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2015/04/15

JPT第2戦 伊吹山ドライブウェイヒルクライム

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[体調に不安を抱えながらもチーム最高位の7位でゴールする増田選手]
[前評判通りの登坂力で独走勝利を飾ったTeam UKYOのオスカル・プジョル]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

4月12日(日)に、2015シーズンのJプロツアー第2戦「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンからは以下の7名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
城田大和


2015年のJプロツアー第2戦「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」が岐阜県関ヶ原町の伊吹山ドライブウェイで開催され、中盤にできた8名の先頭集団から終盤に抜け出したTeam UKYOのオスカル・プジョルが優勝を飾り、開幕戦の宇都宮クリテリウムに続きTeam UKYOが開幕2連勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはツール・ド・台湾での落車の影響から回復途上の増田選手が、万全ではない体調ながら終盤にメイン集団から先頭集団に合流し7位でフィニッシュしています。

開幕戦の宇都宮クリテリウムから3週間を経ての開催となった、Jプロツアー第2戦「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」。例年であれば距離14.9km、標高差1,035mで争われる同レースですが、今年はフィニッシュ地点付近の積雪の残り具合が酷いことからコースが短縮され、10.7kmで争われることになりました。

必勝体制で開幕戦の宇都宮クリテリウムに挑んだものの、ゴールスプリントに絡むスプリント力のある3選手が落車に巻き込まれ、望む結果を手にすることができなかった宇都宮ブリッツェンは、本来であれば今レースで上位争いを演じるクライマーの堀選手が負傷離脱中。さらに、エース増田選手もツール・ド・台湾での落車で負った負傷の影響を抱えており、Team UKYOやマトリックスパワータグの強力な外国人選手勢と争うには非常に厳しい状況の中でのレースとなりました。

レースがスタートすると早速、ヒルクライムに自信を持つ選手たちが集団先頭を陣取り、抜け出しを争う展開となります。

すると、昨年、一昨年と同レースで序盤から単独で抜け出して連覇を飾っているトリビオ選手(マトリックス)が過去2年の再現を狙うべくアタックを仕掛けて単独で飛び出しますが、その動きを警戒したTeam UKYO勢がすかさずチェックに入ってこの動きを潰します。

一連の動きでペースが上がった集団はそのまま、束の間訪れる平坦区間へ。

するとここで、土井選手(Team UKYO)がさらなるペースアップを試みたことで、Team UKYO勢が中心となった8名の先頭集団が形成される形となります。

土井、プジョル、ウルタスン、畑中、ホワイトハウス(Team UKYO)

トリビオ、フェルナンデス(マトリックス)

中根(愛三工業)

メイン集団

宇都宮ブリッツェン勢は全員がメイン集団内で先行する8名の選手を追走する展開に。

一方の先頭集団では、昨年のツール・ド・熊野で山岳賞ジャージを獲得しているプジョル選手(Team UKYO)とウルタスン選手(Team UKYO)の2名が飛び出し、若干のリード奪う展開となります。

その後、さらにそこからプジョル選手(Team UKYO)が単独で飛び出すと、先頭集団からリードを奪って独走態勢に入ります。

プジョル(Team UKYO)

↓ 約25秒

追走集団7名

メイン集団

その頃になると、メイン集団も選手それぞれの地脚がモノを言う状態となり、バラバラの状態になって上っていく展開となります。

その中で宇都宮ブリッツェンは、ツール・ド・台湾の落車の影響で体調が万全ではない増田選手が、ダンシングをほぼ封印しながらも追走集団に追い付く走りを見せてフィニッシュ地点へと進んでいきます。

一方、独走状態を続けるプジョル選手(Team UKYO)はその後も危なげない走りを続け、ゴール地点に姿を現した時にはしっかりジャージを着なおして胸のスポンサーをアピールする余裕を見せながらフィニッシュ。Team UKYOにとっては開幕戦での窪木選手の勝利に続く連勝で、チームランキング首位をがっちりキープしています。

追走集団に合流した増田選手(宇都宮ブリッツェン)は、集団内のゴール争いの結果、7位でフィニッシしています。

清水監督コメント

「今日のレースは、期待はしていたのですが、最終的に選手それぞれの現状のコンディション通りの結果になってしまったと感じています。チームで最上位に入ってくれた増田選手も、本人は公言していませんが、ツール・ド・台湾の落車の際に胸椎を骨折していて、レースを走る時は問題ないとのことですが、寝る時をはじめ日常生活では痛みが出るような万全ではない状態の中で頑張って走ってくれたと思います。また、今日のような上りのレースで力を発揮することが期待される鈴木譲選手も開幕戦の落車の影響を少なからず引きずっているところもあり、思うような結果を残すには至りませんでした。逆に、ヒルクライムレースを得意としない選手たちがまとまって、決して上位とは言えませんが、20位前後でゴールしてくれ、昨年よりは確実に上れるようになっていることを見せてくれました。これで、現時点で体調に不調を抱えている選手たちが回復してくれば、より戦えるチームになるだろうと感じています。正直、ここまでの戦いは厳しい状況が続いていますが、決して各選手のレベルが低い訳ではありませんし、体調不良や怪我などでコンディションが噛み合っていないというのが現状だと感じています。チームランキングでもTeam UKYOにだいぶポイントを離されてしまっていきなり厳しい状況ですが、各選手の怪我や体調不良が癒えてからどれだけ詰められるかだと思っています。各選手とも着実に力は付けてきていますので、しっかり切り替えて次のレースに臨むしかないと思っています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

[JBCF 伊吹山ドライブウェイヒルクライム -岐阜県不破郡関ヶ原 - JPT第2戦 - 10.7km -]

1位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 27m05s 23.7km/h

2位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) +33s

3位 中根英登 (アイサンレーシングチーム) +34s

4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +37s

5位 畑中勇介 (Team UKYO) +41s

6位 ダニエル・ホワイトハウス (Team UKYO) +44s

7位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +46s

8位 武末真和 (Team JBCF) +50s

9位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) +55s

10位 土井雪広 (Team UKYO) +58s

19位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m47s

22位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +2m00s

26位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +2m10s

27位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +2m20s

29位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +2m25s

48位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +3m43s
出走=102名/完走=102名


◆2015年Jプロツアー個人ランキング

1位 パブロ・ウルタスン (Team UKYO) 1,285P
2位 オスカル・プジョル (Team UKYO) 1,090P
3位 畑中勇介 (Team UKYO) 1,045P
4位 窪木一茂 (Team UKYO) 900P
5位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 780P
6位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 760P

◆2015年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 4,230P
2位 マトリックスパワータグ 2,200P
3位 宇都宮ブリッツェン 1,600P
4位 シマノレーシング 1,080P
5位 AISAN Development Team 1,050P
6位 レモネードベルマーレレーシングチーム 1,010P

ルビーレッドジャージ パブロ・ウルタスン (Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ ダニエル・ホワイトハウス (Team UKYO)

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[前日夜のミーティングでは、マークするべき選手や考えられる展開が議論された]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[出発時間に合わせて、選手たちのためのグリコCCDが清水監督の手で作られていく]
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[自走で会場に向かう選手たちのために万全の状態のバイクを準備する田村メカ]
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[ピュアホワイトジャージを纏う城田選手が出発に合わせて準備を進める]
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[会場となる伊吹山ドライブウェイまで、選手たちはアップも兼ねて自走で向かう]
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[今大会は一般クラスの参加者も含め3,000人が出場する大盛況となった]
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[検車に向けてバイクの最終セッティングをする増田選手と田村メカ]
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[スタート時間に合わせてウォーミングアップを開始する選手たち]
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[念入りにアップする阿部選手の顔に滝のような汗が流れる]
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[鈴木譲選手が清水監督にアップクリームを塗ってもらい、スタートの準備を進める]
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[スタートラインに整列し、その時を待つ選手たち]
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[花粉症に悩まされるも、スタートに向けて引き締まった表情を見せる青柳選手]
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[ランキング上位の選手たちを先頭に、スタートの瞬間を待つ選手たち]
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[今年は積雪の影響でコースが短縮され、10.7kmで争われた]
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[開幕戦の落車の影響を少なからず抱える鈴木譲選手は19位でフィニッシュ]
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[22位と不本意なリザルトに終わった城田選手はピュアホワイトジャージを失った]
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[不得手なコースにも終始自分のリズムを守り続けた阿部選手は26位]
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[順調なトレーニングの成果で昨季以上の登坂力を見せた大久保選手は27位]
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[フォーム含めあらゆる面を試行錯誤しながらのレースとなった鈴木真理選手は29位]
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[花粉症でなかなか思うようなトレーニングができていない青柳選手は48位]
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[成長を実感しながらも、はるか先にある自身の理想の姿をイメージする大久保選手]
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[これから先のレースでの走りに期待がかかる青柳選手]
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[鈴木真理選手と城田選手の“親子コンビ”がレースを振り返りながら下山の時を待つ]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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