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2015/11/06

JCXシリーズ第3戦「東北シクロクロス第2戦猪苗代湖天神浜ラウンド」(UCI-2)

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[10連戦の疲労が蓄積する身体を上手くマネージメントしながらレースを展開する小坂選手]
photo(C):Kasukabe Vision FILMz

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[今シーズン無傷の5連勝。この良い流れのままUCIレースと全日本選手権に挑みたいところだ]
photo(C):
Alisa Okazaki


11月1日(日)に、JCXシリーズ第3戦で2016年世界選手権の代表選考レースとなる「東北シクロクロス第2戦 猪苗代湖天神浜ラウンド」(UCI-2)が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら

このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。





ジャパンシクロクロスシリーズ(JCX)シリーズ第3戦となる「東北シクロクロス第2戦 猪苗代湖天神浜ラウンド」が福島県猪苗代町の猪苗代湖天神浜で開催され、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手が優勝を飾り、今シーズンの出場レースで無傷の5連勝を達成しました。

この結果、小坂選手はJCXシリーズランキングでもトップをキープしています。

10月10日の宇都宮シクロクロスエキシビジョンから、本格シーズンインした小坂選手。

ここまで、宇都宮クロスエキシビジョン、宇都宮シリーズ第1戦、茨城クロス取手大会、関西クロスビワコマイアミランドと出場したレースすべてで優勝を飾り、4連勝をマーク。オフに徹底的に取り組んできた乗り込みと肉体強化の成果が結果として現れている状況と言えます。

そんな小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)が今回出場するJCXシリーズ第3戦「東北シクロクロス第2戦 猪苗代湖天神浜ラウンド」は、今シーズンからUCI Class2に昇格。同時に2016年世界選手権の日本代表選手を選考するためのセレクションシリーズの一戦にも設定されています。

全日本選手権での優勝を今シーズンの最大目標に掲げる小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)ではありますが、その先にある世界選手権も、当然ながら目標のひとつ。代表選考争いで優位に立つためにも、今レースは是が非でも勝っておきたいレースです。

会場となる猪苗代湖天神浜は、湖畔の砂セクションやテクニカルな林道セクションなどを有し、テクニックとパワーの総合力が問われるコース。

さらに、スタート直後に抜きどころの少ない林道セクション、続いてラインが限られる砂セクションというレイアウトのため、スタートダッシュで好位置をキープできるかどうかがレースを有利に進められるかどうかの分かれ目になります。

そのことを十分に理解していた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、狙い通りのスタートダッシュでポールポジションをゲット。順調な滑り出しを見せます。

しかし1周回目の終盤、乗れるかどうか判断が分かれる深い砂セクションを乗ったままクリアしようとした小坂選手は、砂の深い部分にはまってしまいストップ。そこに、すぐ後方に付けていた前田選手(弱虫ペダルCX)が突っ込み、両者ともに転倒する事態に。

転倒の衝撃でチェーンが落ちてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は復帰に手間取り、7番手ぐらいまで順位を下げて再スタートを切るという苦しい状況に追い込まれます。

しかし、先頭との距離は開いたもののまだ見える位置にいることを確認した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、冷静にチェイスを開始。林道セクションのコース幅が広くなる部分やホームストレート、砂セクションのランニングで先行する選手たちを次々パスしていき、2周回をかけて先頭に追いつく走りを見せます。

先頭に追いついた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)はその勢いのまま先頭に飛び出し、ようやく今シーズンの「指定席」を取り戻す展開となります。

この日の小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は砂セクションで大きな差がつくという印象がなかったため、林道セクションでの走りを重視したオールラウンドのノーマルタイヤをセレクト。先頭に躍り出たことで、林道セクションを攻めて2位以下を引き離すことを目指します。

小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)の目論見通り、すぐに2位とのタイム差を20秒程度にまで広げることに成功。さらにタイム差を広げようと積極的な走りを続けます。

しかし、ロードレースから数えると10連戦を戦ってきた小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)の身体には疲労が蓄積しており、2位の選手とのタイム差はなかなか広がっていきません。

さらに、前戦のビワコマイアミで攣ってしまった両脚にもそのダメージが残っており、イマイチ踏み切れない厳しい状況となります。

それでも小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、勝たなければ意味がないレースということを考慮し、勝利を優先した走りに切り替える冷静なマネージメントを見せてトップをキープし続けます。

結局、圧倒的な強さを見せつけるという訳にはいかなかったものの、2位に20秒差をつけてフィニッシュ。今シーズン出場したレースでは負け知らずの5連勝を達成。また、セレクションシリーズで勝利したことで、世界選手権の日本代表へ向けても一歩前進する結果となりました。

小坂選手コメント

「UCIレースに昇格したことで、個人的にシーズン前半戦の山場として考えていた猪苗代湖天神浜ラウンド。勝たなければいけない、絶対に勝つという強い気持ちを持ってレースに臨みました。レースはスタート後すぐに転倒を喫して遅れる展開となってしまいましたが、冷静に前を追っていけば勝てるという自信があったので、気持ちも折れることなく走り続けることができました。レース終盤は、連戦の疲れが出て思い通りの走りができませんでしたが、とにかく勝たなければいけないレースで勝つことができてホッとしています。今日は宇都宮から近い会場でのレースということもあって、たくさんのファン・サポーターの皆さんが応援に駆けつけてくれて、声援を送ってくださったのが大きな力になりました。今後のスケジュールとしては、次週のスターライトクロス幕張で一区切りとなるので、まずはそこまで集中して走って1週休んだ後、その後に控えるUCIレース3戦と全日本選手権に臨みたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[TOHOKU CX Project 2015 Inawashiro Round - UCI-2 - ME 60m - ]

1位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) 1h07m46s 26.56km/h

2位 丸山厚 (BOMA Racing) +20s

3位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) +22s

4位 濱由嵩 (SPEEDVAGEN CYCLODROSS TEAM) +52s

5位 武井享介 (FORZA・YONEX) +2m30s

6位 中原義貴 (弱虫ペダルシクロクロスチーム) +2m58s

7位 兼子博昭 (スワコレーシングチーム) +3m13s

8位 合田正之 (Cycle club 3up) +3m21s

9位 國井敏夫 (MilePost BMC Racing) +3m42s

10位 中間森太郎 (FRIETEN) +4m09s

2015-2016 JCXシリーズランキング

1位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) 660P

2位 濱由嵩 (SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) 430P

3位 丸山厚 (BOMA RACING) 360P

4位 前田公平 (弱虫ペダルシクロクロスチーム) 340P

5位 合田正之 (Cycle club 3up) 320P

6位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) 300P


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[秋から冬への移り変わりを感じさせる風が吹く中、池本メカと廣瀬メカが入念にバイクをセッティングする]
photo(C):Alisa Okazaki
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[落ち着きと自信に満ちた表情でスタートライン並ぶ小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki
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[狙い通りのスタートダッシュを決めて先頭に躍り出る小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki
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[湖畔沿いの砂セクションをクリアしていく小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki
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[序盤の遅れを取り戻し、独走態勢に入る小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki
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[疲労の蓄積を感じさせない力強い走りでシケインをクリア]
photo(C):Kasukabe Vision FILMz
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[勝利を目指す小坂選手に立ちはだかるようにそびえ立つ磐梯山]
photo(C):Alisa Okazaki
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[DNFとなった前田選手を気遣い、控えめなガッツポーズでフィニッシュする小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki
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[宇都宮から取材に訪れたNHKのインタビューを受ける小坂選手]
photo(C):Alisa Okazaki

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