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2014/10/08

JPT第17戦 いわきクリテリウム

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[上:優勝には手が届かなかったものの、鈴木譲選手が2位、大久保選手が3位表彰台を獲得した]
[下:うれしい地元での勝利に、観客の声援に応えながらフィニッシュする窪木選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10月4日(土)・5日(日)に、Jプロツアー第17戦の「JBCFいわきクリテリウム」が開催されました。

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和

2014年のJプロツアー第17戦となる「JBCFいわきクリテリウム」が、テクニカルなコースとしてお馴染みの“いわき市21世紀の森公園”内に設定された1周1.63kmの特設サーキットコースで開催され、終盤に逃げ集団の中から単独で飛び出した窪木一茂選手(Team UKYO)が後続を振り切って独走で優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、ゴールスプリント勝負に持ち込むためにチームで集団をコントロールし続けましたが窪木選手には届かず、2位争いのゴールスプリント勝負で鈴木譲選手が2位、大久保選手が3位でフィニッシュしています。

いよいよ佳境に入ってきた2014年のJプロツアー。

個人、チームランキングともにTeam UKYOとの熾烈な争いが続いており、今レースでもその状況が続くことが予想されます。

そんな中、宇都宮ブリッツェンはメンバー全員が決勝に進出。決勝では、前半から中盤を青柳選手・堀選手・城田選手がつなぎ、後半の勝負どころでは増田選手と阿部選手が牽引役となってペースアップ。ゴールスプリントを鈴木真理選手、鈴木譲選手、大久保選手で勝負というプランでレースに臨みました。

レースは、わずか2メートルでメカトラブルによって落車した選手に巻き込まれる形で阿部選手が落車する不穏な雰囲気の中で幕を開けますが、阿部選手はニュートラルを使って集団に復帰し事なきを得ます。

レースは序盤から、各チームの激しいアタック合戦が繰り広げられ、スタート前から降り出した雨がテクニカルコースをさらに難しいものにしたことで、メカトラブルや落車などが頻繁に起きるため、周回を重ねるごとに集団の人数が減っていく展開となります。

宇都宮ブリッツェン勢も、他選手の落車の影響で増田選手がニュートラルを使うヒヤリとする場面などもありましたが、ランキングを争うTeam UKYO勢と入れ替わりながら集団の前方をキープしてレースを進めていきます。

すると、レースも1/3ほどを過ぎた14周回目に、5名の逃げ集団が形成されます。

大久保、青柳(宇都宮ブリッツェン)

窪木、山本(Team UKYO)

岡(EQA U23)

↓ 約10秒

メイン集団

さらに、メイン集団から一昨年の同レースで優勝を飾っている小室選手と中山選手のロヂャースレーシング2名がブリッジをかけて逃げ集団に合流し、逃げ集団は7名となります。

レースも折り返しとなる17周回目になると、メイン集団から土井選手(Team UKYO)が単独アタックを仕掛け、1周を費やして逃げ集団に合流。宇都宮ブリッツェン、Team UKYO、ロヂャースレーシングがそれぞれ2名ずつだった逃げ集団のバランスが崩れ、Team UKYOが有利な状況を手に入れます。

一方のメイン集団では、宇都宮ブリッツェン勢が先頭に立って積極的にコントロールを開始。終盤の勝負どころで逃げを吸収できるように計算しながら、少しずつ逃げ集団とのタイム差を詰めていきます。

この後しばらく、逃げ集団7名と宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団という形でレースは進んでいきますが、タイム差が10秒程度にまで縮まった19周回目に入ると、逃げ集団から窪木選手(Team UKYO)が単独で飛び出し、リードを奪う展開となります。

窪木(Team UKYO)

↓ 5秒

追走集団

↓ 5秒

メイン集団

宇都宮ブリッツェン勢も、窪木選手の飛び出しに大久保選手が飛びつこうと試みますが、Team UKYOの残る2選手に阻まれてしまい、さらに、ここまで抜群の走りを見せていた青柳選手が落車DNFとなってしまったことで、窪木選手の単独での飛び出しを許してしまう展開となります。

それでも、阿部選手から鈴木真理選手と牽引役を代えながらメイン集団をコントロールしていた宇都宮ブリッツェン勢には、最終周回で窪木選手を捕え、ゴールスプリントに持ち込むプラン通りの展開がこの時点では見えていました。

しかし、先のアジア大会でも活躍しコンディションもピークにある窪木選手の走りは、宇都宮ブリッツェンの術中にはまるものではありませんでした。

逃げ切った窪木選手はフィニッシュラインへと続くストレートに入ると勝利を確信。ファンの声援に応えながらゴールし、地元福島県での開催となるレースで見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、窪木選手(Team UKYO)にはわずかに届かなかったものの、残る逃げ選手をすべて吸収して、2位争いのゴールスプリント勝負へ。勝負を託された鈴木譲選手と大久保選手がきっちりと2位と3位は死守。また、増田選手も個人ランキングを争うトリビオ選手(Team UKYO)とタイム差なしでゴールしてレースを終えています。

清水監督コメント

「今日は前半から選手全員が予定通りに動いてくれ、すごくいい形でレースが運べていました。結果は2位と3位で優勝には惜しくも届きませんでしたが、できることを一つひとつこなしていった上での結果なので、この結果は素直に受け入れる必要があると思います。優勝した窪木選手は、先日のアジア大会で日本記録を樹立して調子も良い状態で帰ってきた選手で、純粋に彼の最後の力はすごかったなと感じています。チームとしては、青柳選手が復活の走りを見せてくれましたし、窪木選手が逃げ集団に入った際には大久保選手もきっちり反応してくれました。しかし、天候のせいにはしたくない気持ちもありますが、天候の影響で青柳選手が落車してしまったことで、逃げ集団内がTeam UKYOと1対3の状態になってしまい、窪木選手を単独で行かせてしまう結果となりました。もともと2対3と数的不利な状況でもあったので、チームとして集団をコントロールし、終盤に吸収してゴールスプリントというプラン通りの動きをしましたが、落車がなければ青柳選手は集団内に戻ってからも牽引役をできたと思いますので、その点は少し悔やまれるところです。今季は雨のレースの時に優勝することが多かったので、今日のレースも雨が味方してくれることを期待していましたが、逆に雨に嫌われてしまったかな、と思います。今日も雨の中たくさんのファン・サポーターの方に応援に来ていただき、熱い声援を送っていただいた中で、優勝という結果でお応えすることができず申し訳なく思っています。ですが、雨の中のレースで選手がしっかり走れたのも皆さんの応援があったからですし、選手たちも皆さんの声援を力に替えられたと思います。本当にありがとうございました!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト

[JBCF いわきクリテリウム - 福島県いわき市 - JPT第17戦 - 55.42km]

1位 窪木一茂 (Team UKYO) 1h18m34s 42.3km/h

2位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +10s

3位 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +10s

4位 中村龍太郎 (イナーメ信濃山形) +10s

5位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) +11s

6位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) +11s

7位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +11s

8位 岡篤志 (EQA U23) +12s

9位 平井栄一 (Team UKYO) +12s

10位 小室雅成 (ロヂャースレーシングチーム) +12s

22位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1m45s

23位 鈴木真理 (宇都宮ブリツェン) +1m45s

DNF 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 城田大和 (宇都宮ブリッツェン)

出走=40名/完走=23名

◆2014年Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) 9375P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 9180P

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 8130P

4位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) 6880P

5位 畑中勇介 (シマノレーシング) 6116P

6位 入部正太朗 (シマノレーシング) 5550P

◆2014年Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 29820P

2位 Team UKYO 28120P

3位 シマノレーシング 16750P

4位 那須ブラーゼン 15073P

5位 マトリックスパワータグ 14515P

6位 CROPS × championsystem 12358P

ルビーレッドジャージ ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)



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