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2016/03/02

2016東京都ウインターロードレース大会

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[上:宇都宮ブリッツェン勢4名の先頭集団が後続とのタイム差を広げる]
[下:入賞圏内に5選手を送り込んだ宇都宮ブリッツェン。次戦の台湾につながる走りが光った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

2月28日(日)に、東京都自転車競技連盟主催の「2016東京都ウインターロードレース大会」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の9名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
飯野智行
堀孝明
雨澤毅明
小野寺玲


「2016東京都ウインターロードレース大会」が静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターの、アップダウンが厳しい5.0kmサーキットコースで開催され、レース序盤から宇都宮ブリッツェン勢がレースを完全掌握。中盤以降は増田・鈴木譲・堀・雨澤の4選手が先頭をチームTT状態で疾走する状態を作り、最後は堀選手が先着して優勝を飾りました!

また、宇都宮ブリッツェン勢はトップ10に7選手を送り込んだ他、周回賞も独占。これまでのオフトレーニングの成果をしっかり確認するとともに、いいイメージでシーズン開幕を迎えることとなりました。

翌週から始まるビッグレース「ツール・ド・台湾(UCI-2.1)」、そして3月20日(日)に地元宇都宮で開幕するJプロツアーを控える中、レース強度を与えることで各自のコンディション確認を目標に臨むトレーニングレースとなった今レース。

今シーズン初戦となる宇都宮ブリッツェンは、有力チームと有力選手がともに少ない出走メンバーを考慮し、積極的な走りで攻撃を仕掛けて各選手が集団から飛び出していくこと、他チームの選手を引き連れないようにしながらどんどんブリッジをかけていくことを念頭に、1位から9位を独占する気持ちでレースに臨みました。

レースがスタートすると、戦前の話し合い通り、宇都宮ブリッツェン勢は積極的に集団の先頭を陣取って攻撃を仕掛けていく展開となります。

1周回目は大久保選手(宇都宮ブリッツェン)、2周回目を飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭で新しい周回に入っていく中、集団は宇都宮ブリッツェン勢の波状攻撃にその人数を減らしていきます。

3周回目を終えて4周回目に入る段階になると、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が集団から若干リード奪う展開に。この動きに米内選手(東京ヴェントス)が反応しますが、その後方では鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、堀選手(宇都宮ブリッツェン)、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)らがチェックに入る動きを見せます。

増田(宇都宮ブリッツェン)

米内(東京ヴェントス)

鈴木譲、堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

石原(真岡工業)

4周回目を終え5周回目に入る段階になると、先頭は増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)の2名に。その後方では堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が先行していた米内選手(東京ヴェントス)をキャッチし、さらに先頭の2名にブリッジをかけようとする動きを見せます。

増田、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)

↓ 約5秒

堀、雨澤(宇都宮ブリッツェン)

米内(東京ヴェントス)

↓ 約8秒

石原(真岡工業)

↓ 約15秒

阿部、大久保、飯野(宇都宮ブリッツェン)

中村(イナーメ信濃山形)

など6名ほど

6周回目に入る段階には、先頭の2名に堀選手(宇都宮ブリッツェン)がブリッジを成功させて合流。さらにそのすぐ後方に雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)も迫り、先頭が宇都宮ブリッツェン勢4名になるのも時間の問題となります。

6周回目に宇都宮ブリッツェン勢4名となった先頭集団はきれいにローテーションを回しつつも、レース強度を維持したまま先頭を快走する展開に。さらにその後方では、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、大久保選手(宇都宮ブリッツェン)、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が中村選手(イナーメ信濃山形)らと共に先行していた米内選手(東京ヴェントス)と石原選手(真岡工業)をキャッチ。宇都宮ブリッツェン勢が完全に支配した状態でレースが進んでいくこととなります。

結局、先頭の4選手は最後まで個人個人がきっちりと追い込む走りを見せ、圧倒的なタイム差を保ったままフィニッシュ。

さらに、後方集団から石原選手(真岡工業)と飛び出した大久保選手(宇都宮ブリッツェン)と阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がそれぞれ5位と7位に入ると、後方集団の先頭も飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が獲って8位。

レース強度に慣れることと、現在のコンディションを確認することを目標に臨んだトレーニングレースでトップ10に7選手を送り込んだ宇都宮ブリッツェンは、ほとんどの選手がシーズンオフを順調に過ごし、コンディションも上々であることを証明してレースを終えました。

清水監督コメント

「結果よりも内容を重視したトレーニングレースで、しっかりと内容が伴ったレースができたのは良かったと思います。今日は、特に細かい作戦や走り方などは決めず、各個人それぞれの感覚に任せてレースを走り、1位から9位までを独占するということでレースに臨みました。その中で上位に入れなかった選手もいましたが、その選手たちも現状での問題点や課題が明確になった部分がありましたし、後半にかけてしっかりと立て直すということもみせてくれましたので、内容的には良かったと感じています。特に、来週のツール・ド・台湾に出場するメンバーたちというのは、走れているところをきっちりと見せてくれました。ビッグレースが直後に控える中でこういった良い形のレースを経験できたことは、チームとしてもプラスになったと思うので、今日のレースに出場して良かったなと思います。ただ、ツール・ド・台湾は非常にレベルが高いレースですし、そう簡単に勝てるレースでもありません。今日の内容と結果に安心することは決してできませんが、これまで合宿を繰り返してきて、1週間前の段階で選手たちの体調が良いということは見えたので、選手それぞれがベストに近い状態の力を発揮してくれると信じて、モチベーションを高く持ってツール・ド・台湾に挑みたいと思います。ツール・ド・台湾には体格に優る欧州チームが複数出場するので、第1ステージなどのド平坦なステージでは大久保選手と阿部選手が彼らと互角に渡り合うのは大変なことだと思いますが、それ以降のステージはアップダウンがあるコースが続きます。そういった状況を考えると、今日のようなコースのレースで大久保選手がしっかりと走れたということは、台湾でもいい走りをしてくれるのではと期待が持てます。また、増田選手、鈴木譲選手、堀選手の上りに強い選手たちも、しっかりと前へ前へという走りが集中してできていましたので、3人ともUCIポイント圏内に絡む走りを見せてくれるのではないかと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[2016東京都ウインターロードレース大会 - クラスA - 50km(5.0km×10Laps) - ]

1位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) 1h25m12s 35.21km/h

2位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +1s

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1s

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1s

5位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +2m37s

6位 石原悠希 (真岡工業高校) +2m44s

7位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +3m02s

8位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +3m30s

9位 米内蒼馬 (TOKYO VENTOS) +3m31s

10位 渡辺雄太 (駒澤大学) +3m34s

12位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +4m14s

DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)

 

出走=54名/完走=17名


01
[春の訪れは感じさせるものの、この日の日本CSCには冷たい風が吹き付けた]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
02
[1月のアジア選手権に向けて早めの調整をした増田選手と雨澤選手が、チームでの今季初レースに臨む]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
03
[大ベテランらしいマイペースの調整で来るレースシーズンへの準備を続ける鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
04
[チーム復帰初戦となるレースを前にしても、普段通りの雰囲気を崩さない飯野選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
05
[宇都宮ブリッツェンのジャージを纏っての初レースに向け、雨澤選手が準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
06
[同じく宇都宮ブリッツェンでの初戦となる小野寺選手が念入りにアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
07
[オフから自身の課題と向き合ってきた鈴木譲選手も、黙々とアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
08
[オフにシクロクロスに挑戦し、着実に怪我からの復帰をはかる阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
09
[順調にトレーニングを消化してきた大久保選手だが、この時季の強敵である花粉に苦しめられる]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
10
[今季を進化の年にしたい堀選手が自分のリズムでレースに向けて集中を高める]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
11
[全カテゴリーが混走となるレースの最初に、カテゴリーAがスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
12
[スタート直後から積極的にペースを上げて集団に揺さぶりをかける小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
13
[富士山を望む絶好のロケーションの日本CSCで、宇都宮ブリッツェン勢の攻撃が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[相性が良くないコースに若干苦戦する小野寺選手は第3集団内での走りが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[吹き付ける風の冷たさの影響で体調不良に陥った鈴木真理選手は途中でレースを降りた]
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[セカンドグループで積極的に集団を牽引する阿部、大久保、飯野の3選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[現状の自分に足りない部分を確認するかのように、不得手なコースに最大限の力で挑む小野寺選手]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[セカンドグループから飛び出した大久保選手と阿部選手が、調整が順調なことを示す走りを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[先頭を快走する4選手が下り区間からホームストレートへと入っていく]
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[レース中盤から圧倒的な走りを見せた4選手がそろってフィニッシュ]
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[得意とは言えないコースで内容が伴った走りを見せた大久保選手。台湾での活躍も期待される]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[本人的には納得できないとはいえ、怪我からの復帰が順調なことを示した阿部選手]
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[後方集団のスプリントでしっかり頭をとってフィニッシュする飯野選手。これからの復活が楽しみだ]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS
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[収穫と課題の両方を見つけた小野寺選手も、ここからさらなる進化が楽しみな存在]
photo(C):Tatsuya.Sakmoto/STUDIO NOUTIS

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