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2014/09/14

ツール・ド・北海道 第2ステージ

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[上:各選手が牽制し合うスプリント勝負で7位に入った鈴木真理選手]
[下:逃げ切りのスプリント勝負を制したルイス・ダヴィラ・レムス選手]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9/13(土)〜9/15(月)の3日間に渡り、UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」が開催されます。

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9月14日(日)に第2ステージが行われました。

このレースに宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
堀孝明
※出場チーム=20チーム

UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」第2ステージが、幕別町依田公園をスタートして帯広市・更別村・大樹町・豊頃町を通り、再び幕別町依田公園にフィニッシュする183kmのロードレースで開催され、100km過ぎに形成された16名の逃げ集団がそのまま逃げ切り、ゴールスプリント勝負をジェリーベリーP/B MAXXISのルイス・ダヴィラ・レムス選手が制してステージ優勝を果たしました。

宇都宮ブリッツェン勢は、16名の逃げ集団に入った鈴木真理選手がゴールスプリントの末に7位に入り、個人総合時間を前日の58位から12位にジャンプアップさせています。また、団体総合時間も、前日の13位から9位に順位を上げています。

個人総合時間を争うチーム同士の激しいバトルが繰り広げられることが予想される第2ステージ。リーダーチームのヴィーニファンティーニNIPPOがきっちりレースをコントロールするのか、それとも、他チームが形勢を逆転するのかに注目が集まります。

宇都宮ブリッツェンも、増田選手と鈴木譲選手のどちらかが阿部選手と堀選手のいずれかのアシストを受けながら逃げに乗って個人総合時間での逆転を狙うレース展開を目指しつつ、増田選手と鈴木譲選手の逃げに入らなかった方はラスト20kmのアップダウン区間で勝機を作ることを念頭に、鈴木譲選手が逃げに入った際は鈴木真理選手が集団内で温存してゴール勝負というプランを立てて重要なステージに臨みました。

レースはスタート直後から、個人総合時間の逆転を目指すチーム勢を中心に激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

すると、25名の選手が集団から飛び出して15秒~20秒程度のアドバンテージを奪いますが、人数が多過ぎる逃げは当然容認される訳もなくメイン集団に吸収され、さらにそのカウンターアタックで数名の選手が飛び出しを試みますが、その動きも吸収されます。

有力チームが互いに譲らないアタック合戦を繰り広げる状態がレースも、20kmを過ぎると6名の逃げ集団が形成されます。

増田(宇都宮ブリッツェン)

ジュエル(バジェット・フォークリフト)

窪木(チーム右京)

早川(愛三工業レーシング)

普久原(那須ブラーゼン)

ティエリー(メンドリシオ)

この6名の逃げ集団はがすぐさま40秒程度のタイム差をつけると、メイン集団ではリーダーチームのヴィーニファンティーニNIPPOがコントロールを開始。最終的に1分程度のタイム差でレースは一旦落ち着きます。

すると、30kmを過ぎた段階で集団から大場選手(Cプロジェクト)とフィッシャー選手(ジェリーベリーP/B MAXXIS)の2名が飛び出して追走に入ると、メカトラブルで遅れた窪木選手(チーム右京)を除く5名に合流。逃げ集団は7名となります。

一方、メイン集団は逃げに選手を送り込んでいないブリヂストンアンカー勢が中心となって先頭を引く場面が多くなり、各チームが逃げにブリッジをかけることを試みるアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

そうした動きの中、60kmを過ぎると9名の追走集団が形成されます。

逃げ5名

↓ 30秒

寺崎(ブリヂストンアンカー)

タルボット、バリー(バジェット・フォークリフト)

小森(愛三工業レーシング)

デネグリ(ヴィーニファンティーニNIPPO)

雨澤(那須ブラーゼン)

ベンジャミン(マトリックス)

シュナイダー(メンドリシオ)

ソー(KSPO)

↓ 45秒

メイン集団

しばらくして追走の9名は逃げ集団に追いつき、先頭は14名の逃げ集団となります。

有力選手が多数入ったこの逃げ集団を警戒したメイン集団はペースアップ。チーム右京勢が先頭をコントロールして先行する14名の逃げ集団を吸収します。

レースが100kmを超えた段階に入ると、新たに16名の逃げ集団が形成されます。

鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)

寺崎(ブリヂストンアンカー)

ダルボット、プリート(バジェット・フォークリフト)

窪木(チーム右京)

木村(シマノレーシング)

平塚、早川(愛三工業レーシング)

スタキオッティ(ヴィーニファンティーニNIPPO)

徳田優(鹿屋体育大学)

ヴァルセッキ(シエルヴォ奈良)

佐野、小野寺(那須ブラーゼン)

エドワード(マトリックス)

レムス(ジェリーベリーP/B MAXXIS)

クォオン(KSPO)

16名の大人数となった逃げ集団は、ローテーションを繰り返しながらメイン集団とのタイム差を最大で4分弱にまで広げていきます。

一方のメイン集団は、ヴィーニファンティーニNIPPOとブリヂストンアンカーが逃げ集団を吸収すべくペースアップを開始。

レースも残り15kmを迎えると、逃げ集団内でもレースを決定づけようとする動きが出始めます。

佐野選手(那須ブラーゼン)が単独でアタックを仕掛けると、逃げ集団は追走に入る際に数人の選手がふるい落とされて鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)を含む10名に。

佐野選手(那須ブラーゼン)を吸収して11名となった先頭集団は、猛烈な勢いでタイム差を縮めて迫ってくるメイン集団の追走をを何とかかわして、勝負のゴールスプリントへ突入します。

そのスプリント勝負を制したのは、レムス選手(ジェリーベリーP/B MAXXIS)。2位に窪木選手(チーム右京)、3位には寺崎選手(ブリヂストンアンカー)が入っています。

宇都宮ブリッツェン勢は序盤の14名の逃げに増田選手が入り、終盤の16名の逃げに鈴木真理選手が入るなど終始展開に絡むレースを見せ、逃げ切り集団でゴールスプリント勝負に挑んだ鈴木真理選手が7位に入り、個人総合時間を12位に上げています。

清水監督コメント

「今日のレースはチームでエース級の選手である増田選手と鈴木譲選手を前半から動かして、後半の動きにも対応するという攻めのレースで個人総合時間の逆転を目指してレースに臨みました。他チームも同様に総合逆転を狙う厳しいレースの中で、増田選手も力づくで逃げに乗ってくれ、前半からすごくいい逃げ、いい勝負ができたと思います。また、その後の動きでも鈴木真理キャプテンが結果的に勝負を決めたいいメンバーの逃げに入って、リーダーチームの思惑を崩壊させることができました。惜しくも勝利という結果にまでは手が届きませんでしたが、ステージ全体の動きとしてはまずまずだったと感じています。ただ、実力のあるチームだと思っているので、欲を言えば、逃げにもう1人選手を送り込むことができれば、また違った動きもできたとも感じています。やるべきことをやって、勝利を追求できたという部分は良かったと思いますが、我々は勝利を追求してレースに臨んでいるので、今日の結果はポジティブな意味で悔しく、残念だったなと感じています。ただ、個人総合時間も30秒しか離れていませんし、明日も今日と同じような厳しい展開に持ち込まれることが予想されます。宇都宮ブリッツェンも鈴木真理キャプテンがタイム差なしでUCIポイント圏内にランクしていますし、チームの状態も悪くないので、たとえ厳しい展開のレースであったとしても、明日の最終ステージもいいレースができると思っています」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

2ステージ[リザルト]

[Tour de Hokkaido-Japan-2.2-Stage2:183km Road race]

1位 LEMUS DAVILA Luis (ジェリーベリーP/B MAXXIS) 4h01m05s 44.5km/h

2位 窪木一茂 (チーム右京) +1s

3位 寺崎武郎 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1s

4位 STACCHIOTTI Riccardo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +1s

5位 木村圭佑 (シマノレーシング) +1s

6位 早川朋宏 (愛三工業レーシングチーム) +1s

7位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +1s

8位 佐野淳哉 (那須ブラーゼン) +1s

9位 PRADES REVERTER Eduard (マトリックスパワータグ) +1s

10位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) +1s

41位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +9s

46位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +9s

47位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +9s

87位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +10m24s

◆個人総合時間第2ステージ終了時

1位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) 8h35m44s 42.9km/h

2位 MARAGUTTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) +2s

3位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +6s

4位 LEMUS DAVILA Luis (ジェリーベリーP/B MAXXIS) +12s

5位 窪木一茂 (チーム右京) +14s

6位 寺崎武郎 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +19s

7位 STACCHIOTTI Ricardo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +23s

8位 PRADES REVERTER Eduard (マトリックスパワータグ) +23s

9位 佐野淳哉 (那須ブラーゼン) +23s

10位 早川朋宏 (愛三工業レーシング) +23s

12位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +23s

16位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +30s

32位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +31s

49位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +31s

89位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +19m24s

◆個人総合ポイント第2ステージ終了時

1位 窪木一茂 (チーム右京) 26P

2位 STACCHIOTTI Ricardo (ヴィーニファンティーニNIPPO) 26P

3位 MARAGUTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 25P

◆個人総合山岳第2ステージ終了時

1位 MARAGUTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 7P

2位 BARRY Daniel (チーム・バジェット・フォークリフト) 7P

3位 JUEL Kristian (チーム・バジェット・フォークリフト) 5P

◆団体総合時間第2ステージ終了時

1位 ヴィーニファンティーニNIPPO 25h48m18s

2位 チーム・バジェット・フォークリフト st

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム st

9位 宇都宮ブリッツェン

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[スタート前、今日のレース展開を静かにイメージする増田選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[マークすべき選手、想定できる展開を互いに出し合う、チームのふたつの「頭脳」]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤からレースを動かす役割を担う鈴木譲選手がスタートサインを行う]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[地元北海道出身選手として、メディア・ファンからの注目度が高い阿部選手]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[序盤の逃げに乗った増田選手がホットスポットを通過する]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[増田選手と堀選手の師弟コンビが目まぐるしく変わる展開に対応する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[大樹町晩成温泉付近の海沿いの道をハイペースの集団が通過していく]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[安定した走りでチームに貢献する鈴木譲選手はステージ41位、個人総合32位につける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[自分のリザルトを犠牲にしてチームのための仕事をこなした阿部選手が、那須ブラーゼンの小野寺選手と互いの健闘を讃え合う]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[有力選手を含む逃げに確実に乗って勝負に絡んだ鈴木真理選手が、ダウンをしながらレースを振り返る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[目まぐるしい展開のレースを終えた選手たちの目は、既に次のステージに向いている]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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