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2015/03/22

ツール・ド・台湾 第1ステージ

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[上:チャンスを探りながら集団内で積極的な動きを見せる阿部選手]
[下:圧倒的な強さでゴールスプリントを制したドラパックのWIPPERT Wouter]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

3月22日(日)〜26日(木)の5日間に渡り、UCI-2.1のステージレース「ツール・ド・台湾」が開催されています。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
青柳憲輝
※出場チーム=23チーム

UCIアジアツアーのステージレース「ツール・ド・台湾」(UCI-2.1)の第1ステージが、台北市を中心部に設定された1周10.4kmの公道サーキットコースを舞台に開催され、プロコンチネンタルチーム、ドラパックプロフェッショナルサイクリングのWIPPERT Wouterが圧倒的なスプリントでゴールスプリント勝負を制して優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、5ステージあるステージレースの1ステージ目であること、また、実力も走り方も未知数な17カ国のチームが初めて顔を合わせて走ること、途中で石畳など路面が変化する部分もあることから落車の危険があること、個人総合争いに大きな動きが出るのがこの後のステージあること、など様々な要素を考慮した上で、このステージでは危険を冒さずに全員が集団内でタイムを失わずに完走することを重視。全員が無事に集団内で完走してレースを終えています。

ついに始まった、宇都宮ブリッツェン2度目の海外レースとなる「ツール・ド・台湾」。UCIアジアツアーのひとつであるこのレースに、今年は17カ国23チームが出場。名誉ある個人総合時間賞を筆頭に、各賞の獲得を目指して全チームが熱戦を繰り広げることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは、エース増田選手の個人総合時間での表彰台獲得を第1目標に、チャンスがあればステージ優勝も狙うという目標を持ってこのレースに挑みます。

全5ステージで争われる今レースで、第1ステージの舞台となったのは台北市。市の中心部に設定された1周10.4kmのコースを5周回するクリテリウムです。コースは片道5kmを折り返す単純なレイアウトながら1部石畳の場所もあり、また、仕上がり具合もまちまちな多国籍のチームが走るレースということもあり、一歩間違えば大落車などの事故も起こりうる危険なコースでもあります。

増田選手の個人総合時間での表彰台獲得という第1目標を掲げる宇都宮ブリッツェンにとっては、勝負となるのは第2ステージ以降のステージであるため、第1ステージは敢えてリスクを冒すことは回避。ゴールスプリントになった場合には、メンバー全員がタイム差を失わずに集団内で無事にゴールすることを念頭に、流れの中でチャンスがあれば途中周回のスプリントポイントを獲りに行くなど魅せる走りをすることも意識してレースに臨みました。

パレード走行を経てリアルスタートが切られたレースは、集団はひとつのままながらも、さすがアジアツアーのレース!と思わせるハイスピードな展開で幕を開けます。

全員が久しぶりの海外でのレースとなった宇都宮ブリッツェン勢も、戸惑うことなくそのペースに合わせて集団前方をキープすることを意識した走りを見せます。

何度か様子見のアタックやペースアップは起こるのの、決定的な逃げが形成されるには至らず、集団はひとつのままでレースは進んで行きます。

そんな中、2周回目に設定された1度目のスプリントポイントは、Jasper選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)がトップで通過。Neil選手(AVANTI RACING TEAM)、Marco選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)と続きます。

3周回目に入っても集団がひとつという大勢は変わらず。2度目のスプリントポイントをPatrick選手(AVAMTI RACINGTEAM)がトップ通過すると、続けてMarco選手(PARKHOTEL VALKENRURG CONTINENTAL TEAM)、Boris選手( RTS-SANTIC RACING TEAM)が通過してスプリントポイントを獲得します。

するとその後、6名の選手が飛び出して集団から若干のリードを奪う展開となりますが、集団もハイスピードを維持して飛び出した6名を吸収します。

4周回目に入ると、スプリントポイントを狙った3名の選手が飛び出し、スプリントポイントを過ぎても逃げ続けて集団からおよそ20秒ほど先行します。

Samir(SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT)

Victor(TEAM VORARLBERG)

金(KOREA NATIONAL TEAM)

↓ 約20秒

メイン集団

変わらず逃げ続ける3選手でしたが、スプリンターを抱えるチームが中心となって追走するメイン集団が猛追を見せ、10秒程度にまでタイム差を縮めて最終周回の5周回目に入ります。

最終回目に入ると、ゴールスプリントに持ち込みたいチーム勢が集団をコントロールしてペースアップを開始。特にドイツのTEAM STOLTINGが強烈に牽引するメイン集団は、残り3km付近で逃げる3名を吸収し、レースは振り出しに戻ります。

振り出しに戻った集団内では、スプリンターを抱えるチーム勢がゴールスプリントに向けた位置取り合戦を繰り広げますが、積極的に牽引するチームは見当たらず、だんご状態でフィニッシュへと向かっていく展開となります。

少しばかり混沌としたゴールスプリントを制したのは、ドラパックプロフェッショナルサイクリングのWouter選手。日本のUCIレースでも抜群のスプリントで勝利を量産する実力者が、見事にその実力通りの勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、逃げが吸収されてゴールスプリントに向かう段階で、リスクを冒さず集団内でゴールすることを選択。全員がノートラブルで第1ステージを終えています。

清水監督コメント

「今日はステージレースの初日ということ、かつ、こういったコースでもあったので、まずは安全第一で走って、チャンスがあれば狙うという形でレースに臨みました。阿部選手などはチャンスを見つけながら積極的な動きを見せていましたが、最終的にゴールスプリント勝負という形になりました。もともとの話し合いで、コースも危険な箇所が多いですし、いろいろな国の選手も多く集まっているということで、ゴールスプリントになった場合は、敢えて勝負に絡まずに明日・明後日のステージを見据えて集団でゴールする、ということになっていました。その通り、落車もありませんでしたし、各選手とも久しぶりの国際レースで、スピードを含めていろいろな面で慣れる必要もありました。そういう部分では、全員がしっかり走れていたと思いますし、各選手、各チームの走りもしっかり見えていたので良かったと思います。明日以降のステージに、しっかり集中して臨むことができると思います。また、今日は宇都宮市をはじめ日本各地から応援に駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。加えて、日本でも注目していただけているということで、選手たちの励みになっています。レース会場で日本から応援に来てくださった方と直接お会いできるのもすごく嬉しいです。皆さんの応援があるのでモチベーション高く、日本に居る時と変わらない気持ちでレースに臨むことができていますので、引き続き応援よろしくお願いします」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆第1ステージ[リザルト

[2015 Tour De Taiwan(UCI-2.1) - 1st Stage Taipei City/第1站 臺北市站 - 52.0km -]

1位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 1h04m54s 48.0km/h

2位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) st

3位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) st

4位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) st

5位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) st

6位 LUNDER Nikolai Tefre (FROY-OSLO) st

7位 SURUTKOVYCH Oleksandr (SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT) st

8位 VAN DER PLOEG Neil (AVANTI RACING TEAM) st

9位 窪木一茂 (TEAM UKYO) st

10位 中島康晴 (JAPAN NATIONAL TEAM) st

46位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) st

68位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) st

71位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) st

104位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) st

106位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) st

出走=110名/完走=110名

◆個人総合時間第1ステージ終了時

1位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 1h04m44s

2位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) +4s

3位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) +6s

4位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +7s

5位 BEVIN Patrick (AVANTI RACING TEAM) +7s

6位 VAN DIEMEN Jurgen (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) +7s

7位 JABRAYILOV Samir (SYNERGY BAKU CYCLING TEAM) +7s

8位 VAN DER PLOEG Neil (AVANTI RACING TEAM) +8s

9位 DE LA PARTE Victor (TEAM VORARLBERG) +8s

10位 SHPILEVSKY Boris (RTS-SANTIC RACING TEAM) +9s

49位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

70位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +10s

73位 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン) +10s

104位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +10s

106位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10s

◆個人総合ポイント第1ステージ終了時

1位 ZANOTTI Marco (PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM) 17P

2位 WIPPERT Wouter (DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING) 15P

3位 ILESIC Aldo Ino (TEAM VORARLBERG) 14P

4位 PARK Keonwoo (KOREA NATIONAL TEAM) 13P

5位 WU Po Hung (CHINESE TAIPEI TEAM) 12P

◆団体総合時間第1ステージ終了時

1位 SYNERGY BAKU CYCLING PROJECT 3h14m42s

2位 RTS-SANTIC RACING TEAM st

3位 PARKHOTEL VALKENBURG CONTINENTAL TEAM st

20位 宇都宮ブリッツェン st

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[ホテルを自走で出発した選手たちが、台北101を望むスタート/フィニッシュ地点に到着]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[いつも通りのペースでスタートまでの時間を過ごす鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[増田選手と阿部選手にも笑顔が見られ、気負いは感じられない]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタート前の慌ただしさの中、細谷マッサーが丁寧にクリームを塗り込んでいく]
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[久しぶりの国際レースとなる青柳選手が、徐々に集中力を高めていく]
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[ステージ上でチーム紹介を受けるブリッツェンボーイズ]
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[台北シティホール前には多くの観客が詰めかけて声援を贈る]
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[JAPANの中島選手と談笑しながらパレードランに向かう阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[リアルスタート後はアタックの応酬が起きるも、集団のままレースが続く]
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[集団前方で飛び出すチャンスを探る阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[青柳選手も、集団前方で積極的な動きを見せる]
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[コースには石畳の区間もあり、通過時には集団にも緊張が走る]
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[明日以降のステージを見据え、集団内でセーフティな走りを見せる増田選手]
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[同じくセーフティに集団内を走る鈴木譲選手が中山公園を通過する]
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[逃げを狙おうとする選手たちの動きに阿部選手が対応する]
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[台北の市街地で開催されたレースには、たくさんの人たちが観戦に詰めかけた]
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[強敵ぞろいのプロトン内でも、しっかり存在感を発揮する増田選手]
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[レース終盤に向け、スプリンターチームが徐々に集団前方を固め始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[鈴木真理キャプテンもリスクを避けて集団内でセーフティに動く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[全員がトラブルなくレースを終え、明日からの本当の勝負に備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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