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2014/12/01

信州クロスシーズン2014-2015第4戦 野辺山

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[上:メカトラブルに見舞われながらも最後まで粘り強く走りきった小坂選手]
[下:圧倒的な強さで優勝を飾ったベルトリーニも、泥の影響でガッツポーズは見せられず]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

11月29日(土)に、信州クロスシーズン2014-2015第4戦「野辺山」(UCI-C2)が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。


信州クロスシーズン2014-2015の第4戦でUCI-C2の「野辺山シクロクロス」が長野県南佐久郡南牧村の滝沢牧場で開催され、先の関西シクロクロス マキノラウンドでも圧勝を飾った招待選手のイタリア人ライダー、ジョエーレ・ベルトリーニ(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が貫禄の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、中盤までは日本人選手トップの3位で先行する外国人招待選手を追走する力走を見せたものの、残り3周回で痛恨のメカトラブルに見舞われてしまい後退。それでも、最後まで集中力を切らさずに走り切り5位でフィニッシュしています。

12月14日に開催される全日本シクロクロス選手権を前に、日本人トップクラスの選手が勢ぞろいするUCIレースとして注目を集める「野辺山シクロクロス」。今回はイタリアU23チャンピオンのジョエーレ・ベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)やティモシー・ジョンソン選手(Cannondale/Cyclocrossworld.com)、ザック・マクドナルド選手(Cyclocross Project 2015)など世界トップレベルの招待選手も出場し、よりハイレベルな争いになることが予想されます。

さらに、スタート前には天候が回復し太陽が顔をのぞかせたものの、朝から降り続いた雨の影響でコースがほぼ泥という難しいコースコンディションとなります。

レースはスタートから、国内外の有力選手が先行する展開。小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)もその流れに乗り遅れることなく対応し、1周回目をベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)、マクドナルド選手(Cyclocross Project 2015)、ジョンソン選手(Cannondale/Cyclocrossworld.com)に続く日本人トップの4番手の好ポジションで終了します。

その後も、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は先行する外国人招待選手3名のハイペースなレース運びに若干オーバーペースになりつつも、何とか食らいついて4番手をキープしたまま周回を重ねていきます。

しかし、後方からは今季好調を維持する山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)が小坂選手を猛追。周回を重ねるごとに小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)との差を縮める展開が続きます。

そうこうするうちに、先行していた招待選手のマクドナルド選手(Cyclocross Project 2015)がメカトラブルに見舞われてリタイアする事態が発生。小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は3番手に浮上し、表彰台を射程圏内に捉えることとなります。

しかし、後方から追い上げる山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)の勢いはすさまじく、残り3周回となった段階で遂に小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)に捕らえられるのも時間の問題という状況となります。

すると、ここで小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)が痛恨のメカトラブルに見舞われてしまい、山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)にかわされてしまいます。

小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)のメカトラブルは走るには致命的なもので、バイク交換のピットに向かうまでの3分の1周から4分の1周程度の距離をバイクを担いで走ることを余儀なくされてしまいます。

小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)はこの間に、5番手を走行していた竹之内選手(Veranclassic Doltcini)にも抜かれて5番手に順位を下げてしまいます。

その頃、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)から先行する選手たちの争いでは、ベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が圧巻の強さを見せて独走状態に。追いかけるジョンソン選手(Cannnondale/Cyclocrossworld.com)を寄せ付けずに優勝を飾りました。

バイク交換をして再びコースに戻った小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は、先行する選手たちに追いつこうと懸命に追走しますが、メカトラブルの際にバイクを担いで走ったことで無駄に脚を使ってしまったことも影響して追い上げは叶わず、そのまま5位でフィニッシュしてレースを終えました。

小坂選手コメント

「徐々にコンディションが上がっている中で迎えたUCIレース2連戦。全日本選手権に次いで重要視しているレースでもありましたし、全日本チャンピオンでヨーロッパで活動する竹之内選手をはじめフルメンバーがそろい、さらに強力な外国人招待選手も出場するハイレベルなレースになることが予想されたので、特別な気持ちでレースに挑みました。レースにはスタートから落ち着きを持って入ることができて、中盤までは海外勢に次ぐ日本人トップの4番手で走ることができました。海外ではレースがハイペースで進むことがほとんどで、自分のペースよりも若干オーバーペースになっているかなという不安も一瞬頭をよぎったのですが、そこは後半までタレないようにということを意識しながら落ち着いて対応できていたと思います。その中で先行していたマクドナルド選手がトラブルで遅れ、表彰台も見えたと思っていたのですが、そのタイミングでディレーラーを巻き込んでしまうメカトラブルに見舞われてしまい、バイクに乗ることもできずにしばらく担がなければいけなくなってしまいました。その間に竹之内選手にも追いつかれてしまい、余計な体力を使ってしまってもいたので、後半はなかなかペースを上げることができませんでした。それでも、致命的な結果につながってしまうトラブルを何とか耐えて、1人にかわされる程度で抑えることができたのはちょっとホッとしたというか、最低限のリザルトでゴールできたとは思っています。今日もUCIレースで重要なレースでしたが、明日は世界選手権の日本代表選考セレクションレースも兼ねています。今日のレースで周りの選手の力を見ることもできましたし、“いける”という自信も自分の中ではあるので、しっかりと切り替えて明日は表彰台に上がりたいと思います」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト
[信州クロスシーズン2014-2015第4戦 野辺山 - UCI-C2 - 60 m -]

1位 GIOELE Bertolini (ASD SelleITALIA Guerciotti Elite) 1h01m04s 19.7km/h

2位 TIMOTHY Johnson (Cannondale/Cyclocrossworld.com) +41s

3位 山本和弘 (弱虫ペダルシクロクロスチーム) +2m09s

4位 竹之内悠 (Veranclassic Doltcini) +2m54s

5位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンCXチーム) 3m19s

6位 横山航太 (シマノレーシング) 3m24s

7位 沢田時 (ブリヂストンアンカー) +3m37s

8位 濱由嵩 (SPEEDVAGEN CYCLOCROSS) +3m55s

9位 丸山厚 (BOMA RACING) +4m17s

10位 前田公平 +5m34s
出走=71名/完走=12名


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[朝から降り続いた雨の影響で、コースのほぼ全てが泥コンディションに]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[顔見知りの選手と談笑しながらも、コースの感触を確かめながらの試走に熱が入る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[試走を終えただけで泥まみれ。厳しいレースになることが予想される]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートに向けてウォーミングアップする小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートを待つ間、仲間でありライバルでもある同級生の竹之内選手と言葉を交わす]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートダッシュで良いポジションを確保し、第1コーナーに侵入できるかが上位争いのカギだ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[先頭集団をキープし、これからの展開に備える小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨の影響でさらに深くなった泥セクションを持ち前のバイクコントロールでクリアしていく]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[毎周回バイク交換が必要なコンディション。ピットクルーとの連携も重要なレースとなった]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[3番手を走行する小坂選手の背後に山本選手が迫る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メカトラブルでピットまでバイクを担がざるを得なくなった小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[バイクを交換し再び走り出した小坂選手は、ただ前を追うことのみに集中する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[泥がついて重量が増したバイクを抱えてシケインをクリアする小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[例年であれば牧草地帯のコースも泥となり、選手たちを苦しめる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース終盤に入っても小坂選手は集中を切らさず、前を見て走り続けた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ゴール直後に悔しさをにじませながらも、同時に確かな手応えもつかんだ表情を見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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