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2015年7月

2015/07/29

JPT第13戦 JBCF 湾岸クリテリウム2015

S1
22
[上:勝利を掴もうとチームで動き続けたが、またしても勝利は遠かった…]
[下:終盤に単独で抜け出したデリアックが独走で優勝を飾った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月26日(日)に、2015年のJプロツアー第13戦「JBCF 湾岸クリテリウム2015」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和


2015年のJプロツアー第13戦となる「JBCF湾岸クリテリウム2015」が、東京都江東区のシンボルプロムナード公園に設定された1周1.45kmの特設周回コースで開催され、序盤から逃げ集団で動き続けて終盤に抜け出したキナンレーシングチームのロイック・デリアックが今季初勝利を挙げました。この勝利はキナンレーシングチームにとってもJプロツアーで記念すべき初勝利となっています。

宇都宮ブリッツェン勢は、スプリンター大久保選手を欠く状態での決勝レースを自分たちから動いてレースを厳しい展開に持ち込んで人数を削り、少人数のゴールスプリントか逃げ切りでの勝利を目指してレースに臨み、レースを積極的にコントロールするなど見せ場は作ったものの、勝負どころの場面で後手を踏んでしまった感は否めず、鈴木譲選手の9位が最高位でレースを終えています。


2015年のJプロツアーも折り返しを過ぎ、約1カ月の中断期間を迎える直前のレースとなった今レース。各チームともが良いイメージを持って中断期間、そして中断明けの後半戦に入っていくことを狙って、積極的なレースを展開することが予想されます。

宇都宮ブリッツェンも、スプリンターとして覚醒しつつある大久保選手をエースにゴールスプリント勝負に挑むプランを見据えて午前中に4組に分かれて行われた予選に挑みましたが、各組10名という狭き予選通過の門を大久保選手がクリアできず。エーススプリンターを失ったチームは決勝を前に、急遽プランの変更を迫られることとなります。

チームは鈴木真理選手、鈴木譲選手とスプリント力のある選手を抱えているものの、ピュアスプリンターをエースに据えるライバルチームとの大集団ゴールスプリントでは分が悪いこともあり、積極的に攻撃を仕掛けて集団に揺さぶりをかけて勝負どころまでに人数を削り、そこから逃げ切りでの勝利もしくは小集団のゴールプリントで勝利をつかむことを目標にレースに臨みました。

レースがスタートすると、早速、各チームによるアタックの応酬が繰り広げられる展開に。しかし、数人の選手が飛び出しては集団がすかさずキャッチするという展開が続き、決定的な逃げは決まらない状況が続きます。

それでも、6周回目に入る頃になると、10名程度の選手が先行して集団からリードを奪う展開となり、宇都宮ブリッツェンはその中に阿部選手と堀選手を送り込んで次の展開に備えることとなります。

有力チームの選手が複数人ずつ入ったこの逃げは協調体制をとってローテーションを繰り返してメイン集団から少しずつリードを奪っていきます。

一方のメイン集団は、マトリックスパワータグやTeam UKYO、宇都宮ブリッツェンなど逃げに選手を送り込んでいるチームが集団の先頭に立ってコントロールしようと試みますが、各チームの思惑が噛み合わなかったのか、しっかりとまとまることなくレースが進んでいきます。

そうこうするうちに、11周回目になると堀選手が逃げ集団からドロップ。宇都宮ブリッツェンは逃げ集団に阿部選手のみという芳しくない状況となってしまいます。

その状況を受け、メイン集団で待機していた宇都宮ブリッツェンの選手たちは、メイン集団のペースアップを開始。鈴木真理選手や城田選手が先頭を引いて逃げ集団の追走に入ります。

一方、堀選手がドロップして8名となった逃げ集団からは、全日本TTチャンピオンの中村選手(イナーメ信濃山形)が単独アタック。持ち前の独走力で共に逃げていた集団からリードを奪います。

レースはしばらく、単独で逃げる中村選手(イナーメ信濃山形)、7名の追走集団、宇都宮ブリッツェン勢が中心となってコントロールするメイン集団という形で進行していきますが、残り7周回を迎えようかという頃になると、追走集団からデリアック選手(キナンサイクリング)が飛び出し、単独で逃げる中村選手(イナーメ信濃山形)にブリッジをかけて中村選手(イナーメ信濃山形)に合流、先頭は2名となります。

この動きで協調体制が崩れて牽制が入った追走集団は程なくしてメイン集団に吸収され、レースは2名の先頭とそれを追うメイン集団という展開になります。

デリアック(キナンサイクリング)

中村(イナーメ信濃山形)

↓ 約30秒

メイン集団

レースも佳境の残り3周回に入ると、先頭の2名からデリアック選手(キナンサイクリング)がアタックを仕掛けて、独走体制に。時をほぼ同じくして、メイン集団からは入部選手(シマノレーシング)が先行する2名の選手に追いつこうと単独で飛び出します。

デリアック(キナンサイクリング)

↓ 5秒

中村(イナーメ信濃山形)

↓ 18秒

入部(シマノレーシング)

↓ 30秒

メイン集団

結局、タイム差に多少の動きはあったものの、レースは最後までこの形のまま進み、デリアック選手(キナンサイクリング)が独走逃げ切りでJプロツアーでは昨年の大分ロード以来となる勝利を飾りました。この勝利は、今季からJプロツアーに参戦しているキナンサイクリングチームにとって、うれしい初勝利ともなりました。

宇都宮ブリッツェン勢は、鈴木真理選手と城田選手を中心にメイン集団のペースを上げて先行する選手たちを吸収しようと奮闘しましたが、残念ながら届かず。4位集団のゴールスプリントで鈴木譲選手が9位に入るに留まっています。

清水監督コメント

「今日のレースは、本当に残念な結果のレースになってしまいました。もともとこのレースには大久保選手のゴールスプリント1本でいこうという話をしていたのですが、大久保選手が予選落ちという結果で急遽プランの修正を迫られる事態となってしまいました。ライバルチームがとってくるであろう作戦を考慮して我々もプランを修正してレースに臨んだのですが、それがまたハマらなかったという印象です。レース中もチームで動いて修正をかけていった場面もあったのですが、我々のチーム力だけでは修正をかけ切れない部分もありました。そこで他のチームの同調を得なければいけないところだとは思うのですが、他のチームも動くタイミングが違って我々が穴を補修しなければいけない状況になってしまったというのは、どこかでボタンを掛け違えてしまっているのだろうな、と。ここ数レースは本当に各チーム、各選手の力が拮抗していて、勝った選手はチーム力どうこうではなく、選手個人のセンスやワンポイントの個人の力で勝っていて、勝負勘や勝負を決めきる力というのが大きく影響していると感じています。我々も実力はあるし十分に勝負の場面に絡んでいけるのですが、昨季をチームで上手く戦ってきたためか今季もチームで動き過ぎる場面が多くて、エースを担う選手たちがが本来のセンスや実力を発揮しきれていないところもあるなと思っています。エース級の選手たちが本来のセンスや実力を一番発揮しているのがTeam UKYOだと思いますし、Team UKYOほどではないにしてもマトリックスパワータグやキナンサイクリングチームなどは強力な外国人選手を中心に実力を存分に発揮していると思っています。宇都宮ブリッツェンも、後半戦にエースを担う選手たちが本来のセンスや実力を十分に発揮できるよう、中断期間からチーム全体のさらなる底上げと、選手それぞれに眠っている本来のセンスや実力を導き出せる環境を私としても作っていきたいと思っています。今日も本当に暑い中、たくさんのファン・サポーターの皆さんに応援に来ていただいて、会場が赤ばかりで本当に気合が入っていたのですが、その気合が空回りしてしまったかな、と。ですが、我々はファン・サポーターの皆さんの声援の力があってこそのチームですし、皆さんに悔しい思いばかりさせてしまっていることが私も選手たちも本当に悔しいと思っています。後半戦に向けてしっかりと切り替えて戦っていきたいと思いますので、引き続き熱いご声援をいただけますよう、よろしくお願いします。きょうもありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JBCF 湾岸クリテリウム2015 - JPT第13戦 - 34.8km - ]

1位 ロイック・デリアック (KINAN Cycling Team) 50m55s 41.0km/h

2位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +6s

3位 入部正太朗 (シマノレーシング) +18s

4位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) +25s

5位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +25s

6位 畑中勇介 (Team UKYO) +26s

7位 窪木一茂 (Team UKYO) +26s

8位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +26s

9位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +26s

10位 鈴木龍 (那須ブラーゼン) +27s

11位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +28s

16位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +1m32s

21位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +2m24s

DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

出走=40名/完走=21名

◆2015Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 7,633P

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 6,071P

3位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 5,882P

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 5,210P

5位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 5,110P

6位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 5,029P

◆2015Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 27,493P

2位 マトリックスパワータグ 21,474P

3位 宇都宮ブリッツェン 17,968P

4位 那須ブラーゼン 11,840P

5位 KINAN Cycling Team 10,490P

6位 レモネードベルマーレレーシングチーム 9.166P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介(Team UKYO)

 

ピュアホワイトジャージ 新城雄大(那須ブラーゼン)


11
[快晴に恵まれ、朝からグングン気温が上昇するシンボルプロムナード公園]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[予選1組目に出場する増田選手と青柳選手が準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13
[各組10名が決勝に進める狭き門をクリアしようと集団前方でレースを展開する増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14
[予想以上の暑さに苦しんだ青柳選手は惜しくも予選敗退となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15_2
[同じく暑さに苦しんだ増田選手だったが辛うじて予選を突破した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
21
[右手の状態が万全ではない阿部選手が気丈に予選に出場する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
22_2
[リスクを回避するために集団前方でレースを進める鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
23
[右手に走る痛みに耐えながら集団前方をキープする阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
24
[時間を追うごとに上昇する気温に苦しみながらも予選突破を目指す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
25
[スプリント勝負を危なげなく乗り切り決勝進出を決めた予選2組目の2選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
31
[今レース、エースを託された大久保選手が城田選手とともに予選3組目に出場]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
32
[狭き門を突破しようと活性化する集団内でポジションをキープする城田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
33
[暑さと他選手のマークに苦しみながらも予選突破を目指す大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
34
[終始積極的な動きを見せた城田選手は危なげなく予選を突破]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
35
[最終コーナーのポジション取りに苦戦した大久保選手は想定外の予選敗退となった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
41
[得意とは言えないクリテリウムで予選突破を目指して集団先頭を走る堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
42
[経験に裏付けられた走りでポジションをキープする鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
43
[少しずつ人数が削れていく過酷な展開にも慌てず対応する堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
44
[終盤に少し苦しむ場面もあった堀選手だが、予選突破を決めた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
45
[自身の予選突破以上に、午後の決勝のことをイメージしながらフィニッシュする鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
01

[決勝を前にステージ上でスタートサインとインタビューに応じる選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[想像以上の暑さに補給が許可され、清水監督もその準備に追われる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[前年勝者の阿部選手だが、今年は怪我の痛みを抱える自分自身との戦いになる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
04
[エーススプリンターを欠く中でのレース展開に想いを馳せながらアップする鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
05
[決勝で勝利を託されることになった鈴木譲選手も念入りにアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
06
[酷暑の中でのレースに向け、氷をジャージの中に入れて備える増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
07
[路面温度が50℃以上に達するスタートラインにならぶ選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
08
[レース序盤から積極的に先頭に出てレースを厳しい展開に持ち込もうとする堀選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[増田選手と城田選手のアシスト陣も集団内で戦況を伺う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[活性化した集団がタテに伸び縮みする過酷な展開のままレースは進む]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[この日も多くのブリッツェンサポーターが現地で熱い声援を選手たちに贈る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ランキング上位チームが互いに主導権を握ろうとする展開が続く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[橋を下りきった先にある180℃コーナーを安定した走りでクリアする増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[6周回目に形成された逃げ集団に、阿部選手と堀選手が入る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15_3
[5周回ほど逃げた堀選手が、逃げ集団からドロップしメイン集団に吸収される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
16
[徐々に痛みを増す右手の怪我を抱えながらも逃げ続ける阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
17
[不利な状況に傾いた戦況を変えようとメイン集団を牽引する城田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
18
[不利な状況下からの大逆転勝利の道筋を考えながらレースを展開する鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
19
[レース終盤、中村選手に追いつきさらにアタックを仕掛けるタイミングを探すデリアック選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
20
[後手を踏んでしまった展開を挽回しようと奮闘した鈴木譲選手だったが、先頭には届かなかった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[灼熱のレースを終え疲弊した身体をクールダウンする鈴木譲選手と城田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[勝負にすら絡めなかった負けレースの原因について鈴木真理選手と増田選手が議論を交わす ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[まだまだ万全には程遠いものの、怪我から順調に回復していることを証明する走りを見せた阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[悔しい敗戦レースをファン・サポーターに報告する監督と選手たち。後半戦は歓喜の報告をしてくれるはずだ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2015/07/22

JPT第12戦 JBCF 石川サイクルロードレース

S1
30
[上:メイン集団内で勝負どころに備える増田選手]
[下:最終周回手前で飛び出し、独走で逃げ切り勝利を飾ったプジョル]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月19日(日)に、2015年のJプロツアー第12戦となる「JBCF 石川サイクルロードレース」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和


2015年のJプロツアー第12戦となる「JBCF 石川サイクルロードレース」が、福島県石川町と浅川町にまたがるアップダウンの厳しい公道特設周回コースで開催され、序盤に形成された逃げ集団で逃げ続けたTeam UKYOのオスカル・プジョルが最終盤に単独で飛び出し逃げ切り勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は序盤の逃げ集団に大久保選手と堀選手が入り逃げ切り勝利を狙いましたが、最終盤のプジョル選手の単独での抜け出しを許してしまう展開に。その後、メイン集団で脚を温存していた残る選手たちがペースを上げて先行集団を吸収。そこから増田選手が勝利を狙いましたが独走するプジョル選手には届かず、2位でフィニッシュしてレースを終えています。

例年“灼熱地獄”と称されるほどの高い気温と照りつける太陽のもとで行われる石川ロード。今年も前日まで続いた台風の影響による悪天候も過ぎ、灼熱地獄の言葉通りの高温多湿の天候の中での開催となりました。

今シーズンの前半戦も残りわずかとなる中、ここまで強力な外国人選手を補強したライバルチーム勢の後塵を拝している宇都宮ブリッツェンは後半戦の巻き返しに向けての軌道修正も考え、ガチガチのチームプレーをするのではなく個々がそれぞれの勝利に向けた動きを意識すること、後半勝負どころの先頭・メイン集団に全員が残っていることなどを意識してレースに臨みました。

学法石川高校をパレードスタートしたレースは、リアルスタートが切られると早速、各チームによるアタックの応酬が繰り返される展開となります。

すると、ランキング上位の有力チーム選手を含む18名の逃げ集団が形成され、メイン集団とのタイム差を広げていきます。

ウルタスン、プジョル(Team UKYO)

フェルナンデス、向川、安原(マトリックスパワータグ)

大久保、堀(宇都宮ブリッツェン)

小坂、岩井、新城(那須ブラーゼン)

野中、クロフォード(キナンサイクリング)

中山(ヴィクトワール広島)

秋丸(シマノレーシング)

など18名

↓  約2分

メイン集団

優勝争いに絡むであろうチームの選手が複数入ったこの逃げ集団を、メイン集団は容認。その後はタイム差を1分30秒~2分程度の間に保ちながらレースが展開していきます。

レースも折り返し地点を過ぎた5周回目に入ると、メイン集団から普久原選手(群馬グリフィン)がアタックを仕掛け、単独で逃げ集団へのブリッジを試みる展開に。

程なくして、普久原選手(群馬グリフィン)は逃げ集団に合流すると、さらにそこから単独で飛び出して逃げ集団から先行することとなります。

普久原(群馬グリフィン)

↓ 約15秒

大久保、堀含む追走集団18名

↓ 約1分20秒

メイン集団

しかし、残り2周回に入る頃になると単独で逃げ続けた普久原選手(群馬グリフィン)は、活性化して10名になった追走集団に吸収。追走集団は再び先頭集団となり、活性化したまま勝負どころを迎える展開となります。

最終周回へと向かう上りで堀選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて勝負に出ますが、活性化している先頭集団に吸収されてしまいます。

すると、そのカウンターでプジョル選手(Team UKYO)が勢い良くアタック。単独で抜け出して最終周回へと突入します。

追走集団となった9名の先頭集団の中では、全員で追えば捕まえられるという空気も流れたことで、プジョル選手(Team UKYO)とのタイム差は30秒程度にまで開くこととなります。

同時にこの頃になると、落ち着いていたメイン集団もこの展開を望まないチームを中心に活性化。デリアック選手(キナン)が追走のためのペースアップの動きを見せると、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)らも同調して先行する追走集団と先頭を独走するプジョル選手(Team UKYO)を捕まえにかかります。

勢いを増したメイン集団は追走集団を吸収。そこからさらに、先行するプジョル選手(Team UKYO)を捕らえようとする6名の新たな追走集団が形成されます。

有力選手をそろえるこの6名の追走集団はプジョル選手(Team UKYO)を捕えるかと思われましたが、届かず。

結局、序盤にできた逃げ集団から終始逃げ続けたプジョル選手(Team UKYO)が、逃げ切りで第2戦の伊吹山ドライブウェイヒルクライム以来の勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、最終局面にできた6名の追走集団に入った増田選手が、プジョル選手(Team UKYO)には届かなかったものの追走集団から先行して単独2位でフィニッシュ。勝利はまたもお預けとなってしまいましたが、第8戦の栂池高原ヒルクライム以来となる表彰台を獲得しています。

清水監督コメント

「ここ数戦、表彰台から遠ざかっていたことを踏まえ、今日は勝利を狙って臨んだレースでした。なので、増田選手の2位という結果は最低限の結果は残せたかなという印象です。ここまで前半戦を戦ってきた中で、チーム力という部分では強力な外国人選手を擁するライバルチームには水をあけられているということは理解しつつも、諦めずに真っ向勝負を挑んできました。ですが、今日のレースは敢えてライバルチームに主導権を握らせた上で積極的にレースに絡むということ、また、中堅・若手選手にチャンスを与えるということを意識してレースに臨みました。最後にプジョル選手を逃がしてしまいましたが、その前に堀選手が勝負のアタックを繰り出していた積極性は評価できると思います。しかし、やはり経験値は少し足りなかったな、と。その後は、その綻びを修正するために増田選手の勝利を目指してメイン集団に残った選手たちが動いてくれましたが届きませんでした。今日のレースは、後半戦に向けてチームの形を再び整えるという意味では序盤から終盤の大久保選手と堀選手の動き、その後のチームとしての動きなどいい形が見えてきたのではないのかな、と感じています。今日はあまりチームとしての動きというものは意識させず、個々それぞれが勝利を掴むためにどうするかということを意識したのがいい形にもつながったと思いますし、同時に、中堅・若手選手の最後のもうひと伸びの部分を伸ばさなければいけないとも思っています。他のチームの若手選手と比べても実力差がついてきてしまっている面もありますので、その部分は中断期間も含めて注力していきたいと思っています。今日は隣県の福島県石川町でのレース開催ということで、本当に沢山のファン・サポーターの皆さんに応援に来ていただき、選手たちにも大きな励みになったと感じています。今日も勝利をお届けすることはできませんでしたが、2位表彰台という今後の飛躍の兆しはお見せできたとも感じていますので、引き続き熱いご声援をいただけますよう、よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JBCF 石川サイクルロードレース - JPT第12戦 - 115.8km - ]

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 3h12m27s 36.1km/h

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +16s

3位 土井雪広 (Team UKYO) +17s

4位 リカルド・ガルシア (KINAN Cycling Team) +18s

5位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) +18s

6位 鈴木龍 (那須ブラーゼン) +18s

7位 窪木一茂 (Team UKYO) +22s

8位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +24s

9位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +28s

10位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +28s

26位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +2m11s

28位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +2m26s

57位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +6m40s

63位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +7m57s

64位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +8m

66位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +8m01s

出走=112名/完走=79名

◆2015年Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 7,183P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 5,612P

3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 5,576P

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 5,205P

5位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 5,110P

6位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 4,849P

◆2015年Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 26,323P

2位 マトリックスパワータグ 20,529P

3位 宇都宮ブリッツェン 17,158P

4位 那須ブラーゼン 11,380P

5位 レモネードベルマーレレーシングチーム 8,886P

 

6位 KINAN Cycling Team 8,780P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介(Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 新城雄大(那須ブラーゼン)


01
[田村メカの手によって整備されたMERIDAが選手たちを待ち受ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[次週の湾岸クリテリウムでの活躍を意識する大久保選手がスタートに向けて準備を進める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[上位進出が期待される増田選手がJBCFオフィシャルのインタビューに応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
04
[常に冷静な姿勢を崩さない鈴木譲選手がスタートに向けて集中を高める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
05
[少しずつコンディションが戻ってきた堀選手を清水監督が厳しくも温かい目で見守る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
06
[復帰レースとなった阿部選手が身体のスイッチを入れるべくアップを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
07
[ファン・サポーター、スポンサーのためにも、結果にこだわるレース展開を想定する鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
08
[スタートラインに整列した青柳選手が集中した表情を見せる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[そろそろ目に見える結果が欲しい城田選手もスタートに向けて集中する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[パレードスタート地点となる学法石川高校前に整列する選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
11
[パレードスタートが切られ“灼熱地獄”の石川ロードが幕を開けた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
12
[この日も熱い声援を送ってくれるに違いないブリッツェンサポーターの皆さん]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
13
[1周回目からできた逃げ集団に大久保選手と堀選手が入る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14
[メイン集団内で戦況を見極めながら脚を温存する鈴木譲選手と増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
15
[逃げ集団は協調体制をとり快調に逃げ続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
16
[逃げを容認したメイン集団内で次の展開に備える鈴木真理選手と阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
17
[豊かな自然が広がる福島県石川町・浅川町のコースを疾走するプロトン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
18
[レース終盤に入っても協調体制が崩さずにエスケープする逃げ集団]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
19
[高温多湿の厳しい天候に、堀選手の顔から汗が滴り落ちる]
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20
[メイン集団内でベテラン選手たちをサポートする動きをしながらチャンスを伺う城田選手]
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21
[レースも後半に入る頃になると、チームランキング2位のマトリックスがメイン集団をコントロールし始める]
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22
[青柳選手、城田選手を導きながらメイン集団内を走る増田選手]
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[メイン集団から群馬グリフィンの福原選手が単独ブリッジを仕掛ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[逃げ集団での勝負も見え始める中、勝利のシナリオを描きながら走る大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[中堅・若手選手の成長を期待し敢えて黒子に徹する走りを見せる鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終周回手前で逃げ集団から抜け出し独走体制を築くプジョル選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[独走するプジョル選手を捕らえようと追走のペースを上げる大久保選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[戦況を好転させようとメイン集団のペースを上げる選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[復帰初戦の阿部選手は集団のペースアップに堪らず遅れてしまう]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[決死の追走もわずかに届かず、2位でフィニッシュする増田選手]
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[表彰台獲得という最低限の結果を応援に駆けつけてくれたファン・サポーターに報告する選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[惜しみなく応援してくれるファン・サポーターのためにも、そろそろ勝利で恩返しがしたいところだ]
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[第8戦栂池高原ヒルクライム以来の表彰台に上がった増田選手がフォトセッションに応える]
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2015/07/08

JPT第11戦 JBCF 西日本ロードクラシック広島大会

S1
23
[上:メイン集団内でフェンストンネルをクリアする鈴木譲選手]
[下:勝負どころを心得た広島で見事に3連覇を飾ったTeam UKYOの畑中勇介]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7月5日(日)に、2015年のJプロツアー第11戦「JBCF西日本ロードクラシック広島大会」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和



2015年のJプロツアー第11戦「JBCF西日本ロードクラシック広島大会」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、このコースを得意とし、同レースを2年連続で優勝を飾っているTeam UKYOの畑中勇介選手がゴールスプリント勝負を制して優勝。見事に3連覇を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から積極的な動きで攻撃を仕掛けていく宇都宮ブリッツェンらしいレースを展開したものの、ゴールスプリント勝負で遅れをとってしまい、鈴木譲選手の7位が最高位でレースを終えています。

前日のチームタイムトライアルが降雨で中止になったため、全日本選手権を終えてから初めてのレースとなった西日本ロードクラシック。このレースからは各国のナショナルチャンピオンシップなどに出場していたライバルチームの外国人選手も勢ぞろいし、ハイレベルな戦いが繰り広げられることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、このコースでは小集団でのゴールスプリントで勝負が決まることが多いことを考慮し、このコースを得意とし昨年も2位に入っている鈴木真理選手と、スプリント力に優れる鈴木譲選手を勝負要員にして、残るメンバーは集団前方で積極的なレースを展開することを念頭にレースに臨みました。

レースはスタート直後から各チームによるアタック合戦が繰り広げられ、1周回目から大久保選手(宇都宮ブリッツェン)を含む7名の逃げが形成される展開となります。

大久保(宇都宮ブリッツェン)

ウルタスン(Team UKYO)

安原(マトリックス)

小坂(那須ブラーゼン)

阿曽(キナンサイクリング)

横山(シマノレーシング)

河賀(ヴィクトワール広島)

メイン集団

すると、有力チームの選手が軒並み入ったこの逃げを集団は容認。逃げる7名はみるみる集団とのタイム差を広げていき、5周回目に入る頃には7分以上にまでそのタイム差を広げます。

レースも折り返し地点となる6周回目に入ると、逃げる7名から阿曽選手(キナンサイクリング)がドロップ。また、その頃になると逃げを容認していたメイン集団も少しずつペースを上げて逃げ集団を捕まえるタイミングを測り始めます。

6周回目の終盤になると、逃げ集団内からウルタスン選手(Team UKYO)が単独アタックを仕掛けて抜け出し、残る5名からリードを奪って独走状態となります。

ウルタスン(Team UKYO)

↓ 約15秒

追走5名

↓ 約3分

メイン集団

その後、快調に逃げ続けるウルタスン選手(Team UKYO)を警戒したメイン集団は追走のペースアップを開始。追走5名とのタイム差を少しずつ縮めて8周回目へと入っていきます。

ウルタスン(Team UKYO)

↓ 1分

追走5名

↓ 1分50秒

メイン集団

8周回目に入ると、メイン集団は遂に追走5名をキャッチ。するとすかさず、先頭を走るウルタスン選手(Team UKYO)にジャンプしようとする新たな追走の動きで集団は活性化。そうこうするうちに増田選手(宇都宮ブリッツェン)、プジョル選手(Team UKYO)、ベンジャミン選手(マトリックス)など各チームのエース級の選手たちも積極的に追走に加わろうとする展開となります。

追走の動きが活性化したことで、2周回に渡って独走を続けたウルタスン選手(Team UKYO)も遂にメイン集団に吸収され、レースは新たな逃げを作ろうとする動きと吸収しようとする動きが繰り返されながら9周回目へと入っていきます。

9周回目に入ると、増田選手を含む6名の先行集団が形成され、メイン集団に45秒程度のタイム差をつけて先行する状況となります。

増田(宇都宮ブリッツェン)

湊(Team UKYO)

鈴木龍、雨澤(那須ブラーゼン)

野中(キナンサイクリング)

木村(シマノレーシング)

↓ 45秒

メイン集団

6名の先行集団はタイム差を何とか保ちながら10周回目へと入っていきますが、程なくして集団に吸収され、レースは振り出しに戻って集団がひとつになった状態で残り2周回となる11周回目へと入っていきます。

この頃になると集団の人数はグッと減り、30名前後にまでその人数を減らす状況に。宇都宮ブリッツェンはその中に増田選手、鈴木譲選手、鈴木真理選手の3名が残って最終盤の戦いに挑むこととなります。

間もなく最終周回を迎えようかという11周回目の終盤になると、土井選手(Team UKYO)がアタック。単独で飛び出してライバルチーム勢に揺さぶりをかけて脚を使わせる抜群の動きを見せます。

土井選手(Team UKYO)に先行を許した集団はペースを上げて最終局面直前で土井選手(Team UKYO)を吸収。勝負はゴールスプリントへと持ち込まれることになりました。

ホームストレートに姿を現した集団は、しばしの牽制の後にスプリントを開始。

鈴木選手(那須ブラーゼン)、ガルシア選手(キナンサイクリング)のリードアウトを受けた野中選手(キナンサイクリング)、全日本個人TTチャンピオンの中村選手(イナーメ信濃山形)、入部選手(シマノレーシング)がほぼ横一線の状態でフィニッシュへと向かう中、入部選手(シマノレーシング)の番手から飛び出してきたのはルビーレッドジャージを身に纏った畑中選手(Team UKYO)でした。

抜群のスプリントを見せた畑中選手(Team UKYO)は勝利を確信。大きなガッツポーズで同レース3連覇を決めるフィニッシュラインを駆け抜けました。

宇都宮ブリッツェンは、ゴールスプリント勝負に鈴木譲選手と増田選手の2名が挑みましたが、中盤以降の攻防で脚を使い過ぎてしまった感は否めず、鈴木譲選手が7位、増田選手が8位でフィニッシュしてレースを終えました。

清水監督コメント

「今日も、最後の勝負どころでの切り替えが上手くいかなかったなという印象のレースになってしまいました。自分たちでレースを動かして組み立ててという部分に関しては良いと思うのですが、最後の部分での馬力がたりないのかな、と。各チームのレベルが拮抗している戦いの中で自分たちから攻めていくというのはリスクが高い戦い方ではあると思いますが、それにこだわって理想の勝ち方を追求しようとする選手たちの姿は非常に評価できるし素晴らしいと思います。ただ同時に、現状のレベルが拮抗している戦いでは、一歩引いて勝負に徹しているチームが多い状況です。宇都宮ブリッツェンとしても、割り切って勝利を狙う戦い方をしていくのがいいのか、レースを作って勝ちにいく理想の戦い方を変わらずに追求していくのがいいのか、今後の方向性を改めて考えていきたいと思っています。宇都宮ブリッツェンは長年に渡って自分たちからレースを作って動かしていくという戦い方をしてきていますし、選手たちのそういったレースをしたいという希望もありますので、このまま戦い方を変えたくないという気持ちですが、阿部選手が不在で堀選手もまだまだロードレースで仕事をこなせるだけのコンディションではないという頭数が少ない状況を考えると、勝ちを狙うには一歩引いて、割り切った戦い方をしていく必要もあるのかな、と感じています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト
[JBCF 西日本ロードクラシック - JPT第11戦 - 147.6km - ]

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 3h48m18s 38.79km/h

2位 入部正太朗 (シマノレーシング) st

3位 鈴木龍 (那須ブラーゼン) st

4位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) st

5位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) st

6位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) st

7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

8位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

9位 湊諒 (Team UKYO) +1s

10位 平井栄一 (Team UKYO) +1s

26位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +3m35s

36位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +10m09s

57位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +12m49s

DNF 城田大和 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

出走=122名/完走=60名

◆2015年Jプロツアー 個人ランキング

1位 畑中勇介 (Team UKYO) 6,733P

2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 4,976P

3位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 4.699P

4位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 4,562P

5位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) 4,380P

6位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 4,318P

◆2015年Jプロツアー チームランキング

1位 Team UKYO 23,248P

2位 マトリックスパワータグ 18,654P

3位 宇都宮ブリッツェン 15,358P

4位 那須ブラーゼン 10,180P

5位 レモネードベルマーレレーシングチーム 8,276P

6位 KINAN Cycling Team 7,580P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介(Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 新城雄大(那須ブラーゼン)


01
[前日の雨から一転、好天の中のレースに向けて準備を整える選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
02
[得意とするコースでの勝利に期待がかかる鈴木真理キャプテンがJBCFオフィシャルのインタビューに応える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
03
[同じく、小集団ゴールスプリントの展開では勝利を託される鈴木譲選手]
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04
[レース前の検車を受ける大久保選手と城田選手。安全なレース運営には欠かせない義務だ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
05
[復帰3戦目の堀選手はレースでの戦いとともに自身のコンディションアップとも戦う]
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06
[ランキング上位選手を先頭に、122名の選手たちがスタートラインに並ぶ]
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07
[1周回目から形成された逃げ集団に宇都宮ブリッツェンからは大久保選手が入る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
08
[序盤のメイン集団はTeam UKYOがコントロールする展開が続いた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
09
[戦況を見極めながらメイン集団内で走行する増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
10
[広島空港を取り囲むように設定されたコースで周回を重ねていく選手たち]
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11
[メイン集団前方を陣取り、勝負どころの終盤戦に備える選手たち]
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[レースを重ねるごとに本来の走りを取り戻したい堀選手もメイン集団内で次の展開に備える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[大久保選手を含む逃げ集団はローテーションを繰り返しながらメイン集団とのタイム差を維持]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
14
[中盤に差し掛かりマトリックスとともにメイン集団のコントロールを開始する選手たち]
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[成長著しい城田選手も積極的にメイン集団のコントロールに加わる]
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[終盤に入り、有利な状況を作り出そうと積極的に攻撃を仕掛ける増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
17
[脚を温存しつつもメイン集団前方の好位置でレースを展開する鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
18
[最終盤に差し掛かったメイン集団内で攻撃の糸口を探す城田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
19
[チーム全体の動きに目を配りながら勝利の方程式を計算する鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
20
[序盤から積極的に逃げた大久保選手が後方集団で我慢の走りを続ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
21
[メイン集団のコントロールで脚を使った青柳選手が少しずつ遅れ始める]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
22
[小集団ゴールスプリントが濃厚となり、勝利を託される立場となった鈴木譲選手だったが、スプリントでは埋もれてしまった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
24
[レース終了後すぐ、ダウンをしながら今日のレースを振り返り課題を挙げる清水監督と選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2015/07/01

全日本自転車競技選手権大会ロード・レース 男子エリート

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[上:序盤にできた有力選手を含む逃げ集団で走行する堀選手と増田選手]
[下:チームメートのアシストを受け、最後に自身の持ち味を発揮した窪木一茂が全日本チャンピオンに輝いた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月28日(日)に、第84回全日本自転車競技選手権大会ロード・レースが開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明


ロードレースの日本チャンピオンを決める「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」男子エリートが、関東地方で初開催となる栃木県那須町と那須塩原市にまたがるアップダウンの厳しい1周16kmの公道サーキットコースで開催され、最終盤に単独で抜け出したTeam UKYOの窪木一茂が並み居る強豪選手を抑えて優勝。2015年のロードレース日本チャンピオンに輝きました。

宇都宮ブリッツェン勢は序盤にできた逃げ集団に入った増田選手が、逃げ集団が吸収された後のアタック合戦から終盤の勝負どころまで終始果敢に動き続けましたが、最後はTeam UKYOの窪木選手と畑中選手の後塵を拝し、3位。悲願の日本チャンピオン獲得は来年に持ち越しとなりましたなりました。




ロードレーサーであれば誰もが一度は夢見るナショナルチャンピオンジャージ。その着用者を決める年に一度のビッグレース、全日本選手権ロード男子エリートの日が遂にやって来ました。

今年は、今季日本人で唯一のワールドツアーチーム所属選手である別府史之選手(トラック・ファクトリー・レーシング)、6度目のツール・ド・フランス出場を目指してヨーロッパでのレース活動を優先させた新城幸也選手(ユーロップカー)が出場を見合わせたこともあり、例年以上に混沌とした戦いになることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは地元・栃木県で開催されるこの大一番を、勝負を争うことになるであろうブリヂストンアンカー、愛三工業、Team UKYO勢の動きに注意を払いながら、有力選手を含む逃げに増田選手を複数名の選手が入って逃げ切りを視野に入れた先待ちの体制を作ることを第一目標に、大集団でのゴールスプリント勝負にもつれた場合は集団内で温存していた鈴木譲選手で勝負というプランで、必勝を期してレースに臨みました。

那須町文化センター前をスタートしたレースは、2kmのローリング区間を過ぎてリアルスタートが切られると、激しいアタック応酬が繰り広げられる展開となります。

すると早速、椿選手(ブリヂストンアンカー)が単独で集団から抜け出しますが、1周回を完了する段階で吸収されます。

その後もアタック合戦が続く展開となりますが決定的な逃げは決まらず、レースは3周回目へ。

ここでようやく、30名ほどの選手が集団から先行して逃げ集団を形成。そこから人数が削られ、有力選手を含む19名の逃げ集団が形成されます。

増田、堀(宇都宮ブリッツェン)

土井、平井(Team UKYO)

佐野(那須ブラーゼン)

西薗、初山、井上(ブリヂストンアンカー)

山本、石橋(NIIPPO)

平塚、小森(愛三工業)

木村(シマノ)

水野(キナン)

豊田(コラッジョ川西)

高岡(イナーメ信濃山形)

川田(Honda栃木)

小渡(シエルヴォ奈良)

藤田(OLD NEW)

↓ 約2分

メイン集団

一方のメイン集団は、有力チームがほぼ全チーム逃げに選手を送り込んだこともあり、積極的にコントロールできるチームが不在の状況に。ブリッジをかけようとアタックを仕掛ける選手はいるものの単発の感は否めず、逃げ集団とのタイム差はみるみる開いていく展開となります。

逃げ集団19名

↓ 約5分

メイン集団

しかし、5周回目のアップダウン区間に入った最初の上りで逃げ集団内の平塚選手(愛三工業)がパンクでストップ。チームメートの小森選手も止まり、逃げ集団からメイン集団に戻る展開となります。

すると、逃げ集団から選手がいなくなった愛三工業勢がメイン集団のコントロールを開始。その動きにようやく同調するチームや選手たちも現れるようになり、集団の意思が少しずつ統一され始めます。

逆に、17名となった逃げ集団は有力選手が多くそろうものの、それが仇となり牽制や抜け出しのアタックが頻発。土井選手(Team UKYO)らが協調体制をとることを訴えますがなかなか脚がそろわない状態となり、その影響でクラブチームの選手たちがこぼれ落ちていき14名となります。

一方、愛三工業がコントロールを開始したメイン集団は、キナンサイクリングやEQA U23などもコントロールに加わり、周回を重ねるごとに逃げ集団とのタイム差を縮めていきます。

増田、堀(宇都宮ブリッツェン)

土井、平井(Team UKYO)

佐野(那須ブラーゼン)

西薗、初山、井上(ブリヂストンアンカー)

山本、石橋(NIPPO)

木村(シマノ)

水野(キナン)

高岡(イナーメ信濃山形)

川田(Honda栃木)

↓ 約2分30秒

メイン集団

レースはその後、川田選手(Honda栃木)がドロップして13名となったは逃げ集団と、それを追うメイン集団という形のまま周回を重ねていきますが、10周回目を迎えると、遂にメイン集団が逃げ集団を吸収。レースは振り出しに戻って終盤戦へと入っていきます。

振り出しに戻った集団からは、内間選手(ブリヂストンアンカー)が単独でアタックを仕掛け、最大で1分以上のリードを奪って逃げますが、11周回に入った段階でメイン集団に吸収されます。

再び一つとなった集団内では、激しいアタック合戦が勃発。このアタック合戦で活性化した集団は、少しずつ人数を減らしながらも大集団のまま進んでいきます。

すると、大集団から今度は伊丹選手(キナン)がアタックを仕掛けて単独エスケープを試みますが、程なくして吸収されます。

結局、大集団のまま激しいアタック合戦が続くレースは、決定的な逃げが決まらないまま最終周回へと突入していく展開となります。

この頃になると、勝敗の行方は大集団でのゴールスプリントとなることが濃厚かという雰囲気が漂い始めますが、集団内では少ない逃げ切りのチャンスに賭ける選手たちがアタックを仕掛け10名程度の選手が飛び出し、宇都宮ブリッツェンはその中に増田選手が入ります。

メイン集団からは、さらに鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、窪木選手(Team UKYO)、鈴木龍選手(那須ブラーゼン)の3名がブリッジをかけて先行する集団に合流。先頭は14名となって最終局面を迎えることとなります。

14名の先頭集団から最初に飛び出したのは畑中選手(Team UKYO)。この動きにすかさず増田選手(宇都宮ブリッツェン)と窪木選手(Team UKYO)が反応して追走に入ります。

追走の2名が畑中選手(Team UKYO)をキャッチすると、今度はそのカウンターで窪木選手(Team UKYO)がアタックを仕掛けて単独で飛び出します。

序盤から終盤まで動き続けた増田選手(宇都宮ブリッツェン)も最後の力をふり絞って窪木選手(Team UKYO)を追いかけますが、わずかに届かず。勝利を確信した窪木選手が大きなガッツポーズでフィニッシュラインを駆け抜け、2015年の日本チャンピオンに輝く優勝を飾りました。

最後まで決死の走りを見せた増田選手(宇都宮ブリッツェン)でしたが、ツキいちでスプリントに備えていた畑中選手(Team UKYO)にもかわされ3位でフィニッシュ。悲願の日本チャンピオンには惜しくも手が届きませんでした。

清水監督コメント

「今日レースは選手全員が前半の要所要所からそつなく動いてくれ、最後の勝負どころも自分たちでレースを作ってくれて、本当にいいレースをしてくれたと思います。ただ、大本命とされていないチームが同様の動きをすればいいレースだったと褒め称えられるレースではありましたが、我々は完全に優勝候補で、優勝を目指してこのレースに臨んでいたので悔しい3位表彰台となってしまったと感じています。レース内容としては序盤の優勝候補を含む逃げに増田選手に加えて堀選手が入っていい形を作り出し、結果的に愛三工業を崩壊に追い込むことができました。レースが振り出しに戻って大集団となってからも選手みんなでうまく反応してブリヂストンアンカーの人数も削れてチャンスがどんどん広がっていきました。ただ、残り5周回からのアタック合戦の中で、増田選手と鈴木譲選手の両エースが調子が良かっただけに少し動き過ぎてしまったことが、最後の最後で動きを一歩遅らせてしまったのかな、と。ただ、逆を言えば、彼ら2人が積極的に動かずにいれば、これだけ人数が絞られることもなく、ここまで素晴らしいレースにはなっていなかったとも思いますので、私個人としては選手みんなを評価したいと思っています。優勝した窪木選手は、要所要所で動いたところもあったのかもしれませんが、人数が絞られるのを待って待って、最後に自分の本来の持ち味を発揮した素晴らしい勝利でした。逆に、宇都宮ブリッツェンは動いて動いて勝ちに行く我々本来の勝ちパターンで挑んで、お互いの勝ちパターンをぶつけ合った末の敗戦だったのだなと感じています。今日の増田選手は序盤から逃げに入って動き続けて消耗していたにも関わらず、最終局面でも先頭に残って勝負に絡む走りを見せた“日本で一番強い男”だったと思いますが、なかなかその証だけが手に入らないですね。全日本選手権を地元で開催していただいて、こんなにたくさんのファン・サポーターの皆さんに来ていただいて声援をいただいて、望む結果を手にすることができず本当に悔しいです。皆さんの熱い声援があったからこそ、選手たちもこれだけの走りができたと思うのですが、なかなか地元で勝てないレースが続いてしまっていて本当に申し訳なく思っています。残る地元レースは渡良瀬遊水地でのJプロツアーとジャパンカップになります。ジャパンカップはカテゴリも上がる厳しいレースになりますが、地元レースで良い走りと結果をお見せできるように頑張りますので、引き続きご声援をいただけますよう、よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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リザルト

[全日本自転車競技選手権大会ロード・レース - 男子エリート - 240km - ]

1位 窪木一茂 (Team UKYO) 5h55m33s 40.49km/h

2位 畑中勇介 (Team UKYO) +5s

3位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +6s

4位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) +7s

5位 鈴木龍 (那須ブラーゼン) +7s

6位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +7s

7位 黒枝士揮 (NIPPO-Vini Fantini) +8s

8位 中島康晴 (愛三工業レーシングチーム) +8s

9位 山本隼 (Team UKYO) +8s

10位 初山翔 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +8s

18位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +11s

58位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +8m31s

DNF 堀孝明

DNF 青柳憲輝

出走=146名/完走=64名


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[心配された雨も降らず、日本一を決めるに相応しい最高の舞台が整った]
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[アップ前、未来のレーサーが求めるサインに気軽に応じる鈴木譲選手]
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[シーズン当初から絶対に獲ると宣言していた大一番に向け、着々と準備を進める鈴木真理キャプテン]
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[大勢の地元メディアも会場に集結。清水監督が丁寧にインタビューに応える]
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[スタート時間に合わせて念入りにアップをする中堅・若手選手たち]
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[スタート時間ギリギリまで、想定できるレース展開を監督と話し合う増田選手]
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[会場に詰めかけた多くのサポーターが6時間に渡る熱戦の始まりを今か今かと待つ]
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[那須ブラーゼンの小坂選手と選手宣誓の大役を務める堀選手]
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[日本人選手の頂点を決めるレースのスタートラインに選手たちが並ぶ]
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[引き締まった表情でローリングスタートを切る増田選手]
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[レース序盤、各チームともに主導権を握ろうと激しいアタックの応酬が続く]
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[紫陽花が咲き誇る那須路を逃げ集団が通過していく]
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[愛三工業がコントロールするメイン集団内で次の展開に備える選手たち]
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[脚の休めどころがないアップダウン区間へと入っていくプロトン]
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[有力選手が多く入った逃げ集団がブリッツェンのぼりで埋め尽くされたコースを上っていく]
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[メイン集団は逃げに選手を送り込んでいないチーム勢がコントロールする展開が続く]
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[各チームの思惑が複雑に絡む逃げ集団内で勝ち逃げを作ろうと奮闘する堀選手と増田選手]
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[240kmと長距離のレースでは、補給もひと際重要な要素となる]
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[終盤に入りペースが上がった集団はタテに伸びながらその人数を減らしていく]
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[終盤にひとつになった集団は、再び激しいアタックが繰り返される展開に]
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[最終局面に向けて増田選手と鈴木譲選手をいい位置に送り込もうと動く鈴木真理キャプテン]
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[アップダウン区間でタテに伸びた集団の前方をキープする鈴木譲選手と大久保選手]
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[得意のロングスパートを炸裂させた窪木選手が今年の全日本チャンピオンに輝いた]
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[序盤から終盤まで、勝利を目指して終始動き続けた増田選手だったが、わずか6秒届かなかった]
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[不本意なゴールスプリントに臨み、6位に入った鈴木真理キャプテン]
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[勝負どころのアタック合戦での動き過ぎが響いた鈴木譲選手は18位でフィニッシュ]
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[今できる全てを出し切っての3位表彰台に、清々しい笑顔を見せる増田選手]
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