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2016年6月

2016/06/29

全日本選手権 男子エリート

S1
17
[上:悲願の全日本王者に向けてチーム総力戦でフィニッシュに向かうブリッツェンの選手たち]
[下:圧倒的なチーム力を背景に完璧なレース運びを見せたブリヂストンアンカーの初山が今年の王者に輝いた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月24日(金)〜26日(日)の3日間にわたり、全日本自転車競技選手権大会ロード・レースが開催されました。

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6月26日(日)に、ロードレース男子エリートが開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明



ロードレースの日本チャンピオンを決める「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」男子エリートが、東京都大島町の北西部に設定された1周11.9kmの公道特設周回コースで開催され、最終周回に7名に絞られた先頭集団からさらに飛び出した3名でのゴールスプリントとなり、ブリヂストンアンカーの初山選手が優勝を飾りました。今年の全日本選手権は、ブリヂストンアンカーが盤石の体制で個人タイムトライアル、ロードの2冠を達成して幕を閉じました。

宇都宮ブリッツェンは、4周回目にできた2名の逃げに鈴木譲選手が入り、その逃げが吸収された残り3周回から始まった有力チーム同士の勝負では阿部選手、雨澤選手、飯野選手がエース増田選手をサポートして集団先頭をキープ。有力選手に絞らせた終盤の勝負どころでは増田選手が孤軍奮闘の走りを見せましたが人数をそろえる他チーム有利の状況を崩すことはできず、5番手争いのゴールスプリントを先頭でフィニッシュして5位でレースを終えました。

ロードレーサーであれば誰もが一度も夢見るナショナルチャンピオンジャージ。その着用者を決める年に一度のビッグレース、全日本選手権ロード男子エリートの日が遂にやって来ました。

今年も、UCIワールドツアーチームに所属する別府史之選手(トレック・セガフレード)と新城幸也選手(ランプレ・メリダ)がそろって不出場ということもあり、昨年に引き続いて国内コンチネンタルチーム勢同士のチーム力の争いとなることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは初となるナショナルチャンピオンジャージ獲得という悲願成就に向け、ここ数年常に上位に入っているエース増田選手1本での勝負を選択。宇都宮ブリッツェンと同様に人数をそろえるブリヂストンアンカーや愛三工業レーシング勢の動きに注意を払いつつレースを展開し、集団の人数が絞れてきた残り2周回からさらにメンバーを絞って増田選手を有力選手同士の力勝負に送り出すプランでレースに臨みました。

大島支庁前をスタートしたレースは、直後の狭い上りのニュートラル区間を過ぎて道幅の広い上り区間でリアルスタートが切られると、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

しかし、上り区間を終えて平坦~下り区間を過ぎると一気にペースダウン。海岸線のアップダウン区間に入ると再びアタックがかかるものの、風の影響もあってすぐに潰される状況が続きます。

集団はひとつのままの状態で1周回を完了して2周回目へ入ると、直後の狭い上り区間から再びアタックの応酬が始まり集団はペースアップ。このペースアップについていけない選手や集団後方選手が置き去りにされる展開となります。

2周回目も1周回目と同様の状態で海岸線をクリアした集団でしたが3周回目の狭い上り区間に入る段階で、小森選手(愛三工業)が集団から飛び出してペースアップ。この後に続く上り区間で先頭集団はさらに絞られる展開となります。

出入りの激しいレース展開が落ち着きを見せたのは4周回目。

各選手に疲れが見え始めた集団から中根選手(愛三工業レーシング)が単独でアタックを仕掛けると、この動きに鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が反応。そのまま数名の選手がこの動きに追随するかと思われましたが序盤のハイペースが祟ったのか後に続く選手はおらず、2名の逃げが形成されます。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

中根(愛三工業レーシング)

↓ 15秒

メイン集団

有力チームの選手2名の逃げに対し、集団は人数が少ないこともあってかこの逃げを容認。一気にタイム差が広がる展開となります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

中根(愛三工業レーシング)

↓ 2分30秒

メイン集団

落ち着きを見せ始めたレースはこの後しばらく2名の逃げとメイン集団という状況のまま進みますが、5周回目に入るとメイン集団では逃げに選手を送り込んでいない有力チームの井上選手(ブリヂストンアンカー)が先頭に立って集団のコントロールを開始します。

さらに6周回目に入ると、集団先頭は井上選手(ブリヂストンアンカー)に加えて、チームメートの内間選手と椿選手も集団コントロールに加わり、レースは逃げる2名とブリヂストンアンカー勢がコントロールするメイン集団という形となります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

中根(愛三工業レーシング)

↓ 3分

メイン集団

その後、メイン集団ではブリヂストンアンカー勢のコントロールに田窪選手(マトリックスパワータグ)が加わり、一方の2名の逃げでは中根選手(愛三工業レーシング)が少しずつ厳しそうな表情を見せるなどの変化はありながらも、レースは2名の逃げとメイン集団という形のまま8周回を消化。

9周回目に入ると、ここまで協調して逃げ続けていた2名から中根選手(愛三工業レーシング)がドロップ。逃げは鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)単独という状況になります。

鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

↓ 1分25秒

メイン集団

逃げが単独になったこともあり、メイン集団に吸収されるのも時間の問題かと思われましたが、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)はその後もペースを落とさずに逃げ続け、追走のペースを上げるメイン集団とのタイム差を1分20秒前後に保ったままの状態が10周回目も続きます。

レースはそのまま、残り3周回となる11周回目に突入。

すると遂に、上り区間の中腹ほどでメイン集団が逃げ続けた鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)をキャッチ。集団はひとつとなりレースは振り出しに戻って勝負どころを迎える展開となります。

ひとつになった集団では、勝負する選手を絞り込むアタック合戦が再び激化。上り区間で集団がバラけ、その後の下り~海岸線で再び集団が人数を減らしながらひとつになる状況となります。

するとここで、自分の持てる脚の限界が近づいていることを悟った阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が、スタート/フィニッシュ地点まで残り3kmほどの海岸線から強烈な集団牽引を開始。集団をふるいにかけるとともに増田選手(宇都宮ブリッツェン)をいい位置で狭い上り区間へと送り込めるように最後の力を振り絞ります。

阿部選手(宇都宮ブリッツェン)の強烈な牽引でタテに伸びた集団は残り2周回となる12周回目に入り狭い上り区間へ。

上り区間に入ると各選手による勝負がいよいよ激化し始め、一気に集団のペースが上がる展開になり、集団が大きく割れる展開となります。

しかし、その後の下り~海岸線で集団は再びひとつに。33名の比較的大きな集団で最終周回へと突入します。

最終周回に入ると上り区間での攻防がさらに激化し、先頭は7名に絞られることに。この7名がナショナルチャンピオンジャージを着る権利を持って最終局面を迎えることとなります。

増田(宇都宮ブリッツェン)

西園、初山、鈴木(ブリヂストンアンカー)

石橋(NIPPO-VINI FANTINI)

木村(シマノレーシング)

土井(マトリックスパワータグ)

この中で、最初に仕掛けたのは木村選手(シマノレーシング)。単独でアタックを仕掛けて抜け出します。

しかし、この動きにすぐさま初山選手(ブリヂストンアンカー)が反応。さらに西園選手(ブリヂストンアンカー)、石橋選手(NIPPO-VINI FANTINI)と続き先頭は4名にまで絞られる展開となります。

海岸線を過ぎてフィニッシュに向かう上り基調の区間に入ると、4名の中から石橋選手(NIPPO-VINI FANTINI)が少し遅れ、勝負は残る3名のスプリント勝負に。

スプリント勝負ではTTチャンピオン西園選手(ブリヂストンアンカー)のアシストを受けた初山選手(ブリヂストンアンカー)が木村選手(シマノレーシング)をまったく寄せ付けずに優勝。ブリヂストンアンカーはワンツーフィニッシュを達成すると同時に、個人タイムトライアルとロードの2冠を達成する最高の形で2016年の全日本選手権を締めくくりました。

宇都宮ブリッツェンは、勝利を託された増田選手が単独という数的不利をものともせずに最終盤の7名まで残る走りを見せましたが、4名の飛び出しに反応し切れず。その後、残された選手の集団を引き上げようと孤軍奮闘しましたが集団のペースは上がらずに追いつけず。最後は5位争いのスプリント勝負の先頭を取ってフィニッシュ。5位という結果で、8度目となる全日本選手権を終えました。

清水監督コメント

「先手を取るレースをしていい形に持っていったまでは良かったのですが、最終局面で人数を残せなかった、これまでの課題を克服できなかったレースとなってしまいました。増田選手がせっかく脚を残してゴールスプリントでも頭をとっていたので、たら・ればの話にはなってしまいますが、もし万が一あのまま残ってゴールスプリントをしていたら優勝の可能性もあったと思います。レースは当初に予定していた作戦から少し違う展開となってしまい、先手を取るという部分にフォーカスして作戦をアレンジしていったのですが、それが結果的には仇となってしまった感じです。鈴木譲選手が逃げに乗らずに残っていればまた違ったかなとも思いますし、逆に鈴木譲選手が逃げに乗ったから飯野選手と雨澤選手が最終局面に残れるんじゃないかと思ったのですが、まだちょっと残れる脚がなくて厳しいレースになってしまいました。勝つためのストーリーで考えると、細かいひとつふたつのズレが勝敗から大きくズレることにつながってしまったのかなと感じています。悔しいですね、はい。今日は大島という遠方にもかかわらず現地に来てくださったファン・サポーターの皆さんの前で優勝を見せたかったという気持ちもすごくありましたし、来られずとも映像やいろいろな手段でレース情報を見てくださっていた栃木県、宇都宮のファン・サポーターの皆さんにナショナルチャンピオンジャージを持ち帰れなかったのは悔しいですし、申し訳なく思っています。ナショナルチャンピオンジャージ獲得というトライはまた来年まで伸びてしまうこととなりましたが、まだ中堅・若手選手も伸びてきていますし、引き続き変わらずトライをしていきたいと思います。ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第85回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース - ME - 154.7km - ]

1位 初山翔 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 4h14m57s 36.40km/h

2位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

3位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +02s

4位 石橋学 (NIPPO-VINI FANTINI) +42s

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +43s

6位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +43s

7位 野中竜馬 (キナンサイクリングチーム) +44s

8位 平井栄一 (Team UKYO) +44s

9位 土井雪広 (マトリックスパワータグ) +44s

10位 山下貴宏 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +44s

30位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +2m27s

47位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +10m10s

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

 

出走=125名/完走=48名

1
[大一番に向けて会場入りし、粛々とスタートに向けた準備を進める選手たち。表情には全日本特有の緊張感が漂う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[針谷メカと田村メカが万全の状態で選手を送り出すべくスタートギリギリまで意見を交わす]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[ナショナルチャンピオンジャージを懸けた熱き戦いのスタートラインに選手たちが集結する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[海岸線のアップダウン区間をアタックを仕掛け合いながら進んでいくプロトン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[大島入り直後から体調を崩していた堀選手はレース早々に無念のリタイアとなった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[上り区間に入るたびに激化するアタック合戦にきっちり対応していく雨澤選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[戦況を見極めながら最終局面の勝負どころまで脚を温存しながらの走りを見せる増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
8
[自分向きではないコースながらチームのために働ける場面まで懸命の走りを見せる阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[熊野で好調ぶりを見せた大久保選手だったが、厳しい上りで遅れ残念ながらDNFとなった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[中根選手のアタックに反応して飛び出した鈴木譲選手が2名の逃げ集団を形成する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[逃げを容認してペースダウンしたメイン集団内で飯野選手と阿部選手がポジションをキープする]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[2名と想定よりも少ない人数での逃げとはなったが、少しでも良い状況を作り出そうと逃げ続ける鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13
[メイン集団は愛三工業、ブリヂストンアンカー、宇都宮ブリッツェンら人数をそろえるチーム勢が中心にコントロール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14
[人数が絞られ有力選手を残すのみとなった先頭集団で実力通りの走りを見せる増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15
[全日本という大舞台でかつてを彷彿とさせる走りを見せる飯野選手が懸命に増田選手をサポートする]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームのための仕事をきっちり遂行した雨澤選手が先頭集団から遅れ始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[5位争いのゴールスプリントできっちり先頭を取る意地を見せた増田選手がフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今年も果たせなかった悲願成就のため、赤い稲妻は新たなスタートを切る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/25

全日本選手権 男子U23

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[上:レース中盤、海岸線のアップダウン区間で先頭集団を積極的に引く小野寺選手]
[下:前日の個人TTに続いて圧倒的な走りを見せた小林が2冠を達成した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月24日(金)〜26日(日)の3日間にわたり、全日本自転車競技選手権大会ロード・レースが開催されています。

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6月25日(土)に、ロード男子U23が行なわれました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の1名がエントリー。

小野寺玲


U23の日本チャンピオンを決める全日本自転車競技選手権大会ロード・レースMU23が、東京都大島町の北西部を使用した1周11.9kmの公道サーキットコースで開催され、前日に行われた個人タイムトライアルMU23でも圧倒的な力を見せて優勝したTeam KUOTA C.PAULINOの小林海が、ロードレースでも圧巻の走りを見せて独走優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、唯一の出場となった小野寺選手が序盤から先頭集団でレースを展開しますが、残り3周回でできた5名の先頭集団に残ることはできず。後方に取り残された集団で積極的に先頭を引くなど勝利への執念を見せたものの先頭を捕らえるには至らず、5位でレースを終えました。

年に一度のビッグレースとして、全ての選手が照準を合わせてきていると言っても過言ではない全日本選手権。MU23カテゴリーは、学連、クラブチーム、実業団チームの選手が混在する中、人数に優る学連所属の選手たちが主役となることがここ数年続いています。

宇都宮ブリッツェンで唯一の出場となった小野寺選手は厳しいコースレイアウトを考慮し、常に集団の前方をキープしながら有力選手勢の動きにしっかり同調して有利にレースを展開していくことを意識。自身はもちろんチームとしても悲願のナショナルチャンピオンジャージ獲得を目指してレースに臨みました。

レースがスタートすると各選手による激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となりますが決定的な逃げは決まらず、そのまま1周回を完了する展開となります。

しかし、2周回目に入ってすぐの細い上り区間で鹿屋体育大学勢が中心となって集団をペースアップすると、集団は一気にタテ長に。道幅の広い上り区間に出る頃には集団が幾つかに割れる展開となります。

小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は予定通りに前方をキープする絶妙な位置取りと走りで集団先頭で狭い上り区間をクリア。道幅の広い上り区間に出た時には17名の先頭集団に入ってレースを展開することとなります。

この17名の先頭集団には前日の個人タイムトライアルを制した小林選手(KUOTA C.PAULINO)や徳田選手(鹿屋体育大学)、松本選手(明治大学)などの有力選手が複数入っており、アタックを仕掛けてできた集団というより力がないものがふるい落とされて力がある者だけが残った集団と言えます。

小野寺(宇都宮ブリッツェン)

西村、小橋、横山、秋田(シマノレーシング)

松本、野本、小林(明治大学)

徳田優、石井(鹿屋体育大学)

西尾(那須ブラーゼン)

小林(KUOTA C.PAULINO)

安田(京都産業大学)

岡(弱虫ペダルサイクリング)

岡本(日本大学)

米谷(ウォークライド)

廣瀬(中央大学)

↓ 30秒

10名程度の追走集団

4周回目に入ると後方の追走集団から中西選手(同志社大学)が単独で先頭集団にブリッジ。先頭集団は18名となります。

その後も、有力選手がそろった先頭集団がレースを引っ張る展開が続き、残り4周回となる5周回目に入る頃には勝負はこの先頭集団内で決まると予想できる状態となります。

その頃になると、先頭集団から横山選手(シマノレーシング)、秋田選手(シマノレーシング)、安田選手(京都産業大学)らが遅れ始め、先頭は15名に。さらに1人が遅れて14名となった先頭集団は残り3周回となる6周回目へと入っていきます。

すると、上り区間の序盤で石井選手(鹿屋体育大学)が単独アタック。この動きに反応しようとした選手数名が飛び出したことで先頭集団はふたつ割れる展開となり、アタックに反応し切れなかった小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は後方集団に取り残されてしまうこととなります。

小林(KUOTA C.PAULINO)

徳田優(鹿屋体育大学)

小橋(シマノレーシング)

松本、野本(明治大学)

↓ 30秒

小野寺(宇都宮ブリッツェン)含む集団

後方集団

先頭集団のうち後ろの集団に取り残される形となってしまった小野寺選手(津宮ブリッツェン)は、ペースを上げて先行集団に合流しようと集団内の選手たちに何度もローテーションの催促をしますが、その声に同調してローテーションしてくれる選手は現れず。海岸線のアップダウン区間や平坦区間を小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が1人引きして先行する5名を追走するような状況となります。

小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)の懸命の1人引きも空しく、残り2周回となる7周回目に入ってもタイム差を広げられはしないものの、同時に詰めることもできず。

小林(KUOTA C.PAULINO)

徳田優(鹿屋体育大学)

小橋(シマノレーシング)

松本、野本(明治大学)

↓ 35秒

小野寺(宇都宮ブリッツェン)含む追走9名

結局、勝負は先行する5名の集団に絞られる形で、レースは最終周回へと入っていきます。

すると、最終周回の上り区間で小林選手(KUOTA C.PAULINO)がアタック。このアタックに反応できる選手はおらず、小林選手(KUOTA C.PAULINO)が単独で先頭という状況となります。

アタック後もペースを維持する小林選手(KUOTA C.PAULINO)はみるみるうちに後続とのタイム差を1分ほどにまで拡大。この時点で後続の4名もバラバラの状態になったことで、小林選手(KUOTA C.PAULINO)の個人タイムトライアルに続いての勝利はほぼ確実と言える状態になります。

結局、その後の下り区間で一度落車したものの独走で先頭を守り切った小林選手(KUOTA C.PAULINO)が、2位に1分以上の大差をつけて優勝。個人タイムトライアルと合わせて2冠を達成しました。

宇都宮ブリッツェンの小野寺選手は、最後まで先頭集団に追いつこうと後方集団をまとめようと先頭を牽引し続けましたが、各選手の思惑が噛み合うとこがなくまとまらず。残り1km過ぎからは集団を切り離して単独でフィニッシュを目指す形となり、5位でフィニッシュしてレースを終えました。

清水監督コメント

「昨日の個人タイムトライアル同様、上りも強く平坦も強い小林選手のトータルでの強さが際立ったレースだったと思います。小野寺選手本人は相当悔しがっていますし、我々としても優勝を狙っていたので悔しい気持ちは当然あります。ですが、実際に走ってみると上りがキツいコースかつ上りで勝負が決まるようなレース展開という中で、小野寺選手は勝つ方法を探りながら終盤まで残り、最後は集団から抜け出して5位まで上がってきてくれて、良くやってくれたなと思っています。最終的に勝負の分かれ目となったのが上りでペースを上げられてそれについていけなかったという部分なので、そこでもうひと踏ん張りできる、3分程度のハイスピードの上りがこなせるようになってくれば。十分に勝機はあるのではないかと感じています。ただ、先頭5名と後方7名という状況になった後、平坦をほぼ小野寺選手が1人引きだったにもかかわらずタイム差も広がりませんでしたし、最後も集団から抜け出してフィニッシュしているのを見ても、上手く脚を残しながら走っていたのに上りでの一発のペースアップで厳しい状況になってしまったのは勿体ないなとも感じています。とにかく、現時点での脚質含めての状態のなかで、良くやってくれたのひと言に尽きると思っています」

Text:Nobumi.Komori/HATTRICK COMPANY


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[第85回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース - MU23 - 95.2km - ]

1位 小林海 (Team KUOTA C.PAULINO) 2h38m58s 44.91km/h

2位 徳田優 (鹿屋体育大学) +1m03s

3位 松本祐典 (明治大学) +1m05s

4位 小橋勇利 (シマノレーシングチーム) +3m02s

5位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +3m06s

6位 岡本隼 (日本大学) +3m17s

7位 西村大輝 (シマノレーシングチーム) +3m18s

8位 小林和希 (明治大学) +3m19s

9位 西尾勇人 (那須ブラーゼン) +3m23s

10位 石井駿平 (鹿屋体育大学) +3m38s

出走=132名/完走=42名


1
[会場入りし、集中した表情でアップを開始する小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[10周回から8周回に減周となった男子U23がスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[2周回目から集団が分断され、強い者だけが前方集団に残れる厳しい展開に]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[得意とは言えないコースレイアウトにもきっちり適応して集団先頭を維持する小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[海岸線には強風が吹き付ける状況に、時折強く降る雨が追い討ちをかける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[強風によって高くなった波が岸壁に打ち付けられる中を進んでいく選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[絶対に追いつくという気持ちのこもった走りで先行する5名を追走する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[追走は届かなかったが、追走集団からは飛び出して5位でフィニッシュした]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[ひとつのペースアップについていければチャンスはあったことを悔やむ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/24

全日本選手権 個人タイムトライアル

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[上:惜しくも優勝は逃したものの長らく暫定トップに立ち、あらためて能力の高さを証明した小野寺選手]
[下:昨年に続き表彰台を獲得した増田選手だが、悲願達成は2日後のロードレースに持ち越しになった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月24日(金)〜26日(日)の3日間にわたり、全日本自転車競技選手権大会ロードレースが開催されています。

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6月24日(金)に、全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会が開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の4名がエントリー。

増田成幸(男子エリート)
鈴木譲(男子エリート)
阿部嵩之(男子エリート)
小野寺玲(男子U23)




タイムトライアルの日本チャンピオンを決める「全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」が、東京都大島町のサンセットパームライン(1周11.2km)で開催され、男子U23(MU23)ではスペインで活動するTeam KUOTA C.PAULINOの小林海が最速ラップを叩き出して優勝を飾りました。

また、男子最高峰のエリート(ME)では、タイムトライアルを得意とするブリヂストンアンカーサイクリングチームの西薗良太がただ1人42分台を記録する走りを見せ、2012年以来となるタイムトライアルの日本王者に輝きました。

宇都宮ブリッツェン勢は、MU23に小野寺選手、MEに増田、鈴木譲、阿部の3選手が出場。それぞれ優勝を目指して今できる最大限の走りを見せましたが、MU23の小野寺選手はトップから10秒遅れの3位。MEに出場した増田、鈴木譲、阿部の3選手もそれぞれ3位、4位、5位と惜しくも優勝には届かず。悲願のナショナルチャンピオンジャージ獲得は明日以降のロードレースに持ち越されることとなりました。

長時間を高速域で走り切ることができ、独走力に優れる選手たちがしのぎを削る個人タイムトライアル。全日本選手権はそんなTTマンたちの頂点を決める、年に一度のビッグレースです。

今年は、1月にアジア自転車競技選手権大会のロードレース競技が行われた東京都大島町がレースの舞台。個人タイムトライアルのコースはアジア選手権のコースを踏襲しており、大島町の北東部に位置するサンセットパームラインを往復する1周11.2kmのコースで争われました。

午前に行われたMU23は24名の選手が出場。11番目での出走となった小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は持ち味である平坦でのスピードを発揮し、往路を暫定トップタイムでクリア。復路に入ってもそのペースが落ちることはなく、14分31秒84の好タイムで暫定トップに立ちます。

しかしその後、20番手出走の岡選手(弱虫ペダルサイクリング)に4秒、そして23番手出走の小林選手(KUOTA C.PAULINO)に10秒タイムを上回られ、惜しくも3位という結果でレースを終えました。

この日の最終レースとなったMEには34名の選手が出走。23名が出走する第1ウェーブは30秒間隔、前年同大会上位の選手11名が出走する第2ウェーブは1分間隔で選手が次々とスタートしていく形となります。

第1ウェーブで最速ラップを叩き出したのは鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)。第1ウェーブではただ1人となる43分台で走り切り、暫定トップの状態で有力選手ぞろいの第2ウェーブの結果を待つこととなります。

第2ウェーブが始まると、有力選手が次々と出走。宇都宮ブリッツェンも個人タイムトライアルを得意とする阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と、昨年同レースで2位となり今年こそ悲願の初優勝を狙う増田選手(宇都宮ブリッツェン)が順調にラップタイムを刻んでいきます。

ですが、この2人をさらに上回る走りを見せたのが西薗選手(ブリヂストンアンカー)と佐野選手(マトリックスパワータグ)でした。特に西薗選手(ブリヂストンアンカー)はスタートから終始ハイペースを守り切り、ただ1人42分台を記録する42分57秒29でフィニッシュ。同レースで毎年上位に入る実力をまざまざと見せつけ、2012年以来となる個人タイムトライアルの日本王者に返り咲きました。

宇都宮ブリッツェン勢は増田選手が3位表彰台を獲得したものの、惜しくも優勝には届かず。しかし、3位(増田)、4位(鈴木譲)、5位(阿部)と出場した選手がそろって上位を獲得したことで、2日後に行われるロードレースへの期待が膨らむ結果でレースを終えました。

清水監督コメント

「まずMU23に出場した小野寺選手ですが、ツール・ド・熊野での落車で負った怪我の状態を心配していましたが、それなりにいいコンディションでレースに臨めたと思います。タイム的にも悪くないものだったと思いますが、上位2名の方がコンディションも実力も上だった、と。ただ、小野寺選手自身の状態も悪くはありませんし、現時点での小野寺選手の実力というものは見せられたと感じています。明日のロードレースも確実に狙える位置にいると思いますので、しっかりと気持ちを切り替えて明日のロードレースを走ってもらいたいと思います。MEは増田、鈴木譲、阿部の3選手が出走して、誰かしらで優勝が狙えるんじゃないかと思っていましたが、西薗選手が純粋に速かった。そのひと言に尽きると思います。我々としては途中で無線の調子が悪くなって選手にタイム差などの情報が伝わらなかったというトラブルはありましたが、そのトラブルがなかったとしても縮められたのは数秒程度だと思いますので、西薗選手の実力が上回っていたと言う以外はないと感じています。ただ、出場した3名の選手がそろって上位に入っていますし、今日出場していない他のメンバーのコンディションもいいので、明後日のロードレースでは今日の借りをきっちりと返したいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[第20回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会 - MU23 - 11.2km - ]

1位 小林海 (Team KUOTA C.PAULINO) 14m21s51 46.8km/h

2位 岡篤志 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +06s

3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

4位 池邉聖 (慶應義塾大学) +25s

5位 眞砂英作 (明治大学) +26s

6位 岡本隼 (日本大学) +27s

8位 小山貴大 (シマノレーシングチーム) +31s

9位 樋口峻明 (京都産業大学) +33s

10位 徳田優 (鹿屋体育大学) +33s

出走=24名/完走=24名

◆[リザルト

[第20回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会 - ME - 33.6km - ]

1位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 42m57s29 46.93km/h

2位 佐野淳哉 (マトリックスパワータグ) +26s

3位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +51s

4位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +58s

5位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m26s

6位 椿大志 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2m04s

7位 石橋学 (NIPPO-VINI FANTINI) +2m09s

8位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +2m10s

9位 橋本英也 (NIPPO Racing/GOKISO) +3m10s

10位 武井亨介 (Team FORZA) +3m10s

出走=34名/完走=33名


Photo
[雨の心配はなさそうなものの、厚い雲に覆われる大島町]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[スタートの瞬間を今か今かと待つ小野寺選手の相棒MERIDA WARP TT]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集中した表情でスタートの瞬間を待つ小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[後続の2選手に上回られたが、初めて全日本の表彰台に立った小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Photo_2
[昨年の実績がないため第1ウェーブでの出走となった鈴木譲選手がスタートの瞬間を待つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[第1ウェーブの選手の中では圧倒的なスピードを見せてレースを進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[鈴木譲選手は43分55秒67で暫定トップに立ち第2ウェーブの選手たちの結果を待つことになった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[毎年、このレースに照準を合わせて身体を作っている阿部選手が集中した表情でスタートに立つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Photo_6
[先にスタートした選手をパスし、なおもペースを上げて最速ラップを目指す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[昨年の雪辱を果たすための33.6kmへとスタートを切る増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Photo_8
[細かいペース配分などの部分を除けば、今できる最大限の走りを見せた阿部選手は5位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[同じく今できる最大限の走りを見せた増田選手だったが、西薗、佐野両選手に及ばなかった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[表彰台の真ん中は明後日のロードレースに立たなければならない場所となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/22

ツール・ド・熊野 第3ステージ

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[上:写真判定にもつれるゴールスプリント勝負の末、大久保選手が今大会2勝目をチームにもたらした!]
[下:宇都宮ブリッツェンは、若手中心のメンバーで臨んだ今年の熊野を最高の形で締めくくった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月16日(木)〜19日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されました。

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6月19日(日)に、第3ステージが行われました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲



UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第3ステージが、テクニカルかつハイスピードな太地半島の周回コース(1周=10.0km)で開催され、レース序盤で形成された6名の逃げ集団から最終周回にさらに飛び出した3名が逃げ切り。最後はアイラン・フェルナンデスとのマッチスプリントを制した宇都宮ブリッツェンの大久保陣選手がステージ優勝を飾りました!

総合成績は、個人総合時間=オスカル・プジョル(Team UKYO)、個人総合ポイント=ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)、個人総合山岳=ウェズリー・サルツバーガー(キナンサイクリングチーム)、ヤングライダー=秋田拓磨(シマノレーシング)、そしてチーム総合時間=キナンサイクリングチームという内容で全日程を終了しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、初日のプロローグで阿部選手、第3ステージで大久保選手がステージ優勝を飾り、全4ステージのレースで2勝をマークしてUCIポイントを獲得。個人総合時間は堀選手の22位が最上位という結果でツール・ド・熊野を終えています。

クイーンステージとなった第2ステージ熊野山岳で個人総合時間争いに大きな変動があった状態で迎える、ツール・ド・熊野の最終ステージとなる第3ステージ。リーダージャージを着るプジョル選手(Team UKYO)と2位のM・ガルシア選手(キナンサイクリング)とのタイム差は9秒、個人総合ポイントも1位のアベラストゥリ選手(Team UKYO)と3位ケリソン選手(ステイトオブマター)とが5ポイント差と、第3ステージでの結果次第では逆転可能な状態ということもあって激しいレースとなることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、前日の第2ステージで個人総合時間上位を狙った堀選手と雨澤選手が落車によってタイムを失い、挽回するのは厳しいタイム差ということもあり、第3ステージはステージ優勝を狙いにシフトチェンジ。ゴールスプリントにもつれた際の勝負要員に阿部選手と大久保選手の2名を残し、残る飯野・堀・雨澤の3選手が勝ち逃げに乗っていくことを狙ってレースに臨みました。

レースはスタートから、さまざまな思惑を持ったチーム同士のアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。

すると早速2周回目に木村選手(シマノレーシング)とモニエ選手(BSアンカー)の2名が抜け出し、集団から10秒程度のリードを奪う展開に。

先行する2名に対し、集団から真っ先に飛び出したのは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)。さらにケリソン選手(ステイトオブマター)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)が合流、最後に大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が合流して6名の逃げ集団が形成されます。

阿部、大久保(宇都宮ブリッツェン)

モニエ(BSアンカー)

フェルナンデス(マトリックス)

木村(シマノレーシング)

ケリソン(ステイトオブマター)

↓ 11秒

メイン集団

メイン集団からは逃げ集団の追走に個人総合時間上位の3名が出る場面があったものの、その動きはメイン集団が確実にチェック。その後もメイン集団は個人総合時間上位勢の思惑がぶつかり合う形となり、逃げ集団とのタイム差は30~50秒程度の間でレースが進んでいくこととなります。

レースも折り返しとなる5周回に入る頃になると予報通りに雨が降り始め、やがてレースの続行ができるのかというほどの大雨と強風に。その頃になると6名の逃げ集団とメイン集団とのタイム差は1分30~50秒程度にまで広がる展開となります。

その後も6名の逃げ集団はタイム差を保ったまま快調に逃げ続け、一方のメイン集団は個人総合時間逆転を狙い攻撃を仕掛けるキナンサイクリング勢と受けるTeam UKYO勢という図式で少しずつペースアップしながら、残り3周回を迎えることとなります。

相変わらず激しく降り続ける雨と強風という天候、そして後方のメイン集団では個人総合時間上位勢の潰し合いという状況、そして現時点でのタイム差を考慮すると逃げ集団の逃げ切りの可能性が少しずつ高まっていきます。

残り2周回となる9周回目に入ると、6名の逃げ集団からはスプリントポイントを獲得して目的を達成したケリソン選手(ステイトオブマター)がドロップし、逃げ集団は5名になりますが、メイン集団とのタイム差を50秒程度に抑えて逃げ続け、レースはついに最終周回へ。

最終周回に入ると、逃げ集団から木村選手(シマノレーシング)がアタック。このアタックにすかさず大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が反応し、少ししてフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)もジョイン。勝負はこの3名に絞られるであろう展開となります。

逃げ切りを狙う3名はローテーションしてまずは逃げ切りをほぼ手中に。残り1kmを切ったところから3名の中での勝負が繰り広げられます。

残り500mを切ると3名の中で牽制が始まり、残り200mから大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が先がけでスプリントを開始。

フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)が大久保選手(宇都宮ブリッツェン)の番手に入ってスプリントを開始しますが差しきれず。80km以上にわたって逃げ続けた末のスプリントで、大久保選手 (宇都宮ブリッツェン)が見事にステージ優勝を飾りました!

清水監督コメント

「今日のステージは個人総合時間争いなどもあって厳しいレースになることは予想がついていた中で、その隙を突いてうまく立ち回って勝利を手にした素晴らしいレースだったと思います。昨夜のミーティングの段階では阿部選手と大久保選手は最後のスプリント要員で、残る3選手が勝ち逃げに乗るというプランでした。ですが、今朝に各チームの話を聞いてみるとどうやら激しいレースになりそうだということが分かったので、阿部選手と大久保選手にも行けるようであれば行ってみてくれということは伝えていました。その通りセンスある2人が逃げに乗り、スプリンターとルーラーという完璧な組み合わせでレースを展開してくれ、最後は奈良クリテリウムから勝ちたくて仕方がなかったのに2位続きでチームメートに勝ちを譲る形になっていた大久保選手が勝ってくれました。奈良クリテリウムから考えると、平地系の3選手(阿部・大久保・小野寺)が勝ちを分け合う形になったので良かったです。今日はチームカーを運転していても前が見えず、これまで経験したことがないというほどの激しい雨の中でのレースになりましたが、全員がしっかりと走りきってくれたと思います。今回のツール・ド・熊野は4ステージ中2勝と半分勝っている部分を見れば申し分ないと思いますし、実際に過去にない素晴らしい結果だとも思います。ですが、総合系の部分では若手選手たちが本領発揮とまではいかなかったので、そこは経験値を上げたと信じて育てていけば、彼らはきっと羽ばたいてくれると思っています」

大久保選手コメント

「今日はもともと逃げるつもりはなかったのですが阿部選手が先に行ったのが見えましたし、スプリントも厳しいと感じていたので逃げにジャンプしました。逃げ集団では阿部選手もいたので心強かったですし、途中から雨もどんどん酷くなってきたので“これは逃げ切れるんじゃないか”と思いながらレースを進めていて、結果的に逃げ切れましたね。最後の場面は後ろと20秒差という情報は得ていたので、3人で回ってゴール前まで行こうと話し合って、残り5、600mぐらいから牽制が入って、残り200mぐらいで自分が先行する形でスプリントを開始して勝ったという感じでした。ここ数レースなかなか勝てず、逆に小野寺選手と阿部選手の優勝に刺激をもらっていました。長らくお待たせしました、というか、なかなか勝てない男になっていたので、今日はしっかりと決められて良かったです。全日本選手権もまたすぐにありますし、みんないい調子で臨めると思いますので、変わらぬ応援をよろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[Tour de Kumano - UCI-2.2 - 3rd Stage 太地半島 - 100.0km - ]

1位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 2h32m29s 39.3km/h

2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

3位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) +02s

4位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) +19s

5位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +19s

6位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +19s

7位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +19s

8位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +19s

9位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +19s

10位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +19s

13位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +24s

32位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +3m06s

33位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +3m06s

42位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +5m32s

出走=74名/完走=44名

◆個人総合時間 第3ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 7h58m13s 40.6km/h

2位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +31s

3位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +35s

4位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +43s

5位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +44s

6位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) +44s

7位 マイケル・カミング (ステイトオブマター/マープ) +45s

8位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1m07s

9位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +1m27s

10位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +1m30s

22位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +7m34s

24位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +10m10s

28位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +11m43s

33位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +15m13s

43位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +21m02s

◆個人総合ポイント 第3ステージ終了時

1位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 42P

2位 ジェシー・ケリソン (ステイトオブマター/マープ) 35P

3位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 34P

4位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 30P

5位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 27P

6位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 26P

◆個人総合山岳 第3ステージ終了時

1位 ウェズリー・サルツバーガー (キナンサイクリングチーム) 18P

2位 平塚吉光 (愛三工業レーシングチーム) 12P

3位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 8P

4位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 7P

5位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 5P

6位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 4P

◆チーム総合時間 第3ステージ終了時

1位 キナンサイクリングチーム 23h58m13s

2位 Team UKYO +1m51s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +2m53s

4位 シマノレーシングチーム +8m17s

5位 マトリックスパワータグ +8m48s

6位 愛三工業レーシングチーム +12m26s
7位 宇都宮ブリッツェン +17m27s

01
[例年通り過酷なレース続きとなった熊野の最終ステージに向けアップをする選手たち]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終ステージでの活躍が期待される大久保選手が細谷マッサーにスタートオイルを塗ってもらう]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[落車の影響で前日にレースを降りた小野寺選手が打った箇所をアイシングしながら仲間たちを見守る]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨予報が出るなか、最終ステージの幕が切って落とされた]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
05
[レースをこなすごとにかつての姿を取り戻しつつある飯野選手がアタックに反応する]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
06
[タイミング良く逃げに乗るセンスを見せた阿部選手と大久保選手が逃げ続ける展開に]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[KOM手前の上りをメイン集団内でクリアしていく堀選手]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[協調体制をとって逃げ続ける6名の逃げ集団のなかに2名を送った宇都宮ブリッツェン有利の展開]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[前日の落車でチャンスを失ってしまった雨澤選手がチームのため、そして自身の未来のための走り続ける]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アップダウンを繰り返す区間を走るチームカーに激しい雨と風が吹き付ける]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[視界がまったくと言っていいほどない状態の雨の中、懸命に逃げ続ける6名の逃げ集団]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今レース全ステージを通して、集団内で存在感を放った堀選手がフィニッシュを目指す]
photo(C):Tstuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨と集団内の個人総合時間争いも味方した大久保選手が逃げ切りで自身UCIレース初優勝を飾った! ]

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2016/06/18

ツール・ド・熊野 第2ステージ

S1_2
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[上:落車しながらも先頭集団を懸命に追い駆け続けた堀選手が21位でフィニッシュする]
[下:ツアー・オブ・ジャパンから好調を維持するプジョルが個人総合を逆転するステージ優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月16日(木)〜19日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

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6月18日(土)に第2ステージが行われました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲
※出場チーム=20チーム




UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第2ステージが、国内有数の厳しい山岳コースとして知られる熊野山岳コースで開催され、スペイン人2名に絞られた先頭でのゴールスプリント勝負を制したTeam UKYOのオスカル・プジョルが制し、ステージ優勝を飾りました。この結果、プジョル選手は個人総合時間でもトップに立ち、イエロージャージを獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、中堅・若手の総合系選手として期待を集める堀選手と雨澤選手、飯野選手が強力外国人選手勢と札立峠での力勝負に真正面から挑み、上り自体は若干遅れたのみでクリアして希望をつないだもののその後の下りで堀選手と雨澤選手がともに落車していしまい、すぐにレースに復帰しますが大幅なタイムロスを挽回することはできず堀選手の21位が最高位でレースを終えました。




ツール・ド・熊野の個人総合時間を争う上で、最も重要なクイーンステージとなる第2ステージ。

109.3kmと距離的には短いものの、風光明媚な棚田の間を縫うように駆け上がる丸山千枚田を2回と、これまでも数々の名勝負を生んできた札立峠を上る過酷な山岳コースです。

宇都宮ブリッツェンは、今シーズンに入ってメキメキと力をつけている堀選手、U23の日本代表として欧州遠征を経験して本場のレースに揉まれてきた雨澤選手、多くの驚きを与えたかつての走りを取り戻しつつある飯野選手という3名の総合系選手らが勝負どころとなる札立峠で並み居る強力外国人選手勢との力勝負に真正面から挑んで勝利を挙げることを目標に、残る選手たちはその3選手をいい位置で札立峠に送り込んだ後はそれぞれが明日のステージにつながる最大限の走りでフィニッシュするというプランでレースに臨みました。

熊野倶楽部をパレードスタートし海岸線などをパレードランしたレースは、リアルスタートが切られると早速アタックの応酬が繰り広げられる展開となります。

すると7km地点で5名の逃げ集団が形成されます。

サルツバーガー(キナンサイクリング)

カミング(ステイトオブマター)

内間(BSアンカー)

平塚(愛三工業レーシング)

入部(シマノレーシング)

↓ 35秒

メイン集団

逃げ集団の5名は協調体制をとりメイン集団とのタイム差を拡大。すぐに1分程度のタイム差を奪います。

すると、メイン集団からトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が単独で飛び出し、逃げ集団5名にブリッジをかけようと追走を始めます。

逃げ集団5名

↓ 1分20秒

トリビオ(マトリックス)

↓ 10秒

メイン集団

レースはこの状態のまま、それぞれの間のタイム差が拡大する形で進行し、1回目の千枚田を迎えることになります。

逃げ集団5名

↓ 2分

トリビオ(マトリックス)

↓ 2分30秒

メイン集団

千枚田の下りを終えて再び国道311号線へと出ると、メイン集団内では次に控える札立峠に向けての動きが活性化。宇都宮ブリッツェンとTeam UKYOがコントロールしてペースを上げつつ、それぞれのチームのエース選手たちをいい形で札立峠に送り出すための位置取りを続ける店内となります。

札立峠へと向かう金山交差点が近付くとその位置取り争いはさらに激化しますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)ら宇都宮ブリッツェン勢も一歩も引かずにポジションをキープ。プラン通りに堀、雨澤、飯野の3選手を集団前方で札立峠へと送り込むことに成功します。

このステージ最大の勝負どころとなる札立峠に入ると、いよいよ各チームのエース選手たちがその本領を発揮して上り始めます。

宇都宮ブリッツェンで勝負を託された3名の選手もその動きに追随しますが、程なくして飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が少し遅れてしまいます。

堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)の2名も集団先頭からは若干遅れてしまいますが、札立峠を上り終える段階で堀選手(宇都宮ブリッツェン)は集団先頭が見える位置。雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)もその堀選手(宇都宮ブリッツェン)が見える位置。札立峠のテクニカルかつ長い下りで十分追いつける状態で下りへと入っていきます。

しかし、その下りでまず堀選手(宇都宮ブリッツェン)が落車。続いて前方で落車した選手に突っ込む形で雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)も落車し、集団先頭から脱落してしまう事態となります。

その頃、集団の先頭では有力選手5名ほどが抜け出す展開となり、快調に逃げ続ける5名の逃げ集団を少しずつ射程に捉える状態となります。

一方、集団先頭から遅れてしまったものの、下り次第では挽回も可能な範囲で札立峠を上り終えた飯野選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)でしたが、下り区間で小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が落車。小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は一時はレースに復帰しますが、その後レースを降りる事態となります。

その後レースは、補給地点の手前で逃げ集団5名を集団先頭の4名がキャッチして、先頭は9名に。その後ろに落車から復帰した堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)、そして後方から合流した飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む20名弱の集団という展開となって2回目の千枚田へと向かっていきます。

先頭9名

↓ 2分

飯野、堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)含む20名弱の集団

2回目の千枚田に入ると、登り口でM・ガルシア選手(キナンサイクリング)がアタック。その動きにプジョル選手(Team UKYO)が反応して2名が抜け出す展開となります。

M・ガルシア(キナンサイクリング)

プジョル(team UKYO)

追走6名

飯野、堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)含む20名ほどの集団

2回目の千枚田の上りに入った20名ほどの集団内では、宇都宮ブリッツェン勢3名が積極的に先頭を引く展開。落車で失ってしまったタイム差を少しでも挽回しようと懸命な走りを見せます。

そして、そのまま飯野選手(宇都宮ブリッツェン)と堀選手(宇都宮ブリッツェン)は集団先頭で千枚田をクリアしていきますが、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は遅れ始めてしまいます。

一方、先頭はM・ガルシア選手(キナンサイクリング)とプジョル選手(Team UKYO)の2名で変わらず。後方の追走集団にはクロフォード選手(キナンサイクリング)とR・ガルシア選手(キナンサイクリング)、そしてプラデス選手(Team UKYO)が入って他チームの選手の追走の動きを抑え始めたこともあり、勝負は先行する2名の選手に絞られる可能性がグッと高まる状態となります。

結局、先行した2名の選手は後続に追いつかれることなく最後の上りストレートへ。上りスプリントで先行したプジョル選手(Team UKYO)が、先だって行われたツアー・オブ・ジャパン個人総合王者の力と勢いを見せる形で優勝を飾り、個人総合リーダーの証であるイエロージャージを手にすることにも成功しました。

宇都宮ブリッツェンは、最後は10名ほどにまで絞られた集団に飯野選手(宇都宮ブリッツェン)と堀選手(宇都宮ブリッツェン)が残り、最後の上りスプリントの末に堀選手が21位、飯野選手が23位でフィニッシュ。強力外国人選手勢に上りでは引けをとらない走りを見せたものの、下りですべてのチャンスを失ってしまう結果でレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のステージは完全なる上り勝負のステージで、宇都宮ブリッツェンとしても総合系の飯野・堀・雨澤の3選手が上りでライバル勢と真っ向勝負したいということだったので、残る3名の選手がそのお膳立てをして勝負どころの札立峠で勝敗を争うメンバー内に入るという形を狙いました。実際にその通りになったのですが、その後の下りでの落車で全てを台無しにしてしまうことになりました。落車の後も飯野、堀、雨澤の3選手がやるべきことを頑張ってやって追いかけてくれたのですが前も有力メンバーがそろっていたこともあって、どうしようもなかったかな、と。まぁ………………、落車が全てですね。小野寺選手も落車でレースを降りてしまったので、この後に全日本選手権もありますし落車した3選手の状態が心配ではあるのです。とにかく、今日は落車が全てです。それまでは皆んな勝負に向けて、前日の第1ステージで課題だった位置取りもしっかりやってくれていたと思います。明日の第3ステージですが、まずは朝に落車した選手たちの状態を確認してからプランを決めていかざるを得ないと感じていますが、どんな形であれ締めくくりの最終ステージらしいレースをできるように頑張ります」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆[リザルト

[Tour de Kumano - UCI-2.2 - 2nd Stage 熊野山岳 - 109.3km - ]

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 2h47m38s 39.1km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +02s

3位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +27s

4位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) +27s

5位 リカルド・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +27s

6位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +27s

7位 マイケル・カミング (ステイトオブマター/マープ) +27s

8位 平塚吉光 (愛三工業レーシングチーム) +27s

9位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +32s

10位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +33s

21位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +4m38s

23位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +4m44s

33位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +8m45s

59位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +15m36s

72位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +15m46s

DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)

出走=88名/完走=74名

◆個人総合時間 第2ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 5h25m25s 41.2km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +09s

3位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +31s

4位平塚吉光 (愛三工業レーシングチーム) +33s

5位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +35s

6位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) +37s

7位 リカルド・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +37s

8位 マイケル・カミング (ステイトオブマター/マープ) +38s

9位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +43s

10位 伊藤雅和 (愛三工業レーシングチーム) +44s

18位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +4m47s

23位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +4m57s

32位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +8m56s

58位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +15m42s

72位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +20m57s

◆個人総合ポイント 第2ステージ終了時

1位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 28P

2位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 25P

3位 ジェシー・ケリソン (ステイトオブマター/マープ) 25P

4位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) 22P

5位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) 21P

6位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 20P

◆個人総合山岳 第2ステージ終了時

1位 ウェズリー・サルツバーガー (キナンサイクリングチーム) 17P

2位 平塚吉光 (愛三工業レーシングチーム) 12P

3位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 8P

4位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 7P

5位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 5P

6位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 4P

◆チーム総合時間 第2ステージ終了時

1位 キナンサイクリングチーム 16h17m40s

2位 Team UKYO +4m00s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +5m02s

4位 愛三工業レーシングチーム +8m41s

5位 シマノレーシングチーム +9m42s

6位 マトリックスパワータグ +10m15s

8位 宇都宮ブリッツェン +17m03s

1
[今大会のクイーンステージを前に早朝から慌ただしく準備を進める針谷メカと曽我部アシスタントマネージャー]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[パレードスタート地点に到着し、スタートまでの時間を思い思いに過ごす選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[交通安全のタスキをかけた選手たちがパレードスタートする]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[メイン集団がまとまったまま1回目の丸山千枚田を上っていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[総合系の選手たちを中心に、次の札立峠に向けてメイン集団内でのポジションを確保していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[千枚田の下りは何事もなく下った堀選手だったが、テクニカルな札立峠の下りで落車してしまいチャンスを失った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[グルペットでフィニッシュし、明日のスプリントステージにつないだ大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ともに札立峠の下りで落車した堀選手と雨澤選手がチャンスを失ってしまったことを悔やむ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[同じく札立峠の下りで落車してしまった小野寺選手は、残念ながらこのステージでレースを降りた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/17

ツール・ド・熊野 第1ステージ

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[上:リーダージャージ着用者2名を含む宇都宮ブリッツェンが集団先頭でコントロールする]
[下:ゴールスプリントを制したケリソンがステージ優勝と同時にイエロージャージも手にした]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月16日(木)〜19日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

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6月17日(金)に第1ステージが行われました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲
※出場チーム=20チーム



UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第1ステージが、和歌山県新宮市赤木川沿いのスピード系公道サーキットコース(1周16.3km)で開催され、イラン勢2チームの欠場により急遽出場が決定したステイトオブマター/マープ(オーストラリア)のジェシー・ケリソンが大集団ゴールスプリント勝負を制して優勝を飾り、個人総合時間リーダーの証であるイエロージャージを手にしました。

宇都宮ブリッツェン勢はレース中盤に堀選手が有力選手がそろう4名の逃げ集団に入って最後は2名になりながらも逃げ切りを狙う走りを見せましたが、終盤にメイン集団が吸収。その後は大集団ゴールスプリントに向けて態勢を整えましたが最後の位置取り争いで失速。小野寺選手の10位が最高位でレースを終えました。

前日のプロローグでは、チーム創設史上初となるUCIレースでのワンツーフィニッシュを達成した宇都宮ブリッツェン。本格的なレーススタートとなる今日の第1ステージでも果敢な走りを見せ、個人総合時間リーダーの証であるイエロージャージを守りたいところです。

そのため宇都宮ブリッツェンは、リーダージャージを着る阿部選手以外の選手がタイミングを見計らって逃げに乗って逃げ切り勝利を狙うと同時に、集団に残った選手たちは脚を温存。逃げが吸収されて例年通りの大集団ゴールスプリントになった場合は、連携が少しずつ噛み合ってきた阿部・大久保・小野寺の3選手で最後のスプリントに挑むというプランでレースに臨みました。

新宮駅前をスタートし18kmのパレードランでリアルスタート地点へとやって来た集団は、UCIレースを主戦場とする海外勢から学生選抜の大学生まで、普段走っているレースもレベルも全く異なる選手たちが共存する状態。リアルスタートが切られるとすぐに複数人による落車が発生してニュートラルの状態になるなど、混沌とした状態のまま幕を開けます。

その後正式にスタートが切られたレースは、各チームによる激しいアタック合戦の展開となりますが、決定的な逃げが決まることは

なく進んでいきます。

するとこの時、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)のバイクにトラブルが発生。針谷メカが応急処置をしてレースに復帰させようとするも症状が重く、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は大久保選手の代車に乗り換えてようやくレースに復帰。1周回を使って何とか集団に復帰します。

激しいアタックの応酬が続いたレースは3周回目に入って2名の逃げが決まったことで、ようやく集団は落ち着きを見せます。

ルバ(BSアンカー)

佐野(マトリックス)

↓ 50秒

メイン集団

レースも4周回目に入る段階になると、メイン集団からヴァンデルプローグ選手(ステイトオブマター)が逃げの追走に飛び出し、この動きに堀選手(宇都宮ブリッツェン)が反応して2名の追走集団が形成される展開となります。

ルバ(BSアンカー)

佐野(マトリックス)

↓ 30秒

ヴァンデルプローグ(ステイトオブマター)

堀(宇都宮ブリッツェン)

↓ 30秒

メイン集団

レースも折り返し過ぎる頃になると、追走の2名は逃げていた先頭の2名に合流。逃げ集団は4名となります。

堀(宇都宮ブリッツェン)

ルバ(BSアンカー)

佐野(マトリックス)

ヴァンデルプローグ(ステイトオブマター)

↓ 1分

メイン集団

4名となった逃げ集団には、2年連続で個人総合時間一桁に入っているルバ選手(BSアンカー)と元全日本チャンピオンの佐野選手(マトリックスパワータグ)がいることもあり、メイン集団では大集団ゴールスプリント勝負を狙うキナンサイクリングや愛三工業レーシングが集団コントロールを開始。プラン通り、宇都宮ブリッツェン勢は集団内で脚を温存できる状態となります。

逃げ集団の4名は協調体制をとり、その後も軽快に逃げ続ける展開。5周回目に入るとメイン集団とのタイム差は2分にまで開くこととなります。

その後レースは、少しずつタイム差が縮まりながらも4名の逃げとメイン集団という形のまま進んでいき、その差20秒という状態で最終周回へと入っていきます。

最終周回に入る直前にヴァンデルプローグ選手(ステイトオブマター)が遅れ始めて3名となった逃げ集団は、続いてルバ選手(BSアンカー)も下がって堀選手(宇都宮ブリッツェン)と佐野選手(マトリックスパワータグ)の2名に。

メイン集団に吸収されるのも時間の問題かと思われる中、堀選手(宇都宮ブリッツェン)と佐野選手(マトリックスパワータグ)は懸命に逃げ続けましたが、残り5kmでメイン集団が吸収。集団はひとつとなって最終局面を迎えることとなります。

最終局面に入ると、集団内ではゴールスプリント争いに向けた位置取り合戦が激化。そんな中、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が脚を痙攣してしまい遅れてしまった宇都宮ブリッツェンは大久保選手(宇都宮ブリッツェン)と、代車に乗り換えざるを得ないトラブルから何とか集団に復帰してきた小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)の2名でスプリント勝負に挑む形に。

大久保選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)の2名は、吉田選手でのゴールスプリントを狙うマトリックスパワータグの隊列を上手く利用して集団前方に上がっていこうとしますが、先頭を固めていたチーム勢が強力に前方をシャットアウトしたために吉田選手(マトリックスパワータグ)があわや落車かという状態になってしまいペースダウン。

そのペースダウンに同調する形となってしまった大久保選手(宇都宮ブリッツェン)と小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)は位置取り争いで前方に上がれずに埋もれてしまうこととなります。

その頃、集団先頭ではチームで抜群の隊列と位置取りを見せたケリソン選手(ステイトオブマター)が1位でフィニッシュ。個人総合時間リーダーの証であるイエロージャージも同時に獲得しました。

位置取り争いで集団内に埋もれてしまった宇都宮ブリッツェン勢は、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が代車であるにもかかわらずもがき切り、何とかステージトップ10に食い込む10位でフィニッシュ。前日の歓喜から一転、悔しい結果でレースを終えました。

清水監督コメント

「レースにはいい日もあれば悪い日もあると考えると、今日はバッドデイでしたね。チームとしては第1目標を個人総合時間での成績においている中で、今日のレースは大集団スプリントで総合リーダーを守る走りというよりも、明日の第2ステージで個人総合時間を争うことになる堀選手と雨澤選手がアドバンテージを得ることができるように逃げることにトライする。逃げが決まればチームメートが逃げているため集団を引く必要がなくなるので、チーム内でリーダーは変わりつつもキープして、他の選手は脚を休めることができる。万が一、吸収されてもゴールスプリントにも対応できるという万全の狙いを持っていました。しっかりと逃げに入った堀選手は最後の最後までいい走りを見せてくれたと思いますし、逃げの人数があと数人多ければ逃げ切れたのではないかとも思います。最終的には吸収されて大集団ゴールスプリントとなりましたが、今日は我々の平地系の選手である小野寺選手がバイクトラブル、阿部選手が脚の痙攣で遅れてしまう肉体的トラブルとトラブルが続いてちょっと残念な結果となってしまいました。いくら若手中心のメンバーとはいえ、あってはいけない初歩的なミスもありましたので、その部分は自分としてもしつこく言って何度もトライして、経験値を上げたうえで修正していきたいと思います。明日の第2ステージが個人総合時間争いの山場となりますので、堀選手と雨澤選手を中心に少しでも個人総合優勝に近づけるように頑張りたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[Tour de Kumano - UCI-2.2 - 1st Stage 赤木川清流 - 114.1km - ]

1位 ジェシー・ケリソン (ステイトオブマター/マープ) 2h37m02s 43.6km/h

2位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) st

3位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

4位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) st

5位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) st

6位 雨乞竜己 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) st

7位 ソフィアン・ナビル・モハド・バクリ (NSC-マイクロン) +3s

8位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) +3s

9位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +3s

10位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +3s

32位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +3s

45位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +3s

46位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +3s

53位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +3s

80位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +5m08s

出走=114名/完走=88名

◆個人総合時間 第1ステージ終了時

1位 ジェシー・ケリソン (ステイトオブマター/マープ) 2h37m42s 43.6km/h

2位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) +02s

3位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +06s

4位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) +08s

5位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) +09s

6位 雨乞竜己 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +11s

7位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +11s

8位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +12s

9位 大塚航 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +13s

10位 下島将輝 (那須ブラーゼン) +13s

28位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +14s

41位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +15s

51位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +16s

61位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +18s

79位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +5m16s

◆個人総合ポイント 第1ステージ終了時

1位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 28P

2位 ジェシー・ケリソン (ステイトオブマター/マープ) 25P

3位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) 21P

4位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) 18P

5位 鈴木龍 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 16P

6位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 10P

◆個人総合山岳 第1ステージ終了時

1位 佐野淳哉 (マトリックスパワータグ) 2P

2位 ソフィアン・ナビル・モハド・バクリ (NSC-マイクロン) 2P

3位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) 1P

4位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) 1P

◆チーム総合時間 第1ステージ終了時

1位 ステイトオブマター/マープ 7h53m39s

2位 Team UKYO +02s

3位 宇都宮ブリッツェン +03s

4位 愛三工業レーシングチーム +03s

5位 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム +04s
6位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +05s

1
[前日のプロローグのワンツーフィニッシュを受け、チームカー序列も1番手をゲット]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[各賞リーダージャージを着る阿部選手と大久保選手を先頭にレースのスタートが切られる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[清流の上に架かる赤木橋を選手たちが進んでいく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[逃げを容認し落ち着いたメイン集団をリーダーチームとしてまとめる宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[2年連続でポイント賞ジャージを着用してのレースとなった大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[逃げる2名にタイミング良く追走を仕掛けた堀選手が先頭に合流する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終盤まで懸命に逃げ続けた堀選手含む逃げ集団に、ついに集団が襲いかかる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[雨澤選手に前を引いてもらい、大久保選手がゴールスプリントへ向けてポジションを上げていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最後の詰めの部分で先頭に埋もれてしまったが、代車で懸命のスプリントを見せた小野寺選手が10位に入る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/16

ツール・ド・熊野 プロローグ

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[ワンツーフィニッシュを達成した2名がふたつのリーダージャージを着用して明日の第1ステージを走る]
[UCIレースでのワンツーフィニッシュというチーム史上初の快挙に喜びを爆発させる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月16日(木)〜19日(日)の4日間にわたり、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

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6月16日(木)にプロローグが行われました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲
※出場チーム=20チーム


UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」のプロローグが和歌山県新宮市の市田川沿いに設定された0.7kmのコースで開催され、最速ラップを叩き出した宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手が優勝!名誉あるリーダージャージを獲得しました!

また、2位には大久保陣選手が入り、宇都宮ブリッツェン史上初となるUCIレースでのワンツーフィニッシュを達成!明日から本格的に始まるレースに弾みをつける結果となりました!

清水監督コメント

「いや~、やり過ぎました(笑)。というのは冗談ですが、阿部選手と大久保選手はこのコースを得意としていて、上位には食い込むもののなかなか勝てないという悔しい思いをしてきた中、それぞれのベストタイムを更新してワンツーフィニッシュというのは本当に凄い走りでした。先週末の奈良クリテリウムに続いてのワンツーフィニッシュという結果は、この先の監督生活で果たして同じことがあるのだろうか!?ということですので、チームとしては本当に素晴らしい結果を出していると感じています。ただ、奈良クリテリウムと比較しても、今回のツール・ド・熊野というレースはカテゴリーが違いますし、さらにワンランク上のUCIレースでのワンツーフィニッシュという価値は、チーム・運営会社にとって計り知れないものがあるとも思っています。この結果を受けて、明日からは他チームの我々を見る目も変わって厳しいレースになっていくということも同時に感じていますが、リーダージャージに恥じない走りをこの若手のメンバーでやっていきたいと思います」

阿部選手コメント

「今日のレースは雨がひどくて路面も完全ウエットだったので、間違いなくコーナー勝負になると思っていました。自分は雨のコーナーは割と苦手ではないし例年52秒台のタイムできていたので、あまり気負いすぎることなく優勝争いから遠くても自己ベストを出せれば現状ではいいと思っていました。試走も大久保選手と入念に行ったこともあって、51秒00という自己ベストのタイムを出すことも出来たのでいい結果だったと思います。監督にも『自己ベストを出してきます』と言って出て行ったんですが、監督はきっとその時、“何、言ってんだ?”と感じたと思うので、ちゃんと自己ベストのタイムを出すことができて良かったです。ステージレースでのリーダージャージ着用というのは自分のキャリアの中でも初めてのことなので本当にうれしいです。でも、これを着てスタートしないと実感は沸かないのかな、とも感じています。明日のステージでジャージの行方がどうなるかは分かりませんし、この状況を楽しめるだけ楽しんでレースをしたいと思います。昨シーズンの怪我から、なかなかいいところを見せることができないまま前半戦を戦ってきて、ようやく復活の兆しというものを見せることができたと思うので、皆さん長らくお待たせしましたというのと、これからこれを弾みにいいレースができるように努力しますので、今後とも応援よろしくお願いします!そして、じっくり待っていただければ…(笑)」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[Tour de Kumano - UCI-2.2 - Prologue 個人タイムトライアル - 0.7km - ]

1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 51s00 49.4km/h

2位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +00s14

3位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) +00s17

4位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) +00s.90

5位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) +01s73

6位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +01s91

7位 大塚航 (シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +02s05

8位 下島将輝 (那須ブラーゼン) +02s32

9位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +02s43

10位 HSU Hsuan Ping (アクションサイクリングチーム) +02s50

32位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +03s75

46位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +04s65

60位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +05s55

88位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +07s59

出走114名/完走=114名

◆個人総合時間 プロローグ終了時

1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 51s00 49.4km/h

2位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) st

4位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) st

5位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) +01s

6位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +01s

7位 大塚航 (シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +02s

8位 下島将輝 (那須ブラーゼン) +02s

9位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +02s

10位 HSU Hsuan Ping (アクションサイクリングチーム) +02s

32位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +03s

46位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +04s

60位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +05s

88位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +07s

◆個人総合ポイント プロローグ終了時

1位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) 10P

2位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) 9P

3位 ジョン・アベラストゥリ (Team UKYO) 8P

4位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) 7P

5位 ポール・ヴァンデルプローグ (ステイトオブマター/マープ) 6P

6位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 5P

◆チーム総合時間  プロローグ終了時

1位 宇都宮ブリッツェン 02m36s

2位 Team UKYO +02s

3位 ステイトオブマター/マープ +03s

4位 愛三工業レーシングチーム +03s

5位 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム +04s

 

6位 シマノレーシングチーム +05s

1
[予報通り激しい雨が降りしきる中でのツール・ド・熊野の開幕となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[上位が期待される阿部選手と大久保選手が念入りに試走を重ねる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[土砂降りの悪条件の中でも的確な仕事で選手たちを支える針谷メカ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[久しぶりのUCIレースとなったチーム第1出走の飯野選手は58秒59の88位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[個人総合での上位進出が期待される雨澤選手は無難な立ち上がり]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[日に日にスプリント力が増している堀選手は54秒75の32位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタート直後にクリートが外れてしまうトラブルに見舞われた小野寺選手は不本意な46位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[土砂降りの悪条件の中で自己ベストタイムを叩き出して見事に優勝を飾った阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チーム最終出走の大久保選手も自己ベストを更新したものの、阿部選手には及ばず2位]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/15

JPT第7戦 JBCF 奈良クリテリウム

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[上:ワンツーフィニッシュを達成した小野寺選手と大久保選手が互いの走りを讃えあう]
[下:チームの走りに支えられ、うれしいプロ初勝利を挙げた小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月12日(日)に、2016シーズンのJプロツアー第7戦となる「JBCF奈良クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲



2016年のJプロツアー第7戦となる「JBCF奈良クリテリウム」が、奈良県大和郡山市の奈良県浄化センターに設定されたオールフラットの周回コース(1周2.8km)で開催され、宇都宮ブリッツェンがレースを終始支配する圧巻の走りを見せ、最後のゴールスプリント勝負を託された小野寺選手と大久保選手がワンツーフィニッシュを飾りました!

小野寺選手にとってはうれしいプロ初勝利。この結果、23歳以下の選手で争われるピュアホワイトジャージもキープしています。

4月24日に開催された第6戦「群馬CSCロードレースDay-2」から1カ月以上の中断期間を経ての再開となった2016年のJプロツアー。

再開戦となる第7戦の舞台となったのは、Jプロツアー初開催となった奈良県。

大和郡山市の奈良県浄化センター内に設定された1周2.8kmの特設サーキットコースはオールフラットながら、道幅が狭くなる部分やコース終盤にタイトなコーナーが続く部分などがあるテクニカルなレイアウト。集団の前方をしっかり位置取りできていなければふるい落とされてしまうコースと言えます。

午前中に3組に分かれての予選を終え、メンバー8名全員が無事に予選を突破した宇都宮ブリッツェンは、先日のツアー・オブ・ジャパン東京ステージでもチャレンジした最終局面を阿部→小野寺→大久保とつなぐゴールスプリントで勝利を狙うことを選択。

テクニカルで危険度が高いコースレイアウトを考慮して有力選手を含む小集団の逃げを先行させたうえで集団をコントロールして落ち着かせ、終盤に入ってからペースアップを開始して阿部・大久保・小野寺の3名に勝利を託すというプランで午後の決勝レースに臨みました。

レースがスタートすると、早速各チームによる逃げを狙ったアタック合戦が繰り広げられる展開となりますが、決定的な逃げは決まらない状況が続きます。

すると、3周回目に入った段階で3名の逃げが形成される展開となります。

トリビオ(マトリックス)

山下(シエルヴォ奈良)

ゲゼ(ニールプライド)

↓ 5秒

メイン集団

個人ランキングで3位につけるトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が入ったこの逃げを、宇都宮ブリッツェンがコントロールを開始したメイン集団はプラン通りに容認。4周回目に入る頃にはタイム差は15秒程度にまで広がります。

ちょうどこの時、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)がチェーンが落ちるトラブルで落車。ニュートラルを適用してレースに復帰して事なきを得ます。

宇都宮ブリッツェン勢がコントロールを開始したメイン集団では、逃げにトリビオ選手(マトリックスパワータグ)を送り込んでいるマトリックスパワータグ勢が宇都宮ブリッツェン勢のコントロールを乱そうと先頭に割って入ってくるなど、激しい位置取り争いが水面下で行われる集団先頭となります。

しかし、この状況も阿部選手(宇都宮ブリッツェン)や大久保選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に宇都宮ブリッツェン勢がしっかり対応。集団先頭をキープしてメイン集団のコントロールを続けます。

レースも折り返しを過ぎて7周回目に入る頃になると、逃げていた3名からゲゼ選手(ニールプライド南信スバル)がドロップ。逃げはトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と山下選手(シエルヴォ奈良ミヤタメリダ)の2名となります。

トリビオ(マトリックス)

山下(シエルヴォ奈良)

↓ 13秒

メイン集団

この頃になると、メイン集団では個人・チームともにランキングトップのTeam UKYO勢が宇都宮ブリッツェンに協調して集団のペースアップに参加。特に、ツアー・オブ・ジャパンで個人総合優勝を達成したプジョル選手(Team UKYO)がその実力通りの力で集団を牽引する場面が見られるようになります。

ペースが上がったメイン集団は、9周回目に入って逃げ続けていた2名を吸収。集団はひとつになってレースは振り出しに戻ります。

ひとつになった集団では、これまでと変わらず宇都宮ブリッツェン勢が集団先頭に立ってコントロールを継続。その後ろにマトリックスパワータグやTeam UKYOなどのランキング上位勢が続く展開となります。

残り3周回となる10周回目に入ると、宇都宮ブリッツェン勢が少しずつペースアップを開始。そのペースについていけなくなった選手たちがたまらずに遅れ始めて集団はスリム化していきます。

残り2周回になっても、集団ペースアップの隊列が乱れない宇都宮ブリッツェン勢がレースを完全に支配したままレースは進んでいき、レースは最終周回を迎えることとなります。

最終周回に入ると、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)や増田選手(宇都宮ブリッツェン)らランキング上位選手もペースアップに加わり、ほぼ完璧と言える形で阿部・大久保・小野寺の3選手にバトンタッチ。

勝利を託された3名の選手は、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が持ち味の活かして2名の選手を最終コーナーまで牽引。最終コーナーからは小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が引き継ぎ、大久保選手(宇都宮ブリッツェン)を発射。

この時点で後続との差ははっきりとついており、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は既に勝利を確信してガッツポーズ。

ゴールスプリントを託された大久保選手(宇都宮ブリッツェン)は万全の状態でスプリントを開始しましたが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が予定以上に牽引を続けたために小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を捲りきれず、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がそのまま先頭でフィニッシュする形で、宇都宮ブリッツェンがワンツーフィニッシュを達成しました!

清水監督コメント

「今日は選手全員が完璧なレース運びでレースを仕上げてくれました!素晴らしいチームワークだったと思います。遠方にも関わらずファン・サポーターの方にも来ていただき、その前でワンツーフィニッシュをすることができて本当にうれしいです。もともと前日のミーティングの段階でもコントロールしてレースを進めようと話はしていましたが、午前の予選を走ったうえで改めてミーティングをしました。その際に、直線が長くて道幅も広い場所が何箇所かあって後ろから前に出やすいということが分かったので、集団を大人しくさせるために敢えて強い選手を逃がそう、できればマトリックスパワータグの選手がいいなという話になりました。マトリックスパワータグはスプリンターの吉田選手がいますし、レースを読む能力とテクニックに長ける土井選手もいて一番厄介な存在でしたので、マトリックスパワータグの選手が逃げに入れば落ち着いて集団コントロールできると思いましたし、有力選手でも3名程度の逃げであれば今の宇都宮ブリッツェンのチーム力であれば吸収できると判断もしました。結局、レースは我々が想定していたことがピタリとはまりましたね。途中、雨澤選手が落車に見舞われるというトラブルはありましたが無事に戻ってきてくれて、最初に雨澤選手と堀選手、続いて鈴木譲選手と増田選手がハイペースで集団を引いてくれたことで集団の人数が絞れました。その後を受けた3名の選手も、阿部選手がバースデーランらしく予定よりもひとつ多いコーナーまで引いてくれたことでワンツーフィニッシュが達成できたと感じています」

小野寺選手コメント

「今日のレースは序盤こそアタック合戦であったりとか他チームの動きもあってごちゃごちゃして、チームでまとまるまでに少し時間がかかってしまいましたが、中盤には完全に全員で前を固めてミーティング通りの動きができたと思います。最終的なゴールスプリントに向けた動きも、TOJの東京ステージで形はできていたやり方で勝ちにつなげられたので、チームとして完璧なレースができたと思います。プロ初勝利を宇都宮ブリッツェンというチームで挙げることができて、最高の気分です!宇都宮はもちろん、全国各地で応援してくださっているファン・サポーターの皆さん、今日は宇都宮ブリッツェンが最高の形で勝利を挙げることができました!すぐにツール・ド・熊野も始まりますのでまた勝利を狙っていきたいと思っていますし、シーズンを通して今後のレースも動いて、目立って、そして勝ちたいと思います!引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[第1回 JBCF 奈良クリテリウム - JPT第7戦 - P1決勝 33.6km - ]

1位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 48m14s 41.78km/h

2位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

4位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

5位 小橋勇利 (シマノレーシングチーム) +01s

6位 横山航太 (シマノレーシングチーム) +01s

7位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +01s

8位 ハビエル・サラダ・ペレス (VICTOIRE広島) +04s

9位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +04s

10位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +04s

11位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

14位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +17s

DNF 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)

出走=54名/完走=40名

◆2016Jプロツアー 個人ランキング

1位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 5,016P

2位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) 3,176P

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 3,146P

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 2,696P

5位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 2,536P

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 2,506P

◆2016Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 12,648P

2位 宇都宮ブリッツェン 10,598P

3位 マトリックスパワータグ 9,318P

4位 愛三工業レーシングチーム 7,378P

5位 シマノレーシングチーム 6,928P

6位 那須ブラーゼン 5,038P

ルビーレッドジャージ ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)



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[レース前夜、清水監督を中心に初開催となるレースのミーティングが行われる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[朝には日の光も感じられたが、少しずつ天気が崩れる予報が選手たちを悩ませる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選1組目には増田、大久保、飯野の3選手が出走]
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[TOJでの活躍の記憶も新しい増田選手が集団内で存在感を示す]
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[勝利が期待される大久保選手は余裕の予選1位通過]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮ブリッツェンとしては久しぶりのレースとなる雨澤選手が予選に臨む]
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[同じく予選2組に出場した鈴木譲選手はベテランの円熟味を帯びてきた走りで予選通過]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レースを重ねるたびにチームとプロトン内での評価を上げる堀選手は予選3組で無事に決勝進出]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ピュアホワイトジャージをキープする小野寺選手も難なく予選通過]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[決勝レース前に行われたプレゼンテーションで阿部選手が観客から誕生日を祝ってもらう一幕も]
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[予選を走った感触を加味して、決勝レースへ再度ミーティングを行う]
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[33.6kmと短い分、激しい展開が予想される決勝レースがスタート]
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[チームプラン通り、阿部選手が逃げを狙う選手の選別をしながら走る]
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[この日はベテラン3選手が脇役に徹する走りが光った]
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[トリビオ選手を含む3名の逃げ集団形成される]
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[プラン通りの逃げを容認し、集団のコントロールを開始し始めるがマトリックスも応戦する]
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[チームでレースをコントロールする走りを体感しながら、その走りを吸収していく小野寺選手]
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[レース中盤からは、宇都宮ブリッツェンが完全にレースを支配する展開が続く]
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[最終局面に向けてペースを上げていくブリッツェントレイン]
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[最終周回に入り、鈴木譲選手と増田選手の両ベテランがさらにペースを上げる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[フィニッシュの瞬間は大久保選手が優勝かと思われたが、その後、優勝は小野寺選手と判明]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/08

ツアー・オブ・ジャパン 第8ステージ

9
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[上:逃げ集団に入った鈴木譲選手が逃げ切りを狙ってペダルを踏み続ける]
[下:逃げ集団のゴールスプリント勝負を制したクロームが最終ステージの勝者となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(日)〜6月5日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
小野寺玲



UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の最終ステージとなる第8ステージが、東京都の日比谷公園から大井埠頭の周回コースを回るオールフラットなスピードコースで開催され、30km付近で形成された10名の逃げ集団が逃げ切り。最後は6名に絞られたゴールスプリント勝負を制したアヴァンティ アイソウェイ スポーツのサム・クロームがステージ優勝を飾りました。

個人総合時間はオスカル・プジョル(Team UKYO)、個人総合ポイントはピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、個人総合山岳はミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ シャハルダリ チーム)、そしてチーム総合時間はタブリーズ シャハルダリ チームがそれぞれ獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、勝ち逃げとなった10名の逃げに鈴木譲選手が入り、最終局面で積極的に抜け出しを試みるなど攻撃をし続けましたが逃げ集団を崩壊させるには至らず、6位でフィニッシュしてツアー・オブ・ジャパンを終了しました。

宇都宮ブリッツェンの最終成績は、目標としていた一桁には届かなかったものの、個人総合時間(最も名誉ある賞)で増田選手が3年連続日本人選手トップとなる総合10位。チーム総合時間8位という結果となりました。

清水監督コメント

「今日は勝てるレースだったので、すごく悔しいです。鈴木譲選手が調子が良かっただけに積極的に行き過ぎてしまって、落ち着けとは無線で伝えてはいたのですが、やはりツアー・オブ・ジャパンの最終日・東京というのは格別の舞台でもありますから、大観衆の後押しを受けて先に動き過ぎてしまったという印象です。チームとしてはもともと予定していた作戦とは違ったのですが、混沌とした状態の中での大集団ゴールスプリントよりも、鈴木譲選手にも勝機が多大にあった10名の逃げ集団での勝負を選択し、後方は後方でゴールスプリント勝負に向けた態勢を整えておいてくれていたので、非常にいい形だったと思います。後方のメンバーはしっかりゴールスプリントもしてくれたのですが、1クラスというカテゴリーでゴールスプリント勝負をするにはまだまだ課題があるなということを感じました。今回のツアー・オブ・ジャパン全体を通しては、初日から攻め続けるハードな8日間になったレースでした。8日間休みなしというのは選手たちはもちろんのこと、裏方でチームを支えているスタッフにもハードで、選手・スタッフともによく戦ってくれてありがとうと感謝を伝えたいです。初日から攻めた結果、目標としていた個人総合一桁という結果にはわずかに届きませんでした。ですが、今までのツアー・オブ・ジャパンでは要所要所を押さえるという戦い方をしてきたのに対し、今回は攻めて攻めて、攻撃を仕掛け続けたうえでの結果なので、ひと味違う意味があると感じています。もっと力をつけないという部分や課題も見つかりましたし、この後へのモチベーションという意味では、悔しい思いをすごくしているので、むしろ高まったのではないかと思います。最後になりましたが、今年は特に最後の2ステージの伊豆と東京とバスツアーも開催され、伊豆と東京はホームではないにも関わらずホームゲームのように熱く盛り上げてくださって、8日間という本当に厳しい戦いの最後2日間をファン・サポーターの皆さんが支えてくださったなと思って感謝しています。ありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[19th TOUR OF JAPAN - UCI-2.1 - 8th Stage Tokyo - 112.7km - ]

1位 サム・クローム (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 2h17m29s 49.1km/h

2位 アルヴィン・モアゼミ (ピシュガマン サイクリング チーム) st

3位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

4位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) st

5位 エイドリアン・ヘギヴァリ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) st

6位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +7s

7位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) +19s

8位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +19s

9位 岡本隼 (日本ナショナルチーム) +19s

10位 ダニエーレ・コッリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +19s

14位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +19s

18位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +19s

30位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +19s

53位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +19s

62位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +33s

出走=70名/完走=70名

◆個人総合時間 第8ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 19h22m37s 38.5km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +1m05s

3位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m08s

4位 ダニエル・ホワイトハウス (トレンガヌ サイクリングチーム) +1m23s

5位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +1m24s

6位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m43s

7位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト)  +2m00s

8位 アミール・コラドゥーズハグ (ピシュガマン サイクリング チーム) +2m27s

9位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2m52s

10位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m58s

30位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +23m55s

31位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +24m28s

52位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +45m04s

66位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +1h08m21s

69位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1h39m43s

◆個人総合ポイント 第8ステージ終了時

1位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 74P

2位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 67P

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) 61P

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 58P

5位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) 46P

6位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) 43P

◆個人総合山岳 第8ステージ終了時

1位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) 23P

2位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) 20P

3位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 15P

4位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 13P

5位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 12P

6位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) 9P

◆チーム総合時間 第8ステージ終了時

1位 タブリーズ シャハルダリ チーム 58h16m01s

2位 ピシュガマン サイクリング チーム +3m23s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +4m24s

4位 キナンサイクリングチーム +13m52s

5位 アヴァンティ アイソウェイ スポーツ +15m07s

6位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +29m51s

 

8位 宇都宮ブリッツェン +43m04s

1
[生憎の雨が降る中、選手たちはスタート地点の日比谷公園へとチームカーで向かう]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[日比谷公会堂がそびえ建つ大都会が最終ステージのスタート地点となる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[攻撃的な姿勢を崩さずにチームを率いてきた清水監督が堀選手とスケジュールを確認する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[大勢の観客が訪れる中でも自然体でウォーミングアップを開始する選手たち]
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5
[リアルスタートから続いたアタック合戦に終止符が打たれる逃げ集団が形成され鈴木譲選手が入る]
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6
[自身のリザルトを犠牲にしてチームに貢献してきた阿部選手が、この日も献身的な動きを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[新城選手がリードする逃げ集団は日本人選手のステージ優勝を目指して協調する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
8
[逃げが吸収された場合に向け、メイン集団内でのポジションを確保する選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[逃げ集団の吸収のため、メイン集団もスプリンターチームを中心にペースアップする]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[会場に詰めかけた多くのファン・サポーターの声援を受け、逃げ切りを目指して走り続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[逃げ切った際の勝負どころを考えながら、逃げ集団内で落ち着いた走りを見せる鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14
[メイン集団では、次戦以降につながるスプリントのシュミレーションが行われていた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15
[8日間の激闘を終えた選手たちを多くのファン・サポーターが出迎え、労う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
16
[多くの課題と成果を得たTOJ。赤い稲妻は、これからも走り続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/04

ツアー・オブ・ジャパン 第7ステージ

S16_2
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[上:終始先頭集団に残る果敢な走りで個人総合時間の順位をジャンプアップさせた増田選手]
[下:大腿骨骨折からの復帰初戦となるTOJで見事に完全復活を果たした新城選手がステージ優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(日)〜6月5日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
小野寺玲


UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第7ステージが、上りと下りしかない日本CSCの特設コース(1周12.2km)で開催され、ツアー・オブ・カタールで大腿骨骨折を負い、このレースが復帰初戦となったランプレ・メリダの新城幸也がリオ五輪を前に完全復活を印象付けるステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、第6ステージ終了時点で個人総合時間13位につけた増田選手のステージ優勝と個人総合時間の順位ジャンプアップを目指して過酷なサバイバルステージに挑み、増田選手が先頭集団内で気迫の走りを見せ続け、ステージ優勝は叶わなかったものの8位でフィニッシュ。個人総合時間でも10位に順位を上げ、明日の最終ステージを迎えることとなりました。

イラン勢の圧倒的な走りが予想される中、その予想を見事に裏切る形でステージ優勝を飾り、プジョル選手(Team UKYO)がリーダーの証であるグリーンジャージを獲得した前日の第6ステージ。

迎えた第7ステージは、リーダーを擁するTeam UKYO勢がジャージを守ることができるのか、それとも個人総合時間2位のM・ガルシア選手(キナンサイクリング)擁するキナンサイクリングやイラン勢がリーダーの座を奪い取るのかに注目が集まるステージとなりました。

また、個人総合時間争いとは別にステージ優勝狙いや各賞のポイントを稼ぎたいのチーム、個人総合時間の順位を少しでも上げたいチームなど、あらゆる思惑が絡み合って激しいレース展開になることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは前日の第6ステージで18位に入り、個人総合時間で13位につける増田選手でのステージ優勝を最大目標に、個人総合時間での順位を目標に定める一桁にジャンプアップするための攻撃的なレースを選択。序盤にできる逃げには鈴木譲選手と堀選手の2名が対応し、終盤の勝負どころで満を持して増田選手が動くというプランでレースに臨みました。

レースはスタート直後から、各チームのさまざまな思惑が絡み、激しいアタック合戦が繰り返される形でハイペースな展開となります。

宇都宮ブリッツェンも堀選手が積極的に動いてこれらのアタックに反応。逆に1周回目を終える段階では単独アタックを仕掛けて若干集団から飛び出す形となります。

堀選手(宇都宮ブリッツェン)のこの動きはすぐに吸収されますが、その後すぐに3名の選手が飛び出して逃げ集団を形成する展開となります。

ポルセイェディゴラコール(タブリーズ シャハルダリ)

バイリー(チームガスト)

モニエ(BSアンカー)

メイン集団

この逃げは個人総合時間での大逆転を狙うポルセイェディゴラコール選手(タブリーズ シャハルダリ、トップと1分05秒差)とバイリー選手(チームガスト、トップと2分16秒差)が入った危険なものでしたが、レース序盤ということもあって集団は容認。すると、みるみるタイム差は広がり、その差は最大で3分程度となります。

逃げを容認したメイン集団では、過酷なコースとレース展開についていけなくなった選手たちが次々とこぼれ落ちていくことに。レースも折り返し地点となる60kmを過ぎる段階になると、その人数は半分ほどにまで減ることとなります。

折り返しを過ぎ、そろそろ逃していた3選手を吸収するためにペースアップを開始する必要が出てきたメイン集団は少しずつ活性化。その人数を減らしながら逃げ3名とのタイム差を2分30秒程度にまで縮めていきます。

なおも追走の脚を緩めないメイン集団では、リーダージャージを着るプジョル選手(Team UKYO)や個人総合時間2位につけるM・ガルシア選手(キナンサイクリング)が自らペースアップを主導。3名の逃げ集団とのタイム差が1分40秒ほどになった80kmの段階でメイン集団は20名ほどにまで絞られるサバイバルな展開となります。

この段階で、宇都宮ブリッツェンはメイン集団に増田選手が残るのみ。また、他の日本人選手も新城選手(ランプレ・メリダ)や初山選手(BSアンカー)、早川選手(愛三工業レーシング)など数名が残るのみ。ここからは日本人トップクラスの選手たちが強力な外国人選手勢を相手に結果を残せるかという状況になっていきます。

人数が絞られながらも追走の脚を緩めないメイン集団は、着実に逃げ3名とのタイム差を短縮。最終周回に入る頃にはついに射程圏内にとらえるようになります。

最終周回に入ると、メイン集団はとうとう逃げ続けた3名を吸収。勝負は先頭に残った15名ほどの集団に絞られることとなり、日本人選手は新城選手(ランプレ・メリダ)と増田選手(宇都宮ブリッツェン)のみという状況となります。

その後、レースはフィニッシュに向けて抜け出しを図る選手と集団でまとめて小集団スプリントに持ち込みたい選手とのせめぎ合いが続き、レースはあっという間に残り2kmを切る状況に。

すると、残り距離もわずかになったこの瞬間に、新城選手が絶妙なタイミングで飛び出して独走を開始。残った選手たちも反応して追い上げを図りますが、後ろを振り返り後続との差を確認した新城選手(ランプレ・メリダ)は勝利を確信。ホームストレートに集まった観客にもっと盛り上がるように煽りを入れ、最後は両手を高々と掲げてフィニッシュ。

今年2月に開催された「ツアー・オブ・カタール」での落車で大腿骨骨折を負い、懸命のリハビリを経て迎えた最初のレースとなるツアー・オブ・ジャパンで完全復活を印象付ける見事なステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、最終局面まで15名ほどの先頭集団に残った増田選手が新城選手(ランプレ・メリダ)の飛び出しこそ許してしまったものの、その後方のゴールスプリントに果敢に挑み、8位でフィニッシュ。個人総合時間も13位から10位にジャンプアップさせて、明日の最終ステージ・東京を迎えることとなりました。

清水監督コメント

「幾通りも考えられたレース展開の中で、序盤から厳しいレースに持ち込まれるという形のレースになりました。宇都宮ブリッツェンとしては、その厳しい展開の中で増田選手と堀選手がメイン集団に残ってくれてしっかり対応してくれたと思います。チームとしては今できる最大限で攻めて、ステージ優勝という目標こそは果たせませんでしたが個人総合時間で増田選手の順位をジャンプアップさせることができたので、いい走りだったと思っています。ただ、最終局面の15名ほどの段階で私の方から増田選手に無線で『幸也をマークしていけ』と言った瞬間に新城選手に行かれてしまったので、私個人としてはもう少し早くその指示を出してあげていればという悔いが残ります。でも、あのタイミングであの走りをきっちり遂行した新城選手は、大腿骨骨折の大怪我からの驚異的な回復という部分も含めて、本当に素晴らしい走りだったと思います。今日のステージには宇都宮からもたくさんのファン・サポーターが応援に駆けつけてくださり、選手たちも私もとても励みになりましたし、明日はさらにたくさんのファン・サポーターの皆さんが会場に足を運んでくださると聞いています。明日のレースで主役となる平地系の選手たちは昨日と今日のステージをしっかり回復する走りで乗り切ってくれていると思いますので、明日もう一度、ステージ優勝にチャレンジしたいと思います。ファン・サポーターの皆さんと東京を赤く染めたいと思いますので、明日も応援よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[19th TOUR OF JAPAN - UCI-2.1 - 7th Stage Izu - 122.0km - ]

1位 新城幸也 (ランプレ・メリダ) 3h27m00s 35.3km/h

2位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +02s

3位 ダニエル アレクサンドル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) +05s

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +05s

5位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +8s

6位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +08s

7位 アミール・コラドゥーズハグ (ピシュガマン サイクリング チーム) +08s

8位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +08s

9位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) +08s

10位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +08s

30位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +17m38s

39位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +17m51s

47位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +17m51s

65位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +17m51s

69位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +23m46s

出走=84名/完走=70名

◆個人総合時間 第7ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 17h04m49s 37.1km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +1m05s

3位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m08s

4位 ダニエル・ホワイトハウス (トレンガヌ サイクリングチーム) +1m23s

5位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +1m24s

6位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m43s

7位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +2m00s

8位 アミール・コラドゥーズハグ (ピシュガマン サイクリング チーム) +2m27s

9位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +2m52s

10位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m58s

31位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +23m55s

33位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +24m42s

52位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +45m04s

67位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +1h08m21s

69位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1h39m29s

◆個人総合ポイント 第7ステージ終了時

1位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 67P

2位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 66P

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) 61P

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 58P

5位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) 46P

6位 新城幸也 (ランプレ・メリダ) 37P

◆個人総合山岳 第7ステージ終了時

1位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) 23P

2位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) 20P

3位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 15P

4位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 13P

5位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 12P

6位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) 9P

◆チーム総合時間 第7ステージ終了時

1位 タブリーズ シャハルダリ チーム 51h22m37s

2位 ピシュガマン サイクリング チーム +3m42s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +4m43s

4位 キナンサイクリングチーム +13m39s

5位 アヴァンティ アイソウェイ スポーツ +15m26s

6位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +29m51s

8位 宇都宮ブリッツェン +43m16s


1
[6ステージを戦い抜いてきた選手たちが、個人総合時間争い最終決戦のスタートラインに立つ]

photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[早朝に宇都宮を発ち会場入りしてくれたファン・サポーターが選手たちに声援を送る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

3
[上りと下りしかないジェットコースターのようなコースを疾走する選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[序盤から積極的な動きでチームに貢献する堀選手は、このTOJ期間でさらに逞しさがました]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[休息日なしの過酷なレースを重ねる中でも、増田選手は走りの
キレが鋭さを増していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[阿部選手、大久保選手、小野寺選手の3名は翌日の東京で本領発揮するために我慢の走りが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[過酷なTOJを経験したことで確実に成長した小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
8
[この日は思うように調子が上がらなかった鈴木譲選手も我慢の走り]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[翌日の東京ステージでの爆発を期す大久保選手は後方集団で脚を温存しながらの走り]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[個人総合ジャンプアップのために最後まで諦めずにペダルを踏み続ける増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[声援をくれたファン・サポーターに挨拶をする選手たち。明日はともに、東京を赤く染める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/03

ツアー・オブ・ジャパン 第6ステージ

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5
[上:自己ベストタイムを更新した増田選手だったが、惜しくも2年連続ステージ日本人最上位はならず]
[下:イラン勢の目論見を見事に打ち破る快走でステージ優勝を飾ったプジョルが、個人総合でもトップに立った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(日)〜6月5日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

◆大会WEBサイトは[こちら
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
小野寺玲


UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第6ステージが、激坂として知られる静岡県小山町のふじあざみラインで開催され、圧倒的に有利と思われていたイラン勢を凌駕する登坂力を見せたTeam UKYOのオスカル・プジョルがコースレコードには及ばなかったものの唯一38分台のタイムを記録してステージ優勝を飾りました。この結果、プジョルは個人総合時間でもトップに立ち、グリーンジャージに袖を通しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、個人総合時間上位を狙う増田、鈴木譲、堀の3選手が己の限界とせめぎ合いながら順位アップを目指す走りを見せ、増田選手は自身の同コースベストタイムを記録したものの、外国人選手勢には及ばず18位。ゴール手前でブリヂストンアンカーの西薗良太にかわされ、2年連続同ステージ日本人最上位は逃しましたが、個人総合時間では日本人トップをキープする13位で残り2ステージに臨むことになりました。

ツアー・オブ・ジャパンの総合成績を決める上で、最も重要なクイーンステージと言える富士山ステージ。

後半にかけて“超”がつくほどの激坂が待ち構えることで有名な、11.2kmのヒルクライムコースです。

そして、宇都宮ブリッツェンがここまでのステージを組織的かつ攻撃的に戦ってきたのも、すべてはこのステージを増田選手にいい形で迎えてもらうために他なりません。

小山町生涯学習センターをスタートし、須走商店街を抜けてふじあざみライン入口へとパレードランを行った選手たちは、10時のリアルスタートとともにふじあずみラインの激坂へと飛び出していきます。

レース序盤は各チーム・選手ともに様子見なのか、予想よりもスローペースの立ち上がりとなります。

それでも2kmを過ぎた頃から集団は大きく二つに分断。前方集団にはこのステージで勝負をかけたい選手たちが揃うこととなります。

さらに3kmを過ぎる頃になると、前方集団はピシュガマン勢がペースを上げたことでさらに小さくなり、およそ40名ほどとなります。

その後レースはピシュガマン勢が先頭を固める状態のまま2kmほどを消化。レースはおよそ半分の残り6kmとなります。

するとここで、昨年の同ステージ優勝者であるエマミ選手(ピシュガマン)とコラドゥーズハグ選手(ピシュガマン)の2名がアタック。その動きに呼応するように集団は活性化し、少しずつ集団が崩壊していく状態となります。

宇都宮ブリッツェン勢は増田選手がさすがの走りで先頭集団をキープしますが、堀選手と鈴木譲選手の2名が少しずつ遅れていきます。

レースも残り5kmを切ると、集団から6名の選手がアタックを仕掛けて抜け出します。

エマミ、ホセイニ(ピシュガマン)

ポルセイェディゴラコール、ミズバニ(タブリーズ)

ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア)

プジョル(Team UKYO)

集団

その6名の先行集団からプジョル選手(Team UKYO)がさらにアタックを仕掛け、単独で先行する展開となります。

強力なイラン勢が最終的にはプジョル選手(Team UKYO)を吸収して驚異的なタイムでフィニッシュすると思われましたが、プジョル選手(Team UKYO)の勢いはまったく衰えず、後続とのタイム差をみるみる広げていきます。

結局、最後まで勢いの衰えなかったプジョル選手(Team UKYO)は、2位に56秒差、3位以降のイラン勢には1分以上のタイム差をつけ、ただ一人38分台のタイムで見事にステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤まで先頭集団でレースを展開した増田選手が西薗選手(BSアンカー)と日本人最上位を争いながらフィニッシュに向かいますが、ゴール手前で若干先行されて2年連続での日本人選手最上位はならず。

しかし、これまでの同コースでの自己ベストタイムを上回る41分48秒のステージ18位、個人総合では13位と日本人選手トップに立って、残る2ステージを迎えることとなりました。

清水監督コメント

「今日のステージは前半が少しスローペースでどういう展開になるのかなと思っていましたが、最終的なタイムを見る想定の範囲内だったかな、と。イラン勢が驚異的なタイムを叩き出してタイム差を大きく離されるのではという不安もありましたが、増田選手も自己ベストタイムを更新する走りを見せてくれてタイム差を最小限に抑えてくれたので、そこだけを見れば良かったと思います。ただ、ステージと個人総合の順位という面では非常に悔しい結果になってしまったという感じです。宇都宮ブリッツェンとしてはレース全体を通しての成績、個人総合時間での一桁順位という目標を持ってツアー・オブ・ジャパンを戦っていますが、増田選手の強みが一番発揮されるこのステージで同じ日本人の西薗選手に順位を上回られたというのは、正直な気持ちを言えば本当に悔しいです。これには、序盤のステージからチームとして積極的に攻撃を仕掛けた疲労が蓄積していたという点も否定できないと思っています。ただ、結果的には非常に悔しくて残念な気持ちですが、これまでの戦い方や今日の増田選手のタイムなどを見ればポジティブな部分も多いと思っていますので、明日の伊豆ステージでもう一度チームとして目標とする個人総合一桁順位獲得にチャレンジしたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



◆[リザルト

[19th TOUR OF JAPAN - UCI-2.1 - 6th Stage Fujisan - 11.4km - ]

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 38m48s 17.6km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +56s

3位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m10s

4位 ダニエル・ホワイトハウス (トレンガヌ サイクリングチーム) +1m14s

5位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +1m18s

6位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m32s

7位 アントニオ・ニバリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +2m14s

8位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +2m15s

9位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) +2m19s

10位 アミール・コラドゥーズハグ (ピシュガマン サイクリング チーム) +2m19s

18位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +3m00s

27位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +5m04s

38位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +6m57s

61位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +11m55s

69位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +15m12s

84位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +16m55s

出走=84名/完走=84名

◆個人総合時間 第6ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 13h37m41s 37.6km/h

2位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) +1m05s

3位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m14s

4位 ダニエル・ホワイトハウス (トレンガヌ サイクリングチーム) +1m23s

5位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +1m24s

6位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ (タブリーズ シャハルダリ チーム) +1m43s

7位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +2m16s

8位 アントニオ・ニバリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +2m23s

9位 アミール・コラドゥーズハグ (ピシュガマン サイクリング チーム) +2m27s

13位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m58s

28位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +6m25s

32位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +6m59s

56位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +27m21s

77位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +50m38s

83位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1h15m51s

◆個人総合ポイント 第6ステージ終了時

1位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 67P

2位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 66P

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) 45P

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 44P

5位 窪木一茂 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 35P

6位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) 34P

◆個人総合山岳 第6ステージ終了時

1位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) 20P

2位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 15P

3位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 13P

4位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール (タブリーズ シャハルダリ チーム) 13P

5位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 12P

6位 ベナム・マレキ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 10P

◆チーム総合時間 第6ステージ終了時

1位 タブリーズ シャハルダリ チーム 40h58m04s

2位 ピシュガマン サイクリング チーム +24s

3位 キナンサイクリングチーム +4m25s

4位 Team UKYO +4m39s

5位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +5m10s

6位 アヴァンティ アイソウェイ スポーツ +5m15s

 

7位 宇都宮ブリッツェン +11m12s

1
[南信州での激闘を終えた選手たちは決戦の地、霊峰富士にたどり着いた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[得意とするヒルクライムで強豪海外勢を驚かせる走りを見せたい堀選手が朝食を摂る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[TOJ初帯同ながら確かな仕事で選手たちを支える田村メカがチームカーを磨きあげる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
4
[ステージ上での出走サインとインタビュー、写真撮影に応える選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[自己ベストとなる41分48秒でフィニッシュした増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[得意のヒルクライムで28位に入った堀選手は個人総合順位を上げて伊豆ステージのサバイバルレースに挑む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[38位でフィニッシュした鈴木譲選手は個人総合32位で明日の伊豆ステージを迎える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[初出場となるTOJで時に戸惑いを感じながらもポテンシャルの高さを感じさせる走りを見せる小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[自身にとっての難関ステージが続く大久保選手が見据える先には、東京ステージのゴールスプリントがある]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ここ数ステージは体調不良を抱えながらも献身的な走りを見せていた阿部選手は、今日はセーフティーに超回復]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/02

ツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ

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[上:地元の子供たちの声援を受けながら難コースのレースを戦う選手たち]
[下:大接戦のゴールスプリントを制したハラミリョがステージ優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(日)〜6月5日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
小野寺玲

UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第5ステージが、登坂力とパワーを要求される長野県飯田市のジェットコースターのような公道周回コース(1周12.2km)で開催され、40名ほどの集団スプリントを制したユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルサイクリングチームのダニエル アレクサンデル・ハラミリョがステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は個人総合時間争いの山場となる最初のステージでチームとしてしっかりまとまり、集団をコントロールするリーダーチームのすぐ後方で安定したレース運びを見せ、個人総合上位が期待される増田、鈴木譲、堀の3選手がスプリントで優勝選手とタイム差なしの集団内できっちりゴールして、今大会の大一番である明日の富士山ステージを迎えることとなりました。

毎年、個人総合時間争いの最初の難関となっている、難易度の高い飯田市の南信州ステージ。

風が若干強く吹くものの、今年も晴天。朝の段階では少し肌寒さを感じたものの、例年通りに気温が上がれば過酷なサバイバルレースになることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、個人総合時間でUCIポイント獲得圏内につける増田選手と鈴木譲選手、この後の走り次第でランクインが期待できる堀選手の3名が最低でも現状のポジションをキープしたまま翌日の富士山ステージを迎えられるようにすることと、阿部、大久保、小野寺の3選手はきっちりと完走して翌日以降のステージへとつなげることを念頭にレースに臨みました。

JR飯田駅前をパレードスタートしたレースは、7.3kmのパレードランを終えてリアルスタートが切られると同時にハイペースとなって進む展開となり、最初の上り区間からいきなり遅れる選手が出始める状態となります。

なおもレースはハイペースのまま進んでいきますが、2周回目に入る頃になると4名の先行集団が形成される展開となります。

モニエ(ブリヂストンアンカー)

木村(シマノレーシング)

エマミ(ピシュガマン)

レーン(アヴァンティ アイソウェイ)

↓ 20秒

メイン集団

この先行集団には、昨年の個人総合時間2位のエマミ選手(ピシュガマン)や同8位のモニエ選手(ブリヂストンアンカー)が入ったため、集団も容認せずに吸収しようとしてハイペースなレース展開が続き早くも集団が幾つかに分断されることとなります。

3周回目に入ると、4名の集団からエマミ選手(ピシュガマン)が山岳賞ポイントを狙い単独でアタックを仕掛けて抜け出し、残された3名は集団に吸収。逃げ1名と集団という展開となります。

エマミ選手(ピシュガマン)の単独逃げを容認したメイン集団は、リーダーチームのタブリーズシャハルダリがコントロールを開始。タイム差を1分30秒前後に保ちながらエマミ選手(ピシュガマン)を泳がせるような状態となります。

エマミ(ピシュガマン)

↓ 1分30秒前後

メイン集団

グルペット

レースはしばらく単独の逃げと集団という展開で進んでいきますが、6周回目に入り2度目の山岳賞ポイントを獲得するとエマミ選手(ピシュガマン)は集団に復帰。集団はひとつとなります。

すると、同じく6周回目の下り区間で内間選手(ブリヂストアンカー)が単独アタック。集団から先行し、みるみるタイム差を広げていく展開となります。

内間(ブリヂストンアンカー)

↓ 1分40秒

メイン集団

単独で逃げ続ける内間選手(ブリヂストンアンカー)は7周回目に入っても快調に逃げ続け、タイム差も2分30秒程度にまで広がります。

一方、メイン集団は変わらずリーダーチームのタブリーズシャハルダリのコントロールが続く展開。70名ほどの集団に宇都宮ブリッツェンからは増田、鈴木譲、大久保、堀、小野寺の5選手が残って終盤の展開に備える状態となります。

すると、逃げと集団のタイム差が3分にまで開いた段階で、メイン集団からトリビオ選手(マトリックス)とコッリ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)の2名が追走に飛び出しますが、程なくして集団に吸収されます。

レースも100kmを過ぎた9周回目に入ると、タブリーズシャハルダリがコントロールするメイン集団も、いよいよペースアップして単独で逃げる内間選手(ブリヂストンアンカー)を吸収する態勢に入ります。

このペースアップで、70名ほどだった集団はふたつに分断。宇都宮ブリッツェンは前方の集団に増田、鈴木譲、堀の3選手がしっかり残り、最終局面に臨むこととなります。

レースは内間選手(ブリヂストンアンカー)が逃げ切るか、集団が吸収してゴールスプリントとなるのかという、観る者をハラハラ・ドキドキさせる展開。

内間選手(ブリヂストンアンカー)には2010年に当時シマノレーシングに所属していた鈴木真理選手以来となる日本人選手の南信州ステージ優勝の期待がかかりましたが、残念ながら内間選手はゴールまであと数キロというところで集団に捕まってしまい、勝負はゴールスプリントへと持ち込まれることとなります。

30名ほどのゴールスプリント勝負を制したのは、25歳以下でトップの選手に与えられるホワイトジャージを着用するハラミリョ選手(ユナイテッドヘルスケア)。これまでのステージで好成績を残しているジャコッポ選手(アヴァンティ アイソウェイ)とデネグリ選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)に競り勝ち、見事にステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、最終局面に残った3選手のうち、スプリント力のある鈴木譲選手とスプリント力を伸ばしている堀選手がスプリント勝負に挑みましたがトップ10には届かず、それぞれ17位と18位でフィニッシュしてレースを終えました。

この結果、個人総合時間では、増田選手が5位で依然としてトップ10圏内をキープ。鈴木譲選手が12位、堀選手が33位という成績で翌日に控えるクイーンステージ、富士山を迎えることになりました。

清水監督コメント

「これまでのステージで自分たちから積極的に攻撃を仕掛けていたことと、翌日に大一番の富士山ステージが控えていることを踏まえて、今日のステージに関しては少し抑えめのレース運びを選択しました。結果的に総合系に絡む増田、鈴木譲、堀の3選手がトップと同タイムの集団ゴールでレースを終えることができたので良かったです。レースが序盤にいきなり激しい展開になったことで脚を使うことにはなってしまいましたが、それは仕方のないこと。後半戦の立ち上がりとしては、いい形でレースを終えることができたと感じています。今日は明日の富士山でいいタイムでゴールするためにということを最重要視したレース運びとはなりましたが、その中でも初日からできているチームで動くという部分もまとまってできていました。上り区間の入り口ではコントロールチームの真後ろやコントロールするぐらいのポジションをしっかりとキープできていたという部分も、今後に向けての収穫だったと思います。ツアー・オブ・ジャパンも残すところあと3日。厳しいステージが後ふたつ残されていますが、いい形で走りたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[19th TOUR OF JAPAN - UCI-2.1 - 5th Stage Minamishinshu - 123.6km - ]

1位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) 3h18m08s 37.4km/h

2位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) st

3位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) st

4位 ベンジャミン・プラデス (Team UKYO) st

5位 新城幸也 (ランプレ・メリダ) st

6位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) st

7位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) st

8位 ジャイ・クロフォード (キナンサイクリングチーム) st

9位 初山翔 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

10位 木村圭佑 (シマノレーシングチーム) st

17位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

18位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) st

27位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

60位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m52s

72位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +12m22s

82位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +15m54s

出走=88名/完走=84名

◆個人総合時間 第5ステージ終了時

1位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 12h57m59s 38.6km/h

2位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +34s

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) +41s

4位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +41s

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +52s

6位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +54s

7位 オスカル・プジョル (Team UKYO) +54s

8位 アルヴィン・モアゼミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +55s

9位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +55s

10位 ホセヴィセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +56s

12位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +56s

33位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m15s

55位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +16m20s

75位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +36m20s

83位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +59m50s

◆個人総合ポイント 第5ステージ終了時

1位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 67P

2位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 66P

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) 45P

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 44P

5位 窪木一茂 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 35P

6位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) 34P

◆個人総合山岳 第5ステージ終了時

1位 ラヒーム・エマミ (ピシュガマン サイクリング チーム) 14P

2位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 13P

3位 ベナム・マレキ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 10P

4位 サム・クローム (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 8P

5位 ガイ・カルマ (アタック・チームガスト) 6P

6位 モハンマド・ラジャブルー (ピシュガマン サイクリング チーム) 6P

◆チーム総合時間 第5ステージ終了時

1位 ピシュガマン サイクリング チーム 38h56m04s

2位 タブリーズ シャハルダリ チーム +03s

3位 アヴァンティ アイソウェイ スポーツ +31s

4位 Team UKYO +36s

5位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +49s

6位 キナンサイクリングチーム +49s
7位 宇都宮ブリッツェン +1m47s


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[パレードスタート地点のJR飯田駅前にあるチームピットでスタートの準備を進める選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[地元住民からの熱い声援を受けながらパレード走行をする選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤からのハイペースに苦しみながらも何とか集団に食らいついていく大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[リーダーチームであるタブリーズシャハルダリが集団をコントロールする展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[初のTOJ、そして初の南信州ステージに苦しみながらも適応していく小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[これまでのステージで献身的に動き続けた阿部選手は、この日はグルペットで無理をしない走りに徹した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ステージを重ねるごとに個人総合の順位を上げていく鈴木譲選手はチーム最高位の17位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[頼れる中堅選手に成長した堀選手は、伸びてきているスプリントを国際レースで試した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[個人総合上位につける鈴木譲選手と堀選手は疲労の蓄積と戦いながら、明日のクイーンステージでの快走を誓う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/06/01

ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ

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[上:ランプレ・メリダとともに集団コントロールするブリッツェンの選手たちが激坂区間を上る]
[下:100km以上を見事に逃げ切ったラジャブルーがステージ優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(日)〜6月5日(日)の8日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されています。

◆大会WEBサイトは[こちら
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
小野寺玲

UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第4ステージが昨年に引き続き2度目となる三重県いなべ市の特設公道コースで開催され、スタートから20kmほどで形成された3名の逃げ集団から最後はイラン人ライダー2名が逃げ切り、ピシュガマンサイクリングチームのモハンマド・ラジャブルーがステージ優勝を飾りました。また、ともに逃げ切ったタブリーズシャハルダリチームのメヘディ・ソフラビが個人総合リーダーの証、グリーンジャージを獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、レース中盤からワールドツアーチームのランプレ・メリダと協調して積極的にレースをコントロール。終盤に入ると少しずつペースを上げて集団の人数を削り、残り2周回の上り区間を増田選手と鈴木譲選手が集団先頭でクリアするなど攻撃的な走りを見せますが、逃げ続けた2名を捕まえることはできず。増田選手と鈴木譲選手の2名がトップ2選手から49秒遅れ、3位と同タイムの集団でゴールしてレースを終えています。

8日間8ステージでの開催となった今年のツアー・オブ・ジャパンも半分となる第4ステージを迎え、出場チームそれぞれの戦力もつかめる段階となってきました。

これまでの3ステージがどちらかと言えばステージ優勝狙いのスプリンターチーム勢が目立ったのに対し、これから先の4ステージは個人総合を狙うチーム勢が少しずつ動きを見せてくるステージになると言えます。

第3ステージを終えた時点で増田選手が個人総合時間で5位につける宇都宮ブリッツェンも、目標とする一桁順位キープのためにチーム一丸となってこれからの4ステージを戦っていくことが必要となります。

第4ステージの舞台となったいなべステージは昨年に初開催されたステージで、今年が2回目の開催。1周15.2kmのコースはフィニッシュ地点に向かう上り基調の平坦路と、KOMを過ぎてからの長い下り区間というシンプルなレイアウトながら、フィニッシュ地点過ぎにひかえる最大勾配17%の激坂が絶妙なアクセントとなり、展開次第では大きくタイム差がつく難コースと言えます。

そんな幾通りもの展開が考えられる難コースでのレースに、宇都宮ブリッツェンは個人総合時間を争うライバルの人数を絞るべく、攻撃的な姿勢でレースに臨むことを決意。レース終盤に上り区間で攻撃を仕掛けて集団を崩壊させ、増田、鈴木譲、堀の総合系3選手を確実に先頭集団に送り込むことを確認し合ってスタートの瞬間を待つこととなりました。

阿下喜駅をパレードスタートした集団は、2.8kmのパレードランを終えて正式スタートが切られるとすぐに激しいアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。

しかし、数名の選手が果敢に飛び出していってもすぐに繋ぎの動きが入り、なかなか決定的な逃げが決まらない序盤戦となります。

そんな中、3名の選手が集団から飛び出してタイムを奪うと、集団もこれを容認。レースは20km過ぎでようやく落ち着きを見せます。

ソフラビ(タブリーズシャハルダリ)

ラジャブルー(ピシュガマン)

佐野(マトリックスパワータグ)

↓ 55秒

メイン集団

逃げを容認したメイン集団は、リーダーチームのアヴァンティ アイソウェイがコントロール。3名の逃げとメイン集団とのタイム差は一気に5分程度にまで開くこととなります。

しかし、しばらくすると集団コントロールをしていたリーダーチームのアヴァンティ アイソウェイが、いきなり集団コントロールを拒否。そのため、コントロールするチームが居なくなったメイン集団と逃げ3名とのタイム差は7分以上にまで拡大してしまう事態となります。

この状況を打開しようと動き始めたのは、唯一のワールドツアーチームであるランプレ・メリダと、宇都宮ブリッツェンでした。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)と新城選手(ランプレ・メリダ)、チームリーダー2名で話し合った結果、互いに選手を2名ずつ出しあってペースメイクを開始することに。宇都宮ブリッツェンは阿部選手と大久保選手の2名が先頭に立って集団の牽引を開始します。

ランプレ・メリダと宇都宮ブリッツェンが先頭を引き始めたことでペースが上がった集団は、細道の激坂区間で中切れが起き、その後の下りで合流するという形を繰り返すこととなり、集団後方にいる選手たちはかなり脚を使わされる展開となります。

着実にタイム差を縮めていくメイン集団に対し3名の逃げ集団も逃げ切りを信じて逃げ続けますが、レースも残り2周回に入ると佐野選手(マトリックス)が遅れ、先頭はイラン人選手2名となります。

一方のメイン集団では、残り2周回に入ろうかという段階で、宇都宮ブリッツェン勢が攻撃を開始。阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)の献身的な引きを受けた増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がいい位置で激坂区間をに入り、先頭でKOM地点をクリアして攻撃を継続します。

宇都宮ブリッツェンのこの攻撃でメイン集団は崩壊しかけますが持ち直し、40名程度の集団のままレースは最終局面へと入っていきます。

すると、集団から今度は4名の選手が抜け出して逃げ続ける2名の選手を追走する形となり、この動きで集団はついに崩壊して分断します。

逃げ集団2名

ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア)

デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)

プジョル(Team UKYO)

中根(愛三工業レーシング)

20名ほどの集団

15名ほどの集団

しかし、後方から各選手が決死の追い上げを見せたもののレース中盤の集団コントロールチーム不在の時間帯が響き、序盤から逃げ続けた2名の逃げきりがほぼ確実に。

最後は、このままフィニッシュすればリーダージャージ獲得となるソフラビ選手(タブリーズシャハルダリ)がステージ優勝を譲る余裕を見せ、ラジャブルー選手(ピシュガマン)が逃げ切りでステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、チームとしてしっかり機能してレース中盤からランプレ・メリダとともにレースをコントロールし、また、終盤には総合系の選手を絞るための攻撃を仕掛けるなどレースを動かし続けましたが、逃げた2名の選手を捕まえるまでには至らず。

それでも、個人総合での上位が期待される増田、鈴木譲の2選手が3位の選手と同タイムの15位と21位でゴール。個人総合時間でも増田選手が6位とトップ10をキープ、鈴木譲選手も一気に13位に順位を上げてレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のステージはスタート前に予定していたタイミングよりも早い段階からジャブを打ち続けて、残り2周回で総攻撃をかけてペースをあげていいところまでいったんですが、決めきれませんでした。集団の人数が多過ぎたということもありますし、もう少し厳しいコースであればという思いがない訳ではありませんが…。前半からジャブを打ち続けたのは効果的で、徐々に集団の人数を減らしていけたのですが、もう一歩、力が足りなかったということなのかなと感じています。今年のツアー・オブ・ジャパンはワールドツアーチームやプロコンチネンタルチームがにステージ優勝狙いのメンバー構成で出場してきていて、レースが総合系に動きが出てくる状況になってくるとあまりイニシアチブをとらない状態でした。そこで、今日のステージではプロコンチネンタルチームが本来担うべきであろう役割を宇都宮ブリッツェンが担って、ランプレ・メリダと集団のペースアップをすることにチャレンジしましたが、そこにプロコンチネンタルチームも加わってくれていればイラン人2選手の逃げ切りを許すことはなかったのではないかとも感じています。ただ、今日のレースはどのチームにとっても厳しい展開になったことは間違いないと思いますので、明日、明後日の登坂力が勝負になるステージにどれだけ体力を残しているかがカギになると思います。宇都宮ブリッツェンとしても増田、鈴木譲、堀という3選手の登坂力を信じて戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[19th TOUR OF JAPAN - UCI-2.1 - 4th Stage Inabe - 130.7km - ]

1位 モハンマド・ラジャブルー (ピシュガマン サイクリングチーム) 3h23m25s 38.5km/h

2位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) st

3位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) +49s

4位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +49s

5位 オスカル・プジョル (Team UKYO) +49s

6位 中根英登 (愛三工業レーシングチーム) +49s

7位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) +49s

8位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +49s

9位 窪木一茂 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +49s

10位 トマ・ルバ (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +49s

15位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +49s

21位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +49s

35位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m00s

76位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +11m21s

77位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +11m21s

85位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +21m15s

出走=90名/完走=88名

◆個人総合時間 第4ステージ終了時

1位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 9h39m51s 39.0km/h

2位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +40s

3位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +45s

4位 窪木一茂 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +50s

5位 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ (ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT) +51s

6位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +52s

7位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) +54s

8位 オスカル・プジョル (Team UKYO) +54s

9位 アルヴィン・モアゼミ (ピシュガマン サイクリング チーム) +55s

10位 キャメロン・バイリー (アタック・チームガスト) +55s

13位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +56s

37位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m15s

54位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +11m28s

78位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +23m58s

87位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +42m56s

◆個人総合ポイント 第4ステージ終了時

1位 ピエールパオロ・デ ネグリ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 50P

2位 アンソニー・ジャコッポ (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 47P

3位 窪木一茂 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 35P

4位 ロビー・ハッカー (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 34P

5位 ダヴィデ・チモライ (ランプレ・メリダ) 34P

6位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 26P

◆個人総合山岳 第4ステージ終了時

1位 メヘディ・ソフラビ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 10P

2位 ベナム・マレキ (タブリーズ シャハルダリ チーム) 10P

3位 サム・クローム (アヴァンティ アイソウェイ スポーツ) 8P

4位 ガイ・カルマ (アタック・チームガスト) 6P

5位 モハンマド・ラジャブルー (ピシュガマン サイクリング チーム) 6P

6位 小石祐馬 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 6P

◆チーム総合時間 第4ステージ終了時

1位 ピシュガマン サイクリング チーム 29h01m40s

2位 タブリーズ シャハルダリ チーム +03s

3位 アヴァンティ アイソウェイ スポーツ +31s

4位 Team UKYO +36s

5位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +37s

6位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +49s

8位 宇都宮ブリッツェン +1m47s


1
[パレードスタート地点の阿下喜駅に到着した選手たちが出走サインを行う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
2
[各賞ジャージ着用者を先頭にパレードスタートする90名の選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
3
[リアルスタートが切られるとすぐに激しいアタック合戦が繰り広げられる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
5
[KOMポイントを通過したプロトンが長い下り区間へと入っていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
6
[阿部選手と大久保選手がランプレの選手とともに集団を献身的に牽引する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
7
[レース後「本当のロードレース、チームプレーを経験した気分」と語った小野寺選手が集団先頭を牽引する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9
[逃げ切りは阻止できなかったが、増田選手は個人総合を争う選手たちと同タイムでゴールした]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[この日も献身的な走りでチームの屋台骨を支えた阿部選手を清水監督が労う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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