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2014/10/01

JPT第16戦 JBCF南魚沼ロードレース

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[上:プラン通りに攻めの姿勢で逃げ続けた阿部選手と堀選手だったが、有力チーム勢の脚を削るには至らなかった]
[下:有力選手のみの先頭集団から抜け出し、JPT初優勝を飾ったエドワード・プラデス]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9月28日(日)に、Jプロツアー第16戦の「JBCF南魚沼ロードレース」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝
堀孝明
城田大和
出走=89名

2014年のJプロツアー第16戦となる「JBCF南魚沼ロードレース」が、厳しい上りとテクニカルな下りで構成された三国川ダム沿いの公道特設コース(1周12km)で開催され、終盤にできた有力選手のみの先頭集団から抜け出したマトリックスパワータグのエドワード・プラデス選手が来日初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤から阿部選手と堀選手が2名で逃げてチームに有利な状況を手にしようとしましたが、強力な外国人選手を擁するライバルチームの牙城を崩すには至らず。終盤の有力選手で構成された先頭集団で増田選手が孤軍奮闘しますが、ここでも数に優る外国人選手勢の動きに対応し切れず9位という結果でレースを終えています。

今年、Jプロツアー初開催となった「南魚沼ロードレース」。2009年に開催された国体の際に使用されたコースの一部を使う今回のコースは、約2kmの厳しい上りセクションと三国川ダムの畔を周回するセクション、そしてテクニカルな下りセクションで構成されており、レース前からサバイバルな展開になることが予想されます。

レースがスタートすると、集団前方にいなければみるみる置いていかれる厳しいレースを少しでも有利に進めたい各チームによる激しいアタック合戦が最初の上りから繰り広げられます。

宇都宮ブリッツェンも、阿部選手を筆頭に、大久保選手、堀選手、城田選手が中心となってこのアタック合戦に参戦し、チームが後手を踏まないように対応していきます。

すると、2周回目に阿部選手と堀選手が2名で抜け出し、メイン集団からアドバンテージを奪う展開となります。

一方、メイン集団内のライバルチームは序盤での逃げ、それも2名での逃げということもあってこの動きを容認。2名の逃げと集団という形でレースは落ち着きを見せます。

しかし、展開は落ち着きを見せはしますが、レースは予想通り、ハードなコースレイアウトでのサバイバルな状況に。有力チームと選手を残してメイン集団はみるみるその数を減らしていきます。

メイン集団が容認したことで、阿部選手と堀選手の宇都宮ブリッツェンコンビは快調な逃げを披露。タイム差を最大で約2分30秒にまで広げて逃げ続けます。

この宇都宮ブリッツェンコンビの逃げとメイン集団という形はレース終盤まで続きますが、7周回目を終える頃になるとTeam UKYO勢が集団のペースを上げたことでそのタイム差は1分を切るまでに縮まります。

そして、8周回目に入ると、ここまで大変を引き続けて堀選手を温存していた阿部選手が集団に吸収され、9周回目に入る直前には単独で逃げる形となっていた堀選手も集団に吸収され、レースは振り出しに戻ります。

残り2周回でひとつになった集団は、各チームが勝利を目指して牽制とアタックを繰り返し活性化。その中から、4名の選手が飛び出す展開となります。

トリビオ(Team UKYO)

ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)

入部(シマノレーシング)

堀(宇都宮ブリッツェン)

4名の逃げは集団から30秒程度のアドバンテージを奪って先行しますが、有力選手3名の飛び出しに反応した堀選手は序盤からの逃げで脚を使ってしまっており、宇都宮ブリッツェンにとっては若干不利な状況となってしまいます。

その状況を受けて、メイン集団では鈴木譲選手が増田選手を先行する4名へと引き上げるべくペースアップ。鈴木譲選手のアシストを受けた増田選手もその動きに応え、上りセクションで先頭の4名に追いつき、レースは最終周回へと突入します。

しかし、先頭4名とそこに増田選手とともに追いついた選手は、Team UKYOとマトリックスパワータグの外国人選手が3名ずつそろえているのに対し、増田選手(宇都宮ブリッツェン)と入部選手(シマノレーシング)は単騎。1対1の勝負であれば最後の上りで増田選手が勝利を手繰り寄せる可能性も大いにありますが、多勢に無勢の状況ではどうしても後手を踏む展開となってしまいます。

しかし、圧倒的に不利な状況となった中でも、増田選手は年間個人ランキングを争うトリビオ選手(Team UKYO)にポイント差をつけさせないために、孤独な戦いを進めていきます。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)とトリビオ選手(Team UKYO)が互いの動きを見ながら走る展開となった中、飛び出したのはエドワード・プラデス選手(マトリックスパワータグ)でした。兄であるベンジャミン・プラデス選手(マトリックス)のアシストを受けたエドワード・プラデス選手(マトリックスパワータグ)は、残る選手から先行してフィニッシュ。うれしい来日初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、増田選手がトリビオ選手(Team UKYO)と同じ付与ポイントの9位でゴール。年間ポイントをキープしたままレースを終えています。

清水監督コメント

「今日は非常に厳しいコースでのレースということで、チームとして後手を踏まないように先手を打っていこうと話してレースに臨みました。しかし、序盤のアタック合戦から抜け出したのが阿部選手と堀選手の宇都宮ブリッツェン勢2名のみだったことで、Team UKYO、マトリックスパワータグ、シマノレーシングといった有力チームに追走で脚を使わせることのない緩い展開になってしまいました。レースが振り出しに戻ってからの展開で、宇都宮ブリッツェンも他の有力チームと同等の人数をそろえてはいましたが、やはり外国人選手の力は強烈で、最終盤の上りで人数が足りなくなってしまって太刀打ちできない状況となってしまいました。強力な外国人選手勢の力を封じるために積極的なレースを展開して、年間ランキングを争うTeam UKYOの人数を半分にできたなど評価できる面もあるのですが、それ以上に外国人選手勢が強力でした。正直、チーム力という面では外国人選手を擁するチームに劣っていることを認めざるを得ない状況ではありますが、彼らの動きを封じるための手というのも幾つかあると思っています。現状は非常に難しい状況にありますが、積極的に攻めのレースを展開して結果も残すという、宇都宮ブリッツェンらしい姿勢は崩さずに次戦以降のレースにも臨みたいと思います」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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リザルト

[JBCF 南魚沼ロードレース - 新潟県南魚沼市 - JPT第16戦 - 122km]

1位 エドワード・プラデス (マトリックスパワータグ) 3h14m28s 37.02km/h

2位 サルバドール・グアルディオラ (Team UKYO) +8s

3位 ベンジャミン・プラデス (マトリックスパワータグ) +21s

4位 窪木一茂 (Team UKYO) +29s

5位 入部正太朗 (シマノレーシング) +36s

6位 武末真和 (ロヂャースレーシングチーム) +36s

7位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) +57s

8位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) +57s

9位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +57s

10位 山本隼 (team UKYO) +1m10s

20位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m02s

22位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +6m30s

32位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +8m11s

39位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +11m35s

51位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +14m53s

DNF 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン)

DNF 青柳憲輝 (宇都宮ブリッツェン)
出走=89名/完走51名

◆2014年Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO) 8880P

2位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 8820P

3位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) 7500P

4位 リカルド・ガルシア (Team UKYO) 6430P

5位 畑中勇介 (シマノレーシング) 6116P

6位 入部正太朗 (シマノレーシング) 5550P

◆2014年Jプロツアー チームランキング

1位 宇都宮ブリッツェン 28245P

2位 Team UKYO 26275P

3位 シマノレーシング 16750P

4位 那須ブラーゼン 14749P

5位 マトリックスパワータグ 14515P

6位 CROPS × championsystem 11854P

ルビーレッドジャージ ホセヴィセンテ・トリビオ (Team UKYO)

ピュアホワイトジャージ 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

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