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2016年2月

2016/02/17

Cycle Cross Tokyo 2016(JCXシリーズ第11戦)

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[上:残り2周回で先頭に躍り出た小坂選手が勝利に向けてペダルを踏み込む]
[下:世界トップクラスの実力と経験値を発揮したパワーズが優勝を飾った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

2月14日(日)に、ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズの第11戦で最終戦となる「シクロクロス東京2016」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。



今年で5回目を迎えた「シクロクロス東京」が東京都のお台場海浜公園で開催され、招待選手として来日したアメリカ人のトップライダー、ジェレミー・パワーズが優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は終盤に先頭パックに合流し、最終周回を前に単独で抜け出してトップに。毎年ハイレベルな争いが繰り広げられるシクロクロス東京で初めてとなる日本人優勝に期待がかかりましたが、最後の砂浜区間で優勝したパワーズ選手にかわされて惜しくも2位でフィニッシュ。しかし、これまで表彰台に縁がなかったシクロクロス東京で初となる表彰台を獲得し、確かな手応えを得て今シーズンの全日程を終了しました。

またこの結果、全11戦で争われたジャパンシクロクロス(JCX)シリーズの総合成績で、小坂選手は見事にチャンピオンに輝きました!

今年で5回目を迎えた「シクロクロス東京」。東京の一大観光スポットであるお台場で開催されるレースということもあり、シクロクロスを観たことがないという人たちへのアピールということも含めて、回を重ねるごとにその注目度は高くなっています。

毎シーズン、このシクロクロス東京でその年のシーズンを終えている宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、今年も同レースでシーズンを終えることとなります。そのため、来シーズンに向けていいイメージでシーズンを締めくくるべくレースに臨みました。

レースのスタートが切って落とされると、1列目に整列した招待選手勢が少しでも良いポジションを確保しようと、団子状態のまま舗装路を抜けサンドセクションに入っていく展開となります。

そんな中、上々のスタートを見せた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、サンドセクションのコーナーでまごついた選手に絡んでしまい若干のポジションダウン。7番手で林の泥区間へと入っていきます。

一方、先頭はパワーズ選手(ASPIRE RACING)やベルデン選手(WCUP)ら有力選手を抑え、全日本チャンピオンの竹之内選手(TOYO)がキープして周回を重ねていく展開となります。

不運な形で7番手までポジションを下げてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、焦ることなく先行する選手たちをかわしていき、2周回目が完了して3周回目に入る頃には4番手にまでポジションを上げ、前を行く3名の選手とのタイム差をさらに縮めにかかります。

その頃、しばらく先頭をキープしていた竹之内選手(TOYO)をパワーズ選手(ASPIRE RACING)がキャッチ。さらに先頭に出て、竹之内選手(TOYO)から若干のリードを奪う展開となります。

パワーズ(ASPIRE RACING)

竹之内(TOYO)

ベルデン(WCUP)

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

4周回を完了した時点で、4番手を走る小坂選手とその後方との差はかなり開いており、レースも中盤に入ろうかという段階で勝負は前方の4選手に絞られ始めます。

その後、レースの大勢は変わらず進んでいき、迎えた8周回目。

少しずつ3番手を走るベルデン選手(WCUP)とのタイム差を縮めていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が、遂にそのベルデン選手(WCUP)を捕えて3番手に順位上げ、さらに前を行く2選手へと追走に入ります。

さらに、残り2周回となる10周回目を迎える頃になると、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は竹之内選手(TOYO)とパワーズ選手(ASPIRE RACING)の先頭パックをキャッチ。先頭は3名のパックとなって勝負どころを迎えることとなります。

3名となった先頭パックでは、後方から合流してきた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が攻めの走りを見せて先頭に立ち、砂浜区間へ。続いて竹之内選手(TOYO)、パワーズ選手(ASPIRE RACING)が続きます。

するとピットエリアの目前で、2番手を走っていた竹之内選手(TOYO)が深い砂に車輪をとられてまさかのストップ。すかさずパワーズ選手(ASPIRE RACING)が竹之内選手(TOYO)をかわして2番手に上がりますが、この影響で小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が後方の2名から若干リードを奪う形で最終周回へと入っていきます。

最終周回に入っても安定した走りを見せてトップをキープしていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、ワールドカップや世界選手権でも上位に名を連ねるトップライダーのパワーズ選手(ASPIRE RACING)には、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)以上の余力とパワーが残されていました。

砂浜区間に入ると、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)がセオリー通りにコーステープ沿いを攻めていったのに対し、パワーズ選手(ASPIRE RACING)は重くてパワーを必要とする波打ち際を敢えて選択。圧倒的なパワーで踏み抜き、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)に追いつくばかりか、若干リードを奪ってテクニカルセクションへと入っていきます。

ここまで、テクニカルセクションでは互角以上の走りを見せていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、砂浜区間で失った若干の差を埋めることはできず。日本人選手として初となるシクロクロス東京での優勝は果たせず、2位でレースを終えました。

この結果、全11戦で争われたJCXシリーズは、第1戦茨城シクロクロス、第2戦関西シクロクロス、第3戦東北シクロクロスの3戦で優勝を飾り、2位にも3度入った小坂選手がポイントでトップに立ち、見事にシリーズチャンピオンに輝きました!

小坂選手コメント

「今日のレースは強豪選手が何名か海外から来ていたので、その選手たちにどこまで対抗できるかということをテーマにレースに挑みました。序盤は少し出遅れてしまった部分があったのですが、コース自体が砂浜区間で少しミスをしただけですぐに秒差が詰まる感じだったので、とにかく落ち着いて走ることを心がけて、その通りに今日はすごく集中できていたので、一つひとつ順位を上げていきました。そうするうちにトップの竹之内選手とパワーズ選手が見えてきて、林の中のテクニカル区間で一気に交わしてトップに出られたんですが、やはりパワーズ選手は余裕を持っていたと思いますし、最後のパワー区間で前に出させてはいけなかったところで自分自身もライン取りで失速してしまったところもあって、その隙を突かれて先行されてしまいました。最後までああやって競って勝利の可能性が見えましたし、こういう観客が多い場所でそのような走りがしっかりとできたことは良かったと思います。ただ、世界選手権やワールドカップなどのコースの方がよりハードなので手放しで喜ぶということはできませんが、強豪選手がそろい集客力もある大事なレースでしっかり結果を出せるということも同じくらい重要だとは思うので、今日のベストを尽くせたという部分も併せて良かったんじゃないかな、と。今日も宇都宮からもたくさんの方に応援に来ていただき、レース中も本当にたくさんの人に名前を呼んでいただけので、それがすごく力になって最後まで諦めずに集中できたと思います。今シーズンを通してすごくたくさんの声援を送っていただいてありがとうございました。来シーズンは全日本選手権が宇都宮で開催されるということもあって、これまで以上に大事なシーズンだと思っています。そこに向けて今日の走りでいい感触をつかめましたし、ここからまた、しっかりやっていかなければいけないなという気持ちにもなりましたので、来シーズンも楽しみにしていただければと思います!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



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◆リザルト

[CycloCrossTokyo2016 - JCX第11戦 - 男子エリート 60m - ]

1位 ジェレミー・パワーズ (ASPIRE RACING) 59m02s

2位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +1s

3位 竹之内悠 (TOYO) +15s

4位 ベン・ベルデン (WCUP) +26s

5位 ギャリー・ミルバーン (Trek championsystem) +3m59s

6位 ティム・アレン (FEEDBACK SPORTS) +4m35s

7位 丸山厚 (BOMA RACING) +5m02s

8位 門田基志 (TEAM GIANT) +5m35s

9位 前田公平 (弱虫ペダルシクロクロスチーム) +5m43s

10位 ザック・マクドナルド (Streamline Insurance Services) -1Lap

出走=31名/完走=9名


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[会場到着時に降っていた強雨も止み、快晴となった中でレースに向けて準備を始める小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[暑さとの戦いも加わったレースに向け、ローラーでアップを開始する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[コンディションを確かめつつ、念入りなアップが続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[滴り落ちる汗の量からも気温の急上昇が感じられる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[今季最後の大一番。メカニック陣と健闘を約束する固い握手を交わしてスタート地点に向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[海外招待選手勢、全日本王者の竹之内選手に続きコールアップされる小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[舗装路を越えてすぐのサンドセクションで出遅れた小坂選手が7番手で長い砂浜区間に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[出遅れたものの落ち着いた表情で先行する選手たちの追走に入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[快晴の中、レインボーブリッジをバックに追走を続ける小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先行していた選手たちを次々にかわしていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[2周回目に入った段階で4番手にまで順位を上げ、さらに先行する3選手を追走する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[テクニカル区間で抜群の走りを見せ、前方とのタイム差を縮めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[他の選手がフライオーバーで魅せる走りをする中、勝利だけを見据えて堅実な走りで追走の手を緩めない]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース中盤に入り、ベルデン選手とのタイム差をじわじわと縮めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[肉体強化で増したパワーを見せ、砂浜の難区間を軽快にクリアしていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レースが進むにつれ深くえぐれ始めた区間も、抜群のバイクコントロールでクリア]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ベルデン選手をかわして3番手に上がった小坂選手が先行する2選手に迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[その追走をお台場に出現したレッドゾーンが強力に後押しする]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先行する2選手を捕らえ、さらに先頭に立った小坂選手がペースを作る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[若干のリードを奪って最終周回へと入る小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最後の砂浜区間でパワーと経験の差を見せつけられ、僅差の2位でフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース直後、日本人最上位選手としてインタビューを受ける小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[金星は逃したが、大きな手応えを感じるレースを見せた小坂選手が表彰式で声援に応える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[JCXシリーズ表彰式では、プレゼンターとなった弱虫ペダル作者の渡辺先生と笑顔で撮影に応じる場面も]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[今季積み上げた自信と経験を胸に、来季のさらなる進化が期待される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2016/02/10

TOHOKU CX Project 2015-2016 第5戦 宮城SUGOラウンド

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[上:ほぼ担ぎの難コースに苦戦しながらも先頭を走る小坂選手に、父・正則選手が迫る]
[下:過酷なコースでの争いを、経験と勝利への執着心で上回った小坂正則が制した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

2月7日(日)に、TOHOKU CX Project 2015-2016の第5戦となる「宮城SUGOラウンド」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。



TOHOKU CX Project 2015-2016の最終戦となる第5戦宮城SUGOラウンドが、宮城県村田町のスポーツランドSUGOの西サーキットに設定された1周2.4kmのコースで開催され、日本シクロクロス界のレジェンドとして知られるスワコレーシングチームの小坂正則選手が優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は雪の影響でほぼ担ぎ大会となったレースの中、他の選手が担いでしかクリアできない区間でも抜群のバイクコントロールテクニックで乗車してクリアするなど日本トップシクロクロスレーサーとしての走りを見せましたが勝利には届かず、3位でレースを終えました。

この結果、全5戦で争われたシリーズ総合成績で小坂選手はシリーズチャンピオンを獲得。見事にシリーズ3連覇を達成しました。

ベルギーでの世界選手権が終わり、今シーズンも間もなく終了という雰囲気が漂い始めたシクロクロス界。各選手とも残された数戦をしっかりと戦い、いいイメージでオフシーズンに入りたいところです。

日本代表に選出され、2年ぶりに世界選手権への出場を果たした宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、その世界選手権で目標とする完走には届かずトップからマイナス2周でレースを終える悔しい結果になりましたが、1周目と2周目には肉体強化をはじめ今季の進化を示す走りを見せ、さらなる進化の足がかりと手応えをつかんで帰国を果たしました。

そんな小坂選手にとって、今回の東北クロスは世界選手権後初となる国内レース。世界選手権でつかんだ手応えをより確かなものにするためにも勝たなければならないレースであることに加え、過去2シーズンに渡って優勝を飾っているシリーズ総合成績での3連覇を達成するためにも重要なレースとなります。

しかし、会場となったスポーツランドSUGOに設定された1周2.4kmのコースは舗装路区間以外はほとんどが雪に覆われた状態。小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が出場するC1の前に行われた他のカテゴリーではほとんどの選手が乗車することができず、2年前の信州クロス飯山でのレース以来となる「担ぎ大会」に。C1も同様に「担ぎ大会」になることが予想される状況でスタートを迎えることとなりました。

そんな中、必勝を期してレースに臨んだ小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)はスタートダッシュを決めて集団先頭でレースに入っていく立ち上がりを見せます。

しかし、そんな小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)の動きに追随してすぐさま先頭を奪ったのは、今季の国内シクロクロス界を小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)とともに盛り上げた前田選手(弱虫ペダルCX)。

先頭に立った前田選手(弱虫ペダルCX)は担ぎで抜群の走りを見せ、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)との差を広げて独走態勢に入って2周回目へと入っていきます。

リードを奪われた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、前田選手(弱虫ペダルCX)がハイペースのために徐々にペースダウンしてくると判断。自身はしっかりとペースを維持しながら着実に差を縮めていく走りを見せます。

すると、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)の予想通り、3周回目に入って前田選手(弱虫ペダルCX)が少しずつペースダウン。着実に差を縮めていた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)がついに前田選手(弱虫ペダルCX)を交わして先頭に立ちます。

4周回目に入ると、ペースダウンした前田選手(弱虫ペダルCX)を3番手を走っていた小坂正則選手(スワコレーシング)がキャッチ。すぐさま2番手に躍り出て先頭を走る小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)に猛烈な勢いで迫る展開となります。

5周回目に入ると、猛追を仕掛けていた小坂正則選手(スワコレーシング)が小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)に合流、久しぶりとなる親子マッチレースとなります。

しばらくは親子マッチレースの展開が続きますが、6周回目に入ると圧倒的な担ぎランの強さを見せ続ける小坂正則選手(スワコレーシング)が息子の小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)を少しずつ引き離し始め、独走態勢に入ります。

一方、父である小坂正則選手(スワコレーシング)に引き離された小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は後方から追い上げてきた山田選手(PAX PROJECT)にも交わされ3番手まで後退。

それでも、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は担ぎによって脚に大きな負担がかかり翌週のシクロクロス東京に影響が出ることを避けると同時に、他の選手がほぼ全員担ぎでしかクリアできない区間を敢えて乗車でクリアしていくことで、国内トップシクロクロスレーサーとしての意地とプライドを見せる走りを見せ続けます。

その頃、先頭を独走する小坂正則選手(スワコレーシング)は力強い担ぎランで盤石のリードを構築。最後の最後までその優位を崩さずに独走で優勝を飾りました。

一方の小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)はシクロクロス選手らしい走りで会場を沸かせたものの奪われたリードを取り戻すことはできずに3位でフィニッシュ。しかし、この日の獲得ポイントを加算したシリーズ総合成績では見事にトップを守り、3年連続となるシリーズ総合優勝を達成してレースを終えました。

小坂選手コメント

「今日のレースは、体調は万全というわけではなかったものの、ワールドカップと世界選手権というレベルの高いレースを走ってきていましたし、昨年も勝っているレースでもあったので、必ず勝つという気持ちでレースに臨みました。しかし、いざコースを走ってみると、半分以上乗車ができない状況だったので、ほぼランニングで勝負が決するようなレースでした。そんな中でも出来る限りの走りはしましたが、レース後半にランニングで前の2人にジワジワ離されてしまい3位という結果に終わってしまいました。とにかく、今日のレースはかなり特殊な状況下でのレースであると自分の中でもきっちりを割り切って切り替え、今シーズン残されている2レースできっちり結果と来シーズンにつながる走りをしたいと思います。今日も応援ありがとうございました!引き続き応援、よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆[リザルト

[TOHOKU CX Project 2015-2016 - 第5戦 宮城SUGOラウンド - C1 60m - ]

1位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) 1h04m11s 13.09km/h

2位 山田大介 (PAX PROJECT) +51s

3位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +1m41s

4位 佐藤利英 (Team CHAINRING) +2m47s

5位 久保田冬吾 (Team CHAINRING) -1Lap

6位 岩崎恭二 (佐多塾) -1Lap

7位 橋田淳一郎 (TEAMユキリン) -1Lap

8位 三浦孝司 (VLAAMS) -1Lap

9位 長尾宏樹 (PAX PROJECT) -2Lap

DNF 前田公平 (弱虫ペダルシクロクロスチーム)

出走=10人/完走=4人


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[舗装路以外はほぼ雪に覆われ、厳しいレースが予想される スポーツランドSUGO]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[廣瀬メカの万全のサポートを受け、アップを開始する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[冷たい風が吹く低気温のレースに向け、しっかりと身体を温めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[招集時間に合わせて集中力を高めながら準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゼッケン1番で最初にコールアップされ、スタートラインへと向かう小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[持ち味のスピードを生かし、先頭で第1コーナーへと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[担ぎ区間で前田選手に先行されるも、落ち着いてキャンバーをクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[想定以上に担ぎが多いことに苦戦するが、前田選手との差を着実に縮めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[土・雪・舗装と刻一刻と変わる路面状況にも慌てることなく対応していく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ほとんどの選手が担いでしかクリアできない区間を抜群のテクニックで乗車クリアする小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[一人だけ乗車クリアすることで、先行する前田選手とのタイム差が一気に縮まる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先行していた前田選手をパスし、さらにリードを広げに入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[担ぎ区間の多さに、徐々に脚へのダメージを感じ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Sugo_14
[先頭をキープする走りが続くが、後方からは父・正則選手がタイムを縮めて迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Sugo_15
[父・正則選手、山田選手に交わされ、3番手でレースを展開する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Sugo_16
[3番手ながらシリーズ総合優勝を確定させた小坂選手が声援に応えながらフィニッシュ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Sugo_17
[久しぶりに父・正則選手に敗れる結果となったが、この日は正則選手の強さが際立った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Sugo_18
[見事にシリーズ総合3連覇を飾った小坂選手が、リーダージャージに袖を通した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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