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2014/11/26

関西シクロクロス マキノラウンド

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[上:序盤から積極的な走りで抜け出し、独走状態でシケインをクリアする小坂選手]
[下:イタリアU23チャンピオンの実力を見せつけたジョエーレ・ベルトリーニが圧巻の勝利を飾る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

11月23日(日)に、UCI-C2の「関西シクロクロス マキノラウンド」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手がエントリー。


関西シクロクロス マキノラウンドが、パワー系のセクションとテクニカルセクションがバランス良く配された休みどころないコースレイアウトが特徴の滋賀県高島市のマキノ高原スキー場で開催され、招待選手として来日したイタリア人ライダー、ジョエーレ・ベルトリーニ(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が貫禄の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、ベルトリーニ選手にわずかに遅れをとったものの序盤からの積極的なレース運びが功を奏して2位でゴールしています。

来年2月にチェコで開催される世界選手権に向けた日本代表選手のセレクションシリーズの第2戦にも位置付けられている今回のマキノ大会。第1戦の猪苗代大会で山本和弘選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)に敗れている小坂選手にとっては、山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)とのポイント差を逆転するためにも重要なレースとなります。

レースはスタートから、小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)が抜群のダッシュを見せてベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)と並走する形で第1コーナーに進入していく展開。しかし、第2コーナーでベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が芝生にタイヤを取られて転倒すると、小坂選手が単独で抜け出す形となります。

一方の後続は、狭いコースレイアウトが影響してひと塊りのままペースダウン。小坂選手の積極的な姿勢が功を奏する形となって独走状態となります。

先頭を独走する小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は1周回目、2周回目と順調に周回を重ねていきますが、後続集団からは転倒したベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が飛び出して強烈な追い上げを見せます。

3周回目に入ると、ベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)が先行する小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)に合流。

2名はパックとなってこの周回を終えますが、4周回目に入ると上りセクションでベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)がパワーを前面に出して小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)から先行し、4周回目終了時点で13秒のリードを奪う展開となります。

ベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)を追走する形となった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は多くの選手がスリッピーな芝生で転倒する状況を受けて、まずはミスをしないことを念頭に自分のペースの限界値で前を行くベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)を追いかけます。

一方、後続でも山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)や小坂正則選手(スワコレーシング)などの有力選手がじわじわと先行するベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)と小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)を捕らえようと追走の動きを見せはじめます。

ベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)を追いかける小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は、テクニカルセクションでは持ち前のテクニックの高さでベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)とのタイム差を縮めますが、上りなどのパワー系のセクションでは逆にタイム差を広げられ、1周回ごとに2秒程度のリードを奪われる状況が続きます。

一方、後続からは山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)が小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)とのタイム差を少しずつ縮めながら迫る展開で、最終周回へと入っていきます。

ベルトリーニ(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)

↓27秒

小坂(宇都宮ブリッツェンCXチーム)

↓14秒

山本(弱虫ペダルシクロクロスチーム)

最終周回に入り、追いつかれる恐れがなくなったベルトリーニ選手(ASD SelleITALIA Guerciotti Elite)は、リスクを冒さない走りで若干ペースダウン。それでも、フィニッシュの際にはウイリーで観客の声援に応える余裕を持ってゴールし、優勝を飾りました。

小坂選手(宇都宮ブリッツェンCXチーム)は最終周回に入り若干疲れが見え始め、山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)にタイム差を縮められる展開となりますが、それでも日本人選手トップの2位でゴール。山本選手(弱虫ペダルシクロクロスチーム)とのセレクションシリーズのポイント差をイーブンにしてレースを終えています。

小坂選手コメント

「ここ数レースは山本選手に圧倒的な差をつけられて負けていましたが、コンディションも上向きだったし、今回はUCIレースということもあって特別な気持ちでレースに挑みました。レース自体はイタリア人選手が強力なのは分かっていましたが、気持ちで負けてはいけないと思い、スタートから攻めていったことが功を奏してレース前半は有利にレースを進めることができました。ベルトリーニ選手はやはりパワーのある選手で、中盤に追いつかれてからはパワー負けの展開で離されてしまいましたが、細かいテクニックの面では上回っていたと感じられたことは収穫でした。後半は単独になって2位というポジションを死守することを考えながら落ち着いて走ることができ、最終的に山本選手にかなり差は詰められましたが、無事に日本人トップの成績でレースを終えることができました。今日のレースは、今季走ったレースの中で一番いい走りができたと感じています。この後も全日本選手権まで重要なレースが続くので、この勢いを継続させていきたいと思います。明日も信州シクロクロスのレースがあるので、しっかりと追い込みます」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


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◆[リザルト

1 BERTOLINI Gioele (ASD SelleITALIA Guerciotti Elite) 1h03m52s 19.3km/h

2位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンCXチーム) +08s

3位 山本和弘 (弱虫ペダルシクロクロスチーム) +15s

4位 小坂正則 (スワコレーシングチーム) +2m16s

5位 濱由嵩 (SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) +2m36s

6位 合田正之 (Cycle club 3up) +3m42s

7位 BRENNAN Wodtli (SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) +3m54s

8位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +4m06s

9位 大渕宏紀 (DECOJA/NEXTPHASE) +5m06s

10位 國井敏夫 (Mile Post Racing) +5m58s


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[シクロクロスは機材トラブルが多い競技。スタート直前までメカニックとの確認作業が続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[レース展開をイメージしながら静かにスタートの瞬間を待つ小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[スタートダッシュを決め、ベルトリーニ選手に次いで2番手で第1コーナーへと入っていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ベルトリーニ選手が転倒した間隙を突いて抜け出し、独走状態となった小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[マキノ高原スキー場に設定された難易度の高いコースをミスなくクリアしていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[独走状態の小坂選手の背後に、少しずつベルトリーニ選手の姿が見え始める]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[階段セクションをベルトリーニ選手と横並びでクリアしていく小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[抜群のバイクコントロールでタイム差を縮めるが、パワーセクションで引き離される展開が続く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[周回遅れの選手をパスし、先頭を走るベルトリーニ選手を必死に追走する小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[走っているのは1人だが、メカニック・ピットクルーも共に戦っている]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[声援に応えながら、日本人選手トップの2位でゴールする小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[今季初のUCIレースで今季ここまでで1番の走りを見せた小坂選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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