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2016/07/06

JPT第9戦 JBCF 西日本ロードクラシック広島大会 Day-2

Hiroshima208
Hiroshima212
[上:次の展開に備えて集団内でまとまって走る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:前日の鬱憤を晴らす勝利にガッツポーズで喜びを爆発させるトリビオがスプリントを制した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月3日(日)に、2016年のJプロツアー第9戦となる「JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-2」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
雨澤毅明
小野寺玲


2016年のJプロツアー第9戦「JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-2」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、落車によるニュートラルによって周回数が大幅に減らされたレースは、最終局面に入ると前日の表彰台に上がった3名の選手が再び抜け出す展開に。三つ巴のゴールスプリント勝負を制したホセビセンテ・トリビオが優勝。この結果を受け、トリビオはツアーリーダーの証であるルビーレッドジャージも獲得しました。

宇都宮ブリッツェンは最終周回にできた3名の逃げに増田選手が入り前日に引き続いてのゴールスプリント勝負に挑みましたが、3名で逃げた際に他の2名よりも多めに先頭を引いてしまったことが影響したのか、前日のスプリントよりも勢いと伸びが足りず3位でレースを終えました。

前日に引き続き、難易度の高い広島県中央森林公園の12.3kmサーキットコースを使用しての開催となった、西日本ロードクラシックDay-2。

今日のレースは73.8kmで争われた前日からは倍の距離となる147.6km。距離が伸びたことと気候も暑くなったことで、各チームの戦力や戦略がより如実に出るレースとなることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンはレースがより厳しい展開になることを見越して、最終局面で数的有利を作り出せるような攻めのレースを展開していくことを選択。少人数の逃げには阿部・大久保・飯野・小野寺の4選手が反応して対応しながら、増田・鈴木譲・雨澤の3選手による後半勝負に持ち込むというプランでレースに臨みました。

レースがスタートし、ホームストレートを抜けてテクニカルな下り区間入った集団内ではいきなり落車が起きる波乱の幕開けとなります。

その混乱が収束して集団が落ち着きを取り戻す段階になると、3名の選手が集団から先行してリードを奪う展開となります。

横山(シマノレーシング)

西尾(那須ブラーゼン)

阿曽(キナンサイクリング)

↓ 40秒

メイン集団

メイン集団からは3名の逃げに対して2、3名の選手が飛び出して追走に入りますが、程なくして集団に吸収される展開が続き、逃げ3名と集団とのタイム差は1分程度にまで広がります。

すると、コースの最高地点である展望所を過ぎた下り区間に差しかかると集団内で大規模な落車が発生。この落車により集団は幾つかに分断された状態で2周回目へと入っていきます。

2周回目に入ったレースでしたが、大規模落車に巻き込まれた選手の中で自力で復帰できない選手がいて救急車両の進入が必要になったために一旦ニュートラルに。走行中だった選手たちも停車し、落車した選手の対応を待つことになります。

しかし、どういう訳かこの落車した選手の救護対応に手間取る時間が続き、レースはなかなか再開されない状況が続きます。そこで、コース上で停車していた選手たちも一度スタート/フィニッシュ地点に戻って再開の瞬間を待つことになります。

結局、およそ2時間にわたって中断されたレースは大幅に周回数が減らされ、1周回目時点でのタイム差を考慮した状態で残り5周回から再開ということになり、前日と同じ6周回でのレースとなります。

レースは、まず逃げ3名がリスタート。その30秒後に集団がリスタートして再開され、残り5周回となる2周回目の段階では逃げと集団とのタイム差は45秒ほどにまで広がります。

残り4周回となる3周回目に入ると、逃げ集団から西尾選手(那須ブラーゼン)がドロップし、逃げは2名に。集団とのタイム差も30秒を切る程度にまで縮まって残り3周回となる4周回目に入っていきます。

この段階になると、集団も徐々に活性化。少しずつ逃げ続ける2名の選手とのタイム差を縮めていき、ついに逃げを吸収してレースが振り出しに戻った状態で残り2周回となる5周回目へと入っていきます。

5周回目に入ると、ひとつになった集団内では激しいアタック合戦が続くも、決定的な逃げが決まらない状態のまま、レースはついに最終周回を迎えます。

最終周回に入ってもアタックの応酬が続きますが、決定的な逃げは決まらず。勝負は集団でのゴールスプリントになるかという雰囲気が漂い始めた中、ちょっとした上り返しでトリビオ選手(マトリックスパワータグ)がアタック。その動きに増田選手(宇都宮ブリッツェン)が反応、さらに中根選手(愛三工業レーシング)が続いて、前日のDay-1で表彰台に上がった3名の選手が先行する展開となります。

絶妙なタイミングで飛び出した3選手に対して取り残される形となった集団からは中村選手(イナーメ信濃山形)が飛び出して追走に入りますが、この動きには先行する3名にチームメートを送り込む鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が対応して2名の追走を形成します。

しかし、この2名の追走は集団が吸収。勝負は前日に引き続き3名の選手に絞られてホームストレートを迎えることとなります。

ホームストレートに入ってきた3名は、互いを牽制し合いながらスプリント開始のタイミングを探り合うように残り距離を減らしていき、まずは増田選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントを開始。

続いて残る2名もスプリントを開始すると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)をかわして競い合うようにフィニッシュラインへと向かっていき、最後は中根選手(愛三工業レーシング)を抑えてフィニッシュしたトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、増田選手が2日連続でスプリント勝負に挑みましたが2日連続での優勝とはならず、3位でフィニッシュ。しかし、惜しくも優勝は果たせなかったものの、この日の結果でチームランキングのポイントでTeam UKYOを上回り1位に立っています。

清水監督コメント

「今日はレースの途中で大きな落車があったことでニュートラルとなり、想定していたレースとは全く状況が変わってしまい仕切り直しが必要な状態となりました。選手たちは仕切り直してよくやってくれたのですが、惜しい結果のレースとなってしまいました。増田選手は実力通りの走りを見せ、昨日とは異なる逃げて勝つという走りにトライしてくれたいいレースだったと思います。ただ、付与ポイントが大きい今日のレースの方で優勝できなかったのは、この後のランキング争いを考えると残念ですが、チーム全員が最後まで残って戦ってくれました。毎回勝てるというレベルのレースという訳でもありませんので、もう一回しっかりとプランを組み立てていけば勝てる、皆んなのコンディションがその状態にあるということは再確認できたので気落ちせずに、次の石川ロードは得意な選手も多いですしバスツアーもありますので、しっかりと勝てるように立て直していきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第50回JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-2 - JPT第9戦 - 73.8km - ]

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1h31m21s  40.38km/h

2位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) st

3位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

4位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +07s

5位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +07s

6位 西村大輝 (シマノレーシングチーム) +08s

7位 ロイック・デリアック (ニールプライド南信スバルレーシングチーム) +08s

8位 平井栄一 (Team UKYO) +08s

9位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +08s

10位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +08s

15位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

21位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +17s

26位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +40s

39位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +3m53s

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

出走=126名/完走=85名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 6,266P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 5,336P

3位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 5,016P

4位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 4,866P

5位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 3,728P

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 3,166P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 15,578P

2位 Team UKYO 15,168P

3位 マトリックスパワータグ 14,418P

4位 愛三工業レーシングチーム 11,578P

5位 シマノレーシングチーム 8,668P

6位 那須ブラーゼン 5,938P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)
ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)




Hiroshima201
[ランキングトップ10に入る増田・鈴木譲・小野寺の3選手が先頭でスタートラインに整列する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima202
[朝から気温がグングン上昇する中、147.6kmのレースのスタートが切られた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima203
[スタート直後からライバルチーム勢の動きに大久保選手が睨みを効かせる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima204
[直前の落車でバラけた前方集団で快調に下る阿部選手だったが、2周回目に入ってすぐレースはニュートラルに]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima205
[炎天下の中レース再開の瞬間を待っていた選手たちだが、その後逆走でスタート/フィニッシュラインまで戻ることに]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima206
[約2時間の中断の後、逃げていた3名が先行してスタートする形でレースが再開した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima207
[周回数が大幅に減ったことで、メイン集団は早めに逃げる3名の吸収にかかろうと3連トンネルを通過する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima209
[下り区間で積極的に先頭に立って集団に揺さぶりをかける増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima210
[落車に巻き込まれた影響が残る身体に鞭打ち、雨澤選手が集団先頭を牽引して最終周回へ向かう]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima211
[前日に引き続き、レースは3選手によるゴールスプリント勝負に。駆け引きの末に全員がもがき始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Hiroshima213
[Jプロツアー3連勝とはならなかったが、この日の結果でチームランキング1位となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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