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2016年3月

2016/03/23

JPT第1戦 JBCF 宇都宮クリテリウム

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[上:逃げ切り集団での小集団スプリントを制した鈴木譲選手がホームレースでの開幕戦で勝利!]
[下:勝利した鈴木譲選手は名誉あるルビーレッドジャージも獲得した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS



3月20日(日)に、2016年のJプロツアー開幕戦となる第1戦「JBCF宇都宮クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
小野寺玲



2016年のJプロツアー開幕戦となる「第3回JBCF宇都宮クリテリウム」が栃木県宇都宮市の清原工業団地内に設定された1周3.0kmの公道特設サーキットコースで開催され、中盤にできた逃げ集団に3名の選手を送り込んだホームチームの宇都宮ブリッツェンがレースを有利に展開し、最後は小集団スプリントを鈴木譲選手が制して優勝。Jプロツアー開幕戦が地元で開催されることになって3年目にして初勝利を挙げました!

この結果、宇都宮ブリッツェンは開幕戦を終えた段階で個人・チーム総合ともにランキング首位に立ち、これから始まる長いシーズンを最高の形でスタートさせました!





ついに開幕を迎えた、2016年のJプロツアー。開幕戦の舞台となったのは、3年連続で宇都宮ブリッツェンのホームタウンである宇都宮市。

一昨年、昨年と必勝を期しながらも勝利を逃した宇都宮ブリッツェンにとって、今年は3度目の正直となる優勝が期待される状況と言えます。

そんな状況の中、宇都宮ブリッツェンは鈴木真理キャプテンと新加入の小野寺選手がリードアウト役を担い、エーススプリンターとして覚醒し始めている大久保陣選手での大集団ゴールスプリント勝負を今年も選択。また、オプションとして鈴木譲選手を含む複数選手が10名程度の逃げに乗った際は、そのまま逃げ切って鈴木譲選手での小集団ゴールスプリント勝負というプランも頭の片隅に入れつつ、たくさんのファン・サポーターが見守る決勝レースに臨みました。

華やかなスタートセレモニーの後にレースがスタートすると、早速、有力チーム勢を中心に激しいアタック合戦が繰り広げられるハイペースな展開となります。

レースはしばらく、数名の選手が飛び出してはキャッチされる展開を繰り返してハイペースのまま展開。しかし、決定的な逃げは決まらずに2周回目を終えます。

すると、3周回目に入った段階で佐野選手(マトリックスパワータグ)、伊丹選手(KINAN)ら有力チームの選手を複数含む8名の逃げ集団が形成され、宇都宮ブリッツェンはその中に増田選手が入って次の展開に備える形となります。

この8名の逃げ集団は一時、メイン集団とのタイム差を10秒程度にまで広げますが、2周回ほど逃げ続けた後に集団に吸収。集団はひとつとなってレースは振り出しに戻ります。

迎えた6周回目。ひとつになった集団から田窪選手(マトリックスパワータグ)がアタック。その動きに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がすかさず反応して2名が集団から若干先行する展開に。

するとその2名にメイン集団から次々と選手がブリッジをかけていき、10名の逃げ集団が形成されます。宇都宮ブリッツェンはこの中に増田、鈴木譲、阿部と3選手を送り込み、有利な状況を手に入れます。

しかし、時をほぼ同じくして、今日のレースの勝負を託される予定だった大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が180度コーナーを抜けバックストレートへ向けてペダルを踏み直したタイミングでメカトラブルに見舞われてしまい痛恨の落車。

大久保選手(宇都宮ブリッツェン)は1周回のニュートラルを適用してレースに復帰しますが、増田選手用にセッティングされていたスペアバイクに交換することを余儀なくされてしまい、宇都宮ブリッツェンの勝利の方程式に若干の狂いが生じてしまうこととなります。

一方、タイミング良く抜け出して逃げ集団となった10名はメイン集団とのタイム差を35秒程度に拡大。協調体制がとり綺麗にローテーションしながら快調に逃げ続けます。

田窪、フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

増田、鈴木譲、阿部(宇都宮ブリッツェン)

阿曽(KINAN)

小坂(那須ブラーゼン)

入部(シマノレーシング)

小室(ウォークライド)

原田(愛三工業レーシング)

↓ 35秒

メイン集団

一方のメイン集団では、逃げに選手を送り込めなかったTeam UKYO勢が先頭に立って追走を開始。1周回消化するごとに5秒程度逃げ集団とのタイム差を縮めていく展開が続きます。

レースはこの状態のまま終盤戦へと差し掛かっていきます。すると、ここまでも逃げ集団内で積極的に攻撃を仕掛けていた増田選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントポイント獲得を狙って再び攻撃を開始。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)のこの攻撃は逃げ集団の他チーム勢に潰されてしまいますが、そのカウンターで鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がタイミング良く飛び出して単独で先行する形となります。

宇都宮ブリッツェン勢のこの波状攻撃で逃げ集団は割れ、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)に追いついた増田選手(宇都宮ブリッツェン)、田窪選手(マトリックスパワータグ)、入部選手(シマノレーシング)の4名が先頭集団を形成する展開となります。

この段階でレースは残り5周回を切る状況。追走するメイン集団も、その中心を担っていたTeam UKYO勢がアシスト勢の数を減らし崩壊寸前の状態となり、先行する逃げ集団の逃げ切り勝利の可能性が少しずつ高まる状況となっていきます。

その逃げ集団では、割れた後方の逃げ集団から阿部選手(宇都宮ブリッツェン)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)の2名が先頭の4名に合流して逃げ集団は6名となります。

増田、鈴木譲、阿部(宇都宮ブリッツェン)

田窪、フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

入部(シマノレーシング)

↓ 15秒

メイン集団

逃げ続ける逃げ集団と懸命に追うメイン集団のタイム差が15秒と変わらない状況のまま、レースは残り2周回となる19周回目に突入します。

すると、これまでメイン集団の先頭に立って追走を続けていたTeam UKYOの列車が遂に崩壊。代わってリオモ・ベルマーレ勢やシエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA勢が集団の先頭付近を陣取り追走を続けますが、逃げ集団の逃げ切りがより濃厚となってレースは最終周回を迎えることとなります。

逃げ切りが濃厚となってきた逃げ集団内では、最終周回に入る段階から3名と数的有利な宇都宮ブリッツェン勢が波状攻撃を開始。増田選手がアタックを仕掛けてスプリント力のある入部選手(シマノレーシング)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)の脚を削る攻撃を繰り返し、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)は鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)を引き上げて最終局面を迎えることとなります。

そして迎えた最終コーナー。

先頭で最終コーナーをクリアした増田選手(宇都宮ブリッツェン)に続き、入部選手(シマノレーシング)、フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)がホームストレートへと向かう中、3名のラインよりも鋭くインを突いた鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が3名をかわして先頭に立ちスプリントを開始。

勝負を託された鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)はそのままペダルを踏み抜き、両手を大きく広げたガッツポーズでフィニッシュ。宇都宮ブリッツェンが、地元開催のJプロツアー開幕戦で3度目の正直となる優勝を勝ち獲りました!

この結果、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)はツアーランキングでもトップとなり、ルビーレッドジャージを獲得しています。

清水監督コメント

「今日のレースは選手皆んなが臨機応変に対応してくれ、逃げた3人も上手く立ち回ってくれたレースだったと思います。当初は大久保選手のゴールスプリント1本で考えていたのですが、落車があったタイミングでちょうど3人が逃げる形となりました。もともとオプションとして10名以上の逃げに鈴木譲選手が入って、いいメンバーであればそのままGOという話はしていたので選手たちが咄嗟の判断をしてくれました。最終的にゴールの段階ではほとんど後続とのタイム差がない状況になったので、その瞬時の判断も良かったですし、逃げ切る力もあったので本当にいいレースができたと思います。昨年、一昨年と苦いレースとなった中、3回目となった今年の宇都宮クリテリウムは予選があったことも影響しているかもしれませんが、チーム全体が落ち着いてリラックスした状態でレースに臨めたのでいい感触は持てていました。加えて、このレースはファン・サポーターの皆さん、そしてスポンサー様があってこそ実現したものです。そういう意味で我々チームも含めて“自分たちのレース”という意識も持っていたので、3回目にしてようやく勝てたというのは本当に良かったと思いますし、ファン・サポーターの皆さんやスポンサー様とこれだけ近い距離で勝利を分かち合えたのは本当に嬉しいことだと感じています。今年はシーズンの初めから選手たちのコンディションも良く、ここまで上手く来ていると思います。幸先のいいスタートは切れたと思いますが、まだまだシーズンは長いですし気を抜かずに戦っていきたいと思っています。今日は本当にファンの皆さんの声援を力に変えて、いいレースをして勝つことができました。まだまだシーズンは続きますので、引き続き応援していただけますよう、よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました!」

鈴木譲選手コメント

「今日のレースは当初のプランであった大久保選手でのゴールスプリント勝負に向けてという意味では違う展開になってしまいましたが、オプションとして自分の小集団スプリントというものもあったので落ち着いて対応できたという感じです。逃げは、1回目のスプリントポイントが終わって集団が1度緩んだ時に阿部選手が行ったタイミングだったので、自分もこのタイミングで逃げておこうと飛び出したらいいメンバーが集まったという感じでした。その後は集団とのタイム差がずっと30秒ぐらいという展開が続いて、もしTeam UKYOが強ければタイム差は詰めてくるだろうけど、それはそれで宇都宮ブリッツェンとしては大久保選手のゴールスプリント勝負という当初のプランでいけばいいと思っていたので、自分たちはとにかく全開で逃げよう、と。その中で、宇都宮ブリッツェンは選手が3人いたので、オプションの小集団スプリントの可能性も考えて自分の脚を溜めるような動きをしていました。終盤に自分もスプリントポイントを狙って動いたことで、スプリント力がある入部選手やフェルナンデス選手の脚を削ることはできましたが、同時に自分も脚を使ってしまっていて。集団もタイム差を縮めてきていましたし、フェルナンデス選手の脚が残っているような雰囲気も感じていたので、自分としては小集団スプリントにはしたくないという気持ちもあったのですが、その後の増田選手のアタックがかなり強烈で、それでマトリックス勢2人の脚を削れたのが大きかったと感じています。宇都宮ブリッツェンとしては昨年、一昨年とこのホームレースで勝てていなかったので、今日のレースは勝たなければいけないという気持ちを全員が持っていましたし、自分自身も上手く立ち回れたことが今日の勝利につながったので、正直ホッとしています。今日はたくさんの応援、ありがとうございました!3年越しの地元での優勝を皆さんにお届けできたというこの喜びを噛みしめつつも、シーズンはまだ1年あるので気を引き締め直して皆さんと一緒に戦っていきたいと思います。引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[第3回 JBCF 宇都宮クリテリウム - 宇都宮市清原工業団地内 - JPT第1戦 - 60.0km - ]

1位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 1h20m20s 44.81km/h

2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) st

3位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) st

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

5位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) +01s

6位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) +01s

7位 田窪賢次 (マトリックスパワータグ) +01s

8位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) +02s

9位 畑中勇介 (Team UKYO) +02s

10位 小橋勇利 (シマノレーシングチーム) +02s

12位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +03s

24位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +04s

34位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +08s

41位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +09s

76位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +36s

86位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m11s

出走=100名/完走=92名

◆2016年Jプロツアー 個人ランキング

1位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 1,000P

2位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 650P

3位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 600P

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 550P

5位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (Team UKYO) 500P

6位 福田真平 (愛三工業レーシングチーム) 450P

◆2016年Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 1,820P

2位 マトリックスパワータグ 1,230P

3位 シマノレーシングチーム 1,190P

4位 Team UKYO 1,040P

5位 愛三工業レーシングチーム 630P

6位 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム 540P

ルビーレッドジャージ 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)
ピュアホワイトジャージ 田窪賢次 (マトリックスパワータグ)


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[晴天の地元開催レースということもあり、会場には朝から大規模なレッドゾーンが出現]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[久しぶりのJプロツアー出場となる飯野選手が出走サインに向かう]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ブリッツェンとして初の公式レースに臨む小野寺選手が出走サインを行う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選1組目は鈴木譲選手をはじめ有力選手勢が順当に決勝に駒を進めた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[優勝候補筆頭の大久保選手、そして飯野選手も危なげなく決勝進出を決める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選が行われたことで、午後の決勝レースに向けてのコース確認もできた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[予選2組目に出走する阿部選手が念入りにアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[成長著しい堀選手が得意とは言えない平坦レースで決勝進出を狙う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ベテランらしい円熟の走りで難なく決勝進出を決める鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[弱点のスプリントにも磨きをかけ、真のオールラウンダーへの進化を止めない増田選手も余裕で決勝進出]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[このレース後に海外遠征を控える雨澤選手は不出場。ブースでの物販手伝いで貢献する姿があった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[決勝を前にレースプランのミーティングが行われ、大久保選手のゴールスプリントとオプションが決まった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[県勢3チームを先頭に選手たちが整列。いよいよ2016年のJプロツアーが開幕する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[会場に詰めかけた観客の大声援を受けながらレースがスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ブリッツェンの積極的なレース展開に自然と応援に熱が入るレッドゾーン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最後に大久保選手の引き上げという大仕事が控える小野寺選手は集団内で待機]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームの司令塔である2人が戦況を見極めながら次の展開に備える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ブリッツェンの3選手を含む10人の逃げ集団が形成され、メイン集団とのタイム差を広げていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[主催者発表で1万3千人の観客の大声援を受け、ホームストレートを疾走する逃げ集団]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アタックを仕掛けた鈴木譲選手がレッドゾーンを通過して最後のスプリントポイントを獲得]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[メイン集団はTeam UKYO、マトリックス、シエルヴォ奈良などがけん引するもタイム差がなかなか縮まらない]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[逃げが吸収された後の動きを考え、集団内でまとまって走るブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[平地巡航能力の高い阿部選手と増田選手が入った逃げ集団の逃げ切りが濃厚となる展開に]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終周回に入ると同時に増田選手がアタックして攻撃を仕掛ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[地元開催のホームレースで3度目の正直となる優勝を達成し、ガッツポーズで喜びを爆発させる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[献身的な引きで勝利を手繰り寄せた阿部選手が達成感に満ちた笑顔でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ともに逃げ切った増田選手が、勝利を挙げた鈴木譲選手と固い握手を交わして勝利を噛みしめる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[3度目の開催にして初めてポディウムのてっぺんに宇都宮ブリッツェンが立った!]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース後にはメインスポンサーであるミヤタブースで握手会が行われ、長蛇の列ができた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[この日も熱い声援で後押ししてくれたレッドゾーンのメンバーと記念撮影]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2016/03/10

ツール・ド・台湾 第5ステージ

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[上:チームメートのアシストを受け山岳での力勝負に挑んだ増田選手が13位でフィニッシュ]
[下:最終ステージに一躍主役に躍り出たHUCKERがステージ優勝とともにイエロージャージも手にした]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月6日(日)〜10日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明


UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第5ステージが江南渡暇村~霧台魯凱文物館に渡る146.26kmで争われ、これまでのステージでまったくリザルト上位に名前が挙がらなかったAvanti IsoWhey SportsのHUCKER Robbieが、最終ステージに設定された厳しい山岳ステージで圧倒的な力を見せつけてステージ優勝を飾るとともに、最も名誉ある個人総合時間での優勝も獲得。勝者の証であるイエロージャージに袖を通しました。

また、その他の各賞ジャージは、個人総合ポイントをCANOLA(UnitedHealthcare)、個人総合山岳をSCHULTING(Parkhotel)、ベストU23ライダーをO’CONNOR(Avanti)、ベストアジアンライダーをKOLAHDOUZ HAGH(Pishgaman)がそれぞれ獲得しました。

宇都宮ブリッツェンは、これまでのステージで着実に個人総合時間の順位を上げてきていたエース増田選手が大一番となる厳しい山岳ステージで持てる実力を発揮し、日本人としてはただ一人先頭集団に残る走りを見せてステージ13位。個人総合時間でもイラン勢やカザフスタンなどの強豪勢に次いでアジア人で5番手となる15位でレースを終えました。

また、セカンドエースとして安定した走りを見せた鈴木譲選手は個人総合33位、Wエースを献身的にサポートした阿部選手、大久保選手、堀選手はそれぞれ個人総合86位、82位、79位で完走。2度目となるツール・ド・台湾である一定の手応えを得て全日程を終了しています。

5日間にわたって開催されたツール・ド・台湾も、ついに最終の第5ステージ。ここまで、格上チームぞろいのプロトン内で積極的な動きを見せ続け、果敢にレースのコントロールに挑んできた宇都宮ブリッツェン。それもこれも、今日の最終ステージでエース増田選手が強豪相手に真っ向勝負を挑み、最も名誉ある個人総合時間での表彰台を獲得するための布石だったと言えます。

そんな大きなチャレンジとなる最終第5ステージのコースは、江南渡暇村をスタートし、24km地点と69km地点に設定された2級山岳を越えて50kmほど下った後、600mほどを15kmかけて上る1級山岳の頂上フィニッシュという今大会のクィーンステージと言えるコース。個人総合時間での上位を狙う有力選手たちがしのぎを削る、ハイレベルな戦いが繰り広げられることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、山岳ステージに強く、個人総合時間でも上位を狙える位置につけるエース増田選手をいい形で最後の1級山岳へ送り込み、山岳では増田選手が持てる力を発揮して強豪選手勢との真っ向勝負に挑むというプランを選択。そのためにも、レース後半の125km地点までは個人総合時間争いに絡む選手の動きをチェックし、125km過ぎからは阿部選手、大久保選手、堀選手の3名が集団のペースを上げて増田選手と鈴木譲選手を発射するということを確認してレースに臨みました。

パレードを終えリアルスタートが切られたレースはいきなり、各賞のジャージを死守するもしくは狙う選手勢を中心に激しいアタック合戦が繰り広げられますが、数名が抜け出してもすかさず吸収される繰り返しで、ハイスピードのアタック合戦が続く展開となります。

そんな状況がしばらく続いた後の24km付近で、11名の逃げ集団が形成されます。

この11名の逃げ集団には有力選手が多数入った一方で、MANCEBO選手(Skydive Dubai)が入ったSkydive Dubai以外のアジア系のチームはどこも選手を送り込むことができず。宇都宮ブリッツェンにとっても良くない状況となってしまいます。

ZEMLYAKOV(VINO 4-Ever)

HUCKER(Avanti)

SULZBERGER(Drapac)

EATON(UnitedHealthcare)

HOEKSTRA(Parkhotel)

WILLIAMS(JLT Condor)

BEBETSEDER(Hrinkow)

DE JONGHE(Cibel-Cebon)

ERIKSSON(Tre Berg-Bianchi)

MANCEBO(Skydive Dubai)

RAY(Illuminate)

↓ 1分25秒

メイン集団

有力選手が多数入り、また、人数も11名と多い逃げ集団は一気にタイム差を拡大。50kmを過ぎる頃にはメイン集団とのタイム差を7分にまで広げる展開となります。

形勢的に不利となったメイン集団は、リーダーチームのAvanti勢が中心となってペースアップ。その動きに宇都宮ブリッツェンも阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が加わり集団のペースを上げようと奮闘します。

しかし、その他の逃げに選手を送り込んでいないチーム勢は、協調して集団のペースを上げるようにアピールしてもどこも歯切れの悪い動きしか見せず、なかなかタイム差は縮まりません。

それでも、60kmを過ぎる頃には数チームが同調する動きを見せ始め、逃げ集団とのタイム差も6分ほどに縮まります。

レースはこの状況のままふたつ目の2級山岳へと突入し、山岳を終える頃には逃げ集団とメイン集団とのタイム差は4分ほどにろまで縮まり始めます。

レースはその後もこのままの展開で続きますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)の2選手は追い始めからここまで集中を切らすことなくメイン集団のペースアップに加わり、その成果もあってか、当初のペースアップポイントと定めていた125km地点を過ぎて最後の上りへと入る頃には、逃げ集団とのタイム差を1分30秒にまで縮めて増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)を上りへと送り込みます。

最後の上りに入ると逃げ集団も崩壊し、遅れる選手は後方のメイン集団から追い上げてきた選手たちにかわされる展開に。そんな中、MANCEBO選手(Skydive Dubai)が単独で先行する展開となります。

MANCEBO(Skydive Dubai)

↓ 20秒

追走3名

増田選手(宇都宮ブリッツェン)含む集団

その後も強豪選手たちが互いの持て得る力を最大限出し合っての上り勝負が続きますが、2005年にはツール・ド・フランス総合4位に輝いた実績を持つベテランのMANCEBO選手(Skydive Dubai)がその実力を遺憾なく発揮して単独で先頭を走行する展開が続きます。

MANCEBO(Skydive Dubai)

↓ 10秒

HUCKER(Avanti)

RAY(Illuminate)

増田選手(宇都宮ブリッツェン)含む15名ほどの集団

その頃、先行する選手たちを追走するメイン集団内では増田選手(宇都宮ブリッツェン)が抜け出しを図ろうと、持ち味の登坂力を発揮して何度も攻撃を繰り返しますが、なかなか飛び出すまでには至らない展開が続きます。

レースも残り4kmという段階になると、単独で先行していたMANCEBO選手(Skydive Dubai)を後方から追い上げてきたHUCKER選手(Avanti)がパス。入れ替わるように単独で先行する展開となります。

HUCKER(Avanti)

MANVEBO(Skydive Dubai)

RAY(Illuminate)

増田選手(宇都宮ブリッツェン)含む集団

レースも佳境となる残り1kmになると、3番手を走っていたRAY選手(Illuminate)を増田選手(宇都宮ブリッツェン)を含む15名ほどのメイン集団がキャッチ。さらに先行する2選手に向けて追走の手を緩めずに追い上げます。

しかし、これまでのステージでまったくと言っていいほど上位に顔を出さなかったHUCKER選手(Avanti)の力は本物でした。追いすがるMANCEBO選手(Skydive Dubai)、そして追い上げる有力選手ぞろいのメイン集団を寄せ付けず、今大会最高難易度のクィーンステージで見事に優勝を飾りました。

またこの結果、最も名誉ある個人総合時間でも大逆転で優勝を獲得。イエロージャージに袖を通しています。

宇都宮ブリッツェンは、最後の上り勝負に挑んだ増田選手が、トップと2番手の選手にはわずかに及ばなかったものの、日本人選手ではただ一人有力選手ばかりがそろう15名ほどのメイン集団内できっちりゴールし、ステージ13位。目標とする表彰台、そして一桁順位には手が届かなかったものの、最低限の目標であるUCIポイントを獲得する個人総合時間15位でレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のステージは、事前に想定していたあらゆるシチュエーションの中で有力選手を含む逃げを行かせてしまうという一番嫌なシチュエーションになってしまったレースでした。ですが、そこですぐにチーム全員で判断して、最小限のダメージで抑えられるようにしっかりと皆んなが動いてくれたと感じています。今回の逃げにはSkydive Dubaiのスペイン人選手のMANCEBO選手を除けば、アジア系のチームはどこも選手を送り込めていなかったので、それらのチームに同調して追走しようということを話しはしたのですがなかなか同調は得られない、総合争いは他力本願という姿勢が見受けられるチームが多かったのは残念でした。そこで、自分たちにとっては身分不相応だったかもしれませんが、各ステージと同じように自分たちから動いていくということを選択し、リーダーチームのAvantiと宇都宮ブリッツェンとで最後の上り口まで集団のペースアップをしてタイム差を縮めることになりました。特に、阿部選手と大久保選手は最初から集団を引きながらも2度目の2級山岳もこなして、完璧な仕事をしてくれたと思います。本当に誤算だったのは、同調してくれるチームが少なかったことで、最後の上り口までに追いつけると思っていたのが1分30秒ほどのビハインドを背負った状態で上りに入ることになってしまい、最終的に逃げ集団の中の2選手に追いつけずに先着を許すことになってしまいました。上りで勝負を託された増田選手もしっかりと攻撃を仕掛けて戦ってくれましたが、予想以上にクライマー系の選手も多くてステージ13位という結果でした。今日の最終ステージも正攻法の真っ向勝負で挑んで、今自分たちが持て得る力はすべて出し切っての結果ということで、素直に受け入れたいと思います。今年のツール・ド・台湾は、エース増田選手の実力があれば上位を狙えるのではないかという思いが全員にあって、始めから正攻法の真っ向勝負で上位を獲りにいくということを選手たちとも話をしてレースに挑みました。結果としては目標としていた一桁順位の獲得には至らず、最低限の目標であるUCIポイントの獲得ということしか達成できませんでしたが、レース内容にまで目を向けると、増田選手をサポートした残りのメンバーがレースをしっかり動かす仕事ができるところまで実力がついてきたことが分かったことは収穫だと感じています。ただ、今回ステージ優勝を果たしたチームや個人総合時間の上位に選手を送り込んだチームというのはそれ以上のチーム力を持っていましたし、個人個人の力も高かったから上の順位にいるというのは間違いありません。宇都宮ブリッツェンも昨年よりもチームでしっかりと動けるようになってきていますし、数字の面でも昨年を上回ることができていますが、全員がさらにもうワンランク上に行ければ、(ステージ優勝や個人総合時間上位)という壁を越えることもできるのではないかと感じています。今年はツール・ド・台湾が公式レースの初戦となりましたが、しっかりとチームとして走ることができるということが国際レースでも示すことができたので、この後に開幕するJプロツアーでも期待が持てると思います。ただ、今回もTeam UKYOのベンジャミン選手が増田選手よりも上位でレースを終えているので決して油断はできませんし厳しい戦いになるのは変わりありませんが、エース級以外の選手たちがしっかりと走れるようになってきていることを実感できたのが何よりプラスだと感じていますので、国内レースでもいい戦いができると思っています。今回、2度目の台湾に出場させていただき、これも日頃から応援してくださっている皆様のおかげだと感じています。今年のツール・ド・台湾では選手たちがが本当にたくさんの仕事をしてチーム、そして宇都宮の名前をアピールできたと思います。もちろん、目に見える結果が出ないと皆さんとしてはもどかしさを感じると思いますが、ロードレースには目に見えない部分での評価というものもあって、今年はその部分に関しては間違いなく選手たちはカッコ良かったと言える走りだったと言えます。国内のレースでも今回のようなカッコいい走りで、なおかつ結果も手にしていきたいと思っていますので、引き続き今年一年、応援よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[2016 Tour de Taiwan - 5th Stage - Terrific Taiwan/臺灣觀光盃 - 146.26km - ]

1位 HUCKER Robbie (Avanti IsoWhey Sports) 3h52m54s 37.6km/h

2位 MANCEBO Paco (Skydive Dubai Pro Cycling Team) +14s

3位 KOLAHDOUZ HAGH Amir (Pishgaman Giant Team) +1m05s

4位 HAMILTON Chris (Avanti IsoWhey Sports) +1m08s

5位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (Tabriz Shahrdari Team) +1m10s

6位 PRADES Benjamin (Team UKYO) +1m10s

7位 EARLE Nathan (Drapac Professional Cycling) +1m15s

8位 MOAZAMI GODARZI Arvin (Pishgaman Giant Team) +1m20s

9位 BALDAUF Sebastian (Hrinkow Advarica Cycleangteam) +1m22s

10位 O’CONNOR Ben (Avanti IsoWhey Sports) +1m23s

13位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m27s

35位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +5m42s

79位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +20m12s

85位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +29m16s

86位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +29m19s

出走=90人/完走=86人

個人総合時間 第5ステージ終了時
1位 HUCKER Robbie (Avanti IsoWhey Sports) 15h16m02s 41.3km/h

2位 MANCEBO Paco (Sjydive Dubai Pro Cycling Team) +18s

3位 O’CONNOR Ben (Avanti IsoWhey Sports) +37s

4位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) +1m00s

5位 KOLAHDOUZ HAGH Amir (Pishgaman Giant Team) +1m12s

6位 RAY Alexander (Team Illuminate) +1m16s

7位 HAMILTON Chris (Avanti IsoWhey Sports) +1m19s

8位 PRADES Benjamin (Team UKYO) +1m21s

9位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (Tabriz Shahrdari Team) +1m21s

10位 EARLE Nathan (Drapac Professional Cycling) +1m26s

15位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m38s

33位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +5m53s

79位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +42m19s

82位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +51m55s

86位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1h03m10s

個人総合ポイント 第5ステージ終了時

1位 CANOLA Marco (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) 39P

2位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) 32P

3位 CLARLKE William (Drapac Professional Cycling) 30P

4位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 25P

5位 PRADES Benjamin (Team UKYO) 23P

6位 RAY Alexander (Team Illuminate) 22P

個人総合山岳 第5ステージ終了時

1位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 35P

2位 SULZBERGER Bernard (Drapac Professional Cycling) 20P

3位 VAN DER PLOEG Neil (Avanti IsoWhey Sports) 20P

4位 MANCEBO Paco (Skydive Dubai Pro Cycling Team) 18P

5位 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 17P

6位 WILLIAMS Stephen (JLT Condor) 17P

チーム総合時間 第5ステージ終了時

1位 Avanti IsoWhey Sports 11h41m13s

2位 Pishgaman Giant Team +1m34s

3位 Tabriz Shahrdari Team +4m33s

4位 Team UKYO +6m16s

5位 VINO 4-Ever SKO +6m18s

6位 Team Illuminate +6m57s

15位 宇都宮ブリッツェン +24m50sHtc5971
[雨が降ったり止んだりの厳しい予報が出る中、最終ステージの準備が進められる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[慌ただしく準備を進める中、NIPPOの福島監督とひと時の談笑を楽しむ清水監督]
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Htc5982
[スポンサーの弱虫ペダルの大ファンだというポディウムガールからの写真撮影のお願いに応える選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5996
[初海外レースの厳しさに疲労困憊の中、好物のバナナでエネルギーを補給する堀選手]
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[勝負のステージに向け、増田選手が静かに集中力を高めていく]
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Htc6010
[期間中、選手の体をケアしてきた細谷マッサーがスタートオイルを塗って選手たちを送り出す]
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Htc9315
[今日のコースの勝負どころに関して、清水監督と増田選手の確認はスタート直前まで続いた]
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Htc9323
[有力選手を含む11名の逃げ集団がひとつ目のKOMを通過する]
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Htc9325
[濃霧が立ち込める中、意思統一がまだできていないメイン集団がひとつ目のKOMを過ぎて逃げ集団を追う]
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[フィニッシュ地点近くの小学校には、台湾の先住民族ルカイ族の伝統的な装飾が施されていた]
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[ルカイ族の伝統衣装に身を包んだ現地の女性がインタビューを受ける]
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[チーム全員の働きを受け、エースの仕事を果たした増田選手が13位でフィニッシュ]
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[終始安定した走りが光った鈴木譲選手はステージ35位、総合33位でフィニッシュ]
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[今現在持て得る力をすべてぶつけて初海外レースを完走した堀選手]
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[全ステージで目には見えない大仕事をこなした阿部選手が完走を果たして安堵の表情を見せる]
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[同じく見事な働きを見せた大久保選手。今大会でさらなる経験を手にした]
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2016/03/09

ツール・ド・台湾 第4ステージ

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[上:各チームの動きにしっかり対応しつつ集団内でポジションを確保する鈴木譲選手]
[下:絶妙なタイミングで抜け出したCLARKEが今大会2勝目を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月6日(日)〜10日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明


UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第4ステージが南投縣政府を出発して日月潭向山遊客中心にゴールする今大会最長の166.56kmのロードレースで争われ、今大会第1ステージをゴールスプリントで制したDrapac Professional CyclingのCLARKE Williamが山岳系ステージでも強さを発揮。残り数百メートルで集団から飛び出して優勝。今大会2勝目を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、日月潭へ向かう上りで分断された前方集団にエース増田選手と鈴木譲選手の2名が入り、その後も上りで増田選手が勝負を仕掛けたり、鈴木譲選手が集団から抜け出したりと見せ場を作りますが、集団に決定的なダメージを与えるには至らず。それでも、集団内できっちりフィニッシュし、明日の最終ステージでの個人総合時間でのジャンプアップが狙える位置でレースを終えています。

今年のツール・ド・台湾も早いものでもう後半戦。今日の第4ステージと明日の第5ステージはともに山岳コースということもあり、個人総合時間を狙うチームや選手同士の争いがここから激化していくことが予想されます。

第4ステージのコースは南投縣政府を出発して3級山岳の復旦池石碑を越えると、その後は大きく南投縣内を下ってスタート地点付近まで戻り、そこから2級山岳の玄光寺を含む日月潭の周囲を一周して日月潭向山遊客中心へとゴールする過酷なレイアウト。距離も今大会最長となる166.56kmということもあり、このステージで上位に残った者だけが個人総合時間争いに名乗りをあげる資格を持つことになると言えます。

宇都宮ブリッツェンは、ステージを重ねるごとに個人総合時間の順位を上げているエース増田選手とセカンドエース鈴木譲選手のさらなる順位アップを目指し、個人総合時間で上位につける選手や今後その座を争うことになるであろう選手を含まない少人数の逃げを作って増田選手と鈴木譲選手を温存。後半の日月潭への上りとその後のアップダウンで増田選手と鈴木譲選手が攻撃を仕掛けてステージ表彰台と個人総合時間の順位アップを狙うというプランでレースに臨みました。

南投縣政府をパレードスタートしたレースは、リアルスタートが切られると早速アタックの応酬が繰り広げられる展開となりますが、決定的な逃げは決まらず、ひとつの集団のまま進んでいく展開が続きます。

15.6km地点に設定された1度目のスプリントポイントを迎える段階になると、第3ステージ終了時点で個人総合ポイント4位につけるWETTERHALL選手(Tre Berg-bianchi)が集団から飛び出し先頭でスプリントポイントを通過。ポイントの上積みを終えるとすぐに集団に戻り、集団は再びひとつとなって3級山岳の上りへと向かっていきます。

明日の最終ステージに1級山岳の頂上フィニッシュが待ち構えているため、ここでポイントを獲得してもあっさり逆転されると考えたチームや選手がほとんどだったからか、上りに入っても集団から飛び出す者が現れないままレースは進み、集団はひとつのままで1度目の山岳ポイントを通過していきます。

このまま後半戦まで大きな動きがないまま上りに突入していくかということも微かに頭をよぎり始めた45km付近で、ようやく3名の逃げ集団が形成され、メイン集団から45秒先行する展開となります。

VAN BEUSICHEM(Parkhotel)

HRINKOW(Hrinkow)

MANCEBO(Skydive Dubai)

↓ 45秒

メイン集団

この逃げ集団には、第3ステージ終了時点の個人総合時間でトップと56秒差の12位につけているMANCEBO選手(Skydive Dubai)が入ったため、メイン集団も若干警戒感を持ち、プロコンチネンタルチームのユナイテッドヘルスケア勢が中心となって適度なタイム差を保ちながら集団をコントロールする展開となります。

その後、レースは3名の逃げ集団とメイン集団という形で30秒~50秒程度のタイム差を保ったまま距離を重ねていきますが、レースも折り返しの85kmを過ぎる頃になると、逃げ集団からMANCEBO選手(Skydive Dubai)がメイン集団に下がってきて先頭は2名となります。

個人総合時間争いに絡むMANCEBO選手(Skydive Dubai)が集団に戻ったことで、メイン集団は一旦ペースダウンそのまま2回目のスプリントポイントを通過して、いよいよ今日のステージ最大の山場である日月潭につながる上りを迎えることとなります。

すると112km付近でVAN BEUSICHEM選手(Parkhotel)が逃げ集団からドロップ。先頭はHRINKOW選手(Hrinkow)が単独で逃げる展開となります。

単独になっても逃げ続けるHRINKOW選手(Hrinkow)に対し、メイン集団も吸収のタイミングを計算足ながら、少しずつタイム差を縮めていく時間帯が続きます。

すると、逃げを吸収するのも目前となった21号線から21号線甲へと向かう手前で2名の選手が集団からアタックを仕掛けて飛び出し、先行していたHRINKOW選手(Hrinkow)に合流します。

しかし、日月潭の上りを目前に活性化したメイン集団とは勢いに差があり、この3名の逃げは敢えなくメイン集団に吸収されてしまいます。

すると、このタイミングでCOLORADO HERNANDEZ選手(RTS-Santic)が単独アタック。集団から先行する形で日月潭の周回へと入っていきます。

30名ほどにまで人数を減らしたメイン集団も日月潭の周回へと入っていき、ここからは各チームのエース級ライダーたちによる熾烈な争いが繰り広げられる展開となります。

宇都宮ブリッツェンもその中に、増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が入り、各チームのエースたちとしのぎを削ることとなります。

すると、日月潭周回のアップダウン区間でZANOTTI選手(Parkhotel)が飛び出し、その動きに鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が反応。2名で先行する展開に持ち込もうとします。

しかしここで、鈴木譲選手が痛恨のスローパンクを喫してスローダウン。この厳しい地点でのパンクで遅れをとってしまうかと思われた鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)でしたが、何とか集団に復帰する強さを見せます。

単独で先行する形となったZANOTTI選手(Parkhotel)に対し、集団からはWILLIAMS選手(JLT Condor)とCOLORADO HERNANDEZ選手(RTS-Santic)が飛び出して追走に入る展開となります。

ZANOTTI(Parkhotel)

WILLIAMS(JLT Condor)

COLORADO HERNANDEZ(RTS-Santic)

メイン集団

しかし、追走に出た2名はその後集団に吸収され、レースは再び単独で逃げるZANOTTI選手(Parkhotel)と集団という展開となります。

単独で逃げ続けたZANOTTI選手(Parkhotel)でしたが30名前後のメイン集団の勢いには勝てず、残りわずか数百メートルというところで集団に吸収されてしまいます。

そして、そのまま集団ゴールスプリントになるかと思われた瞬間にCLARKE選手(Drapac)が絶妙のタイミングで飛び出して先頭でフィニッシュ。台北市での第1ステージに続き、うれしい今大会2勝目を挙げました。

宇都宮ブリッツェン勢は、30名前後のメイン集団に増田選手と鈴木譲選手が残り、先にも書いた通りアップダウン区間で鈴木譲選手が最後の最後まで逃げ続けたZANOTTI選手(Parkhotel)と2名で抜け出すことに成功するも、痛恨のパンク。また、増田選手も上りで積極的にペースアップして攻撃を仕掛けたますが、その動きに同調する選手が出ず集団を崩壊させるには至らず。最終的には2名とも集団でのゴールスプリントの末に増田選手が21位、鈴木譲選手が30位でフィニッシュ。

この結果、個人総合時間では増田選手が32位、鈴木譲選手が30位と第3ステージから順位を上げて、明日の最終ステージに臨むことになりました。

清水監督コメント

「今日のステージは昨日の第3ステージと同様、チームとして明日のステージにつなげられるように最後の上りとその後の周回のアップダウンで攻撃を仕掛けるというプランで挑みました。レースは予定通りにいき、増田選手と鈴木譲選手がいい位置から上り始めることができて、上りでは増田選手が攻撃を仕掛け続けたのですが、明日の最終ステージを警戒しているチームがとても多くて同調してもらえず攻撃は実りませんでした。その後のアップダウン区間では鈴木譲選手が攻撃を仕掛けて、タイミング良く残り1kmまで逃げ続けたZANOTTI選手と一緒に飛び出したタイミングでパンクしてしまう残念な展開となってしまいました。2人だったら逃げ切っていたかもしれませんし、逆に警戒されて早めに潰されていたかもしれませんが、見せ場と勝機を作ってくれたいい走りだったと思います。ここまでのステージで目に見える結果は出ていませんが、チームとしてはきっちり動けていますので、明日の最終ステージも最後の上りにエースをしっかりと送り込み、エースに力を発揮して結果を手にしてもらえるように最後まで気を抜かずに走りきりたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



◆[リザルト

[2016 Tour de Taiwan(UCI-2.1) - 3rd Stage - 南投縣站/Nantou County - 166.56km - ]

1位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) 4h06m06s 40.7km/h

2位 AVILA Edwin (Team Illuminate) st

3位 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg Continental Team) st

4位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) st

5位 PRADES Benjamin (Team UKYO) st

6位 CANOLA Marco (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) st

7位 RAY Alexander (Team Illuminate) st

8位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) st

9位 KARLSSON Marcus (Team Tre Berg-Bianchi) st

10位 DOWNING Russell (JLT Condor) st

21位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

30位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

69位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +9m30s

85位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +12m09s

86位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +12m09s

出走=95人/完走=90人

個人総合時間 第4ステージ終了時

1位 O’CONNOR Ben (Avanti IsoWhey Sports) 11h22m22s 42.6km/h

2位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +02s

3位 DE LUNA Flavio (Team Illuminate) +02s

4位 DUNNE Connor (JLT Condor) +02s

5位 小石佑馬 (NIPPO-Vini Fantini) +02s

6位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) purasu14s

7位 RAY Alexander (Team Illuminate) +35s

8位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) +36s

9位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) +43s

10位 CANOLA Marco (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) +44s

30位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +57s

32位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +57s

76位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +22m53s

79位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +23m25s

87位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +34m37s

個人総合ポイント 第4ステージ終了時

1位 CANOLA Marco (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) 39P

2位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) 30P

3位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) 29P

4位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 25P

5位 PRADES Benjamin (Team UKYO) 23P

6位 RAY Alexander (Team Illuminate) 22P

個人総合山岳 第4ステージ終了時

1位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 35P

2位 VA DER PLOEG Neil (Avanti IsoWhey Sports) 20P

3位 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 17P

4位 BI Wenhui (Giant-ChampionSystem) 17P

5位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 16P

6位 DUNNE Connor (JLT Condor) 14P

チーム総合時間 第4ステージ終了時

1位 Team Illuminate 34h08m44s

2位 Avanti IsoWhey Sports +10s

3位 Cibel-Cebon +18s

4位 JLT Condor +18s

5位 Parkhotel Valkenburg Continental Team +40s

6位 Team Tre Berg-Bianchi +58s

15位 宇都宮ブリッツェン +16m40s


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[第4ステージのスタート地点となる南投縣政府には、朝から多くの観客が訪れた]
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[昨年に続き、今年も遠く台湾にまで声援を届けに来てくれたブリッツェンサポーター]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5924
[スタート地点にチームカーと選手たちも到着。雨がパラつき始める]
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[雨が降ったり止んだりの不安定な天候に合わせ、針谷メカが経験位裏付けられたチェーンオイルを選択する]
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[選手たちの無線も防水性を確保するためにラップに包んで手渡される]
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[初海外レースの堀選手の脚には、経験したことがない疲労が蓄積する]
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[個人総合時間チーム最上位の鈴木譲選手が細谷マッサーにスタートオイルを塗ってもらう]
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[今日もエースをいい形で上りに送り込むアシストが期待される大久保選手が出走サインを行う]
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Htc9134
[スタート地点では宇都宮市のPRに奔走する柿沼社長が大会主催者のインタビューを受ける]
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[出走サインを行った阿部選手が一旦チームカーに戻って最終準備を行う]
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[今ステージも個人総合時間の順位アップが期待される増田選手がスタートに向けて準備を進める]
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[各々が雨対策を施した選手たちが招集の合図を受け、スタートラインへと向かう]
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[降りしきる雨の中、集団のペースアップにしっかり加わる堀選手]
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[この後に選手たちが上ってくる山岳ポイント玄光寺からの眺め。この日も多くの観光客の姿が見られた]
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[少しずつ人数が削られ始めた増田選手と鈴木譲選手を含むメイン集団が日月潭の周回へと入っていく]
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[増田選手と鈴木譲選手を引き上げる役割を終えた大久保選手が少し遅れて日月潭の周回へと向かう]
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[左脚に痛みを抱える堀選手も持てる力を振り絞って日月潭を目指す]
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[アジアツアーのプロトンでも抜群のアシストを見せる阿部選手も少し遅れて日月潭へ向かう]
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[連続コーナーで抜きどころがないゴールスプリント危なげなく終えた増田選手は21位でフィニッシュ]
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[勝機を手繰り寄せる飛び出しを見せるもパンクに泣いた鈴木譲選手は、しっかり立て直して30位でゴール]
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Htc9261
[エースを支える仕事を黙々とこなし続ける阿部選手と堀選手がフィニッシュへと向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ここまでチームとして積み上げてきた目には見えない成果を、明日の最終ステージで目に見える成果にすることはこの2人に託された]
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2016/03/08

ツール・ド・台湾 第3ステージ

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[上:明日以降のステージでさらなる順位アップを目指す増田選手がメイン集団内でフィニッシュ]
[下:最後は単独になりながらも逃げ続けたSCHULTINGが逃げ切り勝利でステージを制した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月6日(日)〜10日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
※出場チーム=20チーム



UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第3ステージが桃園市を舞台にした、後半に2級ふたつと1級ひとつの山岳が待ち構える118.88kmのロードレースで開催され、 50km過ぎにアタックを仕掛けて飛び出したParkhotel Valkenburg Conyinental TeamのSCHULTING Peterが逃げ切り勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは個人総合時間での上位を狙うエースの増田選手とセカンドエースの鈴木譲選手の今ステージでの総合順位のジャンプアップを目標にレースを展開。中盤から終盤の山岳に向けた区間で阿部選手と大久保選手のアシストを受けた増田選手と鈴木譲選手、堀選手の3名が逃げ集団を追うメイン集団内でゴールを目指します。最終的に逃げ切り勝利を許してしまったものの、最後までメイン集団に残った鈴木譲選手が集団内のゴールスプリントに挑み18位。増田選手も同じく集団内でフィニッシュし、個人総合時間の順位をともに32位と36位にジャンプアップさせて、残り2ステージでさらなる上位が狙える位置につけてレースを終えています。

桃園市を舞台に開催された「ツール・ド・台湾」第3ステージ。昨年の第2ステージとほぼ同じレイアウトながら、フィニッシュへ入る方向や2級山岳がひとつ追加されるなど、今年は若干変更が加えられての開催となりました。

それでも、コースは海岸線~スプリントポイント付近の平坦区間と、1級ひとつ、2級がふたつ待ち構えるアップダウン区間に大きく分けることができ、後半のアップダウン区間では個人総合時間での優勝を狙うチーム勢の動きがいよいよ活発化することが予想されます。

宇都宮ブリッツェンも、第一目標とする個人総合時間での上位進出に向け、エース増田選手とセカンドエース鈴木譲選手が着実に個人総合の順位をジャンプアップさせることを大前提に、5名以下の有力選手を含まない逃げを先行させて他チームと集団コントロールしながら勝負どころとなる後半の山岳を迎える。

逆に10名以上の逃げやスカイダイヴドバイやユナイテッドヘルスケアなどの有力チームの選手を含む逃げが形成された場合は増田選手と鈴木譲選手らが自ら逃げに乗っていくことを確認。

勝負どころとなる山岳の上り口では阿部選手と大久保選手が増田選手と鈴木譲選手を先頭で上らせて、上位を目指すというプランで今ステージに臨みました。

桃園市政府(市役所)をスタートし、和やかな雰囲気も流れる中でパレードをランをした選手たちは、リアルスタートが切られると一転、激しいアタック合戦を繰り広げハイペースで進んでいく展開となります。

ハイペースのままのアタック合戦はその後もしばらく続き、海岸線に出ても引き続きハイペースのアタック合戦が続きます。

そうこうするうちにレースは20kmを消化。その頃になると3チーム出場しているプロコンチネンタルチーム勢の一角、ドラパック勢が集団の先頭に立って集団をまとめようとする動きを見せ始めます。

ドラパック勢がまとめる姿勢を見せ始めた集団は、先ほどまでのハイペースのアタック合戦はどこへやらという感じで一気にペースダウン。散発でアタックがかかりその瞬間はペースが上がるものの、概ね落ち着いた雰囲気のまま平坦区間を消化して山岳区間へと向かっていくこととなります。

すると、レースもほぼ折り返しとなる56km辺りで、2名の選手がアタックを仕掛けて飛び出し、集団から15秒程度のリードを奪う展開となります。

SCHULTING (Parkhotel)

DUNNE (JLT)

メイン集団

さらに、逃げる2選手にVAN DER PLOEG(Avanti)が合流。メイン集団とのタイム差を2分以上に広げて逃げ続けます。

一方のメイン集団は、リーダーチームのVINO 4-EVER SKOやスカイダイヴドバイに宇都宮ブリッツェン勢も加わりコントロールを開始。その後、追走に2名の選手が飛び出していき、レースは逃げ3名、追走2名、メイン集団という形で展開していくことになります。

SCHULTING(Parkhotel)

DUNNE (JLT)

VAN DER PLOEG(AVANTI)

↓ 1分5秒

追走2名

↓ 2分30秒

メイン集団

リーダーチームを筆頭に3チームがコントロールするメイン集団は、山岳までの残り距離を計算しながら徐々にペースを上げていき、程なくして追走の2名を吸収。

そして、間もなく山岳区間に入ろうという90km地点が迫ると、当初のプラン通り阿部選手と大久保選手の宇都宮ブリッツェン勢がペースを上げ、増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、堀選手(宇都宮ブリッツェン)を牽引。3名を絶好のポジションに引き上げ、勝負どころとなる山岳を迎えることとなります。

山岳に入ると、2級山岳をひとつずつクリアしていくたびに集団の人数が絞られ、メイン集団は30名ほどに。宇都宮ブリッツェンは3選手がしっかりとメイン集団に残って最後の1級山岳に挑むことになります。

しかし、この1級山岳は距離こそ長いものの斜度自体はそれほど厳しくなく、大きなアップダウンを繰り返しながらダラダラと上っていく感じということもあり、メイン集団の人数はなかなか絞られていかない状況が続きます。

人数が絞られず30名程度と大所帯のまま進むメイン集団は、大所帯であることが災いしてペースが上がらず、捕らえるのは時間の問題と思われていた逃げ3名とのタイム差がなかなか縮まっていきません。

この状況を打破して抜け出そうと増田選手(宇都宮ブリッツェン)が何度か攻撃を仕掛けて抜け出そうとしますが、集団を崩壊させるまでの動きにはならず、変わらず集団のまま先行する3名を追走する展開が続きます。

結局、なかなかペースが上がらなかったメイン集団は先行する3選手のうち、1名しか捕らえることができず。50kmを逃げ続けたSCHULTING(Parkhotel)が見事に逃げ切りでステージ優勝を達成しました。

宇都宮ブリッツェンは、最後までメイン集団に残った鈴木譲選手が3位争いのゴールスプリントに挑み18位でフィニッシュ。同じくメイン集団に残った増田選手も集団内でスプリントを終え26位。第3ステージ終了時点での個人総合時間の順位を32位と36位にジャンプアップさせ、明日・明後日の2ステージでさらなる順位アップを狙える位置につけることに成功してレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のステージは前半から我々が想定していた通りの展開で進んでいき、その中で各選手がそれぞれに与えられた勝つための仕事をきっちりと果たしてくれたと思います。序盤になかなか逃げが決まらない状況でも上手くメンバーを選別して、自分たちにとって丁度いい人数の逃げを行かせることができていましたし、その後も阿部選手と大久保選手がしっかりと集団をコントロールして増田選手、鈴木譲選手、堀選手の3名にきっちり勝負を託してくれました。上りに入ってからは増田選手、鈴木譲選手ともに積極的に攻撃を仕掛けてくれたのですが、今年は天候も良くて荒天だった昨年のように集団がバラけるところまではいかず、30名ほどの大集団でそのままゴールという形になりました。チームとしてはできることはきっちりやれていますし、格上のプロコンチネンタルチームがいる中でそのチームを差し置いてレースをコントロールして攻撃を仕掛けてということができています。ここまでステージ優勝や表彰台など目に見える形での結果は出せていませんが、最大の目標となる個人総合時間で上位という目標を残り2ステージが終わった時点でしっかり達成できているよう、気を抜くことなく戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[2016 Tour de Taiwan (UCI-2.1) - 3rd Stage - 桃園市站/Taoyuan City - 118.88km - ]

1位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 2h44m43s 43.3km/h

2位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) +25s

3位 VAN DER PLOEG Neil (Avanti IsoWhey Sports) +33s

4位 CANOLA Marco (Unitedheakthcare Pro Cycling Team) +33

5位 AVILA Edwin (Team Illuminate) +33s

6位 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg Continental Team) +33s

7位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +33s

8位 GUARDIOLA Salvador (Team UKYO) +33s

9位 MANCEBO Paco (Skydive Dubai Pro Cycling Team) +33s

10位 BIZHIGITOV Zhandos (VINO 4-Ever SKO) +33s

18位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +33s

26位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +33s

51位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m35s

86位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +9m36s

91位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +9m36s

出走=95名/完走=95名

個人総合時間 第3ステージ終了時

1位 O’CONNOR Ben (Avanti IsoWhey Sports) 7h16m16s 43.8km/h

2位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +02s

3位 DE LUNA Flavio (Team Illuminate) +02s

4位 小石佑馬 (NIPPO-Vini Fantini) +02s

5位 DUNNE Connor (JLT Condor) +02s

6位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkennburg Continental Team) +14s

7位 RAY Alexander (Team Illuminate) +35s

8位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) +43s

9位 CANOLA Marco (Unitedhealthcare Pro Cycling Team) +46s

10位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) +46s

32位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +57s

36位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +57s

71位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +10m44s

79位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +13m55s

91位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +22m28s

個人総合ポイント 第3ステージ終了時
1位 ALZATE Carlos (Unitedhealthcare Pro Cycling Team) 30P

2位 CANOLA Marco (Unitedhealthcare Pro Cycling Team) 26P

3位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 25P

4位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) 19P

5位 LOWNDES Jason (Drapac Professional Cycling) 16P

6位 CLARKE William (Drapac Professhional Cycling) 15P

個人総合山岳 第3ステージ終了時

1位 SCHULTING Peter (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 35P

2位 VAN DEL PLOEG Neil (Avanti IsoWhey Sports) 20P

3位 BI Wenhui (Giant-ChampionSystem) 17P

4位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 16P

5位 DUNNE Connor (JLT Condor) 14P

6位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) 12P

チーム総合時間 第3ステージ終了時

1位 Team Illuminate 21h50m26s

2位 Avanti IsoWhy Sports +10s

3位 Cibel-Cebon +18s

4位 JLT Condor +18s

5位 Pakhotel Valkenburg Continental Team +40s

6位 Team Tre Berg-Bianchi +58s

 

13位 宇都宮ブリッツェン +7m10s

Htc5800
[スタート地点となる桃園市政府は、朝からたくさんの観客が訪れ盛り上がりを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5785
[スタート地点にチームカーと選手を乗せたバスが到着。早速、準備が進められる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9032
[今日のステージでレースのコントロールを求められる阿部選手が準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9053
[個人総合ジャンプアップが期待される鈴木譲選手が、厳しいレースを予想してドリンクをカスタマイズする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9057
[朝早くからレースの準備に奔走する清水監督と細谷マッサーが選手たちのオーダーに迅速に対応できるよう待機する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9065
[自分向きではないステージだが、エースを引き上げる重要な仕事を任される大久保選手]
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[チームの期待を背負う増田選手が笑顔で出走サインを行う]
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[山岳に入ってからのサポートと自分自身のリザルトの両方を求めたい堀選手がバナナを補給してスタートに備える]
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Htc5822
[この日も、スタート地点には宇都宮市をPRする柿沼社長と阪本カメラマンの姿があった]
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Htc5831
[スタート前に、チアリーダーたちが元気いっぱいのダンスで会場を盛り上げる]
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2
[思いのほか大集団のまま山岳に入ったメイン集団でポジションをキープしながら走る増田選手]
1
[増田選手と同じく、メイン集団内をキープした鈴木譲選手はチーム最高位のステージ18位でフィニッシュ]
3
[山岳手前の仕事で出し切った阿部選手と大久保選手が気持ちを切らさずにゴールを目指す]
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[フィニッシュ後すぐにクールダウンをする増田選手がカメラに気付き笑顔を見せる]
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[山岳アシストとしての役割を果たしつつステージ51位でフィニッシュした堀選手]
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[阿部選手の絶妙なアシストに対し、増田選手が感謝の言葉とともに握手を求める]
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[きっちりと仕事をこなした大久保選手。疲労が蓄積する中でも明日以降の仕事に思いを馳せる]
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[今出せる全力でスプリントに挑みステージ18位。一定の達成感と悔しさが同居する表情を見せる鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2016/03/07

ツール・ド・台湾 第2ステージ

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[上:山岳区間に向けて集団先頭に立ってペースアップを図る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
[下:およそ90kmを単独で逃げ続けたASTAFYEVがステージ優勝とイエロージャージを獲得した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月6日(日)〜10日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
※出場チーム=20チーム



UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第2ステージが台湾北部の新北市を舞台に開催され、25km地点付近から単独で飛び出したVINO 4-Ever SKOのASTAFYEV Stepanがおよそ90kmを一人で逃げ切りステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、レース後半に控える2級山岳で分断された前方集団に増田選手と鈴木譲選手が入り勝負どころに備える展開となりましたが、集団は単独で逃げ続けたアスタフィエフを捕えることはできず。増田選手と鈴木譲選手は2番手争いの集団ゴールスプリントを冷静に対応し、個人総合時間を争う選手たちとタイム差がつかない形でフィニッシュ。残る阿部選手、大久保選手、堀選手もきっちりゴールし、明日以降のステージにしっかりとつながる走りでレースを終えています。

台湾の北部、開発著しい新北市を舞台に開催された「ツール・ド・台湾」第2ステージ。コースはスタート後20km地点の小高い丘を除けば緩やかなアップダウンの海岸線をひたすら北上し、3級と2級の山岳をクリアした後は、再び海岸線をフィニッシュまで戻るレイアウト。山岳区間で有力チームや選手が動けば、レースの展開が大きく変わるステージと言えます。

宇都宮ブリッツェンは、個人総合時間で上位を狙う増田選手と、その増田選手をサポートする鈴木譲選手はイラン勢チームやスカイダイヴドバイなど個人総合系のチームや選手が入る逃げには遅れをとらずに積極的に乗っていく。逆に、ステージ優勝狙いの逃げには鈴木譲選手、阿部選手、大久保選手、堀選手らが反応することを念頭にレースを展開。

レースが集団のまま山岳区間に入る場合は全員が前方のポジションを取り、その後の下りとアップダウン区間に備えるというプランでレースに臨みました。

パレード走行が終了してリアルスタートが切られると、早速各チームによるアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

この動きに宇都宮ブリッツェンは堀選手が積極的に対応。格上のチーム勢から遅れをとらないようしっかりと間を埋める働きを見せます。

その後、レースはアタックはかかるものの決定的な逃げが決まらない展開が続き、20km過ぎの小高い丘へと入っていきます。

すると、この丘の区間でASTAFYEV選手(VINO 4-Ever)が単独で飛び出し、集団からリードを奪う展開となります。

ASTAFYEV(VINO 4-Ever)

↓ 23秒

メイン手段

小高い丘を抜け再び海岸線に戻る頃になると、単独で逃げるASTFYEV選手(VINO 4-Ever)とメイン集団とのタイム差は1分近くにまで広がります。

ここで、メイン集団からはBI選手(GIANT-ChampionSystem)が飛び出し、単独で追走を開始。一方のメイン集団はコントロールをするチームも現れず、完全にサイクリングペースとなってストップしてしまう展開になります。

ASTAFIEV(VINO 4-Ever)

↓ 30秒

BI(GIANT-ChampionSystem)

↓ 2分

メイン集団

その後、レースはこのままの展開でほぼ折り返しとなる60kmを通過。単独で逃げ続けるASTAFYEV選手(VINO 4-Ever)とメイン集団とのタイム差は6分程度にまで広がってしまいます。

ここで、この後に山岳区間に入ることを見越すと同時に、これ以上タイム差が開くのは良くないと判断した宇都宮ブリッツェン勢がメイン集団の先頭に立ってペースメイクを開始。阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と大久保選手(宇都宮ブリッツェン)が積極的に先頭を引く働きを見せて、メイン集団は山岳区間へと入っていきます。

すると、3級、2級と山岳を越えていくうちにメイン集団は崩壊。幾つかの集団に分断されることとなります。

宇都宮ブリッツェンは、残る3選手の働きを受ける形となった増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が40名前後の前方集団に残り、ただ一人先行するASTAFYEV選手(VINO 4-Ever)の追走に入ります。

しかし、海岸線に戻ってからも、ASTAFYEV選手(VINO 4-Ever)の勢いは衰えず、逆にメイン集団のペースがなかなか上がらないまま、レースの残り距離だけが少なくなっていく状況となります。

結局、20km過ぎに単独で飛び出して逃げ続けたASTAFYEV選手(VINO 4-Ever)は、残る90km近くを一人で逃げ切りステージ優勝を飾るとともに、個人総合時間のイエロージャージの獲得にも成功しました。

宇都宮ブリッツェンは、ASTAFYEV選手(VINO 4-EVER)に届かず集団スプリントとなったメイン集団内で増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がタイム差なしでフィニッシュ。序盤から中盤にかけてしっかりと仕事をこなした阿部・大久保・堀の3選手(宇都宮ブリッツェン)もきっちりフィニッシュし、明日のステージへ。

個人総合時間ではトップと2分42秒差で鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が52位、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が56位につけ、明日以降のさらに厳しい上りが待ち構えるステージを迎えることになります。

清水監督コメント

「残りの3ステージがコース的にも厳しいということもあって、今日のステージはどのチームも静かだったなという印象のレースでした。そんな中で、宇都宮ブリッツェンとしてはこのステージで自分たちが出来ることとして、個人総合時間上位に向けて山岳区間で遅れをとらずにをしっかりと上るために、厳しい局面の前にチームとしてしっかりと動くということがあって、それはしっかりチームとして動けたと思います。ステージ上位という目標は果たせませんでしたが、第一目標である個人総合時間上位を狙う増田選手と鈴木譲選手が、チームとして動けたことでしっかりと脚を休めた状態かついい位置でレースを終えることができたと感じています。チームとしての動きを見せるということは、この後の厳しいステージでも他チームからチームを認識してもらえることにつながりますし、そういった部分で昨日、今日とチームとしての動きを見せられたのは大きいと思っています。レースは明日からが本番という感じですので、昨日・今日の動きを無駄にしないように、しっかりと集中して戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[2016 Tour de Taiwan - 2nd stage - 新北市站/New Taipei City - 114.67km - ]

1位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 2h47m59s 41.5km/h

2位 CANOLA Marco (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) +2m26s

3位 LOWNDES Jason (Drapac Professional Cycling) +2m26s

4位 PRADES Benjamin (Team UKYO) +2m26s

5位 KARLSSON Marcus (Team Tre Berg-Boanchi) +2m26s

6位 VERRAES Benjamin (Cibel-Cebon) +2m26s

7位 GIACOPPO Anthony (Avanti IsoWhey Sports) +2m26s

8位 DOWNING Russell (JLT Condor) +2m26s

9位 AVILA Edwin (Team Illuminate) +2m26s

10位 GIDICH Yevgenity (VINO 4-Ever SKO) +2m26s

53位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m26s

64位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m26s

79位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +6m21s

86位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +9m02s

91位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +14m38s

出走=99名/完走=95名

個人総合時間 第2ステージ終了時

1位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 4h29m15s 44.4km/h

2位 ALZATE Carlos (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) +1m32s

3位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) +1m34s

4位 RAY Alexander (Team Illuminate) +1m40s

5位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) +1m43s

6位 O’CONNOR Ben (Avanti IsoWhey Sports) +1m45s

7位 HRINKOW Dominik (Hrinkow Advarica) +1m47s

8位 DE LUNA Flavio (Team Illuminate) +1m47s

9位 DUNNE Connor (JLT Condor) +1m47s

10位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +1m47s

52位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m42s

56位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m42s

79位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +6m37s

87位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +10m27s

91位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +15m10s

個人総合ポイント 第2ステージ終了時

1位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 25P

2位 ALZATE Carlos (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) 25P

3位 CANOLA Marco (Unitedhealthcere Pro Cycling Team) 23P

4位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-BIanchi) 18P

5位 LOWNDES Jason (Drapac Professhional Cycling) 16P

6位 CLARKE William (Drapac Professhional Cycling) 15P

個人総合山岳 第2ステージ終了時

1位 ASTAFYEV Stepan (VINO 4-Ever SKO) 16P

2位 BI Wenhui (Giant-ChampionSystem Pro Cycling) 11P

3位 HAMILTON Chris (Avanto IsoWhey Sports) 6P

4位 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg Continental Team) 3P

5位 PRADES Benjamin (Team UKYO) 2P

6位 MOAZAMI GODARZI Arvin (Pishgaman Giant Team) 2P

チーム総合時間 第2ステージ終了時

1位 VINO 4-Ever SKO 13h33m25s

2位 Team Illuminate +33s

3位 UnitedHealthcare Pro Cycling Team +1m28s

4位 Drapac Professional Cycling +1m28s

5位 Cibel-Cebon +1m31s

6位 JLT Condor +1m31s
17位 宇都宮ブリッツェン +6m21s



Htc5691
[選手たちの宿泊ホテルの目の前が第2ステージのスタート。暑くなる予報だが、スタート前は霧が立ち込める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5685
[針谷メカによって準備されたMERIDAが選手たちを待ち受ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5696
[チームカーの序列の番号の貼り替えなど、スタートに向けて着々と準備を進める清水監督]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5702
[選手たちのバイクのステムには今日のステージのプロフィールが貼られる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5704
[勝手の違う異国のレースでも、グリコCCDが変わらず選手たちをサポートする
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8848
[大柄な欧州の選手たちと並んでも見劣りしない阿部選手と大久保選手がチームカーへと向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8857
[海外レースの経験も豊富な清水監督が、円滑にレースが進むようコミッセールとコミュニケーションをとる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース前にグリコBCAAを補給し、スタートの瞬間に備える鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8862
[気温が上がる予報を受け、しっかりとWAKO'Sの日焼け止めを塗って事前のケアをする阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8866
[初の海外レースながら、早くもペースをつかんできた堀選手がバナナでスタート前の補給を行う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5731
[スタート直前に地元の子供たちの踊りが披露される頃には、薄っすらと日の光が差し込むコンディションに]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8884
[リアルスタート直後のアタック合戦に、堀選手が積極的に対応していく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8895
[20km地点で抜け出したASTAFYEV選手が単独で逃げ続ける展開が続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5760
[一方のメイン集団はペースが上がらず。宇都宮ブリッツェン勢が先頭に立ってペースを上げ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[宇都宮ブリッツェン勢が先頭に立ったメイン集団。少しずつだがペースが上がり始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と鈴木譲選手をいい位置で山岳区間に送り込むため、残る3選手がしっかりとした働きを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8977
[逃げ切りを許してしまった集団は2番手争いのスプリント勝負に。増田選手と鈴木譲選手はしっかりタイム差なしでフィニッシュした]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[しっかりと自分の役割を果たした大久保選手が集団から遅れてフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9016
[アジアツアーの海外レースに着実に順応する走りを見せる堀選手もフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9023
[中堅選手2名を引っ張りながら仕事をこなした阿部選手も無事にフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5778
[ゴール後すぐに、清水監督と鈴木譲選手がレースを振り返って意見を交わす]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9030
[チームメートの働きでいい位置でゴールした増田選手と譲選手が、明日以降の本当の意味での勝負に挑む]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2016/03/06

ツール・ド・台湾 第1ステージ

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[上:初海外レースながら積極的にメイン集団のペースアップに加わる堀選手]
[下:10名の逃げ集団でのスプリント勝負を制したクラークが第1ステージを制した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月6日(日)〜10日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
※出場チーム=20チーム


UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第1ステージが台北市の中心部に設定された1周10.4kmのフラットな公道サーキットコースで開催され、序盤にできた11名の逃げ集団がそのまま逃げ切りレースを展開。最後はゴールスプリントを制したドラパック・プロフェッショナル・サイクリングのウィリアム・クラークが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、エーススプリンター大久保選手での大集団ゴールスプリント勝負で表彰台獲得を目標にレースに臨みましたが、逃げ集団がプロコンチネンタルチーム3チームを含む有力チームの選手が入った大所帯だったことが災いし、狙いとしていた大集団ゴールスプリントの形にはならず。それでも、大久保選手は後方集団のゴールスプリント勝負に果敢に挑み、22位でフィニッシュしてレースを終えています。

宇都宮ブリッツェンにとっては昨年に引き続き、2度目の出場となる「ツール・ド・台湾(UCI-2.1)」。今年はプロコンチネンタルチーム3チームを含む17カ国20チームが出場し、最も名誉ある個人総合時間賞をはじめとする各賞の獲得を目指し、全チームが熾烈な争いを繰り広げることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは今年も、エース増田選手の個人総合総合時間での表彰台獲得を含めた上位進出を第1目標に、状況に応じて各ステージでの表彰台も狙って今レースに挑むこととなります。

第1ステージは昨年に引き続き、台北市が舞台。市の中心部に設定された1周10.4kmのコースを8周回で争われます。コースは片道5kmを折り返す単純なレイアウトながら、一部石畳の区間もあり、また、仕上がり具合もまちまちな多国籍のチームが走るレースということもあって、一歩間違えば第落車などの事故も起こり得る危険なコースでもあります。

増田選手での個人総合時間上位という明確な目標がある宇都宮ブリッツェンは、メンバーも上りに強い鈴木譲選手や堀選手など山岳ステージで力を発揮できる構成。その中で、チームとしてはしっかりと隊列を組んでというより、他チームの列車を利用しながら阿部選手が最後の牽引役となり大久保選手がゴールスプリント勝負に挑むというプランを選択して今ステージに挑みました。

パレード走行を経てリアルスタートが切られたレースは、アジアツアーとは思えない欧州勢が多いチーム構成ということも手伝って、ハイペースな中でアタックの応酬が繰り広げられながら進んでいきます。

すると、2周回目に設定されたスプリントポイントを狙って飛び出した選手たち6名が集団から若干リードを奪い逃げ集団を形成する展開となります。

しかし、この逃げ集団は1周回ほど逃げた段階で集団に吸収され、レースは振り出しに戻ります。

その後、4周回目に設定されたスプリントポイント狙う動きから、今度は11名の選手が飛び出して逃げ集団を形成します。

ALZATE(UnitedHealthcare)

CLARKE(Drapac)

RAY(Illuminate)

WETTERHALL(Tre Berg-Bianchi)

O’CONNOR(Avanti)

小石(NIPPO-Vini Fantini)

DE JONGHE(Cibel-Cebon)

DUNNE(JLT Condor)

HRINKOW(Hrinkow)

DE LUNA(Illuminate)

SANTAROMITA(Skaydive Dubai)

メイン集団

この逃げ集団には、ドラパック、ユナイテッドヘルスケア、NIPPOという格上のプロコンチネンタルチームすべてが選手を送り込んでおり、また、人数も11名と大所帯であったことから、展開によっては逃げ切りもあり得る危険な集団と考えられます。

その状況を受け、メイン集団もParkhotelが先頭に立ってペースアップを開始。また、逃げ集団に1名選手を送り込んでいるものの状況が良くないと判断したのか、JLT Condor勢もペースアップに加わり、逃げ集団を追走する展開となります。

協調体制をとって快調に逃げる逃げ集団と、追うメイン集団という展開でレースが進む中、大久保選手での大集団ゴールスプリント勝負というプランを組んでいた宇都宮ブリッツェンも、6周回目に入る頃になるとレースを振り出しに戻すためにそろそろメイン集団のペースアップに加わろうかとし始めます。

しかし、そのタイミングでそれまでメイン集団の先頭を引いていたParkhotel勢が踏み止め、メイン集団は一気にペースダウン。変わらず快調に逃げ続ける逃げ集団とのタイム差が3分ほどにまで開いてしまう展開となります。

その頃、快調に逃げ続ける逃げ集団では、SANTAROMITA選手(Skaydive Dubai)がパンクで逃げ集団からドロップしてメイン集団に。この状況を受け、逃げ集団に選手がいなくなったスカイダイブドバイ勢がメイン集団の先頭に立ってペースアップ。その後ろにプロコンチネンタルチーム勢が隊列を組む展開となります。

この動きに、宇都宮ブリッツェンも海外UCIレース初出場の堀選手を送り込んでローテーションに加わろうとしますが、強者ぞろいのプロコンチネンタルチーム勢の強固な隊列に割って入ることはできず、逆にユナイテッドヘルスケアの選手に弾き飛ばされた堀選手はベストラインを外れてしまったことで何かを踏んだことでタイヤが裂けてパンク。メイン集団から遅れてしまうこととなります。

結局、メイン集団の懸命の追走は最後まで実らず、逃げ続けた10名の逃げ切りが濃厚となってレースは最終周回へと入っていきます。

最終周回に入ってもレースの大勢は変わらず、勝負は逃げ集団内でのゴールスプリントへと持ち込まれます。最終コーナーを過ぎてCLARKE選手(Drapac)、 ALZATE選手(Unitedhealthcare)、RAY選手(Illuminate)の三つ巴の争いとなったスプリント勝負を制したのは、CLARKE選手(Drapac)。2014年のツアー・オブ・ジャパン第1ステージで優勝した経験を持つ同選手が今年の台湾オープニングレースを制しました。

メイン集団のローテーションに加わろうとした堀選手がパンクで遅れてしまった宇都宮ブリッツェンは、メイン集団のゴールスプリントに向けて鈴木譲選手、阿部選手が大久保選手を集団先頭に引き上げ、大久保選手は4番手でフィニッシュ手前の連続コーナーへと入り、他チームの隊列からゴールスプリントに挑みますが、やはり、強固な隊列を組む他チームに単騎で挑むのは荷が重く、22位でフィニッシュして第1ステージを終えています。

清水監督コメント

「今年の第1ステージは昨年と違い、本気で大久保選手でのステージ上位を狙いに行ったのですが、先頭の10名に逃げ切られてしまう結果となりました。結果を狙いに行ったステージで結果を残せず申し訳なく思いますし、残念です。戦前から、状況によっては逃げ切りの可能性もあるということはミーティングでも話してはいましたが、宇都宮ブリッツェンとして一番勝利の可能性が高いのは大久保選手での大集団スプリントなので、その可能性一本に絞ってレースをしました。実際は逃げができ、その逃げが逃げ切るという展開になってしまったので残念ですし、申し訳なくも思います。ですが、仮に逃げに乗って勝利の可能性があるかと考えると個人総合に重きを置いた今回のメンバー構成では難しい部分があったと思います。終盤は逃げを捕まえるために他チームと協調して集団のペースアップなどもできていましたし、この後のステージで個人総合時間を狙っていくという目線で見ると、全員のコンディションの把握もできたので悪くないと感じています。選手たちの表情もコンディション的には悪くない走りができているという感じなので、この後のステージで宇都宮ブリッツェンらしい何かができるんじゃないかと思います。明日以降はハードなレースが続くことになると思いますが、今回の我々が掲げている目標達成も目指して、しっかりとやっていきたいと思います。最後に、遅れてしまった堀選手は集団を引いているキツい時のパンクで集団復帰はできませんでしたが、初めての海外レースで初日からしっかり仕事をしてくれたと感じています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[2016 Tour de Taiwan (UCI-2.1) - 1st Stage - 臺北市站/Taipei City - 83.2km - ]

1位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) 1h40m34s 49.6km/h

2位 ALZATE Carlos (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) st

3位 RAY Alexander (Team Illuminate) st

4位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) +3s

5位 小石佑馬 (NIPPO-Vini Fantini) +3s

6位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +3s

7位 DUNNE Connor (JLT Condor) +3s

8位 HRINKOW Dominik (Hrinkow Advarica Cycleangteam) +3s

9位 O’CONNOR Ben (Avanti AsoWhey Sports) +3s

10位 DE LUNA Flavio (Team Illuminate) +3s

22位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +58s

44位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +58s

66位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +58s

95位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m14s

98位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m07s

出走=99名/完走=99名

個人総合時間 第1ステージ終了時

1位 ALZATE Carlos (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) 1h40m22s 49.6km/h

2位 CLARKE William (Drapac Professional Cycling) +02s

3位 RAY Alexander (Team Illuminate) +08s

4位 WETTERHALL Alexander (Team Tre Berg-Bianchi) +11s

5位 O’CONNOR Ben (Avanti AsoWhey Sports) +13s

6位 小石佑馬 (NIPPO-Vini Fantini) +15s

7位 DE JONGHE Kevin (Cibel-Cebon) +15s

8位 DUNNE Connor (JLT Condor) +15s

9位 HRINKOW Dominik (Hrinkow Advarica Cycleangteam) +15s

10位 DE LUNA Flavio (Team Illuminate) +15s

24位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s

45位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s

66位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m10s

95位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m26s

98位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m19s

個人総合ポイント 第1ステージ終了時

1位 ALZATE Carlos (UnitedHealthcare Pro Cycling Team) 24P

2位 WETTERHALL Alexander (Tre Berg-Bianchi) 18P

3位  CLARLE William (Drapac Professional Ctcling) 15P

4位 RAY Alexander (Team Illuminate) 13P

5位 O’CONNOR Kevin (Cibel-Cebon) 11P

6位 小石佑馬 (NIPPO-Vini Fantini) 11P

チーム総合時間 第1ステージ終了時

1位 Team Illuminate 5h02m43s

2位 UnitedHealthcare Pro Cycling Team +55s

3位 Drapac Professional Cycling +55s

4位 Cibel-Cebon +58s

5位 JLT Condor +58s

6位 Avanti IsoWhey Sports +58s

 

14位 宇都宮ブリッツェン +1m53s

Htc5547
[前日の夜のミーティングは和やかな雰囲気の中で行われた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5531
[初の海外レースとなる堀選手が真剣な表情で大会プログラムに目を通す]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5538
[オープニングレースの勝負を託されることになった大久保選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5544
[選手たちに国内レースと遜色ない環境を用意しつつ、レースプランを練る清水監督]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5549
[集合時間に一番に来て入念にストレッチをする堀選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8733
[選手たちのバイクを万全に仕上げた針谷メカが選手たちを待つ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8737
[阿部選手と大久保選手がホテルをチェックアウトし集合場所へとやって来た]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5563
[台北101を望むスタート地点に選手とチームカーが到着する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5567
[会場に華を添える出展ブースで懸命に宇都宮市のPRがされていた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5570
[ステージ上でインタビューと大声援に応えるブリッツェンボーイズ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5592
[今シーズンから1クラスのレースでも無線の使用が認められたため、阿部選手が無線を装着する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5596
[今日のステージで勝負を任される大久保選手がリラックスした様子で準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5618
[VIPの挨拶が終わり、パレードスタートの準備が進められる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8750
[並んで5周のパレードランを消化していく阿部選手と大久保選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5638
[リアルスタートが切られたレースは一気にペースが上がり激しさを増す]
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Htc8768
[ハイペースな展開の中でも冷静に集団内でポジションを確保する阿部選手と鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8775
[有力チームの選手を含む11名の逃げ集団がメイン集団とのタイム差を広げていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8783
[終盤の展開に備えてメイン集団前方で周回を重ねる大久保選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5654
[強豪ぞろいのアジアツアーでしっかりと連携が取れた走りを見せるブリッツェンの選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8795
[晴天に恵まれた台北はみるみる気温が上昇し、暑さが選手たちを襲う展開となった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8800
[大久保選手に声をかけながら、アシストに徹する増田選手もこの後の展開に備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8803
[8度目のツール・ド・台湾ということもあり、終始落ち着いてレースを進める鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8810
[逃げ集団の逃げ切りが濃厚となる中、メイン集団の頭を獲ることに集中する大久保選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc8828
[隊列を組む他チームを相手に単独でスプリント勝負に挑んだ大久保選手が22位でフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc5682
[レース直後、補給を取りながらもすぐにレースの反省をして次の宿泊地へと向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2016/03/02

2016東京都ウインターロードレース大会

S1
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[上:宇都宮ブリッツェン勢4名の先頭集団が後続とのタイム差を広げる]
[下:入賞圏内に5選手を送り込んだ宇都宮ブリッツェン。次戦の台湾につながる走りが光った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

2月28日(日)に、東京都自転車競技連盟主催の「2016東京都ウインターロードレース大会」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら
◆Live!!!ブログレポートは[こちら

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の9名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲


「2016東京都ウインターロードレース大会」が静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターの、アップダウンが厳しい5.0kmサーキットコースで開催され、レース序盤から宇都宮ブリッツェン勢がレースを完全掌握。中盤以降は増田・鈴木譲・堀・雨澤の4選手が先頭をチームTT状態で疾走する状態を作り、最後は堀選手が先着して優勝を飾りました!

また、宇都宮ブリッツェン勢はトップ10に7選手を送り込んだ他、周回賞も独占。これまでのオフトレーニングの成果をしっかり確認するとともに、いいイメージでシーズン開幕を迎えることとなりました。

翌週から始まるビッグレース「ツール・ド・台湾(UCI-2.1)」、そして3月20日(日)に地元宇都宮で開幕するJプロツアーを控える中、レース強度を与えることで各自のコンディション確認を目標に臨むトレーニングレースとなった今レース。

今シーズン初戦となる宇都宮ブリッツェンは、有力チームと有力選手がともに少ない出走メンバーを考慮し、積極的な走りで攻撃を仕掛けて各選手が集団から飛び出していくこと、他チームの選手を引き連れないようにしながらどんどんブリッジをかけていくことを念頭に、1位から9位を独占する気持ちでレースに臨みました。

レースがスタートすると、戦前の話し合い通り、宇都宮ブリッツェン勢は積極的に集団の先頭を陣取って攻撃を仕掛けていく展開となります。

1周回目は大久保選手(宇都宮ブリッツェン)、2周回目を飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭で新しい周回に入っていく中、集団は宇都宮ブリッツェン勢の波状攻撃にその人数を減らしていきます。

3周回目を終えて4周回目に入る段階になると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が集団から若干リード奪う展開に。この動きに米内選手(東京ヴェントス)が反応しますが、その後方では鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、堀選手(宇都宮ブリッツェン)、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)らがチェックに入る動きを見せます。

増田(宇都宮ブリッツェン)

米内(東京ヴェントス)

鈴木譲、堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

石原(真岡工業)

4周回目を終え5周回目に入る段階になると、先頭は増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)の2名に。その後方では堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が先行していた米内選手(東京ヴェントス)をキャッチし、さらに先頭の2名にブリッジをかけようとする動きを見せます。

増田、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

↓ 約5秒

堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

米内(東京ヴェントス)

↓ 約8秒

石原(真岡工業)

↓ 約15秒

阿部、大久保、飯野(宇都宮ブリッツェン)

中村(イナーメ信濃山形)

など6名ほど

6周回目に入る段階には、先頭の2名に堀選手(宇都宮ブリッツェン)がブリッジを成功させて合流。さらにそのすぐ後方に雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)も迫り、先頭が宇都宮ブリッツェン勢4名になるのも時間の問題となります。

6周回目に宇都宮ブリッツェン勢4名となった先頭集団はきれいにローテーションを回しつつも、レース強度を維持したまま先頭を快走する展開に。さらにその後方では、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、大久保選手(宇都宮ブリッツェン)、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が中村選手(イナーメ信濃山形)らと共に先行していた米内選手(東京ヴェントス)と石原選手(真岡工業)をキャッチ。宇都宮ブリッツェン勢が完全に支配した状態でレースが進んでいくこととなります。

結局、先頭の4選手は最後まで個人個人がきっちりと追い込む走りを見せ、圧倒的なタイム差を保ったままフィニッシュ。

さらに、後方集団から石原選手(真岡工業)と飛び出した大久保選手(宇都宮ブリッツェン)と阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がそれぞれ5位と7位に入ると、後方集団の先頭も飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が獲って8位。

レース強度に慣れることと、現在のコンディションを確認することを目標に臨んだトレーニングレースでトップ10に7選手を送り込んだ宇都宮ブリッツェンは、ほとんどの選手がシーズンオフを順調に過ごし、コンディションも上々であることを証明してレースを終えました。

清水監督コメント

「結果よりも内容を重視したトレーニングレースで、しっかりと内容が伴ったレースができたのは良かったと思います。今日は、特に細かい作戦や走り方などは決めず、各個人それぞれの感覚に任せてレースを走り、1位から9位までを独占するということでレースに臨みました。その中で上位に入れなかった選手もいましたが、その選手たちも現状での問題点や課題が明確になった部分がありましたし、後半にかけてしっかりと立て直すということもみせてくれましたので、内容的には良かったと感じています。特に、来週のツール・ド・台湾に出場するメンバーたちというのは、走れているところをきっちりと見せてくれました。ビッグレースが直後に控える中でこういった良い形のレースを経験できたことは、チームとしてもプラスになったと思うので、今日のレースに出場して良かったなと思います。ただ、ツール・ド・台湾は非常にレベルが高いレースですし、そう簡単に勝てるレースでもありません。今日の内容と結果に安心することは決してできませんが、これまで合宿を繰り返してきて、1週間前の段階で選手たちの体調が良いということは見えたので、選手それぞれがベストに近い状態の力を発揮してくれると信じて、モチベーションを高く持ってツール・ド・台湾に挑みたいと思います。ツール・ド・台湾には体格に優る欧州チームが複数出場するので、第1ステージなどのド平坦なステージでは大久保選手と阿部選手が彼らと互角に渡り合うのは大変なことだと思いますが、それ以降のステージはアップダウンがあるコースが続きます。そういった状況を考えると、今日のようなコースのレースで大久保選手がしっかりと走れたということは、台湾でもいい走りをしてくれるのではと期待が持てます。また、増田選手、鈴木譲選手、堀選手の上りに強い選手たちも、しっかりと前へ前へという走りが集中してできていましたので、3人ともUCIポイント圏内に絡む走りを見せてくれるのではないかと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[2016東京都ウインターロードレース大会 - クラスA - 50km(5.0km×10Laps) - ]

1位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) 1h25m12s 35.21km/h

2位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +1s

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1s

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1s

5位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +2m37s

6位 石原悠希 (真岡工業高校) +2m44s

7位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +3m02s

8位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

9位 米内蒼馬 (TOKYO VENTOS) +3m31s

10位 渡辺雄太 (駒澤大学) +3m34s

12位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m14s

DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)

 

出走=54名/完走=17名


01
[春の訪れは感じさせるものの、この日の日本CSCには冷たい風が吹き付けた]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
02
[1月のアジア選手権に向けて早めの調整をした増田選手と雨澤選手が、チームでの今季初レースに臨む]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
03
[大ベテランらしいマイペースの調整で来るレースシーズンへの準備を続ける鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
04
[チーム復帰初戦となるレースを前にしても、普段通りの雰囲気を崩さない飯野選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
05
[宇都宮ブリッツェンのジャージを纏っての初レースに向け、雨澤選手が準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
06
[同じく宇都宮ブリッツェンでの初戦となる小野寺選手が念入りにアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
07
[オフから自身の課題と向き合ってきた鈴木譲選手も、黙々とアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
08
[オフにシクロクロスに挑戦し、着実に怪我からの復帰をはかる阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
09
[順調にトレーニングを消化してきた大久保選手だが、この時季の強敵である花粉に苦しめられる]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
10
[今季を進化の年にしたい堀選手が自分のリズムでレースに向けて集中を高める]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
11
[全カテゴリーが混走となるレースの最初に、カテゴリーAがスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
12
[スタート直後から積極的にペースを上げて集団に揺さぶりをかける小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
13
[富士山を望む絶好のロケーションの日本CSCで、宇都宮ブリッツェン勢の攻撃が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
15
[相性が良くないコースに若干苦戦する小野寺選手は第3集団内での走りが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
16
[吹き付ける風の冷たさの影響で体調不良に陥った鈴木真理選手は途中でレースを降りた]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
17
[セカンドグループで積極的に集団を牽引する阿部、大久保、飯野の3選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
18
[現状の自分に足りない部分を確認するかのように、不得手なコースに最大限の力で挑む小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
19
[セカンドグループから飛び出した大久保選手と阿部選手が、調整が順調なことを示す走りを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
20
[先頭を快走する4選手が下り区間からホームストレートへと入っていく]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
21
[レース中盤から圧倒的な走りを見せた4選手がそろってフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
22
[得意とは言えないコースで内容が伴った走りを見せた大久保選手。台湾での活躍も期待される]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
23
[本人的には納得できないとはいえ、怪我からの復帰が順調なことを示した阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
24
[後方集団のスプリントでしっかり頭をとってフィニッシュする飯野選手。これからの復活が楽しみだ]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
25
[収穫と課題の両方を見つけた小野寺選手も、ここからさらなる進化が楽しみな存在]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS

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