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2015年10月

2015/10/28

JPT第22戦 JBCF 知多半島・美浜クリテリウム

S1
Mihama20
[上:アップダウン区間でタテに伸びた集団先頭を引く増田選手と青柳選手]
[下:大集団ゴールスプリントを制した畑中勇介が2013年に続き2度目の美浜優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月25日(日)に、2015年のJプロツアー第22戦となる「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和


2015年のJプロツアー第22戦となる「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が、愛知県美浜町のフラットな公道コースで開催され、大集団でのゴールスプリント勝負を制したTeam UKYOの畑中勇介が2013年の同レースに続いて2度目の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は序盤から積極的に攻撃を仕掛けて、勝ち逃げになるかと思われる有力選手ぞろいの逃げを作るなどの動きを見せたものの、最終的に集団に吸収。大集団でのゴールスプリントでは連携が噛み合わない面も見られ、単騎でのスプリントとなった青柳選手が7位でフィニッシュしたのが最上位でレースを終えています。

今回の「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」を含め、残り3戦となった今季のJプロツアー。

年間ランキング争いでは、Team UKYOがチームランキング首位を既に確定させ、個人ランキングもTeam UKYOの畑中選手が1位をほぼ手中に収めようかという状況となっており、残り3戦は年間ランキング争いよりも一戦一戦での勝敗に重きが置かれたレースが展開されることが予想されます。

それは、残された一戦一戦での勝利を目指して戦う宇都宮ブリッツェンも同様。そのため、今レースでも序盤から積極的に攻撃を仕掛けてスプリント力のある選手を含めた勝ち逃げを作ることを意識。大集団のゴールスプリントになった場合はコース特性を考慮して、集団内に埋もれてしまわないように残り数周回から前方のポジションを陣取っていくことを確認してレースに臨みました。

レースはスタートから各チームが積極的にアタックを仕掛け合う動きが続きますが、集団は活性化しており決定的な逃げが決まらない展開。

2周回目上り区間で秋丸選手(シマノレーシング)、その後の区間でデリアック選手(キナンサイクリング)が単独で飛び出して集団から若干のリードを奪いますが、すぐに集団が吸収する展開が続きます。

その後も各チームがアタックを仕掛け、飛び出しては吸収される展開がしばらく続きます。

5周回目に入ると大村選手(レモネードベルマーレ)が単独で飛び出して集団から10秒程度のリードを奪い、さらに秋丸選手(シマノレーシング)、田窪選手(マトリックスパワータグ)、中山選手(ヴィクトワール広島)がブリッジをかけて5名の先頭集団が形成されますが、7周回目に入る頃には集団に吸収されます。

8周回目に入ると、細い上り区間で堀選手(宇都宮ブリッツェン)が鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)を引き連れてアタック。この動きがきっかけとなり、有力チームの選手を含む18名の先頭集団が形成される展開となります。

土井、畑中(Team UKYO)

トリビオ、プラデス、吉田(マトリックスパワータグ)

鈴木真理、増田、大久保、青柳、堀(宇都宮ブリッツェン)

デリアック、ガルシア(キナンサイクリング)

木村(シマノレーシング)

中村(イナーメ信濃山形)

福田、綾部、中島(愛三レーシング)

ゲゼ(ニールプライド南信スバル)

↓ 19秒

メイン集団

有力チームの有力選手が多数入ったこの逃げに、宇都宮ブリッツェンは最大の5選手を送り込むことに成功し、一気にレースの主導権を握ることも可能な状況となります。

一方のメイン集団は、有力選手ぞろいの逃げに選手を送り込んでいない那須ブラーゼン勢が中心となって追走するものの、1チームの引きだけでは安定感に欠ける場面も見られ、集団からは逃げ集団にブリッジをかけようと飛び出していく選手たちが次々と出ていく展開となります。

宇都宮ブリッツェン勢も、この追走にメイン集団に残っていた鈴木譲選手と城田選手がしっかり反応。レース前に立てたプラン通り、積極的な攻撃で全選手が前方でレースを展開する状況を作り出します。

鈴木真理、増田、大久保、青柳、堀

含む先頭18名

↓ 20秒

鈴木譲、城田(宇都宮ブリッツェン)

阿曽(キナンサイクリング)

新城(那須ブラーゼン)

入部(シマノレーシング)

山下(シエルヴォ奈良)

岸(群馬グリフィン)

大村(レモネードベルマーレ)

↓ 10秒

メイン集団

しかし12周回目に入ると、追走の8名はメイン集団に吸収。レースは逃げ集団18名とメイン集団という形に戻ります。

その頃になると、レースも折り返しを過ぎていた段階ということもあり、18名の逃げ集団の中では有力選手が揃い過ぎてしまったが故の牽制が勃発。積極的にローテーションに加わろうとしない選手も現れ始めて集団内にギクシャクとした雰囲気が漂い始めます。

そんな中、道幅の狭い上り区間でガルシア選手(キナンサイクリング)が先頭に立ってペースアップを繰り返したことで先頭集団もふたつに割れる展開となります。

土井(Team UKYO)

プラデス(マトリックスパワータグ)

増田、堀(宇都宮ブリッツェン)

デリアック、ガルシア(キナンサイクリング)

中島(愛三レーシング)

中村(イナーメ信濃山形)

先頭集団の残る10名

メイン集団

14周回目に入ると追走集団となっていた10名の選手がメイン集団に吸収され、レースは逃げ集団8名とメイン集団という展開に。

15周回目に入ると、勢いを増すメイン集団は逃げ集団8名とのタイム差を縮めていく形となり、逃げ集団が吸収されるのも時間の問題となります。

すると、そのタイミングでデリアック選手(キナンサイクリング)が単独アタックを仕掛けて抜け出します。

程なくして、逃げ集団はメイン集団に吸収。レースは単独で逃げるデリアック選手(キナンサイクリング)とメイン集団という展開となります。

しかし、懸命に逃げ続けたデリアック選手も16周回目に敢えなくメイン集団に吸収されることとなり、残り3周回を前にしてレースは振り出しに戻ります。

レース終盤で振り出しに戻った集団内では、各チームが大集団ゴールスプリントを意識し始めて集団内で有利なポジションを確保しようとする動きが激しくなっていきます。

宇都宮ブリッツェン勢も残り周回が減っていくにつれて、鈴木真理キャプテンを中心に各選手が先頭コントロールに加わりながら集団の前方にポジションを上げる動きを見せ始めます。

レースはその後も決定的な動きは決まらず、大方の予想通り大集団のゴールスプリントに持ち込まれる展開となります。

道幅いっぱいに広がった状態で始まったゴールスプリント勝負を制したのは、抜群の位置取りから得意のスプリントを炸裂させた畑中選手(Team UKYO)。2013年に同レースを制したのに続き、年間個人ランキングの首位をほぼ手中に収める2度目の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤戦のゴールスプリント争いに向けた位置取り争いで後方に残ってしまったスプリンターの大久保選手がポジションを上げ切れず。増田選手から鈴木譲選手とつないで青柳選手がゴールスプリントに挑みましたが及ばず7位でフィニッシュしてレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは、前半から中盤にかけていい動きができたものの、後半にいい切り替えができなかったレースとなってしまいました。前半は5名の選手を逃げに送り込んで非常にいい形が作ってレースを進めてくれ、中盤も逃げ集団の人数を削るために積極的に動き続けてくれたのですが、ライバルチームのスプリント力がある選手を含む人数が絞られた逃げに増田選手と堀選手が入る形になってしまいました。本来であればそこに大久保選手か鈴木真理選手のどちらかが入っていればというところだったと感じています。結局、レースを仕切り直すことになったのですが、最後のゴールスプリントの段階で大久保選手も皆んなが確保してくれた前方にポジションを上げられませんでした。そういった時は、大久保選手がポジションを上げられていないことを皆んなで話し合って引き上げるなどの動きがあっても良かったのかなとも思いますし、連携が噛み合わなかったな、と。前半からモチベーション高く攻撃をしていこうと決めて攻撃を続けて、それが実らなかった時の切り替えをさせ切れなかった点は、監督としても反省すべき点だったと感じています。ただ、今日の前半に見せた攻撃的なスタイルには手応えを感じていますし、残り3戦となった今シーズンのレースもこのスタイルを崩さずに戦っていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JBCF 知多半島・美浜クリテリウム - JPT第22戦 - 75.0km - ]

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 1h49m55s 40.93km/h

2位 鈴木龍 (那須ブラーゼン) st

3位 金子大介 (群馬グリフィン・レーシングチーム) st

4位 小清水拓也 (レモネードベルマーレレーシングチーム) st

5位 窪木一茂 (Team UKYO) st

6位 福田真平 (AISAN Racing Team) st

7位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) st

8位 小野寺玲 (那須ブラーゼン) st

9位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st

10位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) st

47位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3s

48位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +3s

65位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +11s

68位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +18s

84位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +2m01s

86位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +3m13s

出走=117名/完走=87名

◆2015Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 14,385P

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 11,323P

3位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 10,711P

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 10,554P

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 10,131P

6位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 9,711P

◆2015Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 49,818P

2位 マトリックスパワータグ 34,648P

3位 宇都宮ブリッツェン 31,815P

4位 KINAN Cycling Team 20,918P

5位 那須ブラーゼン 19,600P

6位 レモネードベルマーレレーシングチーム 12,796P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介 (Team UKYO)

 

ピュアホワイトジャージ 新城雄大 (那須ブラーゼン)

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[当日は快晴に恵まれたものの、レースに影響を与えそうな強風が吹く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[後半戦絶好調の青柳選手と堀選手の宇都宮出身コンビが、アップを前に落ち着いた表情を見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[大集団ゴールスプリントでの勝負を託された大久保選手が出走サインを行う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[個人ランキングトップ10に入る増田選手と鈴木譲選手が先頭でスタートラインに整列する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[強風は吹くが、青空が広がる絶好の天候の中ローリングスタートが切られる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[アタック合戦が勃発する集団内で、チームメートに守られながら脚を溜める大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[向かい風の平坦区間で起こったアタックにしっかり反応する鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームの司令塔として集団内の些細な動きにも目を光らせる鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[各チームによるアタック合戦に積極的に絡んでいく堀選手と鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[道幅の狭い上りでタテに伸びた集団がアップダウン区間でさらに伸びる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ジャパンカップから調子を維持していた城田選手だが、この日は秋花粉に悩まされた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[18名の逃げ集団が形成され、最大人数を送り込むことに成功する宇都宮ブリッツェン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[鈴木譲選手と城田選手は、メイン集団からの追走の動きにしっかり反応して追走集団を形成]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[開幕前から狙いたいレースと言っていた美浜で積極的な走りを見せる青柳選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[有力選手が揃った逃げ集団での逃げ切りを狙うが、思惑が合致せず]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[集団がひとつになることを想定し、ゴールスプリントへ向けたシナリオを描く鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[得意とは言えないコースでのレースで、自分にできる役割をしっかり果たそうと奮闘する堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース終盤、逃げ集団からデリアックが単独のアタックを仕掛けて抜け出す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ペースの上がったメイン集団との差を考え、集団に戻って次の展開に備えることを考える増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ゴールスプリリントに向けて徐々にポジションを上げるも、エース大久保選手が埋もれて上がれず]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[切り替えて勝負を託された青柳選手だったが、わずかに及ばず7位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2015/10/21

JAPANCUP

S12
S2
[上:1周回目にできた逃げ集団にきっちり入り、最初の山岳賞を獲得した青柳選手]
[下:グランツールでも結果を残す抜群の強さを見せたモレマを中心にシャンパンファイトが繰り広げられる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月18日(日)に、UCI-HCの「ジャパンカップ」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
青柳憲輝
堀孝明


アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP(UCI-1.HC)」がアップダウンの厳しい宇都宮市森林公園の公道サーキットコースで開催され、終盤に形成された先頭集団でのゴールスプリント勝負を制したバウケ・モレマ(トレック・ファクトリー・レーシング)が優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、1周回目にできた逃げ集団に青柳選手が入り3周回目に設定された最初の山岳賞を獲得。最終的にエース増田選手が日本人選手4番手となる17位でフィニッシュしたのが唯一の完走リザルトとはなりましたが、終盤の攻防に差しかかる前の段階で鈴木真理選手と堀選手が攻撃を開始し、増田選手と鈴木譲選手が2名の選手を伴って先行する場面を演出。UCIプロチーム勢を慌てさせたばかりか、コントロールするメイン集団を崩壊させることにつながるインパクト大の走りで会場を沸かせるなど、記録と記憶に残るレースを展開して地元開催のビッグレースを終えています。

宇都宮ブリッツェンにとって、1年で最も大切なレースのひとつである「ジャパンカップ」。

今年は、9月に発生した台風18号を発端とした大雨被害の影響で、萩の道から鶴カントリークラブの区間が使用できない非常事態に。そのため、例年であれば最終周回で使用される10.3kmのコースを14周回する144.2kmで争われることとなりました。

宇都宮ブリッツェンは、地元開催のこのビッグレースに鈴木真理・増田・鈴木譲・青柳・堀の5選手が出場。エース増田選手の表彰台獲得を最大目標に、終盤に動きが出る本当の勝負どころまで残る選手たちが増田選手を温存。序盤の逃げ集団には青柳選手が入って山岳賞を積極的に狙いにいくというプランでレースに臨みました。

レースがスタートすると、早速、国内コンチネンタルチーム勢、チームガスト、ノボ ノルディスクなどチャレンジャーの立場にあるチーム勢が中心となり、山岳賞獲得のための逃げ集団を形成しようと積極的にアタックを仕掛ける展開となります。

すると、最初の古賀志林道で7名の逃げ集団が形成され、予定通りに青柳選手(宇都宮ブリッツェン)がその中に入って集団からリードを奪います。

青柳(宇都宮ブリッツェン)

土井(Team UKYO)

安原(マトリックスパワータグ)

鈴木(那須ブラーゼン)

シェパード、シュアン(チームガスト)

フェルスホール(ノボ ノルディスク)

メイン集団

UCIプロチームが中心となってコントロールするメイン集団は、有力選手を含まないこの逃げを容認。タイム差はみるみる開いていきながら、3周回目に設定された最初の山岳賞を迎えることとなります。

古賀志林道に入り、山岳賞を狙って積極的な動きを見せたのは青柳選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木選手(那須ブラーゼン)の地元栃木県勢とシェパード選手(チームガスト)の3選手。

KOMまで残りわずかという段階になると、青柳選手(宇都宮ブリッツェン)が抜群のもがきを見せて先行、見事に最初の山岳賞を獲得して表彰台に上がる権利を得ます。

その後、7名の逃げ集団とトレック・ファクトリーが中心となってコントロールするメイン集団という形に大きな動きはないまま、レースは一旦落ち着きを見せます。

青柳(宇都宮ブリッツェン)

土井(Team UKYO)

安原(マトリックスパワータグ)

鈴木(那須ブラーゼン)

シェパード、シュアン(チームガスト)

フェルスホール(ノボ ノルディスク)

↓ 3分36秒

メイン集団

6周回目に入ると、先頭集団では再び山岳賞を狙った動きが勃発。シェパード選手(チームガスト)と安原選手(マトリックスパワータグ)の一騎打ちとなり、シェパード選手(チームガスト)が先着して2度目の山岳賞を獲得します。

一方のメイン集団はトレック・ファクトリー、スカイ、ランプレ・メリダなどが選手を出し合って先頭をコントロール。逃げ集団7名とのタイム差を3分前後に保ちながらレースを進めていきます。

その頃、逃げ集団からは山岳賞を獲得した勢いのままシェパード選手(チームガスト)が単独で抜け出す展開に。後続の6名に30秒程度のタイム差をつけて独走態勢に入ります。

シェパード(チームガスト)

↓ 約30秒

青柳(宇都宮ブリッツェン)

土井(Team UKYO)

安原(マトリックスパワータグ)

鈴木(那須ブラーゼン)

シュアン(チームガスト)

フェルスホール(ノボ ノルディスク)

↓ 約2分30秒

メイン集団

レースも折り返し地点となる7周回目に入ると、先行するシェパード選手(チームガスト)を追走する6名の集団から鈴木選手(那須ブラーゼン)が遅れ始め、追走集団は5名に。さらに安原選手(マトリックスパワータグ)も遅れ始め、追走は4名という状態になります。

この頃になると、UCIプロチーム勢がコントロールするメイン集団も少しずつペースアップ。先頭を走るシェパード選手(チームガスト)とのタイム差は2分30秒程度にまで縮まる展開となります。

レースは9周回目に入り、3度目の山岳賞もシェパード選手(チームガスト)が獲得すると、シェパード選手は追走集団4名と合流、先頭は再び5名となります。

レースも10周回目に入ると、逃げ集団5名とメイン集団とのタイム差は1分15秒前後にまで縮まり始めます。すると、先頭を走る逃げ集団5名からシュアン選手(チームガスト)がドロップ。逃げ集団4名とメイン集団という展開となって11周回目へと突入します。

するとここで、UCIプロチームの間隙を突いて、宇都宮ブリッツェン勢が攻撃を開始。鈴木真理選手から堀選手とつないで、増田選手と鈴木譲選手が初山選手(ブリヂストンアンカー)、ルフランソワ選手(ノボ ノルディスク)と連れ立ってメイン集団から先行する展開となります。

メイン集団から先行した4名の選手はほどなくして逃げ集団4名に合流しますが、想定外の動きに一瞬動揺を見せたUCIプロチーム勢がペースアップを開始したメイン集団もすぐ後ろに迫る展開となって12周回目を迎えます。

この頃になると、宇都宮ブリッツェンの奇襲をきっかけにレース全体が活性化したことでメイン集団も分断され、有力選手に挙げられていた選手たちも集団からこぼれ落ちていくサバイバルレースの様相を呈していきます。

ランプレ・メリダが勢がコントロールしてペースを上げ続けるメイン集団がすぐ後方に迫る中、逃げ集団では4度目の山岳賞を初山選手(ブリヂストンアンカー)が獲得。古賀志林道の下りに入ったところで遂に25名ほどにまで人数を減らしたメイン集団に吸収され、レースはこの日一番の勝負どころを迎えることとなります。

すると、ひとつになった集団から山本選手(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)とモホリッチ選手(キャノンデール・ガーミン)がアタックを仕掛けて13周回目へと入っていきます。

13周回目に入ると、先行する2名の選手をメイン集団が吸収。すると、古賀志林道でランプレ・メリダが攻撃を開始し、選手のふるい落としにかかり始めます。

ランプレ・メリダの攻撃によってふるいにかけられた集団は人数を減らし、先頭はウリッシ選手(ランプレ・メリダ)、ポラン選手(ランプレ・メリダ)、エナオ・ゴメス選手(チーム・スカイ)、新城選手(日本ナショナル)の5名に。そこにプラデス選手(マトリックスパワータグ)とスウィフト選手(チーム・スカイ)、さらにモレマ選手(トレック・ファクトリー)、モホリッチ選手(キャノンデール・ガーミン)もブリッジをかけ、8名の先頭集団になって最終周回へと入っていきます。

この段階で後続集団とのタイム差は30秒程度にまで広がり、勝負は先頭集団に絞られることが予想される展開に。

最後の古賀志林道に入ると、モレマ選手(トレック・ファクトリー)、エナオ・ゴメス選手(チーム・スカイ)、ウリッシ選手(ランプレ・メリダ)が先行してKOMを通過。その12秒遅れで新城選手(日本ナショナル)がKOMを通過していく展開となります。

先頭3名に対して、古賀志林道の下りから大谷街道に出るまでの区間で新城選手(日本ナショナル)が合流。さらに大谷街道の平坦区間から田野町交差点過ぎのアップダウン区間で先頭のメンバーがシャッフルされ、先頭はウリッシ選手(ランプレ・メリダ)、ゲルツ選手(BMCレーシング)、モレマ選手(トレック・ファクトリー)、新城選手(日本ナショナル)の4名となって、ゴールスプリント勝負を迎えることとなります。

ゴールスプリントに入るとゲルツ選手(BMCレーシング)が早々に脱落、勝負は3名の選手に絞られる展開となります。

三つ巴のゴールスプリントを制したのは、今年のツール・ド・フランスで個人総合7位に入ったトップライダーのモレマ選手(トレック・ファクトリー)。前日のクリテリウムで別府選手(トレック・ファクトリー)が優勝したのに続いてロードレースもトレック・ファクトリー・レーシングが制して、今年のジャパンカップの幕は降りることとなりました。

宇都宮ブリッツェンは、終盤の勝負どころで増田選手が先頭集団に残ってレースを展開しましたが、残り2周回でのランプレ・メリダ勢の攻撃についていくことはできず、第2集団でのゴールスプリント勝負の末に17位でフィニッシュ。表彰台獲得という目標には届かなかったものの、青柳選手が見事に山岳賞を獲得し、UCIプロチーム勢を慌てさせる奇襲攻撃を仕掛けて終盤戦のレースを動かすなど、記録と記憶に残る走りを見せて地元開催のビッグレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは選手みんなが、たくさんのファン・サポーターの皆さんの大声援を背に、少し早く動き過ぎてしまったかなという印象もありますが、個人的にはこういう攻撃的な走りは好きですし、選手全員が攻めの走りを見せてくれたので良かったと思っています。まず、青柳選手が予定通りに最初の山岳賞を獲ってくれてチームに勢いを与えてくれました。その後は例年通りにUCIプロチームにコントロールさせながら、残り3、4周回ぐらいから前に出ようという話をしていました。ですが、思ったよりもUCIプロチームのペースが遅かったこともあり、レース中に選手同士で相談しながらあのタイミングで動くことになりました。最終的には少し早いタイミングの仕掛けとなってしまって結果には結びつきませんでしたが、このタイミングでの攻撃を仕掛けた日本チームというのはあまりなかったと思いますし、いい攻撃だったと思います。ただ、この攻撃をもう1周あとにしていたら、増田選手を残しての小集団にできていたかもしれないとも思うので、その部分はチームとしての連携の精度を上げて、また来年チャレンジしたいと思っています。今日もコースを埋め尽くしてくださったファン・サポーターの皆さんの声援が大きな励みになりました。本当にありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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リザルト

[JAPANCUP - 宇都宮市森林公園 - UCI-1.HC - 144.2km - ]

1位 バウケ・モレマ (トレック・ファクトリー・レーシング) 3h53m40s 37.0km/h

2位 ディエゴ・ウリッシ (ランプレ・メリダ) st

3位 新城幸也 (日本ナショナルチーム) st

4位 フローリス・ゲルツ (BMCレーシング・チーム) st

5位 ヤン・ポラン (ランプレ・メリダ) +11s

6位 マテイ・モホリッチ (チーム・キャノンデール・ガーミン) +16s

7位 セバスティアン・エナオ・ゴメス (チーム・スカイ) +22s

8位 ベンジャミン・プラデス・レヴェルテル (マトリックスパワータグ) +44s

9位 ベン・スウィフト (チーム・スカイ) +1m22s

10位 畑中勇介 (Team UKYO) +1m54s

17位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m54s

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)

出走=73名/完走=31名


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[スタート前、細谷マッサーによって増田選手の右脚ふくらはぎにテーピングが施される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ロードレースのみの出場となる堀選手が強豪ひしめくレースを前に思いにふける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタートサイン後のステージインタビューに応える宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタートを前に集中した表情を見せる鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタートラインに整列し、この後に始まる世界トップレベルとの戦いをイメージする増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[宇都宮市森林公園を熱狂させる144.2kmの戦いの火蓋が切って落とされた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[世界を驚かせる走りと結果を求め、鈴木真理キャプテンもスタートを切る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[逃げ集団に入った青柳選手が古賀志林道のブリッツェンコーナーに差しかかる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[KOM手前で抜群のもがきを見せた青柳選手が山岳賞を獲得しガッツポーズで声援に応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc10_2
[山岳賞獲得後も逃げ集団内で積極的な走りを見せる青柳選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc11_2
[メイン集団はUCIプロチーム勢が選手を出し合ってコントロールする展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[UCIプロチームのコントロールを崩す少ないチャンスを探し続ける鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[単独で飛び出したシェパード選手を追走する立場になった逃げ集団の残る6選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[メイン集団はUCIプロチームのトレック・ファクトリーが積極的にコントロール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース終盤に差し掛かろうかという段階でも、増田選手の表情には余裕が伺える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[前日のクリテで好走を見せた鈴木譲選手も集団内で安定した走りを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc17_2
[本当の勝負どころを前に、プロトンでは水面下の主導権争いが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[赤川ダム沿いに広がるブリッツェンスペースを疾走していく選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc19
[UCIプロチームが組む隊列の中でも存在感を示す走りを見せる増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc20
[本当の勝負どころを前に、普段通りのクールな表情の裏で熱い闘志を燃やす鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc21
[ランプレ・メリダの攻撃で人数が削られた先頭集団内で懸命の走りを見せる増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc22
[UCIプロチームを出し抜くアタックで脚を使った堀選手が遅れてフィニッシュラインを通過]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc23
[三つ巴のゴールスプリントを制したモレマ選手が歓喜のガッツポーズを見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc24
[第2集団のゴールスプリントに臨んだ増田選手は17位でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc26
[チーム最大の目標は果たせなかったが、青柳選手の山岳賞ジャージ獲得が多くのファンの心を打った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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JAPANCUP CRITERIUMUS

S1
Jc14
[上:ゴールスプリントに向け鈴木真理選手と青柳選手が集団前方へ大久保選手を引き上げる]
[下:強豪選手とのゴールスプリントを制し、別府選手が日本人選手初の優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月17日(土)にUCI-クリテリウムの「ジャパンカップ クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
城田大和


アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP」のプレイベントとなる「JAPANCUP CRITERIUMS」が宇都宮市中心部に設定された1周1.55kmの周回コースで開催され、トレック・ファクトリー・レーシングの別府史之がベン・スウィフト(チームスカイ)、スティール・ヴォン・ホフ(クリテリウムスペシャルチーム)とのスプリント勝負を制し、このレースで初めてとなる日本人選手の優勝を果たしました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から積極的な動きを見せて5周回目のスプリント賞を鈴木譲選手、10周回目を城田選手が獲得して今日の表彰台に上がる権利を得ます。また、最終周回に入る段階からは鈴木真理選手と青柳選手が大久保選手を牽引。大久保選手はゴールスプリント勝負で8位と自身最高位を獲得。世界の強豪チームを相手に結果と魅せる走りのどちらもを示し、翌日のロードレースに弾みをつけるレースとなりました。

今年で6回目の開催となった、ジャパンカップクリテリウム。

毎年確実に観客動員数を増やしている同レースに、今年も昨年以上のお客さんが世界トップクラスの選手たちの走りを間近で見るべくコース周辺を埋め尽くしました。

その大観衆に見守られる中で華々しくスタートしたレースは、昨年のロードレース覇者であるハース選手(キャノンデール・ガーミン)と地元開催レースに初出場となった小野寺選手(那須ブラーゼン)のアタックで幕を開けます。

この2名のアタックはすぐに集団が吸収しますが、その後も各チームの激しいアタック合戦が続く展開となります。

2周回目に入るとフェン選手(ランプレ・メリダ)、小野寺選手(那須ブラーゼン)、大久保選手(宇都宮ブリッツェン)の3名が抜け出す形となりますが、これもすぐに吸収されます。

4周回目に入るとシェア選手(BMCレーシング)とモレマ選手(トレック・ファクトリー・レーシング)の有力2チームの選手が飛び出して5秒程度先行する形となります。

最初のスプリント賞対象周回となる5周回目に入ると、集団も先行する2名を吸収してペースアップ。そのままフィニッシュラインへと突入していきます。

すると、タイミング良く飛び出すことに成功した鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭でフィニッシュラインを駆け抜け、最初のスプリント賞を獲得。チームとしては2012年以来となるクリテリウムの表彰台に上がる権利を得ます。

その後、スプリント賞獲得に向けた動きで一度活性化した集団から、7名の選手が先行。宇都宮ブリッツェンはその中に城田選手が入って積極的な走りを見せます。

この先行する7名は集団から14秒程度のリードを奪い、逃げを決めます。

城田(宇都宮ブリッツェン)

トリビオ(マトリックスパワータグ)

初山(ブリヂストンアンカー)

入部(ジャパンナショナル)

プジョル(Team UKYO)

シェパード(チームガスト)

ルフランソワ(ノボノルディスク)

↓ 14秒

メイン集団

その後、レースは一旦落ち着きを見せ、逃げ集団7名とメイン集団とのタイム差は20秒以上に広がり、2回目のスプリント賞となる10周回目を迎えます。

上河原の180度コーナーをクリアした逃げ集団7名は、スプリント賞に向けて牽制を開始。すると、ここまでも積極的な走りを見せていた城田選手(宇都宮ブリッツェン)がアタック。見事に2度目のスプリント賞を獲得します。

レースも中盤を過ぎ、メイン集団内ではトレック・ファクトリー・レーシングやキャノンデール・ガーミンなどUCIプロチームがコントロールを開始。7名の逃げ集団を吸収するタイミングを図りながらレースを展開していきます。

14周回目に入ると、スプリント賞を獲得して役割を果たした城田選手(宇都宮ブリッツェン)が、メイン集団に。6名の逃げ集団が15周回目のスプリント賞を争うこととなります。

15周回目のスプリント賞は、初山選手(ブリヂストンアンカー)が獲得。レースはいよいよ、終盤戦へと入っていきます。

16周回目に入ると、ここまで逃げ続けていた逃げ集団も崩壊。17周回目に入ると集団に吸収されてレースは振り出しに戻ります。

この段階になると、UCIプロチームを中心に、集団内ではゴールスプリントに向けた位置取り争いが徐々に勃発。トレック・ファクトリー・レーシング、チームスカイ、ランプレ・メリダなどが先頭に立ってゴールスプリントへの態勢を整えていく中で最終周回へと向かう展開となります。

すると、宇都宮ブリッツェン勢も大久保選手のゴールスプリント勝負に向けて牽引を開始。鈴木真理選手と青柳選手が大久保選手を引き上げながら最終コーナーへと突入していきます。

各チームがトレインを組んだ集団は、最終コーナーをクリアすると勝利を託されたエースたちのスプリント勝負に。ここで先行したのは、過去に2度ジャパンカップクリテリウムを制しているヴォン・ホフ選手(クリテリウムスペシャルチーム)、スウィフト選手(チームスカイ)、別府選手(トレック・ファクトリー・レーシング)の3選手。

世界トップクラスの選手たちによる三つ巴の勝負を制したのは、勝ちを狙うメンバー構成で来日し、勝利に向けて完璧なアシストを受けてスプリントに臨んだ別府選手(トレック・ファクトリー・レーシング)。2012年に自身が記録した2位を上回り、日本人選手で初となるジャパンカップクリテリウム優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、鈴木真理選手と青柳選手のアシストを受けた大久保選手がゴールスプリント勝負に臨みましたが、わずかに及ばず。ですが、2011年に記録した10位を上回る8位でフィニッシュしています。

清水監督コメント

「今日は大久保選手のゴールスプリントでの表彰台を目標にレースに臨みました。結果としては表彰台まであと一歩ということになりましたが、昨年に阿部選手が素晴らしい動きを見せてくれたのと同様に、今年も鈴木真理選手と青柳選手がいい形で大久保選手を引き上げる動きを見せるなど、UCIプロチームがコントロールする集団の中で渡り合ってくれたと思います。ただ、優勝した別府選手を牽引したトレック・ファクトリー・レーシングの力強く連携のとれた走りを見せられると、やはりもっと全体のチーム力を上げていかなければいけないと感じています。また、序盤のスプリント賞争いでは、最初の5周回目に鈴木譲選手がベテランならではの流石の走りで獲得してくれました。そして、今回はクリテリウムだけの出場となった城田選手に関しては、序盤から積極的にスプリント賞を狙う走りをするということを決めていて、予定通り逃げに入ってスプリント賞を獲得してくれ、初出場となるジャパンカップでしっかり与えられた役割を果たしてくれたと思います。レース全体を通して見ても、出場した5選手それぞれがしっかりと自分の役割を果たしてくれたので、まずは一安心という感じです。今年も例年以上に多くのファンの方に来ていただき、私もチームカーを運転してコースを回った時に思わずウルっとしてしまったくらい嬉しくて、それは選手たちも同じだったと思います。このいい流れのまま明日もしっかりと走りたいと思いますので、明日もぜひ会場に来ていただき、変わらぬ声援をいただければ嬉しいです。どうもありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JAPANCUP CRITERIUMUS - 宇都宮市大通り - 31.0km - ]

1位 別府史之 (トレック・ファクトリー・レーシング) 42m29s 43.8km/h

2位 ベン・スウィフト (チーム・スカイ) st

3位 スティール・ヴォン・ホフ (クリテリウム・スペシャルチーム) st

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) st

5位 アルベルト・ベッティオール (チーム・キャノンデール・ガーミン) st

6位 フローリス・ゲルツ (BMCレーシング・チーム) st

7位 小野寺玲 (那須ブラーゼン) st

8位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) st

9位 畑中勇介 (Team UKYO) st

10位 アンドレア・ペロン (チーム・ノボ ノルディスク) st

54位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +33s

65位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +51s

72位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +1m34s

73位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +1m58s

 

出走=77名/完走=74名

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[完全封鎖された宇都宮市大通りにコースインする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[毎年恒例の“ブリサポポイント”からの声援が選手たちのエネルギーになる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今年も世界トップレベルの選手たちが宇都宮市中心街に集結した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[強豪ぞろいのプロトン内でポジションを確保しようと動く青柳選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤は各チーム同士の主導権争いの展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc06
[大観衆が作り出す熱狂的空間で円熟の走りを見せる鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc07
[勝負を託されることになる大久保選手が集団内で脚を温存する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[絶好のタイミングを見逃さずに飛び出しスプリント賞を獲得する鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[UCIプロチームがコントロールするプロトン内でポジションをキープする選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スプリント賞獲得のミッションを課せられた城田選手が逃げ集団からスプリントを開始]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[課せられたミッションを達成し、フィニッシュラインを1番手で駆け抜けた!]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[終盤戦に向けて勝負どころとなるポイントを探りながら走る鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[見事にスプリント賞を獲得した城田選手が地元メディアのインタビューに応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今季、唯一のUCIプロチーム所属選手であることを日本人初優勝という形で証明した別府選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc17
[プロトン内にできた一瞬の隙を見逃さないさすがの走りを見せた鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Jc18
[3位以内という目標には届かなかったが、2選手を表彰台に上げるレースを見せた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2015/10/14

JCXシリーズ第1戦 茨城シクロクロス取手大会

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[上:残り2周回で独走態勢に入るも、果敢に攻めの走りを続ける小坂選手]
[下:勝利を確信し、バイクを掲げて喜びを爆発させながらフィニッシュする小坂選手]
photo(C)Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

10月12日(祝・月)に、2015-16シーズンのJCXシリーズ第1戦「茨城シクロクロス取手大会」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。


今シーズンから本格的にスタートした「ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ」の第1戦となる茨城シクロクロス取手大会が、茨城県取手市の藤代スポーツセンターで開催され、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手が優勝を飾り、前日の宇都宮シクロクロスに続き連勝を飾りました!

ついに本格シーズンインした宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム。唯一の選手である小坂選手にとっては、最大の目標とする全日本チャンピオンに向けて、険しいシーズンの幕開けとなります。

その小坂選手がもう一つの目標に据えているのが、今年から本格的に体制が整えられてスタートした国内シクロクロスのシリーズ戦である「ジャパンシクロクロス(JCX)シリーズ」のシリーズチャンピオンの獲得。

その初戦となる今回の茨城シクロクロス取手大会は、この後のシリーズ戦を有利に戦っていくためには是非とも勝っておきたいレースです。

そのため、前々日と前日に行われた宇都宮シクロクロスで連戦をこなし、疲労が蓄積した中でのレースとなった今レースでも、小坂選手は貪欲に勝利を狙ってレースに臨みました。

レースが開催された茨城県取手市の藤代スポーツパークに設定されたコースは、基本的にフラットでシンプルなレイアウト。ただ、長いストレート区間が若干重めのコンディションで踏んでいかなければ進まない点、C1カテゴリーがこの日の最終レースでコースが若干荒れている点などを考慮すると、持脚やバイクコントロール能力などベースとなる部分の優劣が決定的な違いとなることが予想されます。

レースはスタートダッシュを決めた小坂選手が集団先頭に立ってリードする展開で始まります。

しかし、シケインを超えた際に誤ってシフトレバーを触ってしまった小坂選手は、シケインを越えた先でチェーンを落としてしまうミス。また、その後のリカバリーにも手間取り、先頭から集団中ほどまでポジションを落としてしまう致命的な状況に陥ってしまいます。

何とかレースに復帰した小坂選手は、この圧倒的に不利な状況ら猛追を開始。1周するごとに5、6人の選手を置き去りにする走りを見せ、残り11周回を迎える段階で第2集団を射程圏内にとらえるポジションにまで順位を上げます。

前田(弱虫ペダルCX)

丸山(BOMA RACING)

小坂(スワコレーシング)

濱(SPEEDVAGEN)

合田(Cycle club 3UP)

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

程なくして小坂選手は第2集団の3名をキャッチ。そのままの勢いを維持して第2集団の先頭に立つと徐々に3名を引き離し、先行する2名の選手へと追走を続ける展開となります。

追走の手を緩めない小坂選手は、先頭パックから降ってきた丸山選手(BOMA RACING)をキャッチ。しばらくは2名のパックで走行を続け、先行する前田選手(弱虫ペダルCX)を追走します。

すると、残り9周回の段階で15秒程度あった小坂選手ら2番手パックと前田選手(弱虫ペダルCX)とのタイム差は、1周回につき2秒程度ずつ縮まっていき、残り7周回に入る頃には10秒差ほどにまでタイム差を縮めていきます。

この段階になると、勢いの落ちない小坂選手は丸山選手(BOMA RACING)を置き去りにし、単独で前田選手(弱虫ペダルCX)目がけてプッシュを続ける展開となります。

その状況を受け、前田選手(弱虫ペダルCX)も今のリードを保とうと再度踏み直したこともあり、10秒ほどのタイム差は動かないものの1ミス、1トラブルで追いつくことができる状態が1周回続きます。

するとここで、この後のレースを占う動きが起きます。

残り5周回に入った最初のピットで、前田選手(弱虫ペダルCX)がバイクチェンジ。その間に小坂選手が一気にタイム差を縮めて前田選手(弱虫ペダルCX)に肉薄する展開となり、残り4周回に入る段階では遂に前田選手(弱虫ペダルCX)を捕らえて先頭パックを形成する状態となります。

残り3周回に入ると、小坂選手がホームストレートで様子見のアタック。しかし、前田選手(弱虫ペダルCX)がしっかりと反応したことで、勝負を仕掛けるのはまだ先と判断した小坂選手はパックのままで走ることを選択します。

そして迎えた残り2周回。シケインをクリアする技術で優ることをこれまでの周回で心得ていた小坂選手は、シケインでリードを奪ったところで渾身のアタック!このアタックが見事に決まり、前田選手(弱虫ペダルCX)を置き去りにすることに成功します。

単独で先頭を走ることになった小坂選手は、その後の1周回半もきっちりとまとめ、大きなリードを保ったままフィニッシュエリアへと姿を見せます。

勝利を確信した小坂選手はフィニッシュライン手前でバイクを降り、相棒のMERIDAを高々と掲げて笑顔のゴール。圧倒的に不利な状況から粘り強さと力強さを見せつける走りで挽回し、見事に優勝を飾りました。

小坂選手コメント

「今日のレースは、1周回目に自分のつまらないミスで後退してしまって、復帰にも手間取ってしまってかなり焦りを感じる中での始まりとなってしまいました。ただ、このミスで自分の中でもスイッチが入って、オーバーペースになってもとにかく先頭に追いつきたいという気持ちで追い込んでいきました。無事に追いついた後は少し落ち着くことができ、一息ついた後にアタックを仕掛けて勝つことができました。今日は本当に結果オーライというか、調子がいいのもすごく感じられたことと3連勝できたことが収穫というレースだったと思います。もともと連戦は得意な方だと思っていましたし、出場していた他の選手も自分と同じレーススケジュールの選手がほとんどだったので、同じ条件であれば自分の方に分があると思ってスタートできたのも勝因かなと感じています。今シーズンはとにかく全日本選手権での優勝というのが最大の目標であることには変わりはありませんし、それに向けてのJCXシリーズという部分もありますが、JCXシリーズでもチャンピオンになりたいという気持ちも、もちろん持っています。JCXシリーズの一戦一戦を大事に走って、最高の形で全日本選手権を迎えたいと思っています。今回の3連戦で選手皆んながシクロクロスの身体に切り替わったと思いますし、ここからいよいよ、本当の意味での勝負が始まるという気持ちです。ファン・サポーターの皆さんには、宇都宮シクロクロスでたくさんの声援をいただき本当にありがとうございました。その応援のおかげで3連戦を無事、3連勝で終えることができました。これから全日本選手権に向けて大事なレースが続いていきますので、レースの結果などを追っていただければ嬉しいです。引き続き応援よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆リザルト

[茨城シクロクロス取手大会(JCX第1戦) - C1 60m - ]

1位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) 1h5m07s

2位 丸山厚 (BOMA RACING) +23s

3位 前田公平 (弱虫ペダルCXチーム) +31s

4位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) +56s

5位 濱由嵩 (SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) +1m29s

6位 合田正之 (Cycle club 3UP) +1m45s

7位 國井敏夫 (MilePost BMC Racing) +2m

8位 中村龍太郎 (SNEL CYCLOCROSS TEAM) +2m04s

9位 斎藤朋寛 (RIDELIFE GIANT) +2m20s

10位 向山浩司 (SNEL CYCLOCROSS TEAM) +2m26s

出走=51名/完走=21名

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[連戦の疲れは残るも、穏やかな表情でコース試走に臨む小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[予想以上の気温上昇の中、入念にアップを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタッフ全員を握手を交わしスタート地点に向かう。CXチームの儀式だ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[引き締まった表情でスタートの瞬間を待つ小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートダッシュを決めた小坂選手だったが、この後つまらないミスにより後退]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[中位ほどまで順位を下げたものの、ここから決死の巻き返しを見せ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[テクニカルセクションでも他を寄せ付けないスピードで選手をパス]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[第3集団の選手たちをパスし、さらに第2集団目がけて追走する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[父・小坂正則選手も交わし、先頭の前田選手と丸山選手に迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先頭から降ってきた丸山選手とパックで走りながら、前を行く前田選手を追う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[シケインをクリアする技術でも群を抜いていたことが勝敗を分けた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前田選手をキャッチし、勝負の仕掛けどころを探りながらの走りを続ける]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴール後の勝利者インタビューに応える表情にも達成感が伺える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[結果的に強さを見せつける大逆転劇となったが、序盤のケアレスミスなど課題も残った]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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JPT第21戦 JBCF 輪島ロードレース

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[上:怪我明けながら有力選手6名の先頭集団で奮闘する強さを見せた増田選手]
[下:現役生活最後となる可能性のあるレースで有終の美を飾る優勝を飾ったパブロ・ウルタスン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月11日(日)に、2015年のJプロツアー第21戦「JBCF輪島ロードレース」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和

2015年のJプロツアー第21戦となる「JBCF輪島ロードレース」が、石川県輪島市の美しくも厳しい公道サーキットコースで開催され、序盤から有力選手のみが先頭集団に残れる過酷な展開となり、最後は4名のゴールスプリント勝負をTeam UKYOのパブロ・ウルタスンが制してJプロツアー初優勝を挙げました。また、この勝利は、長らく世界のトップレベルで活躍し続けた同選手にとって、現役生活ラストレースでの有終の美を飾る勝利となりました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から上りに強い増田・鈴木譲・堀・城田の4選手を中心に積極的にレースに絡む走りを見せると、増田選手が6名の先頭集団に入ってそのまま逃げ切り、ゴールスプリントで2位でフィニッシュしました。

2015年のJプロツアーも第21戦を迎え、残すところあと4戦となりました。今回の輪島ロードレースはその中では最もレースレイティングが高いAAのレースで、年間ランキングの最後の山場とも言えるレースとなります。

現在チームランキング3位の宇都宮ブリッツェンは、年間ランキング争いのことは頭の片隅に残しつつも、今日のレースに勝利することにより大きなウェイトを置いてレースに臨むことを選択。しかし、チーム内でこのコースと最も相性が良い増田選手は右脚の故障から回復途上ということもあり、無理はできない状況。そこで、Team UKYO、マトリックスパワータグの外国人選手勢の逃げにはコースと相性が良い堀選手が対応して勝負。残る選手は堀選手が厳しくなった際に集団を引いて逃げを潰して次の展開に備えることを念頭にレースに臨みました。

門前の街中をパレードランしてスタートラインへと戻ったプロトンは、リアルスタートが切られて2.5kmに渡る厳しい上り区間に入っていきます。

すると、この上り区間でプジョル選手(Team UKYO)が早速攻撃を開始。集団の先頭に立ってペースを上げるとみるみる集団はタテに伸び、ついていけない選手はいきなり遅れる展開となります。

1周回目を完了して2周回目に入る頃には、集団は幾つかに分断され、序盤からサバイバルレースの様相に。佐野選手(那須ブラーゼン)とフェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)の2選手が先頭で2周回目に入っていくと、その20秒後に25名ほどの追走集団、さらにその40秒後にも集団という形でレースは進んでいきます。

ほどなくして、20名ほどの追走集団は先行する2名の選手を吸収しますが、その後も幾つかの動きが繰り返され、最終的に11名の先頭集団が形成される展開となります。

土井、グアルディオラ、ウルタスン(Team UKYO)

プラデス、フェルナンデス、安原(マトリックスパワータグ)

増田、鈴木譲 堀(宇都宮ブリッツェン)

雨澤(那須ブラーゼン)

山下(シエルヴォ奈良)

↓ 約30秒

15名ほどの追走集団

後方集団

この形でレースは一旦落ち着きを見せるかと思われましたが、厳しい上りとテクニカルな下りというコースレイアウトが影響したのか、その後も先頭と追走がジョインしては崩れる展開が続き、先頭のメンバーの入れ替わりが繰り返される慌ただしい状況が続きます。

それでも、レースも中盤過ぎの5周回目に入ると、有力選手がそろう6名の先頭集団が形成され、後続に1分以上のタイム差をつけてリードを奪う展開となります。

グアルディオラ、ウルタスン(Team UKYO)

プラデス、フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

増田(宇都宮ブリッツェン)

山下(シエルヴォ奈良)

↓ 約1分10秒

畑中、土井、プジョル(Team UKYO)

トリビオ、安原(マトリックスパワータグ)

鈴木譲、堀、城田(宇都宮ブリッツェン)

雨澤(那須ブラーゼン)

↓ 約50秒

15名ほどの集団

有力選手がそろった6名の先頭集団は脚もそろい、順調に周回を重ねていく展開が続きます。

結局、その後も先頭6名は快調な走りを見せ続け、勝負はこの6名の選手に絞られることが濃厚になった状態でレースは最終周回へと入っていきます。

最終周回に入ると、厳しい上り区間でプラデス選手(マトリックスパワータグ)がアタック。その動きにグアルディオラ選手(Team UKYO)と増田選手(宇都宮ブリッツェン)が反応します。

上り区間を終える段階になると、先頭はプラデス選手(マトリックスパワータグ)、グアルディオラ選手(Team UKYO)、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の3名となり、勝負はこの3名に絞られたかと思われました。

しかし、その後の下り区間と平坦区間で猛追を見せたウルタスン選手(Team UKYO)が先行する3名に追いつき、先頭は4名となって勝負はゴールスプリントに持ち込まれることとなりました。

ゴールスプリント勝負になると、スプリント力に優るウルタスン選手(Team UKYO)が本領発揮。残る3名の選手に先んじてスプリントを開始すると、番手についた増田選手(宇都宮ブリッツェン)の猛追も寄せ付けずにフィニッシュ。嬉しいJプロツアー初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、右脚の故障から回復途上の増田選手が、相性の良いコースで復調を示す走りを披露。ゴールスプリントではウルタスン選手(Team UKYO)に先行を許しはしましたが、2位でフィニッシュ。また、後半戦に入って好調を維持する青柳選手がレース後半に目覚しい走りを見せて7位。今シーズンここまで、チームが出場した全レースに唯一出場している鈴木譲選手がこの日も安定感ある走りで10位でゴールし、トップ10に確実に3選手を送り込んでレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは、怪我の状態が心配だった増田選手がよく頑張ってくれたレースでした。レース全体を見てみると、最終的に故障を抱える増田選手に頼ることにはなってしまいましたが、上りに強い鈴木譲選手、堀選手、城田選手らも序盤から上手く立ち回ってくれたと思います。欲を言えば、先頭の6名にもう1人選手を送り込みたかったところですが、先頭に残った6名の選手は誰もが実力者だったことを考えると、致し方ない部分もあったかなと感じています。各選手とも翌週に控えるジャパンカップに向けてしっかりと感覚を掴みながら走ってくれたと思っていますので、2位という結果は非常に残念ですが、来週につながるレースにはできたと感じています。また、優勝したウルタスン選手は走りはもちろん人間性に関しても誰もが認める優れた選手ですが、そのウルタスン選手がレース前に宇都宮ブリッツェンのピットを訪れてくれ、今シーズンで引退するか迷っていて今日が最後のレースになるかもしれないからと、わざわざ挨拶に来てくれました。そんな彼が、彼らしい素晴らしい走りを見せて優勝を飾ったことに対して、素直におめでとうと伝えたいと思います。そのことは置いておいても、今日のレースで宇都宮ブリッツェンの選手たちも来週に向けていい形でレースを走れたと思いますので、来週は地元で頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆リザルト

[第8回JBCF輪島ロードレース - JPT第21戦 - 88.6km - ]

1位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 2h33m13s 34.69km/h

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) +1s

4位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +4s

5位 山下貴宏 (シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム) +48s

6位 畑中勇介 (Team UKYO) +1m14s

7位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +1m14s

8位 土井雪広 (Team UKYO) +1m15s

9位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +1m15s

10位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m17s

19位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +4m16s

21位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +5m13s

30位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +10m00s

DNF 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)

出走=82名/完走=37名

◆2015Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 13,485P

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 10,963P

3位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 10,711P

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 10,464P

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 10,041P

6位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 9,711P

◆2015Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 48,333P

2位 マトリックスパワータグ 34,108P

3位 宇都宮ブリッツェン 31,275P

4位 KINAN Cycling Team 20,198P

5位 那須ブラーゼン 18,520P

6位 シマノレーシング 12,295P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介 (Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 新城雄大 (那須ブラーゼン)


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[時折雨がぱらつき、強風も吹く厳しいコンディションとなった石川県輪島市]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[会場に到着し、スタートへの準備を進める選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[怪我明けの増田選手が、相性の良い輪島でどんな走りを見せるか期待したいところ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[大久保選手が出走サインと検車を受け、スタートに向けて準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[厳しいレースに備え、補給のグリコCCDとワンセコンドが用意される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[少し肌寒さを感じる天候のため、ウォーミングアップでしっかり身体を温める選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[4年前のプロデビューの地で序盤のアタック合戦に積極的に加わる堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[不運な場所で前輪のパンクに見舞われてしまった大久保選手はDNFとなった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[Team UKYO、マトリックス、宇都宮ブリッツェンの三つ巴の争いが続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタート位置が悪く出遅れてしまった鈴木真理選手が前方集団を追走する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[有力選手6名の先頭集団に入り、勝利への糸口を探りながら走る増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[第3集団で粘りの走りを続ける城田選手が日本海を望むふたつ目の上り区間を進む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース終盤に向けて調子が上がってきた青柳選手が、前方集団へのブリッジを狙う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[翌週のジャパンカップも見据えながら強度の高い追い込みを見せる鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[一直線の長い下りを猛スピードで下っていく先頭集団の6名の選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[先頭集団を追いかける追走集団で次の展開に備える鈴木譲選手と堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[増田選手の復調が感じられたことと同じくくらい、優勝したウルタスン選手には賛辞を送りたい]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2015/10/07

JPT第20戦 JBCF いわきクリテリウム

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Iwaki16
[上:Team UKYOのコントロールを崩そうと攻撃を仕掛け続ける選手たち]
[下:盤石の体制でレースをコントロールしたTeam UKYOが窪木・畑中のワンツーを達成]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月3日(土)・4日(日)に、2015年のJプロツアー第20戦となる「JBCFいわきクリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

鈴木真理
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和


2015年のJプロツアー第20戦「JBCF いわきクリテリウム」が、福島県いわき市の21世紀の森公園で開催され、序盤から徹底的にコントロールし続けたTeam UKYOが磐石のレースを展開し、ゴールスプリント勝負を窪木一茂と畑中勇介がワンツーでフィニッシュして完全勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から続くTeam UKYO勢のコントロールを崩壊させようと果敢に攻撃を仕掛け続けましたが崩せず、ゴールスプリント勝負でもTeam UKYO勢の好連携の後塵を拝する形となり、鈴木真理選手、青柳選手、鈴木譲選手がそれぞれ4位、6位、7位でレースを終えています。

いよいよ佳境に入ってきた2015年のJプロツアー。

シーズン終盤に入っても、個人・チームランキングともに圧倒的な強さを見せて首位を独走する、Team UKYOの強さが際立つばかりの状態が続いています。

一方、宇都宮ブリッツェンは個人ランキング上位につけながらも脚の故障を抱える増田選手が、この後に控えるビッグレースを見据え、大事をとって今レースを欠場。既に欠場が続いている阿部選手とともに、2名の選手を欠いた状態で今レースに挑むことになりました。

前日の予選と午前中に行われた敗者復活戦を終えた段階で、Team UKYOは出場選手8名全員が決勝に進出。宇都宮ブリッツェンは出場6名全員が予選を危なげなく通過したものの、スタート前から数的不利のハンデを背負うこととなります。

そんな状況の中、宇都宮ブリッツェンはスプリント力のある鈴木真理選手、鈴木譲選手、大久保選手の3名を含む逃げを作り、その逃げに複数の選手が入って有利な状況を作ることを念頭に、ゴールスプリントになった場合は最終コーナーを5番手以内で立ち上がって勝負を挑むというプランでレースに臨みました。

レースはスタートから、予想通りのハイスピードな展開となります。

そんな中、2周回目には落車を発端にかなりの人数の選手が足止めを食らう事態が発生。宇都宮ブリッツェンも堀選手と城田選手がこの事態に巻き込まれてしまいますがトラブルはなく、ニュートラルを適用して無事にレースに復帰します。

レースはその後もハイペースの展開のまま続き、集団は少しずつ人数を減らしていくものの、一つのままで進んでいきます。

集団は人数でも優るリーダーチームのTeam UKYOがきっちりとコントロール。その後ろにマトリックスパワータグと宇都宮ブリッツェンなどのランキング上位チームが続く形でレースは進んでいきます。

しばらくはTeam UKYOが集団をコントロールして先頭を固める状態が続きますが、20周回目に入ろうかという段階になると宇都宮ブリッツェンとマトリックスパワータグの2チームがその状態を崩そうと、Team UKYOがコントロールする先頭に選手を1人ずつ送り込んでコントロールに加わるようになります。

レースは折り返しを過ぎても状況は大きく変わらないまま、集団は1人、また1人と人数を減らしながら進んでいきます。

すると、32周回目に鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)のシートピラーが折れるアクシデント。鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)はすぐに代車に乗り換えて集団に復帰して事なきを得ます。

その後もレースは一つの集団のまま残り周回数だけが減っていく展開が続き、集団内にも大集団でのゴールスプリント勝負という雰囲気が流れ始めます。

するとここで、残り6周回となる41周回目に入ると、ウルタスン選手(Team UKYO)とプラデス選手(マトリックスパワータグ)の2名が集団から抜け出し、3秒程度のリードを奪う展開となります。

しかし、この状況は好ましくない宇都宮ブリッツェンは、青柳選手がすぐに先頭を引いて間を埋める動きを見せて先行する2名を吸収します。

結局、その後もレースは一つの集団のまま続き、勝負はゴールスプリントが濃厚となって最終周回へと入ります。

最終周回に入り、宇都宮ブリッツェンは鈴木真理選手、鈴木譲選手、青柳選手がポジションを上げてゴールスプリントに備える動きを見せますが、Team UKYO勢もきっちりと先頭を固める上手い連携を見せて対抗。

窪木選手(Team UKYO)、畑中選手(Team UKYO)、プラデス選手(マトリックスパワータグ)、平井選手(Team UKYO)、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)という順番で最終コーナーを立ち上がってゴールへと続くストレートへと入っていきます。

最終的に、ゴールスプリント勝負も最終コーナーを立ち上がったこの順番が最後まで影響し、窪木選手(Team UKYO)と畑中選手(Team UKYO)の順でフィニッシュ。Team UKYOがレース序盤から磐石の走りを見せてワンツーフィニッシュを達成しました。

宇都宮ブリッツェンは、レース中盤からTeam UKYOがコントロールする状況を好転させようと攻撃を仕掛けるなどの動きを見せ、ゴールスプリント勝負に向けても鈴木真理選手、鈴木譲選手、青柳選手が位置取り争いに加わって動き続けましたがTeam UKYO勢のコントロールを崩すには至らず。鈴木真理選手の4位が最高位でレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは、Team UKYOの高いチーム力に完敗のレースになってしまいました。前半から8名フルメンバーのTeam UKYOがまとまってコントロールして、先頭をガッチリ固める展開が続きました。今日のようなテクニカルなコースで先頭を固められるとなかなかポジションを上げるのも難しい状況の中、選手たちは逃げを試みたり先頭固定に加わったりと、状況に合わせて様々なトライをしてくれましたが、他チームと同様に割って入っていくには至りませんでした。ゴールスプリントも番手勝負で最終コーナーでの争いに挑んだのですが、そこでもTeam UKYO勢に上手くまとめられてしまい、最終コーナーに入った順のままゴールになだれ込む結果となってしまいました。全員が今できる最大限の走りをしてくれたとは思いますし、仮にウチも8名全員がそろっていれば8対8の力勝負に持ち込むこともできたとも思いますが、シーズン終盤のこの時期に8名フルメンバーをそろえることができるTeam UKYOのトータル的な意味でのチーム力という部分でも、今回は敵わなかったなという印象です。ただ、各選手のフィーリングも決して悪くありませんし、要所要所では実力を見せる走りを見せてもくれましたので、ネガティブにならずポジティブに次のレースに臨みたいと思います。宇都宮からも近い場所でのレースということもあり、今日も沢山のファン・サポーターの皆さんに来ていただいて声援を送っていただき、モチベーション高くレースに臨むことができました。再来週にはジャパンカップもありますし、このままモチベーション高くいきたいと思いますので、引き続き応援宜しくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JBCF いわきクリテリウム - JPT第20戦 - P1決勝 56.4km - ]

1位 窪木一茂 (Team UKYO) 1h20m57s 41.79km/h

2位 畑中勇介 (Team UKYO) st

3位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) st

4位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) st

5位 平井栄一 (Team UKYO) st

6位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +2s

7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2s

8位 小坂光 (那須ブラーゼン) +3s

9位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +3s

10位 土井雪広 (Team UKYO) +3s

12位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +4s

20位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +14s

22位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +18s

出走=39名/完走=24名

2015Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 12,735P

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 10,363P

3位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 10,261P

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 10,074P

5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 8,991P

6位 窪木一茂 (Team UKYO) 8,592P

2015Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 45,183P

2位 マトリックスパワータグ 32,083P

3位 宇都宮ブリッツェン 29,025P

4位 KINAN Cycling Team 19,968P

5位 那須ブラーゼン 18,070P

6位 シマノレーシング 12,295P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介 (Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 新城雄大 (那須ブラーゼン)

※10/6のリザルト修正反映済み


01
[15名勝ち上がりの難しい予選に向け、鈴木譲選手が静かに準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[短時間のレースで結果を出せるよう、グリコワンセコンドでしっかり補給をとる城田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[上位の期待がかかる大久保選手も入念にアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
04
[いわきマエストロとも言える輝かしい実績を残す鈴木真理選手がスタートラインに並ぶ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
05
[抜きどころが少なくなったコースを考慮し、集団前方での走行を意識]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
06
[コース変更など意に介さない円熟の走りでプロトンに君臨するマエストロ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
07
[予選1組目に出場した3選手は、危なげなく予選を突破]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
08
[鈴木譲・青柳・城田が出場の予選2組目がスタート]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[この日も安定した走りが光る鈴木譲選手が集団内で睨みを効かせる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[青柳・城田の両選手も予選突破に向けて積極的な走りを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[予選2組目に出場した3選手も、無事に予選突破を決めた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[増田・阿部を欠場で欠く厳しい状況の中、6名で明日の決勝に挑む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[決勝を前に、久々に登場させたリアクトのセッティングに余念がない鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[自身の今季2勝目をイメージしながら集中してアップする大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームメートの勝利と自身の勝利、ふた通りの可能性が考えられる鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[13:10、47周回で争われる決勝レースがスタート]
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Iwaki05
[序盤からTeam UKYO勢が集団をコントロールする中、攻撃の糸口を探る]
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Iwaki06
[好調を維持する青柳選手が積極的にレースに絡んでいく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[得意とは言えないレースで、チームに貢献できる走りを模索する堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[Team UKYOのコントロールに対し、チーム一丸となって対抗していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki09
[この日も、レース会場には心強いレッドゾーンが出現した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki10
[チーム一丸でTeam UKYO勢を崩すチャンスを探す展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki11
[ブリッツェンの思惑を嘲笑うかのように盤石のコントロールを見せるTeam UKYO勢]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki12
[ファン・サポーターの大声援を受け、勝利への糸口を探し続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki13
[鈴木真理選手がTeam UKYOが引く先頭に割って入り揺さぶりをかける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki14
[危険な動きを潰しつつ、自らも攻撃を仕掛ける青柳選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki15
[Team UKYO優勢の状態を崩し切れないまま最終周回へと入っていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
Iwaki17
[勝利には届かなかったが、マエストロ復活の日は限りなく近い]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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