« 全日本選手権個人タイムトライアルロードレース | トップページ | 全日本自転車競技選手権大会ロードレースエリート男子 »

2014/06/28

全日本自転車競技選手権大会ロードレースU23

Img_3752

Img_3861
[上:これまで出場した全日本選手権の中では最も勝負に絡む走りをみせた堀選手]
[下:圧倒的な力をみせて2年連続で全日本のタイトルを手にした鹿屋体育大学の徳田鍛造選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6/28(土)に、「全日本自転車競技選手権大会ロードレースU23」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら]
◆Live!!!ブログレポートは[こちら]

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の2名がエントリー。

堀孝明
城田大和
出走=117名

2014年のU23全日本ロードチャンピオンを決める「全日本選手権ロードレースU23男子」が、岩手県八幡平市の岩手パノラマラインコース(15.8km/周×11周回=173.8km)で開催され、序盤から逃げ集団でレースを展開し続けた徳田鍛造選手(鹿屋体育大)が中盤で合流してきた弟の徳田優選手(鹿屋体育大)と逃げ切り勝利を飾り、2年連続でU23のナショナルチャンピオンジャージに袖を通しました。

宇都宮ブリッツェンからは堀孝明選手と城田大和選手が出場。序盤にできた有力選手の逃げ集団を追うべくメイン集団内で積極的に動き続けましたが、集団に追走の意志を持たせるだけの動きとはならず、逆に脚を使ってしまったことで終盤に向けてできた追走集団に乗ることができず、堀選手が23位、城田選手が35位とメイン集団でレースを終えています。

23歳以下(1992年~1995年生まれ)の日本ロードチャンピオンを決める全日本選手権ロードU23男子が、1周15.8kmのコースを11周回する173.8kmの長丁場で開催されました。

レースはスタート直後こそ、穏やかな雰囲気が集団内に流れる展開でしたが、1周回目が完了する頃には新城選手(那須ブラーゼン)を含む4名の選手が逃げ集団を形成し、メイン集団から30秒程度のアドバンテージを奪って2周回目に入っていきます。

すると、メイン集団からは、ディフェンディングチャンピオンの徳田鍛造選手(鹿屋体育大)を含む4名の選手が飛び出して追走に入ります。

先頭集団4名
↓ 40秒
追走集団4名
↓ 1分
メイン集団

3周回目に入ると、4名の先頭集団からは全日の個人TTで1位と2位になっている石橋選手(鹿屋体育大)と倉林選手(日本体育大)が先行し、残った2名は追い上げてきた追走4名と合流。追走集団は6名となります。

追走集団の6名の中には、徳田鍛造選手、徳田優選手、石橋選手(すべて鹿屋体育大)や吉田選手(日本大)などの有力選手が含まれていたこともあり、メイン集団の中でも、追走集団をさらに追走しようとする動きが起き、堀選手と城田選手の宇都宮ブリッツェン勢も積極的に追走の動きを作ろうと試みます。

追走集団が先頭の2名を吸収しようかというタイミングで、メイン集団から飛び出した追走集団も形成され、レースは先頭7名、追走7名、メイン集団という展開となります。

徳田鍛造、徳田優、石橋(鹿屋体育大)
吉田、久保田(日本大)
湊(法政大)
↓ 30秒
追走集団7名
↓ 1分50秒
メイン集団

普段のJプロツアーとは異なり、チームで集団先頭をひくなどのコントロールをすることがU23カテゴリーで、トップと2分20秒という差は命取りになると察した堀選手と城田選手の宇都宮ブリッツェン勢は、果敢にアタックを仕掛けたり集団の先頭を引いたりと集団のペースを上げるために積極的に動き続けます。

レースも折り返しの6周回目が終了する頃になると、レースは先頭集団5名とメイン集団という展開に。

徳田鍛造、徳田優、石橋(鹿屋体育大)
吉田(日本大)
湊(法政大)
↓ 1分50秒
メイン集団

メイン集団内では、堀選手と城田選手の宇都宮ブリッツェン勢に加え、黒枝選手(VINI FANTINI-NIPPO)、横山選手(シマノレーシング)、田窪選手(マトリックス)のコンチネンタルチーム勢や雨澤選手(那須ブラーゼン)などが前方に立ち、集団を引き上げる動きを見せます。

7周回目に入ると、先頭集団では徳田鍛造選手と優選手(ともに鹿屋体育大)の徳田兄弟が、石橋選手(鹿屋体育大)と吉田選手(日本大)を引き離して先行する展開となります。

一方のメイン集団は、コンチネンタルチームに所属する選手たちによるペースアップの影響でその数を30名弱に減らしながらも、石橋選手(鹿屋体育大)と吉田選手(日本大)を吸収。前を行く徳田兄弟を追いかけます。

そして、下り部分で堀選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛けて抜け出すと、平坦部分に入ったところで雨澤選手(那須ブラーゼン)が堀選手(宇都宮ブリッツェン)に追いつき、栃木県チームの2名で徳田兄弟の追走に入ります。

堀選手(宇都宮ブリッツェン)と雨澤選手(那須ブラーゼン)は一時、徳田兄弟とのタイム差を1分20秒ほどにまで縮めますが、中盤の積極的な動きで予想以上に脚を使ってしまっていた堀選手(宇都宮ブリッツェン)に多くの余力は残されておらず、先頭の徳田兄弟を捉えるには至らずにメイン集団に吸収されます。

結局、最終周回まで逃げる徳田兄弟とメイン集団の差は縮まることはなく、むしろタイム差を3分程度にまでひろげられながらレースは進み、圧倒的な強さを見せた徳田鍛造選手(鹿屋体育大)と徳田優選手(鹿屋体育大)の兄弟は手を取り合ってゴールラインを駆け抜けワンツーフィニッシュ。兄の徳田鍛造選手(鹿屋体育大)は昨年に続きU23の日本ロードチャンピオンに輝きました。

堀選手と城田選手の宇都宮ブリッツェン勢は、レース展開を有利な状況へと引き戻すべく、終始積極的な動きを見せて奮闘しましたが実らず、最終的に少しバラけたメイン集団でゴール。堀選手が23位、城田選手が35位でレースを終えました。

清水監督コメント
「逃げ切った徳田兄弟は良く走り切りましたし、強かったと思います。我々としては、いつもとは異なるレース展開の中で乗り遅れてしまったことで、苦労してしまった部分が大きく影響してしまったレースだったと感じています。ただ、その遅れをすぐに取り返そうと、堀選手と城田選手は得意とする上りを中心に力強い追い上げを見せてくれました。ですが、自分たちが力を発揮できるレース展開に持ち込めなかったということは、堀選手、城田選手ともにこのカテゴリーに則した走り方をできなかったということでもありますし、監督の私の立場としても、もっと事前にアドバイスをする必要があったと感じています。堀選手と城田選手は本当に強くていい走りを見せてくれましたが、全日本選手権は勝者とそれ以外という立場しかないレースです。展開やレースの運び方もすべて引っくるめて全日本選手権なので、そういう意味ではまだまだ足りない部分があったのだなと思っています。明日のエリートは天候も雨予報で厳しいレースになることが予想されますが、その雨がブリッツェンにとっては好天だったという展開と結果になるような走りをしたいと思います。」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

Logo
シクロワイアードの記事は[こちら]

◆[リザルト]
[全日本自転車競技選手権大会ロードレースU23 - 岩手県八幡平市 - 173.8km]
1位 徳田鍛造 鹿屋体育大 4h38m11s 37.48km/h
2位 徳田優 鹿屋体育大 st
3位 秋田拓磨 朝日大 +1m35s
4位 広瀬樹 中央大 +1m38s
5位 鈴木龍 SEKIYA +1m52s
6位 石橋学 鹿屋体育大 +2m00s
7位 横山航太 シマノレーシング +2m28s
8位 雨澤毅明 那須ブラーゼン +2m37s
9位 吉田悠人 日本大 +2m38s
10位 岡泰誠 筑波大 +2m40s
23位 堀孝明 宇都宮ブリッツェン +3m47s
35位 城田大和 宇都宮ブリッツェン +4m46s
出走=117名/完走=47名

403a0159
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

403a0128
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

403a0113
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

403a0139
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3596
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

403a0158
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3602
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

403a0228
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3618
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3644
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3677
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3688
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3709
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3719
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3726
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3752_2
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3772
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3807
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3829
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3834
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3837
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3846
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3861_2
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3888
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Img_3905
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

|

« 全日本選手権個人タイムトライアルロードレース | トップページ | 全日本自転車競技選手権大会ロードレースエリート男子 »