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2014/10/16

JPT第18戦 輪島ロードレース

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[上:集団内で脚を温存し、最終周回で抜け出して7位でゴールした阿部選手]
[下:逃げ切った3名でのゴールスプリント勝負を制し、アイラン・フェルナンデスがJPT初優勝を果たした]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月12日(日)に、Jプロツアー第18戦の「JBCF輪島ロードレース」が開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和

2014年のJプロツアー第18戦となる「JBCF輪島ロードレース」が、石川県輪島市の美しくも厳しい公道サーキットコースで開催され、序盤にできた3名の逃げ集団が逃げ切る展開となり、ゴールスプリント勝負をアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)が制し、Jプロツアー初勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は終盤にメイン集団から抜け出した阿部嵩之選手が7位、メイン集団でのゴールスプリント勝負を先頭でゴールした鈴木真理選手が9位でフィニッシュし、チームランキングでは2位のTeam UKYOとのポイント差を300ポイント広げてがっちり首位をキープしています。

2014年のJプロツアー残り4戦の中で、最もレースレイティングが高いAAの輪島ロードレース。熾烈さを極めるランキング争いを占う上で、とても重要なレースです。

宇都宮ブリッツェンはこのレースの第1目標を、現在トップに立つチームランキングを守ることに設定。同2位のTeam UKYO勢の動きをケアして常に同じ人数で対抗することを意識しながら、終盤の勝負どころにコースと相性が良い増田選手、鈴木譲選手、堀選手の3名を残せるような展開を理想としつつ、想定できるあらゆる展開をイメージした上で天王山とも言えるレースに臨みました。

門前の街中をパレードスタートしたレースは、リアルスタートが切られると激しいアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。宇都宮ブリッツェン勢もTeam UKYO勢のアタックにはすかさずチェック入ってその芽を潰していきます。

すると、ふたつ目の上り区間を終えた後の下りで佐野選手(那須ブラーゼン)が単独で飛び出すと、その動きにアイラン・フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)と木村選手(シマノレーシング)がすかさず飛びつき、3名の選手が集団から先行する形となって2周回目へと入っていきます。

さらに、ひとつ目の上り区間で森本選手(イナーメ信濃山形)が単独でブリッジをかけて先行する3名に合流、先頭は4名となります。

メイン集団からはヴァルセッキ選手(シエルヴォ奈良)が飛び出してブリッジを狙いますが届かず、逃げる4名も年間ランキング争いに大きな影響のない選手ということもあり、集団内の宇都宮ブリッツェン勢がこの逃げを容認するとタイム差は1分30秒程度にまで広がります。

一方、付与ポイントの大きいこのレースでポイント差を詰めたいTeam UKYO勢はメイン集団のコントロールを開始。集団先頭に立ってペースを上げつつブリッジを狙って飛び出そうと試みますが、鈴木譲選手を中心に宇都宮ブリッツェン勢がチェックに入ってこの動きを封じます。

快調に逃げ続ける4名の逃げ集団内では、体調が万全ではない佐野選手(那須ブラーゼン)が少しずつ遅れる展開となり、逃げ集団は3名となります。

レースは逃げ3名とメイン集団という展開のまま周回を重ねていきますが、宇都宮ブリッツェン勢とTeam UKYO勢の静かなる攻防の影響でメイン集団の数は激減、5周回目に入る頃にはその数は35名程度になります。

レースも残り2周回となる6周回目に入ると、メイン集団からベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)と野中選手(シマノレーシング)の2名が抜け出して逃げる3名の選手の追走に入りますが、野中選手(シマノレーシング)は遅れて集団に吸収され最終周回へと入っていきます。

最終周回のひとつ目の上り区間までTeam UKYO勢の動きを封じて脚を使わせた宇都宮ブリッツェンは、ここからポイント差を広げるための攻撃を開始。増田選手からGOサインを受けた阿部選手が得意の下りでアタックを仕掛けて抜け出すと、入部選手(シマノレーシング)とエドワード・プラデス選手(マトリックスパワータグ)が反応して追従しますが、Team UKYO勢を置き去りにすることに成功します。

その頃、3名の逃げ集団は逃げ切りがほぼ濃厚となったことで互いの脚の残り具合と動きを見ながらゴールへと向かっていく展開となります。そして、勝負はゴールスプリントへ。

そのゴールスプリントを制したのは、アイラン・フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)。逃げ切り勝利でJプロツアー初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、メイン集団から抜け出した阿部選手がともに抜け出した2選手に先着されたものの7位。その後の集団ゴールスプリントでも鈴木真理選手が先頭となる9位でゴールしたほか、増田選手も個人ランキングを争うトリビオ選手(Team UKYO)とポイント差なしでフィニッシュ。Team UKYOにチームランキングでさらに300ポイント差をつける結果でレースを終えています。

清水監督コメント

「今日は、このコースと相性が良い増田選手を勝たせたいという気持ちもありましたし、皆さんも期待してくださっていたと思うのですが、Team UKYOとのポイント差が詰まっている状況もあって、その部分を意識した我慢のレースとなりました。本来であれば勝ちを狙える増田選手も含めて選手全員が我慢の走りをしてくれたこともあり、作戦通りのレースができたと感じています。選手みんなが我慢の走りをした上で、後半にTeam UKYO勢を上回る動きでランキングのポイント差を広げるレースができたということは評価できると感じています。こういったレース展開は私自身ももどかしいものですし、走る選手たちも同じ気持ちだと思いますが、目に見える勝利と同じくらい長いシーズンを戦う中では価値のあるものだと思っています。この後はクリテリウムが中心のレースを残すのみとなりました。何とか年間総合優勝という栄冠を勝ち獲ってファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいと思いますので、引き続き応援いただけますよう、よろしくお願い致します。」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト

[JBCF 輪島ロードレース - 石川県輪島市 - JPT第18戦 - 88.6km -]

1位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 2h37m41s

2位 木村圭佑 (シマノレーシング) st

3位 森本誠 (イナーメ信濃山形) st

4位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) +41s

5位 入部正太朗 (シマノレーシング) +53s

6位 エドワード・プラデス (マトリックスパワータグ) +53s

7位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +57s

8位 才田直人 (NEILPRYDE-MENSCLUB) +1m11s

9位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +1m16s

10位 畑中勇介 (シマノレーシング) +1m16s

13位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +1m16s

15位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m17s

28位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +6m21s

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン)

出走=93名/完走=38名

◆2014年Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) 9825P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 9630P

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 8580P

4位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) 7330P

5位 畑中勇介 (シマノレーシング) 6716P

6位 入部正太朗 (シマノレーシング) 6375P

◆2014年Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 31470P

2位 Team UKYO 29470P

3位 シマノレーシング 19225P

4位 マトリックスパワータグ 17665P

5位 那須ブラーゼン 15674P

6位 CROPS × championsystem 12808P

ルビーレッドジャージ ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 雨澤毅明 (那須ブラーゼン)

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