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2014/09/13

ツール・ド・北海道 第1ステージ

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[上:チーム内最高順位となる25位でゴールする鈴木譲選手]
[下:逃げ切りを決めた3名のゴールスプリント勝負を見事に制したマラグーティ選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9/13(土)〜9/15(月)の3日間に渡り、UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」が開催されます。

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9月13日(土)に第1ステージが行われました。

このレースに宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
堀孝明
※出場チーム=20チーム

UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」の第1ステージが、千歳市・安平町・厚真町・むかわ町・平取町・日高町・占冠村・南富良野町・新得町にまたがる194kmの公道コースで開催され、終盤に差しかかろうかという段階に飛び出した3名の争いとなり、ヴィーニファンティーニNIPPOのアレッサンドロ・マラグーティ選手がゴールスプリントを制して、見事に第1ステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、中盤から終盤にかけて逃げ集団を吸収するためにメイン集団先頭を牽引するなどの仕事を果たしましたが、最後に飛び出して逃げ切った3名の選手を捕まえるには至らず。メイン集団のゴールスプリントでは無理をせず集団ゴール。順位としては、鈴木譲選手の25位が最高位となっています。

レース開催数日前には、特別警報が出るなど大荒れの天候だった北海道。しかし、第1ステージの今日は爽やかな晴天に恵まれた中でのレースとなりました。

宇都宮ブリッツェンは、ヴィーニファンティーニNIPPOやTeam UKYO、ブリヂストンアンカーなどの国内有力チームと海外チームの動きに注意しながら、それら有力チームが入った逃げには阿部・堀の両選手がサポートして増田・鈴木譲・鈴木真理の3選手のうち誰かを乗せることを意識。最後の上りで増田選手が攻撃を仕掛けての勝利、もしくは下りで阿部選手がチャンスを見て勝利を狙うことをイメージしてレースに臨みました。

千歳市役所をパレードスタートしたレースは、リアルスタートが切られると早速、激しいアタック合戦が始まります。

各チームによるアタック合戦はしばらく続きますが、10kmを過ぎてもなかなか決定的なアタックは決まりません。

そんな中、21km地点で堀選手(宇都宮ブリッツェン)を含む7名の選手が数秒ほど飛び出しますが、すぐに集団に吸収されます。

なかなか決定的な逃げが決まらないままレースは進みますが、29kmのホットスポットを過ぎた辺りから少しずつレースが動き始め、そうこうするうちに5名の逃げ集団が形成されます。

バリー(バジェット・フォークリフト)

木村(シマノレーシング)

雨澤(那須ブラーゼン)

末永(Cプロジェクト)

シーチェン(チーム ガスト)

メイン集団

この5名の逃げ集団は上手く協調体制をとりながら、最大で6分程度のアドバンテージを奪います。

一方のメイン集団も、これ以上のタイム差をつけるのは得策ではないという雰囲気になり、ペースを上げて逃げる5名とのタイム差を少しずつ縮めに入ります。

宇都宮ブリッツェンも、阿部選手のサポート受けて増田選手が攻撃を仕掛けて集団から飛び出し、メイン集団をふるいにかけて人数を削ると同時に、逃げ集団にブリッジを仕掛けようと試みますが、この動きは残念ながらメイン集団に潰されてしまいます。

懸命に逃げ続ける5名の逃げ集団は、レースも中盤から終盤に差しかかっていこうかという128km地点まで逃げ続けましたが、ペースアップしたメイン集団に吸収されてレースは振り出しに戻ります。

ひとつになった集団内は各チームの思惑が噛み合わないまま絡み合い、混沌とした状態がしばらく続きます。

そんな中、その混沌とした状態を上手く利用して4名の選手が抜け出してリードを奪います。

内間(ブリヂストンアンカー)

プリート(バジェット・フォークリフト)

マラグーティ(ヴィーニファンティーニNIPPO)

岩井(那須ブラーゼン)

↓ 40秒

メイン集団

すると、逃げる4名を追いかける集団内から、4名の選手が飛び出して追走集団を形成します。

先頭5名

↓ 1分25秒

バリー(バジェット・フォークリフト)

盛(愛三工業レーシング)

ヴァルセッキ(シエルヴォ奈良)

普久原(那須ブラーゼン)

↓ 25秒

メイン集団

メイン集団内では、逃げと追走の集団に選手を送り込めなかった宇都宮ブリッツェン勢などが中心となって、集団をコントロールしてペースアップを図ります。

ペースが上がった集団は、狩勝峠への入口で追走集団を吸収、さらに逃げ集団を吸収すべくタイム差を縮めていきます。

一方の逃げ集団では、残り20kmに差しかかろうかというところで岩井選手(那須ブラーゼン)が遅れ、3名となります。

結局、この3名の逃げ集団はメイン集団に吸収されることなく、フィニッシュ地点へ。

その3名でのゴールスプリント勝負を制したのは、ヴィーニファンティーニNIPPOのマラグーティ選手。2位に内間選手(ブリヂストンアンカー)、3位にプリート選手(バジェット・フォークリフト)という結果になっています。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤の追走で集団先頭を牽引してペースアップを図るなどしましたが、他チームとの思惑が噛み合わない部分が多々あり、逃げ集団を捕まえるまでには至らず。集団でのゴールスプリントでは明日以降の第2、第3ステージを見据えてリスクは冒さずタイム差なしでゴールすることを意識。鈴木譲選手の25位が最高順位でレースを終えています。

清水監督コメント

「今日のレースは、チームとしてはやるべきことを一つひとつクリアしていきましたし、各選手のコンディションが悪くないことも確認できたと感じています。ただ、終盤に強力な3名の逃げを許してしまって逃げ切らせてしまった場面に関しては、宇都宮ブリッツェンだけで追走するのは少し厳しかったな、他のチームの強力を仰いで追走しても良かったのかなと感じてもいます。ツール・ド・北海道は5人での出走で、宇都宮ブリッツェンとしても当然ながらエース選手を温存しなければいけませんし、それは他チームも同様で、まとまった動きをするのは厳しいという部分が出たれーすだったな、と。チームの動きとしては失敗だったとは思っていませんし、明日以降で十分挽回できる範囲内でレースを終えていますので、選手たちは良くやってくれたと思います。今回はUCIレースということで、普段のJプロツアーでのチャンピオンチームとしての動きというものとはまた違った動き、一歩引いた形でレースを戦っていますが、今のチームのレベルは一歩引いた形でも高いレベルにあると感じています。明日以降のステージでは、その部分をもう少し自覚して戦っていきたいと思います。」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


1ステージ[リザルト]

[Tour de Hokkaido-Japan-2.2-Stage1:194km Road Race]

1位 MARAGUTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 4h34m42s 41.6km/h

2位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) st

3位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) st

4位 黒枝士揮 (ヴィーニファンティーニNIPPO) +19s

5位 STACCHIOTTI Riccardo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +19s

6位 DE NEGRI Pier Paolo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +19s

7位 SEO Joon yong (KSPO) +19s

8位 福田真平(愛三工業レーシングチーム) +19s

9位 YANG Wu Hsing (チーム ガスト) +19s

10位 BARRY Daniel (チーム・バジェット・フォークリフト) +19s

25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +19s

44位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +19s

54位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +19s

58位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +19s

93位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +8m57s

出走100名/完走93名

◆個人総合時間第1ステージ終了時

1位 MARAGUTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 4h34m32s

2位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +4s

3位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) +6s

4位 黒枝士揮 (ヴィーニファンティーニNIPPO) +26s

5位 STACCHIOTTI Riccardo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +27s

6位 DE NEGRI Pier Paolo (ヴィーニファンティーニNIPPO) +28s

7位 SEO Joon yong (KSPO) +29s

8位 福田真平(愛三工業レーシングチーム) +29s

9位 YANG Wu Hsing (チーム ガスト) +29s

10位 BARRY Daniel (チーム・バジェット・フォークリフト) +29s

25位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +29s

44位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +29s

54位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +29s

58位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +29s

93位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +9m07s

◆個人総合ポイント第1ステージ終了時

1位 MARAGUTI Alessamdro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 25P

2位 内間康平 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 20P

3位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) 16P

◆個人総合山岳第1ステージ終了時

1位 MARAGUTI Alessandro (ヴィーニファンティーニNIPPO) 7P

2位 BARRY Daniel (チーム・バジェット・フォークリフト) 7P

3位 PRETE Joshua (チーム・バジェット・フォークリフト) 5P

◆団体総合時間第1ステージ終了時

1位 VINI FANTINI NIPPO 13h44m44s

2位 TEAM BUDGET FORKLIFTS st

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム st

13位 宇都宮ブリッツェン +19s

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[数日前には記録的な大雨が襲った北海道。その名残を思わせる厚い雲の先に朝日が昇る]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[出発時間に合わせて手際良く諸々の準備を進める清水監督]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[数日前の大雨が嘘だったかのような晴天の中、盛大に開会式が開催された]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[昨年の個人総合時間優勝チーム、ブリヂストンアンカーの清水都貴選手から北海道カップが返還される]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース前、落ち着いた表情で出走サインをする鈴木譲選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[千歳市役所をパレードスタートする選手たち。3日間の熱い戦いの火ぶたが切られた]
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[ローレースに欠かすことができないチームカーが隊列を組んで進んでいく]
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[4名の逃げ集団の追走のため、集団先頭でペースを上げるブリッツェンの選手たち]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[プロトンで常にその動きをマークされる増田選手が、集団に揺さぶりをかける攻撃を繰り返す]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[北海道ならではの雄大な景色に、抜けるような青空が映える]
photo(C):Tastuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[初のツール・ド・北海道となる堀選手は、積極的にアタックを仕掛けるなど見せ場を作った]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[翌日以降のステージを考慮した動きで、集団内ゴールする鈴木真理選手]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[レース後すぐに補給を摂る鈴木真理選手。ステージレースでは適切な補給と回復が翌日のレースを変える]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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