始めたメイン集団は周回を重ねるごとに2名の逃げとのタイム差を縮めていき、最終周回に入る段階では15秒と射程圏内に捕らえる状況となります。

すると、この動きを知った中島選手(愛三工業レーシング)が集団に戻ったのに対し、Tusveld選手(Giant Alpecin)は単独になりながらも懸命に逃げ続ける展開となります。

しかし、懸命に逃げ続けたTusveld選手(Giant Alpecin)も残り1kmを切ったところで集団が吸収。勝負はゴールスプリントへ持ち込まれることとなります。

各チームのエーススプリンターが軒並み参戦したゴールスプリント勝負でしたが、来日以来ゴールスプリントで勝利を量産しているアベラストゥリ選手(Team UKYO)の実力は頭ひとつ抜けており、貫禄すら感じさせる優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、ホームストレート手前まで阿部選手と鈴木譲選手のアシストを受けた大久保選手が単騎でゴールスプリントに挑み、5位でフィニッシュ。3名と少ない人数ながら各選手が要所をきっちり抑える走りを見せてレースを終えました。

清水監督コメント

「最後はゴールスプリントになってしまいましたが、今年一番の暑さ、3人という少ない人数という厳しい条件がそろう中で、出場した選手たちは上手く立ち回ってレースを展開してくれました。ゴールスプリント前の場面では阿部選手、鈴木譲選手が強烈な牽引を見せて逃げ選手を吸収し、ゴールスプリントでは大久保選手が追い風という条件を考慮して残り300mで先頭に立ちましたが、捲ってきた選手にわずかに差されてしまう結果となりました。ただ、この後に控えるJプロツアー山口クリテリウムやツール・ド・北海道でもゴールスプリント勝負になる場面はあると思いますので、今日出場した3選手はいい感触を持ってレースに望めるのではないかと感じています。猛烈な暑さにもかかわらず現地まで足を運んで応援してくださったサポーターの方もいらっしゃって励みになりましたし、現地には来られずともライブブログなどでレース経過を気にしてくださっていた方もたくさんいらっしゃったと聞き、感謝しています。この後のレースも頑張って勝利を狙っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[第33回シマノ鈴鹿ロードレース大会 - 国際ロードレース - 58.1km - ]

1位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 1h15m10s 46.15km/h

2位 畑中勇介 (Team UKYO) st

3位 Bas Tietema (BMC Development) st

4位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) st

5位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st

6位 小森亮平 (愛三工業レーシングチーム) st

7位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

8位 Sam Dobbs (BMC Development) st

9位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) st

10位 水谷翔 (シマノレーシングチーム) st

56位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +34s

61位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +51s

出走=148名/完走=102名


01
[会場入りしてすぐ、ウィラースクールでブラッキー中島さんのお手伝いをする選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[参加者のためにお手本の走りを見せる阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[参加者たちが自身の力量に気付けるよう、しっかりとサポートする鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
04
[子供たちの真剣な表情と走りに、大久保選手も穏やかな笑顔を浮かべる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[多くの子供たちがスポーツサイクルの楽しさを知ってくれることを選手たちも願っている]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
06
[和やかだった表情から一転、国際ロードに向けて集中した表情でアップを開始する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[MCのアナウンスでコースイン。大久保選手が観客のハイタッチに応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタートラインに整列し、号砲が鳴る瞬間を待つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタートの合図と同時に選手たちが一斉に飛び出していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[人数が少ない分、しっかり固まって集団内でポジションを確保する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アタックがかかり続けるハイペースな展開に阿部選手が反応していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集団ゴールスプリントになった時をイメージしつつ冷静にレースを進める大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[人数をそろえるライバルチームに対してできる走りを考えながらの展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アタックは頻繁にかかるものの集団が逃げを容認しないままレースは進む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨予報を吹き飛ばした真夏の太陽が容赦なく選手たちに照りつける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[2選手のアシストを受けて単騎でスプリントに挑んだ大久保選手は5位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[要所を締める走りで大久保選手を送り出した鈴木譲選手が遅れてフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤から積極的に動き続けた阿部選手が出し切った表情でフィニッシュする]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[3名での出場で大久保選手の2年連続表彰台という最低限の結果を獲得した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/20

シマノ鈴鹿ロードレース

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[上:例年通り灼熱となった鈴鹿サーキットを疾走する選手たち]
[下:最小人数の3名での出場ながら2位表彰台を獲得した]
photo(C):Tatsuya Sakamoto/STUDIO NOUTIS

8月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり、夏の恒例ビッグイベント「シマノ鈴鹿ロードレース」が開催されています。

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8月20日(日)に、チームタイムトライアル(JCF登録)が開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の3名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣



参加延べ人数が1万人を超える夏の恒例巨大イベント「シマノ鈴鹿ロードレース」が三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催され、タイムトライアル競技のメインレースとして開催されたJCF登録チームによるチームタイムトライアルで1チームだけ30分台を切る走りを見せたマトリックスパワータグが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは鈴木譲、阿部、大久保という最小人数の3名でチームタイムトライアルに出走。3周回目終了時点で暫定トップタイムを記録して優勝への期待が高まりましたが、最終周回で惜しくもタイムを落としてしまい2位でレースを終えています。

コンポーネントやホイールなどのスポンサー・サプライヤーとして宇都宮ブリッツェンの活動を支えているシマノが主催する毎年恒例の夏の一大イベント「シマノ鈴鹿ロードレース」。宇都宮ブリッツェンも毎年このイベントに参加し、ウィラースクールやレースを盛り上げることで、日頃のサポートへの恩返しをしています。

例年であればフルメンバーで出場するところですが、今年は雨澤、小野寺の両選手がU23日本代表の欧州遠征、地元栃木県で開催されるレースイベントに増田、飯野、堀の3選手がゲストライダーとして参加という事情があり、今年は鈴木譲、阿部、大久保の3選手でビッグイベントを盛り上げるお手伝いをすることとなりました。

初日となったこの日は、 JCF登録チームによるチームTTに出場。出走最小人数の3名での出場ということもあり、1名も遅れることができない状況でのレースとなりました。

そんな中、宇都宮ブリッツェンは1周回目を7分18秒と暫定4位のタイムで完了。

2周回目に入ると宇都宮ブリッツェンはペースを上げ、7分09秒とこの周回の最速ラップをマーク。3周回目では7分04秒さらにタイムを縮め、暫定トップに立って最終周回を迎えます。

しかし、最終周回に入ると最小人数の3名での出走が影響して疲れが出たのか、ラップタイムを7分44秒と大幅に落としてしまった状態でフィニッシュ。

全4周回を7分10秒、7分11秒、7分15秒、7分08秒と手堅くまとめたマトリックスパワータグに届かず、2位という結果でレースを終えています。

清水監督コメント

「今年のシマノ鈴鹿ロードレースはさまざまな状況が重なってしまったこともあり、3名での出場ということになりました。今日のチームTTは、急遽のメンバー構成かつ最小人数の3名で、合わせ練習も全くできていない“即席チーム”でのレースでしたが、トップタイムに近い位置でまずまずの走りを見せてくれ、3選手ともによくやってくれたと感じています。ただ、残念なのは最終周回に入ったところで若干疲れと勘違いがあってタイムロスをしてしまったところで、通常であれば10秒程度のロスで行けるところ30秒かかってしまったのは大きかったと感じています。シマノ鈴鹿ロードレースに関してはレースとイベントを盛り上げるということが宇都宮ブリッツェンにとっても重要なことなので、そういう意味では盛り上げるレースをできたと思いますが、あそこまでいったのであれば勝ちたかったですね(笑)。とはいえ、3選手全員が調子がいいことは今日のレースでも分かりましたので、明日も暑いようですが盛り上げられるような熱い走りをしたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[第33回シマノ鈴鹿ロードレース大会 - チームTT(JCF登録) - 23.2km - ]

1位 マトリックスパワータグ 28m45s58 48.4km/h

2位 宇都宮ブリッツェン +30s57

3位 シマノレーシングチーム +34s68

4位 イナーメ信濃山形 +01m24s26

5位 BMC Development +01m30s74

6位 Giant Alpecin +01m57s30

7位 Team UKYO +01m58s38

8位 SEG Racing +02m02s20

9位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +02m35s31

10位 Tcars cycling team +05m16s31

出走=50チーム/完走=49チーム



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[今年も真夏の太陽がギラギラと照りつける鈴鹿サーキットに到着]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[サーキット特有のまとわりつくような暑さの中、鈴木譲選手も水を身体にかけながらアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[久しぶりの登場となったMERIDA WARP TTとPROのディスクホイール]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[アップを終えた選手の身体から滝のような汗が滴り落ちる]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[コースインし、スタートの瞬間を待つ選手たち]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[最小人数の3名による23.2kmのチームTTがスタート]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[人数的ハンデを背負った“即席チーム”ながら好タイムを記録して周回を重ねていく]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[4名出走のマトリックスパワータグは3名に人数を減らすも安定した走り]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[厳しい日差しが容赦なくアスファルトに照りつける中、各チームともに懸命な走りを見せる]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終周回でラップタイムを落としたものの、暫定トップタイムでフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS
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[マトリックスパワータグにタイムを上回られたものの、会場を盛り上げるレースを見せた]
photo(C):Tatsuya.Skamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/10

JPT第13戦 JBCF みやだクリテリウム

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[上:終始積極的にレースを展開しTeam UKYOのアシストを崩壊させたが、鈴木譲選手の5位が最高位となった]
[下:最後は単騎になりながらも圧巻のスプリント力でアベラストゥリが勝利をもぎ取った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

8月7日(日)に、2016年のJプロツアー第13戦となる「JBCFみやだクリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明


2016年のJプロツアー第13戦「JBCFみやだクリテリウム」が、長野県上伊那郡宮田村の変化に富んだ1周3.2kmの特設公道サーキットコースで開催され、10名にまで絞られたゴールスプリント勝負をTeam UKYOのジョン・アベラストゥリ・イザガが制し、今シーズンJプロツアー4勝目を挙げました。

宇都宮ブリッツェンは、ゴールスプリントでの勝負に持ち込まれないように序盤から各選手が積極的な走りで攻撃を展開し、中盤に阿部嵩之と堀孝明が3名の逃げ集団を形成して逃げ切り勝利を狙いましたが、堀選手が不運のパンクに見舞われてしまい後方から来た8名の集団に吸収。ゴールスプリントでは鈴木譲選手の5位が最高位という結果になりましたが、7位に増田選手、10位に阿部選手が入りチームランキング首位は何とかキープしてレースを終えています。

前日の「JBCFみやだ高原ヒルクライム」でチームワークの良さに裏付けされたチーム力を見せ、圧倒的な個の力を誇るスペイン人選手を打ち破って迎えた今レース。

体調不良の鈴木真理キャプテンと欧州遠征中の小野寺選手を欠くものの午前に行われた予選を全員が通過した宇都宮ブリッツェンは、今レースも圧倒的なスプリント力を持つTeam UKYOのジョン・アベラストゥリ・イザガ選手との勝負になると予想。少人数の逃げが決まりやすいコース特性とレース距離の短さを考慮して、序盤から全員が積極的に攻撃を仕掛けて集団を崩壊させつつ、アベラストゥリ選手(Team UKYO)を置き去りにするか彼が得意とするスプリントの形に持ち込ませないレースを作っていくことを意識してレースに臨みました。

午前の予選レースを勝ち抜いた50名がスタートラインに並んだ決勝レースは、スタートすると早速、各チームによる激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

戦力に優る宇都宮ブリッツェンとマトリックスパワータグが共にアベラストゥリ選手(Team UKYO)に万全の状態でスプリントをさせないことで協調して攻撃を続けるレースはハイペースを維持するものの、Team UKYO勢も懸命に攻撃を潰し続けたため、決定的な逃げが決まらない状態がしばらく続きます。

レースはその後も数名の選手が飛び出してはすぐさま集団が吸収するという展開が続きますが、レースも折り返しを過ぎた6周回目に入ると遂に3名の逃げ集団が形成されることとなります。

阿部、堀(宇都宮ブリッツェン)

木村(シマノレーシング)

↓ 15秒

メイン集団

プラン通りに阿部選手と堀選手の2名が逃げ集団に入った宇都宮ブリッツェンは、この3名の逃げ集団の逃げ切りを狙ってレースを展開していくこととなります。

7周回目に入ると、逃げ集団3名とメイン集団とのタイム差は25秒程度にまで拡大。この後の展開が上手く噛み合えば逃げ切りも見えて来る状態となります。

しかし、そうなると黙っていないのが絶対的エーススプリンターであるアベラストゥリ選手を擁するTeam UKYO勢。先行する3名を吸収しようと集団のペースを上げ始めます。

すると、この動きに逃げに選手を送り込んでいないマトリックスパワータグも同調して追走を開始しますが、増田選手(宇都宮ブリッツェン)がもっとTeam UKYO勢に脚を使わせてから動いた方が良いとマトリックスパワータグの選手たちに追走の脚を緩めさせます。

残り3周回となる8周回目に入る頃になると、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は13秒程度にまで縮小。逃げ切れるか、それとも吸収されてゴールスプリント勝負になるのか、逃げ集団とメイン集団の一進一退の攻防が繰り広げられる展開となります。

するとここで、逃げ集団で快調に逃げ続けていた堀選手(宇都宮ブリッツェン)が痛恨のパンク。この時点でニュートラルが適用される周回を過ぎてしまっていたこともあり、車輪を交換してレースに復帰はしたものの、集団のはるか後方での復帰になってしまいます。

堀選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクで遅れてしまったことで、レースは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と木村選手(シマノレーシング)という2名の逃げとメイン集団という形となります。

そして、レースは先に書いた状態のまま残り2周回となる9周回へと入ります。

この段階になると、メイン集団のペースを上げて追走に入っていたTeam UKYO勢もアシストが1名、また1名と減っていき、アベラストゥリ選手(Team UKYO)を単騎の丸裸状態になるのも目前という状態に。

しかし、ここで残っていた数少ないチームメートの畑中選手(Team UKYO)が懸命の牽引を開始。ここが勝負どころと見たマトリックスパワータグ勢も追走に加わり、逃げる2名とのタイム差は6秒程度にまで縮まって、最終周回へと入っていきます。

最終周回に入っても、2名の逃げはわずかな確率となってしまった逃げ切りの可能性を信じて逃げ続けましたが、残り1km付近で遂に追走の8名に吸収され、勝負は10名でのゴールスプリントへと持ち込まれることとなります。

ホームストレートに戻ってきた10名の集団は、牽制をかけ合いながらスプリントを開始しましたが、ライバルチームの攻撃を耐え続けてここまで残ったアベラストゥリ選手(Team UKYO)が付け入る隙を与えない圧倒的なスプリントを見せて優勝を飾り、今シーズンのJプロツアー4勝目となる勝利を挙げました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から終盤まで終始攻撃的な姿勢を貫き、自分たちに有利な状況を最後まで作り続けましたが、ゴールスプリント勝負では圧倒的なスプリント力を誇るアベラストゥリ選手(Team UKYO)の牙城を崩すことはできず、鈴木譲選手の5位が最高位でレースを終えました。

しかし、増田選手が7位、阿部選手が10位とトップ10に3選手が入ったことで、チームランキングは首位をキープすることに成功しています。

清水監督コメント

「今日のレースは、距離は短いものの実は地味ながらもハードなコースということもあって、前半から逃げを作って攻撃をしようということをレース前に話し合って全員で総攻撃を仕掛けていきました。同調してくれたマトリックスパワータグもすごく攻撃をしてくれて、そのマトリックスパワータグは入れませんでしたが宇都宮ブリッツェン2名とシマノレーシング1名のすごくいいメンバーの逃げで逃げ切りの可能性もあったのですが、不運にも堀選手がパンクしてしまって。それでも阿部選手とシマノレーシングの木村選手が頑張ってくれて最後の最後までチャンスがあったのですが、そこからもう一攻撃ができなかったかなという印象です。Team UKYOのアシストを崩壊させてアベラストゥリ選手を丸裸にするところまではできたのですが、結局ゴールスプリントに持ち込ませてしまってアベラストゥリ選手を崩せなかったかなという感じですね。もう少しレースが長かったり、もうワンアクションあるようなコースであれば(勝利の)可能性はあったかな、と。勝利には届きませんでしたが、当初のプラン通り逃げ切りというか集団の崩壊ということは全うしてくれたので、その部分は良くやってくれたと思いますし、トップ10に3選手を送り込んでチームランキング首位はキープできたのも良かったと感じています。また、今日のこの戦い方でTeam UKYOのスペイン人選手勢に脚を使わせて千切れさせることができたのは、選手たちにとっても今後の大きな自信になったと思いますし、これまでの戦い方と併せていろいろな戦い方ができるようになってきたと思います。今日も宇都宮からたくさんのファン・サポーターの皆さんが応援に来てくださっていたので、熱いレースをして勝つところをお見せしたかったのですが、熱いレースをのままで終わってしまって悔しく思います。ですが、今日の選手たちの走りを生で見てくださった方たちはワクワク・ドキドキ・ハラハラできたとも思いますので、次のレースでの走りに期待していただければと思います。引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[第8回JBCFみやだクリテリウム - JPT第13戦 - 32.0km - ]

1位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 48m32s 39.55km/h

2位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) st

3位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) st

4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

6位 平塚吉光 (愛三工業レーシングチーム) +01s

7位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +01s

8位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) +02s

9位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +02s

10位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +02s

11位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +25s

33位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +2m35s

39位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +4m00s

41位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +4m10s

出走=50名/完走=41名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 9,116P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 8,598P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 7,016P

4位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 6,106P

5位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 5,036P

6位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 4,866P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 23,752P

2位 Team UKYO 23,174P

3位 マトリックスパワータグ 19,702P

4位 シマノレーシングチーム 11,804P

5位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

6位 NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM 7,905P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)



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[前日のヒルクライムに引き続き、長野県宮田村には真夏の厳しい日差しが照りつける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[前日のヒルクライムで優勝した勢いのまま今日のクリテリウムに臨む増田選手が予選1組に出場]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[直線区間に入りペースが上がった集団がタテに伸びる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アベラストゥリ選手の動きに同調して集団から若干のリードを奪う増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[湾岸クリテリウムでは予選落ちしてしまった雨澤選手が同じ轍は踏まないとばかりに集団内で存在感を示す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[全員での予選通過に向け、集団内で好位置をキープする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集団ゴールスプリントとなったが、宇都宮ブリッツェンは全員が無事に予選通過を決めた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選1組に続いて行われた予選2組には鈴木譲、阿部、飯野の3選手が出場]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[青々とした稲の絨毯の中を色とりどりのジャージに身を包んだ選手達が駆け抜ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[安定感のある走りでチームに厚みをもたらす鈴木譲選手は難なく予選通過]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨澤選手とともに湾岸クリテリウムで悔しい想いをした飯野選手が予選通過に向けてペダルを踏み込む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[前日のヒルクライムをキャンセルしてこのレースに臨んだ阿部選手が決勝を見据えて予選をこなす]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選2組も全員が予選通過。宇都宮ブリッツェンは7名で午後の決勝レースに挑む]
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[酷暑の中の決勝レースに向け、アイスベストを着用してアップする選手たち]
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[身体への負担を少しでも減らすため水をかけながらアップを続ける鈴木譲選手]
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[チームとして連勝をつかみ取ることをイメージして決勝レースのスタートラインに並ぶ増田選手]
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[予選を勝ち上がった50名の選手による決勝レースがスタート]
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[単独で抜け出すなど序盤から積極的に攻撃を仕掛ける阿部選手]
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[アタックがかかっては吸収される状況が続く]
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[コース奥の上り区間でも各チームのアタックの応酬が繰り返される]
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[下りでトリビオ選手とともに増田選手と堀選手がTeam UKYOに対して攻撃を仕掛ける]
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[向日葵が咲き誇る宮田村の長閑な風景の中を集団が駆け抜ける]
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[堀選手がパンクで遅れ2名となった逃げ集団に8名の追走集団が襲いかかる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終局面でもう一仕事したかった雨澤選手だったが、惜しくも遅れてしまう]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[Team UKYOのアシストは崩壊させたが、その後の攻撃が消化不良気味となってしまい鈴木譲選手の5位が最高位に]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[不運なパンクでつかみかけた勝利を逃した堀選手はレース後しばし放心状態だった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[このレースに特別に設定された地元賞を獲得した阿部選手が記念品を受け取る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[勝利は惜しくも逃したが、アベラストゥリ対策とも言えるプランの完成が近いことをサポーターに見せることはできた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/06

JPT第12戦 JBCF みやだ高原ヒルクライム

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[上:ヒルクライムでは後塵を拝していたスペイン人選手勢に、増田選手が一矢報いる勝利を飾った!]
[下:この日の結果、宇都宮ブリッツェンはチームランキングで首位を奪い返した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS


8月6日(土)に、2016年のJプロツアー第12戦「JBCFみやだ高原ヒルクライム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明



2016年のJプロツアー第12戦となる「JBCFみやだ高原ヒルクライム」が、長野県上伊那郡宮田村の全長10.7km、標高差890m、平均勾配8.6%の宮田高原キャンプ場登山道で開催され、残り1.5kmを過ぎた付近からアタックを仕掛けた宇都宮ブリッツェンの増田成幸が、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野などのUCIレースで圧倒的な走りを見せたTeam UKYOのオスカル・プジョルを振り切って見事に独走を飾りました!

また、宇都宮ブリッツェン勢は若手の堀選手と雨澤選手が中盤から終盤にかけてアタックを仕掛けて先頭に躍り出るなど果敢な走りでレースメイク。終盤にオスカル・プジョル(Team UKYO)に交わされたものの堀選手が3位、雨澤選手が4位に入り、チームランキング首位の座をTeam UKYOから奪い返すことに成功しています。

2016年のJプロツアーも折り返しとなる第12戦を迎えました。

個人ランキング、チームランキングともにTeam UKYO、宇都宮ブリッツェン、マトリックスパワータグによる三つ巴の争いとなった前半戦。第12戦からの後半戦もこの3チームを中心にシーズンが進んでいくことが予想されます。

後半戦のスタートとなるこのレースに、宇都宮ブリッツェンは上りに強い増田、鈴木譲、飯野、堀、雨澤の5選手が出場。圧倒的な個の力を誇るライバルチームのスペイン人選手勢との争いに挑みました。

レースはスタートからしばらく落ち着いた展開で進んでいきますが、フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)や安原選手(マトリックスパワータグ)などマトリックスパワータグ勢が集団先頭に立ってペースを作り始めると、少しずつ集団がバラけていく展開となります。

すると、レースも半分ほど進んだ5km地点付近になると、先頭は7名の選手に絞られます。

プジョル、プラデス、グアルディオラ(Team UKYO)

増田、堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ(マトリックスパワータグ)

チームランキング上位3チームの選手が入ったこの先頭集団はスペイン人4名と日本人3名という構成で、戦前の予想通りオール日本人の宇都宮ブリッツェンと強力な個の力を誇るスペイン人選手勢という図式となります。

すると、圧倒的な個の力を誇るスペイン人選手勢に対して雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が単独アタックを仕掛け、集団から抜け出して先頭に立ちます。

さらに集団からは堀選手(宇都宮ブリッツェン)が立て続けに単独アタック。集団から抜け出して先行する雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)に合流し、先頭は宇都宮ブリッツェンの若手2選手という展開になります。

一方、2選手の先行を許したメイン集団は、個人ランキング上位選手が揃っていたこともあり互いの動きを見合って若干牽制気味の展開に。個人ランキング2位の増田選手(宇都宮ブリッツェン)もこの集団内で各選手の様子を窺いながらこの後の展開に備えることとなります。

レースも終盤に入ると、様子を見合っていたこの集団内でも動きが出始めます。プジョル選手(Team UKYO)がペースを上げて先行する2選手に対しての追走を開始すると、その動きに増田選手(宇都宮ブリッツェン)がきっちり反応しますが残る3選手はペースが上がらず。2名の選手が先行する2名の選手を追走する形となります。

その頃、先行していた2名の選手の中では、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が少しずつ遅れ始め、堀選手(宇都宮ブリッツェン)が単独先頭でフィニッシュを目指す展開となります。

そして、レースも残り2kmを切った段階になると、追走していたプジョル選手(Team UKYO)と増田選手(宇都宮ブリッツェン)が単独で先行していた堀選手(宇都宮ブリッツェン)をついにキャッチ。先頭は3名となります。

残り1.5km付近になると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が満を持してアタック。

するとこのアタックに、堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)の追走のために脚を使っていたプジョル選手(Team UKYO)はついていくことができず。増田選手(宇都宮ブリッツェン)が独走態勢に入ります。

結局、その後も付け入る隙を与えない走りを見せた増田選手(宇都宮ブリッツェン)は2位のプジョル選手に19秒のタイム差をつけて優勝を飾り、第9戦の西日本ロードクラシックに続いて今シーズンJプロツアー2勝目を挙げました!

また、ゴール直前でプジョル選手(Team UKYO)に先行を許してしまったものの、堀選手(宇都宮ブリッツェン)が3位、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)も4位に入り、チームランキング首位の座をTeam UKYOから奪い返すことに成功しました。

清水監督コメント

「今日は素晴らしいレースになったと思います。表彰式での増田選手のコメントにもあった通り、これまでのヒルクライムレースでは増田選手が単独になって力勝負挑まなければならなかったのですが、今日は先頭の7名の中に若手で上りに強い堀選手と雨澤選手も入ってくれました。個人の登坂力が重要なヒルクライムレースではなかなかチームプレーということはできないのですが、それをやり遂げての結果なので素晴らしい結果だと思っています。また、優勝という結果ももちろんですが、新しいチームとしての動きが見せられたということも非常に大きなことだと感じますし、完璧なレースでしたね。今日のレースで勝利を挙げることはできましたが、それで余裕を持ってしまうのではなく、むしろその勢いを維持したままで明日のレースに臨みたいと思います。明日のレースはコースを得意とする選手が宇都宮ブリッツェンにもたくさんいますが、それは他のチームも同様なので気を抜かずに勝てるようにやっていきたいと思います」

増田選手コメント

「今日のレースは序盤から速過ぎず、かといって遅過ぎず、自分たちにとっては非常に良いペースでレースが進んでくれました。その状態のままレースは7名に絞られたのですが、その中にスペイン人選手に加えて宇都宮ブリッツェンが3名いたので心強くもあり、今日はいつもやられている外国人選手には負けられないという気持ちになりました。その後、レース中盤に雨澤選手がアタックしてくれ、さらに堀選手もアタックして集団から抜け出して2名で先行してくれたことで、残った選手たちの集団内ではTeam UKYOの選手を中心にペースが上がったり下がったりということを繰り返すことになり、それが結果的に選手たちの脚を削ることにつながったと思います。その後、プジョル選手が雨澤選手と堀選手を吸収するためにペースを上げたところで他の選手が千切れ始めたのですが、自分はここが絶対に勝負の分かれ目になると思ったので、自分もキツかったのですがプジョル選手についていって、雨澤選手と堀選手が吸収されたら今度は自分が仕掛けるということを考えていました。実際に堀選手が吸収されたすぐ後のタイミングで自分も一か八かのアタックを仕掛けたのですが、プジョル選手もかなり脚を使っていたようで、決まって良かったです。いつもであればヒルクライムは個人個人が頑張るというレースになるのですが、今日は展開も目まぐるしく変わって、走っている自分としてもドキドキするような展開でしたね。あのまま堀選手がいって優勝してくれればいいなぁと思っていたんですが捕まってしまったので…。それでも、雨澤選手と堀選手のあの動きがあったからライバルチームも脚を消耗したと思いますし、自分も勝てたんだと思います。これだけチームプレーがあって、いろいろと展開があったヒルクライムレースは自分も初めてだったので、最後は自分が勝てて良かったです。いつもは単独での勝負になってしまうことが多かったので、雨澤選手と堀選手の2名の存在が本当に頼もしかったですし、明日は今日のレースに出場しなかった秘密兵器(笑)の2名も出場して、さらに戦力アップしたチーム皆んなで優勝をもぎ取りたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[第2回JBCFみやだ高原ヒルクライム - JPT第12戦 - 10.7km - ]

1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 33m52s 18.94km/h

2位 オスカル・プジョル (Team UKYO) +19s

3位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +21s

4位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +27s

5位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +1m27s

6位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +2m05s

7位 森本誠 (オナーメ信濃山形) +2m05s

8位 山下貴宏 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +2m08s

9位 才田直人 (LEOMO Bellmare Racing team) +2m08s

10位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m15s

42位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +6m12s

出走=73名/完走=73名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 8,366P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 7,886P

3位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 6,038P

4位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 6,016P

5位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 4,866P

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 4,366P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 21,778P

2位 Team UKYO 21,158P

3位 マトリックスパワータグ 17,768P

4位 愛三工業レーシングチーム 11,808P

5位 シマノレーシングチーム 10,448P

6位 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム 7,723P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)


1
[レースの舞台となる宮田高原には厳しい日差しが照りつけるものの、高原らしい風が吹き抜ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[今日のレースをキャンセルして明日のレースに備えて阿部選手と大久保選手がトレーニングに出かける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[標高890mのフィニッシュ地点から見下ろす宮田村]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[覚悟を持ってアタックを仕掛けた増田選手がプジョル選手からリードを奪い始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[若手の頼もしいアシストを受けて自身の最大限の力を見せつける勝利を飾った!]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[終盤まで先頭をキープしライバルたちの脚を削るアシストを見せた堀選手が3位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[快勝の口火を切るアタックを仕掛けてレースを動かした雨澤選手はその後も粘って4位でゴール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
8
[出場するどのレースでも安定したリザルトを残す鈴木譲選手は10位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[得意のヒルクライムにもかかわらず精彩を欠く走りになってしまった飯野選手は42位と厳しい結果に]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[圧倒的な個の力に対抗できることを証明したチームワークを武器に明日のレースの勝利、そして首位固めを狙う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/08/03

JPT第11戦 JBCF 湾岸クリテリウム2016

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[上:ゴールスプリントに向けてTeam UKYOと激しい位置取り争いを繰り広げる選手たち]
[下:コース上のわずかなギャップを突いて先頭に立ったアベラストゥリが圧巻のスプリントでJプロツアー3勝目を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月31日(日)に、2016年のJプロツアー第11戦「JBCF湾岸クリテリウム2016」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明


2016年のJプロツアー第11戦となる「JBCF湾岸クリテリウム2016」が東京都江東区のシンボルプロムナード公園セントラル広場で開催され、予選をメンバー全員が通過したTeam UKYOが決勝でも序盤から終始レースをコントロール。最後はゴールスプリントを絶対的エーススプリンターのジョン・アベラストゥリ・イザガが制して優勝。アベラストゥリは今季Jプロツアー3勝目となりました。

宇都宮ブリッツェン勢は決勝に進んだのが5名と数的不利の状況にありながらもTeam UKYOのコントロールを崩そうと攻撃を仕掛け続ける積極的な走りを披露。最終周回の位置取りでも一歩も引かない動き見せましたが、ゴールスプリント勝負では圧倒的な強さを見せるアベラストゥリには及ばず阿部選手が2位、鈴木譲選手が3位。惜しくも勝利には届かなかったものの、2選手が表彰台に上がる活躍を見せてレースを終えました。

全23戦で争われる2016年のJプロツアーの前半戦終盤の第11戦。今年も多くの人が訪れ、行き交うお台場で開催される「湾岸サイクルフェスティバル」の中で「JBCF湾岸クリテリウム2016」が行われ、メインレースとしてJプロツアーが行われることとなりました。

今年のコースは昨年まで使用された1周1.45kmの特設周回コースではなく、2012年まで使用された1周0.8kmの特設周回コースでの開催。このコースは距離も短く、昨年までのコースよりも難易度は高くないこともあり、強い選手だけが残れるふるいにかけられるようなレース展開にならないことも予想されます。

レースはまず、正午過ぎから3組に分かれて行われる予選からスタート。各組ともに半分以下の13名のみが決勝に進める狭き門です。

鈴木真理キャプテンを療養、小野寺選手を日本代表の海外遠征で欠く宇都宮ブリッツェンは残る7名が予選に臨みましたが、先に述べた狭き門を飯野選手と雨澤選手がクリアできずに予選落ち。決勝は5名で戦うことを余儀なくされます。

一方、現在チームランキング首位のTeam UKYOは出場選手8名が予選通過。他にライバルとなるマトリックスパワータグ、キナンサイクリングチーム、那須ブラーゼン、シマノレーシングはどこも4名以下の決勝進出となったことで、決勝レースはTeam UKYOを中心に展開していくことになりそうです。

ローリングスタートの後にリアルスタートが切られた決勝レースは、スタート直後こそ激しいアタックの応酬が繰り広げられる展開が続きますが、次第にTeam UKYO勢と宇都宮ブリッツェン勢が主導権争いをする展開に。

阿部選手(宇都宮ブリッツェン)や増田選手(宇都宮ブリッツェン)が積極的な動きを見せますが、徐々に人数に優るTeam UKYOが主導権を握りコントロールを開始。絶対的エーススプリンターであるアベラストゥリ選手(Teram UKYO)でのゴールスプリント勝負での勝利に向けて集団先頭を引く展開となります。

この状況に合わせて、宇都宮ブリッツェン勢も終盤の勝負どころまでレースコントロールに加わることを選択。増田選手(宇都宮ブリッツェン)がTeam UKYOの隊列に入って積極的に集団の牽引に加わっていきます。

その後も、Team UKYO勢の集団コントロールに増田選手(宇都宮ブリッツェン)がメインとなって宇都宮ブリッツェン勢が加わる状態のまま進んでいき、気付けばレースは折り返しとなる20周回を過ぎて中盤戦へと入っていくこととなります。

レースも残り15周回となる25周回目を迎える頃になると、Team UKYO勢と宇都宮ブリッツェン勢の集団コントロールにマトリックスパワータグ勢も加わり、勝負に向けた主導権争いが本格化し始めます。

しかし、一時は多少乱れた集団コントロールも最終的には落ち着き、集団はTeam UKYO勢がコントロールする状態でひとつのままレースは残り5周回を切り、終盤戦へと入っていきます。

このまま集団はひとつで進み、大集団でのゴールスプリント勝負になるかという雰囲気が濃厚となった37周回目。

Team UKYO勢のコントロールに対して宇都宮ブリッツェン勢が攻撃を仕掛け2チームが横並びになるような形でクリアした最終コーナーで、集団後方の複数の選手が絡む落車が発生。集団前方の選手たちはそのまま残り3周回へと入りますが、落車で負傷し動けない選手を搬送するために救急車輌が入ることになったためレースは一時中断を余儀なくされます。

結局、レースは負傷した選手を搬送した後に残り5周回に周回数を減らして再開することに決定されます。

レースが再開されると、再びTeam UKYO勢と宇都宮ブリッツェン勢が集団先頭を争う形となり、そこにマトリックスパワータグ勢も加わったことでさらに位置取り争いが激化しています。

しかし、レースも残り2周回となると、集団先頭を争うチーム力を残しているのはTeam UKYOと宇都宮ブリッツェンのみ。この2チームが競い合うように位置取り争いを繰り返したまま、レースは最終周回へと突入します。

最終周回に入ると、Team UKYOと宇都宮ブリッツェンの2チームは、互いにベストなラインを死守するかのように争いながらセントラル広場へ。

すると最終コーナー手前で、アベラストゥリ選手(Team UKYO)がコース上にあるわずかな凹みの部分を上手く使ってイン側から先頭に上がり最終コーナーをクリアしてスプリントを開始。

宇都宮ブリッツェンも阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がすぐさまアベラストゥリ選手(Team UKYO)の番手についてスプリントを開始。さらに別のラインから鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントを開始して先行するアベラストゥリ選手(Team UKYO)を捲ろうと試みますが、UCIアジアツアー1クラスのレースでも抜群のスプリントで勝利を量産するアベラストゥリ選手(Team UKYO)にはおよばず、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が2位、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が3位でフィニッシュ。

圧倒的なスプリントで勝利をもぎ取ったアベラストゥリ選手(Team UKYO)は2連勝した第5戦・第6戦に続き、今季Jプロツアー3勝目を挙げました。

清水監督コメント

「今日のレースは、まず予選で2名の選手が決勝に進出できないことになってしまい、当初に思い描いていたことができない状況で決勝を戦わなければいけない状況になってしまいました。ただ、圧倒的人数をそろえるTeam UKYO有利という状況の中で、最終局面で攻撃を仕掛けるというところは決勝に出場した選手全員が上手くやってくれたと思います。ですが、その終盤に大落車があってレースが一時中断することになってしまい、再開後もしっかりと切り替えて流れを引き戻してくれたとは思うのですが、2位と3位という結果で優勝には手が届きませんでした。2位3位に入ったことでチーム力の高さというものは証明することができたとは思いますが、危険度が高いコースということを差し引いても最後の詰めが足りなかったかなと感じています。本当に勝ちたかったのですが…、悔しいですね。まぁ、こういうコースでは今日のようなレースになることは多々あることなので、しっかりと切り替えてまた次戦に臨みたいと思います。今日もたくさんのファン・サポーターの皆さんに会場に足を運んでいただき、たくさんの声援を送っていただけて力になりました。応援、ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[JBCF 湾岸クリテリウム2016 - JPT第11戦 - 33.6km - ]

1位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO)

2位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

4位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO)

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)

6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

7位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)

8位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ)

9位 畑中勇介 (Team UKYO)

10位 ヴァラド・ジェゾン (NEIKPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM)

12位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

出走=39名/完走=35名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (Team UKYO) 7,916P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 6,486P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 6,016P

4位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 5,998P

5位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 4,866P

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 4,016P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 19,778P

2位 宇都宮ブリッツェン 19,228P

3位 マトリックスパワータグ 16,918P

4位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

5位 シマノレーシング 9,968P

6位 NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM 7,293P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

11
[予選1組に出場する大久保選手が暑さ対策のアイスベストを着用して準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[得意とするクリテリウムということもあり、スタート前には余裕の笑顔を見せる大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13
[毎年酷暑の中でのレースになることから、チームピットにはクールダウン用のプールと大量の氷が用意される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14_2
[全開ではないものの、大久保選手は好ポジションをしっかりとキープしてレースを展開]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[Jプロツアーでの自身今季初勝利のために、まずは予選突破を目指す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集団スプリントの頭を取り、難なく予選通過を決める大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[得意とは言えないクリテリウムレースを前に引き締まった表情を見せる予選2組出走の雨澤選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選スタートを待つ阿部選手に真夏の日差しが容赦なく照りつける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[日本人トップ選手と誰もが認める増田選手が、どんなコースにでも対応する適応力の高さを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スプリントを嫌い逃げ切りを狙った雨澤選手だったが、ともに逃げたメンバーに恵まれず予選落ちとなった]
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[集団をラップする勢いで単独逃げを決めた阿部選手は余裕のゴールで観客からのハイタッチに応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今季に入りスプリントに磨きがかかる増田選手も危なげなく予選を通過]
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[一時期の体調不良から復活を果たした堀選手が予選3組での戦いに挑む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[様子見の集団内でポジションを確保する飯野選手と鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[増田選手とともに安定感抜群の走りを見せ続ける鈴木譲選手が集団内で存在感を放つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[飯野、堀のクライマーコンビが不得手な平坦レースでの予選通過を目指す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[トリビオのアタックに反応して2名で抜け出した堀選手は逃げ切りで予選通過を決めた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集団スプリントで鈴木譲選手が難なく予選通過を決めた一方、飯野選手はわずかに届かず予選落ちとなった]
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[決勝レースを前に選手たちが出走サインとステージパフォーマンスで観客の声援に応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[夕方になってもまとわりつくような暑さが残る状態の中、黙々とアップを続ける選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[予選を通過した39名の選手たちがスタートラインに整列する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レースをコントロールするTeam UKYOの隊列に入って攻撃の糸口を探す増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最大人数をそろえるTeam UKYOのコントロールが続く中、レッドゾーンからも選手たちへの檄が飛ぶ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[この日はアシストの動きに徹する増田選手が集団先頭に出てTeam UKYOに揺さぶりをかけ続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[Team UKYOのすぐ後方を陣取り終盤に向けての青写真を描く宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
08
[レース終盤に入り、マトリックスパワータグやキナンサイクリングも攻撃を開始]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[最終局面で好連携を見せたい阿部選手と大久保選手がポジションをキープし始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[大規模落車で中断していたレースが残り5周回で再開される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース再開後もTeam UKYOと宇都宮ブリッツェンの主導権を握る争いが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[お台場の空にかかった二重の虹が宇都宮ブリッツェンにとっての吉兆となるか!?]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13_2
[最終周回に入り、集団先頭の位置取り争いがより一層激化]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15_2
[アベラストゥリの強力スプリントに屈したものの、阿部、鈴木譲の2選手が表彰台に上がった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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