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2015年3月

2015/03/27

ツール・ド・台湾 第5ステージ

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Htc6940
[上:ハイスピードの集団内でチャンスの糸口を探すブリッツェンの選手たち]
[下:WIPPERTを抑えて嬉しいステージ優勝を飾ったTHOMEL]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡って、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム

UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第5ステージが江南渡假村~大鵬灣國家風景區に渡る177.62kmで争われ、最終的に大集団でのゴールスプリントに持ち込まれた勝負でRTS-SANTIC RACING TEAMのTAMOURDIS Ioannisが、今レースで既に2度のゴールスプリントをものにしているDRAPAC PROFESSIONAL CYCLINGのWIPPERT Wouterを抑えて優勝を飾りました。

またこの結果、名誉ある個人総合時間賞と個人総合山岳賞、アジア最優秀賞をTABRIZ PETROCHEMICALのPOURSEYEDIGOLAKHOURが獲得。個人総合ポイント賞をAVANTI RACING TEAMのBEVIN Patrickが獲得して、全5日間の日程を終了しています。

宇都宮ブリッツェンは、初挑戦となるツール・ド・台湾で何かひとつ目に見える結果を残すべくこの最終ステージに挑みましたが、リーダーチームを中心に強豪チーム勢が強烈なコントロールを見せる集団内で「らしさ」を見せる走りには至らず、最後のゴールスプリントで鈴木譲選手が16位入る走りを見せてこのステージを終えました。

宇都宮ブリッツェンの最終成績は、鈴木譲選手が個人総合59位、増田選手が60位。総合上位を狙う選手をサポートし続けた阿部選手が86位、鈴木真理選手と青柳選手がDNFという結果で、全日程を終了しました。

5日間に渡って開催されたツール・ド・台湾も、ついに最終の第5ステージ。ここまで、第3ステージで青柳選手が残り5kmまでの大逃げをして見せ場は作ったものの、目に見える結果という部分ではインパクトを残すことができていない宇都宮ブリッツェン。ですが、最後まで結果を求める走りをして、このレースに出場するために奔走してくださった多くの方々の想いに応えたいという気持ちで、選手たちは最終ステージに臨みました。

最終ステージとなる第5ステージは、江南渡假村をスタートし、20km地点の2級山岳とその後のアップダウン区間を越えてからは、フィニッシュ地点の大鵬灣國家風景區まで緩やかに下っていくコース。ほぼフラットと言っていいレイアウトは、大集団でのゴールスプリント勝負なることを予感させます。

宇都宮ブリッツェンは、大鵬灣國家風景區の周回コースに入ってからジャパンナショナルやVINO 4-EVERなど協調できそうなチームと連れ立って、リーダーチームがコントロール集団に対して総攻撃をかけて逃げ切り優勝を狙うプランを選択。前半の逃げには、逃げのメンバーを見て誰か1人は乗ることを意識してスタートラインにならびました。

江南渡假村をパレードスタートしたメイン集団はリアルスタートが切られると、逃げたいチームが多かったことが影響してか、いきなりのハイペースで幕を開けます。

しかし、多くのチームが同様の動きを選択したことで決定的な逃げができるには至らず、集団はひとつでハイペースのままレースは進んでいきます。

20km地点にある2級山岳ポイントに向かう上りに差しかかっても、集団は依然ひとつのままで山岳ポイントを上っていきます。

すると、その山岳ポイントを過ぎようかというところで、3名の選手が抜け出して逃げ集団が形成されます。

ZARGARI(ピシュマガンジャイアント)

HALMURATOV(ウズベキスタン)

FENG(チャイニーズタイペイ)

↓ 30秒

メイン集団

30kmを過ぎる頃になると、先頭の3名からFENG(CHINESE TAIPEI TEAM)が遅れはじめ、先頭は2名に。それでも30秒程度のタイム差を保ったまま逃げ続けます。

しかしこの逃げも、40kmに差しかかろうかというところで集団に吸収され、レースは振り出しに戻ります。

レースが振り出しに戻った集団内ではその後も、逃げを作りたいチームたちが積極的にアタックを仕掛ける展開が続きます。

50km手前では阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛け、その動きに反応した5名の選手と集団から抜け出しますが、リーダーチームがコントロールする集団に敢えなく吸収されます。

その後も、何度もアタックはかかるもののリーダーチームがコントロールするメイン集団の牙城を崩す決定的な逃げが決まるには至らず、残り距離数だけが少なくなっていく時間帯が続きます。

ようやくレースが動いたのは、80km前の地点。

6名の選手が抜け出すと、メイン集団から30秒程度のタイムを奪って逃げ集団を形成します。

POLITT(シュトーミング)

SURUTKOVYCH(シナジーバク)

VAN DER PLOEG(アヴァンティ)

BELL(スマートストップ)

ZARGARI(ピシュガマンジャイアント)

SHAEKHOV(ウズベキスタン)

↓ 約50秒

メイン集団

リーダーチームのTABRIZ、集団スプリントに持ち込みたいDRAPACやPARKHOTEL勢が前方を陣取るメイン集団は、個人総合時間上位の選手がいないこの逃げを容認。タイム差を1分30秒~2分程度に保ってコントロールを始めたことで、ようやくレースが落ち着きをみせます。

その頃、昨晩から嘔吐と繰り返していた鈴木真理キャプテンが体調不良によりDNF。残るレースを、宇都宮ブリッツェンは3名で戦うこととなります。

その後、レースは逃げ集団6名とメイン集団のまま進んでいき、ついに大鵬灣國家風景區の周回コースへ。

1周約10kmのコースを3周半する周回コースに入っても、逃げ集団6名とメイン集団という展開が続きますが、残り2周回を過ぎた頃から、スプリントに持ち込みたいチーム勢が中心となって、いよいよメイン集団のペースを上げ始めて逃げる6名を吸収する準備を始めます。

残り1周回に入る手前では、協調体制を築いていた逃げ集団6名もついに崩壊。BELL(スマートストップ)が単独で先行する形で最終周回へと入っていきます。

決死の独走を見せたBELL(スマートストップ)でしたが、残念ながら残り5kmで集団に吸収され、集団は再びひとつに。ゴールスプリントに向けて各チームが徐々に隊列を整えていく展開となります。

すると、最後の上りとなる橋区間で、1人の選手がスプリンターチームの目論見を崩すべく勝負のアタック。追走に2名の選手が抜け出して少ない勝利の確率に賭ける走りを見せますが、その賭けは実らず勝負はゴールスプリントへと持ち込まれます。

集団でのゴールスプリントに絶対的な自信を持ち、このレースでも第1、第3とWIPPERTが優勝しているDRAPAC勢が圧倒的有利と思われたゴールスプリントでしたが、アウト側からスプリントを開始しようとするWIPPERT(DRAPAC)にイン側から先行し、うまく被せてスプリントを開始したTAMOURDIS(RTS-サンティック)がWIPPERT(DRAPAC)を抑えてステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、逃げ集団とメイン集団が駆け引きをしている間隙を縫っての攻撃や周回コースに入ってからの攻撃で数少ない勝機を見出そうとしましたが、リーダーチームとスプリンターチームのコントロールを崩壊させることはできず。最後のゴールスプリントで鈴木譲選手が16位という結果で、ツール・ド・台湾の全日程を終了しました。

清水監督コメント

「今日のレースはリーダーチームのコントロールが入ることも分かりきっていて、なおかつ平坦基調のレースということで、今回は総合を重視してスプリンターをメンバーとして連れてこなかった宇都宮ブリッツェンが勝ちを狙うには、若干苦しいレースとなりました。レースは予想通りの展開となって、リーダーチームやスプリントにしたいチームが絶妙な集団コントロールを見せるレースとなりました。アジアツアーでもヨーロッパツアーでも上位に入るようなチームのコントロールは本当に絶妙で、素晴らしいものがあったなと感じています。宇都宮ブリッツェンとしても最後のワンチャンスに懸けていましたが、そういった有力チームに対して攻撃を仕掛けて崩すというのは、正直難しかったかなと感じています。今日のステージでツール・ド・台湾の全日程が終了しましたが、このレースはアジアはもとより、欧州や欧米からもチームが出場する非常にレベルの高いレースで知られていて、今年もその通りハイレベルなレースだったなと感じています。今回は落車やパンクなど不可抗力が重なって失敗してしまい、本来の力を発揮できなかったという感じだったので悔しさは残りますが、それも含めてアジアツアーなんだな、と。全体を通して見て各選手、チームの実力が劣っていると感じることはありませんでしたが、結果には結びつきませんでした。というのも、各選手とも経験値が高い選手ですし、実力が発揮できれば、要所要所では上位に入ることも可能な選手たちだと思っています。しかし、常日頃からアジアツアーに参戦して、今回のようなメンバーとやり合っていないと、どうしてもリズムや展開の動きなども読みきれない部分があって、その部分は私も含めて選手全員が感じたことことだと思います。常にこういったレベルで戦って常に経験を積んでいないと、この舞台で勝負するのはなかなか厳しいのかな、と感じました。要所要所ではしっかり走れて仕事もできているので、決して悪い感触はないのですが、結果に結びつけるプロセスの部分は経験値であったりアジアツアーへの慣れという部分が必要になってくるなと思っています。なので、続けてこういったレベルのレースに出場することができれば、きっと結果は自ずとついてくるだろうという感覚は得ることができたレースだったと思っています。次にチームが出場するUCIレースは5月のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)になります。TOJにはイラン勢やドラパックなども出場します。今回のレースで彼らと顔を合わせて走りのスタイルも分かった部分もあるので、彼らを崩すための一手というものをこれからTOJまでの期間で選手とともに考えていきたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


◆第5ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan 5th Stage Terrific Taiwan/第5站 臺湾觀光盃 - 177.62km -]

1位 THOMEL Tino (RTS-SANTIC RACING TEAM) 4h00m47s 44.2km/h

2位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) st

3位 TAMOURIDIS Ioannis (SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT) st

4位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) st

5位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) st

6位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) st

7位 JANG Sunjae (RTS-SANTIC RACING TEAM) st

8位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) st

9位 GIDICH Yevgeniy (VINO 4-EVER) st

10位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) st

16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

68位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

77位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +12s

DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)

出走=92名/完走=87名

◆個人総合時間第5ステージ終了時

1位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 14h10m34s 41.1km/h

2位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) +30s

3位 EMAMI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM) +46s

4位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) +1m50s

5位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +2m34s

6位 土井雪広 (TEAM UKYO) +2m36s

7位 OCKELOEN Jasper (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +2m36s

8位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +2m36s

9位 CHOE Hyeongmin (KOREA NATIONAL TEAM) +2m48s

10位 BRITTON Robert (TEAM SMARTSTOP) +2m51s

59位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +26m31s

60位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +28m18s

86位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +51m54s

◆個人総合ポイント第5ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 52P

2位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 44P

3位 TAMOURIDIS Ioannis (SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT) 42P

◆個人総合山岳第5ステージ終了時

1位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)

2位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM)

3位 EMAMI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM)

◆団体総合時間第5ステージ終了時

1位 PISHGAMAN GIANT TEAM 42h36m13s

2位 TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM +4m01s

3位 VINO 4-EVER +9m31s

20位 宇都宮ブリッツェン +1h29m46s

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[スタート前にジャパンの選手たちと今日のコースに関して意見を交わす選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[昨晩は嘔吐に苦しまされた鈴木真理選手が気丈にスタートの準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[清水監督によってバイクのステムに貼られた今日のコースプロフィール]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[個人総合チーム最高位の鈴木譲選手がゆっくりとスタートに向けて準備を整える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[国内とは勝手が違う海外レースでも、確かな仕事で選手を支える針谷メカ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ジャパンの浅田監督とレースの展開に関して意見交換をする清水監督]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[最終ステージ特有のムードの中、一瞬流れる穏やかな時間がチームを包む]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[自分たちができることとすべきことの確認は、スタート直前まで続いた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[満身創痍の増田選手が、気持ちを奮い立たせてスタートの準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート地点でジャパンの中根選手と言葉を交わす阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[その阿部選手の背中には、レース中の重要なエネルギーとなるグリコのワンセコンドがぎっしり]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[個人総合時間6位と好調のTEAM UKYO土井選手とパレードスタートする鈴木真理選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[リーダーチームがコントロールするメイン集団が仏陀記念館へと入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ここまで何とか走り続けた鈴木真理選手だったが、この後、体調不良によりバイクを降りた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ハイペースの集団内できっちりポジションを確保する鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[周回コースへ向かうプロトン内で、次の動きを意識しながらの走りを続ける増田選手]
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[周回コースに入ると、メイン集団は逃げを飲みこもうとペースを上げ始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[遠く台南の地にまで駆け付け、選手に熱い声援を送ってくれたブリッツェンサポーター]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ペースを上げ続けるメイン集団が、ついに逃げ集団後方に迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[5ステージの過酷なレースを走り終えた選手たちが細谷マッサーから水分をもらう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[納得の出来とは決して言えなかったレースを、真摯な気持ちで振り返る選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴールスプリントで16位に入った鈴木譲選手が最後のスプリントを振り返る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[過酷なレースで得た収穫をどう次につなげるか。清水監督は常に先を見据える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2015/03/25

ツール・ド・台湾 第4ステージ

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[上:落車によるケガが影響し、本来の走りが見せられなかった増田選手]
[下:圧倒的な強さ見せたポルセイェディゴラコールは、個人総合時間も逆転]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム


UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第4ステージが、日月潭から阿里山國家風景區の2600m地点まで一気に駆け上がる山岳ステージで開催され、アジアツアーで抜群の強さを発揮するイランのプルセイェディコラコール(TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)が、同じくイランのラヒム(PISHMAGAN GIANT TEAM)との激戦を制してステージ優勝を飾りました。この結果、ポルセイェディゴラコール(TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)は、個人総合時間賞でも首位に躍り出ています。

宇都宮ブリッツェンは、個人総合時間でチーム最上位につける鈴木譲選手を他選手がサポートして、個人総合時間での順位アップを狙うプランを選択。同時に、第2ステージの落車の影響が気になるものの、コースと相性が良い増田選手が身体と相談しながらステージ上位を狙いましたが、鈴木譲選手は集団のペースが上がり始めた段階でパンクに見舞われ集団に復帰できず71位。増田選手も普段とはかけ離れた体調に苦しむ走りとなってしまい57位でレースを終えています。

今年のツール・ド・台湾において、個人総合時間争いの最重要ステージとなる第4ステージ。台湾でダム湖を除いて一番大きい湖である日月譚(にちげつたん)を周回し、そこから60kmにも及ぶ長い上りを一気に駆け上がるコースで、本当に強い者しか残ることができない過酷なコースレイアウトと言えます。

当然、各チームとも上りに強いエースライダーが個人総合時間争いをこのステージで決めるべく、身を削りながらの果敢なチャレンジを繰り返し続けることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、ここまでのステージを経て個人総合時間でチーム最上位につける鈴木譲選手のジャンプアップを期し、他選手がしっかりサポートしながら鈴木譲選手を上り区間に導き、有力選手の動きが本格化して以降は鈴木譲選手自身が自らの限界と相談しながらフィニッシュを目指すプランを選択。また同時に、第2ステージの落車の影響が心配されるものの、このコースと相性が良い増田選手がステージでの上位に向けて、体調と相談しながら勝負することに挑戦するステージにもなりました。

日月潭向山遊客中心をパレードスタートし、5kmほどのウォームアップランが終わりリアルスタートが切られると集団ではアタック合戦が繰り広げられ、フェン選手(チャイニーズタイペイ)が単独で抜け出す展開となります。

宇都宮ブリッツェンはこの動きに阿部選手が対応。ジュリアン選手(TEAM SMARTSTOP)、中島選手(ジャパンナショナル)とともに集団から抜け出し、単独で逃げるフェン選手(チャイニーズタイペイ)を追走します。

それとほぼ時を同じくして、前日の第3ステージで力強い大逃げを見せた青柳選手が体調不良によりリタイヤ。宇都宮ブリッツェンは残る4人で、この最難関ステージに挑むことになります。

フェン選手(チャイニーズタイペイ)を追走していた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)を含む追走3名は、15kmに差しかかろうかというところで敢えなく集団に吸収されます。

20kmを過ぎると、単独で先行するフェン選手(チャイニーズタイペイ)に、集団からブリッジをかけた3名の選手が合流。先頭は4名となります。

Victor、Christoph(TEAM VORARLBERG)

Ioannis(SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT)

フェン(チャイニーズタイペイ)

↓ 約55秒

メイン集団

この4名の逃げを、メイン集団は容認。すると、タイム差は2分程度にまで広がる展開に。

その後も逃げ4名と集団という形のままでレースは進み、いよいよ60kmの上りへと入っていきます。

上り区間に入ると、コースは10m先も見えないような厚い霧に覆われ、これから先の厳しい戦いを予感させる不穏な空気が流れます。

すると、その予感は残念ながら的中。

ステージでの上位を目指す増田選手がパンクに見舞われてしまいます。

しかし、鈴木真理キャプテンがすかさず自身のタイヤを差し出したことで、増田選手はすぐに集団に復帰。

タイヤを差し出した鈴木真理キャプテンも、チームスタッフの素早い対応で無事に集団に復帰し、不穏な空気は過ぎ去ったかと思えました。

しかし、宇都宮ブリッツェンを襲うトラブルは、これでは終わりません。

本当の勝負どころと言える上り区間に入り、集団のペースが上がってきたところで、今度は個人総合時間でのジャンプアップを狙う鈴木譲選手がパンクに見舞われてしまいます。

鈴木譲選手は、阿部選手からタイヤを差し出してもらってすぐにレースに復帰しますが、今度は集団のペースアップによって遅れだした選手が妨げになってなかなかポジションを上げることができず、先頭集団に復帰できずにこの後に続く長い上りを上っていくことになります。

一方、選手それぞれの力勝負の様相を呈してきたメイン集団では、圧倒的な力を誇るイラン勢が中心となって集団のペース上げ、逃げる選手に迫る展開に。

宇都宮ブリッツェンはその中に増田選手が残り、何とか力勝負に絡む走りをしようと奮闘します。

しかし、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が第2ステージの落車ので負ったダメージは、決して小さいものではありませんでした。

残り20kmを過ぎる頃になると、粘り続けていた増田選手(宇都宮ブリッツェン)もついにメイン集団から少しずつ遅れていき、後は自分自身との戦いでゴールを目指すことになります。

その頃、先頭では戦前の予想どおり、イラン勢がその実力をまざまざと見せつける展開に。

厚い霧に包まれるフィニッシュ地点に先頭で現れたのは、昨年のツアー・オブ・ジャパン富士山ステージでも驚異の登坂力を見せたポルセイェディゴラコール選手(TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)。さらにラヒム選手(PISHMAGAN GIANT TEAM)、ガデル選手(TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)と続き、上位をイラン勢が独占する結果となりました。

宇都宮ブリッツェンは、メイン集団から遅れてしまった後も粘りの走りを続けた増田選手が57位、鈴木譲選手が71位でフィニッシュ。2選手を献身的にサポートした鈴木真理選手と阿部選手の2名も無事にフィニッシュし、明日の最終ステージを迎えることとなりました。

清水監督コメント

「今日のステージも残念な結果に終わってしまったなという感じです。今日もまた、増田選手と鈴木譲選手がパンクに見舞われてしまい、増田選手は鈴木真理選手のサポートを受けてすぐに集団に復帰できたのですが、鈴木譲選手はレースに復帰するタイミングで集団のペースが上がってチームカーの隊列も集団から離れてしまった中で、集団から遅れた選手が前方から降ってくるという状況が重なり、集団復帰できない状況となってしまいました。今日のステージは、鈴木譲選手の個人総合時間での順位アップが大きな目標でもありましたので、上りに入ってペースが上がった段階という一番悪いタイミングのパンクという結果を非常に残念に思っています。増田選手も第2ステージの落車によるケガの影響で、(一番力を発揮できるはずの)今日のステージは厳しいだろうという思いではいました。ただ、前半の走りを見る限りは、ケガが回復すればすぐに、本来の力を発揮してくれるのではないかと思っています。今レースも残すところ明日の最終ステージのみとなりましたが、落車やパンクはじめ様々なトラブルに見舞われて、アジアツアーの洗礼をすべて食らったかなという印象です。私も含めて、選手全員が味わツアーの経験はありますが、宇都宮ブリッツェンというチームとしては初めてということで、アジアツアーの洗礼というものを全部もらったのかな、と。これまでも国内のUCIレースは走ってきましたが、出場チームの半分は国内チームで宇都宮ブリッツェンがレース全体をコントロールできるレベルのものでした。ですが、今回のレースは宇都宮ブリッツェンよりもチーム力が高いチームが多い中でのレースで、常に前を張って展開していくレースとは戦略の立て方も違う中で、選手間の意思疎通が熟成しきっていなかったり、チーム戦略通りの動きをこのレベルでやり切るだけの力が足りなかったりという部分が、惜しいところまでいくけど回しきれなかったということにつながったのかなと感じています。もちろん、このままアジアツアーのレースを重ねていけば、しっかり結果を残せる選手たちがそろっているということも確認できたレースでもありましたので、明日の最終ステージでもできる限りのことをすべてトライして、日本に帰りたいと思っています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆第4ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan(UCI=2.1) - 4th Stage Terrific Taiwan KOM/第4站 臺湾觀光盃 登山站 - 102.78km - ]

1位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 3h12m42s 31.9km/h

2位 EMAMI Rahim (PISHMAGAN GIANT TEAM) +2s

3位 MIABANI IRANAGH Ghader (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) +16s

4位 ASKARI Hossein (PISHMAGAN GIANT TEAM) +25s

5位 ZEMLYAKOV Oleg (VINO 4-EVER) +1m52s

6位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) +1m57s

7位 MOAZEMI GODARZI Arvin (PISHMAGAN GIANT TEAM) +1m57s

8位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +1m57s

9位 BRITTON Robert (TEAM SMARTSTOP) +1m57s

10位 KOLAHDOZHAGH Amir (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) +1m57s

57位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +18m39s

71位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +23m21s

86位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +28m12s

88位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +34m32s

DNF 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン)

出走=98名/完走=92名

◆個人総合時間第4ステージ終了時

1位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 10h09m47s 39.9km/h

2位 ASKARI Hossein (PISHMAGAN GIANT TEAM) +30s

3位 EMAMI Rahim (PISHMAGAN GIANT TEAM) +46s

4位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) +1m50s

5位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +2m34s

6位 土井雪広 (TEAM UKYO) +2m36s

7位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +2m36s

8位 OCKELOEN Jasper (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +2m36s

9位 CHOE Hyeongmin (KOREA NATIONAL TEAM) +2m48s

10位 BRITTON Robert (TEAM SMARTSTOP) +2m51s

58位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +26m31s

61位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +28m18s

84位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +39m16s

91位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +51m42s

◆個人総合ポイント第4ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 42P

2位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 41P

3位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) 36P

◆個人総合山岳第4ステージ終了時

1位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 49P

2位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 39P

3位 EMANI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM) 28P

◆団体総合時間第4ステージ終了時

1位 PISHGAMAN GIANT TEAM 30h33m32s

2位 TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM +4m01s

3位 VINO 4-EVER +9m31s

21位 宇都宮ブリッツェン +1h29m34s

◆第5ステージ各賞ジャージ着用者

個人総合時間賞ジャージ

POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)

個人総合ポイント賞ジャージ

BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM)

個人総合山岳賞ジャージ

EMANI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM)

アジア最優秀選手賞ジャージ
ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM)


Htc6561
[ついに最難関ステージとなる第4ステージの朝を迎えた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6564
[ステージレースは移動とも戦い。次の宿泊地に送られる各チームの荷物がロビーに所狭しとならぶ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6566
[出発前の慌ただしさの中、的確に仕事を進める清水監督と針谷メカ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc65872
[肘の傷も痛々しい増田選手が、スタート地点への出発の準備を進める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6600
[スタート地点の日月潭は小雨がちらつく厳しいコンディション]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6602
[悪天候の中でもしっかりとした運営でスタートの準備が整えられていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc66122
[スタート前には、台湾原住民サオ族の踊りも披露された]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9312_2
[前夜から発熱と嘔吐に苦しんだ青柳選手は、残念ながらこのステージでレースを終えた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc9318
[個人総合時間でのジャンプアップを狙う鈴木譲選手が準備を進める]
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Htc6622
[スタート直前まで各選手のバイクを入念にチェックする針谷メカ]
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Htc9334
[自分向きではないコースに挑む阿部選手が、細谷マッサーにクリーム塗ってもらいながら展開をイメージする]
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Htc9340
[静かにスタートを待つブリッツェンの選手たち]
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Htc6661
[引き締まった表情でパレードランを始める増田選手]
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[リアルスタートに向けてパレード走行の集団内で走行する鈴木真理選手]
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Htc6679
[晴天であれば望める阿里山も、この日は厚い雲に覆われて見えず]
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Htc9353
[台湾のポリスがレース運営に協力的な姿が全ステージで見られる]
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[粘りの走りを見せた増田選手がフィニッシュに姿を見せる]
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[今日できる最大限の走りを見せた増田選手が冷静にレースを振り返る]
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[バッドタイミングのパンクで大きく遅れてしまった鈴木譲選手は71位でゴール]
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[タイヤを差し出すなどサポートの走りに徹した鈴木真理選手は87位でフィニッシュ]
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[不得手なコースを走りきった阿部選手は、明日の最終ステージで大逃げを狙う]
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Htc6727
[過酷なレースを走った選手たちは、休む間もなく次の宿泊地へ向かう]
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2015/03/24

ツール・ド・台湾 第3ステージ

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Htc6467
[上:6名の逃げ集団で逃げ続け、復活を印象付けた青柳選手]
[下:圧巻のスプリントで第1ステージ続き勝利を飾ったWIPPERT Wouter]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム

UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第3ステージが台中地域、彰化縣の基本平坦レイアウトのコース舞台に開催され、ラストの上りスプリントで圧倒的な力を見せつけたDRAPAC PROFESSIONAL CYCLINGのWIPPERT Wouterが、第1ステージの台北に続いて優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは過去にこのコースでの優勝経験もある鈴木真理選手でのステージ優勝を目指し、序盤にできた6名の逃げに青柳選手が入るなど見せ場も作りましたが、最後の上りスプリントに絡むことはできず。鈴木譲選手の34位が最高順位でレースを終えています。

5ステージで争われる今年のツール・ド・台湾も、折り返しステージとなる第3ステージを迎えました。前日の第2ステージで個人総合時間争いに大きな動きがあり、ここからは個人総合時間での上位を狙うチーム、ポイントと山岳の各賞を狙うチーム、ステージ優勝を狙うチームと、それぞれのチームがそれぞれの思惑を持ち、絡み合ってレースが進行していくことが予想されます。

前日の第2ステージでエース増田選手が不運な落車に見舞われて大きくタイムを失ってしまった宇都宮ブリッツェンも、個人総合時間から目標をステージ優勝に切り替えて、今日からのステージを戦っていくことになります。

第3ステージの舞台となった彰化縣のコースは10km過ぎに2級山岳があるものの、ほぼ平坦なコースレイアウト。しかし、ゴール前が500mほど上っており、上りスプリントが得意のスプリンターが勝利を狙えるレイアウトと言えます。

宇都宮ブリッツェンでは、過去に鈴木真理選手がこのコースで優勝を飾っており、今回も鈴木真理選手でのステージ優勝を念頭に、個人総合時間でチーム最上位につける鈴木譲もジャンプアップを試みる。序盤から中盤の逃げには阿部選手、青柳選手が積極的に絡んでいくというプランでレースに臨みました。

八卦山大佛をパレードスタートした集団は、リアルスタートが切られるとステージ優勝や各賞を狙うチームが中心となって、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

しかし、決定的な逃げが決まらないまま、集団は2級山岳を通過。下り終えても集団はひとつのままでレースは進んでいきます。

レースが動いたのは、2級山岳を下り終えてから少しした平坦区間。

3名の選手がアタックを仕掛けて飛び出すと、その動きに青柳選手(宇都宮ブリッツェン)も反応。さらに2名の選手がブリッジをかけ、6名の逃げ集団が形成されます。

トーマス(チームシュトーミング)

ステファン(ノボノルディスク)

青柳(宇都宮ブリッツェン)

内間(ジャパンナショナル)

ハン(チャイニーズタイペイ)

ホー(ホンコンチャイナ)

↓ 約45秒

メイン集団

6名の逃げ集団はステファン(ノボノルディスク)を除く5名の選手が協調。ローテーションを繰り返しながらメイン集団とのタイム差を広げていき、50kmを過ぎた頃にはメイン集団とのタイム差を3分30秒にまで広げます。

一方のメイン集団は、リーダーチームのAVANTI RACING TEAMが先頭に立ってコントロール。逃げる6名とのタイム差を追走可能な範囲に抑えて集団をコントロールします。

レースも半分以上の70kmを過ぎ、逃げる6名とメイン集団とのタイム差が4分にまで広がると、メイン集団も少しずつペースを上げ、逃げる6名の選手を吸収するタイミングを計りながらタイム差を縮めていきます。

すると、そのペースが上がったメイン集団内で阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクでストップしますが、無事に集団に復帰して事なきを得ます。

レースも90kmを過ぎる頃になると、メイン集団の追走が本格化。リーダーチームのAVANTI RACING TEAMと個人総合2位のアスカリを抱えるPISHGAMAN GIANT TEAMがどんどんペースを上げていきます。

メイン集団のペースアップに伴い、6名の逃げ集団とのタイム差も短縮。100kmに迫ろうかという段階になるとスプリンターを抱えるPARKHOTELや個人総合時間で土井選手が上位につけるTEAM UKYO勢もペースアップに加わり、逃げ集団とのタイム差は2分にまで縮まります。

タイム差を縮められながらも、50km/hのハイスピードで逃げ続ける6名の逃げ集団。青柳選手も積極的な走りでローテーションに加わり、わずかな逃げ切り勝利に懸けて逃げ続けます。

しかし、逃げ集団の懸命の走りをあざ笑うかのように、ペースアップしたメイン集団はタイム差をみるみる短縮していき、残り10kmになる頃にはタイム差は55秒にまで縮まります。

すると、ここまで逃げ続けてきた6名の逃げ集団から、青柳選手(宇都宮ブリッツェン)、内間選手(ジャパンナショナル)、トーマス選手(シュトーミング)、ホー選手(ホンコンチャイナ)が決死のアタック!迫り来るメイン集団に最後まで抵抗する走りを続けます。

しかし、この決死のアタックも実ることはなく、残り5kmでメイン集団が逃げる4名を吸収。勝負は上りスプリントでのゴール勝負に持ち込まれることが濃厚となります。

一方、逃げる青柳選手を除くメイン集団内の宇都宮ブリッツェンの4選手は当初の予定通り、鈴木真理選手でのステージ優勝を狙うことを選択。個人総合時間でジャンプアップを狙う鈴木譲選手と合わせ、阿部選手と増田選手が最後の上りへと2名をいい形で送り込めるように、残り10kmを過ぎて混沌とし始めた集団内で好ポジションを確保するために必死のアシストを続けます。

残り3kmを過ぎる頃になると、メイン集団内では位置取り争いの末に右と左、ふたつの流れが形成される状況となります。

宇都宮ブリッツェンは右の流れに鈴木譲選手が単騎で、左の流れに阿部選手のアシストを受けた鈴木真理選手という形になり、上りスプリントへと入っていきます。

しかし、上りスプリント勝負に入る前の位置取り争いで相当な脚を使っていた宇都宮ブリッツェンが、万全の位置取りからスプリントを開始した強豪スプリンターに付け入る隙は残されておらず、鈴木譲選手が34位で集団ゴールしてレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のステージで、ようやくチームとして明確な動きができたなという印象です。総合リーダーチームが集団をコントロールし、総合争いに関係しない選手の逃げであれば容認してもらい易く、逃げ切りでの勝利も可能性があるという状況の中、当初の予定通り阿部選手か青柳選手のどちらかが逃げに乗ることにトライしました。その中で、昨季不調が続いた青柳選手が逃げに乗り、しっかりと復活の走りを見せてくれました。逃げた6名の中でも、ジャパンナショナルの内間選手とシュトーミングのトーマス選手に並んで、青柳選手は強力な走りで逃げ集団を牽引していましたし、彼ら3選手がいなければもっと早くメイン集団に捕まってしまってもおかしくないコースで、残り5kmまで逃げ続けて〝ひょっとしたら逃げ切れるか!?〟ところまでいってくれて、素晴らしい走りだったを思います。メイン集団に残ったメンバーも、上りゴールスプリントに向けてしっかりと動いてくれましたが、残念ながら失敗に終わってしまったのかなと思っています。チームとしては、動き自体は久々の国際レースの中でいい動きができていると思っていますが、もうひとつ結果が付いてきていない要因を的確に捉えて、しっかりと国際レース、アジアツアーでの結果に結びつける『何か』を見つけた上で、結果を残して帰りたいと思っています。まだ、ツール・ド・台湾も2ステージ残されていますし、トライし続けたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆第3ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan(UCI-2.1) - 3rd Stage Changhua County/第3站 彰化站 - 131.78km - ]

1位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 3h01m45s 43.5km/h

2位 TAMOURIDIS Ioannis (SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT) st

3位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) st

4位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) st

5位 土井雪広 (TEAM UKYO) +3s

6位 KOCJAN Jure (TEAM SMARTSTOP) +3s

7位 中根英登 (JAPAN NATIONAL TEAM) +3s

8位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +3s

9位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) +3s

10位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) +3s

34位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +11s

81位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m24s

96位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +2m49s

99位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +3m00s

101位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +7m05s

出走=102名/完走=102名

◆個人総合時間第3ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 6h56m58s 43.5km/h

2位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) +12s

3位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) +17s

4位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +43s

5位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +44s

6位 土井雪広 (TEAM UKYO) +46s

7位 SHUSHEMOIN Alexandr (VINO 4-EVER) +46s

8位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +46s

9位 OCKELOEN Jasper (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +46s

10位 LAPTHORNE Darren (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +46s

30位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m17s

67位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +9m46s

76位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +11m11s

97位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +15m27s

102位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +17m17s

◆個人総合ポイント第3ステージ終了時

1位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALLENBURG CONTINENTAL TEAM) 36P

2位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 32P

3位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 30P

◆個人総合山岳第3ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 31P

2位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 24P

3位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) 14P

◆団体総合時間第3ステージ終了時

1位 PISHMAGAN GIANT TEAM 20h53m22s

2位 SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT +1m07s

3位 VINO 4-EVER +2m48s

21位 宇都宮ブリッツェン +21m46s

個人総合時間賞ジャージ

BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM)

個人総合ポイント賞ジャージ

ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM)

個人総合山岳賞ジャージ

POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM)

アジア最優秀選手ジャージ

ASKARI Hossein (PISHMAGAN GIANT TEAM)

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[八卦山大佛のお膝元にステージが作られ、スタートの準備が進められる]
photo(C)Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6361
[このレース中初めて晴天に恵まれた今ステージ。気温変化にも上手く対応したいところだ]
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[海外でのレース帯同も豊富な清水監督が冷静にチームをマネージメントする]
photo(C)Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6363
[異国の地のレースでも選手たちを心強くサポートするグリコのCCDとクエン酸&グルタミン]
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Htc6370
[前日の落車の影響が心配な増田選手がサインシートにサインを行う]
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Htc6373
[サインを終えた青柳選手が八卦山大佛に見守られながらスタートに備える]
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[今日も多くの観客に声援を送られながら、パレードランがスタート]
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[アタックの応酬が続く集団が2級山岳のKOMに向かう上りに差しかかる]
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[2級山岳を集団前方で軽快にクリアしていく青柳選手]
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[落車の影響を感じさせない走りで2級山岳を上っていく増田選手]
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[青柳選手を含む6名の逃げ集団がスプリントポイントへと向かう]
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[レースも終盤に入り、メイン集団も徐々にペースを上げ始める]
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Htc6480
[最後は単騎になりながらも、きっちり集団内でゴールした鈴木譲選手]
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[満身創痍の状態ながら完走し、明日の山岳ステージを見据える増田選手]
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Htc6518
[鈴木真理選手はゴールスプリントに絡めず不本意なゴールとなった]
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Htc65312
[この日も終始アシストを続けて脚を使い切った阿部選手がジャパンの入部選手とゴール]
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Htc9297
[力強い逃げを見せた青柳選手は、宇都宮ブリッツェンの名を台湾できっちりアピールした]
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Htc6548
[狙う形を作れるようになってきたが、目指すのは、その先にある勝利だ]
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2015/03/23

ツール・ド・台湾 第2ステージ

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[逃げ集団を吸収しようとするメイン集団内でポジションをキープする増田選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム

UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第2ステージが、桃園市を舞台にした、後半に2級山岳と1級山岳がひとつずつ待ち構える122.25kmのロードレースで開催され、AVANTI RACING TEAMのBEVIN Patrickが、PISHGAMAN GIANT TEAM(イラン)のZARGARI Amirとの接戦を制してステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはエース増田選手の個人総合時間での表彰台獲得に向けて外せないステージでしたが、その増田選手が残り10kmから2度の落車に見舞われる事態となり、大きくタイムを失って勝負どころに位置付けていたステージを終えています。

桃園市に舞台を移して開催された「ツール・ド・台湾」第2ステージ。コースは大きく、海外線~スプリントポイント付近の平坦区間と、1級と2級の山岳がひとつずつ待ち構えるアップダウン区間に分けることができ、後半のアップダウン区間では今後の個人総合時間争いに絡んできそうな有力選手たちが互いの脚を見せ合うことが予想されます。

宇都宮ブリッツェンも、エース増田選手を個人総合時間争いへと送り込むべく、平坦区間の逃げの動きには阿部選手と青柳選手が対応。

後半のアップダウン区間の入り口では増田選手をいい形で上りに送り込み、増田選手は個人総合時間を争う有力選手たちとの力勝負に挑むというプランでレースに臨みました。

数日前から出ていた雨予報が見事に的中したこの日は、激しい雨と強風が選手たちに襲いかかる難しいコンディションでレースはスタートしました。

パレードランを終えてリアルスタートが切られると、早速、各チームの激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

しばらくの間、頻繁にアタックはかかるものの決まらず、という状態が続きますが、10kmを過ぎるとようやく、タイミング良く飛び出した4名の選手がメイン集団からリードを奪い、逃げ集団を形成します。

Eric (TEAM SMARTSTOP)

Oscar (TEAM UKYO)

Abdullojon (UZBEKISTAN NATIONAL TEAM)

Chun Kai (CHINESE TAIPEI TEAM)

↓ 約23秒

メイン集団

海岸線に入っても、逃げ集団とメイン集団という形でレースは進んでいきますが、30kmに迫ろうかという段階になると、メイン集団から飛び出した2名が逃げる4名の追走に入ります。

逃げ集団4名

↓ 約30秒

Oleg (VINO 4-EVER)

Po Hung (CHINISE TAIPEI TEAM)

↓ 約50秒

メイン集団

30kmを過ぎると、追走の2名は先頭の4名に合流し、逃げ集団は6名となり、メイン集団とのタイム差も1分52秒程度にまで広がります。

その頃、メイン集団では逃げを容認してレースを落ち着かせたいと考えるチームと逃げ集団にブリッジをかけたいチーム、ふたつの思惑が交錯する展開になり、ブリッジをかけようとする動きを逃げ容認チームが潰す動きが続きます。

40km付近では、意志が統一されないメイン集団内で落車が発生。その落車に宇都宮ブリッツェンは鈴木譲選手が巻き込まれてしまいますが、すぐに集団に復帰して事なきを得ます。

このステージ唯一のスプリントポイントとなる43kmを過ぎると、意志が統一されないながらも秩序が保たれていた集団から、再びブリッジをかけて逃げ集団に合流しようとする動きが活性化。その動きの中から、4名の追走集団が形成されます。

この4名の追走集団は60kmを過ぎた辺りで逃げる6名の選手をキャッチ。先頭は絵10名となり、メイン集団とのタイム差はおよそ1分30秒となります。

Eric (TEAM SMARTSTOP)

Oscar (TEAM UKYO)

Abdullojon (UZBEKISTAN NATIONAL TEAM)

Chun Kai (CHINESE TAIPEI TEAM)

Oleg (VINO 4-EVER)

Po Hung (CHINISE TAIPEI TEAM)

Damien (FROY-OSLO)

Vladimir (RTS-SANTIC RACING TEAM)

Okcheol (KOREA NATIONAL TEAM)

Chun Wing (HONG KONG CHINA)

↓ 約1分30秒

メイン集団

その後、10名の逃げ集団とメイン集団という形でレースは落ち着きを見せて進んでいきます。

そして、レースは後半のアップダウン区間へ。

アップダウン区間に入ると、10名の逃げ集団とメイン集団とのタイム差は少しずつ縮まっていき、間もなく90kmを迎えようかという段階で集団は逃げを吸収。レースは振り出しに戻ります。

レースも残り20kmとなる100kmを過ぎる頃になると、アップダウンコースを得意としない選手たちが、メイン集団から遅れ始めます。

逆に集団先頭では、6名の段階から逃げ集団で走り続けていたOleg(VINO 4-EVER)が再びアタック。単独で飛び出し、メイン集団から10秒程度のリードを奪ってレースを進めていきます。

しかし、活性化したメイン集団は人数を減らしながら先行する選手とのタイム差を縮めていく展開となり、宇都宮ブリッツェンもその中に全選手が残って次の動きに備えます。

そして、迎えた2級山岳。

しかし、ここで宇都宮ブリッツェンのエースに悲劇が襲いかかります。

上りの入り口で前方を走る選手が落車し、それに巻き込まれてしまった増田選手は遅れてしまった上に、勢いを殺されたゼロスタートの状態で上りをスタートせざるを得なくなります。

決死の走りで集団前方を捕らえようとする増田選手でしたが、今度は2級山岳の下りで前を走る選手が落車。何とか巻き込まれることは回避したものの、その際に路肩に激突してしまい、フロントのチェーンリングを破損。アウターにギヤが入らない状況に追い込まれてしまいます。

それでも、鈴木真理選手と青柳選手の力を借りて集団前方への復帰を試みた増田選手でしたが、一度狂わされた歯車をもう一度正常にするのにはあまりにも残り距離が短く、第2集団内でのゴールするのが精一杯という結果となってしまいました。

そんな中、ただ一人先頭集団に残った鈴木譲選手も、残り5kmで先頭集団を何とか捕らえますが、その矢先に前方を走る選手数名が落車し、巻き込まれはしなかったものの完全に勢いを殺されてしまい、トップから2分53秒遅れの38位が宇都宮ブリッツェンの最高順位となりました。

清水監督コメント

「今日のレースはJプロツアーの開幕戦を思い出してしまうような落車が続いてしまい、残念な状況になってしまいました。レースとしては予想していた通りの全体の動きで、要所要所でチームとしてもしっかりと動けていました。そんな中、最初に鈴木譲選手の落車がありましたが、しっかりと集団に復帰してくれました。その後は案の定、逃げができる展開となって、チームとしては自分たちからその逃げを潰す動きをする予定ではなかったのですが、ジャパンナショナルチームとも連携して青柳選手と阿部選手がメイン集団を引いて、彼らの力で逃げを潰して増田選手をいい形で上りの入口で引き上げることができました。皆が同じ条件ではありますが、非常に悪条件の天候の中で表面には出てきてはいませんが、非常に多くの選手が落車するレースで、その中の1人に増田選手が含まれてしまい、都合3回落車してしまうこととなりました。最初の落車の際には鈴木譲選手がすぐに気付いて増田選手を先頭集団に引き上げたのですが、その後の落車は場所もタイミングも悪くて鈴木譲選手も気付けない状況でした。鈴木譲選手がその後、先頭集団に戻っているので、その時に気付ける状況であれば、もう少しチームとしても頑張れたのかなとは感じる部分でもあります。台湾には各選手ともいいコンディションといいモチベーションで来ることができたのですが、またしても落車が不運な事態を招くこととなってしまい、今回の最大の目標であった個人総合時間での表彰台というものは、正直厳しいものになってしまいました。ですが、しっかり気持ちを切り替える必要がありますし、逆に(総合のためという)足かせが外れることをプラスにとらえて、ステージ優勝を目指したいと思います。この後のステージは、各ステージともそれぞれの選手が得意なコースも出てくるので、しっかりとUCIポイントを獲得できるようにしていきたいと思っています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆第2ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan(UCI-2.1) - 2nd Stage - Taiyuan City/第2站 桃園市站 - 119.32km - ]

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 2h50m32s 41.9km/h

2位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) +2s

3位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) +12s

4位 EMAMI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM) +26s

5位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +30s

6位 OCKELOEN Jasper (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +30s

7位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +30s

8位 SHUSHEMOIN Alexandr (VINO 4-EVER) +30s

9位 土井雪広 (TEAM UKYO) +30s

10位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +30s

38位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m53s

71位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +8m09s

72位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +8m09s

73位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +8m09s

101位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +14m04s

出走=108名/完走=102名

◆個人総合時間第2ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 3h55m16s 43.6km/h

2位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) +6s

3位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) +18s

4位 EMAMI Rahim (PISHGAMAN GIANT TEAM) +36s

5位 OCKELOEN Jasper (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +37s

6位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +40s

7位 土井雪広 (TEAM UKYO) +40s

8位 SHUSHEMOIN Alexandr (VINO 4-EVER) +40s

9位 MEYER Travis (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) +40s

10位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +40s

35位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m03s

69位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +8m19s

70位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +8m19s

73位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +8m19s

102位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +14m14s

◆個人総合ポイント第2ステージ終了時

1位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALLENBURG CONTINENTAL TEAM) 23P

2位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) 16P

3位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 15P

◆個人総合山岳第2ステージ終了時

1位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) 20P

2位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad (TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM) 17P

3位 ASKARI Hossein (PISHGAMAN GIANT TEAM) 14P

◆団体総合時間第2ステージ終了時

1位 PISHGAMAN GIANT TEAM 8h32m53s

2位 SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT +1m25s

3位 AVANTI RACING TEAM +2m20s

20位 宇都宮ブリッツェン +17m54s

Htc6284
[雨が降りしきる悪天候の中、念入りに準備が進められる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6285
[予報的中の雨模様が、この後の厳しいレースを予感させる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6287
[準備を進めながら、TEAM UKYOの土井選手と過去の展開を話す鈴木真理キャプテン]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6291
[叩きつけるような雨に、阿部選手もこの表情]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6292
[昨日の台北同様に、スタート地点の桃園シティホールは大賑わいを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc
[地元の小学生たちも、スタート地点で選手たちに声援を送る]
Htc9215
[宇都宮のPRのために台湾を訪れている柿沼社長とレース前に談笑する鈴木真理キャプテン]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
Htc6320
[逃げ集団を吸収すべく、メイン集団を牽引する阿部選手と青柳選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[コースのあちこちで、選手に熱い声援を送る地元住民の姿が見られた]
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[ゴール付近に立ち込める霧が、結果的にこの日のレースを物語っていた]

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2015/03/22

ツール・ド・台湾 第1ステージ

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[上:チャンスを探りながら集団内で積極的な動きを見せる阿部選手]
[下:圧倒的な強さでゴールスプリントを制したドラパックのWIPPERT Wouter]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム

UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第1ステージが、台北市を中心部に設定された1周10.4kmの公道サーキットコースを舞台に開催され、プロコンチネンタルチーム、ドラパックプロフェッショナルサイクリングのWIPPERT Wouterが圧倒的なスプリントでゴールスプリント勝負を制して優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、5ステージあるステージレースの1ステージ目であること、また、実力も走り方も未知数な17カ国のチームが初めて顔を合わせて走ること、途中で石畳など路面が変化する部分もあることから落車の危険があること、個人総合争いに大きな動きが出るのがこの後のステージあること、など様々な要素を考慮した上で、このステージでは危険を冒さずに全員が集団内でタイムを失わずに完走することを重視。全員が無事に集団内で完走してレースを終えています。

ついに始まった、宇都宮ブリッツェン2度目の海外レースとなる「ツール・ド・台湾」。UCIアジアツアーのひとつであるこのレースに、今年は17カ国23チームが出場。名誉ある個人総合時間賞を筆頭に、各賞の獲得を目指して全チームが熱戦を繰り広げることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、エース増田選手の個人総合時間での表彰台獲得を第1目標に、チャンスがあればステージ優勝も狙うという目標を持ってこのレースに挑みます。

全5ステージで争われる今レースで、第1ステージの舞台となったのは台北市。市の中心部に設定された1周10.4kmのコースを5周回するクリテリウムです。コースは片道5kmを折り返す単純なレイアウトながら1部石畳の場所もあり、また、仕上がり具合もまちまちな多国籍のチームが走るレースということもあり、一歩間違えば大落車などの事故も起こりうる危険なコースでもあります。

増田選手の個人総合時間での表彰台獲得という第1目標を掲げる宇都宮ブリッツェンにとっては、勝負となるのは第2ステージ以降のステージであるため、第1ステージは敢えてリスクを冒すことは回避。ゴールスプリントになった場合には、メンバー全員がタイム差を失わずに集団内で無事にゴールすることを念頭に、流れの中でチャンスがあれば途中周回のスプリントポイントを獲りに行くなど魅せる走りをすることも意識してレースに臨みました。

パレード走行を経てリアルスタートが切られたレースは、集団はひとつのままながらも、さすがアジアツアーのレース!と思わせるハイスピードな展開で幕を開けます。

全員が久しぶりの海外でのレースとなった宇都宮ブリッツェン勢も、戸惑うことなくそのペースに合わせて集団前方をキープすることを意識した走りを見せます。

何度か様子見のアタックやペースアップは起こるのの、決定的な逃げが形成されるには至らず、集団はひとつのままでレースは進んで行きます。

そんな中、2周回目に設定された1度目のスプリントポイントは、Jasper選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)がトップで通過。Neil選手(AVANTI RACING TEAM)、Marco選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)と続きます。

3周回目に入っても集団がひとつという大勢は変わらず。2度目のスプリントポイントをPatrick選手(AVAMTI RACINGTEAM)がトップ通過すると、続けてMarco選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)、Boris選手( RTS-SANTIC RACING TEAM)が通過してスプリントポイントを獲得します。

するとその後、6名の選手が飛び出して集団から若干のリードを奪う展開となりますが、集団もハイスピードを維持して飛び出した6名を吸収します。

4周回目に入ると、スプリントポイントを狙った3名の選手が飛び出し、スプリントポイントを過ぎても逃げ続けて集団からおよそ20秒ほど先行します。

Samir(SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT)

Victor(TEAM VORARLBERG)

金(KOREA NATIONAL TEAM)

↓ 約20秒

メイン集団

変わらず逃げ続ける3選手でしたが、スプリンターを抱えるチームが中心となって追走するメイン集団が猛追を見せ、10秒程度にまでタイム差を縮めて最終周回の5周回目に入ります。

最終回目に入ると、ゴールスプリントに持ち込みたいチーム勢が集団をコントロールしてペースアップを開始。特にドイツのTEAM STOLTINGが強烈に牽引するメイン集団は、残り3km付近で逃げる3名を吸収し、レースは振り出しに戻ります。

振り出しに戻った集団内では、スプリンターを抱えるチーム勢がゴールスプリントに向けた位置取り合戦を繰り広げますが、積極的に牽引するチームは見当たらず、だんご状態でフィニッシュへと向かっていく展開となります。

少しばかり混沌としたゴールスプリントを制したのは、ドラパックプロフェッショナルサイクリングのWouter選手。日本のUCIレースでも抜群のスプリントで勝利を量産する実力者が、見事にその実力通りの勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、逃げが吸収されてゴールスプリントに向かう段階で、リスクを冒さず集団内でゴールすることを選択。全員がノートラブルで第1ステージを終えています。

清水監督コメント

「今日はステージレースの初日ということ、かつ、こういったコースでもあったので、まずは安全第一で走って、チャンスがあれば狙うという形でレースに臨みました。阿部選手などはチャンスを見つけながら積極的な動きを見せていましたが、最終的にゴールスプリント勝負という形になりました。もともとの話し合いで、コースも危険な箇所が多いですし、いろいろな国の選手も多く集まっているということで、ゴールスプリントになった場合は、敢えて勝負に絡まずに明日・明後日のステージを見据えて集団でゴールする、ということになっていました。その通り、落車もありませんでしたし、各選手とも久しぶりの国際レースで、スピードを含めていろいろな面で慣れる必要もありました。そういう部分では、全員がしっかり走れていたと思いますし、各選手、各チームの走りもしっかり見えていたので良かったと思います。明日以降のステージに、しっかり集中して臨むことができると思います。また、今日は宇都宮市をはじめ日本各地から応援に駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。加えて、日本でも注目していただけているということで、選手たちの励みになっています。レース会場で日本から応援に来てくださった方と直接お会いできるのもすごく嬉しいです。皆さんの応援があるのでモチベーション高く、日本に居る時と変わらない気持ちでレースに臨むことができていますので、引き続き応援よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆第1ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan(UCI-2.1) - 1st Stage Taipei City/第1站 臺北市站 - 52.0km -]

1位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 1h04m54s 48.0km/h

2位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) st

3位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) st

4位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) st

5位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) st

6位 LUNDER Nikolai Tefre (FROY-OSLO) st

7位 SURUTKOVYCH Oleksandr (SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT) st

8位 VAN DER PLOEG Neil (AVANTI RACING TEAM) st

9位 窪木一茂 (TEAM UKYO) st

10位 中島康晴 (JAPAN NATIONAL TEAM) st

46位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

68位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

71位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) st

104位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) st

106位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) st

出走=110名/完走=110名

◆個人総合時間第1ステージ終了時

1位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 1h04m44s

2位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) +4s

3位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) +6s

4位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +7s

5位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) +7s

6位 VAN DIEMEN Jurgen (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +7s

7位 JABRAYILOV Samir (SYNERGY BAKU CYCLING TEAM) +7s

8位 VAN DER PLOEG Neil (AVANTI RACING TEAM) +8s

9位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +8s

10位 SHPILEVSKY Boris (RTS-SANTIC RACING TEAM) +9s

49位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

70位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +10s

73位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +10s

104位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +10s

106位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10s

◆個人総合ポイント第1ステージ終了時

1位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) 17P

2位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 15P

3位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) 14P

4位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) 13P

5位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) 12P

◆団体総合時間第1ステージ終了時

1位 SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT 3h14m42s

2位 RTS-SANTIC RACING TEAM st

3位 PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM st

20位 宇都宮ブリッツェン st

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[ホテルを自走で出発した選手たちが、台北101を望むスタート/フィニッシュ地点に到着]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[いつも通りのペースでスタートまでの時間を過ごす鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と阿部選手にも笑顔が見られ、気負いは感じられない]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート前の慌ただしさの中、細谷マッサーが丁寧にクリームを塗り込んでいく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[久しぶりの国際レースとなる青柳選手が、徐々に集中力を高めていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ステージ上でチーム紹介を受けるブリッツェンボーイズ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[台北シティホール前には多くの観客が詰めかけて声援を贈る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[JAPANの中島選手と談笑しながらパレードランに向かう阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[リアルスタート後はアタックの応酬が起きるも、集団のままレースが続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[集団前方で飛び出すチャンスを探る阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[青柳選手も、集団前方で積極的な動きを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[コースには石畳の区間もあり、通過時には集団にも緊張が走る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[明日以降のステージを見据え、集団内でセーフティな走りを見せる増田選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[同じくセーフティに集団内を走る鈴木譲選手が中山公園を通過する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げを狙おうとする選手たちの動きに阿部選手が対応する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[台北の市街地で開催されたレースには、たくさんの人たちが観戦に詰めかけた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[強敵ぞろいのプロトン内でも、しっかり存在感を発揮する増田選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース終盤に向け、スプリンターチームが徐々に集団前方を固め始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木真理キャプテンもリスクを避けて集団内でセーフティに動く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[全員がトラブルなくレースを終え、明日からの本当の勝負に備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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2015/03/18

JPT第1戦 宇都宮クリテリウム

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[上:スプリンター勢を失う中、残されたメンバーで勝利の糸口を探る選手たち]
[下:体調不良を抱えながらも、TeamUKYOの窪木選手が開幕戦を制した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

3月15日(日)に、2015シーズンのJプロツアー開幕戦「宇都宮クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンからは以下の7名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
城田大和

2015シーズンのJプロツアー開幕戦となる「JBCF第2回宇都宮クリテリウム」が、栃木県宇都宮市の清原工業団地内に設定された公道特設サーキットコースで開催され、TeamUKYOの窪木一茂選手がゴールスプリント勝負を制して優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはスプリンター大久保陣選手のゴールスプリント勝負に持ち込み開幕戦勝利を目指しましたが、残り2周回というニュートラルが適用されない段階で発生した集団落車に、大久保選手・鈴木真理選手・鈴木譲選手のスプリント力に優れた3選手が巻き込まれてしまい、残る4選手で勝利を目指す展開に。しかし、スプリンター不在の厳しい状況を好転させることはできず、増田選手の7位が最高順位という結果に終わっています。

待ちに待ったJプロツアー開幕戦「宇都宮クリテリウム」。

今季もホームとなる宇都宮市で開幕を迎えることができた宇都宮ブリッツェンにとっては、昨年の苦い記憶を払拭するとともに、開幕戦勝利で勢いに乗ってシーズンをスタートさせたいところです。

そんな宇都宮ブリッツェンは、シーズンオフから好調を維持する大久保選手をエースに、鈴木真理選手と鈴木譲選手がリードアウトしてゴールスプリント勝負を制するプランを選択。有力チームの有力選手を含む逃げには増田選手、阿部選手、青柳選手、城田選手が対応してレースをコントロール。チームとして盤石の体制を敷いて開幕戦に臨みました。

レースがスタートする前には、3月8日にトレーニングを終えての帰路中の事故で亡くなったマトリックスパワータグの和田力選手への黙祷が捧げられ、最初の1周はチームメートのマトリックスパワータグの選手たちが先頭を引いての追悼走行でレースは始まります。

2周回目に入り、リアルスタートが切られたレースは、各チームの積極的なアタック合戦が繰り広げられる展開となります。TeamUKYOやKINAN、地元の那須ブラーゼンや宇都宮ブリッツェン勢が先頭で主導権を握るための動きが続きますが、同時に、集団後方では落車も起こるなど混沌とした状況が続きます。

しばらくアタックがかかれば吸収される展開が続くまま、4周回目のスプリントポイント賞をイナーメ信濃山形の北野選手が獲得します。

5周回目にはシエルヴォ奈良の山下選手とヴィクトワール広島の中山選手の2名が飛び出すものの、6周回目に入る段階で吸収。そのカウンターでアクアタマユーロワークスの合田選手が飛び出しますがその動きも吸収され、有力チームがレースをコントロール、中堅チームを中心とするクラブチーム勢がそのコントロールをブレイクしようとする状況が続きます。

7周回目に入ると、全日本チャンピオンの那須ブラーゼン佐野選手のアタックで集団が活性化。8周回目に入ると那須ブラーゼン雨澤選手のアタックに続いて5名の選手がブリッジをかけた状態でスプリントポイントへと進んでいきます。このスプリントポイント賞を阿部選手が獲得。昨年果たせななかった最低限の目標である表彰台に上る権利を獲得します。

9周回目が終了する頃にはサルバドール選手(TeamUKYO)と雨澤選手(那須ブラーゼン)の2名が飛び出し、10周回目が終了する段階では集団から10秒程度のアドバンテージを奪って11周回目へと入ります。

その頃、集団内では鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)や佐野選手(那須ブラーゼン)などの有力選手を含む大規模な落車が発生。混沌とした状態の中でレースは終盤戦へと入っていきます。

その後、先頭2名と集団という展開のまま12周回目のスプリントポイントへ。サルバドール選手(TeamUKYO)が3回目のスプリントポイント賞を獲得して13周回目に入ると、メイン集団が逃げる2名を吸収します。

逃げを吸収して振り出しに戻ったレースは、再びアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。しかし、宇都宮ブリッツェンやTeamUKYOなどの有力チームのゴールスプリント勝負に持ち込みたい思惑が集団を支配し、決定的な逃げは決まらない展開が続きます。

TeamUKYOをメインに、宇都宮ブリッツェンもコントロールに加わる展開のまま進むレースは、いよいよ終盤戦に。

最後のスプリントポイント賞となる16周回目に入ると、その前の周回から単独で逃げ続ける佐野選手(那須ブラーゼン)選手にデリアック選手(KINAN)とサルバドール選手(TeamUKYO)が合流し、3名が先行する展開に。

最後のスプリントポイントをデリアック選手(KINAN)が獲得する頃、メイン集団では有力選手3名の先行を嫌った宇都宮ブリッツェン勢が集団のペースを上げて逃げる3名を吸収にかかります。

宇都宮ブリッツェン勢が逃げる3名を吸収した集団は再び混沌とした状態に。18周回目に入ろうかという状況で、集団内では大規模な落車が発生します。そして、この落車がこの後のレースに大きな影響を及ぼすこととなります。

19周回目に入る段階で大規模落車からのニュートラルで復帰しようとする集団内で、メカトラブルの選手が突然停車。そこにメイン集団の選手が次々に突っ込む形となり、再び大規模な落車が発生する事態となります。

宇都宮ブリッツェンはその落車に大久保選手・鈴木真理選手・鈴木譲選手のスプリント力に優れた3名が巻き込まれてしまうこととなります。

そして、この落車は残り2周回ということで、ニュートラルの適用対象外。宇都宮ブリッツェンは、スプリンターを欠いた形でレースを戦わざるを得ない状況に追い込まれます。

4名となった宇都宮ブリッツェンは、残されたメンバーの中で1番スプリント力がある青柳選手でゴールスプリント勝負をすることを瞬時に選択。窮地の状況から勝利を目指して軌道修正します。

そして、勝負は最終周回へ。

選手を残し盤石の体制を敷くTeamUKYO、有力選手をそろえるKINAN勢が精力的に位置取り争いを繰り広げる中に、マトリックス勢も参戦する状況の中、人数を減らしてしまった宇都宮ブリッツェン勢も増田選手が青柳選手を引き連れて先頭争いに食い込もうと決死の動きを続けます。

しかし、序盤から集団コントロールの動きを繰り返して青柳選手(宇都宮ブリッツェン)に、並みいるスプリンターたちとゴールを競り合う力は残されておらず、最後はウルタスン選手(TeamUKYO)のリードアウトを受けた窪木選手(TeamUKYO)がゴールスプリントを制して優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはエーススプリンター大久保選手を含むスプリンター陣を軒並み失う苦しい状況の中で何とか勝利を目指したものの、増田選手が7位に入るのが精一杯という結果に。またしても、地元での開幕戦で勝利を飾ることができませんでした。

清水監督コメント

「今日は大久保のゴールスプリントでの勝利を最大の目標として、他の有力チームの動きを見ながら、有力選手の逃げ集団ができるような状況であれば鈴木真理選手、鈴木譲選手、青柳選手らを送り込んで対応するという形でレースに臨みました。各チームとも、序盤から昨年の同レースの展開を意識して、前半からゴールスプリントに向けた動きが見える形で、宇都宮ブリッツェンとしても大久保選手でのゴールスプリントでの勝利という第1目標に向けてのいい動きができていたと思います。さらにそこから、残り5周に向けて全選手が集団前方に集まってさらにいい形を作り出し、残り2周に向けて準備を整えていた矢先でとても不運な落車に見舞われてしまい、この落車でスプリンター3選手が巻き込まれて失ってしまう形となって、本来の力を発揮できずにレースを終えることになってしまったのは非常に残念に思っています。ただ同時に、そこから残された4選手が瞬時に切り替えて、スピードのある阿部選手と青柳選手で勝負するという形にシフトできたという部分は、昨年には見られなかった連携の良さが出たと思っています。開幕戦というのは、新しいチームや新しい戦力が加わった中でのレースということで、世界レベルで見ても落車が多いものです。そういった部分も考慮して、最後の落車につながったニュートラルの復帰に関しては、集団はどうしても位置取り争いで道幅いっぱいに広がりますし、集団が過ぎ去った後から復帰させても良かったのではないかと感じている部分でもあります。このことに関しては、レース後に審判団にも話をしに行きましたし、審判団からもそうするべきだったというポジティブな話をいただくこともできました。今回の審判団は、審判長を筆頭に前日の監督会議の段階からレースをしっかりオーガナイズしてくれるという期待の持てる審判団でしたし、今日の落車はどんな審判でも起こり得た事態でもあったと感じている部分でもあります。チームとしては今日のレースで本来の力を出し切れなかった消化不良のレースとなってしまいましたが、各選手の調子はとてもいいですし、ツール・ド・台湾ではきっといいパフォーマンスを発揮できると思っています。今日のレースは昨年以上の観客数で、中でも宇都宮ブリッツェンを応援してくださるファン・サポーターの皆さんが格段に増えたと感じました。今日は皆さんに悔しい思いをさせてしまいましたが、その悔しい思いも台湾に持って行って、しっかり悔しさを晴らして来たいと思っています。次こそチーム本来の力をしっかり発揮できる第1戦だと思って頑張りたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆[リザルト

[JBCF宇都宮クリテリウム - 宇都宮市清原工業団地 - JPT第1戦 - 60.0km - ]

1位 窪木一茂 (TeamUKYO) 1h23m43s 43.0km/h

2位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) st

3位 パブロ・ウルタスン (TeamUKYO) st

4位 野中竜馬 (KINAN Cycling Team) st

5位 畑中勇介 (TeamUKYO) st

6位 中里仁 (レモネードベルマーレ) st

7位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

8位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) st

9位 小畑郁 (なるしまフレンド) +01s

10位 木村圭佑 (シマノレーシング) +01s

13位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +01s

15位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +02s

16位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +02s

68位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +3m28s

68位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +3m28s

68 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +3m28s

出走=141名/完走=117名

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[今年も選手たちの走りを支えるMERIDAが、針谷メカと田村メカの手で準備される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[落ち着き払った表情で準備を進める鈴木真理キャプテン]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[会場には元宇都宮ブリッツェンの飯野智行氏も激励に駆け付けた]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ポディウムサインで観客の声援に応えるブリッツェンボーイズ]
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[大久保選手のリードアウト役という重責を担う鈴木譲選手が入念にアップを行う]
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[エスコートキッズに率いられコースインする選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[今年もたくさんのファン・サポーターの声援を胸に開幕戦に挑む選手たち]
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[レース前には、1週間前に亡くなった和田力選手に黙祷が捧げられた]
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[左腕の喪章が自転車競技が常に死と隣り合わせの過酷な競技であることを静かに語る]
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[最初の1周回はマトリックスの選手を先頭に追悼走行となった]
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[この日エースを任された大久保選手が力を蓄えつつも好位置をキープする]
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[宇都宮ブリッツェンとTeamUKYOが集団をコントロールする展開が続く]
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[今季もプロトン内の司令塔としての役割が期待される鈴木真理キャプテン]
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[大久保選手のために序盤から集団をコントロールする動きを見せる増田選手]
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[チームオーダーをこなしつつ、きっちりスプリントポイント賞を獲得した阿部選手]
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[終盤の勝負どころに備え、集団内の危険な場所を避けて走行する鈴木譲選手]
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[3年目を迎え徐々にプロトンでの存在感も増してきた城田選手]
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[オフから順調な仕上がりを見せている青柳選手は、積極的に集団をコントロール]
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[今中大介氏と栗村修氏の分かりやすい解説が、レースの流れを伝える]
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[ファン・サポーターの圧倒的な声援を受けて走り続ける選手たち]
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[風格すら漂う走りで、きっちり集団をコントロール増田選手]
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[有力選手3名の先行を、集団のペースを上げて追走するブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[来たるべき勝負の時に備え、集団内で力を蓄える大久保選手]
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[意思を持ったチームとしての追走で、先行する3選手を捕える]
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[終盤に入り、有力チームによる位置取り争いも激しくなっていく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ペースが上がり始めた中、大落車が発生]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ニュートラルから復帰する集団内で起きた落車に、メイン集団の選手たちが巻き込まれる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[ニュートラル適用外の落車に巻き込まれ、ブリッツェンはスプリンター3人を失った…]
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[8周回目のスプリントポイント賞を獲得した阿部選手がポディウムに上がった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[不本意なレースになってしまった感は否めないが、今年もシャンパンファイトに赤白ジャージの姿はなかった]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[チームのための走りをしながらも、城田選手はピュアホワイトジャージを獲得]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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