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2016/07/02

JPT第8戦 JBCF 西日本ロードクラシック広島大会 Day-1

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[上:増田選手と阿部選手が入った4名の逃げ集団が勝ち逃げにすべく逃げ続ける]
[下:自身としては今シーズン初勝利となった増田選手が表彰台の真ん中で笑顔を見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月2日(土)に、2016年Jプロツアー第6戦となる「JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-1」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
雨澤毅明
小野寺玲


2016年のJプロツアー第8戦となる「JBCF西日本ロードクラシックDay-1」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、序盤にできた4名の逃げ集団がそのまま逃げ切り。最後は中根選手(愛三工業レーシング)との大接戦のゴールスプリントで差し切った宇都宮ブリッツェンの増田選手が優勝を飾りました!

激闘となった全日本選手権から1週間。各チーム、各選手ともにさまざまな想いを持った状態の中で迎えるのが今回の西日本ロードクラシックです。

今年も昨年に引き続き2in1での開催。さらに、第5戦・第6戦の群馬に続いて2日間ともにロードレースでの開催となりました。

Day-1のこの日は、1周12.3kmのコースを6周回する73.8kmでのショートロードレース。宇都宮ブリッツェンはレース距離が短いことから選手全員が常に集団前方を位置取って、有力チームや有力選手の動きに注意を払いながら積極的に逃げに乗っていって勝利を目指すプランでレースに臨みました。

レースはスタート直後こそ穏やかな立ち上がりを見せたものの、5.2km地点のフェンストンネルを過ぎた後の下り区間で小坂選手(那須ブラーゼン)と平塚選手(愛三工業レーシング)がアタックを仕掛けたのを契機に、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

何度かアタックはかかるものの集団はひとつのまま1周回を完了、2周回目へ。

すると、2周回目に入るスタート/フィニッシュラインで河賀選手(ヴィクトワール広島)がホームチームの意地を見せるアタック。すぐに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が反応、さらに数名の選手が続く形となります。

この飛び出した数名の選手が集団に吸収されると、そのカウンターでトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と増田選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて飛び出します。

トリビオ(マトリックス)

増田(宇都宮ブリッツェン)

↓ 5秒

メイン集団

すると、この2名の逃げに集団から中根選手(愛三工業レーシング)と阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が合流、逃げは4名に。

有力選手がそろったこの逃げはすぐに協調し、メイン集団とのタイム差を一気に30秒程度にまで広げます。

トリビオ(マトリックス)

増田、阿部(宇都宮ブリッツェン)

中根(愛三工業レーシング)

↓ 30秒

メイン集団

メイン集団からは逃げる4名を追走しようとする選手が数名飛び出すも集団が吸収。逃げる4名と集団とのタイム差は1分30秒程度にまで広がります。

その後、レースは4名の逃げ集団とメイン集団という展開のまま、タイム差も大きく変動がなく周回を重ねていく展開が続き、有力選手がそろった逃げ集団4名の勝ち逃げの可能性が高まっていく状態のまま最終周回へと入っていきます。

最終周回に入ると、逃げる4名を吸収しようと逃げに選手を送り込んでいないシマノレーシングやTeam UKYO勢が集団の先頭に立ってペースを上げ始めます。

しかし、この追い上げの動きも逃げる4名を吸収する動きとはならず、逃げと集団とのタイム差が20秒ほどという状態で選手たちがホームストレートに戻ってくる展開となります。

ホームストレートに入ると、逃げ切りをほぼ手中にした4名の中でも牽制の動きが勃発してスローダウン。ほぼゼロスタートの状態からゴールスプリント勝負が始まることとなります。

4名の中でまず最初に仕掛けたのは中根選手(愛三工業レーシング)。その動きにトリビオ選手(マトリックスパワータグ)、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と続いていきます。

このまま中根選手(愛三工業レーシング)がトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と阿部選手(宇都宮ブリッツェン)を抑えて勝利を飾るかと思われましたが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)の番手からスプリントを開始した増田選手(宇都宮ブリッツェン)がここから素晴らしい伸びを見せ、中根選手(愛三工業レーシング)と並ぶ形で互いにハンドルを投げ合ってフィニッシュ。

フィニッシュ直後は中根選手(愛三工業レーシング)がガッツポーズを見せる場面もありましたが、写真判定の末、わずか2cmほどの差で増田選手(宇都宮ブリッツェン)が勝利!

増田選手はJプロツアーでは昨年9月のタイムトライアルチャンピオンシップ以来となる勝利。ロードレースでは2014年のツール・ド・おきなわ以来の優勝を飾り、翌日に行われるレースレイティングの高いDay-2をいい形で迎えることとなりました。

清水監督コメント

「今日のレースは距離は短いものの天候も回復して暑くなるという予報だったので、それなりに厳しいレースなると予想していました。そのため、チームとしてはとにかく逃げに選手を多く送り込んでいくということを意識してレースに臨みました。実際にできた逃げは4名でしたがその中に2名が入り、その2名がしっかりといいレースをしてくれて勝利を挙げることができました。チームとしては思い描いていたものに近い形で勝利するいいレースをしてくれたと思います。4名の逃げ集団が有力選手ぞろいだったこと、予想どおり後ろの集団も厳しい状況になったことで、レース中盤からはゴールの場面を考えながらのレースになったと思います。増田選手はゴールスプリントのトレーニングをずっと積んできていて、全日本選手権でも後続集団ではありますがゴールスプリントで先頭を取っていたので、阿部選手もいましたし逃げとスプリントのどちらでも勝利が狙える状況で本人たちの判断に任せました。しっかりと勝利を挙げてくれ、全日本選手権の鬱憤を少しでも晴らせたかなと感じています。明日のレースは距離も倍になるので全く違うレース展開になると思いますが、増田選手と阿部選手が逃げてくれたことで他の選手が集団内で脚を休めることができたと思いますし、その選手たちも勝てるだけの脚をしっかり持っているとも思っていますので、今日の後続の集団ゴールのような展開にならないように、攻撃的にレースを展開して優勝を目指したいと思います」

増田選手コメント

「今日は距離も短いので前半から積極的に動いていこう、直感というか、自分が感じるままに動いてレースを進めていこうと考えてレースに臨みました。逃げは最初トリビオ選手と2人だったのですが、そこに阿部選手と中根選手が追い付いてきたので完全に決まりました。そこがひとつ目のポイントになったと思います。阿部選手が追い付いてきた時に上りではすこしキツそうだったので、上りはペースを抑えて下りと平地で皆んなで回していったら最後まで4人で行けたので、あとは4人で勝負するだけという状況になりました。この時にトリビオ選手と中根選手も上りで阿部選手を無理に千切ろうとせずにしてくれて4人で行けたことがふたつ目のポイントになったのかな、と。最近は自分もスプリントができるんじゃないかなという自信がついてきていましたし、今日はなぜかスプリントで勝てる自信があったので、アタックせずにずっとスプリント勝負を念頭に逃げ集団内で走っていました。スプリントの場面では阿部選手とは特に話はしていないです、お互いに分かり合っているので。阿部選手も脚を攣りながらも4位に入ってくれたのでチームランキングも詰めることができたと思いますし、一戦一戦少しずつ少しずつライバルチームよりも多いポイントを稼いでいくことが大事だと思います。結局その積み重ねが、最後に優勝につながると思っているので。自分としては今シーズン初優勝になりましたし、先週の全日本選手権で思うようなレースができなかったフラストレーションみたいなものが、少しは今日で発散されたと思うのですごくうれしいです。明日のレースで勝てばJプロツアー3連勝となるので、またチーム一丸となって優勝を目指していきたいと思います。ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[第50回JBCF西日本ロードクラシック広島大会Day-1 - JPT第8戦 - 73.8km - ]

1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1h47m29s

2位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) st

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

4位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +01s

5位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +06s

6位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +07s

7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +07s

8位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +07s

9位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +08s

10位 ロイック・デリアック (ニールプライド南信スバルサイクリングチーム) +08s

21位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +18s

34位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +44s

35位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +53s

36位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +54s

出走=133名/完走=102名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 5,016P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 4,096P

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 3,746P

4位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 3,626P

5位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) 3,246P

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 2,906P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 13,598P

2位 宇都宮ブリッツェン 12,948P

3位 マトリックスパワータグ 10,618P

4位 愛三工業レーシングチーム 8,978P

5位 シマノレーシングチーム 7,228P

6位 那須ブラーゼン 5,338P

ルビーレッドジャージ ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)


1
[ランキング上位につける増田選手と小野寺選手が最前列に整列してスタートを待つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[73.8kmのショートロードレースがスタート。距離が短い分、激しいレース展開が予想される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[2周回目に増田選手と阿部選手を含む有力選手4名の逃げ集団が形成される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[メイン集団では大久保選手らが次の動きに備える展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[徐々にかつての走りを取り戻しつつある飯野選手は、この日も存在感を示す走りを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[上り区間で若干阿部選手が遅れる場面も見られるものの、4名で逃げ続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[気温が上がり蒸し暑くなったレースに、雨澤選手も補給を受け取りながら対応する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
8
[残り周回も少なくなり、会場には4名の勝ち逃げの雰囲気が漂い始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[シマノレーシング、Team UKYO勢がペースアップするメイン集団内でしっかりとポジションを確保する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[わずか2cmほどの差で見事に増田選手が差し切り、スプリントで勝利を飾った!]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[スプリントでは足が攣ってしまったが、共に逃げ続けた阿部選手をねぎらう増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13
[最終コーナーで落車に巻き込まれてしまった小野寺選手だが、ピュアホワイトジャージをがっちりキープ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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