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2015/06/24

全日本選手権 個人タイム・トライアル・ロード・レース大会

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[上:強雨の中、持てる限りの走りを見せた増田選手だったが、わずか3.65秒届かず]
[下:平均速度45.1km/hの中村選手が2015年全日本選手権個人TT王者に輝く]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6月21日(日)に、全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の2名がエントリー。

増田成幸
阿部嵩之


タイムトライアルの日本一を決める「第19回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」が、関東地方では初開催となる、栃木県大田原市のふれあいの丘周辺特設コースで開催されました。

 

曇天の中、各カテゴリに分かれて選手たちがスタートしていきますが、男子最高峰のME(男子エリート)がスタートし、有力選手が控える最終組となる第2ウェーブに入ると、厳しい大雨が選手たちに襲いかかる展開となります。

 

そんな中、有力候補の選手たちを抑えて、イナーメ信濃山形の中村龍太郎選手が初優勝を遂げました。

 

宇都宮ブリッツッェン勢は、増田選手が惜しくも3.6秒届かず2位でゴール。
怪我の完治していない阿部選手は12位でゴールしています。

 

タイムトライアルの日本人最速選手を決めるレースとして、毎年熱戦が繰り広げられている全日本選手権個人TT。宇都宮ブリッツェンからは、増田選手と阿部選手の2名が出場しました。

 

昨年の同レースで4位に入った阿部選手は、この大会を今シーズン最大の目標としてコンディションを作ってきましたが、先月のツアー・オブ・ジャパン最終ステージで落車に巻き込まれ、手のひらの一部を骨折し、ダンシングもできない状態の中、痛みと戦いながらのスタートとなりました。

 

一方の増田選手は、ツール・ド・台湾での落車による骨折も回復し、コンデションも上々。登坂路だけでなく平坦路でも力を発揮できる脚を生かし、優勝を視野に入れてスタートしました。

 

優勝候補が多く走る第2ウェーブの1周回目を1622秒のトップタイムで通過したのは、中村選手(イナーメ信濃山形)。続いて11秒遅れでタイムトライアルを得意とする窪木選手(チームUKYO)、さらに2秒差で増田選手(宇都宮ブリッツェン)が通過していきます。


怪我の状態が心配された阿部選手は
1周回目を1659秒で通過。各コーナーでダンシングができないため、直線路に立ち上がった後に素早くトップスピードに乗せられないことが大きく響いてしまうこととなります。


レースは2周回目を終了しても、中村選手
(イナーメ信濃山形)がトップタイム3310(1648)をキープ。しかし、1周回目よりラップタイムを20秒落としての通過となり、有力選手たちの追い上げが届くかどうかに注目が集まる展開となります。


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周回目を終えた時点で、2番手は3318(1643)で通過の増田選手(宇都宮ブリッツェン)。3番手は3326(1653)で通過の窪木選手(Team UKYO)となり、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が窪木選手(Team UKYO)を抜き、中村選手とのタイム差を縮めて、勝負は最終周回の走りを残すのみとなります。


そして迎えた、最終ラップ。この周回で経験値に優るレース巧者の増田選手
(宇都宮ブリッツェン)と窪木選手(Team UKYO)が中村選手(イナーメ信濃山形)を逆転し、2名での優勝争いに持ち込むかと思われましたが、中村選手(イナーメ信濃山形)は最終ラップでペースを立て直して4954(1644)でゴール。


大会前の予想ではまったく優勝候補には上がっていなかった中村選手
(イナーメ信濃山形)が叩き出した好タイムに、会場も騒然となります。


中村選手
(イナーメ信濃山形)のゴールから4分後、増田選手(宇都宮ブリッツェン)は最終周回でペースをあげてゴールラインを通過しますが、495812(1640)で、3.6秒届かず。


3位には、最終ラップで驚異的な追い上げをみせた西園選手(ブリヂストンアンカー)が
495820(1619)でフィニッシュ。増田選手(宇都宮ブリッツェン)0.08秒差の3位となりました。


怪我の状態に苦しんだ阿部選手は
5120秒の12位でゴールしています。


清水監督コメント

「足元の悪い中、応援に駆けつけていただき、ありがとうございました。しかし、優勝を視野に入れいただけにとても悔しいです。ウェットなコンディションでコーナーを攻めきれなかった増田選手がわずか3.6秒差。フィジカル的には良いコンディションで臨んだレースだけに、悔いが残りますが、新たな課題も見つかったと思いますし、こういう悔しさを力に変えられる選手なので、さらなるパワーアップが期待できるはずです。阿部選手も痛みに耐えてよく頑張ってくれました。来週の全日本ロードでは、気持ちを切り替えて全員で優勝を勝ち取りたいと思います」


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◆[リザルト
[全日本選手権 個人タイム・トライアル・ロード・レース大会 - ME(男子エリート) - 37.2km - ]
1位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) 49m54s42 44.72km/h
2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +3s65
3位 西薗良太 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +3s78
4位 窪木一茂 (Team UKYO) +16s13
5位 佐野淳哉 (那須ブラーゼン) +30s39
6位 山本元喜 (NIPPO-Vini Fantini) +37s19
7位 岡篤志 (EQADS) +51s10
8位 土井雪広 (Team UKYO) +1m00s02
9位 石橋学 (NIPPO-Vini Fantini) +1m08s85
10位 武井亨介 (FORZA・YONEX) +1m19s83
12位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m25s77
出走=35名/完走=34名

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[今年の全日本選手権前半戦、個人タイムトライアルが大田原市で開幕する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[多数の地元メディアからインタビューを受ける増田選手に期待が集まる]
photo(C):Tatsuya.Sskamoto/STUDIO NOUTIS
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[オイルを塗りながら選手のコンディションを確認する清水監督]
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[TOJで手を骨折した阿部選手は、テーピングでガチガチに固めてレースに臨む]
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[出走ギリギリまで、選手とバイクのフィーリングの微調整をする針谷メカ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[第2ウェーブ、予想されていた雨がついに降り出す中、出走に備えて集中を高める増田選手]
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[勢いよく飛び出していく増田選手。37.2kmの自分との戦いが始まる]
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[眼を閉じ、祈る阿部選手。全日本選手権に懸ける想いがピークに達する]
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[「アベタカー!」と大きなファンの掛け声の中、出走した阿部選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[スタート/フィニッシュまで2km地点の長い上り坂もスピードを緩めない増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[怪我に痛みに耐えながら上り坂を登る阿部選手。得意の下りまで我慢が続く]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[最終周回へ向けて、コース終盤の激坂を駆け上がる増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[コーナーを丁寧にクリアし、最終周回へ向かう阿部選手]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[終始スピードを保ち全てを出し切った増田選手が49分58秒08でフィニッシュ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[51分20秒20。様々な感情がこみ上げる中、阿部選手の全日本選手権個人TTが終わった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[日本一をつかむまで、宇都宮ブリッツェンの挑戦は続く…]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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